JP6836960B2 - 基板組立体及び基板組立体の製造方法 - Google Patents

基板組立体及び基板組立体の製造方法 Download PDF

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本発明は、基板組立体及び基板組立体の製造方法等に関し、特に2つの基板が接続された基板組立体及び基板組立体の製造方法等に関する。
プリント配線板は、絶縁性合成樹脂等で構成された絶縁基板の一面に、薄い金属箔からなる導電路で回路パターンを形成し、これらの導電路に設けたランド部に絶縁基板及び導電路を貫通する貫通孔を形成するものである。電子部品やトランス等の部品は、そのピン端子を貫通孔に挿入して装着し、ピン端子と導電路を半田付けして電気回路を形成する。この電子部品等が実装された配線基板は、電子機器や電源装置の筐体内に装着される。
所望の機能を実現するために、第1の基板よりも小さい第2の基板を第1の基板に電気的に接続して取り付ける場合がある。例えば特許文献1には、第2の基板を第1の基板に対して垂直に保持し、第2の基板の基板端子と第1の基板の基板端子とを半田付けにより接続することで、基板同士を電気接続する構造が開示されている。また例えば、特許文献2には、第1の基板と第2の基板が基板用リードフレームを介して接続され、第1の基板に対して第2の基板が垂直に保持されて接続される構造が開示されている。
特開2004−153178号公報 特開平7−307545号公報
一般的に基板用リードフレームは、直線状のリード部及び該リード部の一端に形成された基板を挟みこむためのクリップ部を備える。上記のように、基板用リードフレームを介して第1の基板と第2の基板を接続する場合、クリップ部により第2の基板を挟み込んで把持し、該把持部を半田付けにより接続し、リード部を第1の基板に形成された貫通孔に挿入して半田付けにより接続していた。当該構成では、第2の基板を固定するクリップ部により挟み込んだ部分が、第1の基板上の高い位置にある。そのため、当該基板を含む電子機器や電源装置が振動や衝撃にさらされる場合、第1の基板や第2の基板が揺れ動くことにより基板用リードフレームやその接続部(半田接合部)に力が加えられる。このような場合、クリップ部やクリップ部の半田付け部分にクラックが生じるという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、第1の基板に対して第2の基板をより安定的に実装することが可能な基板組立体等を提供することを主目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様としての基板組立体は、第1の基板と、上記第1の基板よりも小さい第2の基板と、リード部及び該リード部の一端に形成されたクリップ部を有し、上記第1の基板及び上記第2の基板を接続する基板用リードフレームと、を備え、上記クリップ部は上記第1の基板に接続され、上記リード部の他端は上記第2の基板に接続されることを特徴とする。
また、本発明において好ましくは、上記クリップ部は、上記第1の基板の端部において半田付けにより接続される。
また、本発明において好ましくは、上記リード部の他端は、上記第2の基板が備えるコネクタに接続される。
また、本発明において好ましくは、上記リード部は垂直に折り曲げられており、上記第2の基板が上記第1の基板に対して垂直に保持される。
また、本発明において好ましくは、上記第1の基板の部品面及び上記第2の基板の上記第1の基板と反対側の面に当接させて上記第1の基板及び上記第2の基板を固定するためのL字型固定部材を更に備える。
また、本発明において好ましくは、上記第1の基板の半田面及び上記第2の基板の上記第1の基板側の面に当接させて上記第1の基板及び上記第2の基板を固定するためのL字型固定部材を更に備える。
また、本発明において好ましくは、上記L字型固定部材は、上記第1の基板及び上記第2の基板に当接する面に凸部を有し、上記第1の基板及び上記第2の基板は、上記凸部が嵌合可能な嵌合凹部がそれぞれ形成される。
また、上記の目的を達成するために、本発明の一態様としての電子機器は、上記記載の基板組立体を備えることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために、本発明の一態様としての基板組立体製造方法は、第1の基板、及び該第1の基板よりも小さい第2の基板を備える基板組立体の製造方法であって、上記第1の基板に、リード部及び該リード部の一端に形成されたクリップ部を備える基板用リードフレームの該クリップ部を接続するステップと、上記第2の基板に上記リード部の他端を接続するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明において好ましくは、上記第2の基板を上記第1の基板に対して垂直に保持するように上記リード部を折り曲げるステップを更に有する。
本発明によれば、第1の基板に対して第2の基板をより安定的に実装することができる。
本発明の第1の実施形態による基板組立体の斜視図である。 図1の基板組立体を横から見た側面図である。 本発明の一実施形態によるリードフレームを示す図である。 本発明の第2の実施形態による基板組立体の斜視図である。 図4の基板組立体を横から見た側面図である。 本発明の第3の実施形態による基板組立体にL字型固定部材を取り付ける様子を示す側面図である。 本発明の第4の実施形態による基板組立体にL字型固定部材を取り付ける様子を示す側面図である。 本発明の第3の実施形態による基板組立体1の製造方法を示すフローチャートである。 従来の基板組立体の斜視図である。 従来の基板組立体の部分平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。各図において同一の符号は、特に言及が無い限り同一又は相当部分を示すものとし、説明の便宜上、部材又は部分の縦横の縮尺を実際のものとは異なるように表す場合がある。また、説明の便宜上、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成についての重複説明を省略する場合がある。
本発明の実施形態においては、第1の基板及び第2の基板を備える基板組立体について説明する。第1の基板及び第2の基板は、一般的なプリント配線板であり、電子部品が配置される部品面と、電子部品のリード線を半田付けするための半田面とを有し、小型トランス等の電源装置や携帯端末等の電子機器などに用いられるものである。本実施形態においては、寸法が一番大きい基板を第1の基板とし、残りの基板を第2の基板と呼ぶ。本実施形態においては、第1の基板1枚及び第2の基板1枚の基板組立体について説明するが、第1の基板1枚に対して複数の第2の基板を取り付けることもできる。ここで、基板組立体とは、複数の基板を備えて一体となった一組の基板(基板アセンブリ)を意味する。なお本実施形態においては、基板用リードフレームを単にリードフレームと記載する。
最初に、従来の基板組立体101について説明する。図9は、従来の基板組立体101の斜視図である。基板組立体101は、第1の基板110と、第2の基板120と、リードフレーム130とを備える。第1の基板110と第2の基板120はリードフレーム130を介して接続される。リードフレーム130は、直線状のリード部131と、リード部131の一端に形成されたクリップ部132とを備える。第1の基板110上の部品面には電子部品111が配置される。
クリップ部132は、第2の基板120の端部を把持して半田付けにより接続される。第2の基板120の半田付けされる箇所には、パッド123が形成され、第2の基板120上に形成された金属パターンと導通する。リード部131の他端は、第1の基板110に形成された貫通孔112に挿通されて半田付けにより接続される。第1の基板110の半田付けされる箇所には、パッド113が形成され、第1の基板110上に形成された金属パターンと導通する。1つの例では、クリップ部132により第2の基板120を挟み込んで把持し、該把持部を半田付けにより接続する。その後、クリップ部132が接続された第2の基板120を他の電子部品111と同様に第1の基板上110に実装し、フロー半田付け又はディップ半田付けにより接続することにより、基板組立体101を製造する。
図9に示すとおり、上記の構成では、第2の基板120を固定するクリップ部132により挟み込んだ部分(把持部)が、第1の基板上110の高い位置にある。リードフレーム130は、一般的にクリップ部132の強度が他の部分と比較して弱い。基板組立体101を含む電子機器や電源装置が振動や衝撃にさらされる場合、第1の基板110や第2の基板120が揺れ動くことによりリードフレーム130やその接続部(半田接合部)に力が加えられる。このような場合、クリップ部132やクリップ部132の半田接合部にクラックが生じるという問題があった。特に第1の基板110が筐体等に固定される場合、第2の基板120は第1の基板110と比較して揺れ動く大きさや頻度が大きいことから、リードフレーム130や半田接合部により力が加えられるため、このようなクラックが生じやすいという問題があった。
また上記の構成では、第1の基板にリード部131の他端を取り付けるための貫通孔112を形成する必要がある。しかし、貫通孔112を形成する物理的制約から、例えば強度面などの制約から、第1の基板110の基板端から所定距離離れた所に貫通孔112を形成する必要があった。
図10は、従来の基板組立体101の部分平面図である。図10に示すように、第1の基板110に第2の基板120を取り付ける場合、第2の基板120を取り付ける必要があるほど第1の基板上110のスペースが逼迫しているにもかかわらず、第1の基板110上にデッドスペース114が発生するという問題があった。デッドスペース114を極力減らし、基板組立体101の占有するスペースを小さくすることは、電子機器の小型化の要請に応えるためにも必要である。
次に本発明の実施形態による基板組立体1について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による基板組立体1の斜視図であり、図2は、図1の基板組立体1を横から見た側面図である。基板組立体1は、第1の基板10と、第2の基板20と、リードフレーム30とを備える。第1の基板10及び第2の基板20は、リードフレーム30を介して接続される。説明の便宜上、図1は3本のリードフレーム30を示すが、基板組立体1が複数のリードフレーム30を含むことの例示であり、これに限定されない。各基板は、好ましくは一般的なプリント基板であって、配線された基板上には電子部品11を実装することができる。第1の基板10は、電子部品11が配置される面が部品面であり、その裏面が半田面となる。第2の基板20は、両面とも部品面であるが、片面を半田面として用いてもよい。
図3は、本発明の一実施形態によるリードフレーム30を示す図であり、メイン基板10を挟みこんだときのリードフレーム30を示す図である。リードフレーム30は、直線状のリード部31と、リード部31の一端に形成されたクリップ部32とを備える。第1の基板10と第2の基板20はリードフレーム30を介して接続される。クリップ部32は、基板を両側から挟み込んで保持可能な形状を有し、好ましくは、弾性構造となっている。リード部31の他端は、直線状のリード部31がそのまま延びて端部となる。リードフレーム30は、一般的に使用される基板用リードフレームであり、例えばその材質はりん青銅などである。なお基板に取り付けられる前のリードフレーム30は、一般的に、リード部31の他端を一体的に連結する連結部(図示せず)を備えており、複数のクリップ部32とこれに対応する複数のリード部31を備えた一体的なリードフレーム部材である。必要な箇所へのクリップ部32の接続終了後、連結部は切断処理され、図1に示すような直線状の複数のリードフレーム30となる。
クリップ部32は、第1の基板10の端部において第1の基板10を挟み込んだ状態で半田付けにより接続される。第1の基板10の半田付けされる箇所には、パッド(ランド)13がそれぞれ形成される。パッド13は、半田付けされる第1の基板10の端部の表面のみに形成されてもよいし、当該端部の裏面のみに形成されてもよいし、当該端部の表面及び裏面の両方に形成されてもよい。それぞれのパッド13は、第1の基板10上に形成された金属パターンと導通する。
第2の基板20は、リードフレーム30を接続するためのコネクタ21を備える。コネクタ21は、リード部31の他端のそれぞれを接続するための挿入凹部を有する。リード部31の他端は、挿入凹部に挿通されて固定される。1つの例では、挿入凹部に挿通されたリード部31の他端が挿入凹部で嵌合されるように挿入凹部は形成され、リード部31の他端は、コネクタ21と嵌合接続される。1つの例では、挿入凹部に挿通されたリード部31の他端は、挿入凹部内で圧着されることにより、コネクタ21と接続される。
挿入凹部には、第2の基板20上の金属パターンと電気的に接続されたコンタクトが配置され、挿入凹部へ挿通されたリードフレーム30の他端は、挿入凹部のコンタクトと接続される。このようにして、第1の基板10と第2の基板20を電気的に接続しつつ固定することができる。
次に、第1の実施形態による基板組立体1の作用効果について説明する。前述のとおり、リードフレーム30は、クリップ部32の強度が他の部分と比較して弱い。基板組立体1を含む電子機器や電源装置が振動や衝撃にさらされる場合、第1の基板10や第2の基板20が揺れ動くことによりクリップ部32に力が加えられる。ここで、一般的に基板組立体1は電子機器等に組み込まれるものであり、基板組立体1は例えば筐体に収容される。この場合、第1の基板10は基板組立体1の中で一番大きいため、第1の基板10は当該筐体にねじ止めなどにより固定される。そのため、第1の基板10は第2の基板20と比較して揺れ動く大きさや揺れ動く頻度が少ない。本実施形態では、クリップ部32を基板組立体1の中で一番大きな第1の基板10と接続している。このような構成とすることにより、クリップ部32やクリップ部32と半田付けされた半田接合部に生じるクラックの発生を低減することが可能となる。
また本実施形態では、クリップ部32と第1の基板10の接続箇所は、第1の基板10の端部、すなわち基板端である。このような構成とすることにより、従来デッドスペースとなっていた第1の基板10の端部付近のスペースを有効活用することが可能となり、第1の基板10上のスペース全体を有効活用することが可能となる。
上記の作用効果は、特に言及が無い限り、他の例や他の実施形態においても同様である。
次に本発明の第2の実施形態による基板組立体1について説明する。図4は、本発明の第2の実施形態による基板組立体1の斜視図であり、図5は、図4の基板組立体1を横から見た側面図である。第2の実施形態による基板組立体1は、第1の実施形態による基板組立体1のリードフレーム30のリード部31が垂直に折り曲げられた基板組立体1である。リード部31は、第2のサブ基板20に取り付けられたコネクタ21が第1の基板10と接近する方向に折り曲げられている。好ましくは、リード部31は該リード部31の中央付近で折り曲げられている。第2の実施形態による基板組立体1は、第2の基板20を第1の基板10に対して垂直に保持するように構成される。
このような構成とすることにより、本実施形態では、基板組立体1の占有するスペースを小さくすることが可能となる。第1の実施形態による基板組立体1は、第2の実施形態による基板組立体1の製造途中の状態であると考えることができる。ただし、基板組立体の要求される寸法によっては、第1の実施形態による基板組立体1が要求される基板組立体の最終形態であってもよいし、リード部31が異なる角度に折り曲げられた基板組立体1が要求される基板組立体の最終形態であってもよい。
次に本発明の第3の実施形態による基板組立体1について説明する。第3の実施形態による基板組立体1は、第2の実施形態による基板組立体1が更にL字型固定部材40により固定された基板組立体である。図6は、第2の実施形態による基板組立体1にL字型固定部材40を取り付ける様子を示す側面図である。L字型固定部材40は、例えばL字型の固定金具であり、第1の基板10の部品面及び第2の基板20の第1の基板10と反対側の面(コネクタ21が取り付けられた面の反対側の面)に当接し、第1の基板10及び第2の基板20を固定する。
L字型固定部材40は、L字の一辺におけるL字型の外側面であって第1の基板10の部品面に当接する面、及びL字の他辺におけるL字型の内側面であって第2の基板20の第1の基板10と反対側の面に当接する面に凸部41を有する。第1の基板10の部品面及び第2の基板の第1の基板10と反対側の面は、凸部41が嵌合可能な嵌合凹部(図示せず)がそれぞれ形成される。L字型固定部材40は2つの凸部41が第1の基板10と第2の基板20の嵌合凹部に嵌め込まれることにより取り付けられ、第1の基板10と第2の基板20は固定される。
次に本発明の第4の実施形態による基板組立体1について説明する。第4の実施形態による基板組立体1は、第2の実施形態による基板組立体1が更にL字型固定部材40により固定された基板組立体である。図7は、第2の実施形態による基板組立体1にL字型固定部材40を取り付ける様子を示す側面図である。L字型固定部材40は、例えばL字型の固定金具であり、第1の基板10の半田面及び第2の基板20の第1の基板10側の面に当接し、第1の基板10及び第2の基板20を固定する。
L字型固定部材40は、L字の一辺におけるL字型の内側面であって第1の基板10の半田面に当接する面、及びL字の他辺におけるL字型の外側面であって第2の基板20の第1の基板10側の面に当接する面に凸部41を有する。第1の基板10の半田面及び第2の基板の第1の基板10側の面は、凸部41が嵌合可能な嵌合凹部がそれぞれ形成される。L字型固定部材40は2つの凸部41が第1の基板10と第2の基板20の嵌合凹部に嵌め込まれることにより取り付けられ、第1の基板10と第2の基板20は固定される。
第3の実施形態又は第4の実施形態では、第1の基板10と第2の基板20をより強い強度で固定することが可能となり、第1の基板10や第2の基板20の揺れ動く大きさや頻度を低減することが可能となる。これにより、より強い振動や衝撃にさらされた場合であっても、クリップ部32やクリップ部32と半田付けされた半田接合部に生じるクラックの発生を低減することが可能となる。
第3の実施形態又は第4の実施形態では、L字型固定部材40を1つ用いて基板組立体1を固定する場合を説明したが、複数のL字型固定部材40を用いて基板組立体1を固定することもできる。或いは、第3の実施形態で用いたL字型固定部材40と、第4の実施形態で用いたL字型固定部材40とを併用して用いて、第1の基板10と第2の基板20を固定することもできる。
次に他の実施形態として、基板組立体1の製造方法について説明する。図8は、本発明の第3の実施形態による基板組立体1の製造方法を示すフローチャートである。最初に、接続対象の第1の基板10と第2の基板20を準備するとともに、複数のリードフレーム30が一体的に連結して構成されるリードフレーム部材を準備する(S801)。準備する第1の基板10は、フロー半田付け又はディップ半田付けなどにより電子部品11が接続されたものであり、準備する第2の基板20は、リフロー半田付けなどによりコネクタ21が取り付けられたものである。
次に、第1の基板10上に形成された複数のパッド13をクリップ部32のそれぞれにより挟みこみ、挟み込んだ部分のそれぞれを半田付けにより接続することで、リードフレーム部材を第1の基板10に電気的に接続しつつ固定して取り付ける(S802)。続いて、リードフレーム部材のリード部31のそれぞれをリード部31の所定位置で切断して、連結部を取り除く(S803)。このとき、第1の基板10と第2の基板20を接続するのに必要なリード部31の長さを確保可能な所定位置において切断する。
次に、リード部31を切断することにより形成されたリードフレーム30のリード部31の他端のそれぞれをコネクタ21の挿入凹部に挿通し、コネクタ21と嵌合接続する(S804)。このようにして、リード部31の他端を第2の基板20に電気的に接続しつつ固定して取り付ける。これにより、第1の基板10と第2の基板20は電気的に接続される。
次に、第2の基板20を第1の基板10に対して垂直に保持するように、各リードフレーム30のリード部31を垂直に折り曲げる(S805)。このとき、コネクタ21が第1の基板20と接近する方向にリード部31を折り曲げる。
次に、第1の基板10の部品面に形成された嵌合凹部、及び第2の基板20のコネクタ21が取り付けられた面の反対側の面に形成された嵌合凹部のそれぞれに、凸部41を嵌め込むことによりL字型固定部材40を取り付ける(S806)。このようにして、L字型固定部材40を用いて、第1の基板10と第2の基板20を固定する。
製造方法の他の実施形態では、ステップ801〜ステップ804を行うことにより、第1の実施形態による基板組立体1を製造する。製造方法の他の実施形態では、ステップ801〜ステップ805を行うことにより、第2の実施形態による基板組立体1を製造する。製造方法の他の実施形態では、ステップ806の代わりに、第1の基板10の半田面に形成された嵌合凹部、及び第2の基板20のコネクタ21が取り付けられた面に形成された嵌合凹部のそれぞれに、凸部41を嵌め込むことによりL字型固定部材40を取り付ける。これにより、第4の実施形態による基板組立体1を製造する。
なお、その他の実施形態では、上記で説明した基板組立体1を備える電子機器や電源装置とすることもできるし、第1の基板10と第2の基板20の取り付け構造とすることもできる。
以下に本発明の実施形態の変形例について説明する。以下で述べる変形例は、矛盾が生じない限りにおいて、適宜組み合わせて本発明の任意の実施形態に適用することができる。
1つの例では、クリップ部32は、第1の基板10を基板端以外の把持可能な部分において第1の基板10を挟みこんだ状態で半田付けにより接続される。この場合、従来デッドスペースとなっていた第1の基板10の端部付近のスペースを有効活用することはできないが、その他のスペースを有効活用できる場合がある。
1つの例では、第1の基板10におけるクリップ部32が半田付けされる箇所の少なくとも一部には、パッド13が形成されない。第1の基板10と第2の基板20は、当該クリップ部32を備えるリードフレーム30を介しては、電気的に接続されずに固定される。
1つの例では、サブ基板20はコネクタ部21を備えず、リード部31の他端はサブ基板20の貫通孔に挿通されて半田付けにより接続される。
1つの例では、第3の実施形態又は第4の実施形態などのように基板組立体1がL字型固定部材40を備える場合、L字型固定部材40は凸部41を有さず、第1の基板10及び第2の基板20は、凸部41を嵌合可能な嵌合凹部を有さない。L字型固定部材40は、第1の基板10の部品面及び第2の基板20の第1の基板10と反対側の面に当接し、ねじ止め、爪嵌合又は接着剤などの公知の固定方法により、固定される。或いは、L字型固定部材40は、第1の基板10の半田面及び第2の基板20の第1の基板10側の面に当接し、ねじ止め、爪嵌合又は接着剤などの公知の固定方法により、固定される。
1つの例では、第3の実施形態又は第4の実施形態などのように基板組立体1がL字型固定部材40を備える場合、メイン基板10とサブ基板20が1本のリードフレーム30により接続される。
以上に説明してきた各実施例は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。各実施例は、矛盾が生じない限りにおいて、適宜組み合わせて本発明の任意の実施形態に適用することができる。すなわち本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。
1 基板組立体
10 第1の基板
11 電子部品
13 パッド
20 第2の基板
21 コネクタ
30 基板用リードフレーム
31 リード部
32 クリップ部
40 固定部材
41 凸部
101 基板組立体
110 第1の基板
111 電子部品
112 貫通孔
113 パッド
114 デッドスペース
120 第2の基板
123 パッド
130 基板用リードフレーム
131 リード部
132 クリップ部

Claims (10)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板よりも小さい第2の基板と、
    リード部及び該リード部の一端に形成されたクリップ部を有し、前記第1の基板及び前記第2の基板を接続する基板用リードフレームと、を備え、
    前記クリップ部は前記第1の基板に接続され、前記リード部の他端は前記第2の基板に接続される、基板組立体。
  2. 前記クリップ部は、前記第1の基板の端部において半田付けにより接続される、請求項1に記載の基板組立体。
  3. 前記リード部の他端は、前記第2の基板が備えるコネクタに接続される、請求項1又は2に記載の基板組立体。
  4. 前記リード部は垂直に折り曲げられており、前記第2の基板が前記第1の基板に対して垂直に保持される、請求項1から3のいずれか1項に記載の基板組立体。
  5. 前記第1の基板の部品面及び前記第2の基板の前記第1の基板と反対側の面に当接させて前記第1の基板及び前記第2の基板を固定するためのL字型固定部材を更に備える、請求項4に記載の基板組立体。
  6. 前記第1の基板の半田面及び前記第2の基板の前記第1の基板側の面に当接させて前記第1の基板及び前記第2の基板を固定するためのL字型固定部材を更に備える、請求項4に記載の基板組立体。
  7. 前記L字型固定部材は、前記第1の基板及び前記第2の基板に当接する面に凸部を有し、
    前記第1の基板及び前記第2の基板は、前記凸部が嵌合可能な嵌合凹部がそれぞれ形成される、請求項5又は6に記載の基板組立体。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の基板組立体を備える電子機器。
  9. 第1の基板、及び該第1の基板よりも小さい第2の基板を備える基板組立体の製造方法であって、
    前記第1の基板に、リード部及び該リード部の一端に形成されたクリップ部を備える基板用リードフレームの該クリップ部を接続するステップと、
    前記第2の基板に前記リード部の他端を接続するステップと、を有する製造方法。
  10. 前記第2の基板を前記第1の基板に対して垂直に保持するように前記リード部を折り曲げるステップを更に有する、請求項9に記載の製造方法。
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