JP2575953Y2 - 半導体部品取付構造 - Google Patents

半導体部品取付構造

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JP2575953Y2
JP2575953Y2 JP1992063611U JP6361192U JP2575953Y2 JP 2575953 Y2 JP2575953 Y2 JP 2575953Y2 JP 1992063611 U JP1992063611 U JP 1992063611U JP 6361192 U JP6361192 U JP 6361192U JP 2575953 Y2 JP2575953 Y2 JP 2575953Y2
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semiconductor component
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plate
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博 竹村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば電源部等に用い
られるパワー素子等の発熱素子である半導体部品を放熱
板に取り付ける半導体部品取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば電源部等に用いられるパワー素子
等の発熱素子である半導体部品を放熱板に取り付ける半
導体部品取付構造として、従来、実開平3−77453
号公報に記載されているものがある。図4及び図5はか
かる従来の実開平3−77453号公報に記載された半
導体部品取付構造を示し、側面に面状電極4を露出させ
たタイプの半導体部品2から発する熱を、導電材からな
る取付板10を介して放熱板電極1に放熱させるもので
ある。
【0003】すなわち、図4及び図5に示すように、半
導体部品2にはねじ6が挿通される孔8が穿設されてお
り、この孔8の周縁部を除いて半導体部品の背面に面状
電極4が形成されている。そして、面状電極4の他の部
分の半導体部品2の全面には樹脂モールド部3が形成さ
れている。また、半導体部品2の下面からは外部接続用
端子5が垂設されている。また、半導体部品2の面状電
極4と放熱板電極1との間に介装される金属の取付板1
0は、面状電極4より小さく形成されていて、面状電極
4が樹脂モールド部3より凹状に形成されていても、取
付板10を面状電極4に確実に接触させるようにしてい
る。
【0004】そして、半導体部品2の取り付けにおいて
は、放熱板電極1に導電材からなる取付板10を接触さ
せ、この取付板10に半導体部品2の面状電極4を接触
させた状態でねじ6をワッシャ7を介して半導体部品2
の孔8と取付板10の孔11に挿通し、且つ放熱板電極
1のねじ孔9に螺着して三者を一体的に固定している。
このように従来例では、放熱板電極1と半導体部品2の
面状電極4との間に面状電極4より小さな導電性の取付
板10を介装しているため、製造上のバラツキによって
面状電極4が樹脂モールド部3より凹状に形成されてい
たとしても、面状電極4と放熱板電極1とは取付板10
によって確実に導通し安定した導通状態を得ることがで
きるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところがかかる従来例
においては、以下に示すような問題点を有している。す
なわち、実開平3−77453号公報に記載されている
従来例は、半導体部品2の背面に形成した面状電極4か
らの熱を放熱板電極1へ放熱させるものであるから、こ
の面状電極4が樹脂モールド部3より凹んで形成された
場合に放熱されないのを防止すべく、取付板10の大き
さを単に面状電極4より小さく形成しているものであ
る。従って、取付板10の趣旨は単に面状電極4からの
熱を放熱板電極1へ放熱させることのみであり、そのた
め、かかる取付板10の厚みが全く考慮されていない。
【0006】すなわち、取付板10はその厚みが薄く形
成されており、該取付板10を介して半導体部品2を放
熱板電極1に取り付けた際には、図4に示すように、リ
ード端子である半導体部品2の外部接続用端子5と放熱
板電極1との間の距離が狭くなり、絶縁性の点で問題が
あり、安全距離がとれないという問題があった。また、
上記取付板10を面状電極4より小さく形成しているた
めに、半導体部品2から発する熱を放熱板電極1へ効率
よく放熱できないという問題があった。
【0007】図6は他の従来例を示し、この従来例にお
ける半導体部品2は先の従来例とは異なり取付面に面状
電極を有さずに、全面が樹脂モールドされているタイプ
のものである。従って、この場合、半導体部品2は、先
の従来例のように取付板を介さずに、ねじ6により放熱
板電極1に直接固着されるものである。そのため、半導
体部品2の端子5と放熱板電極1との間の距離が小さく
なり、絶縁距離がとれず、安全性に欠けるという問題が
あった。
【0008】本考案は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、半導体部品のリード端子と放熱板との間の距離
を充分確保すると共に、半導体部品の放熱を損なわない
ことを目的とした半導体部品取付構造を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、放熱板と、こ
の放熱板の一面に取り付けられ該放熱板の取付面と略平
行にリード端子が下面より延出され全面にわたって樹脂
モールドされた半導体部品とを備え、リード端子が前記
放熱板に対し離隔する厚みを有し、下面が半導体部品の
下面より上方に位置する金属製の取付板を上記半導体部
品と放熱板との間に介装するとともに、上記取付板の放
熱面の大きさを半導体部品の放熱面と略同程度の大きさ
に形成したものである。
【0010】
【作用】本考案によれば、半導体部品と放熱板との間に
介装した取付板の厚みを所定以上の厚みとすることで、
半導体部品のリード端子と放熱板との間の距離を充分確
保することができ、絶縁上の安全性を確保でき、そのた
め、リード端子と放熱板との間に例えば絶縁板なども不
要となる。また、取付板の下面を半導体部品の下面より
上方に位置させていることで、半導体部品のリード端子
と取付板自体の距離も充分確保できて、絶縁上の安全性
を確保することができる。しかも、上記取付板の放熱面
の大きさを半導体部品の放熱面と略同程度の大きさに形
成していることで、半導体部品と放熱板との間に絶縁距
離を確保すべく取付板を介装していても、従来のように
半導体部品から放熱板への放熱の効率を殆ど損なうこと
もない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1〜図3において、例えば電源部等で使用され
るパワー素子などの半導体部品21は矩形状に形成さ
れ、全面を樹脂モールドすることにより半導体部品21
の外面に樹脂モールド部22が形成されている。また、
この半導体部品21の下面からは外部接続用のリード端
子23が3本垂下されている。半導体部品21の上部に
は厚み方向にねじ25が挿通される孔24が穿孔されて
いる。
【0012】放熱板27は例えばアルミ板等の金属製で
形成されており、その取付面には上記ねじ25が螺着さ
れるねじ穴28が螺刻してある。上記半導体部品21と
放熱板27との間に介装される取付板29は例えばアル
ミ板等の金属製で形成されており、上部には上記ねじ2
5が挿通される穴30が穿設されている。この取付板2
9の前後面の大きさは、半導体部品21の放熱面となる
背面の大きさと同程度に形成してある。そして、図1に
示すように、半導体部品21を放熱板27に取付板29
を介して取り付けた場合には、放熱板27と半導体部品
21のリード端子23との距離(図1中のイ)を絶縁安
全上の点から充分な距離となるような厚みを取付板29
に持たせている。
【0013】また、半導体部品21のリード端子23の
基部と金属製の取付板29の下面との距離(図1中の
ロ)を充分に確保すべく取付板29を介装した際には、
該取付板29の下面の位置を、半導体部品21の下面の
位置より所定寸法以上となるように設定している。この
ように取付板29の下面の位置を半導体部品21の下面
に位置を上方になるように設定しているため、図2に示
すように、取付板29の上下方向の寸法が半導体部品2
1の寸法より短くなるために取付板29の横幅の寸法を
半導体部品21の横幅の寸法より大きくしている。これ
により、半導体部品21の放熱面の大きさと、取付板2
9の放熱板27への放熱面(接触面)とを略同程度とし
て、半導体部品21から発する放熱板27への放熱効率
の低下を防いでいる。
【0014】次に、半導体部品21の放熱板27への取
り付け方法について説明する。図1及び図3に示すよう
に、ワッシャ26を介したねじ25を、半導体部品21
の孔24と取付板29の孔30に挿通し、ねじ25を放
熱板27のねじ穴28に螺着する。これにより半導体部
品21は取付板29を介して放熱板27に取り付けられ
ることになる。
【0015】尚、上記の半導体部品21を電源部に使用
される場合として説明したが、本考案を電源部の単体の
半導体素子や、レギュレータ等のICに適用できるのは
勿論、半導体を放熱させる場合であれば電源部に限ら
ず、どのような電子回路等に適用できるものである。ま
た、上記の実施例では半導体部品21が1個の場合につ
いて説明したが、複数の半導体部品21を1つの放熱板
27に並設して取り付ける場合には、取付板29の横方
向の長さを適宜長くして、取付板29を1個の部品とし
て半導体部品21と放熱板27との間に介装する構成と
しても良い。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、放熱板と、この放熱板
の一面に取り付けられ該放熱板の取付面と略平行にリー
ド端子が下面より延出され全面にわたって樹脂モールド
された半導体部品とを備え、リード端子が前記放熱板に
対し離隔する厚みを有し、下面が半導体部品の下面より
上方に位置する金属製の取付板を上記半導体部品と放熱
板との間に介装するとともに、上記取付板の放熱面の大
きさを半導体部品の放熱面と略同程度の大きさに形成し
たことにより、半導体部品と放熱板との間に介装した取
付板の厚みを所定以上の厚みとすることで、半導体部品
のリード端子と放熱板との間の距離を充分確保すること
ができ、絶縁上の安全性を確保でき、そのため、リード
端子と放熱板との間に例えば絶縁板なども不要となる。
また、取付板の下面を半導体部品の下面より上方に位置
させていることで、半導体部品のリード端子と取付板自
体の距離も充分確保できて、絶縁上の安全性を確保する
ことができる。しかも、上記取付板の放熱面の大きさを
半導体部品の放熱面と略同程度の大きさに形成している
ことで、半導体部品と放熱板との間に絶縁距離を確保す
べく取付板を介装していても、従来のように半導体部品
から放熱板への放熱の効率を殆ど損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の半導体部品を取付板を介して
放熱板に取り付けた状態を示す断面図である。
【図2】本考案の実施例の取付板側から見た図である。
【図3】本考案の実施例の全体の分解斜視図である。
【図4】従来例の半導体部品を取付板を介して放熱板に
取り付けた状態を示す断面図である。
【図5】従来例の分解斜視図である。
【図6】他の従来例の半導体部品を放熱板に直接取り付
けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
21 半導体部品 22 樹脂モールド部 23 リード端子 25 ねじ 27 放熱板 29 取付板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱板と、この放熱板の一面に取り付け
    られ該放熱板の取付面と略平行にリード端子が下面より
    延出され全面にわたって樹脂モールドされた半導体部品
    とを備え、リード端子が前記放熱板に対し離隔する厚み
    を有し、下面が半導体部品の下面より上方に位置する金
    属製の取付板を上記半導体部品と放熱板との間に介装す
    るとともに、上記取付板の放熱面の大きさを半導体部品
    の放熱面と略同程度の大きさに形成したことを特徴とす
    る半導体部品取付構造。
JP1992063611U 1992-08-18 1992-08-18 半導体部品取付構造 Expired - Lifetime JP2575953Y2 (ja)

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JPH0621253U JPH0621253U (ja) 1994-03-18
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