JPH0611571Y2 - 電子装置のケース構造 - Google Patents

電子装置のケース構造

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JPH0611571Y2
JPH0611571Y2 JP7817488U JP7817488U JPH0611571Y2 JP H0611571 Y2 JPH0611571 Y2 JP H0611571Y2 JP 7817488 U JP7817488 U JP 7817488U JP 7817488 U JP7817488 U JP 7817488U JP H0611571 Y2 JPH0611571 Y2 JP H0611571Y2
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JP
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circuit board
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electronic device
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JP7817488U
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一夫 海老沼
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電子装置のケース構造に係り、特に回路基板を
内設すると共に回路基板上のアースパターンとケースを
導通させる構成の電子装置のケース構造に関する。
従来の技術 例えばテレビチューナ等の電子装置は、第4図に示すよ
うに大略するとケース1(ケース本体2,カバー3,4
よりなる)と回路基板5とにより構成されている。ケー
ス1は導電性の金属材よりなりケース本体2に各カバー
3,4が取付けられた状態で回路基板5を外乱よりシー
ルドする。このため、ケース1は回路基板5に形成され
たアースパターンと接続されており、またケース1に設
けられた接続端子1a,1bを電子装置6が取付けられ
る基板(例えばテレビジョンに内設される基板)のアー
スパターンを接続することにより接地を行なう構成とさ
れている。
従来におけるケース1と回路基板5の接続は、同図に示
すようにケース本体2と回路基板5のアースパターン
(図示せず)を直接半田6(梨地で示す)を用いて接続
していた。また、この半田6は回路基板5をケース本体
2に固定する機能も奏していた。
考案が解決しようとする課題 しかるに従来の電子装置のケース構造では、ケース1と
回路基板5を接続するために半田付け作業を行なわねば
ならず、かつ、この半田処理はリフロー処理等が利用で
きず手作業となるため、組立て作業が非常に面倒となる
という課題があった。また、半田6はケース本体2に回
路基板5を固定するためにも用いられていたためアース
パターンの形成位置以外の位置でも半田付けを必要とす
ることがあり不経済であるという課題があった。
本考案は上記の点に鑑みて創作されたものであり、組立
て作業性を向上し得る電子装置のケース構造を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本考案では、 電子装置のケース構造を、 電子部品が配設されると共に、アースパターンが形成さ
れてなる回路基板と、 この回路基板が装着された際、回路基板と係合する係合
部を形成してなるケース本体と、 上記アースパターンの形成位置と対応する位置に、中央
部に孔を有した接続部が形成されており、回路基板と対
向状態で該ケース本体に取付けられるカバーとにより構
成すると共に、 このカバーがケース本体に取付けられた状態で、接続部
が回路基板のアースパターンに圧接されると共に、回路
基板が上記係合部と接続部により挟持されるよう構成し
た。
作用 上記構成の電子装置のケース構造では、カバーをケース
本体に取付けることにより接続部は回路基板に圧接さ
れ、電気的接続を行なうことができる。更に確実な接続
を行ないたい場合には、接続部に形成された孔を介して
接続部とアースパターンを半田付けすることも可能であ
る。加えて、回路基板はケース本体の係合部と接続部に
より挟持されるため、半田付けすることなくケース内に
回路基板を固定することができる。
実施例 次に本考案の実施例について図面と共に説明する。第1
図は本考案の一実施例である電子装置のケース構造を用
いてなるチューナ装置7を示す部品構成図である。この
チューナ装置7は超小型のテレビジョン(例えば液晶テ
レビ等)に組込まれるものである。
チューナ装置7は大略するとケース本体8,回路基板
9,カバー10,11等より構成されている。
ケース本体8は導電性金属よりなる枠状部材であり、そ
の外周8箇所は所定部分が内側へ折り曲げられて係合部
12が形成されている。更にケース本体8の外周にはカ
バー9,10を取付けるための複数の突起8aが形成さ
れている。また、カバー9の取付けられる側の縁部には
アース端子部13が形成されている。
回路基板9は、基板本体17にチューナを構成する電子
部品が配設されると共に、アースパターン14(梨地で
示す)が形成されている。電子部品は高周波回路を構成
するコイル15,チップ部品16と、直流回路を構成す
る抵抗18(ハッチングで示す)とにより構成されてい
る。
上記電子部品の内、高周波回路を構成するコイル15,
チップ部品16等は基板本体17の表面17aに集中し
て配設されており、また基板本体17の裏面17bには
印刷手段により形成された抵抗18及び導電パターン
(図示せず)、そして前記したアースパターン14等の
直流回路を構成する部品が集中的に配設されている。
このようにコイル15等のディスクリート部品、及び高
さ寸法を有するチップ部品16等を基板本体17の表面
17aに集め、高さが小であるアースパターン14,抵
抗18,導電パターンを裏面17bに集めることによ
り、従来のように両面に夫々高周波回路及び直流回路を
配設していた構成に比べて、電子部品を取付けた状態に
おける回路基板9の厚さ寸法を小とすることができ、薄
型化を図ることができる(当社比で従来厚さ7mm必要で
あったものを4.5mmとすることができた)。
更に、半田付けを必要とするコイル15及びチップ部品
16は基板本体17の表面17aに配設されているた
め、半田付け作業はこの表面17aに対し1回だけのリ
フロー半田処理で良く、回路基板9の組立て作業の簡略
化を図ることができる。
また、高周波回路と直流回路を基板本体17の表面17
a及び裏面17bに分離したことにより、各回路の配設
位置に自由度ができ、高周波回路と直流回路間が影響を
及ぼし合うこともなく、チューナ装置7としての特性向
上を図ることができる。
尚、基板本体17の裏面17bに植設された19は接続
端子であり、チューナ装置7が液晶テレビ内に取付けら
れた時、液晶テレビ内の基板に半田付けされるものであ
る。
カバー10,11は、ケース本体8と同様に導電性金属
よりなり、ケース本体8の開口された両側を覆うもので
ある。この各カバー10,11の外周鍔部10a,11
aにはケース本体8の外周に形成された突起8aと係合
する孔10b,11bが形成されており、よって各カバ
ー10,11はケース本体8に押し付けることによりワ
ンタッチで取付けることができる。
特にカバー10には本考案の要部となる接続部20が形
成されると共に、前記したアース端子部13が挿通され
る挿通孔21及び接続端子19が挿通される挿通孔22
が形成されている。
接続部20は回路基板9に向けて突出した凸部であり、
回路基板9に形成されたアースパターン14と対応する
位置に形成位置を選定されている。また、この接続部2
0の中央部には孔20aが形成されている。
上記構成のチューナ装置7を組立てるには、先ず回路基
板9をケース本体8内に嵌入装着する。ケース本体8に
は内側へ突出する係合部12が形成されているため、嵌
入されることにより回路基板9はこの係合部12と当接
し所定位置に装着される。
続いて回路基板9が装着されたケース本体8の両側より
カバー10,11を装着する。これだけの簡単な作業で
チューナ装置7は組立てられ、また組立てに際し半田付
け作業は不要である。よって、組立て作業は極めて容易
となり、作業工数の低減を図ることができる。
組立て状態のチューナ装置7を第2図に示すと共に、第
3図に接続部20の断面図を示す。
接続部20は前記のように回路基板9に向け突出してい
るため組立て状態において回路基板9に圧接し、よって
回路基板9は係合部12と接続部20に狭持される。こ
れにより回路基板9は固定される。また接続部20の形
成位置はアースパターン14の形成位置と対向している
ため、接続部20は組立て状態でアースパターン14に
圧接される。このため接続部20とアースパターン14
は電気的に接続され、従って、ケース本体8及び各カバ
ー10,11は回路基板9のアースパターン14と導通
する。このように半田付けを行なうことなくケース本体
8,カバー10,11とアースパターン14を接続する
ことが可能となり、組立て作業を容易とすることができ
る。
また、カバー10とアースパターン14を確実に強固に
行ないたい場合は、接続部20の外側から半田付け処理
を行なえば良い。接続部20には孔20aが形成されて
いるため、この孔20aを介して半田(第3図に梨地で
示す)はアースパターン14と接続し、より強固に導通
をとることができる。
尚、上記接続部20の半田付けは、チューナ装置7を液
晶テレビの基板へ半田付けする時行なわれるアース端子
部13及び接続端子19のリフロー半田時に同時に行な
うことが可能であり、これにより組立て工程を複雑とす
るものではない。
また、第2図中、各カバー10,11の上部に形成され
た23はカバー取外し溝であり、例えばこの取外し溝2
3にマイナスドライバーを係合させ、ねじることにより
容易に各カバー10,11をケース本体8から取外すこ
とができる。
考案の効果 上述の如く、本考案によれば、カバーをケース本体に取
付けるだけでアースパターンとケース本体及びカバーと
の電気的導通を図ることができると共に、回路基板を係
合部と接続部により固定できるため、従来必要とされた
半田付け作業は不要となり、組立て作業を容易に行なう
ことができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を用いたチューナ装置の部品
構成図、第2図はチューナ装置の組立て図、第3図は接
続部の断面図、第4図は従来のケース構造の一例を説明
するための図である。 7……チューナ装置、8……ケース本体、9……回路基
板、10,11……カバー、12……係合部、14……
アースパターン、17……基板本体、20……接続部、
20a……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品が配設されると共に、アースパタ
    ーンが形成されてなる回路基板と、 該回路基板が装着された際、該回路基板と係合する係合
    部を形成してなるケース本体と、 上記アースパターンの形成位置と対応する位置に、中央
    部に孔を有した接続部が形成されており、該回路基板と
    対向状態で該ケース本体に取付けられるカバーとにより
    なり、 該カバーが該ケース本体に取付けられた状態で、該接続
    部が該回路基板のアースパターンに圧接されると共に、
    該回路基板が上記係合部と接続部により挟持されるよう
    構成した電子装置のケース構造。
JP7817488U 1988-06-13 1988-06-13 電子装置のケース構造 Expired - Lifetime JPH0611571Y2 (ja)

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JPH02773U JPH02773U (ja) 1990-01-05
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JPH02773U (ja) 1990-01-05

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