JP2002238094A - 圧電音響部品およびその製造方法 - Google Patents

圧電音響部品およびその製造方法

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JP2002238094A
JP2002238094A JP2001032562A JP2001032562A JP2002238094A JP 2002238094 A JP2002238094 A JP 2002238094A JP 2001032562 A JP2001032562 A JP 2001032562A JP 2001032562 A JP2001032562 A JP 2001032562A JP 2002238094 A JP2002238094 A JP 2002238094A
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conductive
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plate
diaphragm
piezoelectric
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Yuichi Sakai
雄一 坂井
Muneyuki Oshiro
宗幸 大代
Keiichi Kami
慶一 上
Tadashi Okuzawa
匡 奥澤
Kazuro Hamada
和朗 濱田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】導電性接着剤が絶縁材を跨ぐことなく、ケース
の導電部と振動板とを直接接続して接合信頼性を高める
ことができる圧電音響部品を提供する。 【解決手段】圧電音響部品は、絶縁性ケース10に四角
形の振動板1を収納固定し、ケース10の開口部を蓋板
30で閉じた構造を有する。ケース10の対向する2辺
には支持部12a,14aが設けられ、この支持部の上
面から外部へ引き出された第1,第2の導電部16,1
7を有する。振動板1は、その圧電板2がケース10の
底壁部11側を向くようにケース10に収納され、金属
板3の露出部3aと第1の導電部16とが第1の導電性
接着剤21により対面して接続され、圧電板2の他面電
極と第2の導電部17とが第2の導電性接着剤22によ
り対面して接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電ブザーや圧電受
話器などの圧電音響部品およびその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器、家電製品、携帯電話機
などにおいて、警報音や動作音を発生する圧電ブザーあ
るいは圧電受話器として圧電音響部品が広く用いられて
いる。この種の圧電音響部品は、円形の金属板の片面に
円形の圧電板を貼り付けてユニモルフ型振動板を構成
し、金属板の周縁部を円形のケースの中にシリコーンゴ
ムを用いて支持するとともに、ケースの開口部をカバー
(図示せず)で閉鎖した構造のものが一般的である。し
かしながら、円形の振動板を用いると、生産効率が悪
く、音響変換効率が低く、しかも小型に構成することが
難しいという問題点があった。
【0003】そこで、四角形の振動板を用いることで、
生産効率の向上、音響変換効率の向上および小型化を可
能とした圧電音響部品が提案されている(特開2000
−310990号公報)。図13は従来の圧電音響部品
の一例を示し、四角形の金属板61の片面に四角形の圧
電板62を貼り付けた振動板60と、底壁部71と4つ
の側壁部72とを有し、対向する2つの側壁部72の内
側に支持部73,74を持つ絶縁性ケース70と、ケー
ス70の開口部を閉じる蓋板80とを備えたものであ
る。ケース70内には振動板60がその金属板61をケ
ース70の底壁部71側に向けて収納され、振動板60
の対向する2辺と支持部73,74とが接着剤または弾
性封止材90で固定され、振動板60の残りの2辺とケ
ース70との隙間が弾性封止材(図示せず)で封止され
ている。
【0004】上記圧電音響部品では、振動板60を構成
する金属板61の少なくとも片面に表裏面に電極を有す
る圧電板62が、ケース70の支持部に固定される2辺
のうちの1辺側(図13では右側)に偏った位置に接着
され、金属板61の圧電板62が接着された面の他辺側
に金属板61の一部61aが露出している。ケース70
の支持部73,74には、その上面から外部へ引き出さ
れた第1,第2の導電部75,76が形成されており、
金属板61の露出部61aと第1の導電部75とを導電
性接着剤91により接続し、圧電板62の他面電極と第
2の導電部76とを導電性接着剤92により接続するこ
とで、圧電音響部品を構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第2の導電
部76と接続される圧電板62の他面電極は、金属板6
1と近接しているため、導電性接着剤92により接続す
る際に金属板61と短絡しやすいという問題がある。そ
のため、上記圧電音響部品では、振動板60の金属板6
1をケース70の底壁部71側に向けて固定するととも
に、金属板61を導電性接着剤92から絶縁するため、
金属板61の端面を絶縁性の接着剤または封止材90で
覆い、その上を跨ぐように導電性接着剤92を塗布する
ことで、第2の導電部76と圧電板62の他面電極とを
接続している。
【0006】しかし、上記のような接続方法では、導電
性接着剤92が絶縁性の接着剤または封止材90の上を
跨いで第2の導電部76と圧電板62の他面電極とを導
通させる必要があるため、間接的な接続となり、接合信
頼性に不安を残すという問題がある。特に、シリコーン
ゴムのような封止材90の上に導電性接着剤92を塗布
すると、封止材90と導電性接着剤92との固着強度が
低いため、信頼性が低くなる。
【0007】そこで、本発明の目的は、導電性接着剤が
絶縁材を跨ぐことなく、ケースの導電部と振動板とを直
接接続して接合信頼性を高めることができる圧電音響部
品を提供することにある。他の目的は、ケースの導電部
と振動板とを簡単かつ確実に接続できる圧電音響部品の
製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は請求項1また
は5に記載の発明によって達成される。請求項1に係る
発明は、底壁部と4つの側壁部とを有し、対向する2つ
の側壁部の内側に支持部を持ち、上記支持部の上面から
外部へ引き出された第1,第2の導電部を有する絶縁性
ケースと、上記ケース内に収納されるとともに、対向す
る2辺が上記支持部に固定され、残りの2辺とケースと
の隙間が封止された四角形の振動板と、上記ケースの開
口部を閉じる蓋板とを備え、上記振動板は、金属板の片
面に圧電板の片面電極が、ケースの支持部に固定される
2辺のうちの1辺側に偏った位置に接着され、圧電板が
接着された金属板の面の他辺側に金属板の一部が露出す
る露出部が設けられ、この露出部と第1の導電部とが第
1の導電性接着剤により接続され、圧電板の他面電極と
第2の導電部とが第2の導電性接着剤により接続された
圧電音響部品において、上記振動板は、その圧電板がケ
ースの底壁部を向くようにケースに収納されており、上
記金属板の露出部と第1の導電部とが第1の導電性接着
剤により対面して接続され、圧電板の他面電極と第2の
導電部とが第2の導電性接着剤により対面して接続され
ていることを特徴とする圧電音響部品を提供する。
【0009】また、請求項5に係る発明は、底壁部と4
つの側壁部とを有し、対向する2つの側壁部の内側に支
持部を持ち、上記支持部の上面から外部へ引き出された
第1,第2の導電部を有する絶縁性ケースを準備する工
程と、金属板の片面に圧電板の片面電極が、対向する2
辺のうちの1辺側に偏った位置に接着され、圧電板が接
着された金属板の面の他辺側に金属板の一部が露出する
露出部が設けられた四角形の振動板を準備する工程と、
蓋板を準備する工程と、第1の導電部および第2の導電
部の上、または金属板の露出部および圧電板の他面電極
の上にそれぞれ第1および第2の導電性接着剤を塗布す
る工程と、上記振動板をその圧電板がケースの底壁側を
向くように、かつ金属板の露出部および圧電板の他面電
極がそれぞれ第1の導電部および第2の導電部に対応す
るようにケース内に収納し、金属板の露出部と第1の導
電部とを第1の導電性接着剤により対面接続するととも
に、圧電板の他面電極と第2の導電部とを第2の導電性
接着剤により対面接続する工程と、上記振動板の金属板
の露出部とこれと対向する振動板の辺とを上記支持部に
固定する工程と、上記振動板の残りの2辺をケースに対
して封止する工程と、上記ケースの開口部に蓋板を固定
する工程と、を備える圧電音響部品の製造方法を提供す
る。
【0010】請求項1に係る発明では、振動板として金
属板の片面に圧電板が一方の辺側に偏った位置に接着さ
れたユニモルフ型振動板を用いている。この振動板の対
向する2辺を固定するケースの支持部には、外部へ引き
出された第1の導電部と第2の導電部とが形成されてい
る。振動板はその圧電板がケースの底壁部を向くように
ケースに収納される。振動板をケース内に収納した際
に、金属板の露出部と第1の導電部とが対面し、圧電板
の他面電極と第2の導電部とが対面するので、その間に
導電性接着剤を介在させることにより、金属板の露出部
と第1の導電部とを確実に接続でき、圧電板の他面電極
と第2の導電部とを確実に接続できる。このように、第
2の導電部と圧電板の他面電極とを絶縁材などを跨がず
に直接対面接続することができるので、導電性接着剤に
よる接合信頼性が向上する。
【0011】第2の導電部と圧電板の他面電極との間に
必要量以上の導電性接着剤が介在していると、圧電板を
第2の導電部に押しつけた時に余剰の導電性接着剤が振
動板の端面に回り込んで、金属板と短絡する可能性があ
る。そこで、請求項2では、導電性接着剤の回り込みを
防止するため、支持部上に設けられた第2の導電部を振
動板の端面より内側に位置させ、第2の導電部に隣接し
て、余剰の第2の導電性接着剤を逃がすための凹部を設
けてある。そのため、圧電板の他面電極を第2の導電部
に押しつけた時、余剰の第2の導電性接着剤は凹部へ流
れこみ、振動板の端面への導電性接着剤の回り込みを防
止できる。その結果、圧電板の他面電極と金属板との短
絡を防止でき、第2の導電部と圧電板の他面電極とを確
実に接続することができる。
【0012】請求項3のように、振動板の対向する2辺
を支持部に弾性封止材で固定し、残りの2辺とケースと
の隙間を弾性封止材で封止するのが望ましい。つまり、
振動板の周囲全周を弾性封止材で封止することにより、
空気漏れがなくなるとともに、音圧特性も向上する。ま
た、1種類の弾性封止材によって振動板の固定と封止と
を行うことができるので、振動板の固定,封止作業が簡
単になる。
【0013】請求項4のように、第1,第2の導電部
を、ケースにインサートモールドされた金属端子で構成
するのが望ましい。この場合には、外部電極を兼ねる導
電部を簡単に形成することができる。
【0014】請求項5に係る発明では、第1の導電部お
よび第2の導電部の上、または金属板の露出部および圧
電板の他面電極の上にそれぞれ第1および第2の導電性
接着剤を塗布し、振動板をその圧電板がケースの底壁側
を向くようにケース内に収納し、金属板の露出部を第1
の導電部に対して第1の導電性接着剤を介して押しつけ
るとともに、圧電板の他面電極を第2の導電部に対して
第2の導電性接着剤を介して押しつける。そのため、金
属板の露出部と第1の導電部、圧電板の他面電極と第2
の導電部を簡単に対面接続することができる。その後、
振動板の対向する2辺を支持部に固定し、振動板の残り
の2辺をケースに対して封止すればよい。つまり、振動
板と導電部とを電気的に接続した後で、機械的な固定お
よび封止を行うので、振動板と第1,第2の導電部との
電気的接続が固定および封止によって影響を受けず、信
頼性が向上する。
【0015】請求項7のように、第1,第2の導電性接
着剤を第1の導電部および第2の導電部の上にそれぞれ
塗布しておき、金属板の露出部と圧電板の他面電極とを
導電性接着剤が塗布された第1と第2の導電部にそれぞ
れ押し付けることにより、金属板の露出部と第1の導電
部とを接続し、圧電板の他面電極と第2の導電部とを接
続するのがよい。この場合には、導電性接着剤の塗布位
置が一定するので、安定した接続が可能となる。
【0016】請求項8のように、第1および第2の導電
性接着剤と、振動板をケースに対して固定または封止す
るための絶縁性接着剤または弾性封止材とを、同時に硬
化させるのが望ましい。この場合には、振動板とケース
との固定または封止と、振動板と導電部との電気的接続
とを、少ない工程で行なうことができ、圧電音響部品を
安価に製造することができる。
【0017】本発明の振動板は長さベンディングモード
あるいは面積屈曲モードのいずれでも振動し得る。すな
わち、振動板の対向する2辺をケースの支持部に固定
し、残りの2辺とケースとの隙間を変位可能に封止した
場合には、振動板はケースに固定された部分を節として
上下に屈曲変形し、長さ方向の中央部が最大変位点とな
るように長さベンディングモードで振動する。また、振
動板の4辺すべてをケースの支持部に固定した場合に
は、振動板の主面の対角線の交点が最大変位点となるよ
うに振動板の面積全体が厚み方向に屈曲変形し、面積屈
曲モードで振動する。
【0018】本発明において、導電性接着剤とは導電性
フィラーを含む公知の接着剤のことである。振動板をケ
ースの支持部に固定する接着剤としては、エポキシ系接
着剤のように硬化状態におけるヤング率が高く、振動板
の端部を強く拘束するものでもよいし、シリコーンゴム
のように、硬化状態におけるヤング率が低く、振動板の
拘束力が弱く、振動板の変位を許容するものであっても
よい。また、振動板とケースとの隙間を封止する封止材
としては、シリコーンゴムのように、硬化状態における
ヤング率が低く、振動板の変位を許容できる弾性封止材
がよい。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の第1の実施
形態である表面実装型の圧電音響部品を示す。この圧電
音響部品は、受話器としての用途に適したものであり、
大略、ユニモルフ型の振動板1とケース10と蓋板30
とで構成されている。
【0020】振動板1は、図4に示すように、表裏面に
薄膜または厚膜の電極2a,2bを有し、厚み方向に分
極処理された四角形の圧電板2と、圧電板2と幅寸法が
同一で長さ寸法がやや長い長方形に形成され、圧電板2
の片面電極2bに導電性接着剤などを介して対面接着さ
れた金属板3とで構成されている。なお、片面電極2b
は、金属板3を圧電板2の裏面に導電性接着剤などを介
して直接接合することで、省略してもよい。この実施形
態では、圧電板2が金属板3に対して長さ方向の一辺側
へ偏った位置に接着されており、金属板3の長さ方向の
他辺側には金属板3が露出した露出部3aを有する。
【0021】圧電板2としては、例えばPZTなどの圧
電セラミックスが用いられる。また、金属板3は良導電
性とバネ弾性とを兼ね備えた材料が望ましく、特にヤン
グ率が圧電板2と近い材料が望ましい。そのため、例え
ばリン青銅,42Niなどが用いられる。なお、金属板
3が42Niの場合には、セラミック(PZT等)と熱
膨張係数が近いので、より信頼性の高いものが得られ
る。
【0022】上記振動板1はケース10内に収納されて
いる。ケース10は図5に示すように、セラミックスま
たは樹脂などの絶縁性材料で底壁部11と4つの側壁部
12〜15とを持つ箱型に形成され、側壁部12〜15
の内側には振動板1の周辺部を支持する段差状の支持部
12a〜15aが一体に形成されている。ケース10を
樹脂で構成する場合には、LCP(液晶ポリマー),P
PS(ポリフェニレンサルファイド),エポキシなどの
耐熱樹脂が望ましい。
【0023】対向する2つの支持部12a,14aに
は、その上面から外部へ引き出された外部接続用の第
1,第2の導電部16,17が設けられている。この実
施例では、導電部16,17はケース10にインサート
成形された金属端子で構成されている。特に、支持部1
4aに形成された導電部17には、支持部14aの上面
に露出するコ字形状の接続部17aが形成されており、
接続部17aに隣接して凹部18が形成されている。凹
部18は余剰の導電性接着剤を逃がすためのものであ
り、接続部17aだけでなく支持部14aの中にまで穿
設されている。上記接続部17aの中央部は、振動板1
をケース10に収納した段階で、振動板1の端面より内
側に位置している。接続部17aの中央部には、図5に
斜線で示すように、導電性接着剤22が塗布されるが、
導電性接着剤22の塗布径が約1mmの点滴状、塗布位
置が振動板1の端面から約0.6mm内側である場合、
凹部18の寸法は、a=0.85mm、b=3mm、c
=0.2mm程度としてある。また、他方の導電部16
には、支持部12aの上面に露出する平坦な接続部16
aが形成されている。底壁部11と1つの側壁部13と
の境界部には制動孔19が形成され、これと対向する側
壁部15の開口縁部には放音用の溝部20が形成されて
いる。
【0024】ケース10の第1,第1の導電部16,1
7の接続部16a,17a上には、図5に斜線で示すよ
うに、導電性接着剤21,22が点滴状または線状に塗
布される。導電性接着剤21,22の主成分は、ウレタ
ン、シリコーン、ポリブタジエンなどで、室温での動的
弾性率が1Hzで1GPa以下の弾性に富むものを用い
るのが望ましい。塗布方法はディスペンス方式がよい。
導電性接着剤21,22を塗布した後、振動板1はその
圧電板2が底壁部11と対面するようにケース10の中
に収納され、振動板1の周囲4辺が支持部12a〜15
aの上に載せられる。このとき、第2の導電部17と圧
電板2の他面電極2aとの間に必要量以上の導電性接着
剤22が介在していると、圧電板2を第2の導電部17
に押しつけた時に余剰の導電性接着剤22が振動板1の
端面に回り込んで、金属板3と短絡する可能性がある。
しかし、支持部14a上に設けられた第2の導電部17
aを振動板1の端面より内側に位置させ、しかも第2の
導電部17aに隣接して余剰の第2の導電性接着剤を逃
がすための凹部18を設けてあるので、余剰の第2の導
電性接着剤22は凹部18側あるいは底壁部11側へ流
れこみ、振動板1の端面への導電性接着剤22の回り込
みを防止できる。その結果、圧電板2の他面電極2aと
金属板3とが短絡するのが防止され、第2の導電部17
と圧電板2の他面電極2aとを確実に接続することがで
きる。なお、第1の導電部16と金属板3の露出部3a
とが導電性接着剤21によって接続されるが、この導電
性接着剤21が第1の導電部16上に必要量以上塗布さ
れていても問題はない。なぜなら、この導電性接着剤2
1が露出部3aの端面にまで回り込んでも、圧電板2の
他面電極2aと短絡する恐れがないからである。
【0025】振動板1の周囲4辺は弾性封止材25で封
止・固定されている(図2,図3参照)。弾性封止材2
5としては、振動板1の振動を阻害しないよう、シリコ
ーンゴムなどの弾性に富むものを用いるのが望ましい。
弾性封止剤25は、液状のシリコーンゴムをディスペン
ス方式で塗布したのち、硬化させて用いる。これによ
り、振動板1の両側の空間の間の空気漏れが確実に防止
される。
【0026】上記のように振動板1を取り付けたケース
10の開口部に蓋板30が、エポキシ系、ウレタン系、
シリコーン系、アクリル系などの公知の接着剤31を用
いて接着固定される。蓋板30としては、ケース10と
同様な耐熱性樹脂が望ましい。
【0027】ケース10の外部に露出する第1,第2の
導電部16,17間に所定の周波数信号(交流信号また
は矩形波信号)を印加すれば、振動板1の長さ方向両端
部あるいは周辺部がケース10に支持されているので、
振動板1は長さベンディングモードあるいは面積屈曲モ
ードで振動し、所定の音を発生することができる。音は
ケース10の放音用の溝部20から外部へ放出される。
【0028】上記実施形態では、振動板1の全周を弾性
封止材25で封止・固定したが、振動板1の短辺側の2
辺を支持部12a,14aに絶縁性接着剤で固定し、他
の2辺を弾性封止材25でケース10との隙間を封止し
てもよい。この場合には、他の2つの支持部13a,1
5aは省略することができる。なお、弾性封止材25で
振動板1の全周を封止・固定する場合には、振動板1の
表側と裏側との間の空気漏れをより確実に防止できると
ともに、1種類の材料で封止・固定できるので、組み立
て作業が簡単になる。
【0029】図6,図7は本発明の第2の実施形態であ
る圧電音響部品のケースを示す。この実施形態では、ケ
ース10の支持部14aに設けられた第2の導電部17
として、ケース10の深さ方向に屈曲した端子を用いる
ことで、接続部17aと凹部18とを連続的に形成した
ものである。この場合も、接続部17aが振動板1の端
面より内側に位置するので、接続部17aの上に導電性
接着剤22を塗布し、その上に圧電板2の他面電極2a
を押しつけたとき、余剰の導電性接着剤22は凹部18
または底壁部11側へ流れる。そのため、導電性接着剤
22が振動板1の端面まで回り込まず、金属板3との短
絡を防止できる。
【0030】図8〜図10は本発明の第3の実施形態で
ある圧電音響部品のケースを示す。この実施形態では、
ケース10の支持部14aを対向する側壁部13,15
の間にかけ渡された連続的な壁状に形成し、その支持部
14aの上に第2の導電部17を連続的に設け、導電部
17の両端部を側壁部13,15の外面まで伸ばしたも
のである。この場合も、第2の導電部17が振動板1の
端面より内側に位置しており、支持部14aと側壁12
との間に余剰の導電性接着剤を逃がすための溝状の凹部
18が形成されている。第2の導電部17に広い面積で
導電性接着剤を塗布しても、余剰の導電性接着剤は壁状
の支持部14aの片側あるいは両側へ流れるので、振動
板1の端面に導電性接着剤が付着することがなく、接続
がより確実になる。
【0031】第2の導電部17は、図9のように直線状
の端子をインサート成形した後、図10のように端子の
両端部をケース10の裏面側へ折り曲げてもよい。同様
に、第1の導電部16も、平板状の端子をインサート成
形し、端子の端部をケース10の裏面側へ折り曲げても
よい。この場合には、インサート端子の形状が単純であ
るため、インサート成形が容易になる。
【0032】図11,図12は本発明の第4の実施形態
である圧電音響部品のケースを示す。この実施形態で
は、ケース10の4隅部に第1,第2の導電部16,1
7を形成したものである。すなわち、側壁部12の内側
に段差状の支持部12aを設け、その両端に第1の導電
部16を形成するとともに、側壁部14の内側に段差状
の支持部14aを設け、その両端に第2の導電部17を
形成してある。特に、支持部14aの上面に露出する第
2の導電部17の接続部17aはL字形に形成され、接
続部17aと隣接して余剰の導電性接着剤を逃がすため
の凹部18が形成されている。この場合には、2個の導
電部16および2個の導電部17がそれぞれ同電位の電
極になるが、少なくとも1箇所ずつ振動板1と導通すれ
ばよいので、導通信頼性が向上するという利点がある。
【0033】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。上記実施形態では、導電性接着剤をケースの導
電部に塗布し、その上に振動板を載せることで、導電部
と振動板とを接続したが、導電性接着剤を振動板の所定
箇所に塗布し、これをケースの導電部に押しつけること
で接続してもよい。また、第2の導電部17に隣接して
余剰の導電性接着剤を逃がすための凹部18を形成した
が、第2の導電性接着剤22を薄膜状に塗布したり、あ
るいは粘性の高いシート状の導電性接着剤22を使用す
れば、導電性接着剤の回り込みを防止できるので、必ず
しも凹部18を形成する必要はない。この場合には、第
2の導電部17を第1の導電部16と同様な形状とする
ことが可能である。また、振動板を構成する金属板およ
び圧電板は長方形、正方形のいずれであってもよい。本
発明の圧電音響部品は、表面実装型に限らず、リード端
子型にも構成できる。つまり、第1、第2の導電部をリ
ード端子で構成すればよい。本発明の圧電音響部品とし
ては、圧電ブザー、圧電受話器、圧電スピーカ、圧電サ
ウンダ、リンガーなどがある。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、振動板をその圧電板がケースの
底壁部を向くようにケースに収納したので、金属板の露
出部と第1の導電部とが対面し、圧電板の他面電極と第
2の導電部とが対面する。そのため、その間に導電性接
着剤を介在させることにより、金属板の露出部と第1の
導電部、圧電板の他面電極と第2の導電部とを対面接続
できる。このように、第2の導電部と圧電板の他面電極
とを絶縁材料などを跨がずに直接接続することができる
ので、導電性接着剤による接合信頼性が向上する。
【0035】また、請求項5に記載の発明では、金属板
の露出部と第1の導電部、圧電板の他面電極と第2の導
電部を電気的に接続した後で、振動板をケースに対して
機械的な固定および封止を行うので、振動板と第1,第
2の導電部との電気的接続が固定および封止によって影
響を受けず、信頼性の高い圧電音響部品を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる圧電音響部品の第1実施形態の
分解斜視図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図1のY−Y線断面図である。
【図4】振動板の分解斜視図である。
【図5】ケースの平面図である。
【図6】本発明にかかる圧電音響部品の第2実施形態に
用いられるケースの斜視図である。
【図7】図6に示すケースの断面図である。
【図8】本発明にかかる圧電音響部品の第3実施形態に
用いられるケースの斜視図である。
【図9】図8に示すケースの成形直後の斜視図である。
【図10】図8に示すケースの端子折り曲げ後の裏面側
から見た斜視図である。
【図11】本発明にかかる圧電音響部品の第4実施形態
に用いられるケースの斜視図である。
【図12】図11に示すケースの裏面側から見た斜視図
である。
【図13】従来の圧電音響部品の断面図である。
【符号の説明】
1 振動板 2 圧電板 2a 他面電極 3 金属板 10 ケース 11 底壁部 12〜15 側壁部 12a〜15a 支持部 16 第1の導電部 17 第2の導電部 18 凹部 21,22 導電性接着剤 25 弾性封止材 30 蓋板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/08 U 41/22 Z (72)発明者 上 慶一 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 奥澤 匡 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 濱田 和朗 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5D004 AA07 CD07 CD08 FF04 FF09 GG00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁部と4つの側壁部とを有し、対向する
    2つの側壁部の内側に支持部を持ち、上記支持部の上面
    から外部へ引き出された第1,第2の導電部を有する絶
    縁性ケースと、上記ケース内に収納されるとともに、対
    向する2辺が上記支持部に固定され、残りの2辺とケー
    スとの隙間が封止された四角形の振動板と、上記ケース
    の開口部を閉じる蓋板とを備え、上記振動板は、金属板
    の片面に圧電板の片面電極が、ケースの支持部に固定さ
    れる2辺のうちの1辺側に偏った位置に接着され、圧電
    板が接着された金属板の面の他辺側に金属板の一部が露
    出する露出部が設けられ、この露出部と第1の導電部と
    が第1の導電性接着剤により接続され、圧電板の他面電
    極と第2の導電部とが第2の導電性接着剤により接続さ
    れた圧電音響部品において、上記振動板は、その圧電板
    がケースの底壁部を向くようにケースに収納されてお
    り、上記金属板の露出部と第1の導電部とが第1の導電
    性接着剤により対面して接続され、圧電板の他面電極と
    第2の導電部とが第2の導電性接着剤により対面して接
    続されていることを特徴とする圧電音響部品。
  2. 【請求項2】上記支持部上に設けられた第2の導電部は
    上記振動板の端面より内側に位置しており、上記第2の
    導電部に隣接して、余剰の第2の導電性接着剤を逃がす
    ための凹部が設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載の圧電音響部品。
  3. 【請求項3】上記振動板の対向する2辺が支持部に弾性
    封止材で固定されるとともに、残りの2辺とケースとの
    隙間が弾性封止材で封止されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の圧電音響部品。
  4. 【請求項4】上記第1,第2の導電部は、ケースにイン
    サートモールドされた金属端子で構成されていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の圧電音
    響部品。
  5. 【請求項5】底壁部と4つの側壁部とを有し、対向する
    2つの側壁部の内側に支持部を持ち、上記支持部の上面
    から外部へ引き出された第1,第2の導電部を有する絶
    縁性ケースを準備する工程と、金属板の片面に圧電板の
    片面電極が、対向する2辺のうちの1辺側に偏った位置
    に接着され、圧電板が接着された金属板の面の他辺側に
    金属板の一部が露出する露出部が設けられた四角形の振
    動板を準備する工程と、蓋板を準備する工程と、第1の
    導電部および第2の導電部の上、または金属板の露出部
    および圧電板の他面電極の上にそれぞれ第1および第2
    の導電性接着剤を塗布する工程と、上記振動板をその圧
    電板がケースの底壁側を向くように、かつ金属板の露出
    部および圧電板の他面電極がそれぞれ第1の導電部およ
    び第2の導電部に対応するようにケース内に収納し、金
    属板の露出部と第1の導電部とを第1の導電性接着剤に
    より対面接続するとともに、圧電板の他面電極と第2の
    導電部とを第2の導電性接着剤により対面接続する工程
    と、上記振動板の金属板の露出部とこれと対向する振動
    板の辺とを上記支持部に固定する工程と、上記振動板の
    残りの2辺をケースに対して封止する工程と、上記ケー
    スの開口部に蓋板を固定する工程と、を備える圧電音響
    部品の製造方法。
  6. 【請求項6】上記ケースの第2の導電部に隣接して余剰
    の第2の導電性接着剤を逃がすための凹部が設けられ、
    上記圧電板の他面電極と第2の導電部とを第2の導電性
    接着剤により接続する際、余剰の第2の導電性接着剤を
    上記凹部に逃がすことを特徴とする請求項5に記載の圧
    電音響部品の製造方法。
  7. 【請求項7】上記第1,第2の導電性接着剤は第1の導
    電部および第2の導電部の上にそれぞれ塗布され、上記
    振動板をケース内に収納した際に、金属板の露出部と圧
    電板の他面電極とを導電性接着剤が塗布された第1と第
    2の導電部にそれぞれ押し付けることにより、金属板の
    露出部と第1の導電部とを接続し、圧電板の他面電極と
    第2の導電部とを接続することを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載の圧電音響部品の製造方法。
  8. 【請求項8】上記第1および第2の導電性接着剤と、上
    記振動板をケースに対して固定または封止するための絶
    縁性接着剤または弾性封止材とを、同時に硬化させる工
    程を含むことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか
    に記載の圧電音響部品の製造方法。
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