JPH0546315Y2 - - Google Patents

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JPH0546315Y2
JPH0546315Y2 JP1986156486U JP15648686U JPH0546315Y2 JP H0546315 Y2 JPH0546315 Y2 JP H0546315Y2 JP 1986156486 U JP1986156486 U JP 1986156486U JP 15648686 U JP15648686 U JP 15648686U JP H0546315 Y2 JPH0546315 Y2 JP H0546315Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電源ラインに挿入してノイズ除去を
行なう電源ラインフイルタ等に使用するノイズフ
イルタに係り、とくに大形の電子計算機や複写機
等の電源ラインに挿入するのに好適な大電流用の
ノイズフイルタに関する。
(従来の技術) 一般に、この種のノイズフイルタにおいては、
チヨークコイルやコンデンサ等のフイルタ素子を
シールドするために箱型金属ケースを用いること
が多い。
第6図は本出願人が実願昭59−182417号で提案
している従来のノイズフイルタのケース構造であ
る。この場合、チヨークコイル、コンデンサ等の
フイルタ素子を収納する箱型金属ケース本体1の
両端面の切欠部に絶縁樹脂製端子板2を嵌め、フ
イルタ素子と金属端子6間等の内部配線を実施し
た後、樹脂注形フイルタ素子を固定し、さらに箱
型金属ケース本体1の開口を閉じるように金属ケ
ース蓋3を嵌着し、数箇所の点Pにおいて箱型金
属ケース本体1と金属ケース蓋3とをスポツト溶
接にて溶着することによつて、金属ケースの組み
立てを行つていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、第6図の構造は、箱型金属ケース本
体1と金属ケース蓋3とを絞り加工で形成できる
特徴があるが、取り付け穴4を有する取り付け片
5は金属ケース蓋3に一体に形成される。
しかし、取り付け片5を金属ケース蓋側に形成
した場合には、次のような欠点を生じる。
(1) ケース内部のフイルタ素子は箱型金属ケース
本体1に樹脂注形で固定されており、金属ケー
ス蓋3には直接的に固定されている訳ではない
ので、大電流用ノイズフイルタの場合にように
チヨークコイルやコンデンサの重量が大きくな
ると、金属ケース蓋3側を機器シヤーシに固定
した状態で振動が加わつたとき、箱型金属ケー
ス本体1と金属ケース蓋3との接合部に機械的
な力が加わつてしまい、接合部の一部が剥がれ
たり、さらには金属ケース蓋3が箱型金属ケー
ス本体1から外れたりする可能性がある。
(2) 電子計算機、複写機等の機器シヤーシに取り
付け時に密着するのは取り付け片5を有する金
属ケース蓋3側であるが、チヨークコイル、コ
ンデンサ等のフイルタ素子は箱型金属ケース本
体1側に樹脂注形で固定されており、放熱経路
が長くなり、放熱が良好でない。このことは、
チヨークコイルの発熱が大きくなる大電流用ノ
イズフイルタにおいてとくに問題となる。
(3) 箱型金属ケース本体1の機器シヤーシ等への
接地は、金属ケース蓋3の取り付け片5を介し
て行なわれるので、箱型金属ケース本体1と金
属ケース蓋3は機械的に一体化するだけでな
く、電気的接続も確実に行なわれるようにしな
ければならない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の点に鑑み、構造を複雑化させ
ることなく箱型金属ケース本体側に取り付け片を
一体化した構成とすることにより、チヨークコイ
ル等のフイルタ素子の重量が大きい場合でも振動
に対して強固で、フイルタ素子の放熱が良好な高
信頼性のノイズフイルタを提供しようとするもの
である。
本考案は、チヨークコイルを収納した箱型金属
ケース本体と、該箱型金属ケース本体の開口を閉
じる金属ケース蓋とを有するノイズフイルタにお
いて、底板部を成す金属板で該底板部の延長面上
に取り付け片を形成するとともに、前記金属板の
折り曲げにより前記底板部の両側に側面部をそれ
ぞれ形成し、さらに各側面部の両側から折り曲げ
られた折り曲げ板部で両方の端面部をそれぞれ形
成し、前記折り曲げ板部同士の接合部及び前記折
り曲げ板部と底板部とが接する部分をそれぞれ溶
接して前記箱型金属ケース本体を構成しており、
これによつて上記従来技術の問題点を解消してい
る。
(作用) 本考案のノイズフイルタでは、チヨークコイル
やコンデンサを収納した箱型金属ケース本体の底
板部を成す金属板で該底板部の延長面上に取り付
け片を形成しかつ底板部上に折り曲げ及び溶接に
て側面部及び端面部からなる4面を形成してお
り、電子計算機や複写機等の機器シヤーシに装着
した状態で振動が加わつた場合でも、機械的に強
固であり、その機器シヤーシに密着する箱型金属
ケース本体の底板部にチヨークコイル等のフイル
タ素子を樹脂注形で固着することにより、フイル
タ素子の放熱を良好にすることができる。さら
に、箱型金属ケース本体を直接機器シヤーシに取
り付けることができるから、機器シヤーシへの電
気的接地も確実に実施できる。
(実施例) 以下、本考案に係るノイズフイルタの実施例を
図面に従つて説明する。
第1図及び第2図は実施例の全体的構成を示
し、第3図は実施例の回路図を示し、第4図は箱
型金属ケース部分を示す。
これらの図において、ノイズフイルタの箱型金
属ケースはシールドケースとして働くもので、箱
型金属ケース本体10と、この上部開口を閉じる
金属ケース蓋11とからなつている。
箱型金属ケース本体10は、1枚の金属板を曲
げ加工し、必要な接続箇所を溶接したもので、そ
の底板部12を成す金属板で該底板部12の延長
面上に一対の取り付け片13を形成している。各
取り付け片13には第2図及び第4図のように、
取り付け穴14がそれぞれ形成されている。ま
た、前記金属板の折り曲げにより前記底板部12
の両側に側面部26をそれぞれ形成し、さらに各
側面部26の両側から折り曲げられた折り曲げ板
部25で両方の端面部をそれぞれ形成している。
この場合、箱型金属ケース本体10の両端面の中
間部に折り曲げ板部25の接合部を配置し、両折
り曲げ板部25の接合部Xと、両折り曲げ板部2
5と底板部12とが接する部分Yとを溶接するよ
うにすれば、溶接箇所が目立たず、機械的な強度
も強く構成できる。
箱型金属ケース本体10の両端面には、第4図
に示すような切欠部15がそれぞれ形成され、各
切欠部15に端縁に嵌合用溝を有する絶縁樹脂製
端子板16がそれぞれ嵌着される。
また、箱型金属ケース本体10の底板部12上
には絶縁シート18が配置される。そして、第3
図の回路図のように2個のコモンモードチヨーク
コイルL1,L2、コンデンサCx1乃至Cx3、コンデ
ンサCy1乃至Cy4、及び抵抗器Rが箱型金属ケー
ス本体10内に配置され、これらのフイルタ素子
相互間、フイルタ素子と前記端子板16に設けら
れた金属端子17間等の配線が実施される。
その後、第1図のように、コモンモードチヨー
クコイルL1,L2等の主要部品を樹脂19を注形
することにより固定する。この際、発熱の大きい
コモンモードチヨークコイルL1,L2を箱型金属
ケース本体10の底板部12に沿わせて第1図及
び第2図のごとく水平配置とすることによつて、
電子計算機、複写機等の機器シヤーシに密着する
底板部12に対する接触面積が大きくなり、機器
シヤーシ側への放熱効果が大幅に改善される。
第4図に示すように、金属ケース蓋11は前記
箱型金属ケース本体10の内側に嵌合する一対の
嵌合片20を有し、箱型金属ケース本体10側の
連結穴21と一致する位置に連結穴22を持つ。
そして、金属ケース蓋11は箱型金属ケース本体
10の上部開口を閉じるように嵌着され、両連結
穴21,22に例えばブラインド・リベツトを圧
入することにより箱型金属ケース本体10に固定
一体化される。なお、蓋体側の連結穴22にタツ
プ加工を施して、連結穴21側よりビス止めする
ようにしてもよい。
第5図の曲線Aは本考案のノイズフイルタのコ
モンモードノイズに対する減衰量の周波数特性の
一例であり、従来例の曲線Bの場合と比較して示
したものである。本考案の場合、コモンモードチ
ヨークコイルL1,L2を底板部12に沿わせて水
平配置でき、放熱効果が良好で注形樹脂量が少な
くて良いため、樹脂注形に伴うコモンモードチヨ
ークコイルL1,L2の分布容量の増加が少なく、
従つて、10MHz以上の高周波領域でも減衰量の低
下が少ない。
これに反し、従来の曲線Bの場合(蓋側に取り
付け片が一体化されたもの)、コモンモードチヨ
ークコイルを箱型金属ケース本体に対し立てて配
置し、しかも放熱を良くするために注形樹脂量を
多くせざるを得ないため、樹脂注形に伴うコモン
モードチヨークコイルの分布容量の増加が多く、
10MHz以上の高周波領域で減衰量が急激に低下し
てしまう。
なお、チヨークコイルやコンデンサの個数は適
宜変更可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のノイズフイルタ
によれば、チヨークコイルを収納した箱型金属ケ
ース本体と、該箱型金属ケース本体の開口を閉じ
る金属ケース蓋とを有する構成において、前記箱
型金属ケース本体の底板部を成す金属板で該底板
部の延長面上に取り付け片を形成しかつ底板部上
に折り曲げ及び溶接にて側面部及び端面部からな
る4面を形成したので、電子機器シヤーシ等に実
装したとき、チヨークコイルが収納された箱型金
属ケース本体が直接的に固定されることになり、
振動に対しての機械的強度を向上させることがで
き、シヤーシ等への電気的な接地も確実にとれ
る。とくに、チヨークコイルの重量が大きくなる
大電流用のノイズフイルタにおいては、この効果
は顕著となる。
また、電子機器のシヤーシ等に実装したときに
は、箱型金属ケース本体の底板部が前記電子機器
シヤーシ等に密着するが、その底板部上に沿わせ
て放熱量の多いチヨークコイルを水平配置でき、
放熱効果を改善することができる。このことは、
チヨークコイルの発熱が多くなる大電流用ノイズ
フイルタの場合には重量な長所となる。
さらに、放熱効果が良好であるから、底板部上
に配置したチヨークコイルを固定するための注形
樹脂量は少なくてよく、高周波特性を良好に保つ
ことができ、しかも経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るノイズフイルタの実施例
を示す正断面図、第2図は金属ケース蓋及び注形
樹脂を省略した実施例の平面図、第3図は実施例
の回路図、第4図は実施例で用いた箱型金属ケー
ス部分を示す分解斜視図、第5図は本考案のノイ
ズフイルタの減衰量の周波数特性を従来の場合と
比較して示すグラフ、第6図は従来のノイズフイ
ルタの場合のケース構造を示す斜視図である。 10……箱型金属ケース本体、11……金属ケ
ース蓋、12……底板部、13……取り付け片、
16……端子板、17……金属端子、L1,L2
…コモンモードチヨークコイル、Cx1乃至Cx3
Cy1乃至Cy4……コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) チヨークコイルを収納固定した箱型金属ケー
    ス本体と、該箱型金属ケース本体の開口を閉じ
    る金属ケース蓋とを有するノイズフイルタにお
    いて、底板部12を成す金属板で該底板部12
    の延長面上に取り付け片13を形成するととも
    に、前記金属板の折り曲げにより前記底板部1
    2の両側に側面部26をそれぞれ形成し、さら
    に各側面部26の両側から折り曲げられた折り
    曲げ板部25で両方の端面部をそれぞれ形成
    し、前記折り曲げ板部25同士の接合部X及び
    前記折り曲げ板部25と底板部12とが接する
    部分Yをそれぞれ溶接して前記箱型金属ケース
    本体10を構成したことを特徴とするノイズフ
    イルタ。 (2) 前記チヨークコイルが前記箱型金属ケース本
    体の底板部に沿つて近接配置され、樹脂注形で
    固定されている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のノイズフイルタ。
JP1986156486U 1986-10-13 1986-10-13 Expired - Lifetime JPH0546315Y2 (ja)

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