JPH0132389Y2 - - Google Patents

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JPH0132389Y2
JPH0132389Y2 JP8826385U JP8826385U JPH0132389Y2 JP H0132389 Y2 JPH0132389 Y2 JP H0132389Y2 JP 8826385 U JP8826385 U JP 8826385U JP 8826385 U JP8826385 U JP 8826385U JP H0132389 Y2 JPH0132389 Y2 JP H0132389Y2
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JP
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printed wiring
wiring board
lower case
case
casing
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプリント配線基板を静電及び又は電磁
遮蔽することができるようにしたプリント配線基
板用遮蔽筐体に関するものである。
(従来の技術) 各種電子装置等において、プリント配線基板を
所要の筐体内に収納する場合、筐体内でプリント
配線基板が振動するのを防止すると共に、プリン
ト配線基板を静電的に及び又は電磁的に遮蔽する
ためプリント配線基板のアースパターンを導電性
筐体と接続しうるように構成することが望まれ
る。
このため、従来におけるこの種の筐体の一般的
構造として、プリント配線基板を筐体にねじ止め
し又は接着剤で取り付けた上に、筐体の底面とプ
リント配線基板との間にスペーサを配設し、この
スペーサを介してプリント配線基板を筐体の底面
にねじ止めし、これによりプリント配線基板の振
動を防止する構成となつている。
また、プリント配線基板の静電又は電磁遮蔽を
行なう構成としては、筐体の内面に可撓性を有す
る舌片を形成し、この舌片がプリント配線基板の
アース配線部に圧接されるようにしたプリント配
線基板筐体の遮蔽装置が公知である(実公昭55−
17517号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上述した従来の筐体の構造では次のよ
うな不具合を生じる。すなわち、プリント配線基
板の振動を防止するためにスペーサを介してプリ
ント配線基板を筐体にねじ止めする構成では、部
品点数が多くなる上に組立に時間が掛り製造コス
トが上昇する傾向となる。また、舌片を弾性力を
もつてプリント配線基板に圧接する構成では、例
えば車輌用装置の如く振動の激しい状態で使用さ
れる場合には、振動によつて舌片がプリント配線
基板から瞬間的に離れるという不具合が生じ、電
気的遮蔽の効果が充分に得られず、電子装置の作
動に支障を来たす虞れがある上に、舌片の非弾性
化の促進、折損等の問題も有している。
本考案の目的は、従つて、プリント配線基板を
筐体に極めて簡単に取り付けることができる上
に、筐体内でプリント配線基板が振動するのを有
効に防止することができ、プリント配線基板のア
ースを確実且簡単に筐体に接続することができる
ようにしたプリント配線基板用遮蔽筐体を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 夫々が導電性材料から成る上側ケースと下側ケ
ースとから成りプリント配線基板を収納するため
のプリント配線基板用遮蔽筐体において、前記プ
リント配線基板の周縁部を支えるため上記下側ケ
ースに設けられた複数の支持突起と、上記上側ケ
ースと前記下側ケースとが組み合わされて所要の
筐体を形成する場合に上記支持突起と協働して上
記プリント配線基板の周縁部を固定するため上記
支持突起に対応して上記上側ケースに設けられた
複数の押え突起と、上記上側又は下側ケースの少
なくとも一方に設けられ上記プリント配線基板の
アース配線部分に接触すると共に上記プリント配
線基板を押えるための少なくとも1つの導電性押
え部材と、上記上側ケースと上記下側ケースとが
組合わされたとき両者を相互に係止するための係
止手段とを備え、上記プリント配線基板が上記支
持突起と前記押え突起とにより上記筐体内に支持
されたときに上記アース配線部分が上記導電性押
えにより上記筐体と同電位とされる点に特徴を有
する。
(作用) プリント配線基板は、支持突起とそれに対応す
る押え突起とによつて、上側ケースと下側ケース
とがはめ合される際にその周縁部が上下から押え
られ、夫々が導電性材料から成る上側ケースと下
側ケースとにより形成される筐体内に収納、固定
される。そして、このとき支持突起と押え突起と
により固定されているプリント配線基板の一部が
上側ケース又は下側ケースの少なくとも一方に設
けられた押え部材により押えられるので、筐体内
に納められたプリント基板が振動するのを有効に
防止することができる。押え部材は、導電性材料
から成り、かつ、プリント配線基板のアース配線
部に圧接されるように位置決めされているので、
筐体内に納められたプリント配線基板のボデイア
ースラインは、押え部材を介して上側及び下側ケ
ースに電気的に接続される。上側ケースと下側ケ
ースとは、上述の如くしてはめ合わせるだけで係
止部材により相互に係止され、上述の組立状態が
保持される。この組立状態において、導電性の押
え部材がプリント配線基板のアース部に圧接さ
れ、これにより、筐体の組立てのみでプリント配
線基板のボデイアースラインを確実に筐体と同電
位にすることができる。
(実施例) 第1図には、本考案による電子機器用筐体の分
解斜視図が示されている。電子機器用筐体1は、
夫々導電性材料から成る下側ケース2と上側ケー
ス3とから成り、上側ケース3は下側ケース2に
対してカバーの役目を果す構成となつている。図
示の実施例では、上側及び下側ケース2,3は、
導電性金属材料である鉄から成つている。
下側ケース2は、短形状の底壁21の周縁に周
壁22が設けられて成り、この周壁22には、対
向壁に向つて底壁21と平行に延びる支持突起2
3乃至26が周壁22と一体に形成されており、
所要のプリント配線基板4の周縁が、これらの支
持突起23乃至26により支持され、プリント配
線基板4が底壁21から所定の距離をおいてささ
えられるようになつている。底壁21の略中央部
には、支持突起23乃至26によつてささえられ
るプリント配線基板4の下面中央付近を押えこれ
によりプリント配線基板4の振動を防止するため
の導電性押え部材27が設けられている。押え部
材27の上面27aのレベルは、各支持突起23
乃至26の上面のレベルから、わずかに高くなる
ように定められている。図示の実施例では、押え
部材27は底面21をプレス成形することにより
形成されているが、押え部材27はその他の任意
の方法で設けることができる。
周壁22には、更に、後述する上側ケース3に
形成されている係止穴を協働して係止手段を構成
する係止爪28乃至30が設けられている。これ
らの係止爪28乃至30は、周壁22から上方に
延びる支持片31,32及び33に一体に形成さ
れており、各係止爪28乃至30は、各支持片3
1,32及び33から、やや外側に向けて下方に
延びるように形成されている。
上側ケース3は、下側ケース2に相応した形状
となつており、第2図に示されるように下側ケー
ス2とはめ合わされ、下側ケース2のカバーとし
て働くようになつている。上側ケース3の周壁4
1の内側には、下側ケース2の支持突起23乃至
26に対応してリブ状に形成された押え突起42
乃至45が形成されており、これらの押え突起
は、上側ケース3が下側ケース2とはめ合された
時に、プリント配線基板4の周縁を対応する支持
突起に押え付ける。これにより、プリント配線基
板4は、その四隅において押え突起とこれに対応
する支持突起とによりしつかりとはさまれ、上側
ケース3と下側ケース2とにより形成されるケー
シング内に固定される(第2図参照)。
この場合、第2図から判るように、プリント配
線基板4の裏面路中央部には、押え部材27の上
面27aが圧接され、これにより、プリント配線
基板4が裏面から押圧されるので、プリント配線
基板4が振動するのを有効に防止することができ
る。
押え部材27は、プリント配線基板4のボデイ
アースライン4aのうちのほぼ中央の部分に対向
して設けられている。従つて、筐体1の組立によ
つてプリント配線基板4が筐体1内に収納、固定
されることにより、そのボデイアースライン4a
のパターン中央部に押え部材27の上面27aが
しつかりと圧接され、そのボデイアースライン4
aは筐体1の電位と等しくされる。
この場合、その上面27aのレベルは支持突起
23乃至26の各レベルよりわずかに高くなる構
成であるから、プリント配線基板4が筐体1内に
収納、固定された場合、そのボデイアースライン
4aは大きな圧接力でその上面27aに接触し、
従つて、激しい振動等が筐体1に印加されても、
ボデイアースライン4aと押え部材27との間の
電気的接続状態が解除されることはない。
上側ケース3を下側ケース2に被せるだけで、
上述の組立状態が保持されるようにするため、上
側ケース3には、係止爪28乃至30に対応した
係入穴46,47及び48がその周壁41に形成
されている。これらの各係入穴46,47,48
の両側には、切り込み溝46a,46b,47
a,47b及び48a,48bが形成されてい
る。
従つて、上側ケース3を下側ケース2に覆い被
せるとき、係入穴46,47,48が形成されて
いる周壁部分の耳49,50,51は、対応する
係止爪28,29,30により外方に押し出され
てたわみ、各係止爪28,29,30が対応する
係入係46,47,48内に係入すると、そのた
わみが解消されてもとの状態に戻り、第2図に示
す如く、下側ケース2と上側ケース3とがしつか
りとはめ合され、一体となつて、所望の筐体を構
成する。
尚、上側ケース3の残りの辺に形成されている
切り欠き52は、プリント配線基板4に装着され
るコネクタ5を外側に覗かせるためのものであ
る。
このような構成によると、プリント配線基板4
の取り付けは、上側ケース3と下側ケース2との
間にはさむだけで、ワンタツチで行なえ、ねじ止
め、接着剤などは不要となるので、組立が極めて
簡単であり、部品点数も少なくて済み、極めて大
巾なコストの低減を期待することができる。
その上、プリント配線基板4を筐体1内に収
納、固定することにより、そのボデイアースライ
ンが導電性の筐体1にしつかりと接続されるの
で、筐体1を車体等にしつかりとアースすれば、
プリント配線基板4の静電遮蔽及び電磁遮蔽を簡
単且つ確実に行なうことができ、プリント配線基
板4上に構成される回路の動作が外部からの電磁
波により妨害されるのを有効に防止することがで
きる。
尚、プリント配線基板4の面積が広い場合に
は、その振動防止のため、押え部材を複数個設け
てもよい。この場合、その他の押え部材もまたボ
デイアースパターンの他の部分に圧接する導電性
押え部材としてもよい。しかし、多点アースによ
る不具合いを生じる虞れがある場合には、例え
ば、その他の押え部材には適宜の絶縁を施すなど
して、プリント配線基板4との間に電気的接続状
態が生じないようにし、単にプリント配線基板4
を押えるだけの構成にしてもよい。
更に、上記実施例では、上側ケース2及び下側
ケース3の材料を鉄とした場合について述べた
が、例えば静電遮蔽のみを目的とするのであれ
ば、アルミニウム等の非磁性導電材料を用いても
よいことは勿論である。
(効果) 本考案によれば、上述の如く、構造が簡単で部
品点数が少なく、ねじ止め、接着等の手段を必要
とすることなくプリント配線基板を遮蔽筐体内を
組み込むことができ、プリント配線基板が遮蔽筐
体内で振動するのも有効に抑えることができ、プ
リント配線基板を筐体内に組み込むだけで、確実
にそのボデイアースラインを筐体と同電位とする
ことができ、筐体に振動等が与えられてもその同
電位状態が確実に維持できる等の実益を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図は第1図に示した筐体の組立状態を示すた
めの第1図のA−A線断面図。 1……電子機器用筐体、2……下側ケース、3
……上側ケース、4……プリント配線基板、4a
……ボデイアースライン、21……周壁、23乃
至26……支持突起、27……押え部材、28乃
至30……係止爪、41……周壁、42乃至45
……押え突起、46乃至48……係入穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 夫々が導電性材料から成る上側ケースと下側ケ
    ースとから成りプリント配線基板を収納するため
    のプリント配線基板用遮蔽筐体において、前記プ
    リント配線基板の周縁部を支えるため前記下側ケ
    ースに設けられた複数の支持突起と、前記上側ケ
    ースと前記下側ケースとが組合わされて所要の筐
    体を形成する場合に前記支持突起と協働して前記
    プリント配線基板の周縁部を固定するため前記支
    持突起に対応して前記上側ケースに設けられた複
    数の押え突起と、前記上側又は下側ケースの少な
    くとも一方に設けられ前記プリント配線基板のア
    ース配線部分に接触すると共に前記プリント配線
    基板を押えるための少なくとも1つの導電性押え
    部材と、前記上側ケースと前記下側ケースとが組
    合わされたとき両者を相互に係止するための係止
    手段とを備え、前記プリント配線基板が前記支持
    突起と前記押え突起とにより前記筐体内に支持さ
    れたときに前記アース配線部分が前記導電性押え
    部材により前記筐体と同電位となることを特徴と
    するプリント配線基板用遮蔽筐体。
JP8826385U 1985-06-13 1985-06-13 Expired JPH0132389Y2 (ja)

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