JPH0810230Y2 - 電気部品と放熱体の取付構造 - Google Patents

電気部品と放熱体の取付構造

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JPH0810230Y2
JPH0810230Y2 JP1989136720U JP13672089U JPH0810230Y2 JP H0810230 Y2 JPH0810230 Y2 JP H0810230Y2 JP 1989136720 U JP1989136720 U JP 1989136720U JP 13672089 U JP13672089 U JP 13672089U JP H0810230 Y2 JPH0810230 Y2 JP H0810230Y2
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circuit board
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宗尚 本山
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ネミツク・ラムダ株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は半導体部品等の電気部品と放熱体の取付構造
に関する。
[従来の技術] 一般に半導体部品等の電気部品の冷却には例えばベー
スおよび放熱フィンを一体としてアルミニウム等の金属
から形成された放熱体が用いられており、回路基板に実
装された電気部品を取付金具および固定部材を介して前
記放熱体のベースに取付け固定している。例えば1個の
放熱体に複数の電気部品を取付ける場合には複数の電気
部品に跨って取付金具を配設し、この取付金具と各電気
部品と放熱体とをねじによって一体的に固定するように
している。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術においては放熱体に電気部品を取付ける
場合に取付金具を用いているため組付部品点数が多くな
りコスト高になると共に、一般に放熱体は回路基板の実
装面側に設けられるものであるため放熱体によって比較
的大きなスペースがとられてしまい実装部品の取付けに
スペース的な制約を受けるという問題について考慮され
ていなかった。
この点に関し、実開昭58-133985号には、回路基板た
るフェノール基板と直交方向に絶縁基板を配設し、この
絶縁基板の一側面に実装したICやトランジスタなどの発
熱部品を、絶縁基板の他側面に密着する放熱フィンによ
って放熱させる構造を開示されている。
このような構造では、絶縁基板を従来の取付金具の代
わりに利用しているが、中間に絶縁基板を挟んで発熱部
品が放熱フィンの反対側に設けられているため、発熱部
品と他の電気部品が絶縁基板の同一面に実装され、絶縁
基板に対する電気部品の実装密度が低下する。しかも、
フェノール基板に放熱フィンを載置した部分は、他の電
気部品を全く実装できないため、全体的な電気部品の実
装密度が一層低下する。
そこで本考案は、取付金具の部品点数を削減できると
ともに、放熱体が大形であっても電気部品の実装スペー
スを最大限確保することが可能な電気部品と放熱体の取
付構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、回路基板と、この回路基板と直交方向に配
設される取付用回路基板と、ベースの背面に放熱フィン
を延設してなる放熱体とからなり、前記回路基板に実装
した発熱部品を前記取付用回路基板の一側と前記放熱体
のベースとの間に狭着して、前記取付用回路基板と前記
放熱体とを固定部材により結合するとともに、前記放熱
体の放熱フィンと前記回路基板との間と、前記取付用回
路基板の他側とに、前記発熱部品以外の他の電気部品を
実装可能な空間部を各々形成したものである。
[作用] 本考案は回路基板に実装される電気部品が放熱体と取
付用回路基板の一側との間に挾着された状態で固定部材
を介して固定されるので、取付用回路基板の他側に空間
部を介して電気部品を実装できる。また、放熱体の放熱
フィンと回路基板との間に形成された空間部にも別の電
気部品を実装できるので、放熱体が大形であっても、こ
れらの各空間部によって電気部品の実装スペースを最大
限確保することが可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の第1実施例を示し、同図において1
は回路基板であり、発熱部品たるパッケージ封入形の半
導体部品2が縦向きに配設され、この半導体部品2の端
子3が回路基板1の孔4に挿入されて回路パターンに半
田付け固定されている。5は半導体部品2の一方の面に
当接した取付用回路基板であり、この取付用回路基板5
と前記回路基板1は接続端子6により電気的に接続され
ている。7はベース7Aとこのベース7Aの背面に延設する
放熱フィン7Bとを有する放熱体であり、ベース7Aが前記
半導体部品2の他方の面に当接している。8は固定部材
たるねじであり、ワッシャ9を介して取付用回路基板5
の孔10と半導体部品2の孔11に挿通しベース7Aのねじ孔
12に締結している。このようにして回路基板1に実装さ
れた半導体部品2は取付用回路基板5の一側と放熱体7
との間に挾着された状態でねじ8によって三者が一体的
に結合されている。また、放熱体7の放熱フィン7Bと回
路基板1との間には、半導体部品2以外の電子部品13を
回路基板1に実装可能な空間部21が形成されるととも
に、取付用回路基板5の他側にも、別の電子部品13Aを
取付用回路基板5に実装可能な空間部21Aが形成され
る。
本実施例においては半導体部品2を放熱体7と取付用
回路基板5とにより挾着した状態でねじ8により一体的
に結合しているため、従来放熱体7に半導体部品2を取
付けるために使用されていた取付金具の部品点数を削減
できコストの低減を図ることができる。また、比較的大
形な放熱体7によって回路基板1への電気部品の実装に
スペース的な制約を受ける分、抵抗、コンデンサ、半導
体素子等の他の電気部品13,13Aを回路基板1と共に取付
用回路基板5にも実装することができるため電気部品1
3,13Aの実装密度を高めることができる。特に、取付用
回路基板5の他側に空間部21Aを介して電気部品13Aを実
装できるだけでなく、放熱体7の放熱フィン7Bと回路基
板1との間に形成された空間部21にも別の電気部品13を
実装できるので、放熱体7はベース7Aの背面に放熱フィ
ン7Bを延設した比較的大形な構造ではあるものの、これ
らの空間部21,21Aによって、電気部品13,13Aの実装スペ
ースを最大限確保することが可能となる。
第2図および第3図は本考案の第2実施例を示し、第
1実施例と同一部分に同一符号を付し同一箇所の説明を
省略して詳述すると、この例では回路基板1に複数の半
導体部品2を並べて実装し、複数の半導体部品2の一方
の面の全体にわたる1個の取付用回路基板5を設けると
共に他方の面に絶縁板14を介して1個の放熱体7のベー
ス7Aを設け、取付用回路基板5と各半導体部品2と絶縁
板14と放熱体7のベース7Aとを複数のねじ8により締結
し、取付用回路基板5と回路基板1とをコネクタ15によ
って電気的に接続してなるものであり、この実施例にお
いても半導体部品2を放熱体7と取付用回路基板5とに
より挾着した状態でねじ8により一体的に結合している
ため、従来放熱体7に複数の半導体部品2を取付けるた
めに使用されていた取付金具の部品点数を削減できコス
トの低減を図ることができ、また空間部21,21Aによっ
て、回路基板1および取付用回路基板5に電気部品13,1
3Aを実装できるため、電気部品13,13Aの実装スペースを
最大限確保できる。
第4図は本考案の第3実施例を示し、第1,第2実施例
と同一部分に同一符号を付し同一箇所の説明を省略して
詳述すると、この例では回路基板1に複数の半導体部品
2を間隔をおいて並べて実装し、この複数の半導体部品
2を取付用回路基板5と放熱体7により挾着した状態で
複数の半導体部品2間位置で取付用回路基板5と放熱体
7とをねじ8によって締結したものであり、この例では
第1,第2実施例と同様な効果を奏すると共に第2実施例
のように各半導体部品2に対しねじ止めするのに比べね
じ8の部品点数を削減できるという利点がある。
第5図および第6図は本考案の第4実施例を示し、第
1〜第3実施例と同一部分に同一符号を付し同一箇所の
説明を省略して詳述すると、この例では固定部材として
ねじに代えてピンを用いており、第5図では第1,2実施
例のねじに代えてピンを用いた場合を示し放熱体7のベ
ース7Aに突設されたピン16を半導体部品2の孔11および
取付用回路基板5の孔10に挿通しこの挿通端を加締固定
してなるものであり、第6図では第3実施例のねじに代
えてピンを用いた場合を示し放熱体7のベース7Aに突設
されたピン16を複数の半導体部品2間において取付用回
路基板5の孔10に挿通して加締固定したものであり、上
記実施例と同様な効果を奏する。
なお本考案は上記実施例に限定されるものではなく本
考案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば取付用回路基板の大きさ、形状は適宜選定す
ればよく、また固定部材は各種のものに適用でき例えば
板バネ等を用いてもよい。
[考案の効果] 本考案は、回路基板と、この回路基板と直交方向に配
設される取付用回路基板と、ベースの背面に放熱フィン
を延設してなる放熱体とからなり、前記回路基板に実装
した発熱部品を前記取付用回路基板の一側と前記放熱体
のベースとの間に狭着して、前記取付用回路基板と前記
放熱体とを固定部材により結合するとともに、前記放熱
体の放熱フィンと前記回路基板との間と、前記取付用回
路基板の他側とに、前記発熱部品以外の他の電気部品を
実装可能な空間部を各々形成したものであり、取付金具
の部品点数を削減できるとともに、放熱体が大形であっ
ても電気部品の実装スペースを最大限確保することが可
能な電気部品と放熱体の取付構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す縦断面図、第2図お
よび第3図は本考案の第2実施例を示し、第2図は斜視
図、第3図は縦断面図、第4図は本考案の第3実施例を
示す平断面図、第5図および第6図は本考案の第4実施
例を示す平断面図である。 1……回路基板 2……半導体部品(発熱部品) 5……取付用回路基板 7……放熱体 8……ねじ(固定部材) 13,13A……電子部品 16……ピン(固定部材) 21,21A……空間部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板と、この回路基板と直交方向に配
    設される取付用回路基板と、ベースの背面に放熱フィン
    を延設してなる放熱体とからなり、前記回路基板に実装
    した発熱部品を前記取付用回路基板の一側と前記放熱体
    のベースとの間に狭着して、前記取付用回路基板と前記
    放熱体とを固定部材により結合するとともに、前記放熱
    体の放熱フィンと前記回路基板との間と、前記取付用回
    路基板の他側とに、前記発熱部品以外の他の電気部品を
    実装可能な空間部を各々形成したことを特徴とする電気
    部品と放熱体の取付構造。
JP1989136720U 1989-11-24 1989-11-24 電気部品と放熱体の取付構造 Expired - Lifetime JPH0810230Y2 (ja)

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JPH0375594U JPH0375594U (ja) 1991-07-29
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JPS57108345U (ja) * 1980-12-25 1982-07-03
JPS58133985U (ja) * 1982-03-03 1983-09-09 株式会社日立製作所 集積回路の取付構造
JPH02110389U (ja) * 1989-02-22 1990-09-04

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