JP2011250545A - Dcモータおよび換気扇 - Google Patents

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【課題】ノイズフィルタを含む制御回路の全てを内蔵させた外枠筐体を搭載対象機器に固定しただけで、Yコンデンサのアース側を低インピーダンスに保持して確実にアース処理が行える制御回路内蔵型のDCモータを得ること。
【解決手段】回路基板10には、制御回路(フィルタ回路13、電源回路14、インバータ回路15)が搭載される。モータフレーム2とモータブラケット3とで構成される外枠筐体と回路基板10の回路アースとの間を低インピーダンスで接続する構成として、ステータコア5が外周面をモータフレーム2の内周面と密着して配置され、フィルタ回路13内のYコンデンサのアース側が接続される前記回路アースとステータコア5とが端子部材であるアースピン17により接続された構成がある。外枠筐体の一部であるモータフレーム2は搭載対象機器を通してアース処理される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブラシレスのDCモータおよび前記DCモータを搭載した換気扇に関するものである。
ブラシレスのDCモータを駆動制御する制御回路は、交流電源を直流電源に変換する電源回路と、変換された直流電源からDCモータのステータ巻線に印加する交流電圧を生成するインバータ回路とを含んで構成されるが、電源回路におけるスイッチング電源およびインバータ回路におけるスイッチング回路は、共にノイズを発生する。そのため、電源回路のAC入力側に、電源ラインを経由するノイズを抑制するノイズフィルタが設けられている。
ノイズフィルタは、ノーマルモードノイズ対策用のXコンデンサと、コモンモードノイズ対策用のYコンデンサおよびコモンモードチョークコイルとで構成される。Xコンデンサは、2線の電源ライン間に接続される。Yコンデンサは、電源ラインの片方とアース(回路基板の回路アース)との間に接続される。
このようなノイズフィルタでは、Yコンデンサのアース側(つまり回路アース)と接地(大地)とを接続するアースリード線が長くなると、期待したノイズ抑制効果は得られない。そのため、従来から、Yコンデンサのアース側の処理方法について、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2等)。
実開平5−15666号公報 特開2010−7974号公報
しかし、上記従来の技術では、依然として、Yコンデンサとアース(接地)との間を接続するためにアースリード線を用いているので、Yコンデンサ〜アース(接地)間に生じる抵抗成分およびインダクタンス成分、すなわちインピーダンスが増加してフィルタ特性が劣化する恐れがある。
また、従来の換気扇は、DCモータを搭載する構成として、DCモータの制御回路を電源回路とインバータ回路とに二分し、インバータ回路を搭載する回路基板はDCモータの外枠筐体内に内蔵し、電源回路を搭載する回路基板はDCモータの外枠筐体に外付けする形を採用している。この構成では、内蔵回路基板の回路アースと外付け回路基板の回路アース(Yコンデンサのアース側)とが共通のアースリード線により換気扇の筐体に接続される構成となる。
そのため、従来の換気扇では、アースリード線の引き回し方によってはノイズ抑制効果が変化してしまい、安定したフィルタ特性が得られなくなることが起こる。また、換気扇は、機種によってサイズが異なるので、機種毎にアースリード線の長さを変える必要があり、外付け回路基板の配置位置や搭載部品の標準化を困難にし、コストアップの要因になっている。さらに、内蔵回路基板では、アースリード線が長くなるため、スイッチング回路と回路アース間の浮遊容量を介して流れる高周波電流が無視できなくなり、外付け回路基板にノイズフィルタを搭載しても、ノイズを効果的に低減できない状況になっている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ノイズフィルタを含む制御回路の全てを内蔵させた外枠筐体を搭載対象機器に固定しただけで、Yコンデンサのアース側を低インピーダンスに保持して確実にアース処理が行える制御回路内蔵型のDCモータを得ることを目的とする。
また、本発明は、上記発明のDCモータを安定したフィルタ特性を確保できるように搭載し、DCモータの低雑音化と並行して標準化による低コスト化が図れる換気扇を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、ステータおよびロータを含むモータ部分を収納する有底円筒状のモータフレームと、前記モータフレームの開口端を塞ぐモータブラケットとで構成される外枠筐体の内部に、ノイズフィルタで構成されるフィルタ回路と、前記フィルタ回路を介して入力される交流電源を直流電源に変換する電源回路と、前記電源回路が出力する直流電圧をPWM駆動信号に基づきスイッチングして前記ステータ巻線に印加するモータ駆動電圧を出力するインバータ回路とを備える制御回路を搭載した回路基板が固定配置されたDCモータであって、前記ノイズフィルタのYコンデンサのアース側が接続される前記回路基板の回路アースと前記外枠筐体とを低インピーダンスで接続する構成を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、DCモータの外枠筐体内に、ノイズフィルタを含む制御回路の全てを内蔵するとともに、Yコンデンサのアース側(回路アース)とアース(外枠筐体)との間は、低インピーダンスで接続される。そして、DCモータを換気扇に組み込むだけで、Yコンデンサのアース側(回路アース)とアース(大地)との間を接続するアース処理を、換気扇筐体を通して確実に行える。したがって、優れたノイズ低減効果を有するDCモータを安定したフィルタ特性でもって運転できるので、雑音の少ないDCモータおよび換気扇が得られる。加えて、Yコンデンサのアース側(回路アース)とアース(大地)との間を接続するアースリード線は、不要であるから、アースリード線のコスト削減が図れ、機種毎にアースリード線の長さや引き回しを変更する必要がなくなり、標準化が図れるDCモータおよび換気扇が得られるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1によるDCモータの配置構成を示す断面図である。 図2は、図1に示す回路基板に搭載される制御回路の一例を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態2によるDCモータの配置構成を示す断面図である。 図4は、本発明の実施の形態3によるDCモータの配置構成を示す断面図である。 図5は、本発明の実施の形態4による換気扇の概略外観構成図である。
以下に、本発明にかかるDCモータおよび換気扇の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるDCモータの配置構成を示す断面図である。図2は、図1に示す回路基板に搭載される制御回路の一例を示すブロック図である。図1において、DCモータ1aの外枠筐体は、有底円筒状のモータフレーム2と、モータフレーム2の開口部を塞ぐカバーであるモータブラケット3とで構成されている。モータフレーム2およびモータブラケット3は、それぞれ金属製であり、外周縁に互いをネジ締結できるフランジ2a,3aが設けられている。
このDCモータ1aの外枠筐体は、ハウジング4により、モータフレーム2側のモータ部分収納部と、モータブラケット3側の制御回路収納部とに仕切られている。ハウジング4は、樹脂材を凹凸状にプレス成形したもので、その外周縁が、モータフレーム2の開口部に近い位置の内周面に固定されている。
モータ部分収納部には、ステータコア5およびロータ6が配置されている。ステータコア5は、コアバック5aの内周に30度間隔の12スロットで構成された鉄心5bにステータ巻線5cがそれぞれ巻回されており、60度間隔で3相(U相、V相、W相)の巻線が配置される。
図1に示すステータコア5は、3相の内いずれかの相とアースピン17を180度間隔で配置したものを断面カットした図である。ステータコア5は、コアバック5aの外周面をモータフレーム2の内周面に密着させて配置されている。そして、ステータコア5の軸方向両端は、樹脂層7a,7bで被覆されている。
ロータ6は、永久磁石で構成され、シャフト8に固定されている。シャフト8は、モータフレーム2の円筒中心位置において軸受け9a,9bに回転自在に支持されている。軸受け9aは、ハウジング4に固定され、シャフト8の一端を回転自在に支持している。軸受け9bは、モータフレーム2の底部に固定され、モータフレーム2の底部から外へ飛び出しているシャフト8の他端側途中を回転自在に支持している。
制御回路収納部では、回路基板10がハウジング4に位置決め固定されている。回路基板10には、制御回路の全てが搭載されている。但し、図1では、制御回路の要部構成が示されている。すなわち、図1では、モータブラケット3に設けられるAC入力コネクタ11と接続されるコネクタ部12と、フィルタ回路13と、電源回路14と、インバータ回路15とが示されている。なお、図1では示してないが、制御回路のその他の構成要素として、ロータ6の磁極位置を検知するセンサが回路基板10上のロータ6に近接した箇所に配置されている。磁極位置センサとしては、ホール素子が広く用いられている。
そして、ステータコア5のハウジング4側を被覆する樹脂層7aに、コイルピン16の一端が固定されている。コイルピン16は、軟銅線からなり、3相分設けられ、それぞれの一端は、樹脂層7aとハウジング4との間において対応するステータ巻線の一端に半田接続され、それぞれの他端は、回路基板10上においてインバータ回路15内のスイッチング回路の対応する出力端にパターン接続されている。
加えて、アースピン17は、銅や真鍮などの導電性金属による端子部材からなり、一端が樹脂層7aを突き抜けてステータコア5のコアバック5aに圧入固定され、他端が回路基板10を突き抜けて配置されその他端側周囲が回路基板10の回路アースに半田接続されている。なお、アースピン17の一端は、鉄心5bに圧入固定してもよい。
次に、回路基板10に搭載される制御回路について具体的に説明する。図2において、コネクタ部12に入力される交流電源(AC100V)は、ヒューズ17、フィルタ回路13を介して電源回路14に入力して直流電源に変換され、インバータ回路15にて必要とされる交流電源に変換される。
フィルタ回路13は、ノイズフィルタを構成する、XコンデンサCxと、コモンモードチョークコイルLと、YコンデンサCy1,Cy2とを備えている。XコンデンサCxは、交流電源の2線間に接続されている。コモンモードチョークコイルLは、交流電源の2線にそれぞれ介挿されされている。YコンデンサCy1,Cy2は、それぞれ、一端が交流電源の2線の片方に接続され、アース側である他端が回路基板10の回路アースに接続されている。なお、XコンデンサCxは、図2では、コモンモードチョークコイルLの一端側(電源入力側)に配置した場合を示すが、さらに、コモンモードチョークコイルLの他端側(電源回路側)にも配置する場合がある。また、必要に応じて雷サージアブソーバを交流電源の一端と回路アース間に接続して構成してもよい(図2では省略)。
電源回路14は、整流回路14aと、平滑用コンデンサ14bと、スイッチング電源14cとを備えている。インバータ回路15は、駆動回路15aと、スイッチング回路15bとを備えている。また、図1では磁極位置センサ18が示されている。磁極位置センサ18が検知したロータ6の磁極位置は、駆動回路15aに入力される。
電源回路14では、フィルタ回路13を通して入力される交流電源がダイオードブリッジによる整流回路14aにて全波整流されて直流電源に変換され、平滑用コンデンサ14bに蓄電される。平滑用コンデンサ14bには、スイッチング回路15bで必要とされる直流電源(例えばDC140V)が生成される。スイッチング電源14cは、平滑用コンデンサ14bに生成された直流電源から、駆動回路15aで必要とされる制御電源(例えばDC15V)を生成する。
スイッチング回路15bは、正極母線Pと負極母線Nとの間に形成されるU相、V相、W相の3相ブリッジ構成である。正極母線Pは平滑用コンデンサ14bの正極端に接続され、負極母線Nは平滑用コンデンサ14bの負極端に接続されている。正極母線P側の3個のトランジスタは上アームトランジスタであり、負極母線N側の3個のトランジスタは下アームトランジスタである。各スイッチング素子には、それぞれ逆並列に還流ダイオードが接続されている。上下の各アームトランジスタの接続端は、出力端を構成し、U相、V相、W相のステータ巻線5cに接続されている。
駆動回路15aは、スイッチング回路15b内の6個のスイッチング素子をオン・オフ駆動するPWM信号を生成する。その際に、磁極位置センサ18から入力される磁極位置に合わせて、所望のステータ巻線5cに通電できるように、PWM信号を生成する。これによって、ロータ6が回転し、シャフト8が回転する。
さて、図1において、電源回路14内のスイッチング電源やインバータ回路15内のスイッチング回路の動作時に発生する高周波電流は、フィルタ回路13内のYコンデンサ→アースピン17→ステータコア5→モータフレーム2の経路で流れる。外枠筐体の一部であるモータフレーム2は、組み込む搭載対象機器の筐体に接続されると、当該搭載対象機器を介して大地に接続され、アース処理される。
このように、実施の形態1によれば、DCモータの外枠筐体内に、ノイズフィルタを含む制御回路の全てを内蔵するとともに、ステータコアをその外周面を外枠筐体内周面に密着させて配置し、Yコンデンサのアース側が接続される回路基板の回路アースとステータコアとを低インピーダンスの端子部材(アースピン17)で接続したので、DCモータを搭載対象機器に組み込むだけで、Yコンデンサのアース側(回路アース)とアース(大地)との間を接続するアース処理が搭載対象機器を通して確実に行える。
したがって、優れたノイズ低減効果を有する制御回路内蔵型のDCモータが得られる。また、Yコンデンサのアース側(回路アース)とアース(大地)との間を接続するアースリード線は、不要であるから、アースリード線のコスト削減が図れる。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2によるDCモータの配置構成を示す断面図である。なお図3では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図3に示すように、この実施の形態2によるDCモータ1bは、図1(実施の形態1)に示した構成において、アースピン17は、一端がステータコア5に圧入されず樹脂層7aに固定されている。そして、回路基板10から突き出したアースピン17の他端位置に対応した、モータブラケット3の内周面の所定位置に、先端がアースピン17の他端と接触できる長さのアースガイド22が突設されている。
この構成では、アースガイド22は、端子部材で構成されるので、モータブラケット3をモータフレーム2に固定すると、アースピン17の他端がアースガイド22を介してモータブラケット3と低インピーダンスで接続される。
そうすると、電源回路14内のスイッチング電源やインバータ回路15内のスイッチング回路の動作時に発生する高周波電流は、フィルタ回路13内のYコンデンサ→アースピン17→アースガイド22→モータブラケット3の経路で流れる。外枠筐体の一部であるモータブラケット3は、組み込む搭載対象機器の筐体に接続されると、当該搭載対象機器を介して大地に接続され、アース処理される。
なお、この実施の形態2では、ステータコア5の配置態様(モータフレーム2の内周面との接触有無)は、実施の形態1と同じでもよく、異なっていてもよい。
このように、実施の形態2によれば、DCモータの外枠筐体内に、ノイズフィルタを含む制御回路の全てを内蔵するとともに、外枠筐体(モータブラケット3)と回路アースとを低インピーダンスの端子部材(アースピン17、アースガイド22)で接続したので、DCモータを搭載対象機器に組み込むだけで、Yコンデンサのアース側(回路アース)とアース(大地)との間を接続するアース処理が搭載対象機器を通して確実に行える。
したがって、実施の形態1と同様に、優れたノイズ低減効果を有する制御回路内蔵型のDCモータが得られる。また、Yコンデンサのアース側(回路アース)とアース(大地)との間を接続するアースリード線は、不要であるから、アースリード線のコスト削減が図れる。
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3によるDCモータの配置構成を示す断面図である。なお図4では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図4に示すように、この実施の形態3によるDCモータ1cは、図1(実施の形態1)に示した構成において、アースピン17は削除され、アース接続ピース24が設けられている。アース接続ピース24は、一端をモータフレーム2のフランジ2aとモータブラケット3のフランジ3aとに狭持させたとき、他端が回路基板10の回路アースに当接する形態に形成されている。
この構成では、アース接続ピース24は、端子部材で構成されるので、アース接続ピース24の他端を回路基板10の回路アースに接触させた状態で、モータブラケット3にモータフレーム2を固定すると、アース接続ピース24を介して、回路基板10の回路アースと外枠筐体とが低インピーダンスで接続される。
そうすると、電源回路14内のスイッチング電源やインバータ回路15内のスイッチング回路の動作時に発生する高周波電流は、フィルタ回路13内のYコンデンサ→アース接続ピース24→外枠筐体の経路で流れる。DCモータ1cの外枠筐体は、組み込む搭載対象機器の筐体に接続されると、当該搭載対象機器を介して大地に接続され、アース処理される。
なお、この実施の形態3では、ステータコア5の配置態様(モータフレーム2の内周面との接触有無)は、実施の形態1と同じでもよく、異なっていてもよい。
このように、実施の形態3によれば、DCモータの外枠筐体内に、ノイズフィルタを含む制御回路の全てを内蔵するとともに、外枠筐体と回路アースとを低インピーダンスの端子部材(アース接続ピース24)で接続したので、DCモータを搭載対象機器に組み込むだけで、Yコンデンサのアース側(回路アース)とアース(大地)との間を接続するアース処理が搭載対象機器を通して確実に行える。
したがって、実施の形態1と同様に、優れたノイズ低減効果を有する制御回路内蔵型のDCモータが得られる。また、Yコンデンサのアース側(回路アース)とアース(大地)との間を接続するアースリード線は、不要であるから、アースリード線のコスト削減が図れる。
実施の形態4.
図5は、本発明の実施の形態4による換気扇の概略外観構成図である。図5において、この実施の形態4による換気扇30は、実施の形態1にて説明したDCモータ1aを搭載している。なお、実施の形態2,3にて説明したDCモータ1b,1cも、それぞれ、図5に示す態様で換気扇30に搭載される。
DCモータ1aは、シャフト8にファン31が取り付けられた状態で、外枠筐体が換気扇ボディ32にネジ33で固定されることで、換気扇30に搭載されている。換気扇ボディ32には、電源接続端子台34とアース接続端子35とが設けられている。
DCモータ1aのAC入力コネクタ11は、電源接続端子台34に接続する。電源接続端子台34は、一方の外部接続端子がスイッチ36を介してAC100Vの交流電源37の一方の電源ラインに接続され、他方の外部接続端子がAC100Vの交流電源37の他方の電源ラインと直接接続されている。すなわち、スイッチ36のオン・オフにより、DCモータ1aへの通電・遮断が行われる。スイッチ36をオンしてDCモータ1aに通電すると、DCモータ1aのシャフト8に接続されたファン31が回転し、室内の換気が行われる。
また、アース端子台35は、アース線38により大地に接続するアース処理が施されている。換気扇ボディ32は、金属製である場合と金属製でない場合とがある。金属製でない場合は、ネジ33の締結箇所とアース端子台35の配置箇所との間は金属プレートで接続されている。すなわち、DCモータ1aを換気扇ボディ32にネジ止め固定すると、DCモータ1aの外枠筐体は、換気扇ボディ32を通して自動的にアース処理される構成である。
したがって、スイッチ36をオンしてDCモータ1aに通電し、室内の換気を行っている過程で、電源回路14内のスイッチング電源やインバータ回路15内のスイッチング回路の動作時に発生する高周波電流は、DCモータ1aの外枠筐体→換気扇ボディ32のアース接続端子35→アース線38→アース(大地)の経路で流れる。
このように、実施の形態4によれば、換気扇ボディ(換気扇の筐体)をアース処理した構成としたので、実施の形態1〜3のいずれかに示したDCモータを換気扇に搭載するだけで、自動的に回路基板10の回路アースをアース(大地)に接続するアース処理が行われる。これによって、DCモータは、安定したフィルタ特性を確保できるように搭載されるので、DCモータを雑音の少ない状態で運転することができる。
そして、搭載したDCモータの回路アースとアース(大地)間の接続にアースリード線を使用しないので、アースリード線のコスト削減が図れる。また、換気扇の機種毎にアースリード線の長さや引き回しを変更する必要がないので、標準化も容易に行うことができ、低コスト化が可能になる。
なお、実施の形態1〜4では、DCモータは、シャフトをモータフレーム側から出した片軸モータを示したが、この実施の形態で説明した内容は、シャフトをモータフレーム側とモータブラケット側との両側から出した両軸モータにも同様に適用することができることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかるDCモータは、ノイズフィルタを含む制御回路の全てを内蔵させた外枠筐体を搭載対象機器に固定しただけで、Yコンデンサのアース側を低インピーダンスに保持して確実にアース処理が行える制御回路内蔵型のDCモータとして有用である。
また、本発明にかかる換気扇は、上記発明のDCモータを安定したフィルタ特性を確保できるように搭載し、DCモータの低雑音化と並行して標準化による低コスト化が図れる換気扇として有用である。
1a,1b,1c DCモータ
2 モータフレーム
3 モータブラケット
5 ステータコア
5a コアバック
5b 鉄心
5c ステータ巻線
6 ロータ
8 シャフト
10 回路基板
11 AC入力コネクタ
12 コネクタ部
13 フィルタ回路
14 電源回路
14a 整流回路
14b 平滑用コンデンサ
14c スイッチング電源
15 インバータ回路
15a 駆動回路
15b スイッチング回路
16 コイルピン
17 アースピン
18 磁極位置センサ
22 アースガイド
24 アース接続ピース
30 換気扇
31 ファン
32 換気扇ボディ
34 電源端子台
35 アース接続端子
Cx Xコンデンサ
Cy1,Cy2 Yコンデンサ
L コモンモードチョークコイル

Claims (5)

  1. ステータおよびロータを含むモータ部分を収納する有底円筒状のモータフレームと、前記モータフレームの開口端を塞ぐモータブラケットとで構成される外枠筐体の内部に、
    ノイズフィルタで構成されるフィルタ回路と、前記フィルタ回路を介して入力される交流電源を直流電源に変換する電源回路と、前記電源回路が出力する直流電圧をPWM駆動信号に基づきスイッチングして前記ステータのステータ巻線に印加するモータ駆動電圧を出力するインバータ回路とを備える制御回路を搭載した回路基板が固定配置されたDCモータであって、
    前記ノイズフィルタのYコンデンサのアース側が接続される前記回路基板の回路アースと前記外枠筐体とを低インピーダンスで接続する構成
    を備えたことを特徴とするDCモータ。
  2. 前記低インピーダンスで接続する構成は、
    前記ステータのステータコアが外周面を前記モータフレームの内周面と密着して配置され、前記回路アースと前記ステータコアとが端子部材により接続された構成である
    ことを特徴とする請求項1に記載のDCモータ。
  3. 前記低インピーダンスで接続する構成は、
    前記モータブラケットの内周面に第1の端子部材が突設され、前記回路基板に前記回路アースが接続された状態で第2の端子部材が立設され、前記モータブラケットを前記モータフレームの開口端に固定したとき、前記第1および第2の端子部材の各先端が当接して電気的に接続される構成である
    ことを特徴とする請求項1に記載のDCモータ。
  4. 前記低インピーダンスで接続する構成は、
    一端を前記モータフレームと前記モータブラケットとの間に狭持させたとき、他端が前記回路アースに当接する端子部材により構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のDCモータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載のDCモータが搭載される換気扇であって、
    前記DCモータの外枠筐体は、大地に接続するアース処理がなされた換気扇筐体に固定されている
    ことを特徴とする換気扇。
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