JP2529174Y2 - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

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JP2529174Y2
JP2529174Y2 JP1990011625U JP1162590U JP2529174Y2 JP 2529174 Y2 JP2529174 Y2 JP 2529174Y2 JP 1990011625 U JP1990011625 U JP 1990011625U JP 1162590 U JP1162590 U JP 1162590U JP 2529174 Y2 JP2529174 Y2 JP 2529174Y2
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守 持田
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ネミック・ラムダ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はノイズフィルタに関する。
[従来の技術] 一般にスイッチング電源はその効率の良さから各種電
子機器の電源として使用されるが、基本的にノイズを伴
うことからノイズ対策としてノイズフィルタの使用が不
可欠である。このノイズフィルタは回路基板にセラミッ
クコンデンサ、コイル、抵抗等の各種電子部品を実装し
てユニット化し、そのノイズフィルタユニットをケース
内に密閉状態で収納している。
[考案が解決しようとする課題] ところで近年、ノイズフィルタは市場ニーズによって
より小型化に向う傾向にあり、このようなノイズフィル
タの小型化を図るため、回路基板には電子部品を高密度
で実装し、かつその電子部品も小型なものを実装するも
のであるが、発熱部品、特にコイルにおいては小型化す
るために細い巻線が使用され、その巻数も多くなること
から必然的にその発熱量も多くなり、温度上昇を招くも
のである。一方、ケースは密閉構造となっており、発熱
部品の放熱で内蔵する電子部品の寿命を縮める等の悪影
響を及ぼすことから熱対策として従来はケース自体に放
熱効果を持たせるように大型のケースが使用され、この
種のノイズフィルタ小型化の妨げとなっていた。
こうした問題点に対処するために、実開昭63-61187号
公報には、ノイズフィルタユニットたるフィルタ素子を
収納するケース本体の下面側に、金属板からなる底板部
を一体的に設けることで、フィルタ素子からの熱を放散
させるものが開示されている。
しかし、このような構造のものでは、外部との電気的
接続を行なう外部接続用端子が、ケースの外方に形成し
た取付孔と同方向に突出して設けられているため、特に
取付孔の上部に端子があると、取付孔を利用して放熱器
を螺子止めする際に、端子が邪魔になって取付けにくく
なる。また、取付孔の周囲には、底板部の延長面上に形
成された金属製の取付片があるので、端子に電気的な接
続を行なう際に、誤って端子の通電部と取付片が接触す
る危険性もある。
一方、こうした放熱体の取付けの難しさと、外部接続
用端子との短絡事故を回避するために、実開平1-115322
号公報には、蓋板の上面から先端が突出する板状の外部
接続用端子を、絶縁性円筒ケースの高さ方向に複数立設
したノイズフィルタの構造が開示されている。
しかし、ここに開示されるノイズフィルタは、電子部
品であるチョークコイルをケースたる絶縁性円筒ケース
内に収納した状態では、チョークコイルの外側面が絶縁
性円筒ケースの内側面に直接対向し、その間に放熱部材
が介在していないので、特にチョークコイルの側部およ
び底部からの熱が効果的に放散されにくいという問題を
生じる。
そこで本考案は、ケースを小型化しても各種電子部品
の底部および側部を効果的に放熱するとともに、放熱体
の取付けを容易にし、さらに、外部接続用端子との短絡
を防止することが可能なノイズフィルタを提供すること
をその目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、各種電子部品を有するノイズフィルタユニ
ットと、このノイズフィルタユニットを密閉状態で収納
する合成樹脂製のケースと、その幅大面が前記各種電子
部品の外側部近傍に対向するようにして前記ケースの高
さ方向に複数立設され、先端が前記ケースの上面から突
出する板状の外部接続用端子と、前記ケースの下面側に
設けられ該ケースの外方に取付孔を形成した放熱体取付
用のベース板とからなり、連接する前記外部接続用端子
間の隙間を該外部接続用端子の横幅よりも狭く形成した
ものである。
[作用] 本考案のノイズフィルタは、外部接続用端子の先端が
ケースの上面から突出して設けられているため、ケース
の外方に位置して放熱体取付用のベース板に形成した取
付孔を利用して放熱体を螺子止めする際に、端子が邪魔
になることはない。さらに、取付孔の周囲にあるベース
板と端子との接触を回避することができ、また、ケース
は合成樹脂からなるため、誤って端子とケースが接触し
ても、短絡による不具合は発生しない。加えて、板状を
なす外部接続用端子の幅大面を、ケース内の各種電子部
品の外側部近傍に対向させるとともに、この外部接続用
端子をケースの高さ方向に複数立設して、その先端をケ
ースの上面から突出させることによって、各種電子部品
の外側部からの熱を、外部接続用端子の幅大面に伝導さ
せて、ケースの上面に突出する外部接続用端子の先端か
ら外部に放散させることができる。また、隣接する外部
接続用端子間の隙間を、外部接続用端子の幅大面の横幅
よりも狭く形成して、できる限り各種電子部品の外側部
に対向する外部接続用端子の側部面積を広く確保するこ
とで、各種電子部品の底部のみならず、電子部品の側部
からの熱を各外部接続用端子により効果的に外部に放散
させることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し、同図
において、1は回路基板であり、この回路基板1にはフ
ィルムコンデンサやセラミックコンデンサ、コイル、抵
抗といった各種電子部品2を実装してノイズフィルタユ
ニット3を構成し、また、回路基板1には複数の外部接
続用端子4が半田付けにより電気的に接続されている。
5はノイズフィルタユニット3の下方に配設する例え
ばアルミニウム等の熱伝導率の良好な材料から成るベー
ス板であり、このベース板5と前記ノイズフィルタユニ
ット3とを絶縁性合成樹脂モールドから成るケース6に
よって一体的に結合すると共に、前記端子4の先端をケ
ース6の上面から突出させてノイズフィルタユニット3
がケース6内に一体的にモールドされている。また、ベ
ース板5にはケース6の外方に位置して一対の取付孔7
が設けられており、その取付孔7を介してベース板5に
各種の放熱体が取付可能となっている。
板状の前記端子4は、その幅大面4Aが各種電子部品2
の外側部近傍に対向するようにして、ケース6の高さ方
向に複数立設される。また、第1図からも明らかなよう
に、隣接する端子4,4間の隙間L1を、この端子4の幅大
面4Aの横幅L2よりも狭く形成している。
以上のように構成される本考案は、第3図で示すよう
に取付孔7を介してねじ8によってベース板5に例えば
放熱フィン9を取り付けることにより、その放熱フィン
9を介してケース6内にモールドされたコイル等の発熱
部品からの熱が放熱され、これにより、前記ケース6を
小型化したとしても電子部品2の熱による劣化を良好に
防止して優れた放熱作用が得られる。従ってノイズフィ
ルタ自体が小型化され、また、ベース板5に取り付ける
放熱体の、形状は自由に設定可能となり、顧客のニーズ
に応じて種々の形状で各種電気機器等に取付けることが
できる。
この場合、端子4の先端がケース6の上面から突出し
て設けられているため、ケース6の外方に位置してベー
ス板5に形成した取付孔7を利用して放熱フィン9を螺
子止めする際に、端子4が邪魔になることはない。さら
に、取付孔7の周囲にあるベース板5と端子4との接触
を回避することができ、また、ケース6は合成樹脂から
なるため、誤って端子4とケース6が接触しても、短絡
による不具合は発生しない。加えて、板状をなす端子4
の幅大面4Aを、ケース6内の電子部品2の外側部近傍に
対向させるとともに、この端子4をケース6の高さ方向
に複数立設して、その先端をケース6の上面から突出さ
せることによって、電子部品2の外側部からの熱を、端
子4の幅大面4Aに伝導させて、ケース6の上面に突出す
る端子4の先端から外部に放散させることができる。ま
た、隣接する端子4間の隙間を、端子4の幅大面4Aの横
幅L2よりも狭く形成して、できる限り電子部品2の外側
部に対向する端子4の幅大面4Aの面積を広く確保するこ
とで、電子部品2の底部のみならず、電子部品2の側部
からの熱を各端子4により効果的に外部に放散させるこ
とも可能となる。
第4図は本考案の第2実施例を示し、上記第1実施例
と同一部分には同一符号を用い、その詳細を省略して説
明する。上記第1実施例では回路基板1に各種電子部品
2を実装したものを示したがこの例ではベース板5の上
面に絶縁層10を形成し、その絶縁層10上に形成する導電
パターン(図示しない)に直接電子部品2を接続するこ
とによって回路基板1を省略している。そして、上記第
1実施例と同様にベース板5の下面側に放熱フィン9を
取り付け、かつ、電子部品2の外側部に端子4の幅大面
4Aを対向させて、ケース6の高さ方向に複数立設するこ
とによって、優れた放熱効果を得ることができ、加え
て、この例では回路基板1を省略することによってより
小型なノイズフィルタを提供することができる。また、
端子4の先端をケース6の上面から突出させることによ
り、放熱フィン9の取付けを容易にし、さらに、端子4
との短絡を防止することができる。
尚、本考案は前記実施例に限らず本考案の要旨の範囲
内で種々の変形実施が可能であり、例えばベース板の形
状、材質等は適宜選定すればよい。
[考案の効果] 本考案は、各種電子部品を有するノイズフィルタユニ
ットと、このノイズフィルタユニットを密閉状態で収納
する合成樹脂製のケースと、その幅大面が前記各種電子
部品の外側部近傍に対向するようにして前記ケースの高
さ方向に複数立設され、先端が前記ケースの上面から突
出する板状の外部接続用端子と、前記ケースの下面側に
設けられ該ケースの外方に取付孔を形成した放熱体取付
用のベース体とからなり、隣接する前記外部接続用端子
間の隙間を該外部接続用端子の横幅よりも狭く形成した
ものであり、ケースを小型化しても各種電子部品の底部
および側部を効果的に放熱するとともに、放熱体の取付
けを容易にし、さらに、外部接続用端子との短絡を防止
することが可能なノイズフィルタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は斜視図、第2図は断面図、第3図は使用状態を示す正
面図、第4図は本考案の第2実施例を示す断面図であ
る。 3……ノイズフィルタユニット 4……外部接続用端子 4A……幅大面 5……ベース板 6……ケース 7……取付孔 9……放熱フィン(放熱体) L1……隙間 L2……横幅

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種電子部品を有するノイズフィルタユニ
    ットと、このノイズフィルタユニットを密閉状態で収納
    する合成樹脂製のケースと、その幅大面が前記各種電子
    部品の外側部近傍に対向するようにして前記ケースの高
    さ方向に複数立設され、先端が前記ケースの上面から突
    出する板状の外部接続用端子と、前記ケースの下面側に
    設けられ該ケースの外方に取付孔を形成した放熱体取付
    用のベース板とからなり、隣接する前記外部接続用端子
    間の隙間を該外部接続用端子の前記幅大面の横幅よりも
    狭く形成したことを特徴とするノイズフィルタ。
JP1990011625U 1990-02-08 1990-02-08 ノイズフィルタ Expired - Lifetime JP2529174Y2 (ja)

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