JPH0729703B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置

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JPH0729703B2
JPH0729703B2 JP6133388A JP6133388A JPH0729703B2 JP H0729703 B2 JPH0729703 B2 JP H0729703B2 JP 6133388 A JP6133388 A JP 6133388A JP 6133388 A JP6133388 A JP 6133388A JP H0729703 B2 JPH0729703 B2 JP H0729703B2
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潤 三好
弘行 長井
貢 芝中
信和 大塚
保彦 木田
治男 山本
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三田工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は、静電複写機の如き画像処理機に適用される自
動原稿搬送装置及びこれに利用される種々の構成要素に
関する。
<従来技術> 複写操作等における原稿の取扱いを自動化するために、
静電複写機の如き画像処理機に自動原稿搬送装置を装備
することが広く実用化されている。自動原稿搬送装置の
典型例としては、特開昭60−118551号公報に開示されて
いるものを挙げることができる。
上記自動原稿搬送装置は、開閉動枠体と原稿テーブルと
を含んでいる。画像処理機のハウジングの上面には複写
すべき原稿が載置される透明板が配設されており、上記
開閉動枠体は、透明板の片縁に沿って延びる旋回軸線を
中心として透明板を覆う閉位置と透明板を露呈せしめる
開位置との間を旋回自在に、画像処理機のハウジング上
に装着される。上記原稿テーブルは、上記開閉動枠体に
隣接せしめて静電複写機のハウジング上に装着される。
上記原稿テーブルには、その上に載置された複数枚のシ
ート状原稿を1枚毎順次に送出するための原稿送出手段
が付設されている。また、上記開閉動枠体には、上記原
稿テーブルから送出された原稿を透明板上の所要位置ま
で搬入し、そして原稿の走査が終了した後に透明板上の
原稿を上記開閉動枠体の上面上に搬出するための原稿搬
送手段が付設されている。この原稿搬送手段は、透明板
に沿って延在する搬送ベルト機構を含んでいる。
上記自動原稿搬送装置を使用して複写操作等を遂行する
時には、開閉動枠体を上記閉位置にせしめ、そして原稿
テーブル上に複写すべきシート状原稿を積層状態で載置
する。しかる後に自動原稿搬送装置の作動を開始せしめ
ると、原稿送出手段によって原稿テーブルから1枚の原
稿が送出され、この原稿が原稿搬送手段によって透明板
上の所要位置に搬入される。搬入された原稿の走査が終
了すると、原稿搬送手段によって透明板上から開閉動枠
体の上面上に原稿が搬出され、そしてまた原稿送出手段
によって原稿テーブル上から次の原稿が送出される。
<従来技術の問題点> 而して、上述した従来の自動原稿搬送装置は、特に搬送
ベルト機構を含む原稿搬送手段の構成に起因して、比較
的複数且つ高価であり、それ故に、特に比較的安価な低
級乃至中級画像処理機には適さない。
<発明の技術的課題> 本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主
たる技術的課題は、特に開閉動枠体に付設される原稿搬
送手段に関する構成が簡略化されていて、製作コストが
比較的安価であり、それ故に、比較的安価な低級乃至中
級画像処理機に好都合に適用され得る新規且つ改良され
た自動原稿搬送装置を提供することである。
〈発明の解決手段〉 上記技術的課題を解決する自動原稿搬送装置として、本
発明によれば、ハウジングの上面に透明板が配設されて
いる画像処理機に適用される自動原稿搬送装置にして、 該透明板の片縁に沿って延びる旋回軸線を中心として該
透明板を覆う閉位置と該透明板を露呈せしめる開位置と
の間を旋回動自在に該ハウジングに装着された開閉動枠
体と、 該開閉動枠体に隣接せしめて該ハウジングに装着される
原稿テーブルと、 該原稿テーブル上に載置される複数枚のシート状原稿を
1枚毎順次に該透明板に向けて送出するための原稿送出
手段と、 該開閉動枠体に回転自在に装着され、該開閉動枠体が該
閉位置にせしめられると、該原稿テーブルから該透明板
への原稿の送出方向に見て該透明板の上流端部に密接せ
しめられる搬送ローラ手段と、 該搬送ローラ手段に関連せしめて該開閉動枠体に配設さ
れた原稿排出口と、 該原稿テーブルと該搬送ローラ手段との間に配設され、
該原稿テーブルから該透明板上への原稿の進入は許容す
るが、該透明板上から該原稿テーブルに向けて原稿が移
動するのを阻止し該原稿排出口に向けて偏向せしめる案
内手段と、 該搬送ローラ手段が非作動状態にある時に該原稿送出手
段の作動を開始して該原稿テーブルから原稿を送出し、
次いで送出された原稿の前縁が非作動状態にある該搬送
ローラ手段と該透明板との密接部位に当接せしめられた
後に該原稿送出手段の作動を停止し、しかる後に該搬送
ローラ手段を搬入方向に回転せしめて送出された原稿を
該透明板上に搬入し、該搬入ローラの搬入方向への回転
によって搬入される原稿が未だ該搬送ローラ手段と該透
明板との間に挟まれている間に該搬送ローラ手段の搬入
方向への回転を停止し、搬入された原稿の走査が終了し
た後に該搬送ローラ手段を搬出方向へ回転せしめて、走
査された原稿が該案内手段によって偏向され該原稿排出
口を通して搬出する、ように該原稿送出手段及び該搬送
ローラ手段を作動制御せしめる制御手段と、 を具備することを特徴とする自動原稿搬送装置が提供さ
れる。
<発明の好適具体例> 以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された
自動原稿搬送装置の好適具体例について詳細に説明す
る。
全体的構成 第1図には、全体を番号2で示す静電複写機と、この静
電複写機2に装備された全体を番号4で示す自動原稿搬
送装置とが図示されている。それ自体は周知の形態でよ
い静電複写機2は、略長方体形状のハウジング6を具備
しており、このハウジング6の上面中央部には、複写す
べき原稿がその表面を下方に向けて載置される、矩形で
よい透明板8(第2図及び第3図)が配設されている。
上記ハウジング6の片側には、通常の紙でよい複数枚の
シート状複写紙を収容した複写紙カセット10が着脱自在
に装着されており、上記ハウジング6の他側には、受皿
12が装着されている。上記ハウジング6の上面における
前端片側部には、複数個の操作スイッチ及び表示器が配
列された操作パネル14(この操作パネル14については、
後に更に言及する)が配設されている。上記ハウジング
6内には、図示していないが、表面に静電感光層を有す
る回転ドラムを含む種々の構成要素が配設されている。
周知の如く、上記透明板8(第2図及び第3図)上に載
置された原稿を光学的に走査してその反射像を上記回転
ドラム上に投射する原稿走査露光を含む作像工程によっ
て、上記回転ドラム上にトナー像が形成され、そしてか
かるトナー像が上記複写紙カセット10から供給された複
写紙上に転写され、転写されたトナー像が定着された後
に複写紙が上記受皿12上に排出される。
本発明に従って構成された図示の自動原稿搬送装置4
は、開閉動枠体16と静止原稿テーブル18とを具備してい
る。開閉動枠体16は、上記透明板8の後縁に沿って延び
る(更に詳しくは、上記透明板8の後縁と平行にその幾
分後方且つ上方を延びる)旋回軸線20を中心として、第
1図に実線で示す閉位置と第1図に2点鎖線で部分的に
簡略に示す開位置との間を旋回自在に装着されている
(開閉動枠体16の装着様式については、後に更に言及す
る)。開閉動枠体16が上記閉位置にせしめられると、透
明板8が開閉動枠体16によって覆われ、開閉動枠体16が
上記開位置にせしめられると、透明板8が露呈される。
複写すべき原稿を手動で透明板8上に載置する場合に
は、手動で開閉動枠体16を操作することが必要である。
上記原稿テーブル18は、上記開閉動枠体16の片側(即ち
前方から見て左側)に隣接しせめて上記ハウジング6に
装着されている。後に詳述する通り、原稿テーブル18に
は原稿送出手段20(第2図及び第3図)が付設され、開
閉動枠体16には搬送ローラ手段22(第2図及び第3図)
が付設されている。原稿送出手段20は、原稿テーブル18
上に載置された複数枚のシート状原稿を1枚毎透明板8
に向けて送出する。搬送ローラ手段22は、送出された原
稿を透明板8上の所要位置に搬入し、そしてまた、搬入
された原稿が走査された後に、透明板8上から開閉動枠
体16の上面に原稿を搬出する。
原稿テーブル及び原稿送出手段 第2図及び第3図を参照して説明すると、合成樹脂製で
よい図示の原稿テーブル18は、上記透明板8の左側縁に
近接乃至接触せしめられている下流端縁から左方へ延在
している。かかる原稿テーブル18は、その下流部をねじ
止め等の適宜の様式によって上記ハウジング6の上面壁
に固定することによって、所要位置に装着される。第3
図に明確に図示する如く、図示の原稿テーブル18は、上
記下流端縁から左方に向って上方へ傾斜して延びている
傾斜下流部24と、逆方向に傾斜、即ち左方に向って下方
へ傾斜せしめられている短い逆傾斜部26と、この逆傾斜
部26から左方に向って上方へ傾斜して延びている主部28
とを有する。主部28の大部分は、静電複写機2のハウジ
ング6を越えて左方へ突出している。第2図に図示する
如く、原稿テーブル18の主部28上には、一対の幅規制部
材30が装着されている。それ自体は周知の形態でよい一
対の幅規制部材30は、相互に接近する方向及び離隔する
方向に相互に対応して移動自在であり、両者間の間隔が
原稿テーブル18上に載置されるシート状原稿の幅に対応
した長さに手動で設定される。第2図に明確に図示され
ている通り、上記原稿テーブル18の下流部両側には前側
及び後側直立板32及び34が配設されている。前側直立板
32と後側直立板34との間には、上記原稿テーブル18の下
流部の上方を延在する上側案内板36が配設されている。
上記前側直立板32と上記後側直立板34との間には、更
に、送出ローラ機構38及び分離ローラ機構40が配設され
ている。かかる送出ローラ機構38及び分離ローラ機構40
は上記原稿送出手段20を構成する。第2図及び第3図と
共に第4図を参照して説明すると、前側直立板32と後側
直立板34との間には、上下方向に所定間隔を置いて上側
回転軸42及び下側回転軸44が回転自在に装着されてい
る。上側回転軸42には軸線方向に適宜の間隔を置いて3
個の送給ローラ46が固定されている。合成ゴムの如き適
宜の材料から形成することができる上記送給ローラ46
は、上記上側案内板36に形成されている開口を通って下
方に突出している。第3図を参照することによって理解
される如く、上記送給ローラ46の外周面は完全な円形で
はなく、上記送給ローラ46の特定角度部位には略三ケ月
状の切欠き48が形成されている。下側回転軸44には軸線
方向に適宜の間隔を置いて4個の逆転ローラ50が固定さ
れている。合成ゴムの如き適宜の材料から形成すること
ができる上記逆転ローラ50は、原稿テーブル18の上記傾
斜下流部24に形成されている開口を通って上方に突出し
ている。第4図を参照することによって理解される如
く、上記送給ローラ46と上記逆転ローラ50とは、軸線方
向(即ち第4図において左右方向)において相互に互い
違いに配列されており、送給ローラ46の各々は隣接する
逆転ローラ50間に配置されている。上記上側回転軸42に
は、更に、一対の支持アーム52の基端部が旋回自在に装
着されている。かかる一対の支持アーム52は第3図にお
いて左方へ延びており、それらの自由端部間には回転軸
54が回転自在に装着されている。そして、この回転軸54
には、軸線方向に適宜の間隔を置いて2個の送出ローラ
56が固定されている。かかる送出ローラ56は合成ゴムの
如き適宜の材料から形成することができる。上記上側回
転軸42には、上記一対の支持アーム52の各々の基端部に
隣接せしめて歯付プーリ58も固定されている。かかる歯
付プーリ58に対応して上記回転軸54の両端部にも歯付プ
ーリ60が固定されており、歯付プーリ58の各々と歯付プ
ーリ60が各々とにはタイミングベルト62が巻掛けられて
いる。従って、後述する通りにして上記上側回転軸42が
第3図において反時計方向に回転せしめられる(この間
には上記下側回転軸44は第3図において反時計方向に回
転せしめられる)と、上側回転軸42の回転が歯付プーリ
58、タイミングベルト62及び歯付プーリ60を介して回転
軸54に伝達され、回転軸54も第3図において反時計方向
に回転せしめられる。上記前側直立板32と上記後側直立
板34との間には、更に、カム軸64が回転自在に装着され
ている。そして、このカム軸64には、上記一対の支持ア
ーム52に対応せしめて一対のカム66が固定されている。
一対のカム66の各々は作動突起68を有する。一方、上記
一対の支持アーム52の基端部には、平坦な被拘束面70が
形成されている。カム66が第2図及び第3図に図示する
拘束位置に位置している時には、カム66の作動突起68が
支持アーム52の被拘束面70に係合し、これによって支持
アーム52は第2図及び第3図に図示する上昇位置に拘束
されている。支持アーム52がかかる上昇位置に拘束され
ている時には、上記送出ローラ56は原稿テーブル18の上
面から所要距離だけ上方に離隔せしめられている。後述
する通りにしてカム軸64及びこれに固定されたカム66が
第3図において反時計方向に回転せしめられると、カム
66の作動突起68が支持アーム52の被拘束面70から離脱す
る。かくすると、一対の支持アーム52は、それら自身及
びそれらの自由端間に装着された回転軸54等の重量に起
因して、上記上側回転軸42を中心として第3図において
反時計方向に旋回されて、回転軸54及びこれに装着され
た送出ローラ56が下降され、送出ローラ56は原稿テーブ
ル18上に載置されているシート状原稿に接触せしめられ
る(第14−B図を参照されたい)。カム軸64及びこれに
固定されたカム66が1回転せしめられて第2図及び第3
図に図示する拘束位置に戻されると、カム66の作動突起
68が支持アーム52の被拘束面70に作用して支持アーム52
を上記上昇位置に戻し、かかる上昇位置に拘束する。
第3図に明確に図示する如く、上記原稿テーブル18の下
流部(第3図において右端部)に関連せしめて、セット
原稿検出器72と送出原稿検出器74とが配設されている。
セット原稿検出器72は、検出アーム73を有するスイッチ
から構成されており、検出アーム73は、原稿テーブル18
における主部28の下流端部の幅方向中央部に形成されて
いる開口を通って上方に突出している。送出原稿検出器
74も、検出アーム75を有するスイッチから構成されてお
り、検出アーム75は、原稿テーブル18における傾斜下流
部24の幅方向中央に形成された開口を通って上方に突出
している。図示の原稿テーブル18には、更に、原稿拘束
部材76が配設されている。第3図に明確に図示する如
く、原稿拘束部材76は幅方向(第3図において紙面に垂
直な方向)に延びるピン78を中心として旋回自在に装着
されている。幅方向中央部に配設されている上記原稿拘
束部材76には、引張ばね80と電磁ソレノイド82とが付設
されている。引張ばね80は原稿拘束部材76を第3図にお
いて反時計方向に弾性的に偏倚し、第3図に図示する作
用位置に弾性的に維持する。原稿拘束部材76が上記作用
位置に位置付けられている時には、原稿拘束部材76の自
由端部は、原稿テーブル18の上記逆傾斜26の下流端に形
成されている開口を通って上方に突出する。電磁ソレノ
イド82が付勢されると、上記引張ばね80の弾性偏倚作用
に抗して原稿拘束部材76が第3図において時計方向に非
作用位置まで旋回され、その自由端部は原稿テーブル18
の上面よりも下方に後退せしめられる(第14−B図を参
照されたい)。第1図及び第3図に明確に図示する如
く、原稿テーブル18の下流部には下面が開放された略箱
形状のカバー84が配設され、上記送出ローラ機構38及び
上記分離ローラ機構40等はカバー84によって覆われる
(送出ローラ機構38及び分離ローラ機構40のための後述
する駆動系列もカバー84によって覆われる)。
開閉動枠体 第1図及び第3図を参照して説明すると、適宜の合成樹
脂から形成することができる上記開閉動枠体16は、全体
として、下面が開放された箱形状である。第1図に明確
に図示す如く、開閉動枠体16の主部86は没入せしめられ
ており、主部86の上面は後縁部88、左側縁部90及び右側
縁部92の上面より幾分低くせしめられている。第3図に
図示する如く、左側縁部90の上面右側縁から主部86の上
面に向って垂下する垂下壁94には、幅方向(第3図にお
いて紙面に垂直な方向)に細長く延びる排出開口96が形
成されている。この排出開口96の幅方向寸法は、上述し
た原稿テーブル18の幅方向寸法に対応している。後に詳
述する如く上記排出口96を通して上記主部86の上面に原
稿が排出され、従って上記主部86の上面は原稿受面を構
成する。主部86の上面には、幅方向に適宜の間隔を置い
て原稿搬送方向(第3図において左右方向)に延びる複
数本の突条98が形成されているのが好都合である。第1
図に図示する如く、開閉動枠体16の前面には、開閉動枠
体16を開閉動せしめる時に指をかけることができる凹部
100が配設されている。また、第3図に図示する如く、
開閉動枠体16の前面下端には、第3図において左右方向
に間隔を置いて一対の当接突起102が形成されている。
開閉動枠体16が第3図に図示する閉位置にせしめられる
と、静電複写機2のハウジング6の上面に上記当接突起
102が当接せしめられ、かくして開閉動枠体16の閉位置
が所要通りに規制される。第3図に図示する如く、開閉
動枠体16の上記主部86の下面には、そこから下方に垂下
する多数の垂下柱104が一体に形成されており、そして
かかる垂下柱104の下端には矩形状でよい板部材106が固
着されている。開閉動枠体16が閉位置にせしめられる
と、上記板部材106は上記透明板8に対面して位置す
る。板部材106の左端縁部には、搬送ローラ手段22にお
ける後述するローラに対応して、その左端縁から所定寸
法だけ右方へ延在する切欠きが形成されている。上記板
部材106は適宜の合成樹脂から形成することができ、そ
の下面は白色にせしめられている。後に詳述する如く、
複写すべきシート状原稿は透明板8と板部材106との間
に搬入される。板部材106によって原稿の搬入が阻害さ
れることなく安定して原稿の搬入を遂行し得るようにな
すために、開閉動枠体16が閉位置にせしめられた時に透
明板8と板部材106との間に1.0mm程度の間隙が存在する
ようにせしめられるのが好都合である。また、板部材10
6の左端部を左方に向って若干上方に傾斜せしめること
ができる。
第1図を参照して既に言及した通り、開閉動枠体16は旋
回軸線20を中心として旋回自在に装着されることが必要
である。第5図を参照して説明すると、開閉動枠体16の
装着には、全体を番号108で示す装着機構を利用するこ
とができる。図示の装着機構108は、装着部材110とピン
112を介して上記装着部材110に旋回自在に連結された旋
回部材114とを含んでいる。装着部材110にはその下面か
ら下方に垂下する挿入ロッド116が形成されている。挿
入ロッド116が形成されている装着部材110とこの装着部
材110にピン112を介して旋回自在に連結された旋回部材
114とから構成されている装着機構108は、当業者には周
知のものであり、一般に市販されている。然るに、本発
明に従って改良された図示の装着機構108においては、
装着部材110の下面に調節ねじ118が螺合度合調節自在に
螺着されている。かような装着機構108を利用して開閉
動枠体16を装着するためには、第5図に図示する如く、
開閉動枠体16の後縁部88の内面に、装着機構108の旋回
部材114をねじ止め等の適宜の様式で固定する。一方、
ハウジング6には、その上面から下方に延びる挿入孔12
0を形成する。そして、装着機構108の装着部材110に形
成されている挿入ロッド116を上記挿入孔120に挿入し
て、上記調節ねじ118の頭部をハウジング6の上面に当
接せしめる。かくすると、装着機構108における上記ピ
ン112を中心として旋回自在に、開閉動枠体16がハウジ
ング6に装着される。従って、上記ピン112の中心軸線
が上記旋回軸線20となる。第3図を参照して既に言及し
た通り、図示の具体例においては、開閉動枠体16を閉位
置にせしめた時に、透明板8を板部材106との間に1.0mm
程度の間隙が存在するようにせしめることが重要であ
り、上記間隙を所定値に充分精密に設定するには、開閉
動枠体16の前縁においてハウジング6の上面に当接せし
められる上記当接突起102の厚さを充分精密に所定値に
せしめると共に、開閉動枠体16の後端における装着高さ
(この装着高さは、ハウジング6の上面と上記旋回軸線
20との間の距離hによって例示することができる)を充
分精密に所定値にせしめることが重要である。然るに、
本発明に従って改良された上記装着機構108において
は、装着部材110に対する調節ねじ118の螺合度合を適宜
に調節せしめることによって、上記装着高さを微細に調
節することができる。即ち、螺合度合を低減せしめて装
着部材110の下面からの調節ねじ118の突出量を増大せし
めると、上記装着高さが増大せしめられ、逆に螺合度合
を増大せしめて装着部材110の下面からの調節ねじ118の
突出量を低減せしめると、上記装着高さが低減せしめら
れる。装着高さのかような調節を許容するには、装着部
材110に形成されている挿入ロッド116はハウジング6に
形成されている挿入孔120に昇降自在に挿入されている
ことが必要である。振動等によって調節ねじ118の螺合
度合が変化するのを防止するために必要ならば、調節ね
じ118に止めナット等を組合すこともできる。開閉動枠
体16の装着には、上記装着機構108を1個だけ使用する
こともできるが、上記 旋回軸線20の方向に適宜の間隔
を置いて2個(或いはそれ以上)の装着機構108を使用
することが望ましい。
第5図を参照して説明を続けると、図示の具体例におい
ては、上記開閉動枠体16の開閉を検出するための安全ス
イッチ手段122が配設されている。この安全スイッチ手
段122は、スイッチ要素124と作動片126との組合せから
構成されている。検出アーム128を有するマイクロスイ
ッチから構成することができるスイッチ要素124は、上
記開閉動枠体16の後縁部88の内面に固定されている。一
方、作動片126は上記装着機構108における装着部材110
の側面に固定されている。開閉動枠体16が実線で示す閉
位置にある時には、作動片126の自由端がスイッチ要素1
24の検出アーム128に作用しており、従ってスイッチ要
素124は閉じられている。開閉動枠体16が2点鎖線で示
す特定角度位置まで開動せしめられると、作動片126の
自由端がスイッチ要素124の検出アーム128から離脱し、
従ってスイッチ要素124は開かれる(スイッチ要素124が
開かれると、上記原稿送出手段20及び搬送ローラ手段22
の作動が不可能にせしめられる)。而して、上記安全ス
イッチ手段122においては、作動片126が装着機構108の
装着部材110に固定されており、それ故に、調節ねじ118
の螺合度合を変化せしめて装着部材110を上昇又は下降
せしめると、これに付随して作動片126も上昇又は下降
せしめられる。従って、開閉動枠体16の装着高さを変化
せしめても、スイッチ要素124と作動片126との相対的関
係は変化することなく同一に維持され、安全スイッチ手
段122の検出特性(即ちスイッチ要素124が開かれる時点
における開閉動枠体16の角度位置)は変化することなく
同一に維持される。作動片126を装着機構108の装着部材
110に固定することに代えてハウジング6に固定する
と、容易に理解される如く、調節ねじ118の螺合度合を
変化せしめて開閉動枠体16の装着高さを変化せしめる
と、スイッチ要素124と作動片126との相対的関係が変化
し、安全スイッチ手段122の検出特性が変化してしま
う。他方、必要に応じて、開閉動枠体16ではなくて装着
機構108の旋回部材114にスイッチ要素124を固定し、或
いは開閉動枠体16又は旋回部材114に作動片126を固定し
装着部材110にスイッチ要素124を固定しても、安全スイ
ッチ手段122の検出特性を変化せしめることなく同一に
維持することができる。
第6図は、安全スイッチ手段122の変形例を図示してい
る。この変形例においては、ハウジング6の上面に凹部
130が形成されており、かかる凹部130内に圧縮ばね132
と共に作動片126が収容されている。圧縮ばね132は作動
片126を上方へ弾性的に偏倚し、作動片126の片端を装着
部材110の下面に当接せしめている。かような変形例に
おいても、調節ねじ118の螺合度合を変化せしめて装着
部材110を上昇又は下降せしめると、これに付随して作
動片126も上昇又は下降せしめられ、従って開閉動枠体1
6の装着高さを変化せしめても、スイッチ要素124と作動
片126との相対的関係は変化することなく同一に維持さ
れ、安全スイッチ手段122の検出特性は変化することな
く同一に維持される。
而して、第5図及び第6図を参照して説明した装着機構
108及び安全スイッチ手段122は、自動原稿搬送装置4の
開閉動枠体16に特に好都合に適用し得るものであるが、
透明板上に載置された原稿を覆うための、原稿搬送機能
を有しない通常の開閉動枠体にも適用し得る。
搬送ローラ手段 上記開閉動枠体16に付設される上記搬送ローラ手段22
は、第3図に明確に図示する如く、上記開閉動枠体16の
左側縁部90内に配設されている。第2図及び第3図と共
に第7図を参照して説明すると、開閉動枠体16の左側縁
部90内には前側及び後側支持壁134及び136が一体に形成
されている。そして、かかる前側及び後側支持壁134及
び136間には、回転軸138が回転自在に装着される。この
回転軸138は開閉動枠体16の上記旋回軸線20に対して実
質上垂直に延び、開閉動枠体16が閉位置にせしめられる
と上記透明板8の片側部上を実質上水平に延在する。第
2図及び第7図に図示する如く、上記回転軸138には、
その軸線方向中央部に配設された中央ローラ140とこの
中央ローラ140の両側に配設された側ローラ142及び144
が装着されている。比較的幅広の中央ローラ140は、回
転軸138に固定された基部146とこの基部146の周表面に
固定された表面層148とから構成されている。基部146は
適宜の合成樹脂から形成することができる。表面層148
は、発泡合成樹脂の如き柔軟な材料から形成されている
ことが好ましい。表面層148を形成するための好適発泡
合成樹脂の一例としては、井上エムテーピー株式会社か
ら商品名「EMO」として販売されている発泡ポリウレタ
ンを挙げることができる。中央ローラ140の基部146の両
側面には、軸線方向に延出する片持支持部材150及び152
の基端が固着されている。かかる片持支持部材150及び1
52は、回転軸138を囲繞してこれと同心状に延びる円筒
形状でよく、適宜の合成樹脂から形成することができ
る。側ローラ142及び144は、回転軸138に直接的に固定
することに代えて、上記片持支持部材150及び152の自由
端に固定され、従って上記片持支持部材150及び152によ
って片持支持されている。側ローラ142及び144は、上記
片持支持部材150及び152の自由端に固定された円筒形状
の基部154及び156とかかる基部154及び156の周表面に固
定された表面層158及び160とから構成されている。適宜
の合成樹脂から形成することができる基部154及び156の
内径は上記回転軸138の外径よりも相当大きく設定され
ており、両者間には充分な間隙が存在する。側ローラ14
2及び144の表面層158及び160は、中央ローラ140の表面
層148と同様に、発泡合成樹脂の如き柔軟な材料から形
成されていることが好ましい。中央ローラ140の外径d1
は、開閉動枠体16が閉位置にせしめられた時に中央ロー
ラ140の周表面が透明板8の上面に密接せしめられるよ
うに設定されていることが重要である。開閉動枠体16が
閉位置にせしめられた状態において回転軸138の軸線と
透明板8の上面との間隔をlとすると、中央ローラ140
の外径d1は、d1/2=l+α(α≒0.5乃至1.0mm)を満足
するように設定することができる。他方、側ローラ142
及び144の外径d2は、中央ローラ140の外径d1よりも1.0
乃至2.0mm程度大きくせしめるのが好都合である。開閉
動枠体16が閉位置にせしめられると、側ローラ142及び1
44は、それらの表面層158及び160の弾性変形と共に片持
支持部材150及び152の弾性撓みを伴って、透明板8の上
面に密接せしめられる。
第3図に図示する如く、上記搬送ローラ手段22に関連せ
しめて、開閉動枠体16の左側縁部90内には、幅方向(第
3図において紙面に垂直な方向)に適宜の間隔を置い
て、複数枚の案内リブ162が設けられている。かかる案
内リブ162の下縁は、上記搬送ローラ手段22に概略沿っ
てその左方及び右方を延びる。案内リブ162にはピン164
によって従動ローラ166が回転自在に装着されている。
かかる従動ローラ166は案内リブ162の下縁を越えて下方
に突出しており、上記搬送ローラ手段22における上記中
央ローラ140に接触せしめられている。
案内手段 第3図と共に第8図を参照して説明すると、上記搬送ロ
ーラ手段22とこれに隣接して位置せしめられている原稿
テーブル18の送出端(即ち下流端)との間には、原稿テ
ーブル18から透明板8上への原稿の進入は許容するが、
透明板8上から原稿テーブル18に向けて原稿が移動する
のを阻止して上方に偏向せしめる案内手段168が配設さ
れている。図示の具体例における案内手段168は、支持
部材170を介して上記開閉動枠体16の左側壁内面に取付
けられた可撓性薄肉部片172から構成されている。第8
図に明確に図示する如く、開閉動枠体16の左側壁内面に
は、幅方向(第8図において紙面に垂直な方向)に延び
る細長い支持部材170が固定されている。鋼板の如き適
宜の板材から形成することができる支持部材170の下端
部は、右方へ向って下方に傾斜して開閉動枠体16の左側
壁内面から突出している。案内手段168を構成する薄肉
部片172は、その上端部が上記支持部材170の下端部に接
着され、右方へ向って下方に傾斜して(従って原稿テー
ブル18からの原稿送出方向に見て下流に向って下方に傾
斜して)延出している。上記透明板8の左側端部には左
方に向って下方に傾斜する傾斜面174が形成されてお
り、上記薄肉部片172の下端は透明板8の上記傾斜面174
に接触せしめられている。後に詳述する如く原稿テーブ
ル18から透明板8上に向けて原稿が送出される時には、
原稿の前縁が薄肉部片172に作用してこれを上方へ撓ま
せることが必要であり、それ故に、薄肉部片172は比較
的容易に撓み得ることが重要である。かかる薄肉部片17
2は、適宜の合成樹脂フィルム、例えば厚さが0.075mm程
度のポリエステルフィルム、から好都合に形成すること
ができる。所望ならば、適宜の金属箔から薄肉部片172
を形成することもできる。導電性金属箔から薄肉部片17
2を形成する場合には、薄肉部片172を接地して、原稿か
ら望ましくない静電荷を除去する除電手段としても機能
せしめることができる。
第9図に明確に図示する如く、薄肉部片172には幅方向
に適宜の間隔を置いて複数個の切欠き176が形成されて
いるのが好ましい。他方、上記複数個の切欠き176の幅
方向位置は、原稿テーブル18から送出される規格寸法の
原稿の両側縁に整合することなく、かかる両側縁に対し
て幅方向にずらされていることが好ましい。図示の具体
例においては、JIS規格でB6,B5,A5及びA4の幅寸法を有
する原稿を原稿テーブル18から送出することが意図され
ており、第9図に図示する如く、薄肉部片172に形成さ
れている複数個の切欠き176は、上記複数個の幅寸法の
原稿の両側縁に対して幅方向にずらして配置されてい
る。上記切欠き176は、原稿テーブル18から送出される
原稿の作用による薄肉部片172の必要な撓みを助長す
る。また、次の事実も注目されるべきである。例えばB6
又はA5の幅寸法を有する比較的幅狭な原稿が原稿テーブ
ル18から送出される場合、原稿の前縁は薄肉部片172の
中央部分のみに作用するが、上記切欠き176が形成され
ていない場合には、薄肉部片172がその中央部分と両側
部との間で湾曲せしめられる傾向がある。かような湾曲
が繰返し生成されて恒常的なものになってしまうと、後
述する如くにして透明板8上から第8図において左方へ
向けて原稿を搬出する場合、搬出される原稿が薄肉部片
172に沿って上方に偏向されることなく薄肉部片172の下
端に当接して詰ってしまう恐れが生ずる。これに対し
て、上記切欠き176が適宜に形成されている場合、例え
ばB6またはA5の幅寸法を有する比較的幅狭な原稿が原稿
テーブル18から送出される時には、第9図を参照するこ
とによって理解される如く、最も外側に位置する切欠き
176よりも外側に存在するところの、薄肉部片172の両側
部は撓むことなく初期状態に維持され続け、それ故に上
述した湾曲の生成が回避される。他方、上記切欠き176
が原稿の両側縁に整合して形成されている場合には、透
明板8上から第8図において左方へ搬出される原稿が薄
肉部片172に沿って上方へ上昇せしめられる際に、原稿
の両角部が切欠き176内に進入し、これに起因して詰っ
てしまう恐れがある。
第10図は案内手段の変形例を図示している。この変形例
においては、透明板8自体に上記傾斜面174を形成する
ことに代えて、その上流側に位置する部分、即ち原稿テ
ーブル18の下流端に一体的に付設された付加部に、傾斜
面174を形成している。そして、この傾斜面174に薄肉部
片172の下端を接触せしめている。第11図は案内手段の
他の変形例を図示している。この変形例においては、薄
肉部片172の上端部は、上記原稿テーブル18の下流部に
配設されている上記カバー84の外面に固定されている。
また、薄肉部片172は、傾斜面174に接触せしめられた下
端から更に上方へ延びる折返し延長部を有する。
駆動制御手段 第2図及び第4図と共に第12図及び第13図を参照して説
明すると、原稿テーブル18の下流部後側に配設されてい
る後側直立板34の後方には、可逆電動モータ178が配設
されている。この可逆電動モータ178は、上記原稿送出
手段20と上記搬送ローラ手段22との双方のための共通駆
動源を構成する。上記モータ178の出力軸180には歯車18
2が固定されている。
上記可逆電動モータ178と上記原稿送出手段20との間の
連結手段について説明すると、第4図及び第12図に図示
する如く、上記逆転ローラ50が固定されている上記下側
回転軸44の後端部は上記後側直立体34を越えて後方に突
出しており、下側回転軸44のかかる後端部には一方向ク
ラッチ機構184を介して歯車186が装着されている。上記
後側直立板34には後方に突出する短軸188が植設されて
おり、さの短軸188には遊び歯車190が回転自在に装着さ
れている。この遊び歯車190は上記歯車182を上記歯車18
6に駆動連結する。上記一方向クラッチ機構184は、上記
モータ178が矢印192で示す方向に正転されて歯車186が
矢印192で示す方向に回転せしめられると、歯車186の回
転を下側回転軸44に伝達する。他方、上記モータ178が
矢印194で示す方向に逆転されて歯車186が矢印194で示
す方向に回転されても、下側回転軸44が回転されること
はない。第4図及び第13図に図示する如く、下側回転軸
44の前端部は前側直立板32を越えて前方に突出してお
り、下側回転軸44のかかる前端部には歯車196が固定さ
れている。上記送給ローラ46が固定されている上記上側
回転軸42の前端部も前側直立板32を越えて前方に突出し
てしおり、上側回転軸42のかかる前端部にはソレノイド
制御ばねクラッチ機構198を介して歯車200が装着されて
いる。上記ばねクラッチ機構198はそのボス外周面に1
個の被係止突起202が形成されている型のものであり、
ソレノイド204が瞬時的に付勢されて制御爪206が瞬時的
に上記被係止突起202から離脱せしめられると、ソレノ
イド204の除勢によって元の位置に戻された上記制御爪2
06が上記被係止突起202が再び係止されるまでの間、即
ち1回転分だけ上記歯車200を上側回転軸42に連結す
る。前側直立板32には前方に突出する短軸208が植設さ
れており、この短軸208には上記歯車196を上記歯車200
に駆動連結する遊び歯車210が回転自在に装着されてい
る。従って、モータ178が正転されると、歯車200は逆転
ローラ50が固定されている下側回転軸44と共に回転せし
められる。上記上側回転軸42の前端部には、更に、上記
クラッチ機構198及び歯車200とは別個に歯車212も固定
されている。上記カム66が固定されている上記カム軸64
の前端部も前側直立板32を越えて前方に突出しており、
カム軸64のかかる前方端部には歯車214が固定されてい
る。前側直立板32には前方に突出する短軸216も植設さ
れており、かかる短軸216には上記歯車212を上記歯車21
4に駆動連結する遊び歯車218が回転自在に装着されてい
る。
上述した通りであるので、モータ178が矢印192で示す方
向に正転されると、逆転ローラ50が固定された下側回転
軸44が矢印192で示す方向(第3図において反時計方
向)に回転せしめられる。そして、かかる状態において
上記ソレノイド204が瞬時的に付勢されると、送給ロー
ラ46が固定されている上側回転軸42が矢印192で示す方
向(第3図において反時計方向)に1回転せしめられ
る。上側回転軸42の回転は上述したタイミングベルト62
を介して回転軸54に伝えられ、従って送出ローラ56が固
定されている回転軸54も矢印192で示す方向(第3図に
おいて反時計方向)に1回転せしめられる。同時に、カ
ム66が固定されているカム軸64も矢印192で示す方向
(第3図において反時計方向)に1回転し、従って送出
ローラ56が第2図及び第3図に図示する上昇位置から下
降され、次いで再び上昇位置に戻される。
次に、上記可逆電動モータ178と上記搬送ローラ手段22
との間の連結手段について説明すると、第4図及び第12
図に図示する如く、上記送給ローラ46が固定されている
上記上側回転軸42の後端部は後側直立板34を越えて後方
に突出せしめられている。そして、上側回転軸42のかか
る後端部には、遊び歯車220が回転自在に装着されてい
ると共に、支持板222が旋回自在に装着されている。遊
び歯車220は上記遊び歯車190に係合せしめられている。
一方、上記支持板222は、第12図に模式的に図示する如
く、引張ばね224によって第12図において時計方向に弾
性的に偏倚されており、静止当接片226に当接する図示
の位置に弾性的に保持されている。上記支持板222には
2本の短軸228及び230が植設されており、かかる短軸22
8及び230には夫々遊び歯車232及び234が回転自在に装着
されている。遊び歯車232は上記遊び歯車220と共に遊び
歯車234に係合せしめられている。第4図及び第12図と
共に第2図及び第7図を参照して説明すると、上記開閉
動枠体16に形成されている上記後側支持壁136には後方
に突出する短軸236が植設されており、かかる短軸236に
は遊び歯車238が回転自在に装着されている。開閉動枠
体16が閉位置にせしめられると、上記遊び歯車238が上
記遊び歯車234に係合せしめられる。遊び歯車234に遊び
歯車238が係合せしめられる際に、両歯車234及び238の
歯先が相互に当接すると、上記支持板222が第12図にお
いて反時計方向に幾分旋回され、両歯車234及び238が所
要通りに係合せしめられる時に、引張ばね224の弾性偏
倚作用によって上記支持板222が元の位置に戻される。
上記搬送ローラ手段22の回転軸138の後端部は上記後側
支持壁136を越えて後方に突出しており、回転軸138のか
かる後端部には、一方向クラッチ機構240及びソレノイ
ド制御ばねクラッチ機構242を介して歯車244が装着され
ている。この歯車244は上記遊び歯車238に係合せしめら
れている。上記一方向クラッチ機構240は、上記モータ1
78が矢印194で示す方向に逆転せしめられ上記歯車244が
矢印194で示す方向に回転せしめられると、上記歯車244
のかかる回転を回転軸138に伝達して回転軸138を矢印19
4で示す方向(第3図において時計方向)に回転せしめ
る。上記モータ178が矢印192で示す方向に正転せしめら
れ上記歯車244が矢印192で示す方向に回転せしめられる
時には、一方向クラッチ機構240を介して上記歯車244の
回転が回転軸138に伝達されることはない。上記ばねク
ラッチ機構242はそのボス外周面に多数の被係止突起が
形成されている型のものであり、上記モータ178が矢印1
92で示す方向に正転せしめられ上記歯車244が矢印192で
回転せしめられている状態において、ソレノイド246が
付勢されて制御爪248が上記被係止突起から離脱せしめ
られると、上記歯車244の回転を回転軸138に伝達して回
転軸138を矢印192で示す方向に回転せしめる。他方、上
記モータ178が矢印194で示す方向に逆転され上記歯車24
4が矢印194で示す方向に回転せしめられる時には、上記
被係止突起が形成されているボスが非拘束方向に空回転
し、従ってソレノイド246が除勢されていて制御爪248が
作用位置に維持されていると、上記被係止突起が制御爪
248に作用することによって雑音を発生する。それ故
に、上記モータ178が矢印194で示す方向に逆転され上記
歯車244が矢印194で示す方向に回転され、かかる歯車24
4の回転が上記一方向クラッチ機構240を介して上記回転
軸138に伝達される時には、回転の伝達とは無関係に、
上記ソレノイド246を付勢して制御爪248を上記被係止突
起から離脱せしめて上記雑音の発生を回避することが望
ましい。
上述した通りであるので、モータ178が矢印192で示す方
向に正転され、そしてソレノイド246が付勢されると、
搬送ローラ手段22の回転軸138が矢印192で示す方向(第
3図において反時計方向)に回転せしめられる。他方、
モータ178が矢印194で示す方向に逆転されると、搬送ロ
ーラ手段22の回転軸138が矢印194で示す方向(第3図に
おいて時計方向)に回転せしめられる。
第2図,第4図及び第7図に図示する通り、搬送ローラ
手段22の回転軸138には、その回転量を検出するための
検出手段250が付設されている。それ自体は周知の形態
でよいこの検出手段250は、回転軸138の後端部に固定さ
れた回転板252と、この回転板252に関連せしめて配設さ
れている光電式回転検出器254とから構成されている。
回転板252には等角度間隔を置いて多数の孔256が形成さ
れている。検出器254は回転板252の片側に配設された発
光素子258と回転板252の他側に配設された受光素子260
とを有し、回転板252が矢印192又は194で示す方向に回
転して発光素子258と受光素子260との間を上記孔256が
通過する毎に、発光素子258からの光を受光素子260が受
光してパルスを生成する。
作動手順 次に、第14−A図乃至第14−F図と共に第15図及び第16
図を参照して、上述した自動原稿搬送装置4の作動手順
について説明する。
自動原稿搬送装置4を使用して複数枚のシート状原稿を
順次に複写する場合には、第14−A図に図示する如く、
複写すべき複数枚のシート状原稿262をその表面を下方
に向けて積層せしめて原稿テーブル18上に載置し、原稿
262の前縁を原稿テーブル18の逆傾斜部26に接触乃至近
接せしめる。作用位置に位置付けられている原稿拘束部
材76は、逆傾斜部26を越えて原稿262が前進せしめられ
るのを阻止する。原稿テーブル18上に所要通りに原稿26
2を載置すると、セット原稿検出器72が閉じられる。か
くして、自動原稿搬送装置4に装備されている制御器26
4から静電複写機2に装備されている制御器266に、原稿
テーブル18に複写すべき原稿262が存在することを示す
信号が送給される。上記制御器264及び266は共にマイク
ロプロセッサから構成することができる。次いで、静電
複写機2の上記操作パネル14に配置されている複写開始
ボタンPS(第1図)を操作者が押圧すると、制御器266
から制御器264に原稿送出を開始すべき信号が送給さ
れ、可逆電動モータ178の正転が開始される。次いで、
制御器264に内蔵されているタイマT1によって規定され
る所定時間t1(例えば150ms)経過後、ソレノイド82の
付勢が開始され、かくして原稿拘束部材76が第14−A図
に図示する作用位置から第14−B図に図示する非作用位
置に後退せしめられる。また、モータ178の正転が開始
された時点から、制御器264に内蔵されているタイマT2
によって規定される所定時間t2(例えば300ms)経過
後、ばねクラッチ機構198のソレノイド204が所定時間t3
だけ瞬時的に付勢される。制御器264に内蔵されている
タイマT3によって規定される上記所定時間t3は、150ms
程度でよい。ソレノイド204が瞬時的に付勢されると、
カム66が固定されているカム軸64が第14−A図及び第14
−B図において反時計方向に回転され、これによって送
出ローラ56が第14−A図に図示する上昇位置から第14−
B図に図示する下降位置に下降され、積層状態の原稿26
2のうちの最上位の原稿262に接触せしめられる。同時
に、送出ローラ56が第14−B図において反時計方向に回
転されると共に、送給ローラ46及び逆転ローラ50が第14
−B図において反時計方向に回転される。かくして、送
出ローラ56が原稿テーブル18上の最上位の原稿262を下
流に向けて(第14−B図において右方へ)送出し、送出
された原稿262が送給ローラ46によって更に下流に送給
される。逆転ローラ50は2枚以上の原稿262が同時に送
給されるのを防止する。送出された原稿262は送出原稿
検出器74を閉じ、次いで、第14−C図に図示する如く、
原稿262の前縁が未だ非作動状態(即ち停止されてい
る)にある搬送ローラ手段22のローラ140,142及び144と
透明板8との密接部位に当接せしめられる。原稿テーブ
ル18から送出された原稿262の前縁が幅方向に見て傾斜
している場合には、上記当接によって傾斜が矯正され
る。上述した通り、ソレノイド204は瞬時点に付勢され
るのみであるので、送出ローラ56及び送給ローラ46は1
回転した後に停止される。他方、逆転ローラ50は回転さ
れ続ける。また、カム軸64も1回転して停止せしめら
れ、従って第14−C図に図示する如く、送出ローラ56は
再び上昇位置に戻される。送給ローラ46の1回転による
原稿262の送給 量は、原稿262の前縁を搬送ローラ140,
142及び144と透明板8との密接、部位まで前進せしめる
のに必要な量より幾分長く設定されており、それ故に、
原稿262の上記傾斜矯正が確実に遂行される。この時点
において原稿262の後部はまだ送給ローラ46と逆転ロー
ラ50との間を通って延在しているが、送給ローラ46はそ
の外周面に形成されている切欠き48を下方に向けた角度
位置で停止されていて、原稿262に作用せず、それ故に
送給ローラ46及び逆転ローラ50によって原稿262の上記
傾斜矯正が妨げられることはない。
上述した通りにして送出された原稿262によって送出原
稿検出器74が閉成された時点から所定時間t4が経過する
と、ばねクラッチ機構242のソレノイド246が付勢され
る。制御器264に内蔵されているタイマT4によって規定
される上記所定時間t4は、送給ローラ46が1回転して停
止せしめられてから若干の時間遅れの後に上記ソレノイ
ド246が付勢されるように設定される。上記ソレノイド2
46が付勢されると、搬送ローラ手段22が第14−C図及び
第14−D図において反時計方向に回転され始め、原稿26
2が透明板8上に搬入され始める。上述した如くこの時
点において原稿262の後部は未だ送給ローラ46と逆転ロ
ーラ50との間を通って延在しているが、送給ローラ46は
その外周面に形成されている切欠き48を下方に向けた角
度位置で停止されていて、原稿262に作用せず、それ故
に送給ローラ46及び逆転ローラ50によって原稿262の上
記搬入が妨げられることはない。搬入ローラ手段22によ
って原稿262の搬入が進行すると、第14−D図に図示す
る如く、原稿262の後縁が送出原稿検出器74を通過し、
従って送出原稿検出器74が開放される。制御器264に内
蔵されている計数器C1は、ソレノイド246が付勢されて
搬送ローラ手段22が第14−D図において時計方向に回転
され始めた時点から送出原稿検出器74が開放されるまで
の間、光電式回転検出器254が生成するパルス数を計数
し、その計数値n1を保持する(かかる計数値n1の保持
は、次の原稿に関して再びパルス数を計数するためにリ
セットされる時まで保持され続ける)。計数器C1が保持
する上記計数値n1は、搬入される原稿262の長さに対応
し、原稿262が長いと上記計数値n1は大きく、原稿262が
短いと上記計数値n1は小さい。制御器264に内蔵されて
いるもう1個の計数器C2は、送出原稿検出器74が開放さ
れた時点から、光電式回転検出器254が生成するパルス
の計数を開始する。そして、計数器C2の計数値が所定値
n2(例えば50でよい)に達すると、モータ178を正転せ
しめるための電圧供給が停止される。同時に、モータ17
8を逆転せしめるための電圧供給が、制御器264に内蔵さ
れているタイルT5によって規定されるところの極く短時
間t5だけ遂行される。そして、モータ178の逆転停止と
同時にソレノイド246が除勢される。例えば27ms程度で
よい短時間t5だけ遂行されるモータ178への逆点電圧の
供給は、それまで正転していたモータ178に所謂ブレー
キ作用を加え、慣性等によるモータ178の惰走を防止し
て、モータ178の正転を所要時点において充分精密に停
止せしめる。かくしてモータ178の正転が停止される
と、原稿262の搬入が終了する。第14−E図に図示する
通り、搬入された原稿262の後縁部は搬入ローラ手段22
のローラ140,142及び144と透明板8との間に挾持されて
おり、そしてまた搬入された原稿262の後縁は透明板8
の片縁部における走査露光基準位置に充分精密に合致せ
しめられていることが重要である。モータ178の正転を
停止して極く短時間t5だけの逆転を開始する時点を規定
する上記所定置n2は、静電複写機2の制御器266に内蔵
されている可変メモリM1に記憶され、自動原稿搬送装置
4の制御器264に送給される(この点については後に更
に言及する)。
上述した通りにして原稿262の搬入が完了すると、静電
複写機2における複写工程の遂行が開始され、透明板8
上に搬入された原稿262が光学的に走査される。そし
て、原稿262の光学的走査が終了すると、静電複写機2
の制御器266から自動原稿装置4の制御器264に信号が送
給される。かくすると、制御器264はモータ178の逆転を
開始する(同時に、雑音発生を回避するためにばねクラ
ッチ機構242のソレノイド246が付勢される)。これによ
って、搬送ローラ22は第14−E図及び第14−F図におい
て時計方向に回転され始める。かくすると、原稿262は
透明板8上から第14−F図において左方へ搬出され、案
内手段168によって上方へ偏向され、搬送ローラ手段22
及びこれと協働する従動ローラ166の作用により排出口9
6を通して原稿受面(即ち開閉動枠体16の主部86の上
面)に排出される。上記の通りにしてモータ178の逆転
が開始されると、制御器264に内蔵されている計数器C3
は、光電式回転検出器254が生成するパルスの計数を開
始する。そして、計数器C3の計数値が、上記計数器C1が
保持している計数値n1に所定値n3を加えた値に達する
と、モータ178の逆転が停止される。上述した通り計数
器C1が保持している計数値n1は搬入された原稿262の長
さに対応しており、上記所定値n3は原稿搬出に必要な最
小値に設定される。従って、搬入された原稿262の長さ
に応じて必要最小時間だけモータ178が逆転され、モー
タ178の不必要な逆転による電力の浪費及び時間の浪費
が回避される。
上述した通りにして原稿262の排出が終了すると、原稿
テーブル18上に次の原稿262が存在し、従ってセット原
稿検出器72が閉成されている場合には、モータ178の正
転が自動的に開始されて次の原稿262の送出が開始さ
れ、上述した作動手順が繰返し遂行される。
上述した通り充分精密に設定されることが必要である原
稿262の搬入位置は、静電複写機2の制御器266に内蔵さ
れている可変メモリM1に記憶されている上記所定値n2
依存する。微調整或いは意図的な原稿位置付け変更のた
めに上記所定値n2を変化せしめることが望まれる場合に
は、静電複写機2の操作パネル14に配設されているスイ
ッチ乃至キーを、例えば次の通りに操作する。最初に、
クリアキーCKと複写開始ボタンPSとを同時に押圧し、次
いで自動露光キーAEKを押圧する。かくすると、制御器2
66は、種々のメモリに設定されている数値等の変更を受
入れる状態にせしめられる。次いで、複写枚数設定キー
NK1及びNK2を操作して、上記所定値n2を変更するための
所謂シュミレーション番号、例えば「87」を選定し、複
写枚数表示器NDに「87」が表示されるようにせしめる。
かくすると、複写倍率表示器MDに上記所定値n2のコード
「d」とその記憶されている数値、例えば「50」とが表
示される。しかる後に、複写倍率変更キーMC1及びMC2を
操作して、上記数値「50」を所望数値に変更し、かくし
てメモリM1に記憶されている数値を変更する。次いで、
再びクリアキーCKと複写開始ボタンPSとを同時に押圧す
ると、静電複写機2は通常の状態に復元される。
而して、図示の具体例においては、上記所定値n2を静電
複写機2の制御器266に内蔵されているメモリM1に記憶
しておき、自動原稿搬送装置4の制御器266に送給して
いる。それ故に、上記所定値n2の変更のための専用のス
イッチ乃至キー並びに表示器を付加的に配設する必要な
くして、静電複写機2の操作パネル14に配設されている
スイッチ乃至キー並びに表示器を利用して充分容易に上
記所定値n2を変更することができる。上記所定値n2を自
動原稿搬送装置4の制御器264のメモリに記憶せしめる
場合には、上記所定値n2の変更を可能にするために、自
動原稿搬送装置4に種々のスイッチ乃至キー並びに表示
器を付加的に配設することが必要であり、自動原稿搬送
装置4の製造コストが増大する。
以上添付図面を参照して本発明に従って構成された自動
原稿搬送装置の好適具体例について詳細に説明したが、
本発明はかかる具体例に限定されるものではなく、本発
明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能
であることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従って構成された自動原稿搬送装置
の好適具体例が装備された静電複写機を示す斜面図。 第2図は、第1図の自動原稿搬送装置の一部を切欠いて
示す部分斜面図。 第3図は、第1図の自動原稿搬送装置の断面図。 第4図は、第1図の自動原稿搬送装置の駆動系を示す簡
略平面図。 第5図は、第1図の自動原稿搬送装置における開閉動枠
体の装着様式を示す部分断面図。 第6図は、開閉動枠体の装着様式の変形例を示す部分断
面図。 第7図は、第1図の自動原稿搬送装置における搬送ロー
ラ手段を示す部分断面図。 第8図は、第1図の自動原稿搬送装置における案内手段
を示す部分断面図。 第9図は、第1図の自動原稿搬送装置における案内手段
を示す側面図。 第10図及び第11図は、案内手段の変形例を示す部分断面
図。 第12図及び第13図は、第1図の自動原稿搬送装置の駆動
系を模式的に示す簡略図。 第14−A図乃至第14−F図は、第1図の自動原稿搬送装
置の作動手順を説明するための部分断面図。 第15図は、第1図の自動原稿搬送装置及び静電複写機の
制御要素を示すブロック線図。 第16図は、第1図の自動原稿搬送装置の作動手順を説明
するためのタイムチャート。 2……静電複写機 4……自動原稿搬送装置 8……透明板 16……開閉動枠体 18……原稿テーブル 20……原稿送出手段 22……搬送ローラ手段 108……装着機構 122……安全スイッチ 138……搬送ローラ手段の回転軸 140……搬送ローラ手段の中央ローラ 142及び144……搬送ローラ手段の側ローラ 150及び152……搬送ローラ手段の片持支持部材 172……薄肉部片 176……薄肉部片の切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 信和 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (72)発明者 木田 保彦 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (72)発明者 山本 治男 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−161643(JP,A) 特開 昭60−191960(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングの上面に透明板が配設されてい
    る画像処理機に適用される自動原稿搬送装置にして、 該透明板の片縁に沿って延びる旋回軸線を中心として該
    透明板を覆う閉位置と該透明板を露呈せしめる開位置と
    の間を旋回動自在に該ハウジングに装着された開閉動枠
    体と、 該開閉動枠体に隣接せしめて該ハウジングに装着される
    原稿テーブルと、 該原稿テーブル上に載置される複数枚のシート状原稿を
    1枚毎順次に該透明板に向けて送出するための原稿送出
    手段と、 該開閉動枠体に回転自在に装着され、該開閉動枠体が該
    閉位置にせしめられると、該原稿テーブルから該透明板
    への原稿の送出方向に見て該透明板の上流端部に密接せ
    しめられる搬送ローラ手段と、 該搬送ローラ手段に関連せしめて該開閉動枠体に配設さ
    れた原稿排出口と、 該原稿テーブルと該搬送ローラ手段との間に配設され、
    該原稿テーブルから該透明板上への原稿の進入は許容す
    るが、該透明板上から該原稿テーブルに向けて原稿が移
    動するのを阻止し該原稿排出口に向けて偏向せしめる案
    内手段と、 該搬送ローラ手段が非作動状態にある時に該原稿送出手
    段の作動を開始して該原稿テーブルから原稿を送出し、
    次いで送出された原稿の前縁が非作動状態にある該搬送
    ローラ手段と該透明板との密接部位に当接せしめられた
    後に該原稿送出手段の作動を停止し、しかる後に該搬送
    ローラ手段を搬入方向に回転せしめて送出された原稿を
    該透明板上に搬入し、該搬入ローラの搬入方向への回転
    によって搬入される原稿が未だ該搬送ローラ手段と該透
    明板との間に挟まれている間に該搬送ローラ手段の搬入
    方向への回転を停止し、搬入された原稿の走査が終了し
    た後に該搬送ローラ手段を搬入方向に対して逆方向であ
    る搬出方向へ回転せしめて、走査された原稿が該案内手
    段によって偏向され該原稿排出口を通して搬出する、よ
    うに該原稿送出手段及び該搬送ローラ手段を作動制御せ
    しめる制御手段と、 を具備することを特徴とする自動原稿搬送装置。
JP6133388A 1988-03-12 1988-03-15 自動原稿搬送装置 Expired - Lifetime JPH0729703B2 (ja)

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DE89104530T DE68907357T2 (de) 1988-03-15 1989-03-14 Automatische Vorlagenzuführvorrichtung.
EP89104530A EP0333140B1 (en) 1988-03-15 1989-03-14 Automatic document conveying device
KR1019890003221A KR920008464B1 (ko) 1988-03-15 1989-03-15 자동원고 반송장치

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