JP4692085B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品に関し、詳しくは、基板の表面に搭載された回路素子を金属ケースにより覆う構造を有する電子部品に関する。
例えば、セラミックなどの絶縁性を有する基板の一つの主面(表面)上に回路パターンを形成するとともに、チップ型の抵抗やコンデンサ、インダクタ、トランジスタ、発振素子などの素子を搭載することにより、増幅器や発振器、フィルタ、電源回路などとして機能するようにした電子部品がある。基板のいま一つの主面(裏面)には、電子部品がプリント基板に、いわゆる表面実装される際に、そのパターンに半田付けされる表面実装用の電極が形成されている。また、電子部品には、プリント基板への実装の際にエアーチャックの吸着保持面を提供するとともに素子に対するシールド効果を得るために、基板に金属ケースが装着されている。
従来より、この種の電子部品としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されたようなものが知られている。特許文献1には、図10に示すように、所定の回路が構成された矩形板状の基板61と、該基板61に実装された素子(図示せず。)を覆う金属ケース62とを備えてなる電子部品60が開示されている。基板61には、その四つの辺に複数の凹部63が形成されており、これら凹部63には、図示しないプリント基板のパターンに半田付けされる電極64が形成されている。また、基板61の素子を実装した一つの主面(表面)側には、その四つの角部(コーナ部)に、金属ケース62の脚部65を半田付けして固定するとともに接地するための接合用の電極66が形成されている。
前記金属ケース62は、基板61の表面側を覆う被覆部67と、該被覆部67の四つの角部からそれぞれ伸びる四つの脚部65とを有している。これら脚部65は、被覆部67の各角部を挟む二つの辺に対して斜めとなるように形成されている。脚部65のそれぞれの先端には足65aが形成されている。足65aは、いずれも、脚部65に対して外側に直角に折れ曲がるように形成されており、金属ケース62を基板61の前記表面に載置したときに、足65aが基板61の表面に沿うように折曲加工されている。そして、足65aは、基板61に形成された電極66に半田などにより接合されている。
前記のような構造を有する従来の電子部品60では、金属ケース62の脚部65はそれぞれ足65aを有しており、各足65aは、いずれもその脚部65に対して外側に折れ曲がるように折曲加工されている。この折曲加工のためには、脚部65や足65aに対して折曲加工が許容される最小限の寸法を確保することが必要となる。この折曲加工上の制約のため、脚部65や足65aの寸法が大きくなり、全体として金属ケース62のサイズを小さくすることが困難であり、また、足65aが半田付けされる基板61上の電極66の寸法も大きくする必要があった。このため、電子部品60のサイズの大幅な小型化には限界があった。
さらに、前記電子部品60では、各足65aは、いずれもその脚部65に対して外側に直角に折れ曲がるように折曲加工しているので、金属ケース62の構造が複雑で金属ケース62を成形するための金型の製作コストが高くなり、電子部品60の製造コストが高くなるといった問題点があった。
また、特許文献2には、図11及び図12に示すように、一つの主面(表面)側に素子81が搭載された絶縁基板71と、素子81を覆って絶縁基板71に固定される金属キャップ72とを備えた表面実装型電子デバイス70が開示されている。金属キャップ72は、キャップ本体73と、該キャップ本体73の端縁から下方に屈曲する屈曲部74とを備えている。そして、この屈曲部74の先端縁には複数の凹状切欠き74aが形成されており、金属キャップ72は、その屈曲部74の前記先端縁の凹状切欠き74aを絶縁基板71のメタライズ部75に当接させて、半田接続されて絶縁基板71に固定されている。金属キャップ72は、絶縁基板71のメタライズ部75を通して接地される。
前記表面実装型電子デバイス70にあっては、金属キャップ72の屈曲部74の先端縁の凹状切欠き74aを直接、絶縁基板71のメタライズ部75に当接させて、半田接続されて絶縁基板71に固定しているので、図10の電子部品60のような足65aの折曲加工が不要であり、金属キャップ72は比較的簡単な構造を有している。しかしながら、表面実装型電子デバイス70は、金属キャップ72の屈曲部74の先端縁に複数の凹状切欠き74aを形成しているので、前記屈曲部74はこれら複数の凹状切欠き74aを形成するための寸法を確保する必要があり、金属キャップ72のサイズの小型化には限界があった。
また、金属キャップ72は、屈曲部74の先端縁の凹状切欠き74aが絶縁基板71のメタライズ部75に当接して半田付けされるので、金属キャップ72の屈曲部74の先端縁と絶縁基板71のメタライズ部75との間の固着のための面積が小さくなる。従って、金属キャップ72を絶縁基板71に対して所定の強度をもって固定するためには、金属キャップ72の屈曲部74の先端縁の幅を大きくする必要があり、この点からも、金属キャップ72のサイズの小型化には限界があり、従来の表面実装型電子デバイス70も、デバイスの小型化には限界があった。
特開2002−57234号公報 特開2004−31787号公報
そこで、本発明の目的は、小型化が容易で製造コストが低く、構造が簡単で電気的な特性が安定した信頼性の高い電子部品を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る電子部品は、
基板と、該基板に搭載された素子を覆う金属ケースとを含む電子部品であって、前記金属ケースは、前記素子を覆う板状の被覆部と、板の面が該被覆部の角部にて該角部を挟む二つの辺に対していずれも斜交するように形成されたストレートな板状の脚部とを有しており、前記基板は、前記金属ケースの脚部の先端がその斜辺に沿って導電的に接合される三角形状のパターンランドを有していることを特徴としている。
本発明に係る電子部品において、金属ケースの脚部は、ストレートで折曲部分を有しない単純な形状を有するものであるので、金属ケースを成形するための金型は構造が簡単なものとなり、金型の製作コストが削減される。また、金属ケースの脚部はストレートで折曲部分を有していないので、折曲加工の限界に伴う寸法の制約がなく、その幅を小さくすることができる。加えて、脚部の先端が基板の表面の角部に形成された直角三角形状のパターンランドに当接した状態で、半田などにより接合されるので、パターンランドの面積も小さくすることができる。これにより、サイズが小さくコストの低い電子部品を得ることができる。また、金属ケースの脚部は、その先端が直角三角形の最大の辺であるパターンランドの斜辺に沿うように配設され、充分な当接長さを有してパターンランドと当接する。
さらに、金属ケースの脚部はいずれも、被覆部の角部にてそれを挟む二つの辺に対していずれも斜交するように形成されているので、被覆部の辺を間にして互いに隣り合う脚部の幅方向が互いに異なっている。これにより、金属ケースの剛性が高くなり、基板の各辺及び金属ケースの被覆部の各辺に直角な方向から作用する振動や応力に対する強度が高くなり、信頼性の高い電子部品を得ることができる。
本発明に係る電子部品において、前記金属ケースの被覆部が切欠き窓を有していてもよい。電子部品の製造ラインにおける製品のチェック工程において、金属ケースの被覆部の切欠き窓を通して、基板に搭載された素子の実装状態を確認したり、修正を行ったり、さらには可変抵抗器などの素子が搭載される場合にはその調整を行うことができ、製品のチェック効率や調整効率が大幅に向上するとともに、製品の歩留まりも高くなる。
また、前記金属ケースの被覆部が互いに隣接する脚部の間に折れ曲がる側板を有していてもよい。これにて、金属ケースは側板の幅方向の剛性が高くなるので、金属ケースは被覆部の法線方向から加わる振動や応力に対する強度が高くなる。
さらに、前記金属ケースが基板に形成された嵌合部に嵌合する位置決め用突片を有していてもよい、これにて、容易に基板に対する金属ケースの位置決めを行うことができるようになる。
本発明によれば、金属ケースの脚部の構造が簡単で、しかも脚部先端が基板に形成されたパターンランドの最大の辺に沿ってパターンランドに当接するので、金属ケースを成形するための金型の構造が簡単になる。また、金属ケースの脚部はいずれも、被覆部の角部にてそれを挟む二つの辺に対していずれも斜交するように形成されているので、被覆部の辺を間にして互いに隣り合う脚部の幅方向が互いに異なっており、金属ケースの剛性が高くなる。これにより、製造コストが大幅に削減されるとともに、外部から作用する振動や応力に対する強度が高く、安価でしかも電気的特性が安定した信頼性の高い電子部品を得ることができる。
以下、本発明に係る電子部品の実施例を添付図面を参照して説明する。
(第1実施例、図1及び図2参照)
本発明の第1実施例である電子部品の全体の外観を図1に、また、金属ケースを取り付ける前の基板の平面を図2に示す。この電子部品10は、所定の回路が構成された矩形の基板11と、該基板11の一つの主面(表面)側を覆う金属ケース12とを備えている。なお、斜視図である図1においては基板11上のパターンランド(後述)以外は図示を省略している。この点は他の実施例を示す斜視図である図3〜図6においても同様である。
基板11の表面側には、部品搭載用のランド電極や配線電極(図示せず)が設けられ、図2に示すように、チップ状のコンデンサ、抵抗、水晶振動子、ICなどの素子13が実装されている。基板11の表面には、また、四つの角部(コーナ部)に、金属ケース12に設けられた四つの脚部14をそれぞれ半田付けして固定するとともに接地するための直角三角形状を有するパターンランド15が形成されている。これらパターンランド15は、その直角を挟む二辺がそれぞれ基板11の角部を挟む二辺に沿うように形成され、基板11に形成された図示しないビアホール導体を通して、基板11のいま一つの主面(裏面)側に形成された図示しないグランド電極に電気的に接続されている。また、必要に応じて基板11の表面側に設けられたグランド電極に電気的に接続されていてもよい。
なお、基板11の裏面側には、具体的には図示しないが、前記グランド電極のほか、本電子部品10をプリント基板のパターン面に表面実装するための端子電極が形成されている。
金属ケース12は、基板11の表面側にて素子13を覆う板状の被覆部16と、該被覆部16の四つの角部からそれぞれ基板11の表面に対して垂直にストレートに伸びる四つの脚部14とからなっている。これら脚部14は板状であり、板の面が被覆部16の角部にてそれを挟む二つの辺に対していずれも斜交するように形成されている。そして、各脚部14は、先端が基板11の表面の角部に形成されたパターンランド15の各斜辺に沿い、パターンランド15にそれぞれ当接した状態で、半田などにより接合される。これにより、金属ケース12は、その脚部14、基板11に形成されたパターンランド15及び前記ビアホール導体を通して、基板11の裏面に形成された前記グランド電極に電気的に接続されることになる。
このような構成を有する電子部品10にあっては、金属ケース12の脚部14は、ストレートで折曲部分を有しない単純な形状を有するものであるので、金属ケース12を成形するための金型は構造が簡単なものとなり、金型の製作コストが削減される。これにより、金属ケース12の製作コストが削減され、電子部品10の製造コストも削減される。
また、金属ケース12は、前記したように、脚部14はストレートで折曲部分を有していないので、折曲加工の限界に伴う寸法の制約がなく、その幅を小さくすることができる。しかも、金属ケース12の脚部14は、その先端が基板11の表面の角部にそれぞれ形成された直角三角形状のパターンランド15に当接した状態で、該パターンランド15に半田などにより接合されるので、パターンランド15の面積も小さくすることができる。これにより、基板11に搭載される素子13の搭載密度を高くし、基板11及び金属ケース12のサイズを小さくすることが可能になり、電子部品10を大幅に小型化することができる。
さらに、金属ケース12の脚部14は、先端が直角三角形の最大の辺であるパターンランド15の斜辺に沿うように配設され、充分な当接長さを有してパターンランド15と当接するので、半田付けに際して、金属ケース12の脚部14はパターンランド15に充分な信頼性を有して確実に接着される。また、金属ケース12の四つの脚部14は、いずれも、被覆部16の角部にてそれを挟む二つの辺に対して斜交するように形成されていて、被覆部16の辺を間にして互いに隣り合う脚部14の幅方向が互いに異なっているので、金属ケース12の剛性が高くなり、基板11の各辺及び金属ケース12の被覆部16の各辺に直角な方向から作用する振動や応力に対する強度も高くなる。これにより、信頼性が高く、電気的な特性が安定した電子部品を得ることができる。
(第2実施例、図3参照)
本発明の第2実施例である電子部品の全体の外観を図3に示す。この電子部品20は、前記第1実施例である電子部品10において、金属ケース12のプレート状の被覆部16に、互いに隣接する二つの脚部14,14の間にて被覆部16の中心部に向かうように二つの切欠き窓17,17を形成するようにしたものである。なお、図3において、図1と同じ部材、部分には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
前記のように、金属ケース12の被覆部16に切欠き窓17,17を形成しておけば、前記電子部品10が奏する作用効果に加えて、電子部品20の製造ラインにおける製品のチェック工程において、切欠き窓17,17を通して、基板11に搭載された素子13の実装状態を確認したり、修正を行ったり、さらには可変抵抗器などの素子が搭載される場合はその調整を行うことができ、製品のチェック効率や調整効率が向上するとともに、製品の歩留まりも高くなる、といった効果を奏する。
(第3実施例、図4参照)
本発明の第3実施例である電子部品の全体の外観を図4に示す。この電子部品30は、前記第1実施例である電子部品10において、金属ケース12のプレート状の被覆部16に、互いに隣接する二つの脚部14,14の間にて、被覆部16から直角に垂れ下がる側板18,18を形成するようにしたものである。なお、図4において、図1と同じ部材、部分には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
前記のように、金属ケース12の被覆部16に側板18,18を形成しておけば、前記電子部品10が奏する作用効果に加えて、金属ケース12は側板18,18の幅方向の剛性が高くなり、金属ケース12はその被覆部16の法線方向から加わる振動や応力による影響が軽減され、金属ケース12により被覆された素子13をより確実に保護することができる、といった効果を奏する。また、側板18,18が存在することによってシールド効果も向上する。なお、本第3実施例では二つの長辺に側板を設けたが、二つの短辺に側板を設ける構成でも同様の効果を奏する。
(第4実施例、図5参照)
本発明の第4実施例である電子部品の全体の外観を図5に示す。この電子部品40は、前記第3実施例である電子部品30において、金属ケース12のプレート状の被覆部16に、被覆部16から直角に垂れ下がる側板18に、金属ケース12が基板11に形成された嵌合部11aに嵌合して基板11に対する金属ケース12を位置決めするための位置決め用突片18aを形成したものである。なお、図5において、図4と同じ部材、部分には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
前記のように、被覆部16の側板18に、位置決め用突片18aを形成しておけば、前記電子部品30が奏する作用効果に加えて、基板11に対する金属ケース12の位置決めが容易になり、電子部品40の製造効率が大幅に向上する、といった効果を奏する。
(第5実施例、図6〜図9参照)
本発明の第5実施例である電子部品の全体の外観を図6に示す。この電子部品50は、図3を参照して説明した第2実施例である電子部品20において、切欠き窓17を形成した金属ケース12のプレート状の被覆部16に、互いに隣接する二つの脚部14,14の間にて、被覆部16から直角に垂れ下がる側板18,18を形成するようにしたものである。なお、図6において、図3と同じ部材、部分には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
前記のように、金属ケース12の被覆部16に側板18,18を形成しておけば、前記電子部品20が奏する作用効果に加えて、側板18の幅方向の剛性が高くなり、金属ケース12はその被覆部16の法線方向から加わる振動や応力による影響が軽減され、金属ケース12により被覆された素子13をより確実に保護することができる、といった効果を奏する。
次に、第5実施例とその比較例について説明する。先ず、図6で説明した構成を有する電子部品50において、基板11の四つの角部に形成される直角三角形状のパターンランド15の面積を0.10mm2から0.50mm2の範囲で変化させたモデルを5通り作成した。また、比較例1として、図7に示すように、基板11のそれぞれの角部に正方形状のパターンランド25を形成し、その面積を前記と同様に変化させたモデルを4通り作成した。さらに、比較例2として、図8に示すように、基板11のそれぞれの角部に円形状のパターンランド35を形成し、その面積を前記と同様に変化させたモデルを4通り作成した。なお、図7及び図8における素子13はパターンランド25、35との位置関係の比較のために図示したものであり、実際のモデルにおいては搭載していない。
そして、各モデルについて、金属ケース12の側板18に垂直な方向から金属ケース12に5Nの力で加圧する場合の最大主応力をシミュレーション解析した。その結果を図9に示す。なお、図9において、三角形のドットは第5実施例の解析結果を示し、正方形のドットは比較例1の解析結果を示しており、円形のドットは比較例2の解析結果を示している。ここで、最大主応力とは、ケースの側面を所定の力で押したときに、脚部が半田付けされているランドに対して作用する剥そうとする力(単位面積当たりではなく、ランド全体に作用する力)の最大値を意味する。従って、最大主応力が小さいほどランドが剥れにくい、即ち、機械的強度が高いことを意味する。
図9に示す解析から明らかなように、例えば、パターンランドの面積が0.15mm2付近では、最大主応力は、パターンランドが正方形のものでは約3.0×107Paであるのに対し、パターンランドが三角形のものでは約1.9×107Paであり、パターンランドが三角形状のものの最大主応力が正方形状のものに比較して小さくなっていることが分かる。また、パターンランドが円形状のものとの比較においても、さらにパターンランドの面積が前記と異なるほかの領域でも、パターンランドが三角形状のものの最大主応力が正方形状や円形状のものに比較して小さくなっていることが分かる。
(他の実施例)
本発明に係る電子部品は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の構成とすることができる。
例えば、図6を参照して説明した第5実施例である電子部品50の金属ケース12の側板18に位置決め用突片を形成するとともに基板側に嵌合部を設け、金属ケース12の位置決めを容易にするなどの変更を加えることができる。
本発明の第1実施例である電子部品の外観を示す斜視図である。 図1に示した電子部品の基板を示す平面図である。 本発明の第2実施例である電子部品の外観を示す斜視図である。 本発明の第3実施例である電子部品の外観を示す斜視図である。 本発明の第4実施例である電子部品の外観を示す斜視図である。 本発明の第5実施例である電子部品の外観を示す斜視図である。 比較例1の基板を示す平面図である。 比較例2の基板を示す平面図である。 前記第5実施例と比較例1及び比較例2のパターンランド面積対最大主応力解析結果を示すグラフである。 従来の電子部品の外観を示す斜視図である。 いま一つの従来の電子部品を示す分解斜視図である。 図11に示した電子部品の外観を示す斜視図である。
符号の説明
10,20,30,40,50…電子部品
11…基板
11a…嵌合部
12…金属ケース
13…素子
14…脚部
15…パターンランド
16…被覆部
17…切欠き窓
18…側板
18a…位置決め用突片

Claims (4)

  1. 基板と、該基板に搭載された素子を覆う金属ケースとを含む電子部品であって、
    前記金属ケースは、前記素子を覆う板状の被覆部と、板の面が該被覆部の角部にて該角部を挟む二つの辺に対していずれも斜交するように形成されたストレートな板状の脚部とを有しており、
    前記基板は、前記金属ケースの脚部の先端がその斜辺に沿って導電的に接合される三角形状のパターンランドを有していること、
    を特徴とする電子部品。
  2. 前記金属ケースの被覆部が切欠き窓を有していることを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記金属ケースの被覆部が互いに隣接する脚部の間に折れ曲がる側板を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品。
  4. 前記金属ケースが基板に形成された嵌合部に嵌合する位置決め用突片を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子部品。
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