JP2520022B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JP2520022B2 JP1192544A JP19254489A JP2520022B2 JP 2520022 B2 JP2520022 B2 JP 2520022B2 JP 1192544 A JP1192544 A JP 1192544A JP 19254489 A JP19254489 A JP 19254489A JP 2520022 B2 JP2520022 B2 JP 2520022B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、静電複写機或いは画像読取機の如き画像処
理機に適用される自動原稿搬送装置に関する。
〔従来技術〕
画像複写操作或いは画像読取操作等における原稿の取
扱いを自動化するために、静電複写機或いは画像読取機
の如き画像処理機に自動原稿搬送装置を装備することが
広く実用に供されている。自動原稿搬送装置を開示して
いる代表的先行文献としては、特開昭53−91747号公
報、特開昭60−118551号公報及び実開昭61−49348号公
報を挙げることができる。
静電複写機或いは画像読取機の如き画像処理機はハウ
ジングを具備し、かかるハウジングの上面には処理すべ
き原稿が載置される透明板が配設されている。透明板の
片端縁上には、通常、原稿の片端が当接せしめられる原
稿載置位置規制部材が装着されている。原稿自動搬送装
置は、原稿テーブルと、この原稿テーブルから上記透明
板の片端縁まで延在する原稿搬入路と、原稿受皿と、上
記透明板の他端縁からの上記原稿受皿まで延在する原稿
搬出路とを具備する。原稿自動搬送装置には、更に、原
稿テーブル上に載置された複数枚の原稿を1枚毎順次に
原稿搬入路に送出するための原稿送出手段と、原稿搬入
路に送出された原稿を上記透明板上に搬入するための原
稿搬入手段と、上記透明板上に沿って原稿を搬送するた
めの原稿搬送手段と、この原稿搬送手段によって上記原
稿搬出路に搬出された原稿を上記原稿搬送路を通して上
記原稿受皿に排出するための原稿搬出手段も配設されて
いる。
上記原稿受皿は2個配設されている、即ち第1の原稿
受皿と第2の原稿受皿とが配設されていることが少なく
ない。この場合、上記原稿搬出路は上記透明板の上記他
端縁から延びる共通路、この共通路の下流端から第1の
原稿受皿まで延在する第1の分岐路、及び上記共通路の
下流端から第2の原稿受皿まで延在する第2の分岐路を
含んでいる。そして、原稿搬出路における共通路を第1
の分岐路に連通せしめる第1の分位置と共通路を第2の
分岐路に連通せしめる第2の分岐位置とに選択的に位置
付けられる分岐路切替え手段が装備される。
上記原稿搬出路から分岐(通常は上記第1の分岐路か
ら分岐)して上記透明板の上記他端縁まで延びる再搬入
路も配設されていることが多い。この場合、原稿搬出路
を通して原稿を搬送して原稿受皿に排出するための排出
位置と原稿搬出路から上記再搬入路に原稿を導入して上
記透明板上に再搬入するための再搬入位置とに選択的に
位置付けられる排出再搬入切替え手段が装備される。
通常、原稿自動搬送装置は上記透明板を覆う閉位置と
上記透明板を露呈せしめる開位置との間を移動自在に装
着された可動枠体を具備し、上記原稿搬送手段はこの可
動枠体に装着された回転駆動形式のものである。かかる
原稿搬送手段は、透明板の上記片端縁から上記他端縁に
向けて原稿を搬送せしめる正規搬送駆動と、透明板の上
記他端縁から上記片端縁に向けて原稿を搬送する逆転搬
送駆動とを選択的に遂行することができる。上記再搬入
路が配設されている場合には、透明板上への原稿の位置
付けは、正規原稿位置付け方式と反転原稿位置付け方式
との2方式が選択的に遂行される。正規原稿位置付け方
式においては、原稿テーブルから原稿搬入路を通して透
明板上に搬入された原稿を、原稿搬送手段の正規搬送駆
動によって原稿の後端が原稿載置位置規制部材を通過し
てこれより幾分下流に離隔する位置まで正転搬送せし
め、次いで原稿搬送手段の逆転搬送駆動によって原稿を
逆転搬送せしめて原稿の後端を原稿載置位置規制部材に
当接せしめる。反転原稿位置付け方式においては、原稿
搬送手段の正規搬送駆動によって透明板上から原稿搬出
路に原稿を搬出せしめ、原稿搬出路から再搬入路に導入
せしめ、かくして原稿の表裏を反転せしめて透明板上に
再搬入せしめ、再搬入せしめられた原稿搬送手段の逆転
搬送駆動によって逆転搬送せしめて原稿の前端を原稿載
置位置規制部材に当接せしめる。
原稿テーブルから透明板の片端縁まで延在する原稿搬
入路には、そこを通る原稿の寸法等の認識のために原稿
を検出する複数個の原稿検出器が配設される。
〔従来技術の問題点〕
而して、従来の自動原稿搬送装置には、次の通りの解
決すべき問題点がある。
第1に、上述した正規原稿位置付け方式と反転原稿位
置付け方式とのいずれにおいても、原稿を所定通りに適
切に位置付けるためには、原稿の後端乃至前端が原稿載
置位置規制部材に当接せしめられた特定時点において充
分精密に原稿を静止せしめることが重要である。原稿の
静止が早すぎると、原稿の後端乃至前端が原稿載置位置
規制部材に当接せしめられることなくその幾分手前にな
り、原稿の静止が遅すぎると、原稿の後端乃至前端が原
稿載置位置規制部材に当接せしめられた後においても原
稿が移動せしめられ、これに起因して原稿に皺等が生成
されてしまう恐れがある。
然るに、従来の自動原稿搬送装置においては、正規原
稿位置付け方式と反転原稿位置付け方式との少なくとも
一方において原稿を充分精密に所要時点にて静止せしめ
ることが不可能乃至著しく困難であった。
第2に、従来の自動原稿搬送装置においては、原稿搬
入路の所要部位に複数個の原稿検出器を配置するため
に、比較的複雑且つ煩雑な操作を必要とし、製造コスト
の増大を招いていた。
〔発明の技術的課題〕
本発明の第1の技術的課題は、正規原稿位置付け方式
と反転原稿位置付け方式とのいずれにおいても、原稿の
後端乃至前端が原稿載置位置規制部材に当接せしめられ
た特定時点において充分精密に原稿を静止せしめるこが
できる、改良された自動原稿搬送装置を提供することで
ある。
本発明の第2の技術的課題は、複数個の原稿検出器の
装着が著しく簡略化せしめられた、改良された自動原稿
搬送装置を提供することである。
〔発明の解決手段〕
上記第1の技術的課題を達成する本発明の解決手段の
本質は、正規原稿位置付け方式においては、原稿搬送手
段の逆転搬送駆動が著しく短時間であって逆転搬送速度
が定格速度に達していないことに鑑みて、原稿搬送手段
の逆転搬送駆動を停止せしめた後に比較的小さい量のブ
レーキを原稿搬送手段に加え、反転原稿位置付け方式に
おいては、原稿搬送手段の逆転搬送速度が定格速度に達
していることに鑑みて、原稿搬送手段の逆転搬送駆動を
停止せしめた後に比較的大きい量のブレーキを原稿搬送
手段に加えることである。そして本発明における原稿搬
送手段の駆動源は可逆直流電動モータであり、モータの
両接続端子を接地することによって、原稿搬送手段に比
較的小さい量のブレーキを加えることができ、そして、
モータの両接続端子を接地し、次いでモータに正転電圧
を印加し、更にモータ両接続端子を接地することによっ
て、原稿搬送手段に比較的大きい量のブレーキを加える
ことができる。
上記第2の技術的課題を達成する本発明の解決手段の
本質は、複数個の原稿検出器を共通回路板に装着し、原
稿搬入路を規定する上側規制板又は下側規制板に上記回
路板の片端縁部の片面を支持する支持突出片と上記回路
板の他端縁部がねじ止めされるねじ止め突出片とを形成
し、かかる支持突出片とねじ止め突出片とを使用して上
記回路板を上記上側規制板又は下側規制板に装着せしめ
ることである。
〔発明の好適具体例〕
以下、静電複写機に装備された本発明に従って構成さ
れた自動原稿搬送装置の好適具体例について、添付図面
を参照して詳細に説明する。
全体的構成の概要 第1図、第2図及び第3図には、静電複写機2とこの
静電複写機2に装備された全体を番号4で示す自動原稿
搬送装置とが図示されている。それ自体は周知の形態で
よい静電複写機2は、略直方体形状のハウジング6を具
備しており、このハウジング6の上面中央部には、矩形
でよいガラス製透明板8(第2図及び第3図)が配設さ
れている。透明板8の片端縁(第3図において左端縁)
には、原稿載置位置規制部材10が配設されている。この
原稿載置位置規制部材10は透明板8の片端縁に沿って第
3図において紙面に垂直な方向に延在せしめられてい
る。図示していないが静電複写機2のハウジング6内に
は、表面に静電感光層を有する回転ドラムを含む種々の
構成要素が配設されている。周知の如く、複写すべき原
稿は、通常、複写すべき面を下方に向けて且つその一端
縁を上記原稿載置位置規制部材10の内側縁(第3図にお
いて右端縁)に当接せしめて透明板8上に載置される。
透明板8上に載置された原稿の下面を光学的に走査して
上記回転ドラム上に投射する原稿走査露光を含む静電潜
像形成工程によって回転ドラム上に静電潜像が形成さ
れ、かかる静電潜像がトナー像に現像され、現像された
トナー像が普通紙でよい複写紙上に転写され、そして転
写されたトナー像が複写紙上に定着され、かくして複写
物が生成される。
本発明に従って構成された図示の自動原稿搬送装置4
は、原稿搬入路12、中央主部14並びに原稿搬出及び再搬
入部16から構成されている。
原稿自動搬送装置4における上記原稿搬入路12は、透
明板8の上記片端縁に隣接せしめてその上流側(第3図
において左側)に配設されている。かかる原稿搬入路12
は、静電複写機2のハウジング6の上面に装着された枠
体18と、この枠体18から上流側に延出する原稿テーブル
20とを含んでいる。原稿テーブル20は、第3図に明確に
図示する通り、上流側(第3図において左側)に向かっ
て幾分上方に傾斜して延在せしめられている。原稿テー
ブル20の後端部には直立静止原稿規制壁22が配設されて
いる。また、原稿テーブル20には、それ自体は周知の形
態でよい可動原稿規制部材24が前後方向に移動自在に装
着されている。可動原稿規制部材24は直立壁26を有し、
原稿テーブル20上に載置される原稿は静止原稿規制壁22
と可動原稿規制部材24の直立壁26との間に位置付けられ
る。上記枠体18は前側支持部材28、後側支持部材30並び
にかかる支持部材28及び30間に配設されたカバー部材32
を含んでいる。第3図に明確に図示する如く、上記前側
支持部材28と上記後側支持部材30との間で且つ上記カバ
ー部材32の下方の空間内には、1個の下側規制板33と3
個の上側規制板34、36及び38が配設されており、かかる
下側規制板33と上側規制板34、36及び38との間に原稿搬
入路40が規定されている。第3図を参照して説明を続け
ると、上記前側支持部材28と後側支持部材30との間に
は、原稿テーブル20上に載置された複数枚の原稿を一枚
毎順次に上記原稿搬入路40に送出するための原稿送出手
段42と、原稿搬入路40に送出された原稿を上記透明板8
上に搬入するための原稿搬入手段44も配設されている。
上記原稿送出手段42は原稿送出ローラ46と原稿分離ロー
ラ対48とを含んでいる。原稿送出ローラ46は、実線で示
す非作用位置から2点鎖線で示す如くに選択的に下降さ
れて、原稿テーブル20上に載置された複数枚の原稿の内
の最上位の原稿の下流端部上面に当接せしめられ、そし
て矢印50で示す方向に回転駆動せしめられ、かくして原
稿テーブル20上に載置された原稿が原稿搬入路40に向け
て送出される。原稿分離ローラ対48は送りローラ52と反
転ローラ54とから構成されている。反転ローラ54は実線
で示す非作用位置と2点鎖線で示す作用位置とに選択的
に位置付けられる。上記非作用位置に位置付けられてい
る時には、反転ローラ54は送りローラ52から下方に離隔
して位置する。上記作用位置に位置付けられると、反転
ローラ54は送りローラ52に当接せしめられてこれと協働
する。送りローラ52は矢印56で示す方向に回転駆動せし
められ、反転ローラ54は矢印58で示す方向に回転駆動せ
しめられる。かような原稿分離ローラ対48は、原稿送出
ローラ46によって原稿テーブル20から複数枚の原稿が同
時に送出された場合、その内の最上位の原稿のみを他の
原稿から分離して原稿搬入路40に搬入せしめ、他の原稿
の搬入を阻止する。上記原稿搬入手段44は協働する上側
ローラ60及び下側ローラ62から構成されており、かかる
上側ローラ60及び下側ローラ62は矢印64で示す方向に回
転駆動せしめられ、かくして原稿搬入路40に搬入された
原稿を上記透明板8上に搬入する。上記前側支持部材28
と上記後側支持部材30との間には、原稿テーブル20上に
載置された原稿を検出するための載置原稿検出器66、及
び上記原稿搬入路40を通して透明板8上に搬入される原
稿を検出するための複数個の搬入原稿検出器68も配設さ
れている。複数個の搬入原稿検出器68による原稿の検出
によって、原稿の搬入自体を検出すると共に搬入原稿の
寸法を検出することができる。
而して、上記原稿送出手段42(原稿送出ローラ46及び
原稿分離ローラ対48)、原稿搬入手段44(上側ローラ60
及び下側ローラ62)及び載置原稿検出器66の構成自体
は、本発明における新規特徴を構成するものではなく、
当業者には周知の形態、例えば本出願人の出願にかかる
特願昭63−249114号の明細書及び図面に開示されている
形態、のものでよく、それ故に本明細書においてはこれ
らの構成の詳細な説明は省略する。他方、上記搬入原稿
検出器68、特にその装着様式については、後に更に詳述
する。
自動原稿搬送装置4における上記中央主部14は、開閉
動枠体70を具備している。かかる開閉動枠体70は、上記
透明板8の後方に配置された一対の装着機構72(第2
図)を介して静電複写機2のハウジング6の上面に装着
されており、第1図及び第3図に図示する閉位置と第2
図に図示する開位置との間を手動で開閉動せしめられ得
る。開閉動枠体70を上記閉位置にせしめると、透明板8
が開閉動枠体70によって覆われ、開閉動枠体70を上記開
位置にせしめると、透明板8が露呈せしめられる。開閉
動枠体70の主部、即ち閉位置において透明板8を覆う部
分は、下面が開放された箱形状である。第3図に明確に
図示する如く、開閉動枠体70の箱形状主部内には、透明
板8上に沿って原稿を搬送するための原稿搬送手段74が
配設されている。この原稿搬送手段74は、原稿搬送方向
(第3図において左右方向)に間隔を置いて配置された
被駆動ローラ76及び従動ローラ78、案内ローラ80、82、
84及び86、並びにこれらのローラに巻き掛けられた無端
ベルト88を含む搬送ベルト機構から構成されている。後
に更に詳述する如く、原稿搬送手段74は可逆直流電動モ
ータでよい回転駆動源によって矢印90で示す正転搬送方
向と矢印92で示す逆転搬送方向とに選択的に駆動せしめ
られる。開閉動枠体70の上記箱形状主部の上面は、後述
する如く原稿搬出及び再搬入部16を通して排出される原
稿を受容する第1の原稿受皿94を構成している。かかる
第1の原稿受皿94には、上流に向かって前方に傾斜して
延在しているスリット96に沿って移動自在な原稿前縁規
制部材98が設けられている。第1の原稿受皿94上に排出
される原稿はその前縁が原稿前縁規制部材98の直立壁に
当接せしめられ、かくして第1の原稿受皿94上の所要位
置に停止せしめられる。
自動原稿搬送装置4における上記中央主部14自体の構
成は、本発明における新規特徴を構成するものではな
く、それ故に本明細書においては上記中央主部14の構成
についての詳細な説明は省略する。
自動原稿搬送装置4における上記原稿搬出及び再搬入
路16は、上記透明板8の他端縁(第3図において右端
縁)に隣接してその下流側(第3図において右側)に配
設されている。かかる原稿搬出及び再搬入路16は下面が
開放された箱状枠体100を含んでいる。この枠体100は前
後方向(第3図において紙面に垂直な方向)に間隔を置
いて配設された前及び後部材102及び104、第3図におい
て左右方向に間隔をおいて配設された側壁106及び108並
びに上面壁110から構成されている。側壁106の下端部に
は原稿が通過せしめられる通過開口112(第2図及び第
3図)が形成されている。更に、側壁106の上端部には
第1の排出開口114(第2図及び第3図)が形成され、
側壁108の上端部には第2の排出開口116(第3図)が形
成されている。主として第3図を参照して説明を続ける
と、上記枠体100の中央部には水平に延びる回転軸118が
回転自在に装着されており、かかる回転軸118には軸線
方向に間隔を置いて複数個の搬出ローラ120が固定され
ている。かかる搬出ローラ120に関連せしめて、枠体100
内には中央規制部材122、外側規制部材124、並びに外側
規制板126、128及び130も配設されており、原稿搬出路1
32及び原稿再搬入路134が形成されている。上記通過開
口112から延びる原稿搬出路132は、共通路136並びに第
1の分岐路138及び第2の分岐路140を含んでいる。共通
路136は上記通過開口112から延在し、第1の分岐路138
は分岐点(即ち共通路136の下流端)から上記第1の排
出開口114まで延在し、第2の分岐路140は上記分岐点か
ら上記第2の排出開口116まで延在している。上記再搬
入路134は第1の分岐路138から分岐して上記通過開口11
2まで延在している。上記第1の分岐路138と上記第2の
分岐路140との分岐点、即ち共通路136の下流端には、分
岐路切替え手段142が配設されている。この分岐路切替
え手段142は、実線で示す第1の分岐位置と2点鎖線で
示す第2の分岐位置とに選択的に位置付けられる。分岐
路切替え手段142が上記第1の分岐位置に位置付けられ
ると、共通路136が第1の分岐路138に連通せしめられ
る。分岐路切替え手段142が上記第2の分岐位置に位置
付けられると、共通路136が第2の分岐路140に連通せし
められる。第1の分岐路138から分岐する再搬入路134の
上流端には、排出再搬入切替え手段144が配設されてい
る。この排出再搬入切替え手段144は、実線で示す再搬
入位置と2点鎖線で示す排出位置とに選択的に位置付け
られる。排出再搬入切替え手段144が上記再搬入位置に
位置付けられると、第1の分岐路138の上流部と下流部
とが遮断され、第1の分岐路138の上流部が再搬入路134
に連通せしめられる排出再搬入切替え手段144が上記排
出位置に位置付けられると、第1の分岐路138の上流部
と下流部とが連通せしめられ、再搬入路134が第1の分
岐路から遮断せしめられる。図示の具体例においては、
更に、上記通過開口112にに関連せしめて、従って共通
路136の上流端及び再搬入路134の下流端に関連せしめ
て、搬出再搬入切替え手段146も配設されている。この
搬出再搬入切替え手段146は、実線で示す搬出位置と2
点鎖線で示す再搬入位置とに選択的に位置付けられる。
後に更に詳述する如く、透明板8上の原稿が共通路136
に搬出せしめられる場合には、搬出再搬入切替え手段14
6は上記搬出位置に位置付けられ、再搬入路134を通して
原稿が透明板8上に再搬入せしめられる場合には、搬出
再搬入切替え手段146は上記再搬入位置に位置付けられ
る。
原稿搬出路132(共通路136、第1の分岐路138及び第
2の分岐路140)及び再搬入路134を通して原稿を所要通
りに搬送せしめるための原稿搬送手段148が配設されて
いる。かかる原稿搬出手段148は、上記搬出ローラ120に
加えて、搬出ローラ120と協働する従動ローラ150及び15
2、並びに排出ローラ154及び156を含んでいる。回転自
在に装着され水平に延びる回転軸158には複数個の搬出
ローラ120に対応せしめて複数個の従動ローラ150が固定
されており、回転自在に装着され水平に延びる回転軸16
0には同様に複数個の搬出ローラ120に対応せしめて複数
個の従動ローラ152が固定されている。第1の分岐路138
に関連せしめて配設された排出ローラ154は、水平に延
びる回転軸162に軸線方向に間隔を置いて複数個固定さ
れており、第2の分岐路140に関連せしめて配設された
排出ローラ156は、水平に延びる回転軸164に軸線方向に
間隔を置いて複数個固定されている。搬出ローラ120並
びに排出ローラ154及び156は矢印166で示す方向に回転
駆動され、従動ローラ150及び152は矢印166で示す方向
に従動される。排出ローラ154は第1の分岐路138の下流
部に搬出された原稿を上記第1の排出開口114を通して
排出する。第1の排出開口114を通して排出される原稿
は、上記開閉動枠体70の上面に形成されている上記第1
の原稿受皿94に収容される。排出ローラ156は第2の分
岐路140に搬出された原稿を上記第2の排出開口116を通
して排出する。第2の排出開口116の下流側には第2の
原稿受皿168が配設されており、第2の排出開口116を通
して排出される原稿はこの第2の原稿受皿168に収容さ
れる。原稿搬出及び再搬入部116には、更に、透明板8
から原稿搬出路132の共通路136に搬出された原稿を検出
するための搬出原稿検出手段170、第1の分岐路138を通
して第1の原稿受皿94に排出される原稿を検出するため
の第1の排出原稿検出手段172、第2の分岐路140を通し
て第2の原稿受皿168に排出される原稿を検出するため
の第2の排出原稿検出手段174、及び再搬入路134を通し
て透明板8上に再搬入される原稿を検出するための再搬
入原稿検出手段175も配設されている。これらの検出手
段170、172、174及び175は、マイクロスイッチ或いは光
電式スイッチから構成することができる。
原稿搬入部における搬入原稿検出検出器の装着様式 第3図を参照して既に言及した如く、原稿搬入部12に
は複数個の搬入原稿検出器68が配設されているが、かか
る搬入原稿検出器68は本発明に従う独特な装着様式によ
って装着されている。
第3図と共に第4図及び第5図を参照して説明する
と、複数個の搬入原稿検出器68は回路板176の下面に適
宜の位置に装着されている。複数個の搬入原稿検出器68
の各々自体は、発光素子と受光素子を有する周知の反射
型光電式スイッチでよい。回路板176の後端には、電気
的接続具178が固定されている。それ自体は周知の回路
板176には、抵抗素子等の他の電気的素子も配設されて
いると共に、多数の配線及び配線用小孔も配設されてい
るが、これらの要素については図面の簡略化のために第
3図乃至第5図においては図示を省略している。
搬入原稿検出器68が装着されている上記回路板176
は、原稿搬入部12において原稿搬入路40の下流部上側を
規定している上側規制板38の上面側に装着されている。
かかる上側規制板38は、原稿搬入路40に沿って延びる主
部180とこの主部180の上流端から上方に延びる付加部18
2とを有する。主部180には、これに装着される回路板17
6の下面に装着された複数個の搬入原稿検出器68に対応
せしめて複数個の開口184が形成されている。搬入原稿
検出器68の各々は開口184を通して原稿搬入路40を光学
的に検出する。上側規制板38の上記付加部182には、幅
方向に間隔を置いて複数個の支持突出片、即ち上側支持
突出片186a及び下側支持突出片186bが形成されている。
かかる上側支持突出片186a及び下側支持突出片186bは、
付加部182の一部分を部分的に切断せしめて下流方向に
突出せしめることによって形成されている。幅方向にお
いて互い違いに位置する上側支持突出片186aと下側支持
突出片186bとは、上下方向に相互に変位されており、両
者の上下方向変位寸法は回路板176の厚さに対応してい
る。他方、上側規制板38の主部180の下流端部には、幅
方向に間隔を置いて複数個のねじ止め突出片188が形成
されている。かかるねじ止め突出片188は、主部180の一
部分を部分的に切断せしめて上方に次いで上流方向に突
出せしめることによって形成されている。かかるねじ止
め突出片188の上流方向に延びる支持部にはねじ孔190が
設けられている。かかるねじ孔190に対応せしめて、回
路板176の下流端部には孔192が形成されている。第4図
と第5図とを比較参照することによって容易に理解され
る如く、上側規制板38の上面側に回路板176を装着する
際には、上側規制板38の付加部182に形成されている上
側支持突出片186aと下側支持突出片186bとの間に回路板
176の上流端部を挿入して両者間に挟持せしめられるよ
うになす。この際には、回路板176の上流端を上側規制
板38の付加部182に当接せしめ、かくして原稿搬送方向
において上側規制板38に対して回路板176を所定位置に
位置付けることができる。回路板176の下流端部はねじ
止め突出片188上に位置せしめ、そして回路板176の孔19
2を通してねじ止め突出片188のねじ孔190に止めねじ
(図示していない)を螺合せしめる。かくして、上側規
制板38の上面側所要位置に回路板176が装着され、複数
個の搬入原稿検出器68が所要位置に装着される。
搬出原稿検出器68に関する上述した通りの本発明の装
着様式によれば、著しく容易且つ迅速に回路板176を、
従ってこれに装着された搬出原稿検出器68を所要位置に
装着せしめることができる。また、搬出原稿検出器68の
装着に関する構成は充分に簡潔且つ安価である。
勿論本発明は図示の装着様式に限定されるものではな
く、本発明の範囲を逸脱することなく上記装着様式の種
々の変形乃至修正を加えることができる。例えば、上側
規制板38の主部180に形成されているねじ止め突出片188
を、上方に次いで上流方向に突出せしめることに代え
て、上方に次いで下流方向に突出せしめることもでき
る。また、原稿搬入路40の下方に充分な装着空間が存在
する場合には、上側規制部材38の上面側に回路板176を
装着することに代えて、下側規制板33の下面側に回路板
176を装着することもできる。
作動制御 第3図と共に第6図を参照して説明すると、上述した
通りの自動原稿搬送装置4の作動は、マイクロプロセッ
サから構成することができる制御手段196によって制御
される。
制御手段196には既に言及した種々の検出手段乃至検
出器、即ち原稿搬入部12に配設されている載置原稿検出
器66及び搬入原稿検出器68並びに原稿搬出及び再搬入部
16に配設されている搬出原稿検出手段170、第1の排出
原稿検出手段172、第2の排出原稿検出手段174及び再搬
入原稿検出手段175から信号が供給される。自動原稿搬
送装置4の中央主部14には、搬送ベルト機構から構成さ
れている上記原稿搬送手段74の作動に応じてパルスを発
生する(従って、発生パルス数は原稿搬送手段74による
原稿搬送量に対応する)、それ自体は周知の形態でよい
パルス発生器198(第6図)も配設されており、かかる
パルス発生器198が発生するパルスも、制御手段196に供
給される。更に、自動原稿搬送装置4が装備された静電
複写機2に設けられている制御手段200(かかる制御手
段200はマイクロプロセッサから構成することができ
る)からも、複数種の所要信号(かかる信号については
後に更に言及する)が制御手段196に供給される。
第6図に図示する如く、制御手段196は、原稿搬入部1
2に配設されている種々の被駆動要素を駆動するための
搬入駆動源202、中央主部14に配設されている被駆動要
素即ち原稿搬送手段74を駆動するための搬送駆動源20
4、及び原稿搬出及び再搬入部16に配設されている種々
の被駆動要素を駆動するための搬出及び再搬入駆動源20
6の付勢及び除勢を制御する。駆動源202、204及び206の
各々は電動モータから構成することができる。
本発明の一局面においては、上記搬送駆動源204は可
逆直流電流モータから構成される。第7図に図示する通
り、搬送駆動源204を構成する電動モータは、トランジ
スタでよい4個のスイッチ素子TR1、TR2、TR3各々TR4を
介して直流電圧源(DC24V)に接続されている。TR1及び
TR4をON(TR2及びTR3をOFF)にせしめると、搬送駆動源
204には正転エネルギが生成される。TR2及びTR3をON(T
R1及びTR4をOFF)にせしめると、搬送駆動源204には逆
転エネルギが生成される。TR3及びTR4をON(TR1及びTR2
をOFF)にせしめて搬送駆動源204の両接続端子を接地す
ると、搬送駆動源204には制動エネルギ即ちブレーキ作
用が生成される。TR1、TR2、TR3及びTR4の全てをOFFに
せしめると、搬送駆動源204は自由状態になる。
第3図及び第6図を参照して説明を続けると、制御手
段196は、送出ソレノイドSL1、分離ソレノイドSL2、送
出及び分離クラッチCL1、搬入クラッチCL2、搬出再搬入
切替えソレノイドSL3、分岐路切替えソレノイドSL4、排
出再搬入切替えソレノイドSL5の付勢及び除勢も制御す
る。送出ソレノイドSL1が付勢されると、原稿送出ロー
ラ46が実線で示す非作用位置から2点鎖線で示す如くに
下降される。分離ソレノイドSL2が付勢されると、原稿
分離ローラ対48の反転ローラ54が実線で示す非作用位置
から2点鎖線で示す作用位置に移動せしめられる。上記
搬入駆動源202が付勢されている状態において送出及び
分離クラッチCL1が付勢されると、原稿送出ローラ46及
び原稿分離ローラ対48が駆動せしめられる。上記搬入駆
動源202が付勢されている状態において搬入クラッチCL2
が付勢されると、原稿搬入手段44(上側ローラ60及び下
側ローラ62)が駆動せしめられる。中央主部14における
原稿搬送手段74(搬送ベルト機構)は、上記搬送駆動源
204に駆動連結されており、上記搬送駆動源204の正転及
び逆転に応じて正転及び逆転駆動せしめられる。原稿搬
出及び再搬入部16に配設されている被駆動要素は、搬出
及び再搬入駆動源206に駆動連結されており、搬出及び
再搬入駆動源206が付勢されると駆動せしめられる。搬
出再搬入切替えソレノイドSL3が付勢されると、搬出再
搬入切替え手段146が実線で示す搬出位置から2点鎖線
で示す再搬入位置に切替えられる。分岐路切替えソレノ
イドSL4が付勢されると、分岐路切替え手段142が実線で
示す第1の分岐位置から2点鎖線で示す第2の分岐位置
に切替えられる。排出再搬入切替えソレノイドSL5が付
勢されると、排出再搬入切替え手段144が実線で示す再
搬入位置から2点鎖線で示す排出位置に切替えられる。
制御手段196によって作動制御される図示の自動原稿
搬送装置4は、単純モード、反転モード及び複反転モー
ドのいずれかで作動せしめられる。単純モード、反転モ
ード及び複反転モードのいずれで作動せしめるかは、自
動原稿搬送装置4が装備される静電複写機2に配設され
ている選択キー(図示していない)を使用者が手動で操
作することによって選択することができる。いずれのモ
ードが選択されたかを示す信号は、静電複写機2に設け
られている上記制御手段200を介して自動原稿搬送装置
4の制御手段196に供給される。
単純モード 単純モードが選択された場合における自動原稿搬送装
置4の作動は次の通りである。第3図と共に第8図を参
照して説明すると、原稿自動搬送装置4を利用して複数
枚の原稿の複写を遂行する場合には、複写すべき複数枚
の原稿を表面を下方に向けて原稿テーブル20上に所要通
りに載置せしめる。かくすると、載置原稿検出器66が載
置された原稿を検出し、自動原稿搬送装置4が作動可能
状態になる。しかる後に、静電複写機2に配設されてい
る複写開始スイッチを使用者が操作すると、静電複写機
2の制御手段200から原稿自動搬送装置4の制御手段196
に作動開始信号が供給される。そうすると、送出ソレノ
イドSL1が付勢されて原稿送出ローラ46が第3図に2点
鎖線で示す如くに下降されると共に、分離ソレノイドSL
2が付勢されて分離ローラ対48の反転ローラ54が第3図
に2点鎖線で示す作用位置に移動せしめられる。更に、
搬入駆動源202が付勢(正転)されると共に送出及び分
離クラッチCL1が付勢され、従って原稿送出ローラ46及
び分離ローラ対48が駆動される。かくして、原稿テーブ
ル20上に載置された複数枚の原稿における最上位の原稿
が原稿搬入路40に送出される。
本発明に従って構成された図示の原稿自動搬送装置4
においては、上述した通りにして複写開始スイッチが手
動操作されると、更に、搬送駆動源204が正転状態(TR1
及びTR4がON)にせしめられて中央主部14の原稿搬送手
段74が正転駆動され、そしてまた搬出及び再搬入駆動源
206が付勢されて搬出及び再搬入部16に配設されている
被駆動要素(搬出ローラ120並びに排出ローラ154及び15
6)が駆動される。従って、静電複写機2の透明板8上
に例えば手動で位置付けられた原稿が除去されることな
くそのまま置き忘れられていた場合には、かかる置き忘
れ原稿は原稿搬送手段74によって透明板8上から原稿搬
出路132に搬出され、そして原稿搬出路132を通して排出
される。而して、後に更に言及する如く、上記単純モー
ドが遂行される場合には、原稿テーブル20から透明板8
上に搬入された原稿は、原稿搬出路132の共通路136及び
第1の分岐路138を通して第1の排出開口114から第1の
原稿受皿94上に排出される(即ち第1の原稿排出方式が
遂行される)。これに対して、原稿搬出路132を通して
上記置き忘れ原稿を排出する時には、分岐路切替えソレ
ノイドSL4が付勢されて分岐路切替え手段142が第3図に
2点鎖線で示す第2の分岐位置に切替えられる。従っ
て、上記置き忘れ原稿は原稿搬出路132の共通路134から
第2の分岐路140に導入され、第2の排出開口116を通し
て第2の原稿受皿168に排出される。かようにして置き
忘れ原稿は、後に通常の原稿が排出される第1の原稿受
皿94とは異なった第2の原稿受皿168に排出され、従っ
て置き忘れ原稿が通常の原稿に混入してしまう等の不都
合が生ずることが確実に回避される。上記置き忘れ原稿
が透明板8上から原稿搬出路132の共通路134に搬出され
ると、搬出原稿検出手段170がこれを検出し、かくして
置き忘れ原稿が存在していたことが認識される。第2の
排出原稿検出手段174は、第2の分岐路140を通して第2
の原稿受皿194に排出される上記置き忘れ原稿を検出す
る。上記置き忘れ原稿の後端縁が第2の搬出原稿検出手
段174を通過した時点から例えば25msecでよい若干の時
間が経過(この間に上記置き忘れ原稿は完全に第2の原
稿受皿194上に排出される)すると、搬出及び再搬入駆
動源206が除勢されると共に、分岐路切替ソレノイドSL4
が除勢されて分岐路切替え手段142が第3図に実線で示
す第1の分岐位置に戻される。
原稿テーブル20から送出された原稿について説明を続
けると、原稿テーブル20から原稿搬入路40に搬入された
原稿は、その前端縁が停止状態の原稿搬入手段44(更に
詳しくは、原稿搬入手段44を構成しているローラ60及び
62のニップ部位)に当接せしめられ、かくしてその前進
が一時的に阻止される。上記作動開始信号が生成された
時点から所定時間(例えば375msec)経過すると、分離
ソレノイドSL2が除勢されて分離ローラ対48の反転ロー
ラ54が第3図に実線で示す非作用位置に戻される。ま
た、送出及び分離クラッチCL1が除勢されて送出ローラ4
6及び分離ローラ対48の駆動が停止される。同時に、搬
入クラッチCL2が付勢されて原稿搬入手段44の駆動が開
始される。かくすると、原稿搬入手段44による原稿搬入
が開始され、一時的に前進が阻止されていた原稿が原稿
搬入路40を通して透明板8上に搬入される。この際に
は、複数個の搬入原稿検出器68が原稿を検出し、かくし
て原稿の搬入自体が検出されると共に、搬入原稿の寸法
も検出される。搬入原稿の寸法は原稿自動搬送装置4の
制御手段196から静電複写機2の制御手段200に供給さ
れ、搬入原稿の寸法に応じて静電複写機2の作動が適宜
に制御される。搬入原稿の寸法検出及びこれに基いた静
電複写機2の制御は当業者には周知の技術事項でよいの
で、これらについての詳細な説明は省略する。搬入原稿
の後端縁が複数個の搬入原稿検出器68の内の特定の1個
を通過した時点から若干の時間(例えば20msec)経過す
ると、搬入クラッチCL2が除勢されて原稿搬入手段44の
駆動が停止される。しかる後においては、部分的に透明
板8上に搬入された原稿は、正転状態にある原稿搬送手
段74によって搬送され続ける。搬入クラッチCL2が除勢
されると同時に、分離ソレノイドSL2が再び付勢されて
分離ローラ対48の反転ローラ54が再び第3図に2点鎖線
で示す作用位置に上昇せしめられる。また、送出及び分
離クラッチCL1が付勢されて送出ローラ46及び分離ロー
ラ対48が駆動される。かくして、原稿テーブル20から次
の原稿が原稿搬入路40に搬入される。搬入原稿の後端縁
が上記特定の1個の搬入原稿検出器68を通過した時点か
ら上記若干の時間が経過した時よりも後である特定の時
点、即ち中央主部14に設けられている上記パルス発生器
198が発生するパルスの計数を搬入原稿の後端縁が上記
特定の1個の搬入原稿検出器68を通過した時点から開始
して例えば40パルス(40パルスの計測は略40mmの原稿搬
送長さに対応する)を計数すると、中央主部14に配設さ
れている搬送駆動源204が正転エネルギ生成状態(TR1及
びTR4がONに状態)から制動エネルギ生成状態(TR3及び
TR4がON状態)に変換される。かくして、搬送駆動源20
4、従って原稿搬送手段74にブレーキが加えられる。こ
の時点において、透明板8上に搬入された原稿の後端縁
は、透明板8の上流端(第3図において左端)に配設さ
れている原稿載置位置規制部材10を幾分(例えば5mm程
度)通り過ぎている。搬送駆動源204が制動エネルギ生
成状態に変換されてから若干の時間(例えば25msec)経
過すると、搬送駆動源204の制動エネルギ生成状態から
逆転エネルギ生成状態(TR2及びTR3がON状態)に変換さ
れる。かくして、原稿搬送手段74が逆転駆動せしめら
れ、搬入原稿は透明板8上をその上流方向に逆転搬送せ
しめられる。搬送駆動源204が逆転エネルギ生成状態に
変換された時点から上記パルス発生器198が発生するパ
ルスの計数を開始して例えば8パルスを計数すると、搬
送駆動源204は再び制動エネルギ生成状態に変換され、
若干の時間(例えば25msec)かかる制動エネルギ生成状
態に維持され、しかる後に自由状態(TR1、TR2、TR3、
及びTR4のすべてがOFF状態)にせしめられる。かくし
て、搬送駆動源204、従って原稿搬送手段74に比較的小
さい量である適量のブレーキが加えられて原稿搬送手段
74の搬送作用が停止され、原稿搬送手段74による原稿の
搬送(逆転搬送)が停止せしめられ、搬入原稿が透明板
8上の所定位置、即ちその後端縁(第3図において左端
縁)が上記原稿載置位置規制部材10の右端縁に当接せし
められる位置に位置付けられる。
上記の通りにして搬入原稿が透明板8上の所要位置に
位置付られると、自動原稿搬送装置4の制御手段196か
ら静電複写機2の制御手段200に信号が供給され、静電
複写機2において搬入された原稿についての所要複写工
程が遂行される。
原稿テーブル20上から2枚目の原稿を送出するために
付勢された送出及び分離クラッチCL1は、それが付勢さ
れた時点から所定時間(例えば375msec)経過すると除
勢され、かくして送出ローラ46及び分離ローラ対48の駆
動が停止される。そして、この時には搬入駆動源202も
除勢される。他方、分離ソレノイドSL2はかかる時点で
は除勢されず、更に付勢され続ける。原稿テーブル20か
ら送出された2枚目の原稿は、送出及び分離クラッチCL
1が除勢される前に、その前端縁が停止状態にある原稿
搬入手段44に当接せしめられ、かくしてその前進が一時
的に阻止される。原稿の後端部は未だ分離ローラ対48
(その反転ローラ54は未だ作用位置に維持されている)
にニップされており、それ故に送出された原稿の一部分
(前半部)は原稿搬入手段74と原稿分離ローラ対48との
間で所要通りの湾曲状態に維持され続ける。
静電複写機2において上述した通りにして開始された
1枚目の原稿に対する複写工程が終了(或いは少なくと
も原稿の露光が完了し、従って1枚目の原稿を透明板8
上から搬出することができる段階まで進行)すると、静
電複写機2の制御手段200から自動原稿搬送装置4の制
御手段196に原稿変更信号が供給される。かくすると、
分離ソレノイドSL2が除勢され、そしてまた搬入駆動源2
02が付勢されると共に搬入クラッチCL2が付勢される。
かくして原稿搬入手段44による原稿搬入が開始され、そ
の前進が一時的に阻止されていた2枚目の原稿が原稿搬
入路40を通して透明板8上に搬入され始める。更にま
た、搬送駆動源204が正転状態にせしめられて中央主部1
4の原稿搬送手段74が正転駆動されると共に、搬出及び
再搬入駆動源206も付勢されて搬出及び再搬入部16に配
設されている非駆動要素が駆動せしめられる。かくする
と、原稿搬送手段74が透明板8上に存在している1枚目
の原稿を原稿搬出路132の共通路136に搬出する。この時
点において分岐路切替え手段142は第3図に実線で示す
第1の分岐位置に位置せしめられている故に、共通路13
6に搬出された1枚目の原稿は共通路136から第1の分岐
路138に導入される。他方、上記原稿変更信号が生成さ
れた時点においては排出再搬入切替えソレノイドSL5も
付勢され、排出再搬入切替え手段144が第3図に2点鎖
線で示す排出位置に切替えられる。従って、第1の分岐
路138に導入された1枚目の原稿は第1の排出開口114を
通して第1の原稿受皿94上に排出される(第1の原稿排
出方式)。1枚目の原稿が透明板8上から原稿排出路13
2の共通路136に搬出されると、搬出原稿検出器170がこ
れを検出する。第1の排出原稿検出器172は第1の分岐
路138を通して排出される1枚目の原稿を検出する。1
枚目の原稿の後端縁が第1の排出原稿検出器172を通過
した時点から若干の時間(例えば25msec)が経過する
と、搬出再搬入駆動源206が除勢され、そしてまた排出
再搬入切替えソレノイドSL5が除勢されて排出再搬入切
替え手段144が第3図に実線で示す再搬入位置に戻され
る。
他方、原稿搬入手段44によって透明板8上に搬入され
る2枚目の原稿は、複数個の搬入原稿検出器68によって
検出され、これによって2枚目の原稿の搬入自体と共に
2枚目の原稿の寸法が検出される。2枚目の原稿の後端
縁が複数個の搬入原稿検出器68の内の特定の1個を通過
した時点若干の時間(例えば25msec)が経過すると、搬
入クラッチCL2が除勢され、そしてまた搬入駆動源202が
除勢される。かくして原稿搬入手段44の駆動が停止され
る。しかる後においては、部分的に透明板8上に搬入さ
れた2枚目の原稿は、正転状態にある原稿搬送手段74に
よって搬送され続ける。そして、1枚目の原稿の場合と
同様にして透明板8上の所要位置に位置付けられる。即
ち、2枚目の搬入原稿の後端縁が上記特定の1個の搬入
原稿検出器68を通過した時点から上記若干の時間が経過
した時よりも後である特定の時点、即ち中央主部14に設
けられている上記パルス発生器198が発生するパルスの
計数を搬入原稿の後端縁が上記特定の1個の搬入原稿検
出器68を通過した時点から開始して例えば20パルス(原
稿搬送長さ略10mm)を計数すると、中央主部14に配設さ
れている搬送駆動源204が正転エネルギ生成状態(TR1及
びTR4がONに状態)から制動エネルギ生成状態(TR3及び
TR4がON状態)に変換される。かくして、搬送駆動源20
4、従って原稿搬送手段74にブレーキが加えられる。こ
の時点において、透明板8上に搬入された2枚目の原稿
の後端縁は、透明板8の上流端(第3図において左端)
に配設されている原稿載置位置規制部材10を幾分(例え
ば5mm程度)通り過ぎている。搬送駆動源204が制動エネ
ルギ生成状態に変換されてから若干の時間(例えば25ms
ec)経過すると、搬送駆動源204は制動エネルギ生成状
態から逆転エネルギ生成状態(TR2及びTR3がON状態)に
変換される。かくして、原稿搬送手段74が逆転駆動せし
められ、2枚目の搬入原稿は透明板8上をその上流方向
に逆転搬送せしめられる。搬送駆動源204が逆転エネル
ギ生成状態に変換された時点から上記パルス発生器198
が発生するパルスの計数を開始して例えば8パルスを計
数すると、搬送駆動源204は再び制動エネルギ生成状態
に変換され、若干の時間(例えば25msec)かかる制動エ
ネルギ生成状態に維持され、しかる後に自由状態(TR
1、TR2、TR3、及びTR4のすべてがOFF状態)にせしめら
れる。かくして、搬送駆動源204、従って原稿搬送手段7
4に比較的小さい量である適量のブレーキが加えられて
原稿搬送手段74の搬送作用が停止され、原稿搬送手段74
による原稿の搬送(逆転搬送)が停止せしめられ、2枚
目の搬入原稿が透明板8上の所定位置、即ちその後端縁
(第3図において左端縁)が上記原稿載置位置規制部材
10の右端縁に当接せしめられる位置に位置付けられる。
かくすると、自動原稿搬送装置4の制御手段196から静
電複写機2の制御手段200に信号が供給され、静電複写
機2において2枚目の原稿についての複写工程が遂行さ
れる。
静電複写機2における2枚目の原稿に対する複写工程
が終了或いは特定の段階まで進行すると、静電複写機2
の制御手段200から自動原稿搬送装置4の制御手段196に
原稿変更信号が供給される。かくすると、1枚目の原稿
の場合と全く同様にして、2枚目の原稿が第1の原稿受
皿94上に排出される(2枚目の原稿を透明板8上から原
稿搬出路132に搬出するために、上記原稿変更信号の生
成に応じて正転状態にせしめられた搬送駆動源204は、
例えば520msecでよい所定時間経過後に自由状態に戻さ
れる)。
他方、第8図に例示する場合においては、操作開始時
に原稿テーブル20には2枚のみの原稿が載置され、従っ
て上記の通りにして2枚目の原稿が透明板8上に搬入さ
れると、載置原稿検出器66が原稿を検出しなくなる。こ
の場合には、原稿送出ローラ46、分離ローラ対48及び原
稿搬入手段44が再び作動されることはない。しかしなが
ら、原稿テーブル20上に3枚乃至それ以上の原稿が載置
された場合には、3枚目以降の原稿も2枚目の原稿と同
様にして順次に透明板8上に搬入され、そして第1の原
稿受皿94上に排出される。
反転モード 反転モードが選択された場合における自動原稿搬送装
置4の作動は次の通りである。第9図は反転モードが選
択された場合の作動タイムチャートを示している。上述
した単純モードが選択された場合の作動タイムチャート
を示している第8図と反転モードが選択された場合の作
動タイムチャートを示している第9図を比較参照するこ
とによって容易に理解される通り、原稿テーブル20上に
載置された複数枚の原稿の内の最上位の原稿を透明板8
上の所要位置に位置付け、そして原稿テーブル20上の次
の原稿をその前端縁が原稿搬入手段44に当接する状態ま
で送出する段階までは、反転モードの場合の作動も単純
モードの場合の作動と基本的に同一である。
但し、反転モードの場合には、後述する通り、透明板
8上から搬出される原稿は、原稿搬出路132の共通路136
及び第2の分岐路140を通して第2の搬出開口116から第
2の原稿受皿168に排出される(即ち第2の原稿排出方
式が遂行される)。それ故に、作動開始信号が生成され
た時に、分岐路切替えソレノイドSL4ではなくて排出再
搬入切替えソレノイドSL5が付勢され、従って排出再搬
入切替え手段144が第3図に2点鎖線で示す排出位置に
切替えられる。かくして、透明板8上に置き忘れ原稿が
存在していた場合には、かかる置き忘れ原稿が原稿搬出
路132の共通路136及び第1の分岐路138を通して第1の
排出開口114から第1の原稿受皿94上に排出される。従
って、第2の原稿受皿116上に排出される通常の原稿に
上記置き忘れ原稿が混入することはない。反転モードの
場合の置き忘れ原稿の排出に関する作動手順と単純モー
ドの場合の置き忘れ原稿の排出に関する作動手順とは、
前者においては第1の原稿受皿94に置き忘れ原稿を排出
し後者においては第2の原稿受皿168に置き忘れ原稿を
排出する点を除けば、実質上同一である。第9図は透明
板8上に置き忘れ原稿が存在しなかった場合の作動手順
を示している。透明板8上に置き忘れ原稿が存在しなか
った場合には、透明板8上から原稿搬出路132の共通路1
36に置き忘れ原稿が搬出されることがなく、従って自動
原稿搬送装置4の作動が開始されてから所定時間内に搬
出原稿検出器170が原稿を検出することがない。かかる
場合には、上記作動開始信号が生成された時点から所定
時間(例えば275msec)経過した時に、搬出搬入駆動源2
06が除勢されると共に、排出再搬入切替えソレノイドSL
5が除勢されて排出再搬入切替え手段144が第3図に実線
で示す再搬入位置に戻される(単純モードの場合も、透
明板8上に置き忘れ原稿が存在しなかった時には、作動
開始信号が生成された時点から例えば275msecでよい所
定時間経過すると、搬出再搬入駆動源206が除勢される
と共に、分岐路切替えソレノイドSL4が除勢されて分岐
路切替え手段142が第3図に実線で示す第1の分岐位置
に戻される。
透明板8上の所要位置に位置付けられた1枚目の原稿
(更に詳しくはその表面)について、静電複写機2にお
いて所要複写工程が終了或いは特定段階まで進行する
と、静電複写機2の制御手段200から自動原稿搬送装置
4の制御手段196に原稿反転信号が供給される。かくす
ると、搬送駆動源204が正転エネルギ生成状態にせしめ
られて原稿搬送手段74が正転せしめられると共に、搬出
及び再搬入駆動源206が付勢せしめられる。かくして、
透明板8上の1枚目の原稿が原稿搬出手段74の作用によ
って原稿搬出路132に搬出され、そして更に原稿搬出及
び再搬入部16における搬送手段(搬出ローラ120並びに
排出ローラ154及び156)によって搬送される。原稿搬出
路132に原稿が搬出されると、搬出原稿検出器170が原稿
を検出する。搬出原稿検出器170が搬出原稿の前端縁を
検出すると、搬出再搬入切替えソレノイドSL3が付勢さ
れ、搬出再搬入切替え手段146が第3図に2点鎖線で示
す再搬入位置に切替えられる。他方、分岐切替え手段14
2は第3図に実線で示す第1の分岐位置に維持され続
け、排出再搬入切替え手段144は第3図に実線で示す再
搬入位置に維持され続ける。従って、原稿搬出路132に
搬出された1枚目の原稿は、その共通路136から第1の
分岐路138に導入され、次いで再搬入路134に導入され、
透明板8上にその下流端側(第3図において右端側)か
ら再搬入される。第3図を参照することによって理解さ
れる如く、原稿搬出路132の共通路136及び第1の分岐路
138並びに再搬入路134を通して原稿が搬送されると、原
稿の表裏が反転される。従って、原稿はその裏面を下方
に向けて透明板8上に再搬入される。再搬入路134を通
して原稿が搬送されると、再搬入原稿検出器175がこの
原稿を検出する。再搬入原稿検出器175が原稿の前端縁
を検出した時点から若干の時間(例えば25msec)が経過
すると、搬送駆動源204が正転エネルギ生成状態から制
動エネルギ生成状態に変換される。そして更に若干の時
間(例えば25msec)経過すると、搬送駆動源204が制動
エネルギ生成状態から逆転エネルギ生成状態に変換さ
れ、原稿搬送手段74が逆転駆動され始める。この時点に
おいて原稿の前端縁は未だ透明板8上に到達しておら
ず、原稿搬送手段74は未だ原稿に作用していない。しか
しながら、再搬入路134から透明板8上に原稿が再搬入
されると、逆転駆動されている原稿搬送手段74が原稿に
作用し、透明板8上をこれに沿って逆方向即ち上流方向
(第3図において左向方向)に原稿を搬送する。再搬入
原稿検出器175が原稿の前端縁を検出した時点から上記
パルス発生器198が発生するパルスの計数を開始して、
例えば290パルス(原稿搬送長さ略290mm)を計数する
と、搬送駆動源204が逆転エネルギ生成状態から制動エ
ネルギ生成状態に変換される。かくして搬送駆動源20
4、従って原稿搬送手段74にブレーキが加えられる。搬
送駆動源204が制動エネルギ生成状態に変換されてから
若干の時間(例えば25msec)経過すると、搬送駆動源20
4は制動エネルギ生成状態から更に正転エネルギ生成状
態に変換される。かかる時点においても、搬送駆動源20
4及び原稿搬送手段74は慣性によって正転状態にあり、
従って、搬送駆動源204が正転エネルギ生成状態にせし
められると、逆転状態にある搬送駆動源204及び原稿搬
送手段74に比較的大きなブレーキが加えられる。搬送駆
動源204が正転エネルギ生成状態に変換されてから更に
若干の時間(例えば25msec)経過すると、搬送駆動源20
4は正転エネルギ生成状態から再び制動エネルギ生成状
態に変換される。かくして、搬送駆動源204及び原稿搬
送手段74には更にブレーキが加えられる。かようにして
逆転状態にあった搬送駆動源204及び原稿搬送手段74が
停止せしめられる。搬送駆動源204が制動エネルギ生成
状態に変換されてから若干の時間(例えば25msec)が経
過すると、搬送駆動源204は自由状態に変換される。而
して、搬送駆動源204が逆転エネルギ生成状態から制動
エネルギ生成状態に変換された時点においては、透明板
8上を上流方向(第3図において左向方向)に搬送され
ている原稿の前端縁(第3図において左端縁)は、原稿
載置位置規制部材10よりも幾分下流側(第3図において
右側)に位置する。上述した通りにして搬送駆動源204
が制動エネルギ生成状態に変換されて比較的小さい量の
ブレーキが加えられ、次いで搬送駆動源204が正転エネ
ルギ生成状態に変換されて比較的大きい量のブレーキが
加えられ、そして更に搬送駆動源204が制動エネルギ生
成状態に変換されて比較的小さい量のブレーキが加えら
れ、かくして原稿搬送手段74の逆転駆動、従って原稿の
上流方向への搬送が停止される。上記の通りにして原稿
搬送手段74にブレーキが加えられている間にも原稿は幾
分上流方向に搬送され、原稿搬送手段74が停止され原稿
の搬送が停止された時点においては、原稿は透明板8上
の所要位置、即ちその前端縁(第3図において左端縁)
が原稿載置位置規制部材10に当接する位置に位置付けら
れる。上述した通りにして搬送駆動源204が制動エネル
ギ生成状態から自由状態に変換された時点においては、
搬送再搬入駆動源206も除勢される。そして、再搬入原
稿検出器175が原稿の後端縁を検出した上記時点から上
記パルス発生器198が発生するパルスの計数を開始して
例えば200パルスを計数すると、搬出再搬入切替えソレ
ノイドSL3が除勢されて搬出再搬入切替え手段146が第3
図に実線で示す搬出位置に戻される。
上記の通りにして再搬入された原稿が所要位置に位置
付けられると、自動原稿搬送装置4の制御手段196から
静電複写機2の制御手段200に信号が供給され、再搬入
された原稿の裏面についての所要複写工程が静電複写機
2において開始される。
透明板8上に搬入乃至再搬入される原稿に位置付けに
関しては、次の事実が注目されるべきである。即ち、原
稿テーブル20上から透明板8上に原稿を搬入して位置付
ける場合には、原稿搬送の最終段階において原稿搬送手
段74は比較的短時間だけ逆転駆動せしめられる。従っ
て、原稿搬送手段74の逆転駆動速度は所謂定格速度まで
上昇せしめられず、原稿搬送手段74を駆動する搬送駆動
源204を逆転エネルギ生成状態から他の状態に変換する
時点において、原稿搬送手段74が有する逆転駆動慣性は
比較的小さい。それ故に、搬送駆動源204を逆転エネル
ギ生成状態から制動エネルギ生成状態い変換せしめて比
較的小さい量のブレーキを加えさえすれば、原稿搬送手
段74を所要通りに停止せしめ、従って原稿を所要位置に
位置付けることができる。これに対して、透明板8上に
その下流端側から原稿を再搬入せしめて透明板8上の所
要位置に位置付ける場合には、原稿搬送手段74が比較的
長時間に渡って逆転駆動せしめられ、従って原稿搬送手
段74の逆転駆動速度は所謂定格速度まで上昇しており、
搬送駆動源204を逆転エネルギ生成状態から他の状態に
変換する時点においては、原稿搬送手段74が有する逆転
駆動慣性は比較的大きい。かかる事実に鑑み、原稿を再
搬入せしめて透明板8上の所要位置に位置付ける場合に
は、搬送駆動源204を逆転エネルギ生成状態から制動エ
ネルギ生成状態に変換して比較的小さい量のブレーキを
加え、次いで搬送駆動源204を正転エネルギ生成状態に
変換して比較的大きい量のブレーキを加え、そして更に
搬送駆動源204を制動エネルギ生成状態に変換して比較
的小さい量のブレーキを加え、かくして全体として大き
な量のブレーキを加えて、原稿搬送手段74を所要通りに
停止せしめ、原稿を所要位置に位置付けている。
上記の通りにして反転され再搬入された原稿の裏面に
ついて静電複写機2における複写工程が終了或いは特定
の段階まで進行すると、静電複写機2の制御手段200か
ら自動原稿搬送装置4の制御手段196に原稿変更信号が
供給される。かくすると、透明板8上の原稿、即ちその
表裏双方について複写が遂行された1枚目の原稿が排出
され、そしてまたその前端縁が原稿搬入手段44に当接せ
しめられて前進が一時的に阻止されていた2枚目の原稿
が透明板8上に搬入される。1枚目の原稿の排出及び2
枚目の原稿の搬入は、上述した単純モードにおける1枚
目の原稿(かかる原稿は単に搬入せしめられたのみであ
り、反転及び再搬入せしめられていない)の排出及び2
枚目の原稿の搬入と、次の点を除き実質上同一である。
単純モードにおいては、分岐路切替え手段142は第3図
に実線で示す第1の分岐位置に位置せしめられており、
一方、排出再搬入切替えソレノイドSL5が付勢されて排
出再搬入切替え手段144は第3図に2点鎖線で示す排出
位置に位置付けらる。かくして、1枚目の原稿は原稿搬
出路132の共通路136から第1の分岐路138に導入され、
第1の排出開口114から第1の原稿受皿94上に排出され
る。これに対して、反転モードにおいては、分岐路切替
えソレノイドSL4が付勢されて分岐路切替え手段142が第
3図に2点鎖線で示す第2の分岐位置に位置付けらる。
かくして、1枚目の原稿は原稿搬出路132の共通路136か
ら第2の分岐路140に導入され、第2の排出開口116から
第2の原稿受皿168上に排出される。
透明板8上の所要位置に搬入された2枚目の原稿に対
する静電複写機2における複写工程が終了或いは特定の
段階まで進行すると、静電複写機2の制御手段200から
自動原稿搬送装置4の制御手段196に原稿反転信号が供
給される。かくすると、1枚目の原稿の場合と全く同様
にして、透明板8上の2枚目の原稿が、原稿搬出路132
の共通路136、第1の分岐路138及び原稿再搬入路134を
通して搬送され、表裏を反転されて透明板8上に再搬入
される。そして、再搬入された2枚目の原稿の裏面につ
いて静電複写機2において複写工程が開始される。
他方、第9図に図示する場合においては、上述した単
純モードの場合と同様に、操作開始時に原稿テーブル20
上には2枚のみの原稿が載置され、従って上述した通り
にして2枚目の原稿が原稿搬入路40を通して透明板8上
に搬入されると、載置原稿検出器66が原稿を検出しなく
なる。この場合には、原稿送出ローラ46、分離ローラ対
48及び原稿搬入手段44が更に開始されることはない。勿
論、原稿テーブル20上に3枚乃至それ以上の原稿が載置
された場合には、3枚目以降の原稿も2枚目の原稿と全
く同様にして透明板8上に搬入され、次いで反転されて
透明板8上に再搬入され、しかる後に第2の原稿受皿16
8上に排出される。
透明板8上に再搬入された2枚目の原稿の裏面につい
て静電複写機2における複写工程が終了或いは特定の段
階まで進行すると、静電複写機2の制御手段200が自動
原稿搬送装置4の制御手段196に原稿変更信号を供給す
る。かくすると、1枚目の原稿の場合全く同様にして、
2枚目の原稿が透明板8上から第2の原稿受皿168上に
排出される。
複反転モード 次に、複反転モードが選択された場合における自動原
稿搬送装置4の作動について説明する。第3図と共に第
10図を参照して説明すると、複写すべき複数枚の原稿が
表面を下方に向けて原稿テーブル20上に載置され、載置
原稿検出器66が載置された原稿を検出すると、自動原稿
搬送装置4が作動可能状態になる。しかる後に、静電複
写機2に配設されている複写開始スイッチを使用者が操
作すると、静電複写機2の制御手段200から自動原稿搬
送装置4の制御手段196に作動開始信号と共に原稿反転
信号が供給される。そうすると、送出ソレノイドSL1が
付勢されて原稿送出ローラ46が第3図に2点鎖線で示す
如くに下降されると共に、分離ソレノイドSL2が付勢さ
れて分離ローラ対48の反転ローラ54が第3図に2点鎖線
で示す作用位置に移動せしめられる。更に、搬入駆動源
202が付勢されると共に送出及び分離クラッチCL1が付勢
され、従って原稿搬送ローラ46及び分離ローラ対48が駆
動される。かくして、原稿テーブル20上に載置された複
数枚の原稿における最上位の原稿が原稿搬入路40に送出
される。
上記作動開始信号及び原稿反転信号が供給されると、
更に、搬送駆動源204が正転状態にせしめられて原稿搬
送手段74が正転駆動され、そしてまた搬出及び再搬入駆
動源206が付勢されて搬出及び再搬入部16に配設されて
いる非駆動要素(搬出ローラ120並びに排出ローラ154及
び156)が駆動される。従って、静電複写機2の透明板
8上に例えば手動で位置付けられた原稿が除去されるこ
となくそのまま置き忘れられていた場合には、かかる置
き忘れ原稿は原稿搬送手段74によって透明板8上から原
稿搬出路132に搬出され、そして原稿搬出路132を通して
排出される。而して、複反転モードが遂行される場合に
は、後に更に言及する如く、上記単純モードが遂行され
る場合と同様に、原稿テーブル20から透明板8上に搬入
された通常の原稿は、原稿搬出路132の共通路136及び第
1の分岐路138を通して第1の排出開口114から第1の原
稿受皿94上に排出される(即ち第1の原稿排出方式が遂
行される)。これに対して、上記作動開始信号及び原稿
反転信号が供給された時には、分岐路切替えソレノイド
SL4も付勢され、分岐路切替え手段142が第3に2点鎖線
で示す第2の分岐位置に切替えられる。従って、上記置
き忘れ原稿が存在していた場合には、かかる置き忘れ原
稿は原稿搬出路132の共通路136から第2の分岐路140に
導入され、第2の排出開口116を通して第2の原稿受皿1
68に排出される(かかる置き忘れ原稿の排出は上述した
単純モード遂行される場合と同様である)。かくして、
第1の原稿受皿94上に排出される通常の原稿に上記置き
忘れ原稿が混入することが確実に回避される。第10図に
は置き忘れ原稿が存在しなかった場合が示されている。
この場合には、分岐路切替えソレノイドSL4が付勢され
てから所定時間(例えば275msec)が経過すると、分岐
路切替えソレノイドSL4が除勢される。
原稿テーブル20から送出された原稿について説明を続
けると、原稿テーブル20から原稿搬入路40に搬入された
原稿は、その前端縁が停止状態にある原稿搬入手段44に
当接せしめられて、その前進が一時的に阻止される。上
記作動開始信号及び原稿反転信号が生成された時点から
所定時間(例えば375msec)経過すると、分離ソレノイ
ドSL2が除勢されて分離ローラ対48の反転ローラ54が第
3図に実線で示す非作用位置に戻される。また、送出及
び分離クラッチCL1が除勢されて送出ローラ46及び分離
ローラ対48の駆動が停止される。同時に、搬入クラッチ
CL2が付勢されて原稿搬入手段44の駆動が開始される。
かくすると、原稿搬入手段44による原稿の搬入が開始さ
れ、一時的に前進が阻止されていた原稿が原稿搬入路40
を通して透明板8上に搬入される。この際には、上述し
た単純モード及び反転モードの場合と同様に、複数個の
搬入原稿検出器68が原稿を検出する。搬入原稿の後端縁
が複数個の搬入原稿検出器68の内の特定の1個を通過し
た時点から若干の時間(例えば20msec)経過すると、搬
入クラッチCL2が除勢されて原稿搬入手段44の駆動が停
止される。しかる後においては、部分的に透明板8上に
搬入された原稿は、正転状態になる原稿搬送手段74によ
って搬送され続ける。搬入クラッチCL2が除勢されると
同時に、分離ソレノイドSL2が再び付勢されて分離ロー
ラ対48の反転ローラ54が再び第3図に2点鎖線で示す作
用位置に上昇せしめられる。また、送出及び分離クラッ
チCL1が付勢されて送出ローラ46及び分離ローラ対48の
駆動が再開され、かくして原稿テーブル20上から次の原
稿、即ち2枚目の原稿が送出される。かかる原稿はその
前端縁が停止状態にある原稿搬入手段44に当接すること
によってその前進が一時的に阻止される。送出及び分離
クラッチCL1が付勢された時点から所定時間(例えば375
msec)経過すると、送出及び分離クラッチCL1が除勢さ
れると共に搬入駆動源202が除勢され、かくして送出ロ
ーラ46及び分離ローラ対48の駆動が停止される。
他方、複反転モードが遂行される場合、透明板8上に
搬入された原稿は、透明板8上で停止せしめられること
なく更に搬送され続け、透明板8上から原稿搬出路132
に搬出される。原稿搬出路132に原稿が搬出されると、
搬出原稿検出器170が搬出原稿の前端縁を検出する。か
くすると、搬出再搬入切替えソレノイドSL3が付勢され
て、搬出再搬入切替え手段146が第3図に2点鎖線で示
す再搬入位置に切替えられる。他方、分岐路切替え手段
142は第3図に実線で示す第1の分岐位置に維持され続
け、排出再搬入切替え手段144は第3図に実線で示す再
搬入位置に維持され続ける。従って、原稿搬出路132に
搬出された原稿は、その共通路136から第1の分岐路138
に導入され、次いで再搬入路134に導入され、透明板8
上にその下流端側(第3図において右端側)から再搬入
される。かようにして原稿が透明板8上に再搬入される
際には、第3図を参照することによって容易に理解され
る如く、原稿の表裏が反転され、従って原稿はその裏面
を下方に向けて透明板8上に再搬入される。再搬入路13
4を通る原稿の前端縁を再搬入原稿検出器175が検出した
時点から若干の時間(例えば25msec)が経過すると、搬
送駆動源204が正転エネルギ生成状態から制動エネルギ
生成状態に変換される。そして更に若干の時間(例えば
25msec)が経過すると、搬送駆動源204が制動エネルギ
生成状態から逆転エネルギ生成状態に変換され、原稿搬
送手段74が逆転駆動され始める。この時点においては原
稿の前端縁は未だ透明板8上に到達しておらず、原稿搬
送手段74は未だ原稿に作用していないが、再搬入路134
から透明板8上に原稿が再搬入されると、逆転駆動され
ている原稿搬送手段74が原稿に作用し、透明板8上をこ
れに沿って逆方向即ち上流方向(第3図において左向方
向)に原稿を搬送する。再搬入路134を通して透明板8
上に再搬入される原稿の前端縁を再搬入原稿検出器175
が検出した時点から上記パルス発生器198が発生するパ
ルスの計数を開始して、例えば290パルスを計数する
と、搬送駆動源204が逆転エネルギ生成状態から制動エ
ネルギ生成状態に変換される。かくして搬送駆動源20
4、従って原稿搬送手段74にブレーキが加えられる。更
に若干の時間(例えば25msec)が経過すると、搬送駆動
源204は制動エネルギ生成状態から正転エネルギ生成状
態に変換される。かかる時点においても搬送駆動源204
及び原稿搬送手段74は慣性によって正転状態にあり、従
って搬送駆動源204が正転エネルギ生成状態にせしめら
れると、逆転状態にある搬送駆動源204及び原稿搬送手
段74に比較的大きなブレーキが加えられる。搬送駆動源
204が正転エネルギ生成状態に変換されたから更に若干
の時間(例えば25msec)経過すると、搬送駆動源204は
更に制動エネルギ生成状態に変換される。かくして、搬
送駆動源204及び原稿搬送手段74に更にブレーキが加え
られ、その結果逆転状態にあった搬送駆動源204及び原
稿搬送手段74が停止せしめられる。かようにして透明板
8上の所要位置(即ち原稿の前端縁が原稿載置位置規制
部材10に当接する位置)に原稿が位置付けられる。かよ
うな原稿位置付けは、上述した反転モードにおいて反転
されて透明板8上に再搬入される原稿の位置付けと実質
上同一である。搬送駆動源204が制動エネルギ生成状態
に変換されてから更に若干の時間(例えば25msec)経過
すると、搬送駆動源204は自由状態に戻される。同時
に、搬出再搬入駆動源206も除勢される。再搬入路134を
通して透明板8上に再搬入される原稿の後端縁を再搬入
原稿検出器175が検出した時点から上記パルス発生器198
が発生するパルスの計数を開始して、例えば200パルス
を計数すると、搬出再搬入切替えソレノイドSL3が除勢
され、搬出再搬入切替え手段146が第3図に実線で示す
搬出位置に戻される。
上記の通りにして、原稿テーブル20から1枚目の原稿
が送出され、透明板8上を一旦通過せしめられた後にそ
の表裏が反転され、しかる後に透明板8上に再搬入され
て所要位置に位置付けられると、自動原稿搬送装置4の
制御手段196から静電複写機2の制御手段200に信号が供
給され、1枚目の原稿の裏面についての所要複写工程が
遂行される。
1枚目の原稿の裏面について静電複写機2における複
写工程が終了或いは特定の段階まで進行すると、静電複
写機2の制御手段200から自動原稿搬送装置4の制御手
段196に原稿反転信号が供給される。かくすると、透明
板8上の原稿が原稿搬出路132に搬出され、原稿搬出路1
32の共通路136及び第1の分岐路138並びに再搬入路134
を通して、従ってその表裏が再び反転せしめられて(従
ってその表面を下方に向けた状態にせしめられて)、透
明板8上に再搬入されて透明板8上の所要位置に再び位
置付けられる。かような原稿の反転及び再搬入は、上述
した反転モードにおける原稿の反転及び再搬入と実質上
同一である。
上記の通りにして1枚目の原稿が再び透明板8上の所
要位置に位置付けられると、自動原稿搬送装置4の制御
手段196から静電複写機2の制御手段200に信号が供給さ
れ、静電複写機2において1枚目の原稿の表面について
の複写工程が開始される。そしてかかる複写工程が終了
或いは特定の段階まで進行すると、静電複写機2の制御
手段200から自動原稿搬送装置4の制御手段196に原稿変
更信号と共に原稿反転信号が供給される。かくすると、
透明板8上の原稿、即ちその表裏両面について複写が遂
行された1枚目の原稿の排出が開始され、そしてまたそ
の前端縁が原稿搬入手段44に当接せしめられて前進が一
時的に阻止されていた2枚目の原稿の搬入が開始され
る。1枚目の原稿の排出は、次の点を除き上述した単純
モードにおける1枚目の原稿の排出と実質上同一であ
る。複反転モードにおいては、搬入が開始された2枚目
の原稿は透明板8上に停止せしめられることなく透明板
8上を通過せしめられて、反転のために原稿搬出路132
に搬出される。かかる点に鑑み、複反転モードにおいて
は、透明板8上を通過せしめられて原稿搬出路132に搬
出された2枚目の原稿の前端縁を搬出原稿検出手段170
が検出すると、搬出再搬入切替えソレノイドSL5を除勢
して排出再搬入切替え手段144を第3図に実線で示す再
搬入位置に戻している。他方、搬入が開始された2枚目
の原稿は、1枚目の原稿の場合と同様にして、透明板8
上を通過せしめられて原稿搬出路132に搬出され、原稿
搬出路132の共通路136及び第1に分岐路140並びに再搬
入路を通して、従って表裏が反転せしめられて、透明板
8上に再搬入されて透明板8上の所要位置に位置付けら
れる。
他方、第10に図示する場合においては、原稿テーブル
20上には2枚のみの原稿が載置され、従って上述した通
りにして2枚目の原稿が原稿搬入路40を通して搬入され
ると、載置原稿検出器66は原稿を検出しなくなる。この
場合には、特定の搬入原稿検出器68が2枚目の原稿の後
端縁を検出した時点から若干の時間(例えば20msec)経
過すると、搬入クラッチCL2が除勢されると共に搬入駆
動源202が除勢され、そしてまた送出ソレノイドSL1が除
勢されて送出ローラ46が第3図に実線で示す非作用位置
に戻される。勿論、原稿テーブル20上に3枚乃至それ以
上の原稿が載置された場合には、3枚目以降の原稿も2
枚目の原稿と全く同様に処理せしめられる 2枚目の原稿がその裏面を下方に向けて透明板8上の
所要位置に位置付けられると、自動原稿搬送装置4の制
御手段196から静電複写機2の制御手段200に信号が供給
され、2枚目に原稿の裏面についての複写工程が静電複
写機2において開始される。そして、かかる複写工程が
終了或いは特定の段階まで進行すると、静電複写機2の
制御手段200が自動原稿搬送装置4の制御手段196に原稿
反転信号を供給する。かくすると、1枚目の原稿の場合
と全く同様にして、透明板8上の原稿が原稿搬出路132
に搬出され、そしてその裏面を再び反転して、従ってそ
の表面を下方に向けた状態で、透明板8上に再搬入され
透明板8上の所要位置に位置付けられる。そして、2枚
目の原稿の原稿の表面についての複写工程が静電複写機
2において開始される。
2枚目の原稿の表面についての複写工程が終了或いは
特定の段階まで進行すると、静電複写機2の制御手段20
0が自動原稿搬送装置4の制御手段196に原稿変更信号を
供給する。かくすると、透明板8上のその表裏双方につ
いての複写が終了した2枚目の原稿が、原稿搬出路132
の共通路136及び第1の分岐路138を通して第1の原稿受
皿94上に排出される。2枚目の原稿のかかる排出の際に
は、次の原稿が原稿排出路132に排出されることがな
く、それ故に第1の排出原稿検出手段172が2枚目の原
稿の後端縁を検出した時点で、排出際搬入切替えソレノ
イドSL5が除勢され排出再搬入切替え手段144が第3図に
実線で示す再搬入位置に戻される。
以上、添付図面を参照して本発明に従って構成された
自動原稿搬送装置の好適具体例について詳細に説明した
が、本発明はかかる具体例に限定されるものではなく、
本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が
可能であることは多言を要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、静電複写機の一部と共にこれに装備された本
発明に従って構成された自動原稿搬送装置の一具体例を
示している斜面図。 第2図は、自動原稿搬送装置の開閉動枠体が開動せしめ
られた状態を示している第1図と同様の斜面図。 第3図は、第1図の原稿自動搬送装置をこれが装備され
た静電複写機の一部と共に示す断面図。 第4図は、第1図に示す自動原稿搬送装置における搬入
原稿検出器の装着様式を示す部分斜面図。 第5図は、第1図に示す自動原稿搬送装置における搬入
原稿検出器の装着様式を示す分解斜面図。 第6図は、第1図の自動原稿搬送装置に配設されている
制御関連要素を示す簡略図。 第7図は、第1図の自動原稿搬送装置に設けられている
搬送駆動源を示す簡略図。 第8図は、第1図に示す自動原稿搬送装置が単純モード
で作動せしめられる場合の作動手順を示すタイムチャー
ト。 第9図は、第1図に示す自動原稿搬送装置が反転モード
で作動せしめられる場合の作動手順を示すタイムチャー
ト。 第10図は、第1図に示す自動原稿搬送装置が複反転モー
ドで作動せしめられる場合の作動手順を示すタイムチャ
ート。 2……静電複写機 4……自動原稿搬送装置 10……原稿載置位置規制部材 12……原稿搬入部 14……中央主部 16……原稿搬出再搬入部 33……下側規制板 34,36,38……上側規制板 40……原稿搬入路 42……原稿送出手段 44……原稿搬入手段 66……載置原稿検出器 68……搬入原稿検出器 70……開閉動枠体 74……原稿搬送手段 94……第1の原稿受皿 98……原稿前縁規制部材 114……第1の排出開口 116……第2の排出開口 120……搬出ローラ 132……原稿搬出路 134……原稿再搬入路 136……原稿搬出路の共通路 138……原稿搬出路の第1の分岐路 140……原稿搬出路の第2の分岐路 142……分岐路切替え手段 144……排出再搬入切替え手段 146……搬出再搬入切替え手段 148……原稿搬出手段 168……第2の原稿受皿 170……搬出原稿検出手段 172……第1の排出原稿検出手段 174……第2の排出原稿検出手段 175……再搬入原稿検出手段 176……回路板 196……自動原稿搬送装置の制御手段 200……静電複写機の制御手段 202……搬入駆動源 204……搬送駆動源 206……搬出再搬入駆動源 SL1……送出ソレノイド SL2……分離ソレノイド SL3……搬出再搬入切替えソレノイド SL4……分岐路切替えソレノイド SL5……排出再搬入切替えソレノイド CL1……送出及び分離クラッチ CL2……搬入クラッチ
フロントページの続き (72)発明者 長尾 剛 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−113544(JP,A) 特開 昭62−167168(JP,A) 特開 昭61−287659(JP,A) 特開 昭62−21669(JP,A) 特開 昭63−117835(JP,A) 特開 昭61−136842(JP,A) 特開 昭60−230128(JP,A) 実開 昭61−99851(JP,U) 実開 昭61−75457(JP,U) 実開 昭63−92358(JP,U) 実開 昭60−166181(JP,U)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングの上面には処理すべき原稿が載
    置される透明板が配設されており、該透明板の片端縁上
    には原稿の片端が当接せしめられる原稿載置位置規制部
    材が装着されている画像処理機に適用される自動原稿搬
    送装置にして、 該透明板の該片端縁から上流方向に離隔せしめて配設さ
    れた原稿テーブルと、 該原稿テーブルから該透明板の該片端縁まで延在する原
    稿搬入路と、 原稿受皿と、 該透明板の他端縁から該原稿受皿まで延在する原稿搬出
    路と、 該原稿搬出路から分岐して該透明板の該他端縁まで延在
    する再搬入路と、 該原稿搬出路に進入せしめられた原稿を該原稿搬出路を
    通して該原稿受皿に排出せしめるための排出位置と該原
    稿搬出路に進入せしめられた原稿を該再搬入路に導入せ
    しめるための再搬入位置とに選択的に位置付けられる排
    出再搬入切替え手段と、 該原稿テーブル上に載置された複数枚の原稿を1枚毎順
    次に該原稿搬入路に送出するための原稿送出手段と、 該原稿搬入路に送出された原稿を該透明板上に搬入する
    ための原稿搬入手段と、 該透明板上に沿って原稿を搬送するための原稿搬送手段
    と、 該原稿搬送手段によって該原稿搬出路に搬出された原稿
    を、該原稿搬出路を通して該原稿受皿に排出せしめ、或
    いは該原稿搬出路から該再搬入路を通して該透明板上に
    再搬入せしめるための原稿搬出手段と、 作動制御手段と、を具備し、 該原稿搬送手段は該透明板の該片端縁から該他端縁に向
    けて原稿を搬送せしめる正転搬送駆動と該透明板の該他
    端縁から該片端縁に向けて原稿を搬送せしめる逆転搬送
    駆動とが選択的に遂行され得る回転駆動式であり、 該作動制御手段は、該原稿テーブルから該原稿搬入路を
    通して該透明板上に搬入せしめられた原稿を、該原稿搬
    送手段の正転搬送駆動によって原稿の後端が該原稿載置
    位置規制部材を通過してこれより幾分下流に離隔する位
    置まで正転搬送せしめ、次いで該原稿搬送手段の逆転搬
    送駆動によって原稿を逆転搬送せしめて原稿の後端を該
    原稿載置位置規制部材に当接せしめる正規原稿位置付け
    方式と、該原稿搬送手段の正転搬送駆動によって該透明
    板上から該原稿搬出路に原稿を搬出せしめ、該排出再搬
    入切替え手段を該再搬入位置に位置付けて該原稿搬出路
    から該再搬入路に導入し、かくして原稿の表裏を反転せ
    しめて該透明板上に再搬入せしめ、再搬入せしめられた
    原稿を該原稿搬送手段の逆転搬送駆動によって逆転搬送
    せしめて原稿の前端を該原稿載置位置規制部材に当接せ
    しめる反転原稿位置付け方式と、を選択的に遂行せしめ
    る自動原稿搬送装置において、 該作動制御手段は、該正規原稿位置付け方式において
    は、該原稿搬送手段の逆転搬送駆動を停止せしめた後に
    比較的小さい量のブレーキを該原稿搬送手段に加え、該
    反転原稿位置付け方式においては、該原稿搬送手段の逆
    転搬送駆動を停止せしめた後に比較的大きい量のブレー
    キを該原稿搬送手段に加え、 該原稿搬送手段は、正転電圧の印加により正転エネルギ
    が生成され、逆転電圧の印加により逆転エネルギが生成
    され、両接続端子を接地するとブレーキ作用が生成され
    る型の可逆直流電動モータによって回転駆動せしめら
    れ、 該正規原稿位置付け方式においては、該モータへの逆転
    電圧の印加を停止した後に、該モータの両接続端子を接
    地することによって該原稿搬送手段にブレーキが加えら
    れ、該反転原稿位置付け方式においては、該モータへの
    逆転電圧の印加を停止した後に、該モータに正転電圧を
    印加することによって該原稿搬送手段にブレーキが加え
    られる、ことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】該反転原稿位置付け方式においては、該モ
    ータへの逆転電圧の印加を停止した後に、該モータに正
    転電圧を印加するのに先立って該モータの両接続端子を
    接地して該原稿搬送手段にブレーキを加える、請求項1
    記載の自動原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】該反転原稿位置付け方式においては、該モ
    ータへ正転電圧を印加して該原稿搬送手段にブレーキを
    加えるのを終了した後に、更に該モータの両接続端子を
    接地して該原稿搬送手段にブレーキを加える、請求項2
    記載の自動原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】該透明板を覆う閉位置と該透明板を露呈せ
    しめる開位置との間を移動自在に装着された可動枠体が
    配設されており、該原稿搬送手段は該可動枠体に装着さ
    れていて、該可動枠体が該閉位置に位置付けられている
    時に該透明板に沿って原稿を移動せしめることができ、 該原稿搬送手段は搬送方向に間隔をおいて配設された被
    駆動ベルトローラ及び従動ベルトローラ並びに該被駆動
    ベルトローラ及び該従動ベルトローラに巻き掛けられた
    無端ベルトから構成されている、請求項1から3までの
    いずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】該原稿受皿は第1の原稿受皿と第2の原稿
    受皿とを含み、 該原稿搬出路は該透明板の該他端縁から延びる共通路、
    該共通路の下流端から該第1の原稿受皿まで延在する第
    1の分岐路、及び該共通路の下流端から該第2の原稿受
    皿まで延在する第2の分岐路を含み、 該原稿搬出路における該共通路を該第1の分岐路に連通
    せしめる第1の分岐位置と該共通路を該第2の分岐路に
    連通せしめる第2の分岐位置とに選択的に位置付けられ
    る分岐路切替え手段が配設されており、 該作動制御手段は、単純モードと反転モードと複反転モ
    ードとのいずれかを選択的に遂行せしめ、該単純モード
    においては、該原稿テーブル上の原稿を該原稿搬入路を
    通して該透明板上に搬入せしめて該透明板上の所要位置
    に位置せしめ、しかる後に該分岐路切替え手段を該第1
    の分岐位置に位置付け且つ該排出再搬入切替え手段を該
    排出位置に位置付けて、該原稿搬出路における該共通路
    及び該第1の分岐路を通して移動せしめ、かくして原稿
    の表裏を反転せしめて該第1の原稿受皿に排出せしめ、
    該反転モードにおいては、該原稿テーブル上の原稿を該
    原稿搬入路を通して該透明板上に搬入せしめて該透明板
    上の所要位置に位置せしめ、しかる後に該分岐路切替え
    手段を該第1の分岐位置に位置付け且つ該排出再搬入切
    替え手段を該再搬入位置に位置付けて、該原稿搬出路に
    おける該共通路から該第1の分岐路に進入せしめ、次い
    で該再搬入路に導入せしめて該透明板上に再搬入せし
    め、かくして原稿の表裏を反転せしめて原稿を再び該透
    明板上の所要位置に位置せしめ、その後に該分岐切替え
    手段を該第2の分岐位置に位置付けて、該透明板上の原
    稿を該原稿搬出路における該共通路及び該第2の分岐路
    を通して移動せしめ、かくして原稿の表裏を反転するこ
    となく該第2の原稿受皿に排出せしめ、該複反転モード
    においては、該分岐切替え手段を該第1の分岐位置に位
    置付け且つ該排出再搬入切替え手段を該再搬入位置に位
    置付けて、該原稿テーブル上から該原稿搬入路を通して
    該透明板上に搬送された原稿を、該原稿搬出路における
    該共通路から該第1の分岐路に進入せしめ、次いで該再
    搬入路に導入せしめて該透明板上に再搬入せしめ、かく
    して原稿の表裏を反転せしめて原稿を再び該透明板上の
    所要位置に位置せしめ、しかる後に再び該原稿搬出路に
    おける該共通路から該第1の分岐路に進入せしめ、次い
    で該再搬入路に導入せしめて該透明板上に再搬入せし
    め、かくして原稿の表裏を再び反転せしめて原稿を再び
    該透明板上の所要位置に位置せしめ、その後に該排出再
    搬入切替え手段を該排出位置に変換せしめて、該透明板
    上の原稿を該原稿搬出路における該共通路及び該第1の
    分岐路を通して移動せしめ、かくして原稿の表裏を反転
    せしめて該第1の原稿受皿に排出せしめる、請求項4記
    載の自動原稿搬送装置。
  6. 【請求項6】該第1の原稿受皿は該可動枠体の上面に配
    設されており、該第2の原稿受皿は該透明板の該他端縁
    から下流方向に離隔せしめて配設されている、請求項5
    記載の自動原稿搬送装置。
  7. 【請求項7】ハウジングの上面には処理すべき原稿が載
    置される透明板が配設されている画像処理機に適用され
    る自動原稿搬送装置にして、 該透明板の片端縁から上流方向に離隔せしめて配設され
    た原稿テーブルと、 上側規制板と下側規制板とによって規定され、該原稿テ
    ーブルから該透明板の該片端縁まで延在する原稿搬入路
    と、 該原稿テーブル上に載置された複数枚の原稿を1枚毎順
    次に該原稿搬入路に送出するための原稿送出手段と、 該原稿搬入路に送出された原稿を該透明板上に搬入する
    ための原稿搬入手段と、 該原稿搬入路を通して該透明板上に搬入される原稿を検
    出するための複数個の検出器と、を具備する自動原稿搬
    送装置において、 該複数個の検出器は共通回路板に装着されており、該回
    路板は該上側規制板の上面側に又は下側規制板の下面側
    に装着されており、該上側規制板又は下側規制板には該
    複数個の検出器に対応せしめて開口が形成されており、 該上側規制板又は下側規制板には、該回路板の片端縁部
    の片面を支持する支持突出片と該回路板の他端縁部がね
    じ止めされるねじ止め突出片とが形成されている、こと
    を特徴とする自動原稿搬送装置。
  8. 【請求項8】該回路板は該上側規制板の上面側に装着さ
    れており、該上側規制板は該原稿搬入路に沿って延びる
    主部と該主部の上流端から上方に延びる付加部とを有
    し、該付加部の一部分を下流方向に突出せしめることに
    よって該支持突出片が形成され、該主部の下流端部の一
    部を上方に次いで上流又は下流方向に突出せしめること
    によって該ねじ止め突出片が形成されている、請求項7
    記載の自動原稿搬送装置。
  9. 【請求項9】該上側規制板の該付加部には、該回路板の
    厚さに対応した寸法だけ上下方向に相互に変位せしめら
    れた上側支持突出片と下側支持突出片とが形成されてお
    り、該回路板の上流端部が該上側支持突出片と該下側支
    持突出片との間に挾持せしめられ、該回路板の下流端部
    下面が該ねじ止め突出片の上面上に位置せしめられてね
    じ止めせしめられる、請求項8記載の自動原稿搬送装
    置。
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