JPH11282473A - 電気音響変換器 - Google Patents

電気音響変換器

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JPH11282473A
JPH11282473A JP10100470A JP10047098A JPH11282473A JP H11282473 A JPH11282473 A JP H11282473A JP 10100470 A JP10100470 A JP 10100470A JP 10047098 A JP10047098 A JP 10047098A JP H11282473 A JPH11282473 A JP H11282473A
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JP
Japan
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spring terminal
case
contact
wiring pattern
electric
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Application number
JP10100470A
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English (en)
Inventor
Isao Fushimi
功 伏見
Mitsuhiro Masuda
充宏 増田
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Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
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Publication date
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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バネ端子の弾性変形方向の位置決め精度を向
上させて取付部材の電気出力部への接触圧を常に一定と
し、かつ音響変換器の電気入力部への半田付け性を向上
させる。 【解決手段】 本体ケース6に固定された状態で、バネ
端子15の弾性変形方向におけるプリント基板7との間
の距離が常に一定となる基準面をケース13の端面13
aに設定し、この端面13aにバネ端子15の水平部1
5bを密着させて接合部15aをプリント基板14の配
線パターン14aに半田付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声通信や確認音
発生手段として用いられる電気音響変換器に係り、特
に、携帯電話やポケットベル等の小型電子機器に適用さ
れる電気音響変換器にあって、電気信号入力用のバネ端
子を、完成した電気音響変換器本体に後付けする際の取
付技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】小型電子機器において、音声通信や確認
音発生手段として電気音響変換器を用いる場合、小型電
子機器への電気音響変換器の実装方法には、ピン端子に
よる半田付け、表面実装技術による取り付け等、様々な
方法が存在する。その中で近年、携帯電話等の普及が進
み製品品種が増え、製品寿命が短くなるに従い、電気音
響変換器の実装方法も見直され、特に使用設備や製造コ
ストが安いバネ端子を使った実装方法が注目されてい
る。ところで、電気音響変換器のバネ端子は、組み込ま
れる小型電子機器に対応して形状等を設定する必要があ
る。電気音響変換器とバネ端子の組み合わせの自由度を
確保し、バネ端子の形状変更を容易にすることで電気音
響変換器の汎用性を向上させるため、完成した電気音響
変換器本体にバネ端子を後付けする方法が有効である。
以下に、そのような方法を採用して構成される電気音響
変換器の従来例を説明する。
【0003】図11の符合1は、従来の小型電子機器に
適用される電気音響変換器としての電磁型発音体の一例
を示している。この電磁型発音体1は、電気信号が供給
されることにより発音する発音部2が円筒状のケース3
に内蔵され、発音部2の上部に固定された電気入力部た
るプリント基板4の+,−の各配線パターン4aにバネ
端子5がそれぞれ接合された(図11では手前側の1つ
のバネ端子5しか見えない)構成となっている。バネ端
子5は、バネ鋼、ステンレス鋼、ベリリウム銅あるいは
チタン銅等の弾性を有する薄板材によって略V字状に形
成されており、一端部がプリント基板4の配線パターン
4aに半田付けで接合される。この電磁型発音体1は、
例えば、ケース3の下面が携帯電話の本体ケース6の内
面に両面接着テープや嵌合等の固定手段で固定され、バ
ネ端子5は、ケース3が本体ケース6に固定された後に
本体ケース6の上方に本体ケース6と平行に組み込まれ
る電気出力部たるプリント基板7に押されて弾性変形
し、プリント基板7の配線パターン7aの一部に他端部
が弾性的に接触するようになされる。
【0004】上記バネ端子5は、プリント基板4の配線
パターン4aに接合された状態で言うと、その配線パタ
ーン4aへの接合部5aから斜めに短く立ち上がって横
に延び、ケース3の端面3aに載る水平部5bを経てケ
ース3の側方にやや突出してから鋭角的に屈曲し、この
屈曲部5cから変形部5dが斜め上方に延びている。こ
のバネ端子5の上下方向(弾性変形方向)の位置決め
は、プリント基板4の配線パターン4aに接合部5aを
当接させることによりなされており、上方のプリント基
板7で変形部5dが押された際に水平部5bがケース3
の端面3aに接触することにより、変形部5dが撓み、
プリント基板7の配線パターン7aに対する接触部5e
の接触圧が一定になるよう想定されている。
【0005】図12は、図11の電磁型発音体1の変形
例であり、図11と同一構成要素には同一の符合を付し
てある。この電磁型発音体1Aでは、バネ端子5は、水
平部5bから接合部5aがそのまま直線的に延びて同一
平面上に存在するよう形成されている。バネ端子5は、
水平部5bがプリント基板4上に直接載せられ、接合部
5aと配線パターン4aが接合される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11に示した電磁型
発音体1にあっては、プリント基板4が一体化された発
音部2をケース3内に挿入して固定し、バネ端子5をプ
リント基板4の配線パターン4aに半田付けして組み立
てられる。ところが、組立や部品寸法の精度等により、
プリント基板4とケース3の端面との上下方向の距離H
にばらつきが生じ、この距離Hがバネ端子5の接合部5
aと水平部5bの上下方向の距離hに一致しない場合が
往々にして起こっていた。
【0007】距離Hが距離hよりも短いと、バネ端子5
は矢印(イ)方向に傾くか、水平部5bがケース3の端
面3aから浮いてしまう。また、距離Hが距離hよりも
長いと、接合部5aを配線パターン4aに当接させてバ
ネ端子5を矢印(ロ)方向に傾かせ、水平部5bをケー
ス3の端面3aから上記と逆向きに浮かせるか、もしく
は水平部5bをケース3の端面3aに面接触させて接合
部5aを完全に配線パターン4aから離間させるかのい
ずれかを選択することになる。つまり、接合部5aをプ
リント基板4の配線パターン4aに当接させることによ
りバネ端子5の上下方向の位置決めを図っているため、
組立や部品寸法の精度の影響を受け、図11で示すよう
に、バネ端子5の水平部5bがケース3の端面3aに常
に面接触するとは限られなかった。ケース3の端面3a
に対するバネ端子5の水平部5bの位置がばらつくと、
プリント基板7の配線パターン7aへの接触圧が適正な
一定圧にならず、また、接合部5aが配線パターン4a
から完全に離間すると半田付けしにくい、すなわち半田
付け性が低下してしまうといったように、いずれの場合
も不都合をきたすものであった。
【0008】また、図12で示した電磁型発音体1Aに
あっては、内蔵する発音部2が複数の部品の組立からな
るため、プリント基板4の上面とケース3の下面までの
高さlが組立や部品寸法精度等によりばらつきが生じて
いた。したがって、プリント基板7の配線パターン7a
に対する接触部5eの接触圧は、上記電磁型発音体1の
場合と同様に一定圧とならない。
【0009】そこで本発明は、バネ端子の弾性変形方向
の位置決め精度が向上して取付部材の電気出力部に対す
るバネ端子の接触圧が常に一定となり、かつ発音部の電
気入力部に対する半田付け等の接合性の向上が図られる
電気音響変換器を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電気音響変換器
は、電気信号が供給されることにより発音する発音部
と、この発音部を内蔵するケースと、発音部に形成され
た電気入力部に接合されるバネ端子とを備え、ケースが
取付部材の所定位置に取り付けられることにより、バネ
端子がその弾性に基づく接触圧で取付部材に設けられた
電気出力部に接触するようになされる構成を前提として
おり、この構成において、取付部材に取り付けられた状
態で、前記バネ端子の弾性変形方向における前記電気出
力部との間の距離が常に一定となる基準面を有し、この
基準面にバネ端子が当接されて前記電気入力部に接合さ
れていることを特徴としている。
【0011】本発明によれば、バネ端子は、前記基準面
に当接されて電気入力部に接合されるので、無負荷状態
において、基準面への当接部分と取付部材の電気出力部
との間の距離が、常に一定となる。また、取付部材に取
り付けられた状態で、基準面と、バネ端子が接触する取
付部材の電気出力部との間の距離は常に一定であり、し
たがって、その基準面に当接するバネ端子から取付部材
の電気出力部までの距離も当然一定となる。その結果、
バネ端子の弾性変形方向の位置決め精度が向上し、取付
部材の電気出力部に対するバネ端子の接触圧が常に一定
となり、安定した品質を得ることができる。また、この
状態でバネ端子と電気入力部の互いの接合部の位置関係
を、もっとも接合しやすい任意の形態に設定することが
できることから、両者の接合性(例えば半田付け性)を
向上させることができる。
【0012】前記基準面は、具体的には取付部材に直接
取り付けられるケースに設けることがもっとも好まし
い。なお、ケースが複数の部材の組み合わせで構成され
る場合には、取付部材に直接取り付けられる部材に基準
面を設けることが必要とされるが、複数の部材の相関位
置が常に一定に保たれて組み合わせられるなら基準面は
どの部材に設けてもよい。同様に、電気入力部たるプリ
ント基板やリード端子がケースに一体成形される場合
等、取付部材に対する電気入力部の位置が常に一定に保
たれるならば、基準面を電気入力部に設けてもよい。
【0013】バネ端子と電気入力部の互いの接合部に関
しては、両者が面接触する形態が一般的であるが、本発
明では、両者の一部が離間するか、もしくは完全に離間
していることを好ましい形態としている。このようにバ
ネ端子と電気入力部の接合部とを離間させて半田付け等
の導通接合手段により両者を接合すると、その半田等の
導通接合剤がバネ端子の接合部に広く回り込んで接触面
積が増大するので接合強度が上がり、接合部に働くバネ
端子への外力や取付時のモーメントに対する信頼性が向
上し、ひいては導通の安定化が図られる。
【0014】また、本発明では、上述したようにバネ端
子の弾性変形方向の位置決めを高精度で達成することに
加え、弾性変形方向に略直交する方向の位置決めをなす
位置決め手段を設けることにより、同方向の位置決め精
度の向上が図られる。具体的な位置決め手段としては、
例えば、バネ端子の接合部に形成した細い挿入片を、電
気入力部の接合部に空けた孔に嵌合させる等の手段が挙
げられる。
【0015】さらに、本発明は、バネ端子の基準面への
当接部に、基準面に面接触する鍔部を設けることを好ま
しい形態としている。これにより、バネ端子は基準面に
安定して当接し、上下方向の位置決め精度がさらに向上
するとともに、バネ端子を電気入力部に接合させる際の
作業性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (1)第1実施形態 図1〜図3は、第1実施形態に係る電磁型発音体(電気
音響変換器)11を示している。この電磁型発音体11
は、電気信号が供給されることにより発音する発音部1
2が円筒状のケース13およびケース13bの中に内蔵
され、発音部12の上部に固定されたプリント基板(電
気入力部)14の+,−の各配線パターン14aに、図
4に示すバネ端子15がそれぞれ接合された構成となっ
ている。バネ端子15は、バネ鋼、ステンレス鋼、ベリ
リウム銅あるいはチタン銅等の弾性を有する薄板材によ
って略V字状に形成されており、一端部がプリント基板
14の配線パターン14aに半田付けで接合される。な
お、ケース13bは、ケース13の端面13aを基準と
して本体ケース(取付部材)6に当接する下面の位置が
一定寸法に規制された位置で、ケース13と溶着等の接
合手段で一体化されている。
【0017】この電磁型発音体11は、例えば図1に示
すように、ケース13bの下面が携帯電話の本体ケース
6の内面に両面接着テープ等の固定手段で固定され、バ
ネ端子15は、ケース13が本体ケース6に固定された
後に本体ケース6の上方に本体ケース6と平行に組み込
まれるプリント基板(電気出力部)7に押されて弾性変
形し、プリント基板7の配線パターン7aに他端部が弾
性的に接触するようになされる。
【0018】図4に示すバネ端子15は、プリント基板
14の配線パターン14aに接合された状態で言うと、
その配線パターン14aへの接合部15aから斜めに短
く立ち上がって横に延び、ケース13の端面(基準面)
13aに載る水平部15bを経てケース13の側方にや
や突出してから鋭角的に屈曲し、この屈曲部15cから
変形部15dが斜め上方に延び、変形部15dの先端に
接触部15eが形成されている。このバネ端子15の上
下方向(弾性変形方向)の位置決めは、水平部15bを
ケース13の端面13aに面接触させることによりなさ
れている。そして、図1に示すように、上方のプリント
基板7で変形部15dが押された際に、水平部15bを
プリント基板7から一定の位置にあるケース3の端面3
aに面接触させて接合部15aを接合させたことによ
り、変形部15dが撓み、プリント基板7の配線パター
ン7aに対する接触部15eの接触圧が一定になるよう
設定されている。接触部15eは、配線パターン7aに
対する接触を確実とするために突起状に形成されてい
る。
【0019】プリント基板14の配線パターン14aが
設けられた部分には、図3に示すようにプリント基板1
4および配線パターン14aを貫通する透孔(位置決め
手段)16が空けられている。一方、バネ端子15の接
合部15aには、発音部12側に向かって屈曲して延び
る挿入片(位置決め手段)17が形成されており、この
挿入片17がプリント基板14の透孔16に挿入されて
接合部15aが配線パターン14aに接合される。この
場合、接合部15aは、配線パターン14aには直接接
触しておらず配線パターン14aから僅かに離間してい
る。挿入片17が透孔16に挿入されることにより、接
合部15aの、プリント基板14の表面に沿う水平方向
の位置決めがなされる。なお、透孔16は、図示上明確
となるよう丸孔で示しているが、挿入片17の水平断面
形状に近似した形状であれば、位置決め精度をより上げ
ることができる。
【0020】上記電磁型発音体11を組み立てるには、
まず、プリント基板14が一体化された発音部12をケ
ース13内に挿入して固定する。次いで、バネ端子15
の接合部15aの挿入片17をプリント基板14の透孔
16に挿入することにより水平方向の位置決めを行うと
ともに、水平部15bをケース13の端面13aに密着
させて上下方向の位置決めを行い、この状態を保持して
接合部15aをプリント基板14の配線パターン14a
に半田付けする。
【0021】上記電磁型発音体11のバネ端子15は、
ケース3の端面13aに水平部15bが当接されてプリ
ント基板14の配線パターン14aに接合されることに
より、無負荷状態において、水平部15bと接触部15
aとの間の上下方向の距離(図1のH1で示す)が常に
一定となる。また、当該電磁型発音体11が本体ケース
6に固定され、かつプリント基板7が組み込まれた状態
で、ケース13の端面13aと、バネ端子15の接触部
15eが接触するプリント基板7の配線パターン7aと
の上下方向の距離(図1のH2で示す)も一定である。
したがって、バネ端子15の水平部15bから配線パタ
ーン7aまでの距離も当然一定となる。これらの結果、
バネ端子15の上下方向の位置決め精度が向上し、配線
パターン7aに対する接触部15eの接触圧が常に一定
となり、安定した品質を得ることができる。
【0022】また、プリント基板14の配線パターン1
4aに対する接合部15aは、配線パターン14aから
僅かに離間しているので、接合用の半田は接合部15a
の周囲に広く回り込んで接触面積が増大する。このため
接合強度が向上し、ひいては導通の安定化が図られる。
【0023】さらに、バネ端子15の接合部15aに形
成された挿入片17をプリント基板14の透孔16に挿
入することにより、接合部15aの、プリント基板14
の表面に沿う水平方向の位置決め精度が大幅に向上す
る。また、接合部15aを半田付けするにあたり、挿入
片17を介して配線パターン14aと接合部15aの双
方を均等に加熱することができ、このため、半田付けを
行いやすくなって半田付け性の向上が図られる。
【0024】(2)第2実施形態 次に、図5を参照して、上記第1実施形態のバネ端子1
5を変形させた第2実施形態を説明する。図5に示すそ
のバネ端子25は、上記バネ端子15を基本構成とし、
その水平部15bの両側に、ケース13の端面13aに
水平部15bとともに密着させられる略三角形状鍔部2
1,22がそれぞれ一体に形成されている。図6は、こ
のバネ端子25がプリント基板14の配線パターン14
aに接合された状態を示しており、同図に示すように、
各鍔部21,22はケース13の端面13aに沿って延
びている。したがって、一対のバネ端子25に形成され
る各鍔部21,22は、両バネ端子25,25の間の中
間線を対称線として対称に形成される。図5(a)の実
線は、図6の下側のバネ端子25を示しており、二点鎖
線は図6の上側のバネ端子25の鍔部21,22を示し
ている。
【0025】この第2実施形態のバネ端子25によれ
ば、各鍔部21,22をケース13の端面13aに水平
部15bとともに密着させることにより、バネ端子25
自体の姿勢が安定する。その結果、上下方向の位置決め
精度がさらに向上するとともに、接合部15aをプリン
ト基板14の配線パターン14aに半田付けする際の作
業性が向上する。
【0026】(3)第3実施形態 次に、図7を参照して、上記第2実施形態のバネ端子2
5の接合作業性を向上させた第3実施形態を説明する。
この場合、図7に示すように、バネ端子25を個々に形
成するのではなく、一対のバネ端子25,25を連結片
31で連結し、一括して形成する。連結片31は、バネ
端子25,25の各鍔部21に連結されて水平部15b
と同方向に延びており、バネ端子25,25は、プリン
ト基板14に接合される配置関係に定められている。ま
た、連結片31と各鍔部21の連結部分には、断面V字
状の溝からなる弱線32が形成されている。
【0027】このようなバネ端子25,25をプリント
基板14の各配線パターン14aに接合させるには、そ
れぞれの挿入片17をプリント基板14の透孔16に挿
入するとともに、水平部15bおよび各鍔部21,22
をケース13の端面13aに密着させ、この状態を保持
して各接合部15aを各配線パターン14aに半田付け
する。この後、弱線32から連結片31を折り取る。こ
れにより、図1に示すように、電磁型発音体を本体ケー
ス6に取り付けた状態でバネ端子25,25が電気入力
端子として機能するよう、バネ端子25,25の相互の
短絡が遮断される。このような手段を採ることにより、
各挿入片17を各透孔16に挿入した段階で、一対のバ
ネ端子25,25の水平方向の位置が相互に定められ、
このため、バネ端子25を半田付けする際の作業性が大
幅に向上する。
【0028】なお、バネ端子25,25に連結片31を
一体形成する場合、連結片31を電気的絶縁体である樹
脂で形成すれば、バネ端子25,25をプリント基板1
4の配線パターン14aに接合した後に連結片31を除
去する必要がなくなる。このような構成とされる場合の
連結片31は、当然のことながら、電磁型発音体の本体
ケース6への取り付けならびにプリント基板7の配線パ
ターン7aへのバネ端子25,25の安定した接触を阻
害しないように設計される。
【0029】(4)第4実施形態 次に、図8を参照して、上記第1実施形態のバネ端子1
5を変形させた第4実施形態を説明する。図8に示すそ
のバネ端子45は、上記バネ端子15を基本構成として
いるが、接合部15aに、挿入片17に代えて弾性片4
1が一体に形成されている。この弾性片41は側面視U
字状のもので、水平部15bがケース13の端面13a
に密着させられると、プリント基板14の配線パターン
14aに接触して弾性変形する。このように弾性変形し
た状態で、弾性片41は接合部15aとともに配線パタ
ーン14aに半田付けされる。なお、この場合、配線パ
ターン14aには透孔16を形成する必要は特にない
が、弾性片41の位置決め用として、透孔16を形成し
ておいてもよい。
【0030】この第4実施形態のバネ端子45によれ
ば、弾性片41がプリント基板14の配線パターン14
aに圧接することにより、接合がより確実なものとなっ
て導通の安定化が図られる。
【0031】(5)第5実施形態 次に、図9および図10を参照して本発明の第5実施形
態を説明する。これら図の符合51で示す第5実施形態
の電磁型発音体(電気音響変換器)は、電気信号が供給
されることにより発音する発音部52が円筒状のケース
53に内蔵され、発音部52の上部に固定されたプリン
ト基板(電気入力部)54の+,−の各配線パターン5
4aに、バネ端子55がそれぞれ接合された構成となっ
ている。この場合のバネ端子55は、略へ字状に形成さ
れており、接合部55aがプリント基板54の配線パタ
ーン54aに半田付けで接合される。バネ端子55は、
この接合状態で、接合部55aから水平に延びてケース
53の端面(基準面)53aに載る水平部55bを経て
下方に鈍角的に屈曲し、この屈曲部55cから変形部5
5dが斜め下方に延び、その先端部に、屈曲する接触部
55eが形成されている。このバネ端子55の上下方向
(弾性変形方向)の位置決めは、水平部55bをケース
53の端面53aに面接触させることによりなされてい
る。
【0032】この電磁型発音体51は、例えば図10に
示すように、ケース53の下面がプリント基板(電気出
力部)61に両面接着テープ等の固定手段で固定され、
この固定状態で、接触部55eがプリント基板61の配
線パターン61aに弾性的に接触する。
【0033】上記電磁型発音体51のバネ端子55は、
ケース53の端面53aに水平部55bが当接されてプ
リント基板54の配線パターン54aに接合されること
により、無負荷状態において、水平部55bと接触部5
5eとの間の上下方向の距離が常に一定となる。また、
当該電磁型発音体51がプリント基板61に固定された
状態で、ケース53の端面53aと、バネ端子55の接
触部55eが接触するプリント基板61の配線パターン
61aとの上下方向の距離も一定である。したがって、
バネ端子55の水平部55bから配線パターン61aま
での距離も当然一定となる。これらの結果、バネ端子5
5の上下方向の位置決め精度が向上し、配線パターン6
1aに対する接触部55eの接触圧が常に一定となり、
安定した品質を得ることができる。
【0034】以上が本発明の各実施形態であるが、本発
明の構成はこれら実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記第1実施形態を例にとると、電気入力部た
るプリント基板14がケース13に一体成形される場合
等、本体ケース6に対するプリント基板14の位置が常
に一定に保たれるならば、バネ端子15の上下方向を位
置決めする基準面をプリント基板14の表面に設定し、
その表面に接合部15aが当接可能となるよう設計変更
してもよい。なお、上記各実施形態では、電気音響変換
器の一例として電磁型発音体を例示したが、本発明はこ
れに限定されず、動電型、圧電型等、他の動作原理もし
くは構造のものであっても適用可能であることは言うま
でもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気音響
変換器によれば、取付部材に取り付けられた状態で、バ
ネ端子の弾性変形方向における取付部材の電気出力部と
の間の距離が常に一定となる基準面を設定し、この基準
面にバネ端子を当接させた状態で電気入力部に接合する
構成なので、バネ端子の弾性変形方向の位置決め精度が
向上して電気出力部に対するバネ端子の接触圧が常に一
定となり、かつ電気入力部に対する半田付け等の接合性
の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る電磁型発音体の
取付状態を示す縦断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係る電磁型発音体の
平面図である。
【図3】 図2のIII−III矢視断面図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係るバネ端子であっ
て、(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図であ
る。
【図5】 本発明の第2実施形態に係るバネ端子であっ
て、(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図であ
る。
【図6】 本発明の第2実施形態に係るバネ端子が接合
された電磁型発音体の平面図である。
【図7】 本発明の第3実施形態に係るバネ端子の形成
方法を説明する図であって、(a)平面図、(b)正面
図、(c)側面図である。
【図8】 本発明の第4実施形態に係るバネ端子であっ
て、(a)正面図、(b)側面図である。
【図9】 本発明の第5実施形態に係る電磁型発音体の
斜視図である。
【図10】 本発明の第5実施形態に係る電磁型発音体
をプリント基板に固定した状態の側面図である。
【図11】 従来の電磁型発音体の一例を示す縦断面図
である。
【図12】 従来の電磁型発音体の他の例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
6…本体ケース(取付部材)、7…プリント基板(電気
出力部)、7a,61a…配線パターン、11,51…
電磁型発音体(電気音響変換器)、12…発音部、1
3,53…ケース、13a,53a…ケースの端面(基
準面)、14,54…プリント基板(電気入力部)、1
5,25,45,55…バネ端子、15a,55a…バ
ネ端子の接合部、16…透孔(位置決め手段)、17…
挿入片(位置決め手段)、21,22…鍔部、61…プ
リント基板(電気出力部)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図10】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 1/18 H05K 1/18 U

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号が供給されることにより発音す
    る発音部と、 この発音部を内蔵するケースと、 前記発音部に形成された電気入力部に接合されるバネ端
    子とを備え、 前記ケースが取付部材の所定位置に取り付けられること
    により、前記バネ端子がその弾性に基づく接触圧で取付
    部材に設けられた電気出力部に接触するようになされる
    電気音響変換器において、 前記取付部材に取り付けられた状態で、前記バネ端子の
    弾性変形方向における前記電気出力部との間の距離が常
    に一定となる基準面を有し、この基準面にバネ端子が当
    接されて前記電気入力部に接合されていることを特徴と
    する電気音響変換器。
  2. 【請求項2】 前記基準面が、前記ケースに設けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換
    器。
  3. 【請求項3】 前記ケースに前記電気入力部を設けると
    ともに、前記基準面を前記電気入力部に設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の電気音響変換器。
  4. 【請求項4】 前記バネ端子と前記電気入力部の互いの
    接合部の少なくとも一部が離間しており、これら両者の
    接合部が導通接合手段により接合されていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気音響変換
    器。
  5. 【請求項5】 前記バネ端子と前記電気入力部の互いの
    接合部に、前記電気出力部に対するバネ端子の弾性変形
    方向に略直交する方向の位置決めをなす位置決め手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の電気音響変換器。
  6. 【請求項6】 前記バネ端子の前記基準面への当接部
    に、前記基準面に面接触する鍔部が設けられていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電気音響
    変換器。
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