JP2008285892A - ラッチ錠 - Google Patents
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Abstract
【課題】にラッチ錠を取付け場合、閉鎖位置にてラッチングを確実に行うことができること。
【解決手段】錠箱にトリガー部材を配設し、また錠箱の上側と下側にラッチ枠3A、3Bを設け、これらのラッチ枠内に同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるように組込み、上下の反転式ラッチの係合受け部9に係脱する上下のロッキングピース15A、15Bを軸支し、トリガー部材はトリガーヘッド22からロッキングピースの先端部15aに対向するように延在する水平杆部分23に操作部材用の可動のロック手段24を備えると共に複数個の制御バネに制御され、開扉した際、ロック手段は制御バネのバネ力により所定位置へと位置変位してロッキングピースをロック状態にするラッチ錠。
【選択図】図2
【解決手段】錠箱にトリガー部材を配設し、また錠箱の上側と下側にラッチ枠3A、3Bを設け、これらのラッチ枠内に同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるように組込み、上下の反転式ラッチの係合受け部9に係脱する上下のロッキングピース15A、15Bを軸支し、トリガー部材はトリガーヘッド22からロッキングピースの先端部15aに対向するように延在する水平杆部分23に操作部材用の可動のロック手段24を備えると共に複数個の制御バネに制御され、開扉した際、ロック手段は制御バネのバネ力により所定位置へと位置変位してロッキングピースをロック状態にするラッチ錠。
【選択図】図2
Description
本発明は、ラッチ錠に関する。
特許文献1には、錠箱内に延出する操作部材側の駆動片により、ラッチバネのバネ力に抗してラッチ枠内の反転式ラッチの拘束を解く方向に移動するロッキングピースを備えたラッチ錠が記載されている。
また、特許文献2には、錠箱内に延出する操作部材側の駆動片により、第1・第2の磁性体の極性に対応して反発しながらラッチ枠内の反転式ラッチの拘束を解く方向に移動するロッキングピースを備えたラッチ錠が記載されている。
これらの特許文献1、2に記載のラッチ錠は、ラッチ枠内に組み込んだ反転式のラッチに対して、単数又は複数個のロッキングピースでラッチを拘束し又は拘束を解くものの、自由扉(基端部が枢着され、自由端部にラッチを有する扉のこと)に適用することができない。そこで、現在、反転式のラッチを用いることを前提として、自由扉に適用することができるラッチ錠の出現が期待されている。その場合、閉扉時にラッチングを阻害しない工夫、スペースの有効活用等が望まれる。
特開平11−141207号公報
特開2004−270132号公報
本発明の第1の目的は、自由扉にラッチ錠を取付け場合、閉鎖位置にてラッチングを確実に行うことができることである。第2の目的は、開扉時に於いて、操作手段から手を放した後にトリガー部材のロック手段がロッキングピースをロック状態にすることである。第3の目的は、錠箱内の空間を有効的に活用することである。第4の目的は、反転式ラッチに対する係合部が回転対称であって、各係合部が、カム機能を有する傾斜表面とアールを有する平表面とから成る受け具に対応することである。
本発明のラッチ錠は、操作部材側の駆動片に基づきラッチバネのバネ力に抗してラッチ枠内の反転式ラッチの拘束を解く方向に移動するロッキングピースを備えたラッチ錠に於いて、前記錠箱のフロント板にトリガー部材を進退動自在に配設し、また錠箱に上下のラッチ枠3A、3Bをそれぞれ設け、これらのラッチ枠内に同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるようにそれぞれ組込み、また、前記反転式ラッチの係合受け部9に同時に係脱する上下のロッキングピース15A、15Bを錠箱にそれぞれ軸支し、さらに、前記トリガー部材は、トリガーヘッド22からロッキングピースの先端部15aに対向するように延在する水平杆部分23に操作部材用のロック手段24を備えると共に複数個の制御バネに制御され、開扉した際、前記ロック手段24は、前記制御バネのバネ力により所定位置へと位置変位してロッキングピースをロック状態にすることを特徴とする。
また、本発明のラッチ錠は、操作部材側の駆動片に基づきラッチバネのバネ力に抗してラッチ枠内の反転式ラッチの拘束を解く方向に移動するロッキングピースを備えたラッチ錠に於いて、前記錠箱のフロント板にトリガー部材を進退動自在に配設し、また錠箱に上下のラッチ枠3A、3Bをそれぞれ設け、これらのラッチ枠内に同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるようにそれぞれ組込み、また、前記反転式ラッチの係合受け部9に同時に係脱する上下のロッキングピース15A、15Bを錠箱にそれぞれ軸支し、さらに、前記トリガー部材は、トリガーヘッド22からロッキングピースの先端部15aに対向するように延在する水平杆部分23に連係するように錠箱に軸支された操作部材用のロック手段24を備えると共に複数個の制御バネに制御され、開扉した際、前記ロック手段24は、前記制御バネのバネ力により所定位置へと位置変位してロッキングピースをロック状態にすることを特徴とする。
(a)自由扉にラッチ錠を取付ける場合、閉鎖位置にてラッチングを確実に行うことができる(ラッチング機能を阻害しない)。例えば操作部材がプッシュ・プル方式である場合、ハンドルをプッシュしながら閉扉操作しても、上下のラッチが同時に受け具の係入穴に入り込まない限り、前記係入穴を形成する係合部(側壁部分の傾斜状表面とアール乃至平表面)に上下の反転式ラッチの先端部がそれぞれ衝突状態に摺接(衝接)しても、上下の反転式ラッチは、反転することなく、そのままの姿勢を維持する。したがって、上下の反転式ラッチは、常にラッチング可能な態勢で受け具の係入穴に入り込む(係合する)。
(b)上下のロッキングピースに対して共用する一つのトリガー部材を用いることにより、錠箱内の空間を有効的に活用することができる。
(c)請求項2、請求項3に記載の発明は、開扉時に於いて、操作手段から手を放した後に、ロッキングピースが仮施錠方向へと回転するので、開扉時に一時的にトリガー部材のロック手段の復帰を止めていたストッパー部材のストッパー本体がロック手段のロック方向への移動を許容する。したがって、開扉時、操作手段から手を放した後に、トリガー部材のロック手段がロッキングピースをロック状態にする。
(d)例えば左右の側壁部分の係合部が回転対称であって、各係合部が、カム機能を有する傾斜表面とアールを有する平表面とから成る受け具に対応することができる。
(b)上下のロッキングピースに対して共用する一つのトリガー部材を用いることにより、錠箱内の空間を有効的に活用することができる。
(c)請求項2、請求項3に記載の発明は、開扉時に於いて、操作手段から手を放した後に、ロッキングピースが仮施錠方向へと回転するので、開扉時に一時的にトリガー部材のロック手段の復帰を止めていたストッパー部材のストッパー本体がロック手段のロック方向への移動を許容する。したがって、開扉時、操作手段から手を放した後に、トリガー部材のロック手段がロッキングピースをロック状態にする。
(d)例えば左右の側壁部分の係合部が回転対称であって、各係合部が、カム機能を有する傾斜表面とアールを有する平表面とから成る受け具に対応することができる。
以下、図1乃至図14に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
Xはラッチ錠で、このラッチ錠Xは、扉Yに取付けられる錠本体1と、この錠本体のラッチに対向するように戸枠Zの縦枠に固定される受け具50とから成る。扉Yは、その基端部が戸枠Zの縦枠に蝶番を介して軸支され、水平方向に揺動する。扉Yの自由端部に錠本体1が固定されている。
Xはラッチ錠で、このラッチ錠Xは、扉Yに取付けられる錠本体1と、この錠本体のラッチに対向するように戸枠Zの縦枠に固定される受け具50とから成る。扉Yは、その基端部が戸枠Zの縦枠に蝶番を介して軸支され、水平方向に揺動する。扉Yの自由端部に錠本体1が固定されている。
まず、錠本体1の構成を説明する。2は扉Yにねじ等で取り付けられた錠箱で、周知のように、錠箱2は、ケース身2aと、ケース蓋2bから構成されている。錠箱2は、フロント板を有し、このフロント板の中央部には不番のトリガー部材用開口が形成されている。また、フロント板の上下端部には、不番の固着具用の取付け孔が形成されている。さらに、フロント板の上下端部寄りの部位には、不番の上下一対のラッチ用開口が形成されている。
なお、錠箱2のケース身2a及びケース蓋2bには、トリガー部材を案内する案内垂直長孔、係合作用片用の軸孔、駆動片用の開口等が適宜に形成されている。ここでは、細部的事項の符号や説明は割愛し、主な部材について説明する。
(2)ラッチ枠
本実施例では、錠箱2のフロント板の中心部に一つのトリガー部材21を進退動自在に配設し、このトリガー部材21を基準として錠箱2の上側と下側にラッチ枠3A、3Bをそれぞれ固定的に設け、これらのラッチ枠3A、3B内に上下方向に位置する同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるように組込んでいる。
本実施例では、錠箱2のフロント板の中心部に一つのトリガー部材21を進退動自在に配設し、このトリガー部材21を基準として錠箱2の上側と下側にラッチ枠3A、3Bをそれぞれ固定的に設け、これらのラッチ枠3A、3B内に上下方向に位置する同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるように組込んでいる。
上側と下側のラッチ枠3A、3Bは同一構成である。これらのラッチ枠3A、3Bは、それぞれ水平対向壁3aと、該水平対向壁に直交する垂直壁3bとを有している。そして、水平対向壁3aには、ロッキングピース15A、15Bの先端部15a、15aを受け入れる切欠状の開口が形成され、一方、水平対向壁に直交する垂直壁3bの内面には、バネ端支持部が突出形成されている。
(3)ラッチ
符号5A、5Bは、上下一組のラッチ枠3A、3B内にそれぞれ配設された上下一対のラッチである。これらのラッチ5A、5Bは、それぞれ反転式のラッチであり、その後端部がラッチ枠3A、3B内に収まるようにフロント板の上下のラッチ用開口にそれぞれ配設されている。
符号5A、5Bは、上下一組のラッチ枠3A、3B内にそれぞれ配設された上下一対のラッチである。これらのラッチ5A、5Bは、それぞれ反転式のラッチであり、その後端部がラッチ枠3A、3B内に収まるようにフロント板の上下のラッチ用開口にそれぞれ配設されている。
しかも、図1乃至図5で示すように、これらのラッチ5A、5Bは、扉の自由端面から見た場合、或は図4及び図5の水平断面説明図を平面視から見た場合を基準にすると、ラッチングする係止面6が相互に対称に位置するように配設されている。なお、図4は上方のラッチ5Aを基準にした断面であり、一方、図5は下方のラッチ5Bを基準にした断面である。
したがって、図1及び図4では、上位のラッチ5Aの係止面6は向こう側(図4では上位のラッチ5Aはハッチングされている)に位置し、一方、図1及び図5では、下位のラッチ5Bの係止面6は手前側(図5では下位のラッチ5Bはハッチングされている)に位置している。
ところで、反転式のラッチの構造に関しては、例えば特開平8−100559号公報、特許公開平9−325248号公報、特許公開平10−311173号公報、特開平11−141207号公報、特許公開2003−74245号公報等に記載されているように、当業者にとって周知事項である。
したがって、ここでは、周知事項に関しては簡単に説明する。反転式のラッチは、平面形状がほぼ菱形に形成され、前述したラッチングの係止面6、受け具50の係合部51に対する傾斜面7、ストッパー用突起8、係合受け部9等を有している。上下のラッチ5A、5Bは、それぞれラッチばね11により錠箱2のフロント板から突出する方向に付勢されている。
したがって、普通一般に、反転式のラッチは、扉Yの開閉時、受け具の係合部に摺接すると、ラッチの後端部(内端部)に嵌め込まれた平面門形形状のラッチ受け10及びラッチばね(圧縮コイルばね)11を介して反転かつ進退動する。
また、ラッチ5A、5Bとラッチ受け10との間はラッチばね11で押し付けられて組み付けられた状態にあるが、相対的な回動(ラッチ受けに対するラッチの反転)は許容されている。また、ラッチ5A、5Bは、閉扉時から開扉時の場合、ラッチばね11のバネ力に抗して反転しながら後退した後は、前記ラッチばね11のバネ力により、当初の位置へと戻る。
さらに、ラッチ5A、5Bは、開扉時から閉扉時の場合、例えばハンドルをプッシュしながら閉扉操作しても、上下のラッチ5A、5Bが同時に受け具50の係入穴52に入り込まない限り、前記係入穴を形成する係合部(側壁部分の傾斜状表面51aとアール乃至平表面51b)51にそれらの先端部がそれぞれ衝突状態に摺接しても、上下の反転式ラッチは、反転することなく、そのままの姿勢を維持する。
(4)上下のロッキングピース
本実施例では、上下のロッキングピース15A、15Bは、指状の先端部15aが、ラッチ枠3A、3Bのトリガー部材21側の水平対向壁3aに形成した開口に臨むように配設されている。これらのロッキングピース15A、15Bは、それぞれ上方の固定軸(例えば固定枢軸)16と、下方の固定軸(例えば固定枢軸)16を介して所定量回動可能に軸支されている。そして、指状の先端部15aが、ラッチ枠3A、3Bの前記水平対向壁3aの各開口を介して各ラッチの係合受け部9に選択的に係脱する。
本実施例では、上下のロッキングピース15A、15Bは、指状の先端部15aが、ラッチ枠3A、3Bのトリガー部材21側の水平対向壁3aに形成した開口に臨むように配設されている。これらのロッキングピース15A、15Bは、それぞれ上方の固定軸(例えば固定枢軸)16と、下方の固定軸(例えば固定枢軸)16を介して所定量回動可能に軸支されている。そして、指状の先端部15aが、ラッチ枠3A、3Bの前記水平対向壁3aの各開口を介して各ラッチの係合受け部9に選択的に係脱する。
さて、ロッキングピース15A、15Bは同一構成なので、ここでは、図8を参照にして、下方のロッキングピース15Bを説明するが、ロッキングピース15B(15A)、該ロッキングピース15Bに対して作用する係合作用片(作動レバー)31B(31A)、係合作用片と係合する大・小の枠状摺動体32等の具体的構成については、例えば特開2006−328882号公報に詳細に記載されている。
したがって、ロッキングピース15B、係合作用片31B及び複数個の枠状摺動体32の構成・作用は公知事項なので、ここでは、各部材15B、31B、32の構成を簡単に説明する。
図8に於いて、まず、ロッキングピース15Bは、指状の先端部15aと、これに連設する後端部15bとから成り、ラッチ枠3Bの角部付近に位置すると共に、前記後端部15bの不番軸孔を貫通する第1の固定枢軸16に軸支されている。そして、後端部15bは、一つの摺動体(実施例では大きい方の枠状摺動体)に係合する垂直のアーム部15cを有していると共に、係合作用片31Bの指状先端部31aと係合する突片状の受け部分15dを有している。
次に、係合作用片(作動レバー)31Bは、第1の固定枢軸16に対して所定間隔離間して錠箱2の後方側に横設軸架された第2の固定枢軸17、不番軸孔を介して軸支されている。係合作用片31Bの後端部31bはアングル状に適宜折り曲げ形成されている。そして、係合作用片31Bは、他の摺動体(実施例では大きい方の枠状摺動体内に位置付けられた小さい方の枠状摺動体)に係合する垂直のアーム部31cを有している。
次に、複数個の枠状摺動体32は、公知例のように、例えば端面コ字形状、先端部開口の端面コ字形状等に形成され、錠箱2の水平案内長孔に係合している。そして、これらの枠状摺動体32の間には、操作部材60の軸部に連係するように設けられ、かつ錠箱2の側壁に形成した開口61を介して錠箱2内に延出する複数個の駆動片62が位置付けられている。
本実施例では、一つの駆動片62が内外いずれかの操作部材60の操作力により所定方向(実施例では水平方向)に移動して、一つの摺動体(例えば大きい方の枠状摺動体)が錠箱2の後壁側に水平移動すると、ロッキングピース15B(15A)の後端部15bの垂直アーム部15cを押圧するので、ロッキングピース15Bは、第1の固定枢軸16に巻装されたロッキングバネ18のバネ力に抗して係合解除(ラッチの拘束を解く)方向へと回転する。
一方、閉扉時から開扉時へと移行した時に操作部材60から手を放すと、又は開扉時から閉扉時に移行した場合に於いて、上下のロッキングピース15A、15Bは、それぞれのロッキングバネ18のバネ力により、その先端部15aが上下のラッチ5A、5Bの各係合受け部9に係合する。
付言すると、図1の閉扉時及び図2の開扉時のそれぞれに於いて、操作部材から手を放している場合には、駆動片62は摺動体32を押圧しないので、上下一対の固定枢軸16にそれぞれ巻装したロッキングバネ18のバネ力が、上下のロッキングピース15A、15Bをそれぞれラッチに係合する方向に付勢していることから、内外いずれかの操作部材60の操作力により、摺動体32を介して、かつロッキングバネ18のバネ力に抗して上下のロッキングピース15A、15Bが回動しない限り、上下のラッチ5A、5Bの各係合受け部9は、上下のロッキングピース15A、15Bの各先端部15aにそれぞれ係止されている。
図1は、閉扉時に於いて、受け具(ストライク板)50の係入穴52に突出状態で係入された上下のラッチ5A、5Bは、上下のロッキングピース15A、15Bの各先端部15aにより、同時に突出位置に拘束される状態を示し、一方、図2は、開扉時に於いて、受け具(ストライク板)50の係入穴52から抜けた上下のラッチ5A、5Bは、上下のロッキングピース15A、15Bの各先端部15aにより、同時に突出位置に拘束される状態であると共に、操作部材の操作力により、上下のロッキングピース15A、15Bがロック解除の方向へ回転しないように、さらに、次に説明するトリガー部材のロック手段24並びにストッパー手段を介してロックされている状態を示す。
(5)トリガー部材
符号21は、錠箱2の前方の中央部に配設された一つのトリガー部材である。このトリガー部材21は、フロント板の中央部のトリガー用開口に進退動自在に配設されている。
符号21は、錠箱2の前方の中央部に配設された一つのトリガー部材である。このトリガー部材21は、フロント板の中央部のトリガー用開口に進退動自在に配設されている。
さて、本実施例のトリガー部材21は、断面コ字形状のトリガーヘッド22と、このトリガーヘッド22からロッキングピース15Aの先端部15aに対向するように延在する水平杆部分23と、この水平杆部分23に可動的(スライド可能)に設けられ、かつ扉Yを開いた状態で操作部材60の操作を不可とするようにロッキングピース15Aに係合して該ロッキングピース15Aをロックする操作部材用ロック手段24と、このロック手段24の位置を制御するように該ロック手段24に対して錠箱2内に水平方向に配設された複数個の制御バネ25、26とから成る。
なお、制御バネ25、26は、本発明の目的を考慮して、前側の制御バネ25は、後側の制御バネ26よりも弱い(扉の開閉の際におけるロック手段24の位置変位のタイミングやバランスを考慮)。
しかして、前記トリガーヘッド22には受け具50のカム機能を有する係合部51と摺接する水平のローラ27が軸支されている。また、前記ロック手段24は、図6で示すように、ドーナツ形状、或は五円玉形状をしており、水平杆部分23の後端部に外嵌合し、その外周面24aはロッキングピース15Aの背側の係合部(係合面)19に直接又は間接的(本実施例)に係脱可能である。
さらに、複数個の制御バネ25、26は、水平杆部分23の延在方向に配設されており、例えばトリガーヘッド22とロック手段24との間に介在する前側の制御バネ25と、ロック手段24と錠箱内部の後端部側に固定したバネ端受け28との間に介在する後側の制御バネ26に区分けされ、前後の制御バネ25、26のバネ力は適宜に設定されている。
なお、特に図示しないが、円盤状のロック手段24の外周面24aの適宜箇所には、錠箱2のケース身2a又は/及びケース蓋2bに形成した水平案内長孔に係合するガイド突起が設けられている。また、ロック手段24は水平杆部分23の後端部から外れないように適宜に装着されている。
(6)ストッパー手段35
本実施例では、発明の一つの目的(ロックするタイミングを図ること)を達成するために、加味的要件を備えている。それは、錠箱2内にトリガー部材21を挟むように上下一対配設されたロック手段24用のストッパー手段35である。
本実施例では、発明の一つの目的(ロックするタイミングを図ること)を達成するために、加味的要件を備えている。それは、錠箱2内にトリガー部材21を挟むように上下一対配設されたロック手段24用のストッパー手段35である。
すなわち、上下のストッパー手段35は、ロッキングピース15A、15Bの各先端部15aとトリガー部材21の水平杆部分23との間にそれぞれ配設され、操作手段60から手を放すことを条件として仮施錠方向に回転するロッキングピース15A、15Bに追動してロック手段24のロック方向への移動を許容する。
本実施例では、ストッパー手段35は、基端部がフロント板の中央部の近傍に位置する横軸37に軸支された指状のストッパー本体36と、該ストッパー本体36の自由端部をロッキングピースの先端部15a側に付勢するように前記横軸37に巻装されたバネ38とから成り、ストッパー手段35がロック手段24の前面から外れた時、ロック手段24は、ストッパー手段35を介して上下のロッキングピースを同時にロック状態にする。
(7)閉扉から開扉へ
図1は、前述したように閉扉状態に於いて、操作部材60から手を放した場合である。ロック手段24は、図1で示すように、トリガーヘッド22のローラ27が受け具50の係合部51に圧接すると、トリガー部材21が後側の制御バネ26のバネ力に抗して錠箱2の内部へと後退動することから、外周面24aはロッキングピース15Aの背側の係合部19から外れる。
図1は、前述したように閉扉状態に於いて、操作部材60から手を放した場合である。ロック手段24は、図1で示すように、トリガーヘッド22のローラ27が受け具50の係合部51に圧接すると、トリガー部材21が後側の制御バネ26のバネ力に抗して錠箱2の内部へと後退動することから、外周面24aはロッキングピース15Aの背側の係合部19から外れる。
本実施例では、受け具50のトリガーヘッド22のローラ27を受ける部分(受け具50の中央部)が平担状(設計如何によっては若干膨出状にしても良い)なので、図1で示すように、扉の閉戸時、トリガー部材21は、平担状部分54に圧接して錠箱2の内部へと後退動する。そうすると、可動のロック手段24は、制御バネの制御により、上下のロッキングピース15A、15Bの各背側係合部19、19から離れる。
したがって、仮施錠状態にある上下のラッチ5A、5Bを解錠させる場合には、図示しないシリンダ錠に差し込んだ鍵、サムターン方式のカム部材、回転式の操作部材、プッシュ・プル式の操作部材等の操作力により、上下のロッキングピース15A、15Bをロッキングバネ18のバネ力に抗して所定方向へと移動させ、上下のラッチ5A、5Bの係合受け部9から係合離脱させる必要がある。
図9の(a)〜(c)は、図1の閉扉状態に於いて、操作部材60を操作して扉Yを開いた場合の作用説明図である。説明の便宜上、各部材の移動方向に矢印を入れる。ここでは、操作部材60が、例えばプッシュ・プル方式のハンドルであることを前提として説明する。
図9の(a)は、内外いずれかのハンドル60をプルした場合である。この場合、一つの水平方向へと移動する駆動片62により、大きい外側の枠状摺動体32が矢印A方向へと水平移動する。
そうすると、上下のロッキングピース15A、15Bは、上下の固定枢軸16を基準にして矢印方向(係合解除方向)に回転する。つまり、上下のラッチ5A、5Bは仮施錠状態から解かれる。この時、ストッパー手段35のストッパー本体36は、ロッキングピース15A、15Bの先端部の背側で押されて矢印方向(自由端部がトリガー部材に接近する方向)に回動する。
手前側にプルする(引く)場合には、普通一般に操作部材60をプルした状態で扉Yを手前へと引っ張る。そこで、図9の(b)は、ハンドル60をプルしたままの状態で扉Yを手前に開いた場合に於いて、上下のラッチ5A、5Bが反転しながら受け具50の係合部51を乗り越えた瞬間である(なお、上下のラッチ5A、5Bは反転しながら後退動しても、ラッチばね11により戻される)。したがって、図9の(b)では、受け具50を示していない。
図9の(b)の時、ハンドル60をプルしたままの状態であるから、一つの駆動片62、枠状摺動体32、ロッキングピース15A、15B、ストッパー本体36の位置はそのままである。
図9の(c)は、上下のラッチ5A、5Bが受け具50の係合部51を乗り越えたことから、後側の制御バネ26のバネ力により、トリガー部材21が矢印B方向(突出方向)へ移動し始めた初期の段階を示す。後側の制御バネ26のバネ力は、前述したように前側の制御バネ25のバネ力よりも強い。この時、操作部材60をプルした状態で扉Yを手前へと引っ張っている最中であるから、一つの駆動片62、枠状摺動体32、ロッキングピース15A、15B、ストッパー本体36の位置は相変わらずそのままである。そこで、トリガー部材21が矢印B方向(突出方向)へ所定量移動すると、上下のストッパー本体36の自由端部に円盤状のロック手段24の前面が衝突する。
そして、操作部材60から手を放すと、図2の開扉状態となる。プルの状態が終わり、操作部材60を手から離すと、上下のロッキングピース15A、15Bは上下の固定枢軸16を基準にしてそれぞれ回動し、それらの先端部15aは上下のラッチ5A、5Bの係合受け部9に係合する(ラッチを拘束する)。その時、ストッパー本体36はバネ38で外方向(トリガー部材から離れる方向)に付勢されているから、ロッキングピース15A、15Bが仮施錠方向へと回転すると、ロッキングピース15A、15Bの動きに追動してロック手段24の前面から放れる。
付言すると、開扉時に一時的にトリガー部材21のロック手段24の移動を止めていたストッパー部材35のストッパー本体36がロック手段のロック方向への移動を許容する。
その結果、図2で示すように、ロック手段24が所定のロック位置へと移動し、本実施例では、ストッパー本体36を介してロッキングピース15A、15Bをそれぞれロック状態にする。それ故に、開扉時には操作部材60を操作することができない。
(8)開扉から閉扉へ
図10の(a)と(b)は、図2の開扉状態から操作部材60を操作して扉Yを閉めた場合の状態を示す。前項で説明したように、開扉時には操作部材60を操作することができないことから、操作部材60を操作(プッシュ)しても、当該操作部材60は動かない(回転や揺動はしない)。したがって、上下の反転式ラッチ5A、5Bは、上下のロッキングピース15A、15Bにそれぞれ同時に拘束されている。
図10の(a)と(b)は、図2の開扉状態から操作部材60を操作して扉Yを閉めた場合の状態を示す。前項で説明したように、開扉時には操作部材60を操作することができないことから、操作部材60を操作(プッシュ)しても、当該操作部材60は動かない(回転や揺動はしない)。したがって、上下の反転式ラッチ5A、5Bは、上下のロッキングピース15A、15Bにそれぞれ同時に拘束されている。
そこで、操作部材60がプッシュ・プル方式である場合、操作部材60をプッシュすると、上下の反転式ラッチの先端部は、受け具50の係入穴52を形成する係合部(側壁部分の傾斜状表面とアール乃至平表面)に衝突状態に摺接するが、反転することなく、そのままの姿勢を維持しながら、受け具50の係入穴52に同時に入り込む。
図10の(a)は、上下の反転式ラッチ5A、5Bが受け具50の係入穴52に入り込んだ瞬間である。この時、トリガー部材21のトリガーヘッド22は受け具50の平担部分54に圧接することから、錠箱2内に後退動する。
そうすると、一瞬であるが、前側の制御バネ25が収縮状態となる。図10の(b)は、その直後、前側の制御バネ25が復帰し、その結果、ロック手段25が水平杆部分23をスライドしてストッパー本体36から離れ、図1の状態になったことを示している。
したがって、本実施例では、上下の反転式ラッチが同時に受け具50の係入穴52に入り込まない限り、操作部材60を操作することができない。換言すると、上下の反転式ラッチは、常にラッチング可能な態勢で受け具の係入穴に係合する。
(9)受け具
図4、図5、図11乃至図13は、錠本体1に対応する受け具50の一例を示す。本実施例の錠本体1は、錠箱2のフロント板の中心部に一つのトリガー部材21を進退動自在に配設し、このトリガー部材21を基準として錠箱2の上側と下側にラッチ枠3A、3Bをそれぞれ設け、これらのラッチ枠3A、3B内に上下方向に位置する同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるように組み込んでいることから、揺動する扉Yの自由端部の中央に対応する箇所、つまり、受け具50の中央部にトリガー部材21のトリガーヘッド22を受ける平担部分54を形成し、この平担部分54の上側と下側に所定形状の係入穴52を上下に合計2個形成している。そして、各係入穴52の左右の側壁部分がラッチ用の係合部51である。
図4、図5、図11乃至図13は、錠本体1に対応する受け具50の一例を示す。本実施例の錠本体1は、錠箱2のフロント板の中心部に一つのトリガー部材21を進退動自在に配設し、このトリガー部材21を基準として錠箱2の上側と下側にラッチ枠3A、3Bをそれぞれ設け、これらのラッチ枠3A、3B内に上下方向に位置する同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるように組み込んでいることから、揺動する扉Yの自由端部の中央に対応する箇所、つまり、受け具50の中央部にトリガー部材21のトリガーヘッド22を受ける平担部分54を形成し、この平担部分54の上側と下側に所定形状の係入穴52を上下に合計2個形成している。そして、各係入穴52の左右の側壁部分がラッチ用の係合部51である。
ところで、前記左右の係合部51は、それぞれ回転対称であって、かつ、上下に区分された二つの係合部分から成っている。例えば図11の13−13線に基づく断面図(図4、図13)等を参照に説明すると、一方(左側)の係合部分51aはラッチの係止面(先端)6が摺接する傾斜状のカム面(傾斜状表面)であり、他方(右側)の係合部分51bはラッチの傾斜面7が摺接するアングル形のカム面(アールを有する平表面)となっている。しかも、前記一方の傾斜状表面の係合部分51aは、他方のアールを有する平表面の係合部分51bよりも底壁53側に多少落ち込んでいる。
付言すると、上方左側の係合部51の係合部分が傾斜状のカム面(傾斜状表面)51aにすると、下方左側の係合部51の係合部分がアングル形のカム面(アールを有する平表面)51bとなる。したがって、右側の上下の係合部51は、上側がアールを有する平表面51bとなり、下側が傾斜状表面51aとなる。
このように、左右上下の係合部51は、それぞれ回転対称であることから、上下のラッチ5A、5Bが係入穴52に落ち込んだ(進入)ときに各ラッチ5A、5Bの係止面6がそれぞれ同時に対向する垂直受け面52a、52aも対角線方向の内面となる。
本実施例に於いて、ロック手段24の形状はドーナツ形状であるが、発明の目的を達成することができる範囲で任意に設計変更をすることができる。
図面は割愛するが、付言すると、本実施例では、鍔状のロック手段24は、トリガー部材21の水平杆部分23にスライド自在に嵌合しているが、トリガー部材21の水平杆部分の係合部に連係(係合、軸支、噛合)するように錠箱に軸支され、かつ錠箱内の制御バネに間接的に制御される連係部材(くの字形状のクランク部材、ピニオン部材、係合突部を有する係合レバー等)であっても良い。
なお、ロック手段24が「くの字形状」のクランク部材は、中心部が錠箱に横設軸架した横軸を介して軸支され、一端部がトリガー部材21の水平杆部分の係合部に連係(係合又は軸支)し、一方、他端部がストッパー手段35を介して又は介さないでロッキングピース15A(15B)の背側の係合部に係脱する。
また、ロック手段24がピニオン部材の場合の場合には、トリガー部材21の水平杆部分に長さ方向に沿ってピニオン部材と噛合するラックを形成し、前記ピニオン部材には半径外方向に突出する係合突起を形成する。
さらに、自由端部に係合爪部を有する係合レバーの場合には、基端部を横軸に軸支し、前記係合爪部がストッパー手段35を介して又は介さないでロッキングピース15A(15B)の背側の係合部に係脱する。
したがって、本実施例のロッキングピース15A(15B)の形態も一例であって、任意に設計変更し得る事項である。
本発明は、主に錠前や建具の業界で利用される。
図1乃至図14は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
閉扉時の概略の縦断面説明図。
開扉時の概略の縦断面説明図。
本発明の各部材の関係を概念的に示す説明図。
閉扉時の概略の横断面説明図(図2の4−4線に基づく平面視)。
閉扉時の概略の横断面説明図(図2の5−5線に基づく平面視)。
要部(ロック手段、制御バネ)の説明図。
要部(トリガー部材、ストッパー手段)の説明図。
各部材(ロッキングピース、係合作用片、摺動体、駆動片等)の説明図。
図9の(a)〜(c)は、図1の閉扉状態に於いて、操作部材を操作して扉を開いた場合の作用説明図。
図10の(a)と(b)は、図2の開扉状態から操作部材を操作して扉を閉めた場合の状態を示す作用説明図。
受け具の正面図。
左側面図。
図11の13−13線断面図。
受け具の係合部とラッチとの摺接関係を示す概略説明図。
X…ラッチ錠、Y…扉(自由扉)、Z…戸枠、1…錠本体、2…錠箱、3…ラッチ枠、5A、5B…ラッチ、6…ラッチの係止面、7…ラッチの傾斜面、8…ストッパー用突起、9…係合受け部、10…ラッチ受け、11…ラッチばね、15A、15B…ロッキングピース、15a…先端部、15b…後端部、15c…アーム部、15d…受け部分、16…第1の固定枢軸、17…第2の固定枢軸、18…ロッキングバネ、19…背側の係合部、21…トリガー部材、22…トリガーヘッド、23…水平杆部分、24…操作部材用ロック手段、24a…外周面、25…弱い制御バネ、26…強い制御バネ、27…ローラ、28…バネ端受け、31A、31B…係合作用片、31a…先端部、31b…後端部、31c…垂直のアーム部、32…複数の枠状摺動体、35…ストッパー手段、36…ストッパー本体、37…横軸、38…バネ、50…受け具、50a…受け具の表面、51…係合部、51a…係合部分(傾斜状表面)、51b…係合部分(平表面)、52…係入穴、52a…垂直受け面、53…底壁、54…平担部分、60…操作部材、61…開口、62…駆動片。
Claims (4)
- 操作部材側の駆動片に基づきラッチバネのバネ力に抗してラッチ枠内の反転式ラッチの拘束を解く方向に移動するロッキングピースを備えたラッチ錠に於いて、前記錠箱のフロント板にトリガー部材を進退動自在に配設し、また錠箱に上下のラッチ枠3A、3Bをそれぞれ設け、これらのラッチ枠内に同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるようにそれぞれ組込み、また、前記反転式ラッチの係合受け部9に同時に係脱する上下のロッキングピース15A、15Bを錠箱にそれぞれ軸支し、さらに、前記トリガー部材は、トリガーヘッド22からロッキングピースの先端部15aに対向するように延在する水平杆部分23に操作部材用のロック手段24を備えると共に複数個の制御バネに制御され、開扉した際、前記ロック手段24は、前記制御バネのバネ力により所定位置へと位置変位してロッキングピースをロック状態にすることを特徴とするラッチ錠。
- 請求項1に於いて、ロッキングピースとトリガー部材の水平杆部分23との間には、操作手段から手を放すことを条件として仮施錠方向に回転するロッキングピースに追動してロック手段24のロック方向への移動を許容するストッパー手段が介在していることを特徴とするラッチ錠。
- 請求項2に於いて、ストッパー手段は、基端部が軸支されたストッパー本体と、該ストッパー本体をロッキングピースの先端部15a側に付勢するバネとから成り、ロック手段24はストッパー手段を介してロッキングピースをロック状態にすることを特徴とするラッチ錠。
- 操作部材側の駆動片に基づきラッチバネのバネ力に抗してラッチ枠内の反転式ラッチの拘束を解く方向に移動するロッキングピースを備えたラッチ錠に於いて、前記錠箱のフロント板に一つのトリガー部材を進退動自在に配設し、また錠箱に上下のラッチ枠3A、3Bをそれぞれ設け、これらのラッチ枠内に同一構成の反転式ラッチ5A、5Bを、そのラッチングする係止面6が相互に対称となるようにそれぞれ組込み、また、前記反転式ラッチの係合受け部9に同時に係脱する上下のロッキングピース15A、15Bを錠箱にそれぞれ軸支し、さらに、前記トリガー部材は、トリガーヘッド22からロッキングピースの先端部15aに対向するように延在する水平杆部分23に連係するように錠箱に軸支された操作部材用のロック手段24を備えると共に複数個の制御バネに制御され、開扉した際、前記ロック手段24は、前記制御バネのバネ力により所定位置へと位置変位してロッキングピースをロック状態にすることを特徴とするラッチ錠。
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JP2007131756A JP2008285892A (ja) | 2007-05-17 | 2007-05-17 | ラッチ錠 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010248750A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | West Inx Ltd | 鎌錠 |
CN106884580A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-06-23 | 珠海优特物联科技有限公司 | 锁具 |
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- 2007-05-17 JP JP2007131756A patent/JP2008285892A/ja active Pending
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