JP2012225100A - 引き戸用錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】引き戸の施錠、解錠をスムーズに行え、また戸閉時の衝撃音の発生を防いぎ、引き戸の開閉を滑らかに行える引き戸用の錠装置を提供することである。
【解決手段】引き戸1の側端部11内で上下方向回動自在に軸支されてその先端部分に形成される係止部21が同側端部11から突出引退自在となる錠片体2と、前記引き戸1の側端部11と対向するように設けられて前記錠片体2の係止部21を出入自在に受け入れる錠受け凹所3とを備え、前記錠受け凹所3の開口内縁部分に形成される係止受け部31に前記錠片体2の係止部21が着脱自在に係止されることで施錠、解錠が行われる引き戸用錠装置。錠受け凹所3の近傍に第一の磁石体4を設けると共に、この第一の磁石体4に対して反発する第二の磁石体5が前記錠片体2の軸支部分23に対して係止部21とは反対側となる基端部分22に設けられる。
【選択図】図2

Description

本願発明は錠の構造に関する。さらに詳しくは、部屋と部屋あるいは廊下とトイレ等の間仕切りに用いられる引き戸用の錠装置に関するものである。
従来、戸建住宅、マンション等の屋内において、リビングルームや廊下等、家族の共通スペースと屋内の浴室、脱衣室、トイレ等のプライベート空間とを仕切るように、例えば浴室内(室内)からサムターンを操作して施錠し、外側(室外)から戸が開かないように内鍵でロックできる浴室用引き戸が知られている。
上記サムターン錠は、屋外側からはキーを用いて施錠・解錠するとともに、屋内側から例えばレバー式のサムターンを回動させてデッドボルトを引き戸の側端面から出没させ、施錠・解錠する形式であり、浴室用引き戸のみならず防犯を目的としたドア錠等としても使用されている。
一方、上記デッドボルトに替えて、特開2007−46259号公報には、鍵爪を用いる引き戸錠も提案されている。
特開2007−46259号公報
上記特許文献1に記載の引き戸錠においては、引き戸を施錠する際、引き戸錠操作部を上方に引き上げ、解錠する際には下方に押し下げる必要があり、鍵爪を回動して行う施錠、解錠等の動作を必ずしもスムーズに行えるものとはいいがたい。またこの引き戸錠を装着した引き戸を開閉する際、例えば、戸を閉める際、戸当たり面に引き戸の側端部が当たって衝撃音を発する等の問題もある。
本願発明はこのような状況に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、施錠、解錠をスムーズに、かつ余分な力を用いることなく行え、また戸閉時の衝撃音の発生を防いで引き戸の開閉を滑らかに、かつ静かに行うことのできる引き戸用の錠装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明に係る引き戸用錠装置では、引き戸の側端部内で上下方向回動自在に軸支されてその先端部分に形成される係止部が同側端部から突出引退自在となる錠片体と、前記引き戸の側端部と対向するように設けられて前記錠片体の係止部を出入自在に受け入れる錠受け凹所と、を備えてなり、前記錠受け凹所の開口内縁部分に形成される係止受け部に前記錠片体の係止部が着脱自在に係止されることで施錠、解錠が行われる引き戸用錠装置であって、前記錠受け凹所の近傍に第一の磁石体を設けると共に、この第一の磁石体に対して反発する第二の磁石体を前記錠片体の軸支部分に対して係止部とは反対側となる基端部分に設け、前記第一、第二の両磁石体が近接することによる反発力で前記錠片体が回動しその係止部が前記引き戸の側端部から突出して、同係止部が前記係止受け部に係止される施錠状態となることを特徴とする。
本願請求項2に記載の発明に係る引き戸用錠装置では、前記第一、第二の両磁石体が近接した際の反発力よりも小さな弾性力を有するバネ部材を備え、このバネ部材の弾性力によって前記係止部が前記引き戸の側端部へ引退する方向に前記錠片体が回動付勢されるようになしたことを特徴とする。
本願請求項3に記載の発明に係る引き戸用錠装置では、前記第一、第二の両磁石体が近接することによる反発力で前記錠片体が回動する際に、前記バネ部材の弾性力に抗して前記錠片体の基端部分が当接状態で乗り越える操作ガイド体を備え、この操作ガイド体に対する乗り越えた当接状態で前記バネ部材の弾性力によって前記施錠状態が保持され、同操作ガイド体を移動操作して前記当接状態を解除することにより、前記バネ部材の弾性力によって前記係止部が前記係止受け部から外れて解錠状態となることを特徴とする。
本願請求項4に記載の発明に係る引き戸用錠装置では、前記第一の磁石体を前記係止受け部の近傍に設け、同第一の磁石体に対する反発力が前記バネ部材の弾性力よりも小さい第三の磁石体を前記係止部の近傍に設けたことを特徴とする。
本願請求項1に記載の発明に係る引き戸用錠装置においては、錠片体が上下方向回動自在に軸支され、錠片体の先端の係止部が引き戸の側端部から突出引退自在とされ、上記係止部を受ける錠受け凹所が上記引き戸の側端部と対向するように戸当たり面に設けられてなり、上記錠受け凹所の近傍に第一の磁石体を設けると共に、この第一の磁石体に対して反発する第二の磁石体を上記錠片体の軸支部分に対して係止部とは反対側となる基端部分に設けられているため、引き戸を閉じる際、第一、第二の磁石体どうしの反発力によって引き戸の側端部が戸当たり面に激しく衝突することを防げる。そして上記反発力による緩衝効果によって、戸閉時の大きな音の発生や指詰め等の事故を防ぐことができる。
さらに、上記第一、第二の両磁石体が近接して反発する磁力を利用し、上記錠片体を回動させると共にその係止部を引き戸の側端部から突出させ、この係止部を上記係止受け部に係止して施錠状態となるため、施錠のために大きな力を必要とせず、磁石の反発力を利用して静かに、スムーズに施錠できる。
また、施錠状態から解錠状態として戸を開けるとき、第一、第二の両磁石体どうしが反発するためこの反発力によって引き戸は付勢され、余分な力を必要とせずにスムーズに引き戸を開放することができる。
本願請求項2に記載の発明に係る引き戸用錠装置においては、上記第一、第二の両磁石体が近接した際の反発力よりも小さな弾性力を有するバネ部材を上記錠片体に内設し、このバネ部材の弾性力によって上記錠片体が付勢されているため、解錠のとき係止部が滑らかに回動して係止受け部から外れ、引き戸の側端部へ引退することができる。
本願請求項3に記載の発明に係る引き戸用錠装置においては、上記第一、第二の両磁石体が近接してその反発力で錠片体が回動する際、上記バネ部材の弾性力に抗して上記錠片体の基端部分が当接状態で乗り越える操作ガイド体を備えている。
そのため、上記基端部分が操作ガイド体の先端部に形成された膨出部を乗り越えた当接状態で施錠状態が保持され、しっかりと施錠状態を保つことができる。また同操作ガイド体の移動操作をし、上記当接状態を解除して解錠されるため、上記バネ部材の弾性力によってスムーズに施錠、解錠を行うことができる。
本願請求項4に記載の発明に係る引き戸用錠装置においては、上記第一の磁石体を上記係止受け部の近傍に設け、同第一の磁石体に対する反発力が前記バネ部材の弾性力よりも小さい第三の磁石体が上記係止部の近傍に設けられているため、解錠のとき、上記第一、第三の両磁石体どうしが反発するため、滑らかに、迅速に解錠することができる。
本願発明に係る引き戸用錠装置において、引き戸の側端部を示す部分拡大斜視図。 本願発明に係る引き戸用錠装置において、引き戸の側端部が戸当り面に近接している状態を模式的に示す部分断面図。 本願発明に係る引き戸用錠装置において、引き戸の側端部が戸当り面に当接し施錠されている状態を模式的に示す部分断面図。 本願発明に係る引き戸用錠装置において、施錠された引き戸を解錠するときの錠片体の解錠途中状態を模式的に示す部分断面図。 本願発明に係る引き戸用錠装置の他の実施の形態を示すものであって、引き戸の側端部が戸当り面に当接しているときの施錠、解錠状態を模式的に示す部分断面図。
以下、本願発明に係る引き戸用錠装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1〜図4は本発明に係る引き戸用錠装置の第一の実施の形態を示すものである。
図1において、1は引き戸、11は引き戸1側の戸当たり面に相当する側端部、12は該側端部11に設けた金属板であり該金属板12の略中央部には開口部13が形成されている。該開口部13からは錠片体2の先端部を構成する係止部21が突出引退自在に突出している。該係止部21には第三の磁石体6が設けられており、該実施の形態においては該磁石体6が該係止部21の機能を同時に備えている。9は引き戸開閉用の引き手であり該引き手9には水平方向に長い長孔91が設けられている。該長孔91からは後記の操作ガイド体8を水平方向に摺動自在に移動させるための操作片84が外方に向かって突出している。操作片84は手動で水平摺動される。
図2は引き戸1の側端部11が該引き戸1が閉じられたときに当接する戸当り面33に近接している状態を模式的に示すものである。同図に示すように、引き戸1の側端部11に設けた金属板12の内側には引き戸1側の錠部材収納凹所14が形成されている。該錠部材収納凹所14には前記錠片体2と操作ガイド体8が収納されている。
錠片体2は錠部材収納凹所14内で固定装着された軸からなる軸支部分23に上下方向回動自在に軸支されている。従って、錠片体2の先端部分に形成された前記係止部21が前記金属板12の開口部13から突出引退自在となっている。該係止部21には第三の磁石体6が該係止部21を兼用した状態で設けられている。
錠片体2の軸支部分23に対して係止部21とは反対側となる基端部分22には第二の磁石体5が設けられている。錠片体2の側面視の全体形状は図示の如く変形したコ字形となっており、該錠片体2には前記基端部22から軸支部分23に向かって摺動長孔24が形成されており、該摺動長孔24には上記軸支部分23を構成する軸が貫通している。
従って、錠片体2は軸支部分23に上下方向回動自在に軸支されるとともに該軸支部分23に対して相対的に摺動自在となっている。該摺動長孔24内にはその基端部分22と軸支部分23との間にバネ部材7が圧縮バネとして納装されている。従って、錠片体2が軸支部分23に向かって相対的に摺動するときは該バネ部材7に抗して摺動することになる。
上述の如く、前記錠部材収納凹所14には前記操作ガイド体8が水平方向に摺動自在に収納されている。操作ガイド体8の先端部には略球状の膨出部81が形成されている。操作ガイド体8の内部にはその長手方向である水平方向に水平移動ガイド空間85が形成され、該水平移動ガイド空間85をストッパー83が貫通している。ストッパー83は前記錠部材収納凹所14に固定されており、該ストッパー83をガイドとして操作ガイド体8が水平移動を行うことができるようになっている。
上記水平移動ガイド空間85内の先端部とストッパー83との間には圧縮バネ82が納装されている。該圧縮バネ82の弾性力によって操作ガイド体8はその水平移動ガイド空間85の後端部がストッパー83に当接するよう常時付勢されている。即ち、該操作ガイド体8は該圧縮バネ82の弾性力によってその先端部方向に向かって突出するよう常時付勢されており、その突出量はストッパー83によって規制されている。
更に、図2において、3は錠受け凹所であり、該錠受け凹所3は引き戸1を閉じたときに該引き戸1の側端部11が当接する相手側の戸当り面33に開口して形成される。該錠受け凹所3は該戸当り面33に面一に埋設された筐体部32で構成される。該錠受け凹所3の開口内縁部分には係止受け部31が形成されている。
上記係止受け部31に前記錠片体2の係止部21が着脱自在に係止されることで施錠、解錠が行われる。該係止受け部31には第一の磁石体4が設けられている。該第一の磁石体4は該係止受け部31を兼ねたものであるが該磁石体4を係止受け部31の近傍であって該係止受け部31以外の錠受け凹所3内に設けてもよい。
該第一の磁石体4は、その極性が前記第二の磁石体5および前記第三の磁石体6のそれぞれの極性に対して同極となるように配設されている(以後、単に同極という)。従って、第一の磁石体4に第二の磁石体5或いは第三の磁石体6が近接してくると当該両者間には反発力が発生する。
引き戸1が閉じられていない状態においては、図2に示す如く錠片体2の第二の磁石体5はその水平高さが前記第一の磁石体4の水平高さと略同一でかつ第一の磁石体4と水平方向に相対向している。そして、錠片体2の基端部分22は、前記錠部材収納凹所14の内壁面に当接し且つ操作ガイド体8の膨出部81の下面前方に当接している。
上記錠片体2のこの状態は該錠片体2内に設けたバネ部材7の弾性力(伸長力)によって維持される。即ち、このバネ部材7の弾性力によって前記係止部21が前記引き戸1の側端部11へ引退する方向に前記錠片体2が回動付勢されている。
次に、上記引き戸用錠装置の動作状態を説明する。図2の状態から引き戸1を更に閉じて戸当り面33に近づけていくと、前記錠受け凹所3内に設けられた第一の磁石体4(この磁石体4は係止受け部31と兼用されている)と錠片体2の基端部分22に設けられた第二の磁石体5とは互いに同極であるからその反発力が次第に大きくなる。この反発力によって錠片体2は図2において時計回り方向の回転力を受ける。この回転力に対する抵抗力は、錠片体2の摺動長孔24に納装されたバネ部材7の弾性力(伸長力)と操作ガイド体8の水平移動ガイド空間85に納装された圧縮バネ82の弾性力(伸長力)とである。
引き戸1を閉じて戸当り面33に近づけていくことによって次第に大きくなっていく前記両磁石体4、5との間に生ずる反発力によって、錠片体2の基端部分22がバネ部材7の弾性力に抗して、徐々に、軸支部分23に向かって押し下げられていく。このとき、同時に、錠片体2の基端部分22の外表面は、操作ガイド体8の膨出部81の下面に当接摺動しながら且つ該操作ガイド体8を図2において右方向に押しながら後退していく。その結果、錠片体2は徐々に時計回り方向に回動していく。
図3に示す如く、錠片体2の基端部分22が操作ガイド体8の膨出部81を乗り越えその後端部に係止される状態まで回動すると、引き戸1は完全に閉じられる。このとき、該錠片体2は時計回り方向に約90度回転することになり、その下端部に形成された係止部21が引き戸1の側端部11から突出して前記錠受け凹所3内に回動進入し、更に、該係止部21が錠受け凹所3の開口内縁部分に形成された係止受け部31に着脱自在に係止されることで施錠が行われる。この状態においては、操作ガイド体8は圧縮バネ82の復元力により図3に示すように最左寄りに復帰している。
上記実施の形態においては、錠受け凹所3の第一の磁石体4が係止受け部31と兼用され、且つ、錠片体2の第三の磁石体6が係止部21と兼用されているから、図3に示す如く、第一の磁石体4と第第三の磁石体6とは互いに反発しながら係合している。この反発力のために錠片体2は、反時計回り方向に回動しようとするが、その基端部分22が操作ガイド体8の膨出部81の後端部に係止されており、該操作ガイド体8はストッパー83によって、左方向への突出量が規制されている等の原因で、錠片体2を反時計回り方向に回動しようとする回転力は全体として相殺され、この施錠状態が維持される。
次に、上記施錠状態を解錠するときの動作状態を説明する。先ず、引き戸開閉用の引き手9の長孔91から外方に突設している操作ガイド体8の操作片84を、圧縮バネ82に抗して手動で右方に(図1、図3参照)移動させる。操作ガイド体8が右方に移動するとき、その膨出部81は錠片体2の基端部分22を錠片体2に納装したバネ部材7に抗して左斜め下方向に押し下げながら移動する。そして、操作ガイド体8の膨出部81が錠片体2の基端部分22を乗り越えたとき錠片体2は操作ガイド体8から開放される。
錠片体2は操作ガイド体8から開放されると、第一の磁石体4と第三の磁石体6との間に働いていた反発力によって、第三の磁石体6が第一の磁石体4から反発離脱し、錠片体2は反時計回り方向に回動し、錠片体2の係止部21(第三の磁石体6)が錠受け凹所3から離脱して錠部材収納凹所14に回動復帰する。従って、施錠状態から解錠状態に復帰する(図4参照)。
その後に、操作ガイド体8の操作片84に手動で加えていた右向き方向の力を解放すると、操作ガイド体8は圧縮バネ82の復元力によって左方向に復帰する。このとき操作ガイド体8の膨出部81が錠片体2の基端部分22を左方向に押しながら、錠片体2を反時計回り方向に回動させる。最終的には錠片体2および操作ガイド体8は図2に示す状態に復帰し解錠状態が維持される。
図5は本願発明に係る引き戸用錠装置の第二の実施の形態を模式的に示すものであり、引き戸1の側端部11が戸当り面33に当接しているときの部分断面図である。同図において、錠片体2は軸支部分23に回動自在に軸支されているが、前記実施の形態とは異なり錠片体2は軸支部分23に対して摺動移動はできない。錠片体2の先端部分に形成された前記係止部21は鉤に形成されているが磁石体は設けられていない。係止部21とは反対側の基端部分22には第二の磁石体5が設けられている。この錠片体2は、その解錠状態においては、引き戸1側の錠部材収納凹所14に収納されている。
戸当り面33側に設けられる錠受け凹所3は、引き戸1を閉じたときに該引き戸1の錠部材収納凹所14に開口して形成されている。施錠状態では錠片体2が時計回り方向に回動してその係止部21が錠受け凹所3に進入しそこに形成された係止受け部31に係合する。
この実施の形態においては、引き戸1を閉じたときに当接する戸当り面33の表面近くに第一の磁石体4が、同図において、上下方向に摺動自在に埋設されている。該第一の磁石体4は上記第二の磁石体5と同極に着磁されており互いに反発する。該第一の磁石体4を上下方向に摺動させる手段は図示していない操作手段によって行われる。該操作手段は、例えば、該磁石体4を上下にスライドさせる手動式スライド釦、又は、引き戸1を閉じたときに自動的に磁性体4を所定位置(同図下方位置)に移動させる電気制御手段であってもよい。
次に図5に示した実施の形態の動作状態を説明する。第一の磁石体4が所定位置(引き戸1を施錠するための適切な位置)にない状態において、引き戸1を閉じたとき、該第一の磁石体4と錠片体2に設けた第二の磁石体5とは相対向位置にないので両磁性体4、5間に生ずる反発力は弱く、該弱い反発力は錠片体2の自重の抵抗力に抗して該錠片体2を時計回り方向には回動することはできない。故に、錠片体2の係止部21は錠受け凹所3内には進入せず、引き戸1は施錠されない。
次に、上記引き戸1が閉じられているがしかし施錠されていない状態において、第一の磁石体4を図外操作手段によって、手動で或いは自動的に、第一の磁石体4を所定位置(図5では図示されているように下方位置)に移動させると、該両磁性体4、5が相対向し、両者間に強い反発力が発生し、その結果、同図の仮想線で示すように、錠片体2が時計回り方向に回動しその係止部21が係止受け部31に係合し、引き戸1は施錠される。
該引き戸1を解錠するときは第一の磁石体4を公知の手段で図5において上方に移動させると、両磁性体4、5間の反発力が弱まり、錠片体2は自重の力で反時計回り方向に回動し、錠片体2は同図実線で示す状態に復帰する。
以上述べた如く、本願発明に係る引き戸用錠装置の第二の実施の形態においては、図5に示すように引き戸1の側端部が当接する戸当り面33近傍の表面に、第一の磁石体4を操作するための手動式スライド釦を外設する、あるいは電気制御手段を設ける等の手段によって引き戸1の施錠、解錠を容易に行うことができる。
1 引き戸
11 引き戸の側端部
12 引き戸の側端部に設けた金属板
13 錠片体の係止部が出入りするために金属板に形成した開口部
14 引き戸側の錠部材収納凹所
2 錠片体
21 錠片体に形成された係止部
22 錠片体の基端部分
23 錠片体を軸支する軸支部分
24 摺動長孔
3 錠受け凹所
31 係止受け部
32 錠受け凹所を形成する筐体部
33 引き戸の側端部が当接する戸当り面
4 第一の磁石体
5 第二の磁石体
6 第三の磁石体
7 錠片体に設けられたバネ部材(圧縮バネ)
8 操作ガイド体
81 操作ガイド体の先端部に形成した膨出部
82 操作ガイド体に設けた圧縮バネ
83 操作ガイド体に設けたストッパー
84 操作ガイド体を移動操作するための操作片
85 水平移動ガイド空間
9 引き戸開閉用の引き手
91 引き手に設けた長孔

Claims (4)

  1. 引き戸の側端部内で上下方向回動自在に軸支されてその先端部分に形成される係止部が同側端部から突出引退自在となる錠片体と、前記引き戸の側端部と対向するように設けられて前記錠片体の係止部を出入自在に受け入れる錠受け凹所と、を備えてなり、前記錠受け凹所の開口内縁部分に形成される係止受け部に前記錠片体の係止部が着脱自在に係止されることで施錠、解錠が行われる引き戸用錠装置であって、前記錠受け凹所の近傍に第一の磁石体を設けると共に、この第一の磁石体に対して反発する第二の磁石体を前記錠片体の軸支部分に対して係止部とは反対側となる基端部分に設け、前記第一、第二の両磁石体が近接することによる反発力で前記錠片体が回動しその係止部が前記引き戸の側端部から突出して、同係止部が前記係止受け部に係止される施錠状態となることを特徴とする引き戸用錠装置。
  2. 前記第一、第二の両磁石体が近接した際の反発力よりも小さな弾性力を有するバネ部材を備え、このバネ部材の弾性力によって前記係止部が前記引き戸の側端部へ引退する方向に前記錠片体が回動付勢されるようになしたことを特徴とする請求項1記載の引き戸用錠装置。
  3. 前記第一、第二の両磁石体が近接することによる反発力で前記錠片体が回動する際に、前記バネ部材の弾性力に抗して前記錠片体の基端部分が当接状態で乗り越える操作ガイド体を備え、この操作ガイド体に対する乗り越えた当接状態で前記バネ部材の弾性力によって前記施錠状態が保持され、同操作ガイド体を移動操作して前記当接状態を解錠することにより、前記バネ部材の弾性力によって前記係止部が前記係止受け部から外れて解錠状態となることを特徴とする請求項2記載の引き戸用錠装置。
  4. 前記第一の磁石体を前記係止受け部の近傍に設け、同第一の磁石体に対する反発力が前記バネ部材の弾性力よりも小さい第三の磁石体を前記係止部の近傍に設けたことを特徴とする請求項3記載の引き戸用錠装置。
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