JPH0632715Y2 - 表面弾性波フィルタのシールド構造 - Google Patents

表面弾性波フィルタのシールド構造

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JPH0632715Y2
JPH0632715Y2 JP5970289U JP5970289U JPH0632715Y2 JP H0632715 Y2 JPH0632715 Y2 JP H0632715Y2 JP 5970289 U JP5970289 U JP 5970289U JP 5970289 U JP5970289 U JP 5970289U JP H0632715 Y2 JPH0632715 Y2 JP H0632715Y2
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acoustic wave
wave filter
surface acoustic
shield plate
shield
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賢次 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、テレビジョン受像機やビデオテープレコーダ
に於ける映像及び音声中間周波処理回路、CATVチュ
ーナのセカンドコンバータ等の高周波回路部品に用いる
表面弾性波フィルタのシールド構造に関する。
(従来の技術) 一般に、表面弾性波フィルタ(SAWフィルタ)は、く
し形電極を圧電基板の表面に入力電極、出力電極として
構成し、入力側のくし形電極に電気信号を印加して表面
弾性波を発生させ、出力側くし形電極でこれをうけて電
気信号に変換する。
このような表面弾性波フィルタの使用回路において、表
面弾性波フィルタの入力端子と出力端子の間及びこれら
と接続される回路間には電気的シールドを行っている。
さらに、表面弾性波フィルタのシールド効果を増すため
に本体ケースをシャーシに接続している。
第8図は従来の映像及び音声中間周波処理回路における
表面弾性波フィルタのシールド構造を示す分解斜視図で
ある。
この図に示す映像及び音声中間周波処理回路100は、
表面弾性波フィルタ1と、表面弾性波フィルタ1が装着
される印刷配線板11と、表面弾性波フィルタ1の端子
間を電気的にシールドするシールド板21と、印刷配線
板11の筐体となるシャーシ本体31とから構成する。
表面弾性波フィルタ1は、本体ケース2の一端面に入力
端子対3,4と出力端子対5,6を有し、かつ、これら
の入出力端子間にアース端子6,7を有している。印刷
配線板11には表面弾性波フィルタ1の端子3,4,
5,6,7,8を挿入するための端子挿入孔12,1
3,14,15,16,17を形成している。
シャーシ本体31には、表面弾性波フィルタ1の本体ケ
ース2をアースするための端子32を形成している。
シールド板21には、このシールド板21を印刷配線板
11に装着するための突起部22,23を設けている。
これに対応して、印刷配線板11にはシールド板の突起
部22,23を挿入するための端子挿入孔18,19を
設けている。また、シールド板21には、前記アース端
子7,8と咬合するための切込み24,25を形成して
いる。
第9図は第8図の映像及び音声中間周波処理回路を組立
てた状態の要部を示す断面図で、半田付けする以前の状
態を示している。
この図の状態では、突起部22,23は印刷配線板11
に設けた挿入孔18,19に挿入している。シールド板
21の切込み24,25は、前記アース端子7,8と咬
合している。これによって、切込み24,25と、前記
アース端子7,8の間にできる隙間26,27は半田付
け可能な大きさとなる。また、シャーシ本体31の端子
32は本体ケース2の上面に接触している。
第10図は第9図の映像及び音声中間周波処理回路に半
田付けを行った場合のA−A線断面図である。
この図に示すように、端子3,5,7及びシールド板2
1は、半田付けランド41に、半田42によって固定し
ている。なお、図示しない端子4,6,8も端子3,
5,7と同様に半田付け固定している。
このような表面弾性波フィルタのシールド構造によれ
ば、アース端子7,8と接続したシールド板21によっ
て、入力端子対3,4と出力端子対5,6の間及びこれ
らと接続される回路間に、電気的シールドを行うことが
でる。さらに、表面弾性波フィルタ1の本体ケース2を
シャーシ本体31の端子32によってアースすることが
できる。ところが、表面弾性波フィルタの性能上本体ケ
ース2と端子32を半田付けできず、端子32は本体ケ
ース2の上面を押え付けているだけなのでアース接続の
信頼性が低い。また、シールド板21は半田付けランド
41が形成された面から挿入し半田付けを行うので、取
り付けが困難である。
(考案が解決しようとする課題) 前記した従来の表面弾性波フィルタのシールド構造は、
表面弾性波フィルタの本体ケースのアース接続を行う場
合、シャーシ本体の端子は本体ケースの上面を押え付け
ているだけなのでアース接続の信頼性が低いという問題
がある。また、シールド板は半田付けランドが形成され
た面から挿入して半田付けを行うので、取り付けが困難
であるという問題があった。
そこで本考案は、前記の問題点を除去し、表面弾性波フ
ィルタの本体ケースのアース接続が確実に行え、かつ、
シールド板の印刷配線板への取り付けが容易に行える表
面弾性波フィルタのシールド構造の提供を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、表面弾性波フィルタのケースと嵌合し、該ケ
ースと電気的に接続をする嵌合部を備え、さらに、この
嵌合部と一体に設けて、前記表面弾性波フィルタの入力
端子と出力端子の間及びこれらと接続される回路間のシ
ールドを行うシールド部を備えたシールド板と、前記表
面弾性波フィルタのアース端子及び前記シールド板のシ
ールド部を挿入するためのスリット状挿入孔を備え、さ
らに、この挿入孔の近傍に形成したアースパターンを備
えた印刷配線板とを具備したことを特徴とする。
(作用) この様な構成によれば、シールド板は、嵌合部によっ
て、表面弾性波フィルタの本体ケースと嵌合し、該ケー
スと電気的接続をするのでアース接続に対する信頼性が
高い。また、シールド板は、嵌合部が表面弾性波フィル
タと嵌合したまま、表面弾性波フィルタのアース端子と
共に、シールド板のシールド部をスリット状挿入孔に挿
入するので、シールド板の取り付けが容易に行える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係る表面弾性波フィルタのシールド構
造を映像及び音声中間周波処理回路に適応した場合の一
実施例を示す分解斜視図である。
この図において、映像及び音声中間周波処理回路100
の表面弾性波フィルタ1は従来と同様の構成である。ま
た、印刷配線板11に設けた端子挿入孔12,13,1
4,15も従来と同様である。さらに、シャーシ本体3
1の構成も従来と同様である。
本実施例においては、表面弾性波フィルタ1に装着して
使用するシールド板61を設けている。
このシールド板61には、表面弾性波フィルタ1の本体
ケース2と嵌合するコの字形の嵌合部62を設けてあ
る。嵌合部62の一面(図示上面)には突起部63を設
けてある。この突起部63はシャーシ本体31の端子3
2と接触して、半田付けするためのものである。さら
に、嵌合部62の他面側に延出してシールド部64を設
けている。印刷配線板11には、表面弾性波フィルタ1
のアース端子7,8及びシールド板61の端子シールド
部64を挿入するためのスリット状挿入孔51が設けて
ある。
第2図は第1図のシールド板の斜視図である。
この図に示すように、嵌合部62の下面には表面弾性波
フィルタ1の端子5,7を挿入するための切込み65と
端子6,8を挿入するための切欠き66が設けてある。
シールド部64には前記アース端子7と咬合するための
切込み67と、前記アース端子8と咬合するための切欠
き68を形成している。上記切込み65、切欠き66は
それぞれ切込み67、切欠き68と連通している。ここ
で、嵌合部62入口の内寸h1は表面弾性波フィルタ1
の本体ケース2の厚みh2よりも小さく、嵌合部62奥
の内寸h3は第3図に示す表面弾性波フィルタ1の本体
ケース2の厚みh2よりも大きくして、嵌合部62に本
体ケース2を圧入するだけで、本体ケース2とシールド
板61の間の接触が可能となるようにしている。
第3図は第1図の映像及び音声中間周波処理回路を組立
てた状態の要部を示す断面図で、半田付けする以前の状
態を示している。第4図は第3図の底面図である。
第3図に示すように、シールド板61の切込み67、切
欠き68は前記アース端子7,8と咬合している。ま
た、第4図に示すように、印刷配線板11の裏面には、
表面弾性波フィルタの端子3,4,5,6を半田付けす
るための半田付けランド41が設けてある。各々の半田
付けランド41は、配線パターン81によって入力側、
出力側の各端子回路に接続している。また、印刷配線板
11の裏面には、アース端子7,8とシールド板61の
シールド部64を半田付けするための半田付けランド8
2が設けてある。半田付けランド82はアースパターン
83によってシャーシ本体31と接続している。
第5図は第3図の回路に半田付けを行った状態のB−B
線断面図である。
この図に示すように、端子3,5は半田付けランド41
に、半田42によって固定され、また、アース端子7は
シールド板61のシールド部64と共に半田付けランド
82に、半田42によって固定されている。なお、図示
しない端子4,6,8も端子3,5,7と同様に半田付
け固定されてる。
また、シールド板61の突起部63とシャーシ31の端
子32も半田43によって接続されている。従来例では
表面弾性波フィルタ1の本体ケース2と、シャーシ本体
31の端子32に半田付けできなかったが、本実施例で
は、シールド板61を介することによって半田付けでき
る。
端子32は、印刷配線板11の熱変化による端子や半田
付け部への応力を考慮して極力曲り易いような状態で設
けている。
次に印刷配線板11が熱変化を受けた場合の力関係を説
明する。
第5図において、図中C方向に印刷配線板11が変化し
た場合、突起部63に、D方向のf0の力が加わり、こ
のため、端子3,4,5,6及び半田付け部にもE方向
にf1の力が加わるが、端子32が曲がることによって
f1を充分小さい値に押えることができる。また、図中
C方向とは反対の方向にに印刷配線板11が変化した場
合も同様の効果がある。さらに、アース端子7,8と本
体ケース2がシールド板61を介して接続され、アース
端子7,8が印刷配線板11のアースパターン83によ
ってアース接続が行なわれているので、突起部63によ
るアースに不都合を生じた場合も本体ケース2のアース
を維持することができる。
以上のような構成によれば、第2図に示すように嵌合部
62入口の内寸h1は表面弾性波フィルタ1の本体ケー
ス2の厚みh2よりも小さいので、本体ケース2を嵌合
部62に圧入嵌合するだけで、シールド板61と表面弾
性波フィルタ1の本体ケース2の電気的接続が可能とな
る。また、第5図に示すように、シールド板61の嵌合
部62とシールド部64は一体に形成されており、さら
に、シールド板61は表面弾性波フィルタ1を装着した
まま印刷配線板11の表面からシールド部64がスリッ
ト状挿入孔51に挿入されるので、シールド板61の印
刷配線板11への取り付けが容易に行える。
第6図は本考案の他の実施例を示すシールド板の斜視図
である。
この図に示すように、シールド板61は、嵌合部62の
上面に突起部を設けていない。これ以外のシールド板6
1の構成は第2図と同様である。
第7図は第6図のシールド板を用いて、表面弾性波フィ
ルタを印刷配線板に半田付けした状態を示す断面図であ
る。
この図に示すように、シャーシ本体31には、シールド
板61と接続するためのアース用端子を設けていない。
しかしながら、印刷配線板11の裏面のアースパターン
83を通してケース本体2のアースが行なわれている。
これ以外のシャーシ本体31の構成は第3図のシャーシ
31と同様である。
このような第6図の構成によれば電気性能(アース機
能)においては第1図の実施例よりも劣るが、製造コス
トにおいては構造が簡単なので有利である。それ以外の
効果が第1図の実施例と同様である。
[考案の効果] 以上述べた様に本考案によれば、表面弾性波フィルタを
シールド板に圧入し、印刷配線板に組込んで半田付けす
ればよいので、表面弾性波フィルタの本体ケースのアー
ス接続を確実に行え、さらに、シールド板の印刷配線板
への取り付けを容易に行える。また、表面弾性波フィル
タとシールド板を組立品として扱い配置できるので、作
業能率が高くなる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る表面弾性波フィルタのシールド構
造を映像及び音声中間周波処理回路に適応した場合の一
実施例を示す分解斜視図、第2図は第1図のシールド板
の斜視図、第3図は第1図の映像及び音声中間周波処理
回路を組立てた状態の要部を示す断面図、第4図は第3
図の底面図、第5図は第3図の映像及び音声中間周波処
理回路に半田付けを行った状態のB−B線断面図、第6
図は本考案の他の実施例を示すシールド板の斜視図、第
7図は第6図のシールド板を用いた映像及び音声中間周
波処理回路の要部を示す断面図、第8図は従来の映像及
び音声中間周波処理回路における表面弾性波フィルタの
シールド構造を示す分解斜視図、第9図は第8図の映像
及び音声中間周波処理回路を組立てた状態の要部を示す
断面図、第10図は第9図の映像及び音声中間周波処理
回路に半田付けを行った状態のA−A線断面図である。 1…表面弾性波フィルタ、2…本体ケース、 3,4…入力端子、5,6…出力端子、 7,8…アース端子、11…印刷配線板、 31…シャーシ本体、32…端子、 51…スリット状貫通孔、61…シールド板、 62…嵌合部、63…突起部、 64…シールド部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面弾性波フィルタのケースと嵌合し、該
    ケースと電気的に接続をする嵌合部と、この嵌合部と一
    体に設けて、前記表面弾性波フィルタの入力端子と出力
    端子の間及びこれらと接続される回路間のシールドを行
    うシールド部とを備えたシールド板と、 前記表面弾性波フィルタのアース端子及び前記シールド
    板のシールド部を挿入するためのスリット状挿入孔と、
    この挿入孔の近傍に形成したアースパターンとを備えた
    印刷配線板とを具備したことを特徴とする表面弾性波フ
    ィルタのシールド構造。
JP5970289U 1989-05-25 1989-05-25 表面弾性波フィルタのシールド構造 Expired - Lifetime JPH0632715Y2 (ja)

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JPH031592U JPH031592U (ja) 1991-01-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011003471A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Panasonic Electric Works Co Ltd スイッチ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011003471A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Panasonic Electric Works Co Ltd スイッチ装置

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