JP2000100497A - ラバーコネクタおよびその製造方法 - Google Patents

ラバーコネクタおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2000100497A
JP2000100497A JP10267173A JP26717398A JP2000100497A JP 2000100497 A JP2000100497 A JP 2000100497A JP 10267173 A JP10267173 A JP 10267173A JP 26717398 A JP26717398 A JP 26717398A JP 2000100497 A JP2000100497 A JP 2000100497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
motherboard
side connection
rubber
buzzer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10267173A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Noguchi
克彦 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Electronics Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Electronics Co Ltd filed Critical Citizen Electronics Co Ltd
Priority to JP10267173A priority Critical patent/JP2000100497A/ja
Publication of JP2000100497A publication Critical patent/JP2000100497A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マザーボードに表面実装されたブザーから発
生する振動がマザーボードに伝達しないようなラバーコ
ネクタを提供する。 【解決手段】 マザーボード5とその上に表面実装され
るブザー1との間に配置され、シリコンゴムによって形
成されたコネクタ本体11と、このコネクタ本体11の
表面に形成されたマザーボード側接続電極13およびブ
ザー側接続電極12と、これら両方の接続電極同士を電
気的につなぐと共にコネクタ本体11内に埋め込まれて
コネクタ本体11の撓み変形に追従するダンパ部17と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マザーボードに電
子部品を表面実装する際、両者間に配置して導通を図る
ためのラバーコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話などで使われているブザ
ーは、図10に示すように、薄い箱型のケーシング2内
に発音部(図示せず)を内蔵すると共に、この発音部で
発した着信音をケーシング2の前面に開設した放音孔3
から発するようにしたものである。このブザー1は表面
実装タイプ(SMD)であり、ケーシング2の底面四隅
に設けた接続端子4をマザーボード5の配線パターン6
に直接半田接続している。表面実装タイプの電子部品
は、上記ブザー1に限られることなく、マザーボード5
上に直接載置され、マザーボード5の配線パターン6に
リフロ半田される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たブザー1のように、接続端子4をマザーボード5の配
線パターン6に直接リフロ半田した場合、発音部で発生
した振動がマザーボード5を介して他の電子部品にも伝
達され、ノイズの発生原因となって機器本体に悪影響を
及ぼすおそれがあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、マザーボードに
表面実装された電子部品から発生する振動がマザーボー
ドに伝達しないようなラバーコネクタを提供すること
で、ノイズの発生を防ぎ機器本体に悪影響が及ばないよ
うにすることである。
【0005】また、本発明の他の目的は上述したラバー
コネクタを簡易かつ安価に製造することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係るラバーコネクタは、マザーボードとその上に
表面実装される電子部品との間に配置され、弾力性を有
する絶縁性材料によって形成されたコネクタ本体と、こ
のコネクタ本体の表面に形成されたマザーボード側接続
電極および電子部品側接続電極と、これら両方の接続電
極同士を電気的につなぐと共にコネクタ本体内に埋め込
まれてコネクタ本体の撓み変形に追従するダンパ部とを
備えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2に係るラバーコネ
クタは、前記ダンパ部が、マザーボード側接続電極およ
び電子部品側接続電極間で湾曲状または蛇腹状に形成さ
れていることを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項3に係るラバーコネ
クタの製造方法は、薄板をプレス加工してマザーボード
側接続電極、電子部品側接続電極およびダンパ部を連続
的に有するリードフレームを形成する工程と、前記リー
ドフレームのダンパ部を曲げ加工して湾曲状に形成する
工程と、前記湾曲形成されたリードフレームのダンパ部
に弾力性を有する絶縁性材料をインサート成形してコネ
クタ本体を形成する工程と、前記リードフレームのマザ
ーボード側接続電極および電子部品側接続電極を折り曲
げ加工してコネクタ本体の表面に接着固定させる工程と
を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係るラバーコネクタおよびその製造方法の実施の形態
を詳細に説明する。図1乃至図3は本発明に係るラバー
コネクタ10を介してマザーボード5にブザー1を表面
実装した場合を示したものである。この実施例に係るブ
ザー1は、上述した従来例と同様、薄い箱型のケーシン
グ2内に発音部を内蔵したものである。ケーシング2
は、樹脂製の上ケース2aと下ケース2bとで構成され
ており、この上ケース2aと下ケース2bとを超音波溶
着することによって一体に形成される。また、ケーシン
グ2の前面には横長の放音孔3が開設され、さらにケー
シング2の底面四隅にはマザーボード5との接続端子4
が設けられる。
【0010】一方、ラバーコネクタ10は、シリコンゴ
ム等によって直方体形状に形成された小片であり、その
一つ一つがブザー1の長さに対応している。そして、こ
の直方体をなすコネクタ本体11の上面には、前記ブザ
ー1の接続端子4と接触して導通を図るブザー側接続電
極12が形成され、またコネクタ本体11の下面には、
マザーボード5上に形成されている配線パターン6と接
触して導通を図るマザーボード側接続電極13が形成さ
れている。これらの接続電極12,13は、いずれもが
小さな方形の電極片をコネクタ本体11の長手方向に沿
って等間隔に複数個配列したものであり、隣接する各電
極片同士が絶縁されている。
【0011】また、この実施例に係るラバーコネクタ1
0では、コネクタ本体11内にほぼ半円弧形状をなすダ
ンパ部17が埋設されている。このダンパ部17は、前
述した上下両方の接続電極12,13と同一の部材によ
って一体に形成されており、それ自身が弾性を有してい
る。したがって、シリコンゴムからなるコネクタ本体1
1がその弾力性によって撓み変形する際にはダンパ部1
7もそれに追従するように弾性変形して、コネクタ本体
11の変形動作を妨げることがない。
【0012】次に、上記構成からなるラバーーコネクタ
10の製造方法を図4乃至図7に基づいて説明する。先
ず、厚さ30〜100μm程度のリン青銅又はSUSの
薄板をプレス加工して所定形状のリードフレーム20を
形成する。このリードフレーム20は、図4に示したよ
うに、上下両端の矩形状の接続電極12,13と、その
間をつなぐダンパ部17を所定間隔毎に梯子状に設けた
ものである。
【0013】次の工程では図5に示したように、上記リ
ードフレーム20のダンパ部17を湾曲状(略半円弧形
状)に曲げ加工する。次いで、図6に示したように、上
記ダンパ部17をシリコンゴムによるインサート成形に
よって埋設すると共に、断面形状が略正方形のコネクタ
本体11を成形する。さらに、図7に示したように、次
の工程ではコネクタ本体11の上下面から突出している
両方の接続電極12,13の各片面にシリコン系の接着
剤を塗布したのち、塗布面を内側にして略直角に折り曲
げ、塗布面をコネクタ本体11に接着固定する。そし
て、最後の工程ではラバーコネクタ10を図2に示した
ような形状に整えるために、コネクタ本体11から突出
しているリードフレーム20を切断し、さらにコネクタ
本体11をブザー1の大きさに合わせて所定の長さ毎に
カットして完成する。
【0014】次に、上記構成のラバーコネクタ10を用
いて、マザーボード5にブザー1を表面実装する場合の
手順を説明する。予め、ブザー1の接続端子4にラバー
コネクタ10のブザー側接続電極12をリフロ半田し
て、ブザー1とラバーコネクタ10とを一体化してお
く。このように下駄を履かせた格好のブザー1をマザー
ボード5に形成されている配線パターン6の所定位置に
載せ置き、再びリフロを通すことでラバーコネク10の
マザーボード側接続電極13とマザーボード5の配線パ
ターン6とを半田固定する。
【0015】このようにして、マザーボード5上に表面
実装されたブザー1は、ブザー側接続電極12とマザー
ボード側接続電極13とがダンパ部17を介して導通し
ているので、マザーボード5との導通が確保されること
になる。なお、ラバーコネクタ10をマザーボード5側
に半田固定し、その後ラバーコネクタ10上にブザー1
を搭載し、半田固定することも可能であるが、上記実施
例のように、ラバーコネクタ10を予めブザー1側に半
田固定してからマザーボード5に表面実装した場合の方
が、ラバーコネクタ10の取扱いが容易になると共にマ
ザーボード5上への位置決めも確実となるため、量産性
に向く他、品質も一定に保たれるといったメリットがあ
る。
【0016】上述のようにラバーコネクタ10を用いた
表面実装にあっては、ブザー1で発生した音の振動がラ
バーコネクタ10に直接伝達されるが、シリコンゴムが
弾力性を有しているために、コネクタ本体11が細かく
振動したり撓み変形することでブザー1からの振動を吸
収し、マザーボード5への振動伝達を妨げる。この時、
コネクタ本体11内に埋設されているダンパ部17は、
それ自身が半円弧形状に形成されていることから、コネ
クタ本体11の細かい振動や撓み変形に追従した変形動
作をすることができるため、コネクタ本体11の動きを
邪魔することなく、シリコンゴムのクッション性がいか
んなく発揮される。
【0017】なお、上記実施例ではラバーコネクタ10
のダンパ部17を半円弧形状に形成した場合に付いて説
明したが、コネクタ本体11の撓み変形に追従できるも
のであれば前記の形状に限定されるものではないから、
例えば図8に示したように、上下の接続電極12,13
の間を斜めに設けたり、図9に示したように、蛇腹状に
設けたものであってもよい。
【0018】また、上記実施例では携帯電話などで利用
されるブザー1について説明したが、本発明では表面実
装タイプのマイクロホンやスピーカなど音を発するも
の、エレクトロルミネセンスを駆動するELドライバな
どのように、振動を発生し易いコイルを有する電子部品
にも応用することができる。さらに、液晶表示基板のコ
ネクタとして従来利用していた異方導電性ゴムに代えて
使用することもできる。また、上記実施例では弾力性を
有する絶縁性材料としてシリコンゴムを用いた場合につ
いて説明したが、例えば非導電性高分子物質である液晶
ポリマなどを使用することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るラバ
ーコネクタによれば、シリコンゴムからなるコネクタ本
体の中に導電性のダンパ部を埋設したので、電子部品と
マザーボードとの導通が図られる他、ダンパ部がシリコ
ンゴムの撓み変形などに追従して電子部品からの振動が
吸収され、マザーボードに振動が伝わりにくくなる。そ
の結果、電子部品からの発音や振動などを原因とするノ
イズの発生が抑えられるといった効果がある。
【0020】また、前記ダンパ部は、マザーボード側接
続電極および電子部品側接続電極間で湾曲状または蛇腹
状に形成されているので、シリコンゴムの撓み変形に良
好に追従することができるといった効果がある。
【0021】さらに、本発明に係るラバーコネクタの製
造方法によれば、リードフレームのプレス加工や曲げ加
工、インサート成形などを利用することで、ラバーコネ
クタを簡易かつ安価に製造することができるといった効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラバーコネクタを用いてブザーを
表面実装した時の斜視図である。
【図2】ラバーコネクタの斜視図である。
【図3】上記図1のA−A線断面図である。
【図4】ラバーコネクタ製造時の第1工程図である。
【図5】ラバーコネクタ製造時の第2工程図である。
【図6】ラバーコネクタ製造時の第3工程図である。
【図7】ラバーコネクタ製造時の第4工程図である。
【図8】本発明に係るラバーコネクタの第2の実施例を
示す断面図である。
【図9】本発明に係るラバーコネクタの第3の実施例を
示す断面図である。
【図10】マザーボードに表面実装した従来のブザー取
付け状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ブザー(電子部品) 5 マザーボード 10 ラバーコネクタ 11 コネクタ本体 12 ブザー側接続電極(電子部品側接続電極) 13 マザーボード側接続電極 17 ダンパ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マザーボードとその上に表面実装される
    電子部品との間に配置され、弾力性を有する絶縁性材料
    によって形成されたコネクタ本体と、このコネクタ本体
    の表面に形成されたマザーボード側接続電極および電子
    部品側接続電極と、これら両方の接続電極同士を電気的
    につなぐと共にコネクタ本体内に埋め込まれてコネクタ
    本体の撓み変形に追従するダンパ部とを備えたことを特
    徴とするラバーコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記ダンパ部は、マザーボード側接続電
    極および電子部品側接続電極間で湾曲状または蛇腹状に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のラバー
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 薄板をプレス加工してマザーボード側接
    続電極、電子部品側接続電極およびダンパ部を連続的に
    有するリードフレームを形成する工程と、 前記リードフレームのダンパ部を曲げ加工して湾曲状に
    形成する工程と、 前記湾曲形成されたリードフレームのダンパ部に弾力性
    を有する絶縁性材料をインサート成形してコネクタ本体
    を形成する工程と、 前記リードフレームのマザーボード側接続電極および電
    子部品側接続電極を折り曲げ加工してコネクタ本体の表
    面に接着固定させる工程とを備えたことを特徴とするラ
    バーコネクタの製造方法。
JP10267173A 1998-09-22 1998-09-22 ラバーコネクタおよびその製造方法 Pending JP2000100497A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10267173A JP2000100497A (ja) 1998-09-22 1998-09-22 ラバーコネクタおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10267173A JP2000100497A (ja) 1998-09-22 1998-09-22 ラバーコネクタおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000100497A true JP2000100497A (ja) 2000-04-07

Family

ID=17441127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10267173A Pending JP2000100497A (ja) 1998-09-22 1998-09-22 ラバーコネクタおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000100497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522356A (ja) * 2008-05-01 2011-07-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 伸縮性伝導コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522356A (ja) * 2008-05-01 2011-07-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 伸縮性伝導コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3770114B2 (ja) 圧電型電気音響変換器およびその製造方法
JP3134844B2 (ja) 圧電音響部品
JP3972900B2 (ja) 表面実装型電子部品の筐体構造
US7344405B2 (en) Electro-acoustic transducer with holder
JPH11282473A (ja) 電気音響変換器
WO1983002030A1 (en) Sound generator
CN112700759A (zh) 适于pcb上安装电声元件的方法及电声元件结构
JP2000100497A (ja) ラバーコネクタおよびその製造方法
JP2007150647A (ja) 小型マイクロホン
JP4302857B2 (ja) 圧電発音器
JP2005136708A (ja) スピーカ装置及びその製造方法
JP3456042B2 (ja) 電気音響変換体
JP3292357B2 (ja) 部品取付用無半田ホルダ、無半田ホルダ付電気部品及びエレクトレットマイクロホン
JP2002238094A (ja) 圧電音響部品およびその製造方法
JP2005167530A (ja) スピーカ装置
JP7274607B2 (ja) 振動発生装置
CN211184480U (zh) 适于pcb上安装的电声元件结构
JP2006279942A (ja) ホルダ付き電気音響変換器
JP3136628B2 (ja) 圧電サウンダ
JP2002111168A (ja) リード線を有する電子部品
JPH11355892A (ja) 圧電振動板およびこの圧電振動板を用いた圧電音響部品
JP3309682B2 (ja) 圧電発音体
JP3505339B2 (ja) 光受信器
JP2001333494A (ja) 電子走査式超音波振動子装置
KR200222450Y1 (ko) 스피커