JP2000100555A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2000100555A
JP2000100555A JP10265387A JP26538798A JP2000100555A JP 2000100555 A JP2000100555 A JP 2000100555A JP 10265387 A JP10265387 A JP 10265387A JP 26538798 A JP26538798 A JP 26538798A JP 2000100555 A JP2000100555 A JP 2000100555A
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JP
Japan
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circuit board
housing
ground electrode
noise filter
frequency heating
Prior art date
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JP10265387A
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English (en)
Inventor
Tetsunari Hamada
徹成 浜田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高周波加熱装置において、プリント配線の設計
自由度を高めながらも部品点数の増大を抑制すること。 【解決手段】電源プラグ2側へのノイズ漏洩を防止する
ノイズフィルタ1を有する高周波加熱装置において、ノ
イズフィルタ1の回路基板20に対してアース電極22
a,22bを複数に分割して設けるようにするととも
に、この複数のアース電極22a,22bと金属製の筺
体30とを電気的に接続するとき、ねじ40などの締結
部品を利用する場所を減らし、筺体30に設ける支持部
34へ係止させることで行わせるように工夫している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子レンジ
と呼ばれる高周波加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子レンジの回路ユニットに
は、家屋などに設置されてあるコンセントに対して差し
込まれる電源プラグ側へ、ノイズが漏洩することを防止
するために、ノイズフィルタが設けられている。
【0003】このノイズフィルタは、回路基板上にコイ
ル部品やコンデンサ部品を実装した構造であり、これら
各部品それぞれが回路基板の少なくとも片面に形成され
る金属箔からなるプリント配線でもって接続されるよう
になっている。
【0004】上記ノイズフィルタの回路基板は、レンジ
フレームとなる金属製の筺体に対してねじなどを介して
取り付けられるが、このねじは、回路基板のプリント配
線のアース電極の領域に螺着されるように設計し、当該
ねじを介してアース電極と筺体とを電気的に接続させる
ように構成している。
【0005】ところで、コスト低減を図る上で極力部品
点数を増やさないように設計する必要がある。それに
は、回路構成要素を削減することに限界があるので、前
述した回路基板を筺体に取り付けるためのねじなどの締
結部品を少なくすることが要求される。
【0006】そこで、従来では、前述の回路基板を筺体
に対して取り付ける形態を工夫するようになっている。
例えば回路基板の一部を筺体に対して引っ掛けるように
しておいて、回路基板を固定するために、回路基板側か
ら筺体側へ単一のねじを螺着するようにし、この単一の
ねじの螺着位置について、回路基板におけるアース電極
の領域に設定するようにしている。
【0007】このようにねじの使用数を制限している関
係より、従来では、ノイズフィルタのアース電極を複数
に分けずに、コモンとして単一のアース電極を形成する
ようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
では、ノイズフィルタの構成上、アース電極を回路基板
において離れた複数箇所に形成する必要がある場合、こ
れらのアース電極をコモン化するために、各アース電極
を短絡線で連接させるようにしている。
【0009】このような短絡線を形成するときは、それ
とプリント配線の信号線との間に絶縁用間隙を確保した
り、あるいは回路基板の周縁までの間隙を確保したりす
る必要があり、そのために、回路基板上に形成するプリ
ント配線のパターンの設計自由度が制約されることにな
るうえ、回路構成要素となる種々な電気部品の配置に関
する設計が困難になる傾向になっていた。
【0010】このような事情に鑑み、本発明は、高周波
加熱装置において、回路基板に形成するアース電極をコ
モン化せずに複数に分割しながら、各アース電極と筺体
とを導通させるための締結部品を極力増やさないように
することで、プリント配線の設計自由度を高めながらも
部品点数の増大を抑制することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
高周波加熱装置は、電源プラグ側へのノイズ漏洩を防止
するノイズフィルタを有するもので、少なくとも片面に
信号線やアース電極を含むプリント配線が形成されかつ
前記ノイズフィルタの構成要素が前記プリント配線に関
連して実装される回路基板と、この回路基板が取り付け
られかつ前記アース電極が電気的に接続される金属製の
筺体とを備え、前記回路基板に互いに独立した状態の複
数のアース電極が設けられ、前記筺体に、前記回路基板
の絶縁領域を係止状態で支持する支持部と、前記回路基
板をその各アース電極をそれぞれ当接させた状態で支持
する複数の支持部とが設けられ、前記回路基板において
いずれか一つのアース電極の存在領域がそれに対応する
前記筺体の支持部に対してねじで結合され、前記回路基
板の残りのアース電極の存在領域が前記筺体の他の支持
部に対して係止されている。
【0012】以上、本発明では、要するに、アース電極
を複数に分割して設けるようにしたうえで、このアース
電極と筺体とを電気的に接続するとき、ねじなどの締結
部品を利用する場所を減らし、筺体に設ける支持部へ係
止させることで行わせるように工夫している。
【0013】このようにアース電極をコモン化しないこ
とから、回路基板上の限られたスペース内にプリント配
線を比較的自由なパターンで形成できるようになる。ま
た、複数のアース電極を筺体に対して電気的に接続させ
るために、筺体の支持部に対する係止を利用するから、
アース電極を複数に分割しても締結部品を無駄に増やさ
ずに済む。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0015】図1ないし図4は本発明の一実施形態にか
かり、図1は、高周波加熱装置のノイズフィルタの回路
図、図2は、ノイズフィルタの回路基板上のプリント配
線のパターンを示す平面図、図3は、ノイズフィルタの
回路基板と筺体とを示す分解斜視図、図4は、ノイズフ
ィルタの回路基板を筺体に取り付けた状態を示す側面図
である。
【0016】図中、1はノイズフィルタであり、このノ
イズフィルタ1は、1つのXコンデンサ10、4つのY
コンデンサ11a〜11d、2つの電流ヒューズ12
a,12b、2つのコモンモードチョークコイル13
a,13b、2対のファストン端子14a,14bなど
を備えた一般的に周知の構成であり、これら各構成要素
が回路基板20の片面に実装される。
【0017】前述の回路基板20は、その片面にプリン
ト配線からなる複数の信号線21ならびに2つの独立し
たアース電極22a,22bが形成されており、これら
の信号線21やアース電極22a,22bに対して上記
ノイズフィルタ1の構成要素が取り付けられている。な
お、2つのアース電極22a,22bは、回路基板20
の一方の短辺側の2つの隅に設けられている。
【0018】上記ノイズフィルタ1は、電源プラグ2と
図示しない電源回路などとの間に介装されて、前記電源
回路側から電源プラグ2側へのノイズの漏洩を遮断する
ものである。これらノイズフィルタ1と電源プラグ2と
は、中継端子台3を介してリード線4,5で接続される
ようになっており、この中継端子台3を用いることによ
って、ノイズフィルタ1の回路基板20上でのファスト
ン端子14a,14bの発熱を防止するようになってい
る。
【0019】そして、前述の回路基板20は、高周波加
熱装置の金属製の筺体30に対して次のような形態で取
り外し可能に取り付けられる。
【0020】まず、回路基板20は、その一方短辺の中
央に水平に突出する突片20aが設けられているととも
に、反対側の短辺の一方隅部において第1アース電極2
2aの存在する領域に上下に貫通するねじ挿通孔20b
が設けられている。
【0021】また、筺体30は、長方形の平板からなる
本体部31と、この本体部31の一方短辺側に上向きに
立ち上げ形成される壁部32と、本体部31の2つの長
辺において他方短辺側に上向きに立ち上げ形成される支
持部33,34とを備えている。このうち、壁部32の
中央には、回路基板20の突片20aが係入される係合
孔32aが設けられている。また、第1支持部33は、
単一片からなり、その上端に水平折り曲げ片33aが設
けられていて、この水平折り曲げ片33aの中央にねじ
孔33bが設けられている。さらに、第2支持部34
は、その幅方向で分離する3つの突片34a,34b,
34cからなり、両端の固定突片34a,34bの上端
には水平折り曲げ片34d,34eが設けられ、中央の
可撓突片34cは、横向きU字形に屈曲されている。
【0022】このような筺体30に対して回路基板20
を取り付ける手順を説明する。まず、筺体30の上方に
回路基板20をほぼ平行に配置しておいて、この回路基
板20の突片20aを筺体30の壁部32の係合孔32
aに対して係入させながら、回路基板20の第2アース
電極22bが存在する領域を、図4に示すように、筺体
30の第2支持部34において2つの固定突片34a,
34bと、1つの可撓突片34cとの間に挟むように差
し込む。このとき、中央の可撓突片34cが若干弾性的
に圧縮変形させられるので、その弾性ばね力でもって回
路基板20が2つの固定突片34a,34b側へ押し付
けられることになる。それによって、回路基板20の第
2アース電極22bが2つの固定突片34a,34bに
対して圧接させられることになって、ここが電気的に接
続することになる。
【0023】この後、回路基板20の第1アース電極2
2aのねじ挿通孔20bと、第1支持部33のねじ孔3
3bとを合致させるように微調整してから、ねじ40を
回路基板20側から螺着する。これにより、回路基板2
0が筺体30に対して水平な姿勢で不動状態に取り付け
られることになり、ねじ40を介して第1アース電極2
2aと筺体30とが電気的に接続されることになる。
【0024】以上説明したように、回路基板20を筺体
30に対して取り付ける形態を工夫することにより、ね
じ40を1つしか用いないようにしながら、回路基板2
0に形成した2つのアース電極22a,22bを筺体3
0に対して電気的に接続させた状態で回路基板20を筺
体30に対して不動に固定できるようになった。このた
め、部品点数を余分に増やさずに済むから、コストの増
大を避けることができる。しかも、上述したように回路
基板20の固定を単一のねじ40の使用で済ませるため
に、筺体30に対して回路基板20を挟持する第2支持
部34を設けているが、この第2支持部34について
は、筺体30をプレス成形するときに、使用する成形治
具を少し設計変更するだけで事足りるから、コストの著
しい増大を避けることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明では、回路基板においてアース電
極を複数に分割して設けるようにしたうえで、このアー
ス電極と筺体とを電気的に接続するとき、ねじなどの締
結部品を利用する場所を減らすように工夫しており、ア
ース電極をコモン化しないようにしているから、回路基
板上の限られたスペース内にプリント配線を比較的自由
なパターンで形成できるようになり、また、複数のアー
ス電極を筺体に対して係止させる形態でもって電気的に
接続させるようにしているから、アース電極を複数に分
割しても締結部品を無駄に増やさずに済む。
【0026】したがって、本発明では、ノイズフィルタ
の回路基板に対するプリント配線の設計自由度を向上で
きるとともに、回路基板の筺体に対する支持を簡単かつ
安価な方法で実現できるようになるなど、生産性に優れ
た高周波加熱装置の提供に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の高周波加熱装置のノイズ
フィルタの回路図である。
【図2】図1のノイズフィルタの回路基板上のプリント
配線のパターンを示す平面図である。
【図3】図1のノイズフィルタの回路基板と筺体とを分
離した状態を示す分解斜視図である。
【図4】図1のノイズフィルタの回路基板を筺体に取り
付けた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ノイズフィルタ 2 電源プラグ 20 回路基板 20a 回路基板の突片 21 信号線 22a 第1アース電極 22b 第2アース電極 30 筺体 31 筺体の本体部 32 筺体の壁部 32a 壁部の係合孔 33 第1支持部 33b 第1支持部のねじ孔 34 第2支持部 34a,34b 第2支持部の固定突片 34c 第2支持部の可撓突片 40 ねじ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源プラグ側へのノイズ漏洩を防止する
    ノイズフィルタを有する高周波加熱装置であって、 少なくとも片面に信号線やアース電極を含むプリント配
    線が形成されかつ前記ノイズフィルタの構成要素が前記
    プリント配線に関連して実装される回路基板と、この回
    路基板が取り付けられかつ前記アース電極が電気的に接
    続される金属製の筺体とを備え、 前記回路基板に互いに独立した状態の複数のアース電極
    が設けられ、 前記筺体に、前記回路基板の絶縁領域を係止状態で支持
    する支持部と、前記回路基板をその各アース電極をそれ
    ぞれ当接させた状態で支持する複数の支持部とが設けら
    れ、 前記回路基板においていずれか一つのアース電極の存在
    領域がそれに対応する前記筺体の支持部に対してねじで
    結合され、前記回路基板の残りのアース電極の存在領域
    が前記筺体の他の支持部に対して係止されている、こと
    を特徴とする高周波加熱装置。
JP10265387A 1998-09-18 1998-09-18 高周波加熱装置 Pending JP2000100555A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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