JP4114891B2 - 落とし棒の受け具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、フランス落とし又はグレモン錠等の落とし棒の受け具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の落とし棒の受け具としては、例えば実開平4−134368号公報(A)、実開平6−85876号公報(B)或は特開平7−279518号公報(C)に開示されたものを挙げることができる。
【0003】
これらはいずれも落とし棒と受け具との間のガタツキを防止しようとするために提案されたものである。
【0004】
しかしながら、前記公報Aの受け具は、受け孔の保持部材における対をなす押圧片が落とし棒の繰り返される突出入により疲労し、破損しやすく、また、公報Bの受け具は、長期の使用において落とし棒が横断面上で変位又は変形すると、その先端が調整円筒体に衝突することになり、頻繁に円筒体を調整しなければならない。
【0005】
更にまた、公報Cの受け具は、割溝付弾性カラーにゴミ類が係着しやすく、落とし棒の受け孔に対する係入に支障を来すことがあることなど、なお改善すべき問題点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の落とし棒の受け具は、前述の問題点を悉く解決すると共に、落とし棒の先端が係入されたとき、受け具内における落とし棒先端の把持力を大きくし、また、その一方で係入時の衝撃を緩衝できるようにすることを目的として提案された。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するため、この発明の受け具は、扉に上下動可能に設けられ、扉の上又は下の端面から選択的に突出させる落とし棒が係入される受け具において、受け具の枠体内に対をなして対向する水平で相互に平行な枢軸を設け、これらの枢軸の夫々に、その軸線回りを回動可能な揺動体を設けると共に、落とし棒の非係入時、突部の先端が相互に当接するように付勢し、一方、落とし棒が受け具の枠体内に係入し、揺動体の突部が開いて落とし棒を咥え込んだとき、突部が枠体内面に近接するように枠体の断面形状を定めたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明について説明する。
図1〜図3において、1は扉枠又は床面に取付けねじ(図示しない)をもって固定される受け具本体、すなわち受け具の枠体で、図示例の枠体1は中空の箱形に作られており、その表面側には後記の落とし棒10を貫通させる貫通孔21を有する蓋板2が止めねじ9、9によって固定されている。符号11は枠体1のフランジ部に穿設されたねじ孔である。
【0009】
符号10は前出の公報等に示されたフランス落とし又はグレモン錠等の公知の落とし棒で、扉(図示しない)の開放側端部近傍に上下動可能に設けられ、つまみ、レバー又はハンドル等で操作することにより摺動部材等を介して扉の上下の水平な端面から選択的に突出させるようにしたものである。
【0010】
この明細書においては、用語「落とし棒」には、扉の上部に装着され、上方へ突出させる上側の係止棒も含むものとする。
【0011】
落とし棒10の横断面形は通常円形であるが、その横断面形が他の形であってもこの発明を適用できる。
【0012】
上記の受け具の枠体1内には、扉の開閉方向P(図3参照)とほぼ直角をなす方向、換言すれば扉の閉止時における扉の厚さ方向とほぼ直角をなす方向に対をなして対向する枢軸3、3が設けてある。
【0013】
枢軸3、3にはそれぞれの軸線の回りに回動できる互に対をなす揺動体4、4が軸支してあり、一対の揺動体4、4は、扉の閉止時受け具に係入される落とし棒10の中心軸線に関し互に対称的に設けてある。
【0014】
前記の各枢軸3の両端部は枠体1内の嵌め溝12、12にそれぞれ嵌め込まれ、蓋板を兼ねる止め板2の折り曲げ部で各枢軸3の抜け出しを阻止している。
【0015】
図3に明示するように、対をなす揺動体4、4の中央部及び枠体1の内底部近傍にはばね掛け溝41、41及び13、13が設けてあって、各揺動体4のばね掛け溝41と枠体1の1つのばね掛け溝13との間には、各枢軸3に挿通させたねじりばね5が掛け渡してある。
【0016】
そして、前記のばね5、5は、平常時(落とし棒10の非係入時)一対の揺動体4、4の突部42、42が互に近接するように付勢させてある。
【0017】
図3の(A)に示すように、落とし棒10が図示しない扉内に収められ、枠体1から離間しているとき、すなわち、落とし棒10の非係入時は、ばね5、5で付勢された一対の揺動体4、4はそれぞれの突部42、42の先端を当接させることにより、待機位置に定位される。
【0018】
扉が閉鎖され、落とし棒10が受け具の枠体1内に係入されると、図3の(B)に示すように、落とし棒10の先端が揺動体4、4の突部42、42をばね5、5に抗して揺動させる一方で、落とし棒10がばね5、5で付勢される2つの揺動体4、4の突部42、42により咥え込まれるので、また、落とし棒を咥え込んだ突部42、42の夫々が枠体の側壁に近接、或いは当接してバックアップされるので、その扉(子扉)はガタツキの全くない状態で、閉鎖位置に拘束されることになる。
【0019】
子扉にラッチボルト又はデッドボルトを介して係止される親扉もまたガタツキのない状態となる。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明したこの発明の落とし棒の受け具は、強度的に優れていること、使用中における調整の頻度が極めて小であること、ゴミ類が係着する恐れがほとんど無いこと、落とし棒の先端が係入されたとき、受け具内における落とし棒の先端部に対する対をなす揺動体による把持力が極めて大きくされていて確実に扉のがたつきを防止できること、及び、落とし棒係入時の衝撃はばねにより緩衝できるうようにしてあることなど、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る受け具の実施例を示す平面図。
【図2】図1のII−II線による縦断正面図。
【図3】いずれも図1のIII−III線による横断側面図で、(A)は落とし棒の非係入時の状態、(B)は落とし棒の係入時の状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10 落とし棒
1 枠体
3 枢軸
4 揺動体
42 突部
5 ばね
Claims (1)
- 扉に上下動可能に設けられ、扉の上又は下の端面から選択的に突出させる落とし棒が係入される受け具において、受け具の枠体内に対をなして対向する水平で相互に平行な枢軸を設け、これらの枢軸の夫々に、その軸線回りを回動可能な揺動体を設けると共に、落とし棒の非係入時、突部の先端が相互に当接するように付勢し、一方、落とし棒が受け具の枠体内に係入し、揺動体の突部が開いて落とし棒を咥え込んだとき、突部が枠体内面に近接するように枠体の断面形状を定めたことを特徴とする落とし棒の受け具。
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JP35366695A JP4114891B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 落とし棒の受け具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP35366695A JP4114891B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 落とし棒の受け具 |
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Family
ID=18432400
Family Applications (1)
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JP35366695A Expired - Fee Related JP4114891B2 (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 落とし棒の受け具 |
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1995
- 1995-12-27 JP JP35366695A patent/JP4114891B2/ja not_active Expired - Fee Related
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