JP2008266982A - 扉錠用ハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハンドルが長い場合でも、シリンダー錠のキー穴を適切な位置に設けることが可能なハンドル装置の提供。
【解決手段】 扉5に固定される台座61と、この台座61に設けられるハンドル本体65と、このハンドル本体65の移動に伴いスライダー49を移動させる操作部材69とを備える。操作部材69は、ハンドル本体65に連結される伝達片80と、この伝達片80と左右方向に離隔して配置され、ラッチ錠3の錠ケース11に差し込まれる作動片81と、伝達片80と作動片81とを連結する中央片83とを有し、軸87により台座61に回動可能に保持されている。伝達片80に連結されたハンドル本体65の引きの操作により伝達片80が軸まわりに回動し、これに伴って作動片81がスライダー49を移動させる。これにより、ラッチボルト15の後退が可能とされる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、扉錠用のハンドル装置に関するものである。
周知のとおり、扉には、例えば、ハンドルにより施解錠するラッチ錠や、キーにより施解錠するシリンダー錠が取り付けられている。また、近年、デザイン性が重視されてきたことで、プッシュ・プル式のハンドル装置の場合、ハンドルを長くして高級感をだすことがある。さらに、防犯上の問題からシリンダー錠を二つ設けてツーロックとする場合がある。
しかしながら、従来のプッシュ・プル式のハンドル装置の場合、図8に示すように、扉181に上下方向に沿って設けられ、押しまたは引きの操作によりラッチ錠183を解錠するハンドル185と、シリンダー錠187のキー穴189とがほぼ同一軸線上に配置されていることで、ハンドル185が設けられる高さ位置の範囲内にはシリンダー錠187のキー穴189を配置することができなかった。そのため、シリンダー錠187のキー穴189は、ハンドル185の上側と下側の一方または両方に配置されていた。
そして、ハンドルの上側にキー穴が配置された場合、小さな子供やお年寄りが、キー穴にキーを差し込むことが困難となり、ハンドルの下側にキー穴が配置された場合、キー穴が低くなりすぎて、大人がキーをキー穴に差し込むのが困難な位置となっていた。
本発明が解決しようとする課題は、ハンドルが極めて長い場合でも、シリンダー錠のキー穴を適切な位置に設けることが可能なハンドル装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の発明は、進退可能であるが突出方向へ付勢されたラッチボルトを有する扉錠が設けられる扉のハンドル装置であって、扉の幅方向に沿う軸まわりに回動可能に設けられる伝達部材と、この伝達部材と扉の幅方向に離隔して設けられ、伝達部材に連結されたハンドルの押しまたは引きの操作による伝達部材の軸まわりの回動に連動し、ラッチボルトを後退させるか、後退可能状態に切替える作動部材とを備えることを特徴とする扉錠用ハンドル装置である。
さらに、請求項2に記載の発明は、前記伝達部材と前記作動部材とは、互いに平行で一体的に連結されており、同一の軸線まわりに回動可能に保持されたことを特徴とする請求項1に記載の扉錠用ハンドル装置である。
本発明のハンドル装置によれば、ハンドルを扉の戸先側端部から離隔した位置に設けることが可能である。従って、従来公知のラッチ錠を使用しながら、扉の戸先側端部とハンドルとの間にシリンダー錠のキー穴を配置できる。これにより、シリンダー錠のキー穴を適切な高さ位置に配置することができる。
以下、本発明のハンドル装置について、図面に基づき詳細に説明する。
ここでは、本発明のハンドル装置がたとえば玄関扉に適用される場合について説明する。なお、以下の説明においては、扉が閉鎖した状態において室内外方向を前後方向とし、扉の幅方向を左右方向とする。
図1は、本発明のハンドル装置の一実施例を示す図であり、扉に取り付けた状態を室外側から見た正面図である。図2は、図1中のラッチ錠の正面視の概略縦断面図であり、図3は、そのラッチボルトを示す斜視図である。
図4は、図1のハンドル装置の側面視の縦断面図であり、図5はその横断面図である。また、図6は図1のハンドル装置の主要部を示す斜視図である。
さらに、図7は、図1のハンドル装置の室外側に設けられた上側の台座を室内側から見た概略図である。
本実施例のハンドル装置1は、ラッチ錠3が設けられた扉5に適用される。
本実施例のハンドル装置1が取り付けられる扉5は、開き戸形式とされ、たとえば室外側へ開く外開き扉とされる。具体的には、扉5は、略矩形状の扉枠7の一側端部に、ヒンジ9を介して回動可能に取り付けられている。
本実施例のラッチ錠3は、いわゆる反転式のラッチ錠とされ、扉5の戸先側端部に内蔵される錠ケース11と、この錠ケース11に設けられ、錠ケース11の戸先側端面13から出没可能なラッチボルト15と、このラッチボルト15の反転を阻止する上下一対のロッキングピース35,35とを主要部に備える。
錠ケース11は、矩形箱状とされ、扉5の戸先側端部の上下方向略中央部に取り付けられる。具体的には、図2および図6に示すように、錠ケース11は、扉5に埋め込まれると共に、錠ケース11の戸先側端面13に矩形板状のフロント板17が重ね合わされる。そして、フロント板17を介して扉5の戸先側端部に取付ネジ19がねじ込まれて、錠ケース11およびフロント板17が扉5に固定される。
錠ケース11の戸先側端面13およびフロント板17には、ラッチボルト15が通される貫通穴21,23がそれぞれ形成されている。
ラッチボルト15は、平面視略菱形とされ、錠ケース11から三角形状に突出して、扉枠7の戸先側縦枠7aに設けられた受材25の受穴25aに突入する(図5)。ラッチボルト15が受材25の受穴25aに突入した状態では、閉扉方向の面が室内側へ行くに従って吊元側へ傾斜する傾斜面とされ、開扉方向の面が左右方向に沿う係合面とされる。
図3に示すように、ラッチボルト15の基端部には、上下に対称的に、突出部27,27が一体形成されている。各突出部27には、左右方向に沿って係合溝27aがそれぞれ形成されている。
また、ラッチボルト15の基端部の上下方向中央には、傾斜した嵌合凹部29が形成されており、ラッチバネ31の一端部が円筒材30を介してはめ込まれている。
錠ケース11には、戸先側端面13の貫通穴21を臨むように、断面コ字形のバネ受33が設けられ、このバネ受33とラッチボルト15の嵌合凹部29との間にラッチバネ31が設けられている。
このラッチバネ31によって、ラッチボルト15は、その先端部が、常時、錠ケース11の戸先側端面13の貫通穴21から突出するよう付勢されている。そして、この付勢力に対抗して、ラッチボルト15は錠ケース11側へ後退可能とされている。
錠ケース11内には、ラッチボルト15が受材25の受穴25aに突入した扉5の閉鎖状態において、ラッチボルト15の反転を阻止するための上下一対のロッキングピース35,35が、ラッチボルト15を挟んだ状態で設けられている。各ロッキングピース35は、その略中央部が、錠ケース11の前後壁面間に枢軸37で揺動自在にそれぞれ枢支されている。さらに、各ロッキングピース35の先端部には、係合片39,39が対向するように突出して形成されている。また、枢軸37には、つる巻きバネ41がそれぞれ設けられており、係合片39がラッチボルト15の係合溝27aに常時係合するようにロッキングピース35を付勢している。この係合状態時にはラッチボルト15は反転が阻止される。
また、各ロッキングピース35の略中央部には、連結片43,43が互いに対向するように突出して形成されており、両連結片43,43同士は連結ピン45により連動して回動可能に連結されている。
各ロッキングピース35の基端部には基端側へ延出して係合部47がそれぞれ形成されている。この係合部47は、後述する操作部材69,71の作動片81,139によって上下動するスライダー49(第一スライダー51、第二スライダー53)の一部に当接している。
本実施例では、第一スライダー51を下動させることで、各ロッキングピース35が揺動し、また、第二スライダー53を上動させることで、各ロッキングピース35を揺動させるよう構成されている。つまり、一方のロッキングピース35を、その係合片39が、ラッチボルト15の係合溝27aとの係合を解除する方向に揺動することにより、連結ピン45を介して他方のロッキングピース35も連動して揺動し、その係合片39もラッチボルト15の他方の係合溝27aから離脱される。このように各ロッキングピース35の係合片39が、ラッチボルト15の係合溝27aから離脱した状態では、ラッチボルト15の反転が許容され、ラッチボルト15は、開扉時に扉枠7の戸先側縦枠7aに設けられた受材25に当接することで反転すると共に、錠ケース11内に後退可能な状態となる。
図5に示すように、閉扉され、ハンドル本体65,67が操作されていない状態においては、ラッチボルト15が扉枠7の戸先側縦枠7aに設けられた受材25の受穴25aに突入し、ロッキングピース35によりラッチボルト15の反転が阻止されることで、扉5の閉鎖状態が維持される。
本実施例のハンドル装置1は、扉5に固定される台座61,63と、この台座61,63に設けられるハンドル本体65,67と、ハンドル本体65,67の移動に伴い前記スライダー49を移動させる操作部材69,71とを主要部に備え、ハンドル本体65,67を押しまたは引き操作することでラッチ錠3を解錠するいわゆるプッシュ・プル式のハンドル装置とされる。
まず、室外側のハンドル装置1Aについて説明する。
台座61は、図5に示すように、平面視略L字形とされ、扉5の室外側面に沿って配置される矩形状の一片61aと、この一片61aの吊元側端部から室外側へ直角に延出する他片61bとを有する。
また、室外側の台座61には、室内側へ延出する2本の丸棒状の取付柱73,73が左右に離隔して設けられており、その片方は扉5および錠ケース11に挿通され、他方は扉5に挿通されている。この取付柱73の先端部には、室内側へ開口するネジ穴73aが形成されている。また、台座61には、取付柱73より短くネジ穴の無い取付柱74が室内側へ延出して設けられており、取付柱74は扉5および錠ケース11に挿通されている。この取付柱74は、台座61と錠ケース11との位置決めに使用されると共に、ハンドル本体65,67による操作時の錠ケース11の振れ止めの役割も果たす。
本実施例では、扉5の室外側面に二つの台座61,61が上下に離隔して設けられており、室外側の各台座61と同じ高さ位置に室内側の台座63,63が配置される。そして、室内側の台座63から室外側の台座61の取付柱73にネジ75がねじ込まれることで、室外側および室内側の各台座61,63が扉5に固定される。
ハンドル本体65は、中空の丸棒状とされ、軸線を上下方向に配置した状態で、台座61,61の他片61b,61b同士を架け渡すように設けられる。
ハンドル本体65には、二つの取付部材77,77が上下に離隔して設けられている。
各取付部材77は、ハンドル本体65に固定される基部77aと、この基部77aから室内側へ延出する柱部77bとを有する。柱部77bの先端部には、上下方向に沿って室内側へ開口する溝77cが形成されている。
取付部材77は、台座61の他片61b内に前後方向に沿って進退可能に差し込まれている。
また、ハンドル本体65内には、連動杆79が収容されている。連動杆79は、細長い矩形板状とされ、その上下端部79a,79bは、室内側へ直角に延出している。
本実施例では、連動杆79は、その上端部79aが上側の取付部材77の柱部77bより上方に配置され、下端部79bが下側の取付部材77の柱部77bより上方に配置されている。そして、連動杆79の上下各端部79a,79bは、取付部材77の基部77aに形成された貫通穴77dに差し込まれている。
操作部材69は、上側の台座61に回動可能に保持されており、取付部材77に連結される伝達片80と、この伝達片80と左右方向に離隔して配置され、ラッチ錠3の第一スライダー51と第二スライダー53との間に先端部81aが差し込まれる作動片81と、伝達片80と作動片81とを連結する中央片83とを有する。
中央片83は、左右に細長く水平に配置される矩形板状とされ、その吊元側端部から下方へ延出して矩形板状の伝達片80が設けられている。また、この伝達片80の上端部には、室外側へ延出して矩形板状の接続片85が設けられている。
接続片85の室外側端部中央には、略U字形の溝85aが室外側へ開口して形成されている。
作動片81は、中央片83の戸先側端部に設けられている。具体的には、作動片81は、中央片83の戸先側端部から下方へ延出すると共に、室内側へ延出して設けられている。なお、本実施例では、伝達片80、作動片81、中央片83、および接続片85は、一枚の板体を屈曲して形成されている。
本実施例では、丸棒状の軸87が、操作部材69の伝達片80と作動片81とを架け渡すように左右方向に沿って挿通されており、軸87は、台座61に回動可能に保持されている。これにより操作部材69は、上側の台座61に軸87まわりに回動可能に保持されている。
操作部材69の伝達片80は、その下端部が取付部材77の柱部77bの溝77cに差し込まれて、左右方向に沿って挿通されるピン89により柱部77bに回動可能に連結されている。
接続片85には、矩形板状の連結材91が重ね合わされている。
連結材91は、その一端部が軸87に回動可能に保持され、他端部が連動杆79の上端部79aにピン93により回動可能に連結されている。
また、連結材91の中途には、左右方向に沿って接続片85側へ突出する係合ピン95が設けられており、この係合ピン95は、接続片85の溝85aに回動可能にはめ込まれている。
また、作動片81の先端部81aは、錠ケース11の穴11aを介して第一スライダー51と第二スライダー53の間に差し込まれている。
図4に示すように、下側の台座61には、案内部材97が軸99まわりに回動可能に設けられている。案内部材97は、矩形板状の一片101と、この一片101の上端部から室外側へ延出する矩形板状の他片103とを有する略L字形の板体とされる。案内部材97には、左右方向に沿って丸棒状の軸99が挿通されており、この軸99は下側の台座61に回動可能に保持されている。
また、案内部材97の他片103の室外側端部中央には、室外側へ開口する略U字状の溝103aが形成されている。
案内部材97の一片101は、その下端部が下側の取付部材77の柱部77bの溝77cに差し込まれてピン107により回動可能に取付部材77に連結されている。
また、案内部材97の他片103には、矩形板状の連結材109が重ね合わされている。連結材109は、その一端部が軸99に回動可能に保持され、他端部が連動杆79の下端部79bにピン111により回動可能に連結されている。
連結材109の中途には、左右方向に沿って案内部材97の他片103側へ突出する係合ピン113が設けられており、この係合ピン113は、案内部材97の他片103の溝103aに回動可能にはめ込まれている。
各台座61に保持された各軸87,99には、それぞれねじりコイルバネ115,117が挿通されている。
バネ115,117は、その一端部がそれぞれピン89,107に引っ掛けられ、他端部が台座61の内部に設けられた底板119に当接されており、ハンドル本体65は、これらのバネ115,117により室内側へ付勢されて、垂直状態に姿勢が保たれている。
室内側のハンドル装置1Bは、室外側のハンドル装置1Aと同様の構成であり、上側の台座63に操作部材71が軸121まわりに回動可能に保持されている。
そして、操作部材71の伝達片123が、ハンドル本体67に固定された取付部材125の柱部125aにピン127で回動可能に連結されており、操作部材71の接続片129には連結材131が重ね合わされている。連結材131は、その一端部が軸121に回動可能に保持され、他端部が連動杆133の上端部133aにピン135により回動可能に連結されている。また、連結材131に立設された係合ピン137が接続片129の溝129aに回動可能にはめ込まれている。
操作部材71の作動片139の先端部139aは、錠ケース11の穴11bを介して第一スライダー51と第二スライダー53の間に差し込まれている。
なお、室外側の作動片81と室内側の作動片139とは左右に離隔して第一スライダー51と第二スライダー53の間に差し込まれている。
下側の台座63には、室外側と同様に、略L字形の案内部材141が軸143まわりに回動可能に保持されている。
そして、案内部材141は、その一片144が下側の取付部材125の柱部125aにピン145により回動可能に連結されており、他片147には、連結材149が重ね合わされている。連結材149は、その一端部が軸143に回動可能に保持され、他端部が連動杆133の下端部133bにピン151により回動可能に連結されている。また、連結材149の中途に設けられた係合ピン153が案内部材141の他片147の溝147aに回動可能にはめ込まれている。
各台座63に設けられた各軸121,143には、ねじりコイルバネ155,157がそれぞれ挿通されている。
バネ155,157は、その一端部がピン127,145に引っ掛けられ、他端部が台座63の内部に設けられた底板159に当接されており、ハンドル本体67は、これらのバネ155,157により室内側へ付勢されて、垂直状態に姿勢が保たれている。
図5に示すように、扉5が閉鎖されラッチ錠3のラッチボルト15が受材25の受穴25aに突入した状態から扉5を開ける場合、室外側から開扉するには、ハンドル本体65を把持して引けばよい。
室外側のハンドル本体65を引くことで、図6に示すように、ハンドル本体65に固定された取付部材77,77にピン89,107で連結された操作部材69の伝達片80の下端部および案内部材97の一片101の下端部が、室外側へ引っ張られて操作部材69および案内部材97がそれぞれ軸87,99まわりに回動する。本実施例では、操作部材69および案内部材97は、図4において、反時計方向に回動する。
この際、操作部材69の接続片85および案内部材97の他片103が軸87,99まわりに回動することで、接続片85および他片103に係合ピン95,113により連結された連結材91,109も接続片85および他片103と一体的に回動する。
そして、操作部材69が回動することで、作動片81の先端部81aが下方へ移動して第一スライダー51を下方へ押し込む。第一スライダー51が下方へ移動することで、ロッキングピース35が揺動してラッチボルト15と、係合片39との係合が解除される。
これにより、ラッチボルト15は、後退可能状態つまり開扉方向へ作用する力により受材25に当接することで反転すると共に、錠ケース11内へ後退可能な状態となる。
このように係合が解除された状態で、ハンドル本体65をさらに引くことで、ラッチボルト15が受材25に当接して反転し、さらにラッチボルト15が受材25により吊元側へ押し込まれて錠ケース11内へ後退し開扉が可能とされる。
なお、開扉後、ハンドル本体65から手を放すと、バネ115,117の付勢力により、取付部材77が室内側へ押し込まれ、これに伴ってハンドル本体65や操作部材69が初期位置に戻る。
また、本実施例ではハンドル本体65に、連動杆79と連結材91,109とにより平行リンク機構が形成されており、これにより、ハンドル本体65は、軸方向を上下方向に沿った状態のまま前後に移動することとなる。
また、室内側から開扉する場合には、ハンドル本体67を室外側へ押し込めばよい。
室内側のハンドル本体67を押すことで、取付部材125にピン127で連結された伝達片123の下端部が室外側へ押し込まれて、操作部材71が軸121まわりに回動する。本実施例では、操作部材71は、図4において、反時計方向に回動する。これに伴い、操作部材71の作動片139も回動して、その先端部139aが上方へ移動して第二スライダー53を上方へ押し込む。そして、第二スライダー53が上方へ移動することで、ロッキングピース35が揺動してラッチボルト15と、係合片39との係合が解除される。
このように解除された状態で、ハンドル本体67をさらに押し込むことで、ラッチボルト15が受材25に当接して反転し、さらに錠ケース11内へ後退して開扉が可能とされる。
本実施例のハンドル装置1によれば、従来公知のラッチ錠が設けられた扉に適用可能とされ、操作部材69の伝達片80と作動片81とが扉5の幅方向に離隔していることで、扉5の戸先側端部に設けられた錠ケース11に差し込まれる作動片81よりハンドル本体65を扉5の吊元側へ配置することが可能となる。
これにより、本実施例のハンドル装置1が扉5に設けられた状態では、図1に示すように、扉5の戸先側端部とハンドル本体65との間にシリンダー錠161のキー穴163が配置可能とされる。つまり、ハンドル本体65と、扉5の戸先側端部との間隔を広くすることができ、シリンダー装置やサムターン装置を備えた錠前を扉の戸先側端部とハンドル本体65との間に配置することが可能となり、キー操作の行い易い高さにキー穴を配置することができる。なお、本実施例では、扉5の戸先側端部とハンドル本体65との距離は、たとえば約150mmとされる。
本発明のハンドル装置は、上記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。
たとえば、上記実施例では、ハンドル装置により解錠する扉錠を反転式のラッチ錠としたが、通常のラッチ錠であっても構わない。この場合、ラッチ錠は、錠ケース内に設けられたラッチハブを回転させることでラッチボルトが後退するよう構成されているが、そのラッチハブを操作部材69の作動片81により回転させるようにすればよい。
また、上記実施例では、ハンドル本体を扉の吊元側へずらして配置したが、戸先側へずらして配置するようにしてもよい。
本発明のハンドル装置の一実施例を示す図であり、扉へ取り付けた状態を室外側から見た正面図である。 図1中に示されるラッチ錠の概略縦断面図である。 図2のラッチ錠のラッチボルトを示す斜視図である。 図1のハンドル装置の側面視縦断面図である。 図1のハンドル装置の横断面図である。 図1のハンドル装置の主要部を示す斜視図である。 室外側の台座を室内側から見た概略図である。 従来のハンドル装置の取り付け状態を示す図である。
符号の説明
1 ハンドル装置
3 ラッチ錠
5 扉
11 錠ケース
15 ラッチボルト
61 台座
63 台座
65 ハンドル本体
67 ハンドル本体
69 操作部材
71 操作部材
77 取付部材
80 伝達片(伝達部材)
81 作動片(作動部材)

Claims (2)

  1. 進退可能であるが突出方向へ付勢されたラッチボルトを有する扉錠が設けられる扉のハンドル装置であって、
    扉の幅方向に沿う軸まわりに回動可能に設けられる伝達部材と、
    この伝達部材と扉の幅方向に離隔して設けられ、伝達部材に連結されたハンドルの押しまたは引きの操作による伝達部材の軸まわりの回動に連動し、ラッチボルトを後退させるか、後退可能状態に切替える作動部材と
    を備えることを特徴とする扉錠用ハンドル装置。
  2. 前記伝達部材と前記作動部材とは、互いに平行で一体的に連結されており、同一の軸線まわりに回動可能に保持された
    ことを特徴とする請求項1に記載の扉錠用ハンドル装置。
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KR101771195B1 (ko) * 2016-12-19 2017-08-24 이노인스트루먼트 (차이나) 인코포레이션 모티스용 래칫의 인출입 연결 구조

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