JP2517496Y2 - 電気機器 - Google Patents

電気機器

Info

Publication number
JP2517496Y2
JP2517496Y2 JP1990114291U JP11429190U JP2517496Y2 JP 2517496 Y2 JP2517496 Y2 JP 2517496Y2 JP 1990114291 U JP1990114291 U JP 1990114291U JP 11429190 U JP11429190 U JP 11429190U JP 2517496 Y2 JP2517496 Y2 JP 2517496Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
shell
circuit
shield
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990114291U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0470794U (ja
Inventor
陽介 川手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP1990114291U priority Critical patent/JP2517496Y2/ja
Publication of JPH0470794U publication Critical patent/JPH0470794U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2517496Y2 publication Critical patent/JP2517496Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、回路部品を電磁遮蔽するためのシールドを
備えた電気機器に関する。
[従来の技術及び考案が解決しようとする課題] 交流を直流に変換するアダプタなどを始めとする種々
の電気機器においては、その電気機器に発生する電磁ノ
イズが他の装置に及んで当該他の装置に、ノイズ、回路
部品の誤動作、異常信号発生等の不都合を惹き起すこと
を防止するために、電磁ノイズが外部へ及ばないよう電
磁遮蔽するシールドを備えることが望まれる。
しかしながら、そのようなシールドを備える電気機器
は、シールドの取付けに要する材料費の増加のみならず
組立工程が増加することによって、製造コストが大きく
上昇するという問題がある。
本考案は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑
み行われたものであって、その目的とするところは、シ
ールドを備えることにより、回路部品が電磁遮蔽され、
それらに発生する電磁ノイズが他の装置に及んで当該他
の装置にノイズ、回路部品の誤動作、異常信号発生等を
引き起こすことが防止されると共に、製造効率が高めら
れ、それによって製造コストが抑えられる電気機器を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の電気機器は、 回路部品が配装された回路基板と、その回路基板を支持
する基板支持ケース片と函形状の蓋片とを有するケース
と、回路基板に配装された回路部品を回路基板との間に
取り囲むようにその回路基板に固定されて接地回路に電
気的に接続された金属薄板製の殻状シールドとを備えて
なる電気機器であって、 前記殻状シールドを構成する金属薄板に上方張出部及び
対向する側方張出部が設けられ、前記回路基板が基板支
持ケース片に上向き及び横方向に支持された非固定状態
で前記蓋片が装着されることにより、前記上方張出部及
び側方張出部がそれぞれ蓋片の内面によって下向き及び
横方向の向かい合う向きに押圧され、その押圧により上
方張出部及び側方張出部に生ずる弾性力を介して、殻状
シールド及びそれと一体をなす回路基板がケース内に安
定保持されたものとしている。
上方、上向き、下向き、横方向及びというのは、ケー
スの基板支持ケース片を下側として蓋片を上側として記
述したものであるが、本発明の電気機器の製造状態や使
用状態等を限定するものではない。
[作用] 金属薄板製の殻状シールドが、回路基板に配装された
回路部品を回路基板との間に取り囲むように回路基板に
固定されて接地回路に電気的に接続されているので、そ
の回路部品は電磁的な遮蔽を受ける。
回路基板が基板支持ケース片に上向き及び横方向に支
持された非固定状態で蓋片が装着されることにより、殻
状シールドを構成する金属薄板に設けられた上方張出部
が蓋片の内面により下向きに押圧されて、その上方張出
部に生ずる弾性力を介して殻状シールド及びそれと一体
をなす回路基板がケース内に保持される。
また、回路基板が基板支持ケース片に支持された状態
で蓋片が装着されることにより、殻状シールドにおける
対向する側方張出部が函形状の蓋片の側部内面により横
方向の向かい合う向きに押圧され、その側方張出部に生
ずる弾性力を介して殻状シールドが横方向に保持され
る。これにより、例えば取り扱い中に殻状シールドがケ
ース内で振動してその殻状シールドと回路基板との固定
状態に悪影響が生じ、殻状シールドと接地回路との電気
的接続が損なわれて電磁遮蔽効果や回路の動作安定性を
低下させることが防止されると共に、回路基板がより安
定に保持される。
[実施例] 本考案の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図面は何れも本考案の1実施例としての電気機器たる
アダプタに関するものであって、そのうち第1図は電気
機器の組み立て斜視図、第2図は電気機器の一部省略縦
断面図、第3図は殻状シールドの正面図、第4図は殻状
シールドの平面図、第5図は殻状シールドの右側面図で
ある。
10は基体(基板支持ケース片)、12は蓋体(蓋片)で
あって、これらの基体10と蓋体12によりケース14を構成
している。
基体10は比較的浅い函状をなし、基体10の内部の4隅
には、ねじ挿通用円柱体16が底板10aから立設されてい
る。16aは、ねじ挿通用円柱体16の中間部の外径が縮小
されることにより形成された中間環状面である。
蓋体12は比較的深い函状をなしており、蓋体11内部の
4隅には、図面における下方開口のねじ孔を備えたねじ
止め用円柱体18が天板12aから立設されている。
基体10に蓋体12を装着すると、第2図に示されるよう
に各ねじ挿通用円柱体16と各ねじ止め用円柱体18の端面
同士が当接した状態となる。この状態で各ねじ挿通用円
柱体16の下方からねじ20を挿入してねじ込むことによ
り、基体10と蓋体12とが結合され、ケース14が完成され
る。
22は回路基板、24は、その回路基板22に配装された回
路部品、26及び28は、それぞれ回路基板22の端子に接続
された入力コード及び出力コードである。
回路基板22の4隅には略円弧状の切欠部30が形成され
ている。回路基板22を基体10内に装入すると、切欠部30
がねじ挿通用円柱体16の小径円柱部16bの外周面に接す
る状態となって回路基板22が横方向に支持されると共
に、その回路基板22の底面における切欠部30の近傍部が
ねじ挿通用円柱体16の中間環状面16aにより上向きに支
持される。すなわち、回路基板22が基体10により上向き
及び横方向に支持された非固定状態となる。
なお、32は、入出力コードを導入するための開口部33
を形成するために基体10及び蓋体12に設けられた切欠部
である。
34は、金属薄板を折曲して形成された殻状シールドで
あって、34aは長方形状の天板、34bは、その天板34aの
両長辺に連接する側板である。また36は、天板34aから
U字状に切り起こされて図面における上方に張り出され
た舌片(上方張出部)、38は、天板34aの両短辺に連接
し、図面における前後に対向するように張り出された舌
片(側方張出部)である。金属薄板の材料としては、電
磁波の遮蔽効果及び機械的弾性を十分に備えるという点
よりして、例えばアルミニウム、銅及び鉄系の材料が好
ましい。
両側板34bの両下端部には、それぞれ図面における下
向きに突片40が設けられている。そして各突片40が回路
基板22の4隅部に設けられた挿入孔42に挿入され、回路
基板22の下面側にて屈曲されて接地回路に半田付けされ
ることにより、殻状シールド34が回路部品24を回路基板
22との間に取り囲むようにして回路基板22に固定されて
いる。殻状シールド34は、効果的な遮蔽を実現する上で
接地されることが望ましい。
ケース14、回路基板22及び殻状シールド34における各
部の寸法及び角度は、回路基板22を基体10内に装入した
状態、すなわち回路基板22の切欠部30がねじ挿通用円柱
体16の小径円柱部16bに接して横方向に支持されると共
に、その回路基板22における切欠部30近傍の底面がねじ
挿通用円柱体16の中間環状面16aに上向きに支持される
非固定状態において、蓋体10に蓋体12が装着された場合
に、殻状シールド34の舌片36が蓋体12の上板の下面(内
面)によって下向きに押圧されて、それの舌片36に生ず
る弾性力を介して、殻状シールド34及びそれと一体をな
す回路基板22がケース14内に保持される。それと共に、
殻状シールド34における対向する両舌片38が函形状の蓋
体12の対向する側板の内面により横方向の向かい合う向
きに押圧され、両舌片38に生ずる弾性力を介して殻状シ
ールド34が横方向に保持される。
以上のように、金属薄板製の殻状シールド34は、回路
基板22に配装された回路部品24を回路基板22との間に取
り囲むように回路基板22に固定され接地回路に接続され
ているので、その回路部品24は電磁的な遮蔽を受ける。
そして回路基板22が基体10に上向き及び横方向に支持さ
れた非固定状態で蓋体12が装着されることにより、殻状
シールド34を構成する金属薄板に設けられた舌片36、38
が蓋体12の内面によりそれぞれ下向き及び横方向の向か
い合う向きに押圧されて、その舌片36、38に生ずる弾性
力を介して殻状シールド34及びそれと一体をなす回路基
板22がケース14内に安定保持されるので、回路基板22を
ケース14に固定する工程が省略される。
[考案の効果] 本考案の電気機器では、金属薄板製の殻状シールドと
回路基板との間に取り囲まれた回路部品が電磁的な遮蔽
を受けるので、それらに発生した電磁ノイズが他の装置
に及んで当該他の装置に、ノイズ、回路部品の誤動作、
異常信号発生等の不都合を惹き起すことが、可及的に回
避される。而も、回路基板が基板支持ケース片に上向き
及び横方向に支持された非固定状態で蓋片が装着される
ことにより、殻状シールドの上方張出部の弾性力を介し
て殻状シールド及びそれと一体をなす回路基板が、ケー
ス内に容易に保持され、回路基板をケースに固定する工
程が省略される。
それに加えて、殻状シールドにおける対向する側方張
出部の弾性力を介して殻状シールドが横方向に保持され
るので、例えば取り扱い中に殻状シールドがケース内で
振動してその殻状シールドと回路基板との固定状態に悪
影響が生じ、殻状シールドと接地回路との電気的接続が
損なわれて電磁遮蔽効果や回路の動作安定性を低下させ
ることが防止されると共に、回路基板がより安定に保持
される。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本考案の1実施例としての電気機器に関す
るものであって、そのうち第1図は電気機器の組み立て
斜視図、第2図は電気機器の一部省略縦断面図、第3図
は殻状シールドの正面図、第4図は殻状シールドの平面
図、第5図は殻状シールドの右側面図である。 図面中、10は基体、12は蓋体、14はケース、22は回路基
板、24は回路部品、34は殻状シールド、36、38は外方張
出部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路部品が配装された回路基板と、その回
    路基板を支持する基板支持ケース片と函形状の蓋片とを
    有するケースと、回路基板に配装された回路部品を回路
    基板との間に取り囲むようにその回路基板に固定されて
    接地回路に電気的に接続された金属薄板製の殻状シール
    ドとを備えてなる電気機器であって、 前記殻状シールドを構成する金属薄板に上方張出部及び
    対向する側方張出部が設けられ、前記回路基板が基板支
    持ケース片に上向き及び横方向に支持された非固定状態
    で前記蓋片が装着されることにより、前記上方張出部及
    び側方張出部がそれぞれ蓋片の内面によって下向き及び
    横方向の向かい合う向きに押圧され、その押圧により上
    方張出部及び側方張出部に生ずる弾性力を介して、殻状
    シールド及びそれと一体をなす回路基板がケース内に安
    定保持されることを特徴とする電気機器。
JP1990114291U 1990-10-30 1990-10-30 電気機器 Expired - Fee Related JP2517496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990114291U JP2517496Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990114291U JP2517496Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 電気機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0470794U JPH0470794U (ja) 1992-06-23
JP2517496Y2 true JP2517496Y2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=31861961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990114291U Expired - Fee Related JP2517496Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2517496Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4571329B2 (ja) * 2001-04-05 2010-10-27 サンクス株式会社 電子機器
JP2009224355A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Hitachi Communication Technologies Ltd 回路ケース
JP2010129667A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 光トランシーバ
JP5103414B2 (ja) * 2009-02-06 2012-12-19 アルプス電気株式会社 高周波ユニット
JP6296391B2 (ja) * 2013-12-20 2018-03-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 受信装置及びシールドケース接続方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4515593A (en) * 1981-12-31 1985-05-07 C. R. Bard, Inc. Medical tubing having exterior hydrophilic coating for microbiocide absorption therein and method for using same
JPS6118309A (ja) * 1984-07-04 1986-01-27 住友電気工業株式会社 ケ−ブル端末部の形成方法
JPS6422888A (en) * 1987-07-16 1989-01-25 Kanebo Ltd Salt of phosphoric acid ester

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0470794U (ja) 1992-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05251886A (ja) 電子機器及びその遮蔽方法
JP2517496Y2 (ja) 電気機器
JP4030888B2 (ja) モジュール用ソケット
JPH0639495Y2 (ja) 基板取付装置
JP2949482B2 (ja) 基板取付型電気コネクタ
JPH0132389Y2 (ja)
JP3094771B2 (ja) 電子・通信装置ユニット構造
JPH0546315Y2 (ja)
JPH0648967Y2 (ja) 誘電体共振器の取り付け構造
JP2809211B2 (ja) 電子機器のシールド構造
JP2001053482A (ja) 電子機器のシールド構造
JPH0514557Y2 (ja)
JP3235989B2 (ja) 電子機器の筐体構造
JPH0751831Y2 (ja) 複数基板のシールド構造
JPH0651022Y2 (ja) 電子機器筐体
JPH01214200A (ja) 電子機器
JP2003100394A (ja) シールド付きコネクタ
GB2298334A (en) A surface-mounted electromagnetic sound generator
JPH0516634Y2 (ja)
JPS5810396Y2 (ja) シ−ルド構造体
JP3197062B2 (ja) 高周波回路装置
JP2800762B2 (ja) プリント基板のシールド構造
JPH1168339A (ja) 電子機器のフレーム構造
JPH09214156A (ja) 放熱板を有する電気機器
WO1998044773A1 (en) Apparatus for containing power supply to reduce rf emissions

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees