JPH0515036A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JPH0515036A
JPH0515036A JP3190594A JP19059491A JPH0515036A JP H0515036 A JPH0515036 A JP H0515036A JP 3190594 A JP3190594 A JP 3190594A JP 19059491 A JP19059491 A JP 19059491A JP H0515036 A JPH0515036 A JP H0515036A
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JP
Japan
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lower case
electric
junction box
case
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP3190594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Furuichi
健二 古市
Kazuya Akashi
一弥 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP3190594A priority Critical patent/JPH0515036A/ja
Publication of JPH0515036A publication Critical patent/JPH0515036A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放熱効果に優れた電気接続箱の小型化を図
る。 【構成】 上部ケース2と下部ケース3との間に、電気
部品7が接続される端子14及び電子部品13がそれぞ
れ実装されたプリント基板4を設ける。プリント基板4
の底面と下部ケース3の上面とを、絶縁性及び熱伝導性
に優れた絶縁シート6を介して接触させる。下部ケース
3の内部に空間部5を形成し、この空間部5内に面方向
へ亙ってウィックWを設けるとともに冷却媒体Aを充填
し、下部ケース3を平板形ヒートパイプとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等に搭載され
る電気接続箱に係り、特に、放熱効果に優れかつ小型化
が可能な電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の電気系統には、ヒューズ、リ
レー、半導体等の電気・電子部品が実装された電気接続
箱が設けられている。この電気接続箱の内部には、金属
板を打ち抜き、折り曲げ加工することにより、所定の形
状に形成されたバスバが配線に使用されている。ところ
で、各電気・電子部品は電流が流れることにより発熱す
るので、これら電気・電子部品の熱を放散させる必要が
ある。従来では、熱を放散させるために、バスバの面積
を広くして、このバスバに接続された電気部品の熱をバ
スバに伝達させ、その表面より放散させて電気部品の発
熱による溶損、破損を防止するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、バスバの面積を広くした従来の電気接続箱にあ
っては、この面積の広いバスバをケースの内部に配線さ
せるために、ケース自体を大きくせざるを得ず、電気接
続箱の大型化を招くという問題があった。また、バスバ
自体をヒートパイプ構造にして、放熱効果を高める電気
接続箱もあるが、ヒートパイプ構造を有したバスバはそ
の内部に冷却媒体を充填させる空間部が形成されている
ことより、厚みが厚くなり電気接続箱自体の厚みも厚く
なってしまう。また、回路パターンに応じた複雑な形状
のヒートパイプ構造の複数のバスバを製造しなければな
らず、電気接続箱のコストアップを招いてしまうという
問題があった。この発明は、上記事情に鑑みてなされた
もので、コストアップを招くことなく放熱効果に優れか
つ小型化が可能な電気接続箱を提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の電気接続箱
は、自動車等に設けられ、各電気・電子部品を搭載して
なる電気接続箱において、ケース内に前記電気・電子部
品が実装されるプリント基板を設け、該プリント基板の
下面と前記ケースの内面とを絶縁性及び熱伝導性に優れ
た絶縁シートを介して接触させてなり、前記ケースはヒ
ートパイプ構造を有する平板からなることを特徴として
いる。
【0005】
【作用】この発明の電気接続箱によれば、各電気・電子
部品に電流が供給されると、これら電気・電子部品の熱
が各それぞれの端子、あるいはプリント基板に設けた端
子から絶縁シートを介してヒートパイプ構造を有する平
板からなるケースへ伝達され、ケース全体へ分散されて
外部へ放熱される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図によって説明す
る。図において、符号1はジャンクションボックス(電
気接続箱)である。このジャンクションボックス1は、
上部ケース2と、下部ケース3と、これら上部ケース2
と下部ケース3との間に設けられたプリント基板4とか
ら構成されている。また、図3に示すように、下部ケー
ス3にはその内部に空間部5が形成されており、この空
間部5には、面方向へ亙ってウィックWが設けられてい
る。また、この下部ケース3の空間部5には、冷却媒体
(動作流体)Aが充填されている。即ち、この下部ケー
ス3が平板形ヒートパイプ構造となっている。また、前
記プリント基板4の下面と下部ケース3の上面(内面)
とは、絶縁性及び熱伝導性に優れた樹脂等をシート状に
形成した絶縁シート6を介して接触されている。
【0007】上部ケース2には、その上面側にリレー、
ヒューズ等の各電気部品7が実装される部品実装部8、
及びコネクタ9が接続される接続部10が形成されてい
る。また、上部ケース2の側壁には係止部11,11…
が設けられており、上部ケース2と下部ケース3とを組
み合わせた際に、下部ケース3の側部に形成された突起
部12,12…が前記係止部11,11…によって係止
されてこれら上部ケース2と下部ケース3とが組み合わ
されるようになっている。次に、プリント基板4の実装
状態を説明する。このプリント基板4は、その裏面にパ
ターンが形成されたもので、このプリント基板4には、
LSI、IC、トランジスタ等の各電子部品13,13
が表裏面に貫通されたスルーホールへリード線を挿入し
て前記パターンへはんだ付けすることにより実装されて
いる。
【0008】また、このプリント基板4には端子14,
14が実装されている。端子14,14はプリント基板
4に形成されたスルーホールに挿入されて、前記各電子
部品13,13と同様にパターンにはんだ付けされてい
る。そして、これら端子14,14の先端部が部品実装
部8及び接続部10へ突出され、部品実装部8に実装さ
れる電気部品7あるいは接続部10へ接続されるコネク
タ9のそれぞれの端子と直接あるいは中継端子15を介
して接続されるようになっている。上記のような構成の
ジャンクションボックス1によれば、自動車等の装置を
作動させるために、このジャンクションボックス1へコ
ネクタ9に接続されたケーブル22から電流が供給され
ると、ジャンクションボックス1に実装された各電気部
品7及び電子部品13,13が発熱する。
【0009】そして、電気部品7から発生した熱は外部
に放散されるとともに、それぞれの部品の端子からプリ
ント基板4に実装された端子14,14へ伝達されてこ
の端子14,14から絶縁シート6を介して下部ケース
3へ伝達され、さらに、下部ケース3の空間部5内に充
填された冷却媒体Aへ伝達される。これにより、冷却媒
体が加熱されて蒸発して空間部5内を高温個所から速や
かに低温個所へ移動して液体となり再びウィックWへ戻
される。つまり、絶縁シート6を介して伝達された熱が
下部ケース3の全体へ分散されて均一化され、この下部
ケース3から外部へ放熱される。また、電子部品13,
13から発生した熱は、そのリード線から絶縁シート6
を介して前記端子14,14と同様に下部ケース3へ伝
達されて外部へ放熱される。即ち、各電気部品7及び電
子部品13,13から発生した熱はそれぞれ絶縁シート
6を介して下部ケース3へ伝達されて下部ケース3の全
体へ分散され、この下部ケース3から速やかに外部へ放
散されるので、各電気部品7及び電子部品13,13の
熱による溶損、破損等が防止される。また、ジャンクシ
ョンボックス1に使用される樹脂の耐熱温度を下げるこ
とができるので、耐熱温度の低い安価な樹脂を使用する
ことができる。
【0010】本実施例のジャンクションボックス1によ
れば、下部ケース3を平板形ヒートパイプ構造にすると
ともにこの下部ケース3とプリント基板4とを絶縁シー
ト6を介して接触させることにより、それぞれの電気・
電子部品の熱を下部ケース3に伝達させ、この下部ケー
ス3から効率良く放散させるものであるので、ジャンク
ションボックス1の内部にヒートシンクあるいはヒート
パイプ等を設ける必要をなくすことができ、内部の構造
を簡略化させることができる。これにより、放熱効果に
優れかつ小型化されたジャンクションボックスとするこ
とができる。また、上記実施例のジャンクションボック
ス1は、LSI、IC、トランジスタ等の電子部品(集
積回路)が実装可能なプリント基板4を設けたものであ
るので、これら電子部品を実装させることにより、高機
能なジャンクションボックス1とすることができる。ま
た、バスバ等の複雑で高価な部品を使用する必要がない
ので、さらに小型化させることができるとともに、製造
コストの低減を図ることができる。また、組立工程も少
なくされるので、量産が可能となり、さらに、製造コス
トを低減させることができる。
【0011】なお、上記実施例では、下部ケース3を平
板形ヒートパイプ構造としたが、下部ケース3のみなら
ず、上部ケース2も平板形ヒートパイプ構造として、さ
らに放熱効果を向上させても良い。また、上記実施例の
下部ケース3の平板形ヒートパイプ構造は、実施例に限
定されない。また、上記実施例のジャンクションボック
ス1の具体的な構造も実施例に限定されない。
【0012】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の電気接
続箱によれば下記の効果を得ることができる。ヒートパ
イプ構造を有する平板からなるケースの内面とプリント
基板の底面とを絶縁性及び熱伝導性に優れた絶縁シート
を介して接触させることにより、それぞれの電気・電子
部品から発生した熱をケースに伝達させてケース全体へ
分散させ、このケースから効率良く外部へ放散させるこ
とができ、電気・電子部品の熱による溶損、破損等を防
止して、信頼性が高くかつ長寿命な電気接続箱とするこ
とができる。また、内部にヒートシンクあるいはヒート
パイプ等を設ける必要をなくすことができ、構造が簡略
化されて小型化され、かつ放熱効果に優れた電気接続箱
とすることができる。また、プリント基板を用いたこと
により、バスバ等の複雑で高価な部品を使用する必要を
なくすことができとともに、CPU等の電子部品を実装
させることができる。これにより、さらに小型化・高密
度化された電気接続箱とするることができるとともにコ
ストダウンを図ることができる。また、組立工程も少な
くされるので、量産が可能となり、組立コストも低減さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のジャンクションボックスの構造及
び構成を説明するジャンクションボックスを分解した斜
視図である。
【図2】 本実施例のジャンクションボックスの構造及
び構成を説明するジャンクションボックスを分解した側
面図である。
【図3】 本実施例のジャンクションボックス及び下部
ケースの構造を説明するジャンクションボックスの一部
の断面図である。
【符号の説明】
1……ジャンクションボックス(電気接続箱)、2……
上部ケース(ケース)、3……下部ケース(ケース)、
4……プリント基板、6……絶縁シート、7……電気部
品、13……電子部品

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車等に設けられ、各電気・電子部品
    (7,13)を搭載してなる電気接続箱(1)におい
    て、ケース(2、3)内に前記電気・電子部品が実装さ
    れるプリント基板(4)を設け、該プリント基板の下面
    と前記ケースの内面とを絶縁性及び熱伝導性に優れた絶
    縁シート(6)を介して接触させてなり、前記ケースは
    ヒートパイプを有する平板からなることを特徴とする電
    気接続箱。
JP3190594A 1991-07-04 1991-07-04 電気接続箱 Pending JPH0515036A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991109