JP3575401B2 - 高周波回路部品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば表面実装型の圧電発振器などに代表される高周波回路部品に係る。特に、本発明は、その組立作業性を良好にするための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、種々の電子機器では、周波数、時間等の基準として圧電振動子、特に安価で高性能な水晶振動子が多用されている。そして、形状の小型化、高信頼性を達成し、高精度の周波数を維持するために、小型の水晶振動子と半導体集積回路とからなる発振回路を一体として容器に収納した水晶発振器が大量に製造され使用されている。
【0003】
この種の水晶発振器の一例として特許第2972942号公報に開示されているものがある。この公報に開示されている水晶発振器は、図14に示すように、ベースa、基板b及びケースcが一体的に組み付けられて構成されている。ベースaは、樹脂成形品であってリ−ドフレームをモールドし、その底部からリード端子d,dが導出されていると共に、基準電位のリード端子に繋がる保持片e,eが、対向する2つの側壁に垂直に立設されている。基板bは、表面に形成された回路パターンに電子部品fを実装して発振回路を構成している。ケースcは、ベースaの側壁の外側に嵌合することにより基板bを覆うものである。
【0004】
また、ケースcには、ベースaの保持片e,eに対応して切り欠きgが形成されており、ベースaにケースcを嵌合させた際、この切り欠きgから露出する保持片eと切り欠きgの周縁部とを半田付けする。これにより、ベースaとケースcとを一体的に組み付けると共に、高周波ノイズの輻射を抑えるシールド効果が得られるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報に開示されている水晶発振器にあっては、ベースaから鉛直上方に延びる保持片e,eを有していることが原因で以下に述べる課題があった。
【0006】
上記ベースaの加工時には、リードフレームを樹脂材料によってモールドした後、水平方向に延びている保持片e,eを鉛直方向に曲げ加工する必要がある(図14の矢印参照)。つまり、このベースaの加工動作としては、モールド動作と曲げ加工動作とを要することになる。特に、近年の水晶発振器の小型化に伴ってベースaも小型になっており(例えば一辺が数mm)、ベースaからの保持片e,eの突出寸法も僅かである。このため、この保持片e,eの曲げ加工動作は特に煩雑な作業となり、水晶発振器の製造作業の高効率化を阻害する要因の一つとなっていた。
【0007】
また、基板bが搭載されたベースaの上方からケースcを装着する際、図15に示すように、ベースaから突出した一対の保持片e,eがケースcの内側に入り込むように、ベースaに対するケースcの位置合わせを行いながらケースcの装着作業を行う必要がある。これら保持片e,eは、ベースaの各外側端縁から上方に突出しているため、ケースcの装着時の位置合わせが僅かにずれただけでも装着できなくなってしまう。このため、この装着作業が煩雑であり、これによっても製造作業の高効率化が阻害されていた。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ベースから上方に突出する保持片を廃しながらも、ベースに対するケースの相対位置を位置決めでき、且つケースを基準電位部分に導通させてシールド効果が得られるようにした高周波回路部品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要−
上記の目的を達成するために、本発明は、ベースに対するケースの相対位置を位置決めする手段と、ケースを基準電位部分に導通させる手段とを個別に設けることで、従来の保持片を廃することを可能とした。これにより、従来の曲げ加工を不要とすると共に、ベースから上方への突出物が存在しないようにした。
【0010】
−解決手段−
具体的に、第1の解決手段は、リードフレームをモールドしたベースと、電子部品を実装すると共にベース上に載置された基板と、この基板を覆うようにベースに一体的に組み付けられたケースとを備えた高周波回路部品を前提とする。この高周波回路部品に対し、ケースとベースとの相対位置を位置合わせしながらこのベースに対してケースを係止する係止手段を設ける。また、基板の上面に基準電位パターンを、ケースの下端縁部分に基準電位接触片をそれぞれ形成する。そして、上記基板が載置されたベースに対して上方からケースが嵌め合わされ、上記係止手段によりベースに対してケースが係止された状態で、基準電位接触片の下端縁が、基板上面の基準電位パターンに電気的に接続する構成としてる。
【0011】
この特定事項により、高周波回路部品の作製時には、基板が載置されたベースに対して、この基板を覆うようにケースが一体的に組み付けられることになる。この際、ケースをベースに対して所定位置まで嵌め込むと、係止手段の係止動作により、ケースとベースとが所定の相対位置で位置合わせされて一体的に係止される。このとき、ケースの基準電位接触片が基準電位パターン(リードフレームの基準電位部分またはそれに繋がる基準電位部分)に電気的に接続する。これにより、ケースが基準電位部分に導通してシールド効果を発揮する構成が得られる。このように、ベースに対するケースの相対位置を位置決めする手段と、ケースを基準電位部分に導通させる手段とが個別に設けられていることで、従来の保持片を要することがない。つまり、保持片の曲げ加工が不要になると共に、この保持片の存在が原因でケースの組み付け時に高い位置合わせ精度を必要とするといったこともなくなる。
【0012】
第2の解決手段は、上記第1の解決手段において、基板の一部の側縁におけるその長手方向の中央部分に、外方へ張り出した張り出し部を形成する。また、基準電位パターンを、この張り出し部の上面に形成している。
【0013】
この特定事項では、基準電位パターンを形成するための張り出し部を備えさせたことにより、基準電位接触片を確実に基準電位パターンに接触させることができる。つまり、基準電位接触片を基準電位部分に導通させるための専用のエリアを設けたことで、この基準電位接触片が基板上の他の回路パターンに接触してしまうといった状況を回避できる。更に、基板における張り出し部以外の部分は、この張り出し部よりもケース内側に後退している。このため、ケースをベースに装着する際に基板が邪魔になってケースが嵌め込み難いといった状況を回避でき、装着作業性が良好である。
【0014】
第3の解決手段は、上記第1または第2の解決手段において、ケースの下端縁部分の一部をケース内部側に折り曲げて基準電位接触片を形成する。そして、係止手段によりベースに対してケースが係止された状態で、基準電位接触片の下端縁が、基準電位パターンに当接または押圧される構成としている。
【0015】
この特定事項により、ケースの一部分を折り曲げ加工するといった比較的簡単な加工で接続手段(基準電位接触片)を得ることができる。また、この基準電位接触片はケース内部に折り曲げられて形成されるため、ケースの側面から突出することがなく、高周波回路部品の大型化を招くこともない。
【0016】
第4の解決手段は、上記第1、第2または第3の解決手段において、基準電位接触片と基板とによって側方に開放した断面略V字状の溝を形成し、この溝の内部に半田を流し込むことにより、基板に対してケースを一体的に組み付けると共に、基準電位パターンとケースとを電気的に接続している。
【0017】
第5の解決手段は、上記第1の解決手段において、基準電位パターンを基板上の端縁部に形成し、ケースにおける上記基準電位パターンに対応する部分をケース内側へ凹陥して、その凹陥部に半田付け用の開口を形成している。
【0019】
第6の解決手段は、リードフレームをモールドしたベースと、電子部品を実装すると共にベース上に載置された基板と、この基板を覆うようにベースに一体的に組み付けられたケースとを備えた高周波回路部品を前提とする。この高周波回路部品に対し、上記ケースとベースとの相対位置を位置合わせしながらこのベースに対してケースを係止する係止手段と、上記リードフレームに繋がる基準電位部分に電気的に接続された接続部材とを設けている。そして、上記接続部材を、基板上の基準電位部分とケースとに跨って架設される金属片とする。この金属片を、ベースに対してケースを装着する際、この両者が係止手段によって所定の相対位置で一体的に組み付けられた状態で、基板上の基準電位部分とケースとを電気的に接続するよう構成する。一方、上記ケースにおける上記金属片に対応する位置に開口を形成し、この開口の外側からの半田付け作業により金属片とケースとを接続している。
この特定事項によっても、上述した第1の解決手段の場合と同様に、ベースに対するケースの相対位置を位置決めする手段と、ケースを基準電位部分に導通させる手段とが個別に設けられていることで、従来の保持片を廃することが可能となる。
【0020】
また、第7の解決手段は、上記第6の解決手段において、金属片に、ベースの上端から上方に延びるリード端子が挿通される孔を形成し、この孔にリード端子を挿通した状態で、この両者を半田付けしている。
【0021】
これら特定事項により、ケースの内部に収容した別部品(金属片)によってケースを基準電位部分に導通させる構成を採用したものに対し、ケースの装着後であってもケースと基準電位部分(リード端子)とを半田付けにより強固に接続することが可能になる。
【0022】
第8の解決手段は、上記第6または第7の解決手段において、ベースに、金属片がベース側面から突出することがないように金属片を収容する凹溝を形成している。
【0023】
第9の解決手段は、上記第1〜8のうち何れか一つの解決手段において、ベースの側面及びそれに対面するケースの内面のうちの一方に設けられた凹部と、他方に設けられてこの凹部に嵌り込む凸部とによって係止手段を構成している。
【0024】
この特定事項により、ベースに対してケースを装着する際、所定位置までケースを嵌め込むと上記凹部と凸部との位置が合致し、凹部内に凸部が嵌り込む。これにより、ベースとケースとが一体的に係止され、この両者は、この係止状態で相対位置が保持される。例えば、ケースとリードフレームの基準電位部分との半田付け作業を行う場合、ベースとケースとの位置ずれを生ずることがなく、作業性が良好になる。
【0025】
第10の解決手段は、上記第1、第2または第3の解決手段において、基準電位接触片と基準電位パターンとの接触部分を半田付けしている。
【0026】
この特定事項により、基準電位接触片と基準電位パターンとの接触部分を強固に接続することができ、導通状態を確実に得ることができて、シールド効果の信頼性の向上することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、本発明に係る高周波回路部品として圧電発振器を採用した場合について説明する。
【0028】
(第1実施形態)
先ず、第1実施形態について説明する。図1は、本形態に係る圧電発振器1の分解斜視図である。この図1に示すように、本圧電発振器1は、モールドベース2、基板3及びケース4が一体的に組み付けられて構成されている。以下、これら各部材について説明する。
【0029】
−モールドベース2の構成説明−
モールドベース2は、例えばエポキシ系合成樹脂等のモールド材によって形成されており、その内部に金属薄板で成るリードフレーム5をモールドしている。尚、このモールドベース2の材料としてはエポキシ系合成樹脂に限るものではない。
【0030】
リードフレーム5は、モールドベース2の内部に埋設されたフレーム本体51(図1ではフレーム本体51の一部を破線で示している)と、モールドベース2の上端面から所定寸法だけ上方に突出した複数のリード端子52,52,…と、各リード端子52,52,…に個別に接続されてモールドベース2の側面の底部から水平方向に導出された複数の導出端子53,53,…とを備えている。この導出端子53,53,…の底面はモールドベース2の底面と面一に設定されており、本圧電発振器1を図示しない電子機器のプリント基板の回路パターン上へ実装する際、圧電発振器1をこの回路パターンに密着させた状態での半田付け作業が容易に行えるようになっている。また、上記リード端子52及び導出端子53としては、入力端子、出力端子、基準電位端子(アース端子)等から成っている。
【0031】
本モールドベース2の特徴としては、その側面21の2箇所に正方形状の凹部22,22が形成されていることにある。この凹部22,22は、ケース4を係止するためのものであって、互いに相反する側面(導出端子53,53が導出される側面とは異なる面)における左右両端部から所定寸法を存した中央側位置にそれぞれ形成されている。
【0032】
−基板3の構成説明−
基板3は、セラミック等の絶縁基板の上下両面にエッチング等によって所定形状の導電パターンが形成され、この導電パターンに半導体集積回路、コンデンサ、抵抗及び水晶振動子等の電子部品31,31,…を実装して発振回路が構成されている。また、この基板3には、上記リード端子52,52,…の突出位置に対応して孔32,32,…が形成されており、この孔32にリード端子52が挿通され、この両者が半田付けされることにより、リードフレーム5と各電子部品31,31,…とが電気的に接続されている。
【0033】
本基板3の特徴としては、図1及び図2(基板3がモールドベース2に搭載された状態を示す平面図であって電子部品を省略している)に示すように、四辺のうちの互いに対向する2辺の中央部分が外側に張り出された張り出し部33,33で構成されていることにある。この張り出し部33,33は、上記モールドベース2において凹部22,22が形成されている側面21に対応した2辺に形成されている。また、図2に示すように、これら各張り出し部33,33の上面には、上記リード端子52,52,…のうちの基準電位端子に接続された基準電位部分としての基準電位パターン34,34が形成されている(図2では、この基準電位パターン34,34に斜線を付している)。
【0034】
−ケース4の構成説明−
ケース4は、金属薄板のプレス加工等によって下面が開放された箱形に成形されており、上記基板3が搭載されたモールドベース2に対して上方から嵌め合わされて係止されることにより、基板3を覆うものである。
【0035】
本ケース4の特徴の一つとして、上記モールドベース2において凹部22,22が形成されている側面21に対応した側面の下端縁部分には、水平方向に所定寸法を存した2箇所に切り込み41,41が形成されており、この両切り込み41,41の内側部分が僅かにケース4の内部側に折り曲げられて接続手段としての基準電位接触片42が形成されている。一方、上記切り込み41,41の両外側部分において上記モールドベース2の凹部22,22に対応した位置には、ケース4内部に向かって突出する凸部43,43が形成されている(図3参照)。つまり、ケース4がモールドベース2に組み付けられる際、このケース4の凸部43,43が、モールドベース2の凹部22,22に嵌り込むことによって、この両者2,4が一体的に係合される構成となっている。尚、この凹部22,22及び凸部43,43の位置は、凹部22に凸部43が嵌り込んだ際に、上記基準電位接触片42の下端縁が基板3の基準電位パターン34に当接または押圧されるように設定されている。このようにして、この凹部22及び凸部43によって本発明でいう係止手段が構成されている。
【0036】
−圧電発振器1の組立動作の説明−
次に、上述した各部品2,3,4を一体的に組み付ける圧電発振器1の組立動作について説明する。この動作は、作業者による手作業または自動組立装置による自動作業の何れにおいても同様に行われる。
【0037】
先ず、モールドベース2に対して基板3を組み付ける。詳しくは、モールドベース2の上面に基板3を搭載する際、基板3に形成されている各孔32,32,…にモールドベース2上のリード端子52,52,…をそれぞれ挿通し、この両者を半田付けする。これにより、モールドベース2に対して基板3が一体的に組み付けられると共に、リードフレーム5と各電子部品31,31,…とが電気的に接続される。
【0038】
次に、モールドベース2に対してケース4を組み付ける。詳しくは、上述した如く基板3が搭載されたモールドベース2に対して上方からケース4を嵌め合わせる。この際、モールドベース2において凹部22が形成されている側面21と、ケース4において凸部43が形成されている側面とが対向するように両者を組み付ける。図3に示すように、モールドベース2に対して、ある位置までケース4を嵌め込むと、ケース4の凸部43が、モールドベース2の凹部22に嵌り込み、これによって両者2,4が一体的に係合される。そして、この状態では、ケース4の基準電位接触片42は基板3の基準電位パターン34に接触することになる。図4は、このようにして、モールドベース2にケース4を組み付けた状態の圧電発振器1を外側から見た図1のIV矢視図である。このように、これら3者2,3,4を一体的に組み付けた場合、上記基準電位接触片42と基板3とによって側方に開放した断面略V字状の溝A(図3参照)が形成されることになる。そして、この溝Aの内部に半田Bを流し込むことにより、基板3に対してケース4が一体的に組み付けられると共に、基準電位パターン34とケース4とが電気的に強固に接続され、このケース4がリードフレーム5の基準電位端子に導通されることで所定のシールド効果が発揮されることになる。
【0039】
以上の動作により、圧電発振器1が完成する。
【0040】
−実施形態の効果−
以上説明したように、本形態では、ケース4の凸部43がモールドベース2の凹部22に嵌り込むことによって、モールドベース2に対するケース4の相対位置を安定して得ることができると共に、この嵌り込み動作と同期してケース4の基準電位接触片42を基板3の基準電位パターン34に接触させることができる。つまり、モールドベース2に対するケース4の組み付けとシールド効果を得るための構成とが同時に得られるものである。このため、従来の保持片(図14参照)を要することなしに、圧電発振器1を組み立てることが可能となる。つまり、従来の曲げ加工が不要になって、圧電発振器1の製造作業の高効率化を図ることができる。また、保持片の存在が原因でケースのベースに対する高い位置合わせ精度を必要とするといったこともなくなり、これによっても圧電発振器1の製造作業の高効率化を図ることができる。
【0041】
また、上記凹部22内に凸部43が嵌り込むことで、モールドベース2とケース4との相対位置が保持された状態で、半田付け作業を行うことができるため、その作業性が良好である。
【0042】
更に、ケース4の一部分を折り曲げ加工するといった比較的簡単な加工で基準電位接触片42を得ることができるため、実用性の高い構造となっている。また、この基準電位接触片42はケース4内部に折り曲げられて形成されるため、ケース4の側面から突出することがなく、圧電発振器1の大型化を招くこともない。
【0043】
加えて、基板3に張り出し部33を備えさせ、この張り出し部33上に基準電位パターン34を形成したことにより、基準電位接触片42が基板3上の他の回路パターンに接触してしまうといった状況を回避でき、確実に基準電位パターン34のみに接触させることができる。更に、この張り出し部33以外の部分は、この張り出し部33よりもケース4内側に後退している。このため、ケース4をモールドベース2に装着する際に基板3が邪魔になってケース4が嵌め込み難いといった状況を回避でき、装着作業性を良好に得ることができる。
【0044】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本形態は、ケース4をリードフレーム5の基準電位端子に導通させるための構成の変形例である。従って、ここでは、この導通のための構成についてのみ説明する。
【0045】
図5及び図6に示すように、本形態の圧電発振器1は、リード端子52とケース4とを電気的に接続するための接続部材としての導通用金属片6を備えている。この金属片6は、L型の板材で成り、一辺61側に、リード端子挿通用の孔62が形成されている。この金属片6が基板3に取り付けられた状態では、この孔62に各リード端子52のうちの基準電位部分となる基準電位端子52Aが挿通されて半田付けされることにより(半田付け部分を図6に符号B1で示す)、金属片6の上記一辺61が水平に延びて基板3上に位置する一方、他辺63が基板3の一端縁から鉛直下方に延びることになる。
【0046】
また、モールドベース2には、上記金属片6の鉛直部分(上記他辺)63を収容するための凹溝23が形成されている。この凹溝23に金属片6の鉛直部分63が収容されることにより、金属片6がモールドベース2の側面から突出することがないようになっている。
【0047】
更に、ケース4の側面には、上記金属片6の位置に対応して開口44が形成されている。つまり、このケース4がモールドベース2に組み付けられた状態では、この開口44が金属片6の鉛直部63に臨むことになり、この開口44の外側から半田付け作業を行うことによって(半田付け部分を図6に符号B2で示す)、金属片6とケース4とを電気的に接続する構成となっている。つまり、リードフレーム5の基準電位端子とケース4とは、リード端子52の基準電位端子52A、金属片6を介して電気的に接続された状態となっている。
【0048】
尚、本形態においても、上述した第1実施形態のものと同様に、モールドベース2の側面には凹部22,22が設けられ、ケース4の内面には凸部43,43が設けられて、この両者が係合することで、半田付け作業時の両者2,4の相対位置が位置決めされるようになっている。
【0049】
この構成によっても、従来の保持片を要することなしに、圧電発振器1を組み立てることが可能となり、従来の曲げ加工やケースのベースに対する高い位置合わせ精度を必要とすることがなくなり、圧電発振器1の製造作業の高効率化を図ることができる。
【0050】
尚、本形態では、金属片6を、一辺61が基板3上で水平に延び、他辺63が鉛直下方に延びたL型に構成したが、この他辺63が鉛直上方に延びる形状のものを採用してもよい。この場合、ケース4の開口44の位置は比較的高い位置に形成されることになる。また、金属片6の形状としてはL型に限らず、リード端子52Aとケース4とを電気的に接続できる形状であれば如何なる形状をも採用可能である。
【0051】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本形態も、ケース4をリードフレーム5の基準電位端子に導通させるための構成の変形例である。従って、ここでも、この導通のための構成についてのみ説明する。
【0052】
図7及び図8に示すように、本形態の圧電発振器1は、ケース4の側面の中央部分にコ字状に切り込まれて成る切り込み部45を有し、この切り込み部45の内側に接続手段としての基準電位接触片46を形成している。この基準電位接触片46は、その下端縁のみがケース4に連続しており、この部分で所定角度だけケース4の内側に折り曲げられている。
【0053】
一方、基板3の端縁部分であって上記基準電位接触片46に対応した箇所には基準電位部分としての基準電位パターン35が設けられている。この基準電位パターン35は、基板3の上面から側端面及び下面に亘って形成されている。図7では、この基準電位パターン35の形成位置に斜線を付している。
【0054】
更に、モールドベース2における上記基準電位パターン35に対応した位置には切り欠き部24が形成されている。この切り欠き部24は、モールドベース2の上端縁部分を矩形状に切除することにより形成されており、その幅寸法は、上記基準電位接触片46の幅寸法よりも僅かに大きく設定されている。
【0055】
本形態における圧電発振器1の組立時、モールドベース2上に基板3が搭載された状態では、モールドベース2の切り欠き部24の上側に基準電位パターン35が位置している。この状態で図8(a)に示すように、モールドベース2に対して上方からケース4を嵌め合わさせると、上記基準電位接触片46が基板3の端縁に接触して外側へ弾性変形する。この状態から更にケース4をモールドベース2側に押し込み、基準電位接触片46が基板3の端縁を乗り越えると、図8(b)に示すように、基準電位接触片46が元の形状に復帰して基板3の下面に係止する。つまり、基準電位接触片46が基板3の下面に形成されている基準電位パターン35に接触した状態になる。この際にも、上述した第1実施形態の場合と同様に、基準電位接触片46と基板3とによって側方に開放した断面略V字状の溝A(図8(b)参照)が形成されることになる。そして、この溝Aの内部に半田を流し込むことにより(半田は図示省略)、基板3に対してケース4が一体的に組み付けられると共に、基準電位パターン35とケース4とが電気的に強固に接続され、このケース4がリードフレーム5の基準電位端子に導通されることになる。
【0056】
本形態においても、上述した第1実施形態のものと同様に、モールドベース2の側面21には凹部22,22が設けられ、ケース4の内面には凸部43,43が設けられて、この両者が係合することで、半田付け作業時の両者2,4の相対位置が位置決めされるようになっている。これら凹部22,22及び凸部43,43の位置は、凹部22に凸部43が嵌り込んだ際に、基準電位接触片46が基板3の端縁を乗り越えて基板3の下面に係止されるように設定されている。
【0057】
本形態においても、従来の保持片を要することなしに、圧電発振器1を組み立てることが可能となり、従来の曲げ加工やケースのベースに対する高い位置合わせ精度を必要とすることがなくなり、圧電発振器1の製造作業の高効率化を図ることができる。また、基準電位接触片46が、基板3を乗り越えて元の形状に復帰することにより基板3に係止されることになるため、係止構造とケース4の基準電位部分への導通構造とを同時に得ることができる。
【0058】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本形態も、ケース4をリードフレーム5の基準電位端子に導通させるための構成の変形例である。従って、ここでも、この導通のための構成についてのみ説明する。
【0059】
図9及び図10に示すように、本形態の圧電発振器1は、ケース4の側面の中央部分にH型(横向きのH型)に切り込まれて成る切り込み部47を有し、この切り込み部47により接続手段としての一対の基準電位接触片48,48が形成されている。これら基準電位接触片48,48は、その外側端縁のみがケース4に連続しており、この部分で所定角度だけケース4の内側に折り曲げられている。
【0060】
一方、モールドベース2の側面21の中央部には外側面部分が除去されて凹陥部25が形成されており、この凹陥部25の内部ではリードフレーム5の基準電位部分となるフレーム本体51Aが露出している。図9では、この露出したフレーム本体51Aに斜線を付している。
【0061】
本形態における圧電発振器1の組立時、モールドベース2に対して上方からケース4を嵌め合わさせると、上記基準電位接触片48,48がモールドベース2の側面21に接触して外側へ弾性変形する。この状態から更にケース4をモールドベース2側に押し込み、基準電位接触片48,48がモールドベース2の側面21乗り越えると、図10に示すように、基準電位接触片48,48が、モールドベース2の側面21の凹陥部25に嵌り込んで元の形状に復帰し、この凹陥部25の周縁に係止される。つまり、基準電位接触片48,48が上記露出しているフレーム本体51Aに接触した状態になる。そして、この凹陥部25に半田を流し込むことにより(半田は図示省略)、モールドベース2に対してケース4が一体的に組み付けられると共に、フレーム本体51Aとケース4とが電気的に接続され、このケース4がリードフレーム5の基準電位端子に導通されることになる。
【0062】
本形態においても、従来の保持片を要することなしに、圧電発振器1を組み立てることが可能となり、従来の曲げ加工やケースのベースに対する高い位置合わせ精度を必要とすることがなくなり、圧電発振器1の製造作業の高効率化を図ることができる。また、上記第3実施形態の場合と同様に、基準電位接触片48,48が、モールドベース2の側面21を乗り越えて元の形状に復帰することにより基板3に係止されることになるため、この場合にも係止構造とケースの基準電位部分への導通構造とを同時に得ることができる。
【0063】
(変形例)
上述した各実施形態以外に以下に述べるような変形例も本発明の範疇である。図11〜図13は、各変形例における基準電位部分へのケース4の半田付け部分を示す断面図である。
【0064】
先ず、図11に示すものは、ケース4の側面の一部分であって、基板3の上面に対応する部分を内側へ凹陥(凹陥部71)させたものである。尚、上述した第3実施形態の場合と同様に、基板3の端縁部には基準電位パターンが形成されている。また、この凹陥部71には半田付け用の開口72が形成されており、ケース4の外側からの半田付け作業が可能となっている。
【0065】
図12に示すものは、ケース4の側面に上述したような凹陥部71を形成することなしに、基板3に対応する部分に半田付け用の開口72を形成したものである。この場合にも、基板3の端縁部には基準電位パターンが形成されており、ケース4の外側からの半田付け作業によって基準電位パターンとケース4とが接続されるようになっている。
【0066】
図13(a)に示すものは、ケース4の内面の一部分であって、基板3に対応する部分に突起73を形成したものである。これによれば、モールドベース2に対してケース4を嵌め込むのみで、基板3の端縁に形成された基準電極パターンとケース4とを導通させることができる。また、必要に応じて、図13(b)に示すように、ケース4に半田付け用の開口72を形成してもよい。この開口72からの半田付けを行うことによって基準電極パターンとケース4との導通をより確実に行うことができる。
【0067】
−その他の実施形態−
上述した各実施形態では、高周波回路部品として水晶振動子を利用した圧電発振器を採用した場合について説明した。本発明は、これに限らず、その他の素子を利用した圧電発振器等の種々の高周波回路部品に対して適用することが可能である。
【0068】
また、ケース4を基準電位部分(基準電位パターン34,35、基準電位端子51a,52A)に導通させるための構成としては、ケース4の互いに対向する2つの側面に設ける必要は必ずしもなく、一方の側面のみに設けてもよい。但し、ケース4をモールドベース2に係止するための凹部22及び凸部43は、ケース4及びモールドベース2の互いに相反する2面に設けておくことが好ましい。
【0069】
また、モールドベース2にケース4を係止する構成として、モールドベース2に凹部22,22を、ケース4の内面に凸部43,43をそれぞれ形成していた。本発明は、これに限らず、逆に、モールドベース2に凸部を、ケース4の内面に凹部をそれぞれ形成してもよい。また、この係止構造も凹部と凸部とによる嵌合に限らず、種々の係止構造を採用することが可能である。更には、係止箇所も各面2箇所に限るものではない。
【0070】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、以下のような効果が発揮される。
【0073】
請求項1及び請求項6記載の発明のように、ベースに対するケースの相対位置を位置決めする手段と、ケースを基準電位部分に導通させる手段とを個別に設けたことにより、従来の保持片を廃することができる。つまり、従来の曲げ加工が不要になって、高周波回路部品の製造作業の高効率化を図ることができ、高周波回路部品が小型化されても製造作業の悪化を招くことがなくなる。また、保持片の存在が原因でケースのベースに対する高い位置合わせ精度を必要とするといったこともなくなり、これによっても高周波回路部品の製造作業の高効率化を図ることができ、高周波回路部品の生産性の向上を図ることができる。
【0074】
また、請求項2記載の発明では、上記基板の一部の側縁におけるその長手方向の中央部分に、外方へ張り出した張り出し部を形成し、この張り出し部の上面に基準電位パターンを形成している。
【0075】
請求項3記載の発明では、ケースの下端縁部分の一部をケース内部側に折り曲げて基準電位接触片を形成し、係止手段によりベースに対してケースが係止された状態で、基準電位接触片の下端縁が、基準電位パターンに当接または押圧されるようにしている。
【0076】
これら発明によれば、ケースの一部分を折り曲げ加工するといった比較的簡単な加工作業で接続手段を得ることができ、本発明の実用性の向上が図れる構成を実現できる。また、この基準電位接触片はケース内部に折り曲げられて形成されるため、ケースの側面から突出することがなく、高周波回路部品の大型化を招くこともない。特に、請求項2記載の発明では、基準電位接触片を基準電位部分に導通させるための専用のエリアを設けたことで、この基準電位接触片が基板上の他の回路パターンに接触してしまうといった状況を回避でき、基準電位接触片を確実に基準電位パターンのみに接触させることができる。更に、基板における張り出し部以外の部分は、この張り出し部よりもケース内側に後退しているため、ケースをベースに装着する際に基板が邪魔になってケースが嵌め込み難いといった状況を回避でき、装着作業性が良好である。これによっても、高周波回路部品の製造作業の高効率化を図ることができる。
【0079】
また、請求項7記載の発明では、金属片に形成した孔に、ベースの上端から上方に延びるリード端子を挿通して半田付けしている。
【0080】
この発明によれば、ケースの内部に収容した別部品(金属片)によってケースを基準電位部分に導通させる構成を採用したものに対し、ケースの装着後であってもケースと基準電位部分とを半田付けにより強固に接続することが可能になる。
【0082】
また、請求項9記載の発明では、ベースの側面及びそれに対面するケースの内面のうちの一方に設けられた凹部と他方に設けられた凸部とによって、ベースにケースを係止させている。このため、例えば、ケースとリードフレームの基準電位部分との半田付け作業を行う場合、ベースとケースとの位置ずれを生ずることがなく、作業性が良好になり、不良品の発生率を削減することができて歩留まりの向上に伴うコストの削減を図ることができる。
【0084】
請求項10記載の発明では、基準電位接触片と基準電位パターンとの接触部分を半田付けしている。このため、基準電位接触片と基準電位パターンとの接触部分を強固に接続することができ、導通状態を確実に得ることができる。その結果、シールド効果の信頼性の向上することができ、圧電回路部品からの高周波ノイズの輻射を確実に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る圧電発振器の分解斜視図である。
【図2】基板がモールドベースに搭載された状態を示す平面図である。
【図3】基準電位部分へのケースの半田付け部分を示す断面図である。
【図4】圧電発振器を外側から見た図1のIV矢視図である。
【図5】第2実施形態における図1相当図である。
【図6】第2実施形態における図3相当図である。
【図7】第3実施形態における図1相当図である。
【図8】第3実施形態における図3相当図である。
【図9】第4実施形態における図1相当図である。
【図10】第4実施形態における図3相当図である。
【図11】変形例における図3相当図である。
【図12】他の変形例における図3相当図である。
【図13】更なる他の変形例における図3相当図である。
【図14】従来例における図1相当図である。
【図15】従来例におけるケースの装着動作を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 圧電発振器(高周波回路部品)
2 モールドベース
22 凹部(係止手段)
25 凹陥部
3 基板
31 電子部品
33 張り出し部
34,35 基準電位パターン(基準電位部分)
4 ケース
42 基準電位接触片(接続手段)
43 凸部(係止手段)
44 開口
46,48 基準電位接触片(接続手段)
51A フレーム本体(基準電位部分)
52 リード端子
52A 基準電位端子(基準電位部分)
6 金属片(接続部材)
62 孔
B 半田
Claims (10)
- リードフレームをモールドしたベースと、電子部品を実装すると共にベース上に載置された基板と、この基板を覆うようにベースに一体的に組み付けられたケースとを備えた高周波回路部品において、
上記ケースとベースとの相対位置を位置合わせしながらこのベースに対してケースを係止する係止手段が設けられている一方、
上記基板の上面には基準電位パターンが形成され、
上記ケースの下端縁部分には基準電位接触片が形成されており、
上記基板が載置されたベースに対して上方からケースが嵌め合わされ、上記係止手段によりベースに対してケースが係止された状態で、基準電位接触片の下端縁が、基板上面の基準電位パターンに電気的に接続するよう構成されていることを特徴とする高周波回路部品。 - 請求項1記載の高周波回路部品において、
基板の一部の側縁におけるその長手方向の中央部分には、外方へ張り出した張り出し部が形成されており、基準電位パターンは、この張り出し部の上面に形成されていることを特徴とする高周波回路部品。 - 請求項1または2記載の高周波回路部品において、
基準電位接触片は、ケースの下端縁部分の一部がケース内部側に折り曲げられて形成されており、
係止手段によりベースに対してケースが係止された状態で、基準電位接触片の下端縁が、基準電位パターンに当接または押圧される構成となっていることを特徴とする高周波回路部品。 - 請求項1、2または3記載の高周波回路部品において、
基準電位接触片と基板とによって側方に開放した断面略V字状の溝が形成され、この溝の内部に半田が流し込まれることにより、基板に対してケースが一体的に組み付けられていると共に、基準電位パターンとケースとが電気的に接続されていることを特徴とする高周波回路部品。 - 請求項1記載の高周波回路部品において、
基準電位パターンは基板上の端縁部に形成されており、
ケースにおける上記基準電位パターンに対応する部分がケース内側へ凹陥され、その凹陥部に半田付け用の開口が形成されていることを特徴とする高周波回路部品。 - リードフレームをモールドしたベースと、電子部品を実装すると共にベース上に載置された基板と、この基板を覆うようにベースに一体的に組み付けられたケースとを備えた高周波回路部品において、
上記ケースとベースとの相対位置を位置合わせしながらこのベースに対してケースを係止する係止手段と、
上記リードフレームに繋がる基準電位部分に電気的に接続された接続部材とが設けられており、
上記接続部材は、基板上の基準電位部分とケースとに跨って架設される金属片であって、
この金属片は、ベースに対してケースを装着する際、この両者が係止手段によって所定の相対位置で一体的に組み付けられた状態で、基板上の基準電位部分とケースとを電気的に接続するよう構成されている一方、
上記ケースにおける上記金属片に対応する位置には開口が形成されていて、この開口の外側からの半田付け作業により金属片とケースとが接続されていることを特徴とする高周波回路部品。 - 請求項6記載の高周波回路部品において、
金属片には、ベースの上端から上方に延びるリード端子が挿通される孔が形成されており、この孔にリード端子が挿通された状態で、この両者が半田付けされていることを特徴とする高周波回路部品。 - 請求項6または7記載の高周波回路部品において、
ベースには、金属片がベース側面から突出することがないように金属片を収容する凹溝が形成されていることを特徴とする高周波回路部品。 - 請求項1〜8のうち何れか一つに記載の高周波回路部品において、
係止手段は、ベースの側面及びそれに対面するケースの内面のうちの一方に設けられた凹部と、他方に設けられてこの凹部に嵌り込む凸部とによって構成されていることを特徴とする高周波回路部品。 - 請求項1、2または3記載の高周波回路部品において、
基準電位接触片と基準電位パターンとの接触部分は半田付けされていることを特徴とする高周波回路部品。
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