JP2002208794A - 電磁波障害防止用部品 - Google Patents

電磁波障害防止用部品

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JP2002208794A
JP2002208794A JP2001003768A JP2001003768A JP2002208794A JP 2002208794 A JP2002208794 A JP 2002208794A JP 2001003768 A JP2001003768 A JP 2001003768A JP 2001003768 A JP2001003768 A JP 2001003768A JP 2002208794 A JP2002208794 A JP 2002208794A
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JP
Japan
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ground
component
chip capacitor
ground contact
electromagnetic interference
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Application number
JP2001003768A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Watanabe
好勝 渡辺
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線板の電磁ノイズ対策として効果
的で、アースの接続部位の自由度も高い電磁波障害防止
用部品を提供する。 【解決手段】 ばね性を有する導電性金属板からなるア
ースコンタクト2と、一対の電極3a,3bを有するチ
ップコンデンサ3とを、アースコンタクト2にチップコ
ンデンサ3の一方の電極3aが接続されるように一体化
して電磁波障害防止用部品1を構成する。そして、アー
スコンタクト2とチップコンデンサ3の電極3bを、プ
リント配線板4の裏面に露出する導体パターンの半田ラ
ンド5に半田付けすると共に、アースコンタクト2の自
由端をアース部材としてのシャーシ6に弾接することに
より、電磁波障害防止用部品1のアースコンタクト2に
一体化されたチップコンデンサ3を接地用コンデンサと
して機能させ、プリント配線板4に実装された回路側か
ら発生する電磁ノイズによる外部機器への悪影響や、外
部から回路側に侵入する電磁ノイズによる誤動作などを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
電磁ノイズ対策として使用される電磁波障害防止用部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車載用の電子制御装置では、種々
の回路部品を実装したプリント配線板が使用されている
が、この場合、回路側から発生する電磁ノイズによる外
部機器への悪影響や、外部から回路側に侵入する電磁ノ
イズによる誤動作などが問題となる。そのため、回路を
アース部材に高周波的に短絡させることにより、電磁的
な安定性を高めるようにした電磁ノイズ対策が講じられ
ている。
【0003】このような電磁ノイズ対策として、従来よ
り、プリント配線板に形成された所望の導電パターンに
接地用コンデンサを半田付けすると共に、この導電パタ
ーンから延出するアース電極に板ばねで形成されたアー
スコンタクトの一端を半田付けし、このアースコンタク
トの他端をアース部材としてのシャーシに弾接させた構
成が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の電磁ノイズ対策にあっては、接地用コンデンサ
とアース電極間に介在する導電パターンがインダクタ成
分となり、このインダクタ成分によって高周波特性が劣
化するという問題があった。また、この種のプリント配
線板においては、通常、回路部品の配置や導電パターン
のパターン形状等を考慮して回路設計され、アース接続
の部位がプリント配線板の製造段階で決定されるため、
前述した従来技術では、例えば相手側のシャーシ形状等
に対応させてアース接続の部位を変更したり、アース接
続箇所を増加させる場合、プリント配線板を作り直して
アース電極の位置や形状、あるいは数を変更する必要が
あり、製造コストの高騰を招来するという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、プリント配線板の電
磁ノイズ対策として効果的で、アースの接続部位の自由
度も高い電磁波障害防止用部品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電磁波障害防止用部品では、プリント
配線板の導体パターンとアース部材との間に配設され、
ばね性を有するアースコンタクトとフィルタ素子を一体
化して構成されている。
【0007】このような電磁波障害防止用部品は、アー
ス接続用のアースコンタクトに予め、いわゆるEMC
(Electro-Magnetic Compatibility)フィルタが一体化
されているため、このEMCフィルタをアース部材に対
して最短距離でアース接続することができるのみなら
ず、プリント配線板の任意の導体パターンに半田付けす
ることができる。
【0008】上記の構成において、フィルタ素子として
チップコンデンサまたは三端子フィルタを用いることが
好ましく、これらチップコンデンサまたは三端子フィル
タのグランド電極にアースコンタクトを一体化すればよ
い。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る
電磁波障害防止用部品の斜視図、図2は該電磁波障害防
止用部品の実装状態を示す要部断面図である。
【0010】図1に示すように、本実施形態例に係る電
磁波障害防止用部品1はアースコンタクト2とチップコ
ンデンサ3とで構成されており、これらアースコンタク
ト2とチップコンデンサ3は予め一体化されて1つのユ
ニット部品として取り扱われるようになっている。アー
スコンタクト2はSUS等のばね性を有する導電性の金
属板からなり、角筒状の連結部2aと該連結部2aから
延出する舌片2bとを有し、全体的にS字状にフォーミ
ングされている。また、チップコンデンサ3は両端に電
極3a,3bを有する角柱状に形成されており、一方の
電極(グランド電極)3aを連結部2a内に圧入・固定
することにより、アースコンタクト2とチップコンデン
サ3とは電気的かつ機械的に接続されている。
【0011】図2に示すように、このように構成された
電磁波障害防止用部品1は、プリント配線板4をアース
部材であるシャーシ6に高周波的に短絡させる電磁ノイ
ズ対策部品として使用される。その際、アースコンタク
ト2の連結部2aとチップコンデンサ3の電極3bは、
プリント配線板4の裏面に露出する導体パターンの半田
ランド5に半田付けされ、アースコンタクト2の舌片2
bはシャーシ6の内面に弾接される。これにより、アー
スコンタクト2に一体化されたチップコンデンサ3が接
地用コンデンサとして機能し、プリント配線板4に実装
された回路側から発生する電磁ノイズによる外部機器へ
の悪影響や、シャーシ6の外部から回路側に侵入する電
磁ノイズによる誤動作などを防止する。本実施形態例に
おいては、シャーシ6は装置全体を覆う筐体であり、鉄
板等の導電性金属板から形成されたものである。
【0012】このように本実施形態例では、プリント配
線板4をシャーシ6に高周波的に短絡させる部品とし
て、予めアースコンタクト2とチップコンデンサ3が一
体化された電磁波障害防止用部品1を使用しているた
め、この電磁波障害防止用部品1をプリント配線板4の
半田ランド5に半田付けするだけで電磁的な安定性を高
めることができ、しかも、チップコンデンサ3がアース
コンタクト2を介して最短距離でシャーシ6にアース接
続されるため、チップコンデンサ3とシャーシ6間のイ
ンダクタンス成分が減少して接地効果を高めることがで
きる。また、プリント配線板4の任意の導体パターン
(半田ランド5)に電磁波障害防止用部品1を半田付け
することができるため、例えばシャーシ6の形状変化に
伴ってアースの接続部位を変更する場合でも、わざわざ
プリント配線板4を作り直す必要はなく、製造コストの
高騰を抑えることができる。さらに、アースコンタクト
2に一体化されたチップコンデンサ3として汎用品を使
用することができるため、この点からも製造コストを低
減することができる。
【0013】図3に示す実施形態例では、電磁波障害防
止用部品1がアースコンタクト8と三端子フィルタ7と
で構成されており、主にチップコンデンサ3の代わりに
三端子フィルタ7を用いた点が前述した実施形態例と相
違している。この三端子フィルタ7は両端のIN電極7
aとOUT電極7bおよび中央のグランド電極7cとを
有し、このグランド電極7cがアースコンタクト8の連
結部8a内に圧入・固定されている。アースコンタクト
8はロ字状に貫通した連結部8aと、略くの字状の舌片
8bとが導電性金属板から一体に折曲形成されたもので
ある。
【0014】本実施形態例においては、三端子フィルタ
7のIN電極7aとOUT電極7bをプリント配線板4
の裏面に露出する導体パターンの半田ランド5に半田付
けし、アースコンタクト8の舌片8bをシャーシ6の内
面に弾接すれば、三端子フィルタ7によって電磁的な安
定性を高めることができる。この場合も、三端子フィル
タ7がアースコンタクト8を介して最短距離でシャーシ
6にアース接続されるため、前述した実施形態例と同様
の効果を奏する。
【0015】なお、上記した各実施形態例では、アース
コンタクト2,8とチップコンデンサ3または三端子フ
ィルタ7を一体化する手段として、アースコンタクト
2,8に形成した角筒形状の連結部2a,8a内にチッ
プコンデンサ3または三端子フィルタ7のグランド電極
を圧入・固定した場合について説明したが、連結部2
a,8aの形状は適宜変更可能であり、また、半田付け
等の他の固定手段を用いてアースコンタクト2,8とチ
ップコンデンサ3,三端子フィルタ7のグランド電極と
を固着するようにしてもよい。あるいは、チップコンデ
ンサや三端子フィルタのグランド電極自体にばね性を有
するアースコンタクト部を一体に形成することも可能で
ある。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0017】アース接続用のアースコンタクトを予めチ
ップコンデンサや三端子フィルタ等のEMCフィルタに
対して一体化することで電磁波障害防止用部品を構成し
たため、この電磁波障害防止用部品をプリント配線板の
任意の導体パターンに半田付けすることができると共
に、アース部材に対する最短距離でフィルタ素子のアー
ス接続を可能とし、効果的な電磁ノイズ対策を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る電磁波障害防止用部品の斜視
図である。
【図2】該電磁波障害防止用部品の実装状態を示す要部
断面図である。
【図3】他の実施形態例に係る電磁波障害防止用部品の
斜視図である。
【符号の説明】
1 電磁波障害防止用部品 2,8 アースコンタクト 2a,8a 連結部 2b,2b 舌片 3 チップコンデンサ(フィルタ素子) 3a,3b 電極 4 プリント配線板 5 半田ランド(導体パターン) 6 シャーシ(アース部材) 7 三端子フィルタ(フィルタ素子) 7a IN電極 7b OUT電極 7c グランド電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板の導体パターンとアース
    部材との間に配設され、ばね性を有するアースコンタク
    トとフィルタ素子を一体化してなる電磁波障害防止用部
    品。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記フィルタ
    素子がチップコンデンサからなり、このチップコンデン
    サのグランド電極に前記アースコンタクトが一体化され
    ていることを特徴とする電磁波障害防止用部品。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、前記フィルタ
    素子が三端子フィルタからなり、この三端子フィルタの
    グランド電極に前記アースコンタクトが一体化されてい
    ることを特徴とする電磁波障害防止用部品。
JP2001003768A 2001-01-11 2001-01-11 電磁波障害防止用部品 Pending JP2002208794A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007189136A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Mitsumi Electric Co Ltd フィルタカバー実装方法及びアンテナ装置
US20100126764A1 (en) * 2008-11-24 2010-05-27 Seagate Technology, Llc die ground lead
JP2010154687A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Canon Inc モータ駆動装置
JP2011119087A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Denso Corp コネクタ部材およびそれを用いた電子装置
JP2015231065A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 三菱電機株式会社 ノイズフィルタ

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