JPH0142379Y2 - - Google Patents

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JPH0142379Y2
JPH0142379Y2 JP1983191327U JP19132783U JPH0142379Y2 JP H0142379 Y2 JPH0142379 Y2 JP H0142379Y2 JP 1983191327 U JP1983191327 U JP 1983191327U JP 19132783 U JP19132783 U JP 19132783U JP H0142379 Y2 JPH0142379 Y2 JP H0142379Y2
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bottom plate
case
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motherboard
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JP1983191327U
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、RFモジユレータ、FMチユーナな
どの電子機器をシールドする金属製の電子機器用
小型ケースに関する。
〔従来技術〕
第1図は従来の電子機器用小型ケースを示す斜
視図である。この電子機器用小型ケース1はシー
ルドケースとして用いられており、四方を囲む側
板2a〜2dと、このる側板2a〜2dの上面な
らびに下面の開口部を覆う上板3、底板4とで構
成されてい。この側板2a〜2dは第2図(展開
図)に示すように、一枚の金属製板材を打抜いて
成形されている(斜線部分が打抜き部である)。
すなわち、この各側板2a〜2dは四隅の接続片
5a〜5dを連結部として立設され、各側板2a
〜2dの側端稜部が互いに接合される。なお第2
図において、側板2a〜2dの外方に突出してい
るのは基板固定用の端子2eであり、この固定端
子2eにはケースマウント(幅広部分)2fが形
成されている。第3図(斜視図)に示すように、
第2図の状態から折り曲げ形成された側板2a〜
2dには、RFモジユレータ、FMチユーナなど
の電子回路を構成する印刷基板6が図面下方から
装着される。この印刷基板6には集積回路7、コ
ンデンサ8、抵抗9、コネクタ10、周波数調整
コイル11、および、ボリユーム12などが実装
されている。この印刷基板6は側板2a〜2dに
形成された突き出し部2gに掛止された後、半田
付けなどで固定される。そして、この側板2a〜
2dの上下面の開口部に対して、上板3と底板4
が装着され、印刷基板6はシールドされる。この
とき、固定端子2eとコネクタ10のピン10a
とは底板4に穿設された逃穴4a,4bを貫通し
て下方へ突出している(第1図の状態)。
この電子機器用小型ケース1はマザーボード1
3に装着され、且つ、コネクタ10のピン10a
はマザーボード13に半田付けされる(第4図の
状態)。このとき、電子機器用小型ケース1はケ
ースマウント2fによつてマザーボード13に対
し所定間隔を有して設置される。また、印刷基板
6上の周波数調整コイル11などの調整は、電子
機器用小型ケース1の上板3を取外して行う。
〔従来技術の問題点〕 しかし、上記従来の電子機器用小型ケース1に
は以下の如き問題点がある。
(1) 側板2a〜2dと底板4が別々の板材からで
きているので、部品点数が多く、加工工数や組
立て工数が嵩む。
(2) また、側板2a〜2dと底板4が別々である
ため、組立てた状態で製造誤差により、両者の
接合面間の〓間にばらつきができたり、底板4
が側板2a〜2dに無理な力で圧接されたりす
ることがある。各接合面間の〓間、あるいは、
圧接力がばらつくと電位差が変化し、シールド
特性が変化してしまう不都合がある。
(3) 第4図に一点鎖線で示すように、底板4はマ
ザーボード13に取付けた後に、撓んでしまう
ことがある。その結果、この底板4はマザーボ
ード13に接触する。したがつて、底板4の真
下に位置するマザーボード13上にパターンを
形成することができなくなるので、マザーボー
ド13の実装効率が著しく低下する。このこと
は、装置の小型化、薄型化の妨げにもなる。
(4) さらに、第2図に示すように、側板2a〜2
dのみを一枚の板材から成形し、且つ、固定端
子2eが外方へ突出しているので打抜き部分の
面積が大きくなつて、歩留り率が悪く、材料費
が嵩む。
〔本考案の目的〕
本考案は、上記従来の問題点に着目してなされ
たものであり、部品点数を削減することにより加
工工数および組立て工数の低減を図り、また、マ
ザーボードの実装効率の向上が図られるばかりで
なく、装置の小型化、薄型化が実現できるように
し、さらに、材料の歩留り率をよくして材料費の
低減が図れるようにし、且つ、電位特性に優れた
電子機器用小型ケースを提供することを目的とし
ている。
〔本考案の構成〕
本考案による電子機器用小型ケースは、底板
と、この底板の四辺に一体的に連続する側板とが
一枚の板材からできており、且つ、側板の底辺か
らこの側板の面に沿つて突出されている固定端子
が底板を切欠いて形成されているようにしたもの
である。
〔本考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第5図以下の図面によ
つて説明する。
第5図は電子機器用小型ケースを底板側から見
た斜視図、第6図はケースの展開図、第7図はケ
ースと印刷基板を分離して示した斜視図、第8図
は電子機器用小型ケースを上方向から見た分解斜
視図、第9図は電子機器用小型ケースをマザーボ
ードに実装した状態を示す側面図である。
図中の符号1aは電子機器用小型ケースであ
る。この電子機器用小型ケース1aは、ケース2
1と前記第1図と同様の上板3で構成されてい
る。ケース21は第6図に示すように、一枚の金
属製板材からできている。すなわち、この板材の
四隅が切欠かれて側板21a〜21dが形成さ
れ、且つ、この側板21a〜21dで囲まれた部
分に底板21eが形成されている。この底板21
eには調整穴22やコネクタ10のピン10aを
貫通する穴23が打抜きされている。また、側板
21a〜21dのうち21a〜21cからは基板
固定用の端子2eが底板21eを切欠いて形成さ
れている。したがつて、底板21eにはこの固定
端子2eが切欠かれた分の逃穴21hが形成され
る。
次に、ケース21の成形手順を説明する。
まず、側板21a〜21dを底板21eから折
曲げて立設する。次いで、側板21a〜21dの
稜部どうしを接合する。この稜部の一方には溝2
1fが形成され、他方にはこの溝21fに対する
突部21gが形成されており、この両者21fと
21gを互いに嵌合する。すると、上面が開口さ
れたケース21が形成される(第8図参照)。な
お、このケース21の上面には上板3が装着され
る。
一方、上記固定端子2eは側板21a〜21c
の曲げ加工に随伴して下方へ突出する(第7図の
状態)。なお、側板21a〜21dには印刷基板
6を掛止する突き出し部2gが内方へ突出形成さ
れている。また、側板21aに穿設されている穴
24は後述する操作スイツチ26のつまみ26a
が挿通されるものである。
一方、第7図に示すように、RFモジユレータ、
FMチユーナなどの電子回路を構成する印刷基板
6の表面(図面下側)には集積回路7、コンデン
サ8、抵抗9、コネクタ10、周波数調整コイル
11、ボリユーム12、コイル25、操作スイツ
チ26などが実装されている。また、第8図に示
すように、この印刷基板6の裏面にはチツプトラ
ンジスタなどのチツプ部品27が所定に実装され
ている。
次に、上記構成による電子機器用小型ケース1
aのケース21に対して印刷基板6を組付ける手
順を説明する。
まず、印刷基板6をケース21に対して図面上
方から装着する。すると、印刷基板6は側板21
a〜21dの突き出し部2gに掛止される。その
結果、操作スイツチ26のスイツチつまみ26a
が側板21aに穿設された穴24から突出され、
また、ボリユーム12が底板21eの調整穴22
から露出され、また、周波数調整コイル11がひ
とつの逃穴21hから露出され、さらに、コネク
タ10のピン10aが穴23を貫通して突出す
る。その後、この印刷基板6は半田付けなどで固
定される。次いで、ケース21の上面に上板3を
装着し、印刷基板6をシールドする。なお、周波
数調整コイル11は調整穴22から調整棒などを
差し込んで調整する。この周波数調整コイル11
を調整する際に、上板3を従来の如く、逐一取外
す必要がなく、作業性がよい。
次に、この組立てられた電子機器用小型ケース
1aをマザーボード13に装着した状態を説明す
る。
第9図に示すように、まず、マザーボード13
に対してケース21の固定端子2eに装着する。
すると、この固定端子2eに形成されたケースマ
ウント2fがマザーボード13上に掛止され、こ
のマザーボード13とケース21の底板21eの
間に所定の間〓を形成する。もちろん、このと
き、コネクタ10のピン10aはマザーボード1
3に装着されている。そして、固定端子2eおよ
びピン10aをマザーボード13に半田付けして
電子機器用小型ケース1aをこのマザーボード1
3に固定する。
なお、図の実施例で底板21eに形成された逃
穴21hを周波数調整コイル11などの調整用穴
として併用してもよい。
〔本考案の効果〕 以上のように本考案によれば以下に列記する効
果を奏するようになる。
(1) 底板と、この底板の四辺に一体的に連続する
側板とが一枚の板材からできているので、底板
を別体に作成する必要がなくなり、部品点数が
少なくなり、加工工数や組立て工数の低減を図
ることができる。
(2) 底板と側板が一体であるため、従来の如く、
両者間の接合面にばらつきができるようなこと
はない。したがつて、電位差が変化することも
なく、電気的特性が変化することもない。
(3) また、底板と側板が一体でできているので、
剛性に優れ底板のみが撓むことがない。しさが
つて、例えば、本考案による電子機器用小型ケ
ースをマザーボードに取付けた場合、底板の真
下に位置するマザーボード上にもパターンを形
成することができる。その結果、マザーボード
の実装効率が向上し、装置の小型化、薄型化を
実現することができる。
(4) 側板と底板が一枚の板材から一体に成形さ
れ、且つ、側板の底辺からこの側板の面に沿つ
て突出されている固定端子は底板を切欠いて形
成されているので、材料の歩留り率がよく材料
費の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子機器用小型ケースを底部側
から見た斜視図、第2図は側板の材料取りを示す
平面図、第3図は第1図の電子機器用小型ケース
の上板を外した状態を示す斜視図、第4図は第1
図の電子機器用小型ケースをマザーボードに装着
した状態を示す側面図、第5図以下は本考案の実
施例を示すものであり、第5図は電子機器用小型
ケースを底部側から見た斜視図、第6図は電子機
器用小型ケースの展開図、第7図は電子機器用小
型ケースと印刷基板の斜視図、第8図は電子機器
用小型ケースを上方向から見た分解斜視図、第9
図は電子機器用小型ケースをマザーボードに実装
した状態を示す側面図である。 21e……底板、21a〜21d……側板、4
e……固定端子、1a……電子機器用小型ケー
ス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板と、この底板の四辺に一体的に連続する側
    板とが一枚の板材からできており、且つ側板の底
    辺からこの側板の面に沿つて突出されている固定
    端子が底板を切欠いて形成されている電子機器用
    小型ケース。
JP19132783U 1983-12-12 1983-12-12 電子機器用小型ケ−ス Granted JPS6099584U (ja)

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JP19132783U JPS6099584U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 電子機器用小型ケ−ス

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JP19132783U JPS6099584U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 電子機器用小型ケ−ス

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JPS6099584U JPS6099584U (ja) 1985-07-06
JPH0142379Y2 true JPH0142379Y2 (ja) 1989-12-12

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ID=30412038

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