JPH08321670A - 電磁型発音体 - Google Patents

電磁型発音体

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JPH08321670A
JPH08321670A JP7128368A JP12836895A JPH08321670A JP H08321670 A JPH08321670 A JP H08321670A JP 7128368 A JP7128368 A JP 7128368A JP 12836895 A JP12836895 A JP 12836895A JP H08321670 A JPH08321670 A JP H08321670A
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雄二 寄
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    • HELECTRICITY
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
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    • HELECTRICITY
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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板上への電磁型発音体の実装を簡
易な手段で行えるようにして作業性の向上を図る。 【構成】 発音部材を内蔵したケーシング11と、この
ケーシング11から突出するバネ性を備えた電極端子1
2とで構成され、この電極端子12をプリント基板14
の配線パターン15上に圧接して導通を確保すること
で、従来の半田付けによる実装に比べて作業性が非常に
向上した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁型発音体に係り、特
にプリント基板等に電磁型発音体を実装する際の作業性
を向上させた電磁型発音体の電極端子構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁型発音体としては、
例えば図8に示したようなものが知られている。この電
磁型発音体1は、ヨークや振動板などの発音部材が内蔵
された円柱状のケーシング2と、このケーシング2の下
面から突出する一対のピン形電極端子3とで構成され
る。プリント基板4上に電磁型発音体1を実装する場合
には、図9に示したように、プリント基板4のピン孔5
に電極端子3を挿入し、プリント基板4にケーシング2
の下面を当接させた状態で、プリント基板4の裏面側で
電極端子3と配線パターン6とを半田7によって固定し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電磁型発音体1にあっては、電極端子3を半田付け
によってプリント基板4に固定しなければならないため
に、実装時には半田付け工程が必要となり、作業性の面
で問題があった。特に、この種の電磁型発音体1は携帯
電話やポケットベルなどの小型電子機器に利用されるこ
とが多いために、プリント基板4の狭い箇所に半田付け
しなければならず、細かい作業が強いられるものとなっ
ていた。
【0004】そこで、本発明に係る電磁型発音体は、プ
リント基板への電磁型発音体の実装を簡易な手段で行え
るようにして作業性の向上を図らんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に係る電磁
型発音体は、第1に発音部材が内蔵されたケーシング
と、このケーシングから突出するバネ性の電極端子とで
構成されたことを特徴とし、
【0006】第2に、上記電極端子にはプリント基板の
配線パターン面に圧接する部位に突起部を設けたことを
特徴とする。
【0007】
【作用】上述の手段によれば、携帯電話やポケットベル
などのケース本体を組付ける際、このケース本体に電磁
型発音体を固定することで、プリント基板の配線パタ−
ン面に電極端子が弾性的に圧接し、半田を要することな
く電気的な接続を得ることができる。
【0008】また、電極端子の圧接部に突起部を設けた
ことで、プリント基板の配線パタ−ン面には突起部が食
い込むようにして接触するために、配線パタ−ン面や電
極端子に塵や埃などが付着していても接続不良が起こる
ようなことはない。
【0009】
【実施例】以下添付図面に基づいて本発明に係る電磁型
発音体の端子構造の実施例を詳細に説明する。図1乃至
図4は、本発明に係る電磁型発音体の第1実施例を示し
たものである。この実施例で電磁型発音体10は、ヨー
クや振動板などの発音部材が内蔵されている円柱状のケ
ーシング11と、このケーシング11の上面から斜め下
方に延びる一対の電極端子12とで構成される。電極端
子12はばね鋼やステンレス鋼などによって形成されて
おり、全体がバネ性を備えている。また、斜め下方に延
びた電極端子12の先端部が上向きにくの字状に屈曲し
ており、この屈曲部13の外側面がプリント基板14上
に形成された配線パターン15に弾性的に圧接する。な
お、この実施例では電極端子12の屈曲部13の位置と
ケーシング11の下面の位置がほぼ同一線上にある。
【0010】更に、この実施例では、図3及び図4に示
したように、前記電極端子12の屈曲部13に外方へ張
り出した突起部16が設けられている。この突起部16
は、一般にバンプと呼ばれる鋭角形状の突起で、圧接時
にはプリント基板14の配線パタ−ン15上に突起部1
6が強く当たるようにして、確実な接続を確保するもの
であり、配線パタ−ン15上や電極端子12に塵や埃な
どの異物が付着していたり、電極端子12を作る際に生
ずるバリなどがあっても、確実な導通を確保することが
できる。また、上記電極端子12の材質は、導電性を備
えるものであれば、上記ばね鋼やステンレス鋼などの鋼
材のみならず、黄銅、リン青銅などバネ材として一般に
用いられるものであっても構わない。
【0011】次に、上記構成からなる電磁型発音体10
の実装方法について説明する。図2及び図3に示したよ
うに、この実施例に係る電磁型発音体10は、携帯電話
やポケットベルなどのケース本体を組付ける際に、この
ケース本体と一体に固定されるものである。例えば、ケ
ース本体の下蓋17の内側面にプリント基板14を配置
する一方、電磁型発音体10の下面に両面接着テープ1
9を貼付しておく。次いで、この両面接着テープ19を
下にして電磁型発音体10を下蓋17の所定位置に固着
し、電極端子12を配線パターン15面に圧接する。こ
の状態において電極端子12は、図3に示したように弾
性的に撓んで屈曲部13の突起部16が配線パターン1
5に圧接し、配線パターン15との間で導通するが、更
に下蓋17に上蓋18を被せてケーシング11を下蓋1
7と上蓋18との間で挟持し、電磁型発音体10を確実
に固定することで、電極端子12の導通を確実に確保す
ることができる。
【0012】このように、下蓋17に上蓋18を被せて
ケース本体を組付け、電磁型発音体10を下蓋17と上
蓋18との間に挟み込むことで、電磁型発音体10の固
定と同時に電極端子12の確実な導通が確保され、従来
のような半田付けなどの煩わしい作業から解放される。
また、ケース本体内で電磁型発音体10を収納するのに
必要な高さ方向のスペースは、ケーシング11の高さ幅
があれば足りるので、従来のものがケーシングの高さ幅
以外に電極端子の収納スペースも必要としていたのに比
べて高さ方向のスペースが狭くてよく、その分ケース本
体の厚さを薄くすることができるといった効果も奏す
る。なお、上記実施例では電磁型発音体10を実装する
際に、ケース本体の下蓋17に電磁型発音体10を固着
する場合について説明したが、勿論上蓋18側に両面接
着テープ19を介して固着することも可能であり、その
場合には下蓋17と上蓋18を組み付けた時に電極端子
12が配線パターン15に圧接して導通が確保されるこ
とになる。
【0013】図5乃至図7は本発明に係る電磁型発音体
の第2実施例を示したものである。この実施例に係る電
磁型発音体20も、上記実施例と同様に、ヨークや振動
板などの発音部材を内蔵した円柱状のケーシング21
と、ケーシング21の下面から延びる一対のバネ性の電
極端子22とで構成されるが、この電極端子22はケー
シング21の真下方向へ湾曲して略U字状に延びてい
る。そして、U字部分の下側面には前述の実施例と同様
の鋭角形状の突起部23が形成されている。
【0014】次に、上記構成からなる電磁型発音体20
の実装方法について説明する。図6及び図7に示したよ
うに、この実施例においても、電磁型発音体20は携帯
電話やポケットベルなどのケース本体を組付ける際に、
このケース本体と一体に固定される。先ず、ケース本体
の下蓋17の内側面にプリント基板14を配置する一
方、電磁型発音体20の上面に両面接着テープ19を貼
付しておく。次いで、前記両面接着テープ19を介して
上蓋18の所定の位置に電磁型発音体20を固着し、こ
の状態で下蓋17に上蓋18を被せる。すると、ケーシ
ング21と電極端子22とが下蓋17と上蓋18との間
に挟まれ、ケーシング21の真下で電極端子22のU字
部分が押し撓んで配線パターン15に接する。そして、
上蓋18と下蓋17とを最終的に組付けると、電極端子
22が更に撓み突起部23が配線パターン15面を強く
圧接して導通が図られる。このように、下蓋17に上蓋
18を被せてケース本体を組付け、電磁型発音体20を
下蓋17と上蓋18との間に挟み込むことで、電磁型発
音体20の固定と同時に電極端子22が確実に導通され
る。また、この実施例では電極端子22がケーシング2
1の真下方向に湾曲しており、ケーシング21からのは
み出し部分が少ないので、先の実施例に比べてケース本
体内では水平方向のスペースを取らなくて済む。
【0015】なお、上記いずれの実施例においてもケー
シング11,21に両面接着テープ19を貼付し、これ
をケース本体の下蓋17又は上蓋18に固着し、更に下
蓋17と上蓋18とで挟持して固定しているが、電磁型
発音体10,20の固定手段がこれら上述の実施例に限
定されないことは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電磁
型発音体によれば、ケーシングから突出する電極端子を
バネ性部材で構成し、プリント基板に電磁型発音体を実
装する際には、プリント基板の配線パタ−ン面に電極端
子を弾性的に圧接させることで電気的接続を得るように
したから、従来のような半田付けによる場合に比べて作
業性が非常に向上した。
【0017】また、上記電極端子にはプリント基板の配
線パターン面に圧接する部位に突起部を設けて、プリン
ト基板の配線パタ−ン面に突起部が強く当たるようにし
たので、配線パタ−ン面や電極端子に塵や埃などの異物
が付着していたり、電極端子を作る際に生ずるバリなど
があっても接続不良を起こすようなことがなく、確実な
導通が確保されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁型発音体の第1実施例を示す
斜視図である。
【図2】上記電磁型発音体をケース本体に組み込んだ状
態を示す側面図である。
【図3】上記図2のA部拡大図である。
【図4】上記図2のB−B断面拡大図である。
【図5】本発明に係る電磁型発音体の第2実施例を示す
斜視図である。
【図6】上記電磁型発音体をケース本体に組み込んだ状
態を示す側面図である。
【図7】上記図6のC部拡大図である。
【図8】従来における電磁型発音体の一例を示す斜視図
である。
【図9】上記電磁型発音体をプリント基板に半田付けし
た状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 電磁型発音体 11 ケーシング 12 電極端子 14 プリント基板 15 配線パターン 16 突起部 20 電磁型発音体 21 ケーシング 22 電極端子 23 突起部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発音部材を内蔵したケーシングと、この
    ケーシングから突出するバネ性を備えた電極端子とで構
    成されていることを特徴とする電磁型発音体。
  2. 【請求項2】 上記電極端子にはプリント基板の配線パ
    ターン上に圧接する部位に突起部が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の電磁型発音体。
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