JP2012154089A - プッシュプル錠用ドアハンドル - Google Patents
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Abstract
【課題】ドアの開錠をよりスムーズに行えるようにしたプッシュプル錠用ドアハンドルを提供する。
【解決手段】ハンドル本体1のプッシュ又はプルの操作により、ラッチ2を錠前3内に没入させて開錠させる形式のプッシュプル錠用ドアハンドルにおいて、ハンドル本体1の一端側付近に第1搖動片4を設け、ハンドル本体1の他端側付近に第2搖動片5を設け、さらに、第1搖動片4を、ハンドル本体1内を移動可能に設けたロッド6を介して第2搖動片5と連動するようにしており、ハンドル本体1の両端間のどの部分を操作しても、ハンドル本体1がドア面7に対して直交する方向に移動するとともに、第1搖動片4が搖動することによってラッチ2を錠前3内に没入させられるようにしている
【選択図】図5
【解決手段】ハンドル本体1のプッシュ又はプルの操作により、ラッチ2を錠前3内に没入させて開錠させる形式のプッシュプル錠用ドアハンドルにおいて、ハンドル本体1の一端側付近に第1搖動片4を設け、ハンドル本体1の他端側付近に第2搖動片5を設け、さらに、第1搖動片4を、ハンドル本体1内を移動可能に設けたロッド6を介して第2搖動片5と連動するようにしており、ハンドル本体1の両端間のどの部分を操作しても、ハンドル本体1がドア面7に対して直交する方向に移動するとともに、第1搖動片4が搖動することによってラッチ2を錠前3内に没入させられるようにしている
【選択図】図5
Description
この発明は、容易に開閉できるプッシュプル錠用ドアハンドルに関するものである。
従来のプッシュプル錠用ドアハンドルとしては、特許文献1に記載のものがある。このプッシュプル錠用ドアハンドルは、ハンドル本体1をプッシュプルすることにより、ラッチ5aを錠前5内に没入させて開錠させる形式で、手や眼が不自由であっても、容易にドアが開閉できるようにしたものであり、その図11〜13に示された実施例2は、ハンドル本体1におけるドアDの開閉側近傍と支点側部分が、当該ドアDに対して平行運動機構を構成しており、ハンドル本体の両端間のどの部分を操作しても、ラッチを錠前内に没入させられるようになっている。
しかし、前記実施例2は、ハンドル本体1に取付足金具2を直接に設けて一体化した構成であり、図11、図12中の実線と2点鎖線で示されているように、ハンドル本体1がドアDに対して斜め方向に移動するように操作しなければならない。そのため、ドアの開錠をよりスムーズに行えるようにすることが課題として存在していた。
そこで、この発明は、ドアの開錠をよりスムーズに行えるようにしたプッシュプル錠用ドアハンドルを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。
この発明のプッシュプル錠用ドアハンドルは、ハンドル本体1のプッシュ又はプルの操作により、ラッチ2を錠前3内に没入させて開錠させる形式のプッシュプル錠用ドアハンドルにおいて、ハンドル本体1の一端側付近に第1搖動片4を設け、ハンドル本体1の他端側付近に第2搖動片5を設け、さらに、第1搖動片4を、ハンドル本体1内を移動可能に設けたロッド6を介して第2搖動片5と連動するようにしており、ハンドル本体1の両端間のどの部分を操作しても、ハンドル本体1がドア面7に対して直交する方向に移動するとともに、第1搖動片4が搖動することによってラッチ2を錠前3内に没入させられるようにしている。
第1搖動片4と第2搖動片5は十字状であり、ハンドル本体1から近い側の端部である内端部4a,5aがロッド6に軸着され、ハンドル本体1から遠い側の端部である外端部4b、5bが錠前3に作用するようにし、ラッチ2から近い側の端部である一端部4c、5cが軸着され、ラッチ2から遠い側の端部である他端部4d、5dが所定範囲を移動可能なものとすることができる。
さらに、ドアハンドル本体1を操作していないときに、外端部4b、5bが錠前3に作用しないように付勢するバネ21を設けたものとすることができる。
この発明のプッシュプル錠用ドアハンドルは、上述のような構成を有しており、ドアの開錠をよりスムーズに行えるようになっている。
以下、この発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
このプッシュプル錠用ドアハンドルは、ハンドル本体1のプッシュ又はプルの操作により、ラッチ2を錠前3内に没入させて開錠させる形式のプッシュプル錠用ドアハンドルにおいて、ハンドル本体1の一端側付近に第1搖動片4を設け、ハンドル本体1の他端側付近に第2搖動片5を設け、さらに、第1搖動片4を、ハンドル本体1内を移動可能に設けたロッド6を介して第2搖動片5と連動するようにしており、ハンドル本体1の両端間のどの部分を操作しても、ハンドル本体1がドア面7に対して直交する方向に移動するとともに、第1搖動片4が搖動することによってラッチ2を錠前3内に没入させられるようにしたものである。
この実施形態では、ハンドル本体1は角筒状で、長尺方向が水平方向になるようにしてドアに取り付けられるようにしている。ハンドル本体1の内部には、ロッド6が長尺方向に移動可能に配される。ロッド6は、両端部が第1搖動片4と第2搖動片5に軸着された棒状の部材としている。ハンドル本体1は、縦方向(長尺方向が垂直方向)になるようにしてドアに取り付けたり、また、円筒状等としたりすることができる。ハンドル本体1は、2m程度の長尺なものとすることもできる。
ハンドル本体1のドア面7に対向する面には、第1搖動片4、第2搖動片5の内端部4a,5a(ハンドル本体1から近い側の端部)が挿通する搖動用孔8が設けられている。この搖動用孔8は、第1搖動片4、第2搖動片5が所定範囲を搖動可能になるように、ハンドル本体1の長尺方向に長い孔として形成されている。
この実施形態のプッシュプル錠用ドアハンドルは、プッシュ操作により開錠するタイプ(図1、図2)と、プル操作により開錠するタイプ(図3、図4)の2種がドアの表裏に設けられたものとしている(図5)。なお、図2、図4、図5において、一点鎖線は操作前の状態、実線は操作後の状態を示している。また、図6、図7の各タイプの分解斜視図は、それぞれの第1搖動片4を含む部分を示しているが、第2搖動片5を含む部分は省略している。
〔プッシュ操作により開錠するタイプ〕
プッシュ操作により開錠するタイプの本体1のドアへの取り付けは、ハンドル本体1の一端側と他端側の2か所に取り付けられた取付具9,10と、取付具9,10と対応してドアに取り付けられたドア側プレート11,12とを介して行われる。
プッシュ操作により開錠するタイプの本体1のドアへの取り付けは、ハンドル本体1の一端側と他端側の2か所に取り付けられた取付具9,10と、取付具9,10と対応してドアに取り付けられたドア側プレート11,12とを介して行われる。
取付具9,10は、出入部9a,10aと、外フレーム部9b,10bと、内フレーム部9c,10cからなる。出入部9a,10a及び外フレーム部9b,10bは金属製、内フレーム部9c,10cはプラスチック製とすることができる。
出入部9a,10aは、外側(ドア側)に向かって立設した態様で、ハンドル本体1におけるドア面7に対向する面にボルト・ナットで固定されている。
外フレーム部9b,10bは、断面略コ字状で、ハンドル本体1と対向する面に開口部13を有している。内フレーム部9c,10cは、外フレーム部9b,10b内に嵌合するようにしたものであり、前記開口部13に通じ内外方向(ドア面7に直交する方向)に貫通する孔14を設け、この孔14内に前記出入部9a,10aが摺動する部分と、第1搖動片4、第2搖動片5が搖動する部分を有するものとなっている。
ハンドル本体1の一端側と他端側の取付具9,10は、第1搖動片4、第2搖動片5をそれぞれ搖動可能に保持している。第1搖動片4、第2搖動片5は、いずれも施錠時においてドア面7に対して直交する方向に延びる部分と平行な方向に延びる部分からなる十字状としている。
第1搖動片4、第2搖動片5の前記ドア面7に対して直交する方向に延びる部分は、その内端部4a,5a(ハンドル本体1から近い側の端部)が、ロッド6に軸着されており、その外端部4b、5b(ハンドル本体1から遠い側の端部)が、錠前3に作用するようにしている。
また、第1搖動片4、第2搖動片5の前記ドア面7に対して平行な方向に延びる部分は、その一端部4c、5c(ラッチ2から近い側の端部)が、取付具9,10の外フレーム部9b,10bに設けられた丸孔15に挿通された軸16により軸着されており、その他端部4d、5d(ラッチ2から遠い側の端部)が、取付具9,10の外フレーム部9b,10b及び内フレーム部9c,10cに設けられた内外方向に長い長孔17,18、及び出入部9a,10aに設けられた丸孔19に挿通された軸20が貫通したものとしている。
ハンドル本体1を、ドア面7側に(図2中の一点鎖線で示した位置から実線で示した位置へ向かう方向に)プッシュ操作すると、前記出入部9a,10aがドア面7側に向かって内フレーム部9c,10c内を摺動し、これにともなって第1搖動片4、第2搖動片5の前記他端側の軸20が長孔17,18内を移動することにより第1搖動片4、第2搖動片5の外端部4b、5bがラッチ2側(図2中右側)に移動して、第1搖動片4の外端部4bが錠前3に作用する。
第1搖動片4、第2搖動片5は、軸着された前記一端部4c、5cを中心に回動可能であるが、前記他端部4d、5dの移動範囲が長孔17,18によって規制されることにより、所定範囲で搖動可能となっている。また、前記他端部4d、5dに貫通した軸20は、前記一端部4c、5cの軸16に取り付けられたバネ21により長孔17,18の内端側(ハンドル本体1側)に向かうように付勢された状態にあり、ドアハンドル本体1を操作していないときには、前記外端部4b、5bが錠前3に作用しないようにしている。
ドア側プレート11,12は、ドア面7に取り付けられた長方形のプレート状のものであり、内外方向に延びるスペーサー22を介して取付具9,10の外フレーム部9b,10bと連結されている。ドア側プレート11,12には、中央に第1搖動片4、第2搖動片5の外端部4b、5bが挿通する搖動用孔23が設けられている。
搖動用孔23はドアの内部に設けられた錠前3に通じており、第1搖動片4の前記外端部4bが錠前3の操作部3aを押すことにより錠前3に作用し、ラッチ2が反転後退可能となる。
錠前3は、所謂反転式ラッチ錠であり、摺動する操作部3aを有しており、操作部3aの僅かな移動でラッチ2が反転後退可能状態となる市販されている公知のものを利用している。
〔プル操作により開錠するタイプ〕
プル操作により開錠するタイプのドアハンドルは、前述のプッシュ操作により開錠するタイプのドアハンドルと反対側のドア面7に取り付けられる。基本的な構成はプッシュ操作により開錠するタイプと同様であるが、これとは逆に、ハンドル本体1を、ドア面7から離れる側に(図4中の一点鎖線で示した位置から実線で示した位置へ向かう方向に)プル操作すると、出入部9a,10aがドア面7から離れる方向に内フレーム部9c,10c内を摺動し、これにともなって第1搖動片4、第2搖動片5の前記他端側の軸20が長孔17,18内を移動することにより第1搖動片4、第2搖動片5の外端部4b、5bがラッチ2の反対側(図4中左側)に移動して、第1搖動片4の外端部4bが錠前3の操作部3aを引き出すことにより、錠前3に作用する。
プル操作により開錠するタイプのドアハンドルは、前述のプッシュ操作により開錠するタイプのドアハンドルと反対側のドア面7に取り付けられる。基本的な構成はプッシュ操作により開錠するタイプと同様であるが、これとは逆に、ハンドル本体1を、ドア面7から離れる側に(図4中の一点鎖線で示した位置から実線で示した位置へ向かう方向に)プル操作すると、出入部9a,10aがドア面7から離れる方向に内フレーム部9c,10c内を摺動し、これにともなって第1搖動片4、第2搖動片5の前記他端側の軸20が長孔17,18内を移動することにより第1搖動片4、第2搖動片5の外端部4b、5bがラッチ2の反対側(図4中左側)に移動して、第1搖動片4の外端部4bが錠前3の操作部3aを引き出すことにより、錠前3に作用する。
また、第1搖動片4、第2搖動片5の他端部4d、5dに貫通した軸20は、前記一端部4c、5cの軸16に取り付けられたバネ21により長孔17,18の外端側(ドア側)に向かうように付勢された状態にあり、ドアハンドル本体1を操作していないときには、前記外端部4b、5bが錠前3に作用しないようにしている。
なお、プル操作により開錠するタイプのドアハンドルにおける第1搖動片4、第2搖動片5は、中央から外端部4b、5bに延びる部分がラッチ2から遠い側に曲がっているとともに、前記プッシュ操作により開錠するタイプのドアハンドルにおける第1搖動片4、第2搖動片5とは上下方向に段違いに設けられ、互いに干渉しないようにしている。
〔このドアハンドルの利点〕
このドアハンドルは、ハンドル本体1の一端側から他端側にわたるどの部分をプッシュプル操作しても、スムーズにドアを開状態にできる。すなわち、ロッド6を介して連結されたハンドル本体1の一端側の第1搖動片4と他端側の第2搖動片5が連動するようになっており、ハンドル本体1の両端間のどの部分を操作した場合でも、同様にハンドル本体1がドア面7に対して傾くことなく平行のまま、ドア面7と直交する方向にスムーズに移動させることができる。特に、ハンドル本体1を縦方向に取り付けた場合は、身長に差のある大人や子供では、ハンドル本体1を操作する位置が異なるが、同様な感覚でスムーズにドアを開状態にすることができる。
このドアハンドルは、ハンドル本体1の一端側から他端側にわたるどの部分をプッシュプル操作しても、スムーズにドアを開状態にできる。すなわち、ロッド6を介して連結されたハンドル本体1の一端側の第1搖動片4と他端側の第2搖動片5が連動するようになっており、ハンドル本体1の両端間のどの部分を操作した場合でも、同様にハンドル本体1がドア面7に対して傾くことなく平行のまま、ドア面7と直交する方向にスムーズに移動させることができる。特に、ハンドル本体1を縦方向に取り付けた場合は、身長に差のある大人や子供では、ハンドル本体1を操作する位置が異なるが、同様な感覚でスムーズにドアを開状態にすることができる。
以上がこの発明の好適な実施形態であるが、この発明は上述の実施形態の構成に限定されるものではなく、形状、寸法、材質等を適宜変更して実施することができる。
1 ハンドル本体
2 ラッチ
3 錠前
4 第1搖動片
5 第2搖動片
4a,5a 内端部
4b、5b 外端部
4c、5c 一端部
4d、5d 他端部
6 ロッド
7 ドア面
21 バネ
2 ラッチ
3 錠前
4 第1搖動片
5 第2搖動片
4a,5a 内端部
4b、5b 外端部
4c、5c 一端部
4d、5d 他端部
6 ロッド
7 ドア面
21 バネ
Claims (3)
- ハンドル本体(1)のプッシュ又はプルの操作により、ラッチ(2)を錠前(3)内に没入させて開錠させる形式のプッシュプル錠用ドアハンドルにおいて、ハンドル本体(1)の一端側付近に第1搖動片(4)を設け、ハンドル本体(1)の他端側付近に第2搖動片(5)を設け、さらに、第1搖動片(4)を、ハンドル本体(1)内を移動可能に設けたロッド(6)を介して第2搖動片(5)と連動するようにしており、ハンドル本体(1)の両端間のどの部分を操作しても、ハンドル本体(1)がドア面(7)に対して直交する方向に移動するとともに、第1搖動片(4)が搖動することによってラッチ(2)を錠前(3)内に没入させられるようにしていることを特徴とするプッシュプル錠用ドアハンドル。
- 第1搖動片(4)と第2搖動片(5)は十字状であり、ハンドル本体(1)から近い側の端部である内端部(4a)(5a)がロッド(6)に軸着され、ハンドル本体(1)から遠い側の端部である外端部(4b)(5b)が錠前(3)に作用するようにし、ラッチ(2)から近い側の端部である一端部(4c)(5c)が軸着され、ラッチ(2)から遠い側の端部である他端部(4d)(5d)が所定範囲を移動可能となっている請求項1記載のプッシュプル錠用ドアハンドル。
- ドアハンドル本体(1)を操作していないときに、外端部(4b)(5b)が錠前(3)に作用しないように付勢するバネ(21)を設けた請求項2記載のプッシュプル錠用ドアハンドル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011013732A JP2012154089A (ja) | 2011-01-26 | 2011-01-26 | プッシュプル錠用ドアハンドル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011013732A JP2012154089A (ja) | 2011-01-26 | 2011-01-26 | プッシュプル錠用ドアハンドル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011013732A Withdrawn JP2012154089A (ja) | 2011-01-26 | 2011-01-26 | プッシュプル錠用ドアハンドル |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101360100B1 (ko) | 2013-01-04 | 2014-02-24 | 주식회사 아이레보 | 도어락의 푸쉬-풀 구조체 |
WO2014107048A1 (ko) * | 2013-01-04 | 2014-07-10 | 주식회사 아이레보 | 푸쉬-풀 도어락 |
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2011
- 2011-01-26 JP JP2011013732A patent/JP2012154089A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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