JP2011119087A - コネクタ部材およびそれを用いた電子装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板10に固定される接続部31と、接続部31と一体化され、被接続部材40と当接することにより変形可能な弾性部32とを備え、接続部31および弾性部32の少なくともいずれか一方に磁性を有する材料にて構成された保護部材33を備えたコネクタ部材とする。このようなコネクタ部材は、磁性を有する材料にて構成された保護部材33を備えているため、保護部材33にて電流に含まれるノイズを熱に変換することができ、ノイズを外部へ放出することを抑制することができる。
【選択図】図2
Description
このような電子装置では、電位変動の少ない筐体と、プリント基板のグランドパターンとをコネクタ部材を介して電気的に接続することにより、グランドパターンの電位変動を抑制することができる。このため、グランドパターンの電位変動に伴って不要な電流がプリント基板に流れることを抑制することができ、当該不要な電流が流れることに起因して発生するノイズが電流に含まれることを抑制することができる。そして、電流にノイズが含まれることを抑制することができることから、プリント基板と筺体とをコネクタ部材を介して接続しない場合と比較して、電子装置の外部にノイズが放射されることを抑制することができる。
そして、請求項7に記載の発明のように、請求項1ないし6のいずれか1つに記載のコネクタ部材(30)と、一面に電子部品(20)が配置されると共にグランドパターンが形成されており、当該グランドパターン上にコネクタ部材(30)が配置される基板としてのプリント基板(10)と、プリント基板(10)のグランドパターンとコネクタ部材(30)を介して電気的に接続される被接続部材としてのヒートシンク(40)と、を有する電子装置とすることもできる。
本発明のコネクタ部材を用いて構成された電子装置について説明する。図1は、第1実施形態における電子装置の断面構成を示す図である。なお、本実施形態の電子装置は、例えば、カーナビゲーション装置や携帯電話等に適用されると好適である。
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の電子装置は、第1実施形態に対してコネクタ部材30の構成を変更したものであり、その他に関しては上記第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。図4(a)は、本実施形態のコネクタ部材30の斜視模式図であり、図4(b)は、図4(a)に示すコネクタ部材30の側壁を取り外したときの斜視模式図である。なお、図4(a)は断面図ではないが、理解をし易くするために、保護部材33にハッチングを施してある。
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の電子装置は、第1実施形態に対してコネクタ部材30の構成を変更したものであり、その他に関しては上記第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。図5(a)は、本実施形態のコネクタ部材30の斜視模式図であり、図5(b)は、図5(a)に示すコネクタ部材30の断面構成を示す図である。なお、図5(b)は、図5(a)中のA−A断面に相当している。なお、図5(a)は断面図ではないが、理解をし易くするために、保護部材33にハッチングを施してある。
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の電子装置は、第1実施形態に対してコネクタ部材30の構成を変更したものであり、その他に関しては上記第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。図6は、本実施形態のコネクタ部材30の斜視模式図である。なお、図6は断面図ではないが、理解をし易くするために、保護部材33にハッチングを施してある。
上記各実施形態では、コネクタ部材30に保護部材33を備えた例について説明したが、例えば、コネクタ部材30を導電性を有すると共に、磁性を有する材料にて構成することができ、例えば、ニッケル等を用いて構成することができる。このようなコネクタ部材30としても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
20 電子部品
30 コネクタ部材
31 接続部
32 弾性部
33 保護部材
40 ヒートシンク
Claims (7)
- 基板(10)の一面に形成されたグランドパターン上に搭載されると共に、前記基板(10)と被接続部材(40)との間に配置され、前記基板(10)のグランドパターンと前記被接続部材(40)とを電気的に接続するコネクタ部材であって、
前記基板(10)に固定される接続部(31)と、前記接続部(31)と一体化され、前記被接続部材(40)と当接することにより変形可能な弾性部(32)とを備え、前記接続部(31)および前記弾性部(32)の少なくともいずれか一方に磁性を有する材料にて構成された保護部材(33)が備えられていることを特徴とするコネクタ部材。 - 前記接続部(31)は、前記基板(10)に固定される底面と、前記底面の端部に備えられた当該底面と垂直となる側壁とを備え、前記側壁に前記保護部材(33)が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ部材。
- 前記接続部(31)は、前記基板(10)に固定される底面と、前記底面の端部に備えられる支持部(34)と、当該支持部(34)に固定され、前記底面と垂直となる側壁とを備えており、当該側壁が前記保護部材(33)で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ部材。
- 前記接続部(31)は、前記基板(10)に固定される矩形状の底面と、前記底面の端部であって、前記底面の相対する端部および当該端部と異なる一つの端部に前記底面と垂直となる側壁とを備え、前記底面の相対する端部に備えられる前記側壁それぞれには、他方の前記側壁に向かって打ち抜かれることにより構成される保持部(35)が形成されており、前記側壁および前記保持部(35)で囲まれる領域に前記保護部材(33)が収容されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ部材。
前記接続部(31)は、前記基板(10)に固定される矩形状の底面と、当該矩形状とされた底面のうち相対する二辺および当該二辺と異なる二辺のうちの一辺に前記底面と垂直となる側壁とを備え、前記相対する二辺に備えられた側壁それぞれには、他方の前記側壁に向かって打ち抜かれることにより構成される保持部(35)が形成されており、前記側壁および前記保持部(35)で囲まれる領域に前記保護部材(33)が収容されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ部材。 - 前記接続部(31)は、前記基板(10)に固定される底面と、前記底面の端部に備えられた当該底面と垂直となる側壁とを備え、前記側壁には前記保護部材(33)としてのフェライトコアが備えられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ部材。
- 基板(10)の一面に形成されたグランドパターン上に搭載されると共に、前記基板(10)と被接続部材(40)との間に配置され、前記基板(10)のグランドパターンと前記被接続部材(40)とを電気的に接続するコネクタ部材であって、
前記基板(10)に固定される接続部(31)と、前記接続部(31)と一体化され、前記被接続部材(40)と当接することにより変形可能な弾性部(32)とを備え、前記接続部(31)および前記弾性部(32)は、導電性を有すると共に、磁性を有する材料にて構成されていることを特徴とするコネクタ部材。 - 請求項1ないし6のいずれか1つに記載のコネクタ部材(30)と、
一面に電子部品(20)が配置されると共にグランドパターンが形成されており、当該グランドパターン上に前記コネクタ部材(30)が配置される前記基板としてのプリント基板(10)と、
前記プリント基板(10)の前記グランドパターンと前記コネクタ部材(30)を介して電気的に接続される前記被接続部材としてのヒートシンク(40)と、を有することを特徴とする電子装置。
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---|---|---|---|---|
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002208794A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Alpine Electronics Inc | 電磁波障害防止用部品 |
JP2007250320A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Kitagawa Ind Co Ltd | コンタクト部材 |
JP2009123786A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Kitagawa Ind Co Ltd | コンタクト部材 |
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2009
- 2009-12-02 JP JP2009274242A patent/JP5381663B2/ja not_active Expired - Fee Related
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