JP2001119182A - ヒートシンク固定構造 - Google Patents

ヒートシンク固定構造

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JP2001119182A
JP2001119182A JP29675499A JP29675499A JP2001119182A JP 2001119182 A JP2001119182 A JP 2001119182A JP 29675499 A JP29675499 A JP 29675499A JP 29675499 A JP29675499 A JP 29675499A JP 2001119182 A JP2001119182 A JP 2001119182A
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fixing
fixing structure
wiring board
holder
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Yuichi Yoshida
裕一 吉田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73253Bump and layer connectors

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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品の実装上の制限を少なくしたヒート
シンク固定構造を提供することにある。 【解決手段】 配線基板上に実装された電子部品から発
生する熱を拡散するヒートシンクを固定するヒートシン
ク固定構造であって、前記配線基板上に形成した固定部
と、前記電子部品の上に搭載したヒートシンクを上から
弾持するヒートシンク押さえを備えたので、電子部品の
実装上の制限を最小限にする事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は半導体装置からの発熱に
よる温度を下げるヒートシンクに関し、特に、ヒートシ
ンクを固定するためのヒートシンク固定構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、BGA(Ball Grid Array)、
QFP(Quad Flat Package )等の半導体装置におい
て、ヒートシンク等の放熱装置を取り付ける必要がある
場合には、半導体装置の上面にアルミニウム等の軽量で
熱伝導性に優れたヒートシンクを熱伝導性に優れた樹脂
材料等で直接接着する構造や、修理が必要な場合には接
着せずに熱伝導シート等をヒートシンクと半導体装置の
間に挟むこむようにして固定する構造が用いられてい
る。電話交換機や大型コンピュータ等の装置では半導体
装置を実装した配線基板を縦にして取り付けることもあ
り、ヒートシンクを半導体装置に直接接着する構造で
は、ヒートシンクの重さによって半導体装置と配線基板
の接続部に過剰な負荷がかかることもある。この場合、
長期間そのままの状態で使用すると、半導体装置と配線
基板との接続部が破損して接続不良が発生するおそれが
あった。そのため、配線基板を縦にして使用する場合
や、半導体装置の修理のためにヒートシンクを取り外せ
るようにする場合には、図18の従来図に示すようにヒ
ートシンク12を半導体装置1に直接接着せずに配線基
板2に固定する構造が用いられていた。図18では配線
基板2上にBGAタイプの半導体装置1がはんだボール
3を用いて実装されており、その半導体装置1のはんだ
ボール3と反対面には熱伝導材4を挟むようにヒートシ
ンク12が固定される。このヒートシンク12の固定は
ヒートシンク押さえ6を配線基板2を貫通するように設
けた穴2aに差し込んで行うようになっている。この
際、ヒートシンク押さえ6は板バネのようになりヒート
シンク12を熱伝導材4の方向に押さえつけて固定す
る。
【0003】また、実開平7−3186号には、電子部
品をプリント板に固定する構造が開示されている。しか
し、ここに開示された技術は、ヒートシンクに穴を明け
てネジ40で枠20を介してプリント板に固定するもの
である。したがって、ヒートシンクに穴を明ける事は、
ヒートシンクの加工工程が必要であるために製造コスト
が高くなると云う欠点が存在する。また、ここに開示さ
れた技術は、電子部品をプリント板に固定する構造に関
するものであるが、本願発明は、配線基板上に既に実装
され固定されている半導体装置或いは、電子部品にヒー
トシンクを固定する構造に関するものである。
【0004】また、特開平4−287349号では、集
積回路パッケージに関するものであり、ヒートシンクの
側面に取り付けられたフックを、集積回路パッケージを
構成するセラミック基板に設けられた止め具にかける事
によりセラミック基板とヒートシンクとを固定する構造
が開示されている。ここで、ヒートシンクが集積回路パ
ッケージに固定される事になるため、例えば上記公報の
図1に示すように集積回路パッケージを配線基板に実装
した場合で、配線基板を水平以外の方向(例えば垂直方
向等)で使用するときには、ヒートシンクの重さを集積
回路パッケージのリードが支えることになる。特に、配
線基板を垂直方向、或いは集積回路パッケージが配線基
板の下になるようにして、使用する場合には、ヒートシ
ンクの重さによる力がリードフレームを引き剥がす方向
に働くため、リードフレーム接続部が破断して接続不良
が発生する可能性が高い。また、ここに開示された例で
は、ヒートシンクにフックを取り付けなければならず、
ヒートシンクのコストが高くなってしまう欠点が存在し
た。
【0005】また、特開平9−229026号は、IC
ソケット等にヒートシンクを取付金具で固定する構造が
開示されている。しかし、ここに開示されたヒートシン
クの固定構造は、1本の線材を折り曲げて取付金具と
し、ヒートシンクの端部に受け部を形成し、ヒートシン
ク自体の形状を特殊な構造としている。このため、製造
コストが高くなると云う問題が存在した。また、取付金
具の形状が複雑になり、コストが高騰すると云う欠点が
存在した。
【0006】また、特許第2861981号では、配線
基板に熱伝導路を貫通させ、半導体装置を実装した側面
と反対側面に設けた放熱装置を通じて発生した熱を発散
させる構造が開示されている。しかし、この構造では、
配線基板に熱伝導路を貫通させなければならず、配線基
板の実装密度を向上させる事ができない。また、配線基
板の裏面に電子部品を実装する事もできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記のヒートシ
ンク固定構造では、以下のような問題点を有していた。
第1の問題点は、図18に示す構造では配線基板を貫通
する穴をあける必要があるため、配線基板2の表層、内
層ともに穴の部分を避けて配線形成をしなければならな
いという配線形成上の制約、穴を避けて部品実装を行わ
なければならないという部品実装上の制約が生まれてい
た。つまり、ヒートシンクを固定するための穴2aがあ
るために、配線密度、実装密度を低くせざるを得ないと
いう問題が発生していた。
【0008】そこで本発明の目的は、上記した従来の欠
点を改良するべく、配線基板を貫通する穴を設ける事な
くヒートシンクを固定する事のできるヒートシンク固定
構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、基本的に以下に記載されたような構成を採用
するものである。すなわち本発明に係るヒートシンク固
定構造は、配線基板上に実装された電子部品から発生す
る熱を拡散、放熱するためのヒートシンクを固定するヒ
ートシンク固定構造であって、前記配線基板上に形成し
た固定部と、前記電子部品の上に搭載したヒートシンク
を上から弾持するヒートシンク押さえを備えたことを特
徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のヒートシンク固定構造
は、上記した様な従来技術に於ける問題点を解決する
為、配線基板上に実装された電子部品から発生する熱を
拡散、放熱するためのヒートシンクを固定するヒートシ
ンク固定構造であって、前記配線基板上に形成した固定
部と前記電子部品の上に搭載したヒートシンクを上から
弾持するヒートシンク押さえとを備えたので、配線密度
及び実装密度を向上することが出来る。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係るヒートシンク固定構造
の一具体例の構成を図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1は、本発明に係るヒートシンク固定構造の第1
の実施例を示す断面図である。ここで、ヒートシンク固
定構造は、配線基板10上に実装された電子部品11か
ら発生する熱を拡散、放熱するためのヒートシンク12
を固定するヒートシンク固定構造であって、配線基板1
0上に形成した固定部13と、前記電子部品11の上に
搭載したヒートシンク12を熱伝導材14を介して上か
ら弾持するヒートシンク押さえ15とを備えている。
【0012】図1に示すように、本発明のヒートシンク
固定構造では、配線基板10の表面にヒートシンク押さ
え15の端部を固定するための固定部13が取り付けら
れている。また、電子部品11からの熱を効率良くヒー
トシンク12に伝えるために熱伝導材14がヒートシン
ク12と電子部品11との間に挟まれており、ヒートシ
ンク12は上面側からヒートシンク押さえ15を弾持固
定されている。また、前記ヒートシンク押さえ15は、
ヒートシンク12の平行溝12a間に挿入されるように
構成されている。更に、前記ヒートシンク12は、溝状
のフィン又は、複数の独立した突起18aから構成され
てもよい。ヒートシンク押さえ15を固定部13に固定
する際には、ヒートシンク12が熱伝導材14に押し付
けられて固定されるようにヒートシンク押さえ15の形
状、固定部13の配置が決められている。この構造の場
合、ヒートシンク押さえ15が配線基板10の表面に取
り付けられた固定部13に取り付けられるため、配線基
板10にヒートシンク押さえ15固定用の穴をあける必
要がない。
【0013】図2は同ヒートシンク固定構造に使用する
ヒートシンク押さえ15の第1の実施例を示す斜視図で
ある。ここで、ヒートシンク押さえ15は、薄板状の弾
性体から形成されており、鈍角に曲がった脚部分15a
を有している。また、脚部分15aの先端である脚端部
15bは、再度水平になっている。ヒートシンク押さえ
15は、横から見ると中心点Oの左右に対称に形成され
ている。また、ヒートシンク押さえ15は図6に示すよ
うに棒状に形成してもよい。
【0014】そのため、配線基板10の配線は固定部1
3を取り付ける部分を避ける以外は配線設計上の制約を
受けないため、配線密度を低下させることなくヒートシ
ンク12を取り付けることが可能となる。また、穴を設
けた場合と異なり配線基板10の固定部13を取り付け
た部分の裏面には電子部品17の実装が可能となるた
め、部品実装上の制約を最小限にすることが可能とな
る。
【0015】図1では、BGA(Ball Grid Array)タ
イプの電子部品11がはんだボール16を用いて配線基
板10に実装されており、電子部品11の上部には電子
部品11からの熱を放熱するためのヒートシンク12が
取り付けられている。また、電子部品11の熱を効率よ
くヒートシンク12に伝えるために熱伝導材14が配置
されており、熱伝導材14は電子部品11とヒートシン
ク12に挟まれるように固定される。ここで、ヒートシ
ンク12の材料としては、例えばアルミニウムや銅等の
金属やカーボン等のような熱伝導性に優れた材料が用い
られる。熱伝導材14の材料としては、例えば銀等の熱
伝導性に優れた金属やアルミナ、窒化ボロン等の熱伝導
性に優れたセラミック材料を含有させて熱伝導率を高め
たシリコーン、ゴム状材料等の柔軟性、弾性を有する材
料や放熱用の液状樹脂等の熱伝導性に優れた材料で構成
される。
【0016】ヒートシンク12の固定には、細い棒状あ
るいは板状の金属等の材料からなるヒートシンク押さえ
15が用いられており、ヒートシンク12を押し付けて
押さえるように、配線基板10に取り付けられた固定部
13に固定されている。固定部13は、図3に示すよう
に基端部13aと、これから鉤状に立ち上がったフック
13bを有しており、ヒートシンク押さえ15の端部を
はめ込んで固定できるように、接着剤、はんだ等を用い
て配線基板10の表面に直接接合される。また、図3に
示した形状以外にもヒートシンク押さえ15の端部をは
め込んで固定できる構造であれば他の形状でも良い。
【0017】以上、電子部品(半導体装置)11がはん
だボールで接続されるBGAタイプの場合について説明
をしたが、本発明における半導体装置はBGA以外のQ
FP(Quad Flat Package)等の半導体装置、あるいは
その他の配線基板表面に実装するタイプの電子部品等で
あってもかまわない。
【0018】次に、以上の様なヒートシンク固定構造を
使用した電子部品(半導体装置)の固定方法について図
4を用いて説明する。図4は表面に電子部品11を、ま
た裏面に電子部品17を実装した配線基板10にヒート
シンク12を取り付ける方法をあらわしている。(実装
される部品等については図では簡略化した。)また、ヒ
ートシンク12を固定するための固定部13は、ヒート
シンク12を取り付ける前にあらかじめ接着、はんだ付
け等の方法で配線基板10に接合されている。特に、は
んだ材料を用いる場合には、配線基板10上に実装する
半導体装置、チップ部品等と一括でリフローすることも
可能である。
【0019】ヒートシンク12を電子部品11に固定す
る場合、電子部品11からの熱を効率よくヒートシンク
12に伝えるために、熱伝導材14を矢印で示すよう
に電子部品11上に配置する。次に熱伝導材14の上に
矢印で示すようにヒートシンク12を配置する。さら
に、ヒートシンク12の上からヒートシンク押さえ15
を矢印の方向から配置して、その上からヒートシンク
12を押さえるようにヒートシンク押さえ15で配線基
板10方向に押圧固定する。このとき、図1に示すよう
に、ヒートシンク押さえ15の脚端部5bを配線基板1
0に取り付けられた固定部13にはめ込むようにして、
ヒートシンク12の固定を行う。また、ヒートシンク押
さえ15を固定部13にはめ込む際には、ヒートシンク
押さえ15を図4に示した矢印方向に反らせるように
弾性変形させて行うと円滑に行う事ができる。
【0020】このとき、ヒートシンク押さえ15は変形
が元に戻ろうとする力を利用してヒートシンク12を押
さえつける。そのため、ヒートシンク押さえ15は、固
定部13にはめ込んだときにヒートシンク12を押さえ
る力が働くように、取り付けを行うヒートシンクごとに
形状を合わせて作成される。
【0021】図5は、本発明のヒートシンク押さえ15
を使用してヒートシンク12を固定する状態を説明する
要部斜視図である。本実施例のヒートシンク12は、複
数の平行溝12aが形成されており、この平行溝12a
にヒートシンク押さえ15を挿通して固定する事が出来
る。
【0022】図7は、本発明に使用される他のヒートシ
ンク形状を示す斜視図である。このヒートシンク18
は、図7に示されるような円柱状または角柱状の突起1
8aが複数本立設されている。このようなヒートシンク
18に対しては、第1の実施例の様なヒートシンク押さ
えを使用する事もできるが、図8に示す様な全体形状を
H字形に構成したヒートシンク押さえ19を使用する事
が出来る。本実施例のヒートシンク押さえ19は、棒状
或いは板状の弾性部材をH字状に構成したものである。
このように構成した場合、ヒートシンク18の横ずれ、
捻れ等を防止する事が出来る為に、より安定した固定が
可能である。
【0023】図9は、本発明に使用されるヒートシンク
押さえの第4の実施例を示す平面図である。ここでは、
ヒートシンク押さえ20は、梯子状に形成されている。
このように構成した場合も、ヒートシンク18の横ず
れ、捻れ等を防止する事が出来る為に、より安定した固
定が可能である。
【0024】図10は、同ヒートシンク固定構造に使用
される固定部21の第2の実施例を示す斜視図である。
本実施例では、固定部21は、長尺状のフック21aを
有しており、このように構成した場合、ヒートシンク押
さえが横から外れ難い。また、複数のヒートシンク押さ
えを固定することも可能である。
【0025】図11は、同ヒートシンク固定構造に使用
される固定部22の第3の実施例を示す斜視図である。
ここでは、固定部22は長尺状のフック22aを有して
おり、且つ両端部に垂下部22bを有している。この垂
下部22bの存在によってヒートシンク押さえの脚部分
が外れ難くなる。
【0026】図12は、同ヒートシンク固定構造に使用
される固定部の第4の実施例を示す斜視図である。ここ
で、固定部23は、丁度ヒートシンク押さえの幅よりや
や大きい幅を有しており、フックの端に垂下部23aを
有している。
【0027】このように構成した場合、固定部23の配
線基板10上に占める面積が小さく、配線密度、実装密
度を高める事ができる。
【0028】図13は、本発明のヒートシンク固定構造
の第2の実施例を示す断面図である。ここでは、配線基
板10上に電子部品(半導体装置)11が実装されてお
り、その上に熱伝導材14を挟むようにヒートシンク1
2がヒートシンク押さえ15を用いて固定されている。
ここで、ヒートシンク押さえ15の先端には、ねじ24
を通して固定するための穴が設けられており、配線基板
10の表面にはねじ穴を有する固定部25が接着剤等を
用いて接合されている。また、固定部25にねじ穴25
aが形成されており、ヒートシンク押さえ15と固定部
25をねじ24で固定することで、ヒートシンク12を
電子部品11上に取り付ける。この構造の場合、ヒート
シンク押さえ15をねじ24を用いて固定するため、確
実に固定できるという利点もある。
【0029】図14は、同ヒートシンク固定構造の第3
の実施例を示す断面図である。第1の実施例同様にヒー
トシンク押さえ15を用いてヒートシンク12を押さえ
て固定する。ただし、第3の実施例においては、ヒート
シンク押さえ15を固定するための固定部26は配線基
板10の表面には接合されておらず、図15及び図16
に示すように配線基板10の外周部に接着、ねじ止め、
はめ込み等の方法により固定され、配線基板10上に係
止フック26a、27a、28aが所定の距離を有して
跨る構造となっている。この構造の場合、係止フック2
6a、27a、28aが配線基板10の表面から離れて
いるため、図14に示すように、ヒートシンク押さえ1
5を固定した係止フック26aの下の部分にも他の部品
17等を実装することが可能となり、ヒートシンク12
を固定することによって、配線基板10の実装密度が低
下することはない。図17は、固定部27を平行に配置
し、両端部で配線基板10に固定している。図18に示
す例では、平行な固定部を相互に腕28bで結合し、強
度を増している。
【0030】図17は、本発明のヒートシンク固定構造
に使用される固定部の第7の実施例を示す斜視図であ
る。本実施例では、第1の実施例において説明したヒー
トシンク押さえをはめ込んで使用する固定部29を、図
に示すように電子部品11の周囲を囲む構造としてい
る。この場合も固定部29は配線基板10の電子部品1
1が実装される部分の周囲に接着等の方法によりあらか
じめ接合される。この構造ではヒートシンク押さえ15
を取り付ける方向に制限がないため、風向きに対して方
向性のあるヒートシンクを取り付ける場合にも容易に対
応ができる。例えば、後から風の方向が変更になった場
合に、容易にヒートシンクの取り付け方向を変更して対
応する事が出来る。
【0031】尚、本発明は以上の実施例に限ることなく
本発明の技術思想に基づいて種々の設計変更が可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】第一の効果は、配線密度及び実装密度を
向上することが出来る事である。その理由は、配置基板
の表層及び内層に穴を開ける必要がないからである。ま
た、穴が配線基板上に無いので、ヒートシンクの固定部
を取り付けた側の裏面にも電子部品を実装する事が出来
る。
【0033】第二の効果は、配線基板の外側部分にヒー
トシンクの固定部を取り付ける構造の場合、ヒートシン
クを固定する部材の下側にある配線基板表面にも電子部
品を搭載が可能となる。つまり、配線基板上の両面と
も、電子部品の全面実装が可能となり、実装密度の低下
を阻止する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るヒートシンク固定構造の
第1の実施例を示す断面図である。
【図2】図2は、同ヒートシンク固定構造に使用するヒ
ートシンク押さえの第1の実施例を示す斜視図である。
【図3】図3は、同ヒートシンク固定構造に使用される
固定部を示す斜視図である。
【図4】図4は、同ヒートシンク固定構造の組立手順を
示す説明図である。
【図5】図5は、同ヒートシンク固定構造の固定状態を
示す要部斜視図である。
【図6】図6は、本発明のヒートシンク固定構造に使用
されるヒートシンク押さえの第2の実施例を示す斜視図
である。
【図7】図7は、本発明に使用される他のヒートシンク
形状を示す斜視図である。
【図8】図8は、本発明に使用されるヒートシンク押さ
えの第3の実施例を示す平面図である。
【図9】図9は、本発明に使用されるヒートシンク押さ
えの第4の実施例を示す平面図である。
【図10】図10は、同ヒートシンク固定構造に使用さ
れる固定部の第2の実施例を示す斜視図である。
【図11】図11は、同ヒートシンク固定構造に使用さ
れる固定部の第3の実施例を示す斜視図である。
【図12】図12は、同ヒートシンク固定構造に使用さ
れる固定部の第4の実施例を示す斜視図である。
【図13】図13は、同ヒートシンク固定構造の第2の
実施例を示す断面図である。
【図14】図14は、同ヒートシンク固定構造の第3の
実施例を示す断面図である。
【図15】図15は、同ヒートシンク固定構造に使用さ
れる固定部の第3の実施例を示す斜視図である。
【図16】図16は、同ヒートシンク固定構造に使用さ
れる固定部の第3の実施例を示す斜視図である。
【図17】図17は、同ヒートシンク固定構造に使用さ
れる固定部の第4の実施例を示す斜視図である。
【図18】図18は、従来のヒートシンク固定構造の一
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体装置 2 配線基板 2a 貫通穴 3 はんだボール 4 熱伝導材 6 ヒートシンク押さえ 10 配線基板 11 電子部品 12 ヒートシンク 13 固定部 14 熱伝導材 15 ヒートシンク押さえ 15a 脚部分 15b 脚端部 16 はんだボール 17 電子部品 18 ヒートシンク 19,20 ヒートシンク押さえ 21 固定部 22 固定部 23 固定部 24 ねじ 25 固定部 25a ねじ穴 26 固定部 27 固定部 28 固定部 29 固定部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板上に実装された電子部品から発
    生する熱を拡散、放熱するためのヒートシンクを固定す
    るヒートシンク固定構造であって、前記配線基板上に形
    成した固定部と、前記電子部品の上に搭載したヒートシ
    ンクを上から弾持するヒートシンク押さえを備えたこと
    を特徴とするヒートシンク固定構造。
  2. 【請求項2】 前記固定部は、電子部品の両側に平行に
    配置されたことを特徴とする請求項1記載のヒートシン
    ク固定構造。
  3. 【請求項3】 前記固定部は、枠型に形成されたことを
    特徴とする請求項1または2記載のヒートシンク固定構
    造。
  4. 【請求項4】 前記固定部には、ねじ穴が形成されてお
    り、ヒートシンク押さえを当該ねじ穴に螺合されるねじ
    で固定することを特徴とする請求項1記載のヒートシン
    ク固定構造。
  5. 【請求項5】 前記固定部は、配線基板から所定の間隔
    を有した係止フック部を有したことを特徴とする請求項
    1または2記載のヒートシンク固定構造。
  6. 【請求項6】 前記固定部は、前記ヒートシンク押さえ
    の脚部分を係止する凹溝が形成されていることを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載のヒートシンク固
    定構造。
  7. 【請求項7】 前記ヒートシンク押さえは、細幅の薄板
    状に形成されたことを特徴とする請求項1から3のいず
    れかに記載のヒートシンク固定構造。
  8. 【請求項8】 前記ヒートシンク押さえは、棒状に形成
    されたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載
    のヒートシンク固定構造。
  9. 【請求項9】 前記ヒートシンク押さえは、全体形状が
    H字状に形成されたことを特徴とする請求項1から3の
    何れかに記載のヒートシンク固定構造。
  10. 【請求項10】 前記ヒートシンク押さえは、梯子状に
    形成されたことを特徴とする請求項1から9の何れかに
    記載のヒートシンク固定構造。
  11. 【請求項11】 前記ヒートシンク押さえは、ヒートシ
    ンクの溝間に挿入されるように構成されたことを特徴と
    する請求項1から10の何れかに記載のヒートシンク固
    定構造。
  12. 【請求項12】 前記ヒートシンクは、溝状のフィン又
    は、複数の独立した突起状フィンからなることを特徴と
    する請求項1から11の何れかに記載のヒートシンク固
    定構造。
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