JP2005330704A - ラッチ受箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 扉が反った場合でもラッチの突入が可能であり、ラッチが突入された際、扉にがたつきが生じないラッチ受箱の提供。
【解決手段】 ラッチ4が突入される凹部14を有する受箱本体12と、この受箱本体12の凹部14に収容されるスペーサ20,30およびコイルバネ43と、受箱本体12に重ね合わされる受板16とを備える。スペーサ20,30は、ラッチ4が受箱本体12の凹部14に突入された状態において、導入穴17の後端縁17aとラッチ4との隙間を埋めるように、凹部14の室外側へ配置される。スペーサ20,30は、コイルバネ43により、扉1側へ付勢されると共に、ガイドとなる柱部材40に沿って、凹部14の深さ方向に進退可能とされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、扉を閉鎖状態に保持するラッチ錠に関し、特に、扉側のラッチが突入される扉枠側のラッチ受箱(ストライク)に関するものである。
マンションや一戸建て住宅、事務所などには、玄関や室内に開き戸形式の扉が取り付けられている。この開き戸形式の扉は、扉枠の一側端部に丁番を介して回動可能に取り付けられている。そして、この扉には、閉鎖状態を保持するために、戸先側端部にラッチ錠が取り付けられている。
図18は、従来のラッチ受箱およびラッチ錠を示す図であり、ラッチ受箱にラッチ錠のラッチが突入している状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図である。
ラッチ錠100は、ラッチ101の駆動機構が内蔵された箱状の本体102を備え、この本体102は、扉105の戸先側端部の上下方向略中央部に取り付けられる。図18(a)において、本体102には、扉105の戸先側に配置される左側端面から突出するようラッチ101が設けられている。このラッチ101は、突出方向へ付勢されると共に、扉105の幅方向(同図において左右方向)に沿って進退可能とされている。また、ラッチ101は、扉105の室外側および室内側に設けられたノブやハンドル(不図示)を回転操作することで後退可能とされている。そして、このラッチ101が、扉枠の戸先側縦枠107に設けられたラッチ受箱110の凹部111に突入することで、扉105が扉枠に係合され、扉105の勝手な開放が防止され、扉105が閉鎖状態に保持される。
ところで、従来のラッチ受箱110の凹部111は、扉枠に係合された扉105のがたつきをなくすために、ラッチ101が突入された際、ラッチ101の扉開放側面と凹部111との隙間がほとんどないような幅寸法とされていた。具体的には、図18(b)において、ラッチ101と凹部111との隙間は、x=0.5〜1mm程度とされていた。
しかしながら、夏場の日中や直射日光が扉105に当たる場合、扉105は熱により反りが生じ、日がかげると元に戻ることになる。そして、扉105に反りが生じた場合、扉105の反りに伴ってラッチ錠100も扉105の厚さ方向(室外側)に若干移動し、図19に示すように、ラッチ101がラッチ受箱110の凹部111に突入することができなくなるおそれがあった。これを解消するために、単にラッチ受箱110の凹部111の幅を大きくする、すなわちx寸法を大きくすることも考えられるが、その場合には、特に扉105に反りが生じていない状態では、扉105ががたついてしまい好ましくない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、扉に反りが生じた場合でもラッチが突入可能であると共に、扉に反りが生じていない場合には扉ががたつかないラッチ受箱を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のラッチ受箱は、扉が開閉可能に設けられる扉枠に取り付けられ、扉の戸先側端部に進退可能に設けられるラッチが突入されることで、扉を閉鎖状態に保持するラッチ受箱であって、突入されるラッチが扉の厚さ方向に移動可能な幅寸法を有する凹部が形成され、この凹部には、ラッチにより押し込み可能に、ラッチとの隙間を埋めるスペーサが設けられていることを特徴とする。
好ましくは上記構成に加えて、前記ラッチの先端部は、先端側へ行くに従って、扉開放側へ傾斜して平面視三角形状に形成されており、前記凹部の扉開放側に、進退可能に前記スペーサが設けられており、このスペーサは、前記凹部の開口側へ付勢されると共に、凹部の底側へ押し込み可能とされたことを特徴とするラッチ受箱である。
上記目的を達成するために、本発明のラッチ受箱は、扉が開閉可能に設けられる扉枠に取り付けられ、扉の戸先側端部に進退可能に設けられるラッチが突入されることで、扉を閉鎖状態に保持するラッチ受箱であって、扉側へ開口するよう設けられる凹部を有する受箱本体と、この受箱本体の前記凹部の開口部に設けられ、ラッチを凹部へ突入させる導入穴が形成され、この導入穴は、突入されるラッチが扉の厚さ方向に移動可能な幅寸法とされ、且つ、そのように扉枠に配置される受板と、少なくとも一部が前記受板の導入穴と対応して受箱本体の凹部に設けられ、その凹部の深さ方向に沿って設けられるガイドに沿って進退可能で、ラッチにより押し込み可能とされたスペーサと、このスペーサを前記受板側へ付勢する付勢手段とを備えることを特徴とする。
好ましくは上記構成に加えて、前記ガイドは、前記受箱本体の凹部の底面と前記受板とを架け渡すように設けられる柱部材とされ、前記柱部材の一端部は、受箱本体の凹部の底面に沿って配置される板材に固定されていることを特徴とするラッチ受箱である。
また、好ましくは上記構成に加えて、前記柱部材には、軸方向に沿ってスリットが形成されており、前記スペーサの上下端部がスリットに移動可能にはめ込まれることを特徴とするラッチ受箱である。
上記目的を達成するために、本発明のラッチ受箱は、扉が開閉可能に設けられる扉枠に取り付けられ、扉の戸先側端部に進退可能に設けられるラッチが突入されることで、扉を閉鎖状態に保持するラッチ受箱であって、扉側へ開口するよう設けられる凹部を有する受箱本体と、この受箱本体の前記凹部の開口部に設けられ、ラッチを凹部へ突入させる導入穴が形成され、この導入穴は、突入されるラッチが扉の厚さ方向に移動可能な幅寸法とされ、且つ、そのように扉枠に配置される受板と、少なくとも一部が前記受板の導入穴と対応して受箱本体の凹部に設けられ、扉の厚さ方向に沿って凹部に設けられたピンまわりに回転可能に保持され、ラッチにより押し込み可能とされたスペーサと、このスペーサを前記受板側へ付勢する付勢手段とを備えることを特徴とする。
好ましくは上記各構成に加えて、前記スペーサは、扉の厚さ方向に沿って複数個設けられることを特徴とするラッチ受箱である。
さらに、好ましくは上記構成に加えて、前記各スペーサは、扉の閉鎖側に設けられた他のスペーサと共に押し込み可能とされたことを特徴とするラッチ受箱である。
本発明のラッチ受箱によれば、扉が反った場合でもラッチの突入が可能であり、扉が反っていない場合には、扉のがたつきを無くすことが可能である。
以下、本発明のラッチ受箱について、実施例に基づき更に詳細に説明する。
本発明のラッチ受箱は、ラッチを備えた各種扉の扉枠に適用可能であるが、特にマンション等の集合住宅、一戸建て住宅および事務所等の玄関や室内に設けられるラッチ錠付き扉と共に使用される。
図1は、本発明のラッチ受箱の実施例1をラッチ錠と共に示す図であり、ラッチ錠のラッチがラッチ受箱に突入された状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラッチ錠を省略した右側面図である。また、図2は、ラッチ錠が取り付けられた扉と、その扉のラッチを受け入れる本実施例のラッチ受箱が取り付けられた扉枠とを示す概略斜視図であり、室外側から見た状態で一部を省略して示している。
ラッチ錠2が取り付けられる扉1は、開き戸形式の扉である。例えば、壁を構成するコンクリート製の躯体に、扉枠8が固定され、この扉枠8の一側端部に、丁番(図示せず)を介して長方形板状の扉1が回動可能に取り付けられている。
ここでは、ラッチ錠2およびラッチ受箱10は、それぞれ扉1または扉枠8への取付状態において、扉1の高さ方向を上下方向、扉1の厚さ方向を前後方向、扉1の幅方向を左右方向として説明する。また、図1は、室内側から見た状態を正面図(a)としている。本実施例では、扉1は室外側へ開くよう構成されている。
本実施例のラッチ錠2は、ラッチ4を進退させる駆動機構が内蔵された箱状の本体3を備え、この本体3は、扉1の戸先側端部の上下方向略中央部に取り付けられる。図1(a)において、本体3には、扉1の戸先側に配置され左側端面から突出するようラッチ4が設けられている。このラッチ4は、突出方向へ付勢されると共に、扉1の幅方向に沿って進退可能とされている。また、ラッチ4は、図2に示すように、扉1の室外側および室内側に設けられたノブ5またはレバーハンドルを回転操作することで後退可能とされている。
箱状本体3から外方へ突出するラッチ4の先端部は、図1(b)に示すように、先端部に傾斜面4aが設けられ平面視三角形状とされる。具体的には、ラッチ4の先端面は、先端側へ行くに従って、扉1の開放側(本実施例では室外側)へ傾斜している。
そして、このラッチ錠2のラッチ4を受け入れ可能な凹部14を有するラッチ受箱10が、扉枠の戸先側縦枠8にラッチ錠2に対応した位置に取り付けられている。
図3は、本実施例のラッチ受箱10を示す分解斜視図である。
本実施例のラッチ受箱10は、ラッチ4が突入される凹部14を有する受箱本体12と、この受箱本体12の凹部14に収容されるスペーサ20,30およびコイルバネ43と、受箱本体12に重ね合わされる受板16とを主要部として備える。
受箱本体12は、扉1に対向する側のみ開口した中空の略矩形の箱状とされ、その開口側上下端部には、略矩形板状の取付片13,13がそれぞれ上下方向外側へ延出して形成されている。この受箱本体12の中空部は、ラッチ4が突入される凹部14とされる。なお、本実施例では、この受箱本体12は、金属板などのプレス成形により一体形成される。
図1に示されるように、受箱本体12の凹部14は、左右寸法(深さ)aが、扉1の戸先側端面から突出するラッチ4の突出寸法より十分に大きい。また、その上下寸法bは、ラッチ4の上下寸法より十分に大きい。さらに、その前後寸法(厚さ)cは、従来のラッチ受箱に比べてやや大きく形成されている。すなわち、本実施例では、受箱本体12の凹部14にラッチ4が突入された際、ラッチ4の室外側端面と凹部14の室外側内面との間には、従来は0.5〜1mm程度の隙間であるが、例えば5mm〜10mm程度の隙間ができる大きさとされる。この隙間には、後述するスペーサ20,30が配置される。
受箱本体12は、その凹部14内に後述するスペーサ20,30およびコイルバネ43が収容された状態で、その開口側端部に受板16が重ね合わされる。受板16が取り付けられた受箱本体12は、扉枠の戸先側縦枠8に形成された穴に、その開口部を扉1側へ向けた状態ではめ込まれる。そして、受板16から受箱本体12の取付片13,13を介してネジS,Sが縦枠8にねじ込まれて、ラッチ受箱10が縦枠8に固定される。
受板16は、長方形状の板材であり、その中央部には、ラッチ4を受箱本体12の凹部14へ突入させる四角形状の導入穴17が貫通形成されている。
この導入穴17の上下寸法dは、ラッチ4の上下寸法より若干大きい。また、導入穴17の前後寸法(扉の厚さ方向に沿う幅寸法)eは、受箱本体12の凹部14の前後寸法cとほぼ同じ寸法とされており、従来の幅寸法よりやや大きく形成されている。
受板16が設けられる受箱本体12の凹部14には、予め一つまたは複数のスペーサ20,30が、凹部14の深さ方向すなわち左右方向に沿って進退可能に設けられている。本実施例では、二つのスペーサ20,30が前後に重ね合わされた状態で、受箱本体12の凹部14内に設けられる。この際、各スペーサ20,30は、ラッチ4が受箱本体12の凹部14に突入された状態において、導入穴17の後端縁17a(図3)とラッチ4との隙間を埋めるように、言い換えれば、凹部14の室外側内面とラッチ4との隙間を埋めるように、凹部14の室外側へ配置される(図1、図3)。なお、本実施例の各スペーサ20,30は、樹脂製とされる。
図4は、内スペーサ20を示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図、(d)はA―A断面図である。
受箱本体12の凹部14に設けられる二つのスペーサ20,30の内、室内側に設けられる内スペーサ20は、室内側に開口する略コ字形状とされる。具体的には、内スペーサ20は、上下に延びる長方形板状の中間片21を備え、その中間片21の上下端部が室内側に略直方体形のブロック状(23,23)に突出して形成されている。
中間片21の上下寸法(ブロック部23,23間の離間距離)は、ラッチ4の上下寸法より長く、本実施例では、受板16の導入穴17の上下寸法dとほぼ同じ寸法とされている。そして、中間片21の中央部は、右側すなわち受箱本体12の凹部14開口側へ略矩形状に若干突出して突出部22が形成されている。この突出部22の上下寸法は、受板16の導入穴17の上下寸法dより若干短く、受板16の導入穴17へ差し込み可能とされている。
内スペーサ20の各ブロック部23,23には、左側端面の室外側に、コイルバネ43の一端部が差し込まれる丸穴24が、左側にのみ開口して左右方向に沿って形成されている。また、ブロック部23,23には、前記丸穴24より室内側に、丸棒状の柱部材40が挿入される円形の貫通穴25が左右方向に沿って形成されている。さらに、内スペーサ20の室外側上下端部には、略矩形状の係合片26がそれぞれ室外側へ突出して形成されている。
図5は、外スペーサ30を示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図である。
室外側に設けられる外スペーサ30は、内スペーサ20とほぼ同形状であり、中間片31が内スペーサ20の中間片21より上下に長く形成されている。具体的には、外スペーサ30の中間片31の上下寸法は、内スペーサ20の上下寸法と対応した寸法とされ、外スペーサ30の上下端部のブロック部33,33間に、内スペーサ20が配置され収容可能とされる。この各ブロック部33には、内スペーサ20と同様に、丸穴34および貫通穴35が形成されている。
また、中間片31の上下端部には、内スペーサ20の係合片26,26に対応した位置に、略矩形状に右側へ凹んだ被係合部36,36が形成されている。さらに、中間片31の中央部は、右側へ円弧状に緩やかに膨出して突出部32が形成されている。
なお、本実施例では、外スペーサ30は、その上下寸法が受箱本体12の凹部14の上下寸法b程度の寸法とされている。
内スペーサ20は、外スペーサ30のブロック部33,33間に配置される。すなわち、内スペーサ20の中間片21と外スペーサ30の中間片31とが重ね合わされ、内スペーサ20の係合片26が外スペーサ30の被係合部36に差し込まれる。
そして、図3に示すように、内スペーサ20および外スペーサ30の各丸穴24,34にコイルバネ43の一端部が差し込まれると共に、内スペーサ20および外スペーサ30の各貫通穴25,35に丸棒状の柱部材40が通された状態で、各スペーサ20,30が受箱本体12の凹部14内に収容される。この際、外スペーサ30は、その室外側面30aが、凹部14の室外側内面14aに当接するよう設けられる。
柱部材40は、丸棒状であり、その両端部には小径部41,41が形成されている。そして、一方の小径部41が受板16に形成された各穴16a,…,16aに差し込まれると共に、他方の小径部41が凹部14の底面に形成された各穴14b,…,14bに差し込まれる。よって、柱部材40は、受板16と凹部14の底面とを架け渡すように、凹部14の深さ方向に沿って設けられる。
コイルバネ43は、上述したように、右側端部が各スペーサ20,30の丸穴24,34に差し込まれる一方、左側端部が受箱本体12の凹部14の底面に保持される。これにより、各スペーサ20,30は、コイルバネ43により凹部14の開口側すなわち扉1側へ付勢される。よって、各スペーサ20,30は、受板16に押し付けられるように設けられ、各スペーサ20,30の突出部22,32は、受板16の導入穴17に差し込まれる。この際、各スペーサ20,30の突出部22,32の各先端面は、受板16の扉側面とほぼ面一とされている。
このように、各スペーサ20,30は、扉1側へ付勢されると共に、ガイドとなる柱部材40に沿って、凹部14の深さ方向に進退可能に受箱本体12の凹部14に設けられる。
本実施例では、合計四つのコイルバネ43により内スペーサ20および外スペーサ30が扉1側へ付勢されているが、これら四つのコイルバネ43の扉側への合計の付勢力より、ラッチ4の突出方向への付勢力のほうが大きくなるようコイルバネ43は選択されている。
以下、本実施例1のラッチ受箱10の作用について説明する。扉枠に本実施例のラッチ受箱10が使用されていても、ラッチ4を備えた扉1は、従前のように開閉可能である。
まず、扉1が反っていない通常時におけるラッチ4の突入状態について説明する。
図6は、通常時におけるラッチ受箱12へのラッチ4の突入状態を示す図であり、(a)は横断面図、(b)は主要部の斜視図である。
図2を参照して、扉1が反っていない通常時において、扉1を開けた状態から閉めると、扉1から外方へ突出したラッチ4は、その傾斜面4aが受板16の曲面部16bに当接し、斜面の作用によりラッチ4の突出力(バネの付勢力)に抗して扉側に後退する。そして、ラッチ4の先端部4bが受板16に当接しながら移動し、受板16の導入穴17に差し込まれた外スペーサ30の突出部32および内スペーサ20の突出部22に順に当接しながら室内側へ移動する。この際、ラッチ4の突出方向への付勢力はスペーサ20,30の付勢力より大きくしてあるので、ラッチ4の先端部4bは、各スペーサ20,30を受箱本体12の凹部14の底面側へ若干押し込みながら室内側へ移動する。
また、図6に示すように、外スペーサ30の被係合部36には、内スペーサ20の係合片26が差し込まれて係合されているので、ラッチ4の先端部4bにより外スペーサ30が凹部14の底面側へ押し込まれた際には、内スペーサ20も外スペーサ30と共に凹部14の底面側へ押し込まれる。これにより、ラッチ4の先端部4bは、内スペーサ20に引っ掛かることなく、外スペーサ30の突出部32および内スペーサ20の突出部22を通過して室内側へ移動することができる。各スペーサ20,30は、扉1側へ付勢されているので、ラッチ4が通過した後は、再び受板16へ押し付けられる。
そして、扉1が完全に閉められると、ラッチ4は、受板16の導入穴17を介して、内スペーサ20より室内側において受箱本体12の凹部14内へ突入される。このようにして、ラッチ4が受箱本体12の凹部14に突入した状態では、ラッチ4の室外側端面4cは、内スペーサ20の中間片21の室内側面と当接または近接している。つまり、ラッチ4が受箱本体12の凹部14に突入した状態では、各スペーサ20,30は、ラッチ4の室外側端面4cと受板16の導入穴17の後端縁17a(凹部14の室外側内面14a)との間に配置され、ラッチ4の室外側面と受板16の導入穴17の後端縁17aとの隙間を埋めている。よって、扉1に反りが生じていない通常時において、ラッチ4が受箱本体12の凹部14に突入した状態では、ラッチ4は、扉1の厚さ方向に移動することができず、ひいては扉1自体ががたつくことがない。
次に、扉1が若干反った状態におけるラッチ4の突入状態について説明する。
扉1が太陽熱などにより室外側へ若干反った場合、ラッチ錠2も室外側へ移動してしまう。よって、ラッチ4は、上記通常時より室外側へ若干移動した位置で受箱本体12の凹部14へ突入することになる。
図7は、扉1が若干反った状態におけるラッチ受箱12へのラッチ4の突入状態を示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は主要部の横断面図、(c)は主要部の斜視図である。
扉1が若干反って、正常な状態よりラッチ4が室外側へαだけ移動した状態において、扉1を開けた状態から閉めると、前記の通常時と同様、扉1から外方へ突出したラッチ4は、受板16の導入穴17に差し込まれた外スペーサ30の突出部32および内スペーサ20の突出部22に順に当接しながら室内側へ移動する。
ところで、扉1が室外側へ若干反っていることで、上述したように、ラッチ4は、扉1が完全に閉められた状態において、通常時より室外側へαだけ移動した位置で、受箱本体12の凹部14へ突入することになる。すなわち、扉1が完全に閉められた状態では、ラッチ4は、内スペーサ20に当接しており、それ以上室内側へ移動することができない。そして、前記の通りラッチ4の突出力はスペーサ20,30を付勢するバネ43より大きくしてあるので、図7に示すように、ラッチ4は、内スペーサ20を押し込んだ状態で凹部14内に突入することになる。この際、外スペーサ30は、ラッチ4に当接していないので、コイルバネ43の付勢力により受板16へ押し付けられている。
ラッチ4が受箱本体12の凹部14へ突入した状態において、ラッチ4の室外側端面と受板16の導入穴17の後端縁17a(凹部14の室外側内面14a)との隙間には、外スペーサ30が配置されており、ラッチ4の室外側端面と受板16の導入穴17の後端縁17aとの隙間を埋めている。よって、ラッチ4が、内スペーサ20を押し込んだ状態で凹部14内へ突入した場合でも、ラッチ4は扉1の厚さ方向に移動することができず、ひいては扉1自体ががたつくことがない。なお、ラッチ4が内スペーサ20を押し込んだ状態で凹部14内に突入する場合でも、通常時と同様に、ラッチ4は完全に凹部14内に突入されているのが好ましい。
次に、さらに扉1が外側へ反った状態におけるラッチ4の突入状態について説明する。
この場合、ラッチ4は、さらに室外側へ移動した位置で受箱本体12の凹部14へ突入することになる。
図8は、さらに扉1が室外側へ反った状態におけるラッチ受箱12へのラッチ4の突入状態を示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は主要部の横断面図、(c)は主要部の斜視図である。
扉1がさらに反って、正常な状態よりラッチ4が室外側へβだけ移動した状態において、扉1を開けた状態から閉めると、扉1から外方へ突出したラッチ4は、前記と同様に移動し、受板16の導入穴17に差し込まれた外スペーサ30の突出部32に当接する。
ところで、扉1が室外側へさらに反っていることで、上述したように、扉1が完全に閉められた状態では、ラッチ4は、扉1が通常時よりβだけ室外側へ移動した位置で、受箱本体12の凹部14へ突入することになる。すなわち、扉1が完全に閉められた状態では、ラッチ4は、外スペーサ30に当接しており、それ以上室内側へ移動することができない。そのため、図8に示すように、外スペーサ30を押し込んだ状態で凹部14内に突入することになる。
この際、外スペーサ30の被係合部36に内スペーサ20の係合片26が差し込まれていることで、外スペーサ30が凹部14の底面側へ押し込まれるのに伴って内スペーサ20も凹部14の底面側へ押し込まれる。
ラッチ4が受箱本体12の凹部14へ突入した状態において、ラッチ4の室外側端面は、受板16の導入穴17の後端縁17a(凹部14の室外側内面14a)と当接または近接している。よって、ラッチ4は、外スペーサ30を押し込んだ状態で凹部14内に突入した際でも、扉1の厚さ方向に移動することができず、ひいては扉1自体ががたつくことがない。なお、ラッチ4が外スペーサ30を押し込んだ状態で凹部14内に突入する場合でも、通常時と同様に、ラッチ4は完全に凹部14内に突入されているのが好ましい。
このように、扉1が反った状態でも、本実施例のラッチ受箱10によれば、ラッチ4が突入可能であり、扉1の閉鎖状態を保持可能となる。しかも、ラッチ4が突入された状態において、扉1にがたつきが生じることがない。さらに、スペーサが複数、本実施例では2つ設けられていることで、扉1の反り具合に対応して、ラッチ4を突入させることができ、しかも扉1にがたつきが生じない。
また、扉1に反りが生じなくても、施工時にラッチ受箱を取り付けた際、扉の開く方向への取付位置に狂いが生じた場合でも、取付位置を修正することなくそのまま使用でき、しかも扉のがたつきを防ぐことができるという効果がある。
次に、図9ないし図12に示す本発明のラッチ受箱の実施例2について説明する。本実施例は、前記実施例1の変形例であり、前記実施例1とガイドの構成が異なる。また、図9および図10に示すように、本実施例の内スペーサ20および外スペーサ30には、前記実施例1と同様、コイルバネ43の一端部が差し込まれる丸穴24,34および丸棒状の柱部材が通される貫通穴25,35が形成されているが、実施例1と位置が逆になっている。その他、基本的には前記実施例1と同様の構成である。
以下、本実施例におけるガイドについて述べる。
図11は、本実施例のガイド50を示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。また、図12は、本実施例のガイド50が適用されたラッチ受箱をラッチ錠と共に示す図であり、ラッチ錠のラッチがラッチ受箱に突入された状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラッチ錠を省略した右側面図である。
本実施例のガイド50は、受箱本体12の凹部14の底面に沿って設けられる略矩形板状の基台51に、各スペーサ20,30の貫通穴25,35に通される丸棒状の四つの柱部材52,52,52,52が立設されて構成されている。なお、本実施例のガイド50は、樹脂やダイキャストなどにより形成されている。
本実施例では、略矩形の基台51は、その上下寸法が、受箱本体12の凹部14の上下寸法bに対応した寸法とされている(図1(a))。そして、前後寸法が、凹部14の前後寸法cの略半分の寸法とされている(図1(b))。また、基台51は、その室内側端部が扉側へ直角に延出する一方(51a)、室外側端部の中央部も扉側へ直角に若干延出(51b)するよう一体形成されている。
基台51の室外側端部には、4本の丸棒状の柱部材52,52,52,52が立設されている。柱部材52の先端部には小径部53が形成されており、受板16の各穴16aに差込可能とされている。
また、基台51には、各柱部材52より室内側に、コイルバネ43の一端部が差し込まれるピン状の凸部54が、それぞれ扉側へ突出して形成されている。
本実施例のガイド50を使用してラッチ受箱10を組み立てる場合、受箱本体12の凹部14の底面に沿って基台51を配置して、凹部14にガイド50を配置する。この際、基台51の室内側端部を凹部14の室内側端部に沿うよう配置する。そして、内スペーサ20および外スペーサ30の各貫通穴25,35に柱部材52を通して各スペーサ20,30を凹部14内に収容すると共に、各スペーサ20,30に取り付けられたコイルバネ43の一端部を、基台51に形成された凸部54に差し込む。そして、受板16を受箱本体12の開口部に取り付ければよい。
ところで、各スペーサ20,30の貫通穴25,35に、ガイド50の各柱部材52が通された状態では、外スペーサ30は、凹部14の室外側内面14aに沿って配置され、その外スペーサ30のブロック部33,33間に内スペーサ20が重ね合わされて配置されることになる。このように、本実施例のガイド50を受箱本体12の凹部14内に配置することで、各スペーサ20,30の位置決めが自動的に行われる。
本実施例のガイド50を使用した場合、各柱部材52が基台51に固定されているため、基台51を凹部14の底面に沿って配置するだけでよく、組み立てが容易であり、且つ、各部品の位置決めも行われる。なお、本実施例では、ガイド50の基台51を受箱本体12の凹部14の略半分の幅(前後寸法)としたが、凹部14の底面に対応した大きさとしても構わない。
次に、図13ないし図16に示す本発明のラッチ受箱の実施例3について説明する。本実施例3は、前記実施例1の変形例であり、前記実施例1とガイドの構成が異なる。また、図13および図14に示すように、本実施例の各スペーサ20,30には、前記実施例1における貫通穴25,35は形成されておらず、実施例1に比べ各スペーサ20,30のブロック部23,33が若干小さく形成されている。その他、基本的には前記実施例1と同様の構成である。
図15は、本実施例のガイド60を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)はD―D断面図である。また、図16は、本実施例のガイド60が適用されたラッチ受箱をラッチ錠と共に示す図であり、ラッチ錠のラッチがラッチ受箱に突入された状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラッチ錠を省略した右側面図である。
本実施例のガイド60は、受箱本体12の凹部14の底面に沿って配置される板状の基台61と、基台61に立設される2本の柱部材62,62とを備える。
本実施例の基台61は、板状体により室外側に開口するコ字形状に形成され、その開口両端部の先端部から扉側へ向けて二つの柱部材62,62が立設されている。本実施例の柱部材62は、断面略矩形の筒状とされ、各柱部材62には、その対向する位置に、長手方向(凹部14の深さ方向)に沿ってスリット63が形成されている。
また、筒状の柱部材62の内部62aには、内スペーサ20のブロック部23が収容可能とされている共に、スリット63は、内スペーサ20の中間片21が差し込み可能とされている。つまり、柱部材62,62の離間距離は、内スペーサ20のブロック部23,23間の離間距離に対応している。
本実施例のガイド60を使用してラッチ受箱10を組み立てる場合、受箱本体12の凹部14の底面に沿って基台61を配置して、凹部14にガイド60を配置する。この際、基台61の室内側端部を凹部14の室内側端部に沿うように配置する。次に、内スペーサ20の中間片21を柱部材62のスリット63に差し込むと共に、ブロック部23を柱部材62の内部62aに収容して内スペーサ20を凹部14内に配置する。この際、内スペーサ20に取り付けられたコイルバネ43も、柱部材62の内部62aに差し込まれる。そして、内スペーサ20の室外側にガイド60の柱部材62を介して外スペーサ30を配置し、受箱本体12の開口部に受板16を取り付ければよい。
各スペーサ20,30が受箱本体12の凹部14に設けられた状態では、外スペーサ30は、凹部14の室外側内面14aに沿って配置されており、外スペーサ30のブロック部33,33間にガイド60の柱部材62を介して内スペーサ20が重ね合わされて配置されている。このように、本実施例のガイド60を受箱本体12の凹部14内に配置することで、各スペーサ20,30の位置決めが自動的に行われる。
本実施例のガイド60を使用した場合、柱部材62が基台61に固定されているため、基台61を受箱本体12の凹部14の底面に沿って配置するだけでよく、組み立てが容易であり、且つ、各部品の位置決めも行われる。
次に、図17に示す本発明のラッチ受箱の実施例4について説明する。
図17は、本発明のラッチ受箱の実施例4をラッチ錠と共に示す図であり、ラッチ錠のラッチがラッチ受箱に突入された状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラッチ錠を省略した右側面図である。
本実施例のラッチ受箱は、基本的には、前記実施例1と構成は同じである。以下、異なる部分を中心に説明する。
本実施例のラッチ受箱10は、前記実施例1と同様の受箱本体12および受板16を備え、受箱本体12の凹部14の室外側内面14aに板状のスペーサ70,75が前後に重ね合わされた状態で配置される。
本実施例では、凹部14の上下対象位置に、前後方向に沿って丸棒状のピン80,80がそれぞれ設けられている。そして、このピン80まわりに回転可能に2枚のスペーサ70,75が重ね合わされて設けられる。
各スペーサ70,75は、同形状であり略矩形の板材とされる。室内側に配置される内スペーサ70の室外側端面の先端部中央には、室外側へ突出してピン状の係合部71が形成されている。そして、室外側に配置される外スペーサ75の室内側端面の先端部には、内スペーサ70の係合部71が差し込み可能な凹溝76が室内側へ開口して形成されている。この凹溝76は、外スペーサ75の先端部中央からラッチ4の突入方向(図17(a)において左側端部)へ向けて円弧状に形成されている。
また、各スペーサ70,75は、ピン80にはめ込まれたバネ82により受板16側に押し付けられている。
このような構成の本実施例のラッチ受箱10は、ラッチ4が突入される際には、前記実施例1と同様、上下一対の内スペーサ70および外スペーサ75が、ピン80まわりに回転して受箱本体12の凹部14の底面側へ観音開き状に押し込まれる。
そして、前記実施例1と同様に、扉1の反り具合に応じて内スペーサ70および外スペーサ75が押し込まれるので、前記実施例1と同様の作用効果を得ることが可能となる。
なお、本実施例においても、バネ82の合計の付勢力は、ラッチ4の付勢力より小さく構成されている。
本発明のラッチ受箱は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、玄関扉に適用する場合について中心に説明したが、トイレや風呂の扉にも適用可能である。また、上記実施例では、受箱本体内に2つのスペーサを配置したが、1つまたは3つ以上であっても構わない。
本発明のラッチ受箱の実施例1をラッチ錠と共に示す図であり、ラッチ錠のラッチがラッチ受箱に突入された状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラッチ錠を省略した右側面図である。 ラッチ錠が取り付けられた扉と、その扉のラッチを受け入れる実施例1のラッチ受箱が取り付けられた扉枠とを示す概略斜視図であり、室外側から見た状態で一部を省略して示している。 実施例1のラッチ受箱を示す分解斜視図である。 実施例1の内スペーサを示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図、(d)はA―A断面図である。 実施例1の外スペーサを示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図である。 実施例1の通常時におけるラッチ受箱へのラッチの突入状態を示す図であり、(a)は横断面図、(b)は主要部の斜視図である。 図6の状態から扉が若干反って、ラッチが正常な状態よりαだけ移動した状態におけるラッチ受箱へのラッチの突入状態を示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は主要部の横断面図、(c)は主要部の斜視図である。 図7の状態からさらに扉が室外側へ反って、ラッチが正常な状態よりβだけ移動した状態におけるラッチ受箱へのラッチの突入状態を示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は主要部の横断面図、(c)は主要部の斜視図である。 実施例2の内スペーサを示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図、(d)はB―B断面図である。 実施例2の外スペーサを示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図、(d)はC―C断面図である。 実施例2のガイドを示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。 本発明のラッチ受箱の実施例2をラッチ錠と共に示す図であり、ラッチ錠のラッチがラッチ受箱に突入された状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラッチ錠を省略した右側面図である。 実施例3の内スペーサを示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図である。 実施例3の外スペーサを示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は平面図である。 実施例3のガイドを示す部品図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図、(d)はD―D断面図である。 本発明のラッチ受箱の実施例3をラッチ錠と共に示す図であり、ラッチ錠のラッチがラッチ受箱に突入された状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラッチ錠を省略した右側面図である。 本発明のラッチ受箱の実施例4をラッチ錠と共に示す図であり、ラッチ錠のラッチがラッチ受箱に突入された状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)はラッチ錠を省略した右側面図である。 従来のラッチ受箱およびラッチ錠を示す図であり、ラッチ受箱にラッチ錠のラッチが突入している状態を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図である。 図18の状態から、扉が沿ってラッチが突入できない状態示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。
符号の説明
1 扉
2 ラッチ錠
4 ラッチ
8 縦枠(扉枠)
10 ラッチ受箱
12 受箱本体
14 凹部
16 受板
17 導入穴
20 内スペーサ
26 係合片
30 外スペーサ
36 被係合部
40 柱部材
43 コイルバネ
50 ガイド
52 柱部材
60 ガイド
62 柱部材
63 スリット
70 内スペーサ
71 係合部
75 外スペーサ
76 凹溝
80 ピン
82 バネ

Claims (8)

  1. 扉が開閉可能に設けられる扉枠に取り付けられ、扉の戸先側端部に進退可能に設けられるラッチが突入されることで、扉を閉鎖状態に保持するラッチ受箱であって、
    突入されるラッチが扉の厚さ方向に移動可能な幅寸法を有する凹部が形成され、
    この凹部には、ラッチにより押し込み可能に、ラッチとの隙間を埋めるスペーサが設けられている
    ことを特徴とするラッチ受箱。
  2. 前記ラッチの先端部は、先端側へ行くに従って、扉開放側へ傾斜して平面視三角形状に形成されており、
    前記凹部の扉開放側に、進退可能に前記スペーサが設けられており、
    このスペーサは、前記凹部の開口側へ付勢されると共に、凹部の底側へ押し込み可能とされた
    ことを特徴とする請求項1に記載のラッチ受箱。
  3. 扉が開閉可能に設けられる扉枠に取り付けられ、扉の戸先側端部に進退可能に設けられるラッチが突入されることで、扉を閉鎖状態に保持するラッチ受箱であって、
    扉側へ開口するよう設けられる凹部を有する受箱本体と、
    この受箱本体の前記凹部の開口部に設けられ、ラッチを凹部へ突入させる導入穴が形成され、この導入穴は、突入されるラッチが扉の厚さ方向に移動可能な幅寸法とされ、且つ、そのように扉枠に配置される受板と、
    少なくとも一部が前記受板の導入穴と対応して受箱本体の凹部に設けられ、その凹部の深さ方向に沿って設けられるガイドに沿って進退可能で、ラッチにより押し込み可能とされたスペーサと、
    このスペーサを前記受板側へ付勢する付勢手段と
    を備えることを特徴とするラッチ受箱。
  4. 前記ガイドは、前記受箱本体の凹部の底面と前記受板とを架け渡すように設けられる柱部材とされ、
    前記柱部材の一端部は、受箱本体の凹部の底面に沿って配置される板材に固定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のラッチ受箱。
  5. 前記柱部材には、軸方向に沿ってスリットが形成されており、前記スペーサの上下端部がスリットに移動可能にはめ込まれる
    ことを特徴とする請求項4に記載のラッチ受箱。
  6. 扉が開閉可能に設けられる扉枠に取り付けられ、扉の戸先側端部に進退可能に設けられるラッチが突入されることで、扉を閉鎖状態に保持するラッチ受箱であって、
    扉側へ開口するよう設けられる凹部を有する受箱本体と、
    この受箱本体の前記凹部の開口部に設けられ、ラッチを凹部へ突入させる導入穴が形成され、この導入穴は、突入されるラッチが扉の厚さ方向に移動可能な幅寸法とされ、且つ、そのように扉枠に配置される受板と、
    少なくとも一部が前記受板の導入穴と対応して受箱本体の凹部に設けられ、扉の厚さ方向に沿って凹部に設けられたピンまわりに回転可能に保持され、ラッチにより押し込み可能とされたスペーサと、
    このスペーサを前記受板側へ付勢する付勢手段と
    を備えることを特徴とするラッチ受箱。
  7. 前記スペーサは、扉の厚さ方向に沿って複数個設けられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のラッチ受箱。
  8. 前記各スペーサは、扉の閉鎖側に設けられた他のスペーサと共に押し込み可能とされた
    ことを特徴とする請求項7に記載のラッチ受箱。
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