JP5220683B2 - 錠のラッチ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ラッチ内に進出付勢手段であるコイルバネを備えた錠のラッチ構造に関し、例えば全面ガラス扉に用いて好適なものである。
近年、ガラス素材の強度向上によって全面ガラス扉が多用されるようになってきている。全面ガラス扉は、例えばオフィスビルの玄関や店舗の入り口に設置される場合には、施錠装置を設ける必要がある。従来、この種の全面ガラス扉に施錠装置を設ける場合には、吊元金具や、上框、下框或いは中央部に付設した金属枠部に施錠装置を設けるのが一般的であった。
ところが、施錠装置を設けるために金属枠部分を付設するのでは、折角の全面ガラス扉の意匠性を低下させることがあり、好ましくはこれら金属枠部分が設けられない方が良い。
このような不具合を解消するものに、扉ガラス素材に直接穿設した取付穴を利用して、施錠装置のみを全面ガラス扉に取り付けた特許文献1のドア錠が提案されている。
このドア錠によれば、全面ガラス扉に施錠装置を設けるための金属枠部を付設せずに、全面ガラス扉の開閉端にドア錠のみを取り付けでき、全面ガラス扉の意匠性を損ねず、見栄えを向上させることができた。
特表2002−523660号公報
錠装置には、扉が風などで開かないように扉枠や相手扉に仮締めするラッチ、所謂、空錠を備えるものがある。ラッチは、錠箱内に内蔵した進出付勢手段であるコイルバネ等により戸先から突出され、閉扉時には相手側ストライクに衝接することで、或いはレバーハンドル等の操作部材が操作されることで後退し、ストライクに係止することで扉を仮締めする。係止したラッチは、レバーハンドル等が操作されることによって錠箱内に後退され、ストライクから係止が外れて扉を開放可能とする。
このラッチを備えた錠装置では、小型化を目的にコイルバネをラッチに内蔵することが想定される。特に、意匠性の重視される上記全面ガラス扉の錠装置の場合であっても例外ではない。
しかしながら、ラッチ内にコイルバネを収容するには、線径やコイル内径を小さくしなければならない。このため、収容スペースの小さいことも相まって、コイルバネが他部材と接触し、長期に渡る進退動作ではコイルバネに摩耗の生じることが危惧される。また、コイルバネは、ラッチの進退方向に沿う直線方向で付勢力を付与するが、ラッチは扉の閉止に伴って先端傾斜面をストライクに衝接し、その反力で後退されることがあるため、後退動作は必ずしも直線運動とならず複雑な動作軌跡を描く場合があった。このようにしてラッチの後退方向とコイルバネの伸縮方向が平行でないと、コイルバネが他部材、例えばコイルバネが外挿されるガイド軸に摺接し、コイルバネの線材が摩耗し、耐久性を低下させる虞が生じた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、錠箱の省スペース化を図りつつ、コイルバネの耐久性を向上させることができる錠のラッチ構造を提供し、もって、長期に渡って錠動作を安定させ、信頼性の向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の錠のラッチ構造は、錠箱77に進退自在にガイドされるラッチ37と、
該ラッチ37の内部に形成されるラッチ進退方向aに長い空間71と、
該空間71の長手方向に沿って収容されラッチ進退方向aの先端側に設けられたフランジ部73を前記空間71の先端側内壁面75に当接するガイド軸61と、
前記錠箱77に一端79が固定され前記空間71に位置する他端81が貫通させた前記ガイド軸61を摺動自在に支持する支持柱67と、
先端が前記フランジ部73に当接し基端が該支持柱67に当接して前記ガイド軸61の外周に間隙83を有して外挿されるコイルバネ63と、を具備し、
前記支持柱67には内周に前記ガイド軸61を挿通し外周に前記コイルバネ63を外挿する筒部65が設けられたことを特徴とする。
この錠のラッチ構造では、ラッチ内の空間71にガイド軸61を配置するコンパクトな構造において、特に、コイルバネ63のガイド軸61に対し相対移動の大きい側(すなわち、支持柱側)が、筒部65を介してガイド軸61の外側に均等な間隙83を有して同心円状に配置され、伸縮動作時にコイルバネ63が振れ難くなりガイド軸61に接触しにくくなる。また、コイルバネ63が均等な間隙83を有してガイド軸61と同心円状に配置されることで、ラッチ37が仮に微少量傾斜して後退しても、コイルバネ63とガイド軸61が摺接しにくくなる。
請求項2記載の錠のラッチ構造は、請求項1記載の錠のラッチ構造であって、
前記ガイド軸61の先端側には、前記フランジ部73に向かって徐々に拡径されるテーパ面89が形成されることを特徴とする。
この錠のラッチ構造では、コイルバネ63のフランジ部73側(先端側)がテーパ面89の外側に外挿されることで、コイルバネ63の先端側もガイド軸61の外側に均等な間隙83を有して同心円状に配置され、伸縮動作時に振れ難くなってガイド軸61に接触しにくくなる。
請求項3記載の錠のラッチ構造は、請求項1又は2記載の錠のラッチ構造であって、
前記筒部65が、前記支持柱67と別部材からなり該支持柱67に嵌合されることを特徴とする。
この錠のラッチ構造では、別体で製作された筒部65が支持柱67の他端81に嵌合され、ガイド軸61が筒部65を介して支持柱67の他端81に摺動自在に支持される。なお、筒部65は、ガイド軸61に外挿されたコイルバネ端に押圧されて嵌合状態に保持される。
請求項4記載の錠のラッチ構造は、請求項1,2,3のいずれか1つに記載の錠のラッチ構造であって、
前記ラッチ37が、
先端面にストライク衝接傾斜面91を有して略角柱状に形成される樹脂製のラッチ本体55と、
該ラッチ本体55の少なくとも前記ストライク衝接傾斜面91を除く側面を覆うように折り曲げられた金属製のライニング板57と、からなることを特徴とする。
この錠のラッチ構造では、ラッチ37が小口から突出された状態で扉11bが閉められると、ラッチ37のストライク衝接傾斜面91が相手側扉11a等に設けられたストライク47に衝接し、その反力によりラッチ37がコイルバネ63の付勢力に抗して錠箱77内へ後退される。支持柱67は錠箱77に固定されているので、ラッチ37と共にガイド軸61が支持柱67に対して後退し、フランジ部73が接近してくる。ガイド軸61に外挿されたコイルバネ63は、支持柱67とフランジ部73との間で圧縮される。コイルバネ63の復元力により突出方向に押圧されるラッチ37は、樹脂製ラッチ本体55のストライク衝接傾斜面91がストライクに衝接するので、衝撃、騒音が低減される。しかも、外側はライニング板57に覆われ補強されているので、耐久性も確保される。
本発明に係る請求項1記載の錠のラッチ構造によれば、ラッチ内部の空間に設けたガイド軸を支持柱で摺動自在に支持し、このガイド軸にコイルバネを外挿し、支持柱にはガイド軸を挿通するとともにコイルバネを外挿する筒部を設けたので、錠箱の省スペース化を図りつつ、コイルバネが振れ難くなってガイド軸に接触しなくなり、コイルバネの耐久性を向上させることができる。この結果、長期に渡って錠動作を安定させ、信頼性を向上させることができる。
請求項2記載の錠のラッチ構造によれば、ガイド軸の先端側に、フランジ部に向かって徐々に拡径されるテーパ面を形成したので、コイルバネが、先端側においてもガイド軸に接触しなくなり、摩耗などが起こらずコイルバネの耐久性を向上させることができる。
請求項3記載の錠のラッチ構造によれば、筒部が、支持柱と別部材からなり支持柱に嵌合されるので、支持柱および筒部の製造を容易にすることができる。また、筒部を交換可能にできる。
請求項4記載の錠のラッチ構造によれば、ラッチが、ストライク衝接傾斜面を有して略角柱状に形成される樹脂製のラッチ本体と、ストライク衝接傾斜面を除くラッチ本体の側面を覆う金属製のライニング板とからなるので、ラッチとストライクとの衝撃、騒音を低減できる。また、内部に空間を有するラッチを容易に製造できる。
本発明に係る錠のラッチ構造を備えたガラス扉の正面図である。 図1のA−A断面図である。 図2に示した室内錠ユニットの斜視図である。 図3に示したラッチ構成部材の拡大斜視図である。 ラッチ突出状態の室内錠ユニット戸先側の平断面図である。 ラッチ後退状態の室内錠ユニット戸先側の平断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る錠のラッチ構造を備えたガラス扉の正面図である。
本実施の形態による錠のラッチ構造は、開閉体である例えば両開きの全面ガラス扉に好適に用いることができる。この他、錠のラッチ構造は、片開きの全面ガラス扉、両開き・片開きのスチール扉等にも用いることができる。本実施の形態では、錠のラッチ構造が両開きの全面ガラス扉11(11a,11b)に用いられる例を説明する。
建物開口の左右にはガラスパネル13,13が設けられ、ガラスパネル13,13は開口サッシ等に取付固定されている。ガラスパネル13,13に挟まれる出入口開口部には上記した一対の全面ガラス扉11a,11bがヒンジ15,15を介して開閉自在に支持される。全面ガラス扉11a,11bは、例えば一方のガラス扉11aが不図示の規制手段にて開閉が規制され、他方のガラス扉11bが室内側(図2の下側)へ開放可能となる。ガラス扉11の召合17には面付錠100が取り付けられる。
図2は図1のA−A断面図である。
面付錠100は、他方のガラス扉11bの戸先を挟んで取り付けられる室外錠ユニット21と、室内錠ユニット23と、一方のガラス扉11aの戸先を挟んで取り付けられる室外側の戸当たりユニット25と、室内側のストライクユニット27と、から構成される。
室外錠ユニット21には、レバーハンドル31、シリンダー錠(図示せず)等が設けられる。室内錠ユニット23には、レバーハンドル33、サムターン35、進退自在な錠ボルト37が設けられる。錠ボルト37は、ラッチボルト兼デッドボルトの機能を有し、レバーハンドル31,33の回動操作にて進退が可能となるとともに、シリンダー錠及びサムターン35の操作にて進退が規制・規制解除されて施解錠が行えるようになっている。本実施の形態では、この錠ボルト37が、本発明における「ラッチ」と同等の部材となる。室内錠ユニット23から突出する錠ボルト37は、ストライクユニット27のストライク穴(図示せず)へ進入係止される。
全面ガラス扉11a,11bは、他方のガラス扉11bに設けられた錠ボルト37が、サムターン35等の施錠操作により、一方のガラス扉11aに設けられたストライクユニット27へ後退不能に係止すれば、双方が開閉規制された施錠状態となる。サムターン35等の解錠操作により施錠(後退規制)が解除されれば、レバーハンドル31,33により錠ボルト37が後退可能となり、他方のガラス扉11bが開放可能となる。
戸当たりユニット25は、一方のガラス扉11aの小口端面12よりも突出する戸当たり部41を有する。戸当たり部41の室内側の面には戸当たり板43が表出し、戸当たり板43は他方のガラス扉11bの戸先室外面45が当接する。図2中、47はストライク穴を一体に形成するストライク板、49はストライク板47に形成されたボルト衝接片を示す。
図3は図2に示した室内錠ユニットの斜視図である。
室内錠ユニット23は、ケース51の戸先側の端面に、錠ボルト37の進退開口53を有する。進退開口53から進退する錠ボルト37は、ラッチ本体55と、ライニング板57とを有する。錠ボルト37は、後述する錠箱の対向内壁面に樹脂プレートを介し挟まれて進退自在にガイドされ、進退開口53から進退されるラッチ本体55にはガイド軸61と、コイルバネ63と、筒部65と、支持柱67が配置される。なお、図3中、69は開扉時にはサムターン35やシリンダ錠の施錠操作を規制するトリガーを示す。
図4は図3に示したラッチ構成部材の拡大斜視図、図5はラッチ突出状態の室内側錠ユニット戸先側の平断面図である。
ラッチ本体55の内部には、ラッチ進退方向(図4の矢印a方向)に長い空間71が形成される。空間71には長手方向に沿ってガイド軸61が収容され、ガイド軸61はラッチ進退方向の先端側に設けられたフランジ部73を空間71の先端側内壁面75に当接する。
支持柱67は、錠箱77に一端79が加締め固定され、空間71に位置する他端81が貫通させたガイド軸61を摺動自在に支持する。支持柱67の他端81に支持されたガイド軸61にはコイルバネ63が外挿され、コイルバネ63は先端がフランジ部73に当接し、基端が支持柱67に当接する。つまり、コイルバネ63は、フランジ部73を介してラッチ本体55を進出方向(図5の右方向)に付勢する。コイルバネ63は、ガイド軸61の外周に間隙83を有して外挿される。つまり、コイルバネ63の内周がガイド軸61に接触しないようになっている。
本実施の形態において、支持柱67には内周にガイド軸61を挿通し外周にコイルバネ63を外挿する筒部65が設けられる。筒部65は、支持柱67と別部材からなり、支持柱67に嵌合される。なお、本実施の形態では、筒部65が支持柱67と別体に形成されるが、筒部65は支持柱67と一体に形成されても良い。筒部65の外周には鍔部85が張り出し、鍔部85は支持柱67の嵌合穴87からの筒部65の抜けを規制する。
別体で製作された筒部65は、支持柱67の他端81に嵌合される。ガイド軸61は、筒部65を介して摺動自在に支持される。なお、筒部65は、ガイド軸61に外挿されたコイルバネ63に押圧されて嵌合状態に保持される。すなわち、鍔部85にコイルバネ63が当接していることで、筒部65を支持柱67に押しつけるように作用している。筒部65と支持柱67を別部材とすることで、支持柱67および筒部65の製造を容易にしている。また、筒部65を交換可能にしている。
また、ガイド軸61の先端側には、フランジ部73に向かって徐々に拡径されるテーパ面89が形成される。コイルバネ63のフランジ部73側(先端側)がテーパ面89の外側に外挿されることで、コイルバネ63の先端側もガイド軸61の外側に均等な間隙83を有して同心円状に配置され、伸縮動作時に振れ難くなりガイド軸61に接触しにくくなる。これにより、コイルバネ63の耐久性を向上させている。
ラッチ本体55は、先端面にストライク衝接傾斜面91を有し、樹脂材料により略角柱状に形成される。樹脂材料としては、例えばジュラコン樹脂を好適に用いることができる。一方、ライニング板57は、金属材料からなり、ラッチ本体55の少なくともストライク衝接傾斜面91を除く側面を覆うように折り曲げられてなる。ライニング板57の金属材料としては、例えばステンレス鋼を好適に用いることができる。
ライニング板57は、空間71を表出させる窓部93を有した側板95の上下片97,99が折り曲げられた断面コ字状に形成されている。ライニング板57は、上下片97,99に設けられた爪部101を折り曲げるとともに、固定穴103に挿通された固定ピン105の両端が加締められることで、ラッチ本体55と一体固定される。なお、図4中、107は施解錠機構部材との連結部、図5中、109は他方のガラス扉11bと錠箱77の間に挟入されるライナーを示す。
コイルバネ63の復元力により突出方向に押圧されるラッチ本体55は、ストライク衝接傾斜面91がボルト衝接片49に衝接するので、衝撃、騒音が低減される。しかも、ラッチ本体55の外側はライニング板57に覆われ補強されているので、耐久性も確保される。
次に、上記構成を有するラッチ構造の作用を説明する。
図6はラッチ後退状態の室内側錠ユニット戸先側の平断面図である。
錠ボルト37は、進退開口53から突出された状態で他方のガラス扉11bが閉められると、ラッチ本体55のストライク衝接傾斜面91が相手側扉等に設けられたストライク板47のボルト衝接片49に衝接し、その反力によりコイルバネ63の付勢力に抗して錠箱77内へ後退される。
支持柱67は錠箱77に固定されているので、ラッチ本体55と共にガイド軸61が支持柱67に対して後退し、フランジ部73が接近してくる。これにより、ガイド軸61に外挿されたコイルバネ63は、支持柱67とフランジ部73との間で圧縮される。他方のガラス扉11bがさらに閉動されると、ストライク衝接傾斜面91の先端がボルト衝接片49を越え、コイルバネ63の復元力により錠ボルト37がストライク穴に進入係止される。
また、開扉時には、レバーハンドル31,33が操作され、施解錠機構を介してラッチ本体55が後退されると、ラッチ本体55と共にガイド軸61が再び支持柱67に対して後退し、コイルバネ63は、支持柱67とフランジ部73との間で圧縮される。レバーハンドル31,33が元に位置に戻されることで、コイルバネ63の復元力により錠ボルト37が突出状態となる。
本実施の形態によるラッチ構造では、この際のコイルバネ63の伸縮動作時に、コイルバネ63のガイド軸61に対し相対移動の大きい側(すなわち、支持柱67側)が、筒部65を介してガイド軸61の外側に均等な間隙83を有して同心円状に配置され、伸縮動作時に振れ難くなってガイド軸61に接触しにくくなる。また、コイルバネ63が均等な間隙83を有してガイド軸61と同心円状に配置されることで、錠ボルト37がボルト衝接片49からの反力を受けて仮に微少量傾斜して後退しても、コイルバネ63とガイド軸61との間隙83を保とうとすることでコイルバネ63とガイド軸61が摺接しにくくなる。
したがって、上記実施の形態によるラッチ構造によれば、ラッチ内部の空間71に設けたガイド軸61を支持柱67で摺動自在に支持し、このガイド軸61にコイルバネ63を外挿し、支持柱67にはガイド軸61を挿通するとともにコイルバネ63を外挿する筒部65を設け、またガイド軸61には先端側にテーパ面89を設けたので、錠箱77の省スペース化を図りつつ、コイルバネ63がガイド軸61に接触しなくなり、すなわち、コイルバネ63が伸縮動作する際に、このコイルバネ63の軸線とガイド軸61の軸線とが略一致した状態となり、コイルバネ63が伸縮動作時に振れ難くなって、コイルバネ63に摩耗を生じにくくして耐久性を向上させることができる。この結果、ラッチ内の空間71にガイド軸61を配置するコンパクトな構造において、長期に渡って錠動作を安定させ、信頼性を向上させることができる。
37…錠ボルト(ラッチ)
55…ラッチ本体
57…ライニング板
61…ガイド軸
63…コイルバネ
65…筒部
67…支持柱
71…空間
73…フランジ部
77…錠箱
79…一端
81…他端
83…間隙
89…テーパ面
91…ストライク衝接傾斜面
100…面付錠(錠)
a…ラッチ進退方向

Claims (4)

  1. 錠箱に進退自在にガイドされるラッチと、
    該ラッチの内部に形成されるラッチ進退方向に長い空間と、
    該空間の長手方向に沿って収容されラッチ進退方向の先端側に設けられたフランジ部を前記空間の先端側内壁面に当接するガイド軸と、
    前記錠箱に一端が固定され前記空間に位置する他端が貫通させた前記ガイド軸を摺動自在に支持する支持柱と、
    先端が前記フランジ部に当接し基端が該支持柱に当接して前記ガイド軸の外周に間隙を有して外挿されるコイルバネと、を具備し、
    前記支持柱には内周に前記ガイド軸を挿通し外周に前記コイルバネを外挿する筒部が設けられたことを特徴とする錠のラッチ構造。
  2. 請求項1記載の錠のラッチ構造であって、
    前記ガイド軸の先端側には、前記フランジ部に向かって徐々に拡径されるテーパ面が形成されることを特徴とする錠のラッチ構造。
  3. 請求項1又は2記載の錠のラッチ構造であって、
    前記筒部が、前記支持柱と別部材からなり該支持柱に嵌合されることを特徴とする錠のラッチ構造。
  4. 請求項1,2,3のいずれか1つに記載の錠のラッチ構造であって、
    前記ラッチが、
    先端面にストライク衝接傾斜面を有して略角柱状に形成される樹脂製のラッチ本体と、
    該ラッチ本体の少なくとも前記ストライク衝接傾斜面を除く側面を覆うように折り曲げられた金属製のライニング板と、からなることを特徴とする錠のラッチ構造。
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