JP2601410Y2 - ノイズフィルタ - Google Patents
ノイズフィルタInfo
- Publication number
- JP2601410Y2 JP2601410Y2 JP1993058265U JP5826593U JP2601410Y2 JP 2601410 Y2 JP2601410 Y2 JP 2601410Y2 JP 1993058265 U JP1993058265 U JP 1993058265U JP 5826593 U JP5826593 U JP 5826593U JP 2601410 Y2 JP2601410 Y2 JP 2601410Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- lid
- edge
- plate
- edge plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、１次側電源線に挿入し
て電磁ノイズによる電子装置の誤動作を防止する電源線
に流れる電流容量の大きい箱型のノイズフィルタに関す
る。
て電磁ノイズによる電子装置の誤動作を防止する電源線
に流れる電流容量の大きい箱型のノイズフィルタに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来この種のノイズフィルタは、図３に
示すように、電磁ノイズを除去するフィルタ回路を収め
た金属製のケース２と金属製の蓋１とを半田付け３によ
って固定していたため、ケース２に蓋１を半田付ける
際、半田がフィルタ回路の中に流れ込んだり、一方、半
田の流れが悪く半田不良を生じケースから蓋がはずれた
り、又半田付け時のフラックスの除去にフラックスを溶
かし除去する溶剤を使用しているが、溶剤は人体に対し
て有害である等の問題があり、又組立て、及び修理を必
要とする時の作業性が悪いという欠点があった。
示すように、電磁ノイズを除去するフィルタ回路を収め
た金属製のケース２と金属製の蓋１とを半田付け３によ
って固定していたため、ケース２に蓋１を半田付ける
際、半田がフィルタ回路の中に流れ込んだり、一方、半
田の流れが悪く半田不良を生じケースから蓋がはずれた
り、又半田付け時のフラックスの除去にフラックスを溶
かし除去する溶剤を使用しているが、溶剤は人体に対し
て有害である等の問題があり、又組立て、及び修理を必
要とする時の作業性が悪いという欠点があった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、これらの欠
点を除去するため、金属製のケースと金属製の蓋を用い
た箱型のノイズフィルタのケースと蓋とを固定するの
に、半田付けによらず機械的な組合せにより、構造が簡
単でケースと蓋との着脱が容易な箱型のノイズフィルタ
とすることを目的とする。
点を除去するため、金属製のケースと金属製の蓋を用い
た箱型のノイズフィルタのケースと蓋とを固定するの
に、半田付けによらず機械的な組合せにより、構造が簡
単でケースと蓋との着脱が容易な箱型のノイズフィルタ
とすることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】箱型ノイズフィルタを構
成する金属ケースに蓋を組付ける四面に角穴を設け、蓋
の四周面に縁板を設け、縁板と金属ケースとの接合面の
先端に前記ケースの角穴に係止する爪を設けると共に、
金属製の蓋と金属製のケースとの接合面の蓋に設けた縁
板は、蓋の上面に対し内側に段付きで外向きに傾斜して
縁板の外側端には爪を設けてあり、金属製のケースの角
穴と金属製の蓋の縁板先端の爪を係止することにより、
ケースと蓋とを半田付けを行わずにケースと蓋とを着脱
が容易に固定でき、又電磁ノイズの遮蔽に優れたノイズ
フィルタとすることを特徴とする。
成する金属ケースに蓋を組付ける四面に角穴を設け、蓋
の四周面に縁板を設け、縁板と金属ケースとの接合面の
先端に前記ケースの角穴に係止する爪を設けると共に、
金属製の蓋と金属製のケースとの接合面の蓋に設けた縁
板は、蓋の上面に対し内側に段付きで外向きに傾斜して
縁板の外側端には爪を設けてあり、金属製のケースの角
穴と金属製の蓋の縁板先端の爪を係止することにより、
ケースと蓋とを半田付けを行わずにケースと蓋とを着脱
が容易に固定でき、又電磁ノイズの遮蔽に優れたノイズ
フィルタとすることを特徴とする。
【０００５】即ち本考案は、金属板で一方が開口した箱
型で開口辺縁に近接して角穴を設けたケースと、前記ケ
ースに嵌合する金属板で上面の外寸法に対し内側に段差
を設け、上面の四辺から下方に外方へ向き外寸法がケー
スの内寸法より僅かに大きく形成した弾性を有する縁板
と、該縁板の先端に縁板の面にほぼ直角に外方へ折り曲
げ縁板の端面から内側に切り込んだ両側に切溝を有する
前記ケースの角穴に係止する爪を取り付けた蓋と、ケー
スの内底にフィルタ回路形成部品を収納し、ケースの内
壁に蓋の縁板を収め、ケースの角穴に蓋の爪を係止嵌合
してなることを特徴とするノイズフィルタである。
型で開口辺縁に近接して角穴を設けたケースと、前記ケ
ースに嵌合する金属板で上面の外寸法に対し内側に段差
を設け、上面の四辺から下方に外方へ向き外寸法がケー
スの内寸法より僅かに大きく形成した弾性を有する縁板
と、該縁板の先端に縁板の面にほぼ直角に外方へ折り曲
げ縁板の端面から内側に切り込んだ両側に切溝を有する
前記ケースの角穴に係止する爪を取り付けた蓋と、ケー
スの内底にフィルタ回路形成部品を収納し、ケースの内
壁に蓋の縁板を収め、ケースの角穴に蓋の爪を係止嵌合
してなることを特徴とするノイズフィルタである。
【０００６】
【作用】蓋の外周四面に、蓋の上面に接する部分は蓋と
ケースを組合わせた時のケースを止める段付きにし、か
つ外側へ傾斜した縁板を設け、縁板の先端にケース側板
の上部に取り付けた角穴に係止する縁板の外側面にほぼ
直角に外方向を向く爪を取り付けてあり、又爪の両側の
縁板の端面には切溝が設けてあるので、ノイズフィルタ
部品を実装した金属のケースに蓋の縁板をケースの内壁
内に上方から押し込むことにより、蓋の縁板のばね性に
より、蓋の縁板の外側端面は金属ケースの内側に密接
し、又縁板は蓋の上面に対して段付きとなっているの
で、ケースに押し込むのみで段付きの部分でケースの上
面に蓋は止まり、縁板先端の爪はケースの角穴に係止し
て蓋とケースとを係止し嵌合する。
ケースを組合わせた時のケースを止める段付きにし、か
つ外側へ傾斜した縁板を設け、縁板の先端にケース側板
の上部に取り付けた角穴に係止する縁板の外側面にほぼ
直角に外方向を向く爪を取り付けてあり、又爪の両側の
縁板の端面には切溝が設けてあるので、ノイズフィルタ
部品を実装した金属のケースに蓋の縁板をケースの内壁
内に上方から押し込むことにより、蓋の縁板のばね性に
より、蓋の縁板の外側端面は金属ケースの内側に密接
し、又縁板は蓋の上面に対して段付きとなっているの
で、ケースに押し込むのみで段付きの部分でケースの上
面に蓋は止まり、縁板先端の爪はケースの角穴に係止し
て蓋とケースとを係止し嵌合する。
【０００７】蓋をケースから取り外す時は、ケースの角
穴に係止してある蓋の爪を、治具を用いケースの内部に
押圧することにより容易に取り外せる。又、爪の両側の
縁板の端面から内側へ爪の両側で切り込む切溝は、縁板
の端面に爪を取り付けてあっても縁板の端面をまっすぐ
にすることができ、蓋とケースとを嵌合した時に、ケー
スの内周面に蓋の縁板の辺縁を密接させ、金属で作られ
た蓋とケースとの間の電気伝導性を良好にして、高周波
の輻射による電磁ノイズのフィルタ回路への誘導電圧の
発生を防止する。
穴に係止してある蓋の爪を、治具を用いケースの内部に
押圧することにより容易に取り外せる。又、爪の両側の
縁板の端面から内側へ爪の両側で切り込む切溝は、縁板
の端面に爪を取り付けてあっても縁板の端面をまっすぐ
にすることができ、蓋とケースとを嵌合した時に、ケー
スの内周面に蓋の縁板の辺縁を密接させ、金属で作られ
た蓋とケースとの間の電気伝導性を良好にして、高周波
の輻射による電磁ノイズのフィルタ回路への誘導電圧の
発生を防止する。
【０００８】
【実施例】本考案の実施例について、図を参照して説明
する。
する。
【０００９】図１は、本考案による箱型のノイズフィル
タのケースと蓋とを示す外観斜視図であり、ケースは黄
銅板等に半田めっきした金属のケース２で、対向する二
面にフィルタ回路の入力端子と出力端子を引き出す端子
取付け用丸穴６が取り付けてあり、又開口した上面に近
く四面に角穴５が夫々取り付けてある。
タのケースと蓋とを示す外観斜視図であり、ケースは黄
銅板等に半田めっきした金属のケース２で、対向する二
面にフィルタ回路の入力端子と出力端子を引き出す端子
取付け用丸穴６が取り付けてあり、又開口した上面に近
く四面に角穴５が夫々取り付けてある。
【００１０】蓋１は、ケース２と同様、黄銅板等の表面
に半田めっき等を施してあり、上面から下方に上面の内
側方向に段付き１０を設け、段付きに続き一体に先端が
外側を向き、辺縁の外寸法がケースの内周寸法より大き
く作られた縁板８を蓋の上面の四面に取り付け、縁板の
先端に縁板の面に９０度より僅かに鋭角に折り曲げた爪
４を取り付け、爪４の両側面には縁板８の外縁より内側
に切り込んだ切溝７が設けてある。
に半田めっき等を施してあり、上面から下方に上面の内
側方向に段付き１０を設け、段付きに続き一体に先端が
外側を向き、辺縁の外寸法がケースの内周寸法より大き
く作られた縁板８を蓋の上面の四面に取り付け、縁板の
先端に縁板の面に９０度より僅かに鋭角に折り曲げた爪
４を取り付け、爪４の両側面には縁板８の外縁より内側
に切り込んだ切溝７が設けてある。
【００１１】図２は、ケース２にフィルタ回路を組込ん
だ平面図、及びケース側面の側面板の部分を除いた側面
図を示し、磁芯１３に間を仕切板１５で仕切り、仕切板
１５の両側に夫々互いに同相に巻線１４を施したコモン
チョークコイルと、コモンチョークコイルの入力側にコ
ンデンサ１７と、出力側の端子１９間にコンデンサ１８
と、接地側の端子２０との間にコンデンサ１６を接続し
てフィルタ回路を形成し、フィルタ回路とケースとの間
は、回路と金属のケースとを電気的に絶縁する絶縁フィ
ルム１２により絶縁され、ケースに回路は固定されてい
る。
だ平面図、及びケース側面の側面板の部分を除いた側面
図を示し、磁芯１３に間を仕切板１５で仕切り、仕切板
１５の両側に夫々互いに同相に巻線１４を施したコモン
チョークコイルと、コモンチョークコイルの入力側にコ
ンデンサ１７と、出力側の端子１９間にコンデンサ１８
と、接地側の端子２０との間にコンデンサ１６を接続し
てフィルタ回路を形成し、フィルタ回路とケースとの間
は、回路と金属のケースとを電気的に絶縁する絶縁フィ
ルム１２により絶縁され、ケースに回路は固定されてい
る。
【００１２】図２に示す角穴５に、図１に示す蓋１を差
し込み、ノイズフィルタを形成する。蓋２の縁板８は弾
性を有し、又縁板８の外周寸法はケース２の内側寸法よ
り少なくとも僅かに大きく作られており、又蓋の上面と
縁板との間は段付きであるので、ケースに蓋を取り付
け、ケースの角穴５と蓋１の爪４を係止し嵌合すること
により、ケースから蓋は外れることはない。又、蓋は爪
を治具で内方向へ押圧することにより、容易に取り外す
ことが可能である。
し込み、ノイズフィルタを形成する。蓋２の縁板８は弾
性を有し、又縁板８の外周寸法はケース２の内側寸法よ
り少なくとも僅かに大きく作られており、又蓋の上面と
縁板との間は段付きであるので、ケースに蓋を取り付
け、ケースの角穴５と蓋１の爪４を係止し嵌合すること
により、ケースから蓋は外れることはない。又、蓋は爪
を治具で内方向へ押圧することにより、容易に取り外す
ことが可能である。
【００１３】
【考案の効果】本考案による金属ケースと蓋とを用いた
箱型のノイズフィルタは、ケースに蓋を設けた爪に係止
嵌合する角穴と、蓋の四周面に、蓋の上面に対し段付き
で、先端が外方へ向く縁板を設け、先端に縁板の面に９
０度よりほぼ鋭角に折り曲げ取り付けた爪を取り付けて
あり、又爪の両側に切溝を設けてあるので、縁板の周縁
とケース内側は密接し、フィルタ回路は金属導体で密閉
された構造となり、電磁ノイズの遮蔽に対して効果があ
り、又ケースと蓋との着脱が容易なノイズフィルタとす
る効果を有する。
箱型のノイズフィルタは、ケースに蓋を設けた爪に係止
嵌合する角穴と、蓋の四周面に、蓋の上面に対し段付き
で、先端が外方へ向く縁板を設け、先端に縁板の面に９
０度よりほぼ鋭角に折り曲げ取り付けた爪を取り付けて
あり、又爪の両側に切溝を設けてあるので、縁板の周縁
とケース内側は密接し、フィルタ回路は金属導体で密閉
された構造となり、電磁ノイズの遮蔽に対して効果があ
り、又ケースと蓋との着脱が容易なノイズフィルタとす
る効果を有する。
【図１】本考案によるノイズフィルタのケースと蓋との
形状を示す外観斜視図。
形状を示す外観斜視図。
【図２】本考案のノイズフィルタの内部構造を示す図
で、図２（ａ）は平面図、図２（ｂ）は側面のケースを
除いた内部を示す側面図。
で、図２（ａ）は平面図、図２（ｂ）は側面のケースを
除いた内部を示す側面図。
【図３】従来の箱型のノイズフィルタと蓋との構造を示
す外観斜視図。
す外観斜視図。
１ 蓋 ２ ケース ３ 半田付け ４ 爪 ５ 角穴 ６ 端子取付け用丸穴 ７ 切溝 ８ 縁板 １０ 段付き １２ 絶縁フィルム １３ 磁芯 １４ 巻線 １５ 仕切板 １６，１７，１８ コンデンサ １９ 入力端子、出力端子 ２０ 接地端子
Claims (1)
- 【請求項１】 金属板で一方が開口した箱型で開口辺縁
に近接して角穴を設けたケースと、前記ケースに嵌合す
る金属板で上面の外寸法に対し内側に段差を設け、上面
の四辺から下方に外方へ向き外寸法がケースの内寸法よ
り僅かに大きく形成した弾性を有する縁板と、該縁板の
先端に縁板の面にほぼ直角に外方へ折り曲げ縁板の端面
から内側に切り込んだ両側に切溝を有する前記ケースの
角穴に係止する爪を取り付けた蓋と、ケースの内底にフ
ィルタ回路形成部品を収納し、ケースの内壁に蓋の縁板
を収め、ケースの角穴に蓋の爪を係止嵌合してなること
を特徴とするノイズフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993058265U JP2601410Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ノイズフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993058265U JP2601410Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ノイズフィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727131U JPH0727131U (ja) | 1995-05-19 |
| JP2601410Y2 true JP2601410Y2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=13079344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993058265U Expired - Lifetime JP2601410Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ノイズフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2601410Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5216265B2 (ja) * | 2006-10-10 | 2013-06-19 | Ｎｅｃトーキン株式会社 | インダクタンス素子、フィルタ回路及びノイズフィルタ |
| JP4687769B2 (ja) * | 2008-10-20 | 2011-05-25 | Ｔｄｋ株式会社 | 電子部品ユニット |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP1993058265U patent/JP2601410Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0727131U (ja) | 1995-05-19 |
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