JP3838084B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、特にC−Cアースと金属ケースとの導通方法についての放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、種々の電子機器が発売されており、その内部回路はより多くの処理を高速で行えるようになってきた。このため動作周波数は高くなり、機器で発生する高周波ノイズはレベルが高く周波数幅も広いものとなっている。また、回路としてはIC化が推し進められ、より少ない電流で動作させるようになり、ノイズによって誤動作を起こしやすくなる。そこでノイズを出す機器とノイズを受ける機器が共存していくために、機器間における電磁環境適合性の考えが重要となっている。
【0003】
従来、電気用品取締法に定められた限度値に対して、水準を満足するように電源とインバータ回路間へLCフィルタを入れてノイズを抑制してきた。また、LCフィルタのみでは限度値を超えてしまうものに関しては、回路のラインと筐体アース間にコンデンサを付加した構成となっている。
【0004】
現在CISPR適合への対応も不可欠であり、従来よりもノイズを抑制する必要性があり、ほとんどの回路にLCフィルタのみではなく、回路のラインと筐体アース間にコンデンサを付加し、コモンモードノイズをアースヘバイパスさせる必要がある。
【0005】
従来、回路のラインと筐体アース間にコンデンサを付加し、アースと接続する方法として、図12に示すように、プリント基板1の部品面にジャンパ線2を二本並列に配し、ねじ穴を具備するケース本体3に、並行する二本のジャンパ線2の間からねじ50で締めつけて接続する方法があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、放電灯点灯装置に加わる振動によってねじ50が緩んでしまい、接続が保持できないことがあった。またこの方法は、ケース本体3にねじ穴を設ける等、ケースの製造コスト及び製造工程数も増加するといったことが挙げられる。
【0007】
したがって、この発明の目的は、上述のような点に鑑みてなされたものであり、回路のラインと筐体アース間に付加されたコンデンサに接続される基板の接地部のアース接続を確実なものとし、ノイズの上昇を防止し、また製造コストおよび工程数を削減することができる放電灯点灯装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの発明の請求項1記載の放電灯点灯装置は、放電灯を点灯するための電気電子部品が設けられた基板が収納される金属製ケース本体と、前記ケース本体に被せられ前記基板上面を覆う金属製ケース蓋とを備えた放電灯点灯装置において、前記基板に設けられている接地部と、前記ケース本体に設けられている基板を固定する少なくとも一つ以上の基板固定手段とが導通するとともに、前記基板固定手段は、前記基板の部品面または長手方向端部を固定するかしめ部である。
【0009】
このように、基板に設けられている接地部と、ケース本体に設けられている基板を固定する少なくとも一つ以上の基板固定手段とが導通するとともに、基板固定手段は、基板の部品面または長手方向端部を固定するかしめ部であるので、従来のように基板のジャンパ線に接続するためのねじ穴等を設ける必要がなく、ケースの製造コストおよび工程数を増やすことなく低コストでノイズを低減できる放電灯点灯装置が可能となる。また、基板固定手段を利用して基板の接地部に接続することによりケースとの導通を確保することができる。この際、基板の上下方向または長手方向のずれ防止を確実なものとするとともに基板の接地部とケースとを導通させることができる。
【0015】
請求項2記載の放電灯点灯装置は、請求項1記載の放電灯点灯装置において、基板固定手段は、基板の部品面を固定するかしめ部であり、基板の接地部は、基板の部品面に設けられた少なくとも一つ以上のジャンパ線である。
【0016】
このように、基板固定手段は、基板の部品面を固定するかしめ部であり、基板の接地部は、基板の部品面に設けられた少なくとも一つ以上のジャンパ線であるので、ジャンパ線と基板固定手段とのより確実な導通を図ることができる。この場合、基板の部品面にジャンパ線を引き出すことによって、基板の半田面のパターン間距離に余裕を持たせることができ、またジャンパ線の太さによってケースとのクリアランスがなくなり確実に導通させることが可能となる。
【0019】
請求項3記載の放電灯点灯装置は、放電灯を点灯するための電気電子部品が設けられた基板が収納される金属製ケース本体と、前記ケース本体に被せられ前記基板上面を覆う金属製ケース蓋とを備えた放電灯点灯装置において、少なくとも複数のコンデンサの一端が電源ラインの一方に、コンデンサの他端が電源ラインの他方に接続され、コンデンサどうしの接続部から接地されるC−Cアースが基板に設けられ、基板の接地部は、前記C−Cアースと導通し基板の長手方向の端面角部に設けられた少なくとも一つ以上の金属カバーであり、金属カバーとケース本体もしくはケース蓋の少なくとも一箇所以上が接触することにより導通がとれる。
【0020】
このように、基板の接地部は、C−Cアースと導通し基板の長手方向の端面角部に設けられた少なくとも一つ以上の金属カバーであり、金属カバーとケース本体もしくはケース蓋の少なくとも一箇所以上が接触することにより導通がとれるので、金属カバーとケース本体もしくはケース蓋とのより確実な導通を図ることができ、ケースとC−Cアース間の接続がなされる。
【0021】
請求項4記載の放電灯点灯装置は、放電灯を点灯するための電気電子部品が設けられた基板が収納される金属製ケース本体と、前記ケース本体に被せられ前記基板上面を覆う金属製ケース蓋とを備えた放電灯点灯装置において、少なくとも複数のコンデンサの一端が電源ラインの一方に、コンデンサの他端が電源ラインの他方に接続され、コンデンサどうしの接続部から接地されるC−Cアースが基板に設けられ、基板の接地部は、前記C−Cアースと導通し基板の部品面に設けられた差込端子であり、差込端子とケース蓋の長手方向端部に設けられるケース側板とを嵌合することにより、基板のC−Cアースとケースとの導通がとれる。
【0022】
このように、基板の接地部は、C−Cアースと導通し基板の部品面に設けられた差込端子であり、差込端子とケース蓋の長手方向端部に設けられるケース側板とを嵌合することにより、基板のC−Cアースとケースとの導通がとれるので、差込端子とケース側板とを確実に接続することができ、ケースとC−Cアース間の接続がなされる。
【0023】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1に基づいて説明する。図1はこの発明の第1の実施の形態の放電点灯装置の概略斜視図である。
【0024】
この放電灯点灯装置は、交流電源の出力電圧を整流し平滑した直流電圧を出力する整流装置と、整流装置の出力端間に直列に設けられ交互にオンオフする一対のスイッチング装置と、一対のスイッチング装置のオンオフに応じてインダクタおよびコンデンサの共振により高周波の出力を得る出力回路とからなるインバータ装置と、前述装置に付加された少なくとも2つ以上のコンデンサの一端が電源ラインの一方に、コンデンサの他端が電源ラインの他方に接続され、さらにコンデンサどうしの接続部から接地されるC−Cアース装置とがプリント基板に設けられている。
【0025】
図1に示すように、上記電気電子部品が具備されたプリント基板1が収納される金属製ケース本体3と、ケース本体3とプリント基板1を絶縁する絶縁シートと、ケース本体3に被せられプリント基板1上面を覆う金属製ケース蓋とを備えた構成において、プリント基板1に設けられている接地部と、上記ケース本体3とケース蓋からなるケース4が接触して導通している。
【0026】
プリント基板1の接地部は、その周囲を覆うケース4の部位にアースするように、プリント基板1の部品面1aに設けられた少なくとも一つ以上のジャンパ線2である。このジャンパ線2とケース本体3の少なくとも一箇所以上が接触することにより導通がとれる。
【0027】
この場合、プリント基板1の部品面1aに回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続される少なくとも一つ以上のジャンパ線2を長手方向に略並行に具備し、ケース本体3の側面にあるプリント基板部品面1a側の固定手段となるかしめ部5をかしめることによってジャンパ線2とかしめ部5が接触し、ケース4とC−Cアース間の接続がなされる。また、プリント基板1の固定手段として、かしめ部5の他に、基板長手方向端部を固定する基板左右固定ダボ6と、基板の下面を支持する基板下固定ダボ(基板支持部)7とがケース本体3の側面に設けてある。8は端子である。
【0028】
上記ジャンパ線2とケース本体3のかしめ部5で導通を図ることにより、以下の効果がある。
【0029】
プリント基板部品面1aにジャンパ線2を引き出すことによって、プリント基板1半田面のパターン間距離に余裕を持たせることができ、ジャンパ線2の太さによってかしめ部5も強固なものとなり、プリント基板1の上下方向のずれ防止を確実なものとすると共にねじ等の特別な接続手段を設けずに、C−Cアースとケース4を導通させることが可能となり、製造コスト及び工程数を削減できるという効果がある。これにより、従来の工程数を増やさなくても、ノイズを低減できる低コストなインバータ装置が可能となる。
【0030】
この発明の第2の実施の形態を図2に基づいて説明する。図2はこの発明の第2の実施の形態の放電点灯装置の概略斜視図である。
【0031】
図2に示すように、プリント基板1の部品面に回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続される幅方向に略平行に具備された少なくとも一つ以上のジャンパ線2を、ケース本体3の側面にあるプリント基板部品面1a側の固定手段となるかしめ部5をかしめることによってジャンパ線2とかしめ部5が接触し、ケース4とC−Cアース間の接続がなされる。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0032】
この発明の参考例1を図3に基づいて説明する。図3はこの発明の参考例1の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【0033】
図3に示すように、プリント基板1の接地部は、その周囲を覆うケース4の部位にアースするように、プリント基板1の半田面1bに設けられたランド部10であり、このランド部10とケース本体3もしくはケース蓋の少なくとも一箇所以上が接触することにより導通がとれる。
【0034】
この場合、プリント基板1の半田面1bに回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続されるプリント基板パターン(C−Cアースパターン11)またはランド部10をケース本体3に設けられた少なくとも一つ以上のプリント基板支持部7と接触するようにして、ケース4とC−Cアースとの導通をとる。具体的には、ケース本体3の両側面において基板支持部7の上側にかしめ部5が設けられ、かしめ部5と基板支持部7でプリント基板1の両側部を挟み込む。この挟み込む一方の側部にランド部10を配置することで基板支持部7と接続される。
【0035】
上記プリント基板パターン11またはランド部10とケース本体3のプリント基板支持部7にて導通を図ることにより、以下の効果がある。
【0036】
上記導通を図るには接触部パターン(10,11)はレジスト等の絶縁物が塗布されていない。このような接触部パターンには工程上半田が付着する。この半田は接触部パターンがないときに比べて盛り上がったようになる。この状態でプリント基板1をケース本体3に装着することにより、プリント基板抑えかしめ部5および基板支持部7とのクリアランスがなくなることで第1の実施の形態と同様にプリント基板1の上下方向のずれ防止を確実なものとすると共にねじ等の特別な接続手段を設けずに、C−Cアースとケース4を導通させることが可能となり、製造コスト及び工程数を削減できるという効果がある。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
【0037】
この発明の参考例2を図4に基づいて説明する。図4はこの発明の参考例2の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【0038】
図4に示すように、プリント基板1の半田面に回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続されるプリント基板パターン(C−Cアースパターン11)またはランド部10をケース本体3に設けられた少なくとも一つ以上のプリント基板上下方向ずれ防止かしめ部5と接触するようにして、ケース4とC−Cアースとの導通をとる。具体的には、ケース本体3の一方の側面において基板支持部と同様の基板固定ダボ12の下側にかしめ部5が設けられ、他方の側面において基板支持部7の上側にかしめ部5が設けられ、かしめ部5と基板支持部7または基板固定ダボ12でプリント基板1の両側部を挟み込む。この挟み込む一方の側部にランド部10を配置することでかしめ部5に接触して接続される。その他の構成効果は、参考例1と同様である。
【0039】
この発明の第3の実施の形態を図5および図6に基づいて説明する。図5はこの発明の第3の実施の形態の放電点灯装置の概略分解斜視図、図6は第3の実施の形態におけるプリント基板の半田面の概略斜視図である。
【0040】
この実施の形態は、第1の実施の形態と参考例1を組み合わせた構成である。すなわち、図5に示すように、プリント基板1の部品面1aに回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続される少なくとも一つ以上のジャンパ線2を長手方向に略並行に具備し、ケース本体3の側面にあるプリント基板部品面1a側の固定手段となるかしめ部5をかしめることによってジャンパ線2とかしめ部5が接触する。また、図6に示すように、プリント基板1の半田面1bに回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続されるプリント基板パターン(C−Cアースパターン11)またはランド部10をケース本体3に設けられた少なくとも一つ以上のプリント基板支持部7と接触するようにして、ケース4とC−Cアース間の接続がなされる。なお、ランド部10とC−Cアースパターン11は、ジャンパ線2と同じ側に設けたが反対側に設けてもよい。その他の構成効果は、第1の実施の形態と参考例1と同様である。
【0041】
この発明の第4の実施の形態を図7に基づいて説明する。図7はこの発明の第4の実施の形態の放電点灯装置の概略斜視図である。
【0042】
図7に示すように、基板の接地部は、その周囲を覆うケース4の部位にアースするように、C−Cアースと導通し基板の長手方向の端面角部に設けられた少なくとも一つ以上の金属カバー13であり、金属カバー13とケース本体3もしくはケース蓋の少なくとも一箇所以上が接触することにより導通がとれる。
【0043】
この場合、プリント基板縁部に設けられた回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続される少なくとも一つ以上の金属カバー13と、ケース本体3の側面にあるプリント基板部品面1a側の固定手段となるかしめ部5をかしめることによって金属カバー13とかしめ部5が接触し、ケース4とC−Cアース間の接続がなされる。金属カバー13はプリント基板1の一角部を覆うように取り付けられる。
【0044】
また、上記金属カバー13と、ケース本体3に設けられた少なくとも一つ以上のプリント基板支持部7が接触するようにして、ケース4とC−Cアース間の接続がなされる。さらに、上記金属カバー13と、ケース本体3に設けられた少なくとも一つ以上のプリント基板1の長手方向のずれを固定する基板左右固定ダボ6が接触するようにすることによってケース4とC−Cアース間の接続がされる。
【0045】
なお、かしめ部5、基板支持部7および基板左右固定ダボ6の少なくとも一つと金属カバー13が接触するように構成してもよい。
【0046】
この実施の形態では、基板の接地部にジャンパ線の代わりに金属カバー13を設けているが、その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0047】
この発明の参考例3を図8に基づいて説明する。図8はこの発明の参考例3の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【0048】
図8に示すように、プリント基板1の半田面1bに回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続されるプリント基板パターン(C−Cアースパターン11)またはランド部10をケース本体3底面に設けられた少なくとも一つ以上の突起部15が接触するようにして、ケース4とC−Cアース間が接続される構成を持つ。この場合、ランド部10をプリント基板1の幅方向の中間部に配置し、これに対応するケース本体3の底面を押圧加工して突起部15を形成している。
【0049】
この参考例では、基板支持部7の代わりに突起部15によりランド部10との導通を図り、かつプリント基板1の中間部を支持する作用を有する。その他の構成効果は、参考例1と同様である。
【0050】
この発明の参考例4を図9に基づいて説明する。図9はこの発明の参考例4の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【0051】
図9に示すように、プリント基板1の接地部は、その周囲を覆うケース4の部位にアースするように、プリント基板1の部品面1aに設けられた少なくとも一つ以上のジャンパ線2である。このジャンパ線2と金属製ケース蓋16の少なくとも一箇所以上が接触することにより導通がとれる。
【0052】
ケース蓋16は、ケース本体3と嵌合することによりプリント基板1を覆う構成をなす。ケース本体3とケース蓋16の嵌合部分には、凹凸等により相互に係合する係合部が設けられ(図示せず)、ケース蓋16の抜けを防止するとともに、少なくとも係合部にてケース本体3とケース蓋16が接触して導通している。
【0053】
この場合、プリント基板の部品面に回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続される長手方向に略平行に具備される少なくとも一つ以上のジャンパ線2を、ケース蓋16と接触する構造を持つ。具体的には、ケース蓋16の長手方向端部にジャンパ線2と交差する方向に導通片17が設けられ、この導通片17が、ケース蓋16の嵌合によりジャンパ線2に接触し、ケース4とC−Cアース間の接続がなされる。
【0054】
この参考例では、基板支持部7の代わりにケース蓋16によりジャンパ線2との導通を図り、かつプリント基板1を上方向に位置決めできる。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0055】
この発明の参考例5を図10に基づいて説明する。図10はこの発明の参考例5の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【0056】
図10に示すように、参考例4と同様にプリント基板1の接地部は、その周囲を覆うケース4の部位にアースするように、プリント基板1の部品面1aに設けられた少なくとも一つ以上のジャンパ線2である。このジャンパ線2と金属製ケース蓋16の少なくとも一箇所以上が接触することにより導通がとれる。ケース蓋16は、ケース本体3と嵌合することによりプリント基板1を覆う構成である。
【0057】
この場合、プリント基板1の部品面1aに回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続される幅方向に略平行に具備される少なくとも一つ以上のジャンパ線2を、ケース蓋16と接触する構造を持つ。具体的には、ケース蓋16の長手方向端部にジャンパ線2に沿った方向に導通片17が設けられ、この導通片17の先端に形成した折り返し部17aがケース蓋16の嵌合によりジャンパ線2に接触し、ケース4とC−Cアース間の接続がなされる。
【0058】
この参考例では、基板支持部7の代わりにケース蓋16によりジャンパ線2との導通を図り、かつプリント基板1を上方向に位置決めできる。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0059】
この発明の第5の実施の形態を図11に基づいて説明する。図11はこの発明の第10の実施の形態の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【0060】
図11に示すように、基板の接地部は、その周囲を覆うケース4の部位にアースするように、C−Cアースと導通しプリント基板1の部品面1aに設けられた差込端子18であり、差込端子18とケース蓋16の長手方向端部に設けられるケース側板19とを嵌合することにより、プリント基板1のC−Cアースとケース4との導通がとれる。ケース蓋16は、参考例4と同様にケース本体3と嵌合することによりプリント基板1を覆う構成である。
【0061】
この場合、プリント基板1の部品面1aに回路のラインと筐体アース間につながる構成を成すコンデンサに接続される差込端子18と、ケース蓋16とを接続する構造を持つ。具体的には、ケース蓋16の長手方向端部にあるケース側面19に差込端子18に沿った方向に導通片17が設けられ、この導通片17がケース蓋16の嵌合により差込端子18に差し込まれ、ケース4とC−Cアース間の接続がなされる。
【0062】
この実施の形態では、基板支持部7の代わりにケース蓋16により差込端子18との導通を図り、かつプリント基板1を上方向に位置決めできる。その他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0063】
【発明の効果】
この発明の請求項1記載の放電灯点灯装置によれば、基板に設けられている接地部と、ケース本体に設けられている基板を固定する少なくとも一つ以上の基板固定手段とが導通するとともに、基板固定手段は、基板の部品面または長手方向端部を固定するかしめ部であるので、従来のように基板のジャンパ線に接続するためのねじ穴等を設ける必要がなく、ケースの製造コストおよび工程数を増やすことなく低コストでノイズを低減できる放電灯点灯装置が可能となる。また、基板固定手段を利用して基板の接地部に接続することによりケースとの導通を確保することができる。この際、基板の上下方向または長手方向のずれ防止を確実なものとするとともに基板の接地部とケースとを導通させることができる。
【0069】
請求項2では、基板固定手段は、基板の部品面を固定するかしめ部であり、基板の接地部は、基板の部品面に設けられた少なくとも一つ以上のジャンパ線であるので、ジャンパ線と基板固定手段とのより確実な導通を図ることができる。この場合、基板の部品面にジャンパ線を引き出すことによって、基板の半田面のパターン間距離に余裕を持たせることができ、またジャンパ線の太さによってケースとのクリアランスがなくなり確実に導通させることが可能となる。
【0071】
請求項3では、基板の接地部は、C−Cアースと導通し基板の長手方向の端面角部に設けられた少なくとも一つ以上の金属カバーであり、金属カバーとケース本体もしくはケース蓋の少なくとも一箇所以上が接触することにより導通がとれるので、金属カバーとケース本体もしくはケース蓋とのより確実な導通を図ることができ、ケースとC−Cアース間の接続がなされる。
【0072】
請求項4では、基板の接地部は、C−Cアースと導通し基板の部品面に設けられた差込端子であり、差込端子とケース蓋の長手方向端部に設けられるケース側板とを嵌合することにより、基板のC−Cアースとケースとの導通がとれるので、差込端子とケース側板とを確実に接続することができ、ケースとC−Cアース間の接続がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態の放電点灯装置の概略斜視図である。
【図2】 この発明の第2の実施の形態の放電点灯装置の概略斜視図である。
【図3】 この発明の参考例1の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【図4】 この発明の参考例2の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【図5】 この発明の第3の実施の形態の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【図6】 第3の実施の形態におけるプリント基板の半田面の概略斜視図である。
【図7】 この発明の第4の実施の形態の放電点灯装置の概略斜視図である。
【図8】 この発明の参考例3の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【図9】 この発明の参考例4の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【図10】 この発明の参考例5の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【図11】 この発明の第5の実施の形態の放電点灯装置の概略分解斜視図である。
【図12】 従来例の概略分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プリント基板
1a 部品面
1b 半田面
2 ジャンパ線
3 ケース本体
4 ケース
5 かしめ部
6 基板左右固定ダボ
7 基板支持部
10 ランド部
11 C−Cアースパターン
13 金属カバー
16 ケース蓋
18 差込端子
Claims (4)
- 放電灯を点灯するための電気電子部品が設けられた基板が収納される金属製ケース本体と、前記ケース本体に被せられ前記基板上面を覆う金属製ケース蓋とを備えた放電灯点灯装置において、前記基板に設けられている接地部と、前記ケース本体に設けられている基板を固定する少なくとも一つ以上の基板固定手段とが導通するとともに、前記基板固定手段は、前記基板の部品面または長手方向端部を固定するかしめ部であることを特徴とする放電灯点灯装置。
- 前記基板固定手段は、前記基板の部品面を固定するかしめ部であり、前記基板の接地部は、基板の部品面に設けられた少なくとも一つ以上のジャンパ線である請求項1記載の放電灯点灯装置。
- 放電灯を点灯するための電気電子部品が設けられた基板が収納される金属製ケース本体と、前記ケース本体に被せられ前記基板上面を覆う金属製ケース蓋とを備えた放電灯点灯装置において、少なくとも複数のコンデンサの一端が電源ラインの一方に、コンデンサの他端が電源ラインの他方に接続され、コンデンサどうしの接続部から接地されるC−Cアースが基板に設けられ、基板の接地部は、前記C−Cアースと導通し基板の長手方向の端面角部に設けられた少なくとも一つ以上の金属カバーであり、金属カバーとケース本体もしくはケース蓋の少なくとも一箇所以上が接触することにより導通がとれる放電灯点灯装置。
- 放電灯を点灯するための電気電子部品が設けられた基板が収納される金属製ケース本体と、前記ケース本体に被せられ前記基板上面を覆う金属製ケース蓋とを備えた放電灯点灯装置において、少なくとも複数のコンデンサの一端が電源ラインの一方に、コンデンサの他端が電源ラインの他方に接続され、コンデンサどうしの接続部から接地されるC−Cアースが基板に設けられ、基板の接地部は、前記C−Cアースと導通し基板の部品面に設けられた差込端子であり、差込端子とケース蓋の長手方向端部に設けられるケース側板とを嵌合することにより、基板のC−Cアースとケースとの導通がとれる放電灯点灯装置。
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