JP2022167206A - 駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カバーとベースの位置ずれの抑制された駆動装置を提供する。【解決手段】電動機の駆動を制御する電気部品360と、電気部品の配置される配置面371a、および、配置面と電気部品の並ぶ第1並び方向の周りの周方向に環状に延びる側面377を備えるベース370と、第1並び方向で電気部品と対向する内天面381bを備える天部381、および、内天面から第1並び方向に起立して周方向に環状に延びる内壁面382aを備える壁部382を備えるカバー380と、ベースとカバーを嵌合によって接続する接続部310と、側面に設けられ、第1並び方向に直交する平面方向に沿う第2並び方向で互いに逆向きに並んで突出して内壁面に接触する第1凸部341および第2凸部342、343を備える壁部よりも変形しにくい凸部340と、を有する。【選択図】図2
Description
本明細書に記載の開示は、ベースとカバーを有する駆動装置に関するものである。
特許文献1には、コントロールユニットの外郭を形成するコネクタホルダと、コネクタホルダにスナップフィット固定されるエンドカバーと、を備える駆動装置が記載されている。
振動などによってエンドカバー(カバー)とコネクタホルダ(ベース)の位置ずれが起こる虞があった。
そこで本開示の目的は、カバーとベースの位置ずれの抑制された駆動装置を提供することである。
本開示の一態様による駆動装置は、
電動機(305)の駆動を制御する電気部品(360)と、
電気部品の配置される配置面(371a)、および、配置面と電気部品の並ぶ第1並び方向の周りの周方向に環状に延びる側面(377)を備えるベース(370)と、
第1並び方向で電気部品と対向する内天面(381b)を備える天部(381)、および、内天面から第1並び方向に起立して周方向に環状に延びる内壁面(382a)を備える壁部(382)を備えるカバー(380)と、
ベースとカバーを嵌合によって接続する接続部(310)と、
側面に設けられ、第1並び方向に直交する平面方向に沿う第2並び方向で互いに逆向きに並んで突出して内壁面に接触する第1凸部(341)および第2凸部(342、343)を備える壁部よりも変形しにくい凸部(340)と、を有する。
電動機(305)の駆動を制御する電気部品(360)と、
電気部品の配置される配置面(371a)、および、配置面と電気部品の並ぶ第1並び方向の周りの周方向に環状に延びる側面(377)を備えるベース(370)と、
第1並び方向で電気部品と対向する内天面(381b)を備える天部(381)、および、内天面から第1並び方向に起立して周方向に環状に延びる内壁面(382a)を備える壁部(382)を備えるカバー(380)と、
ベースとカバーを嵌合によって接続する接続部(310)と、
側面に設けられ、第1並び方向に直交する平面方向に沿う第2並び方向で互いに逆向きに並んで突出して内壁面に接触する第1凸部(341)および第2凸部(342、343)を備える壁部よりも変形しにくい凸部(340)と、を有する。
これによれば、カバー(380)とベース(370)の位置ずれが抑制されやすくなっている。
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。
また、各実施形態で組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士、実施形態と変形例、および、変形例同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
以下図1~図22に基づいて本実施形態に係る駆動装置の適用された電動パワーステアリング装置200を説明する。
以下図1~図22に基づいて本実施形態に係る駆動装置の適用された電動パワーステアリング装置200を説明する。
<ステアリングシステム>
図1に示すように電動パワーステアリング装置200は車両のステアリングシステム100に適用される。ステアリングシステム100は、ステアリングホイール110、ステアリングシャフト120、ピニオンギア130、ラック軸140、車輪150、および、電動パワーステアリング装置200を備える。
図1に示すように電動パワーステアリング装置200は車両のステアリングシステム100に適用される。ステアリングシステム100は、ステアリングホイール110、ステアリングシャフト120、ピニオンギア130、ラック軸140、車輪150、および、電動パワーステアリング装置200を備える。
ステアリングホイール110はステアリングシャフト120に接続されている。ステアリングシャフト120の先端にピニオンギア130が設けられている。ピニオンギア130はラック軸140に噛み合っている。ラック軸140の両端にはタイロッドなどを介して一対の車輪150が連結されている。
運転者がステアリングホイール110を回転すると、ステアリングホイール110に接続されたステアリングシャフト120が回転する。このステアリングシャフト120の回転運動がピニオンギア130によってラック軸140の直線運動に変換される。この結果、一対の車輪150はラック軸140の変位量に応じた角度に操舵される。
<電動パワーステアリング装置>
電動パワーステアリング装置200はステアリングホイール110の回転を補助する機能を果たす。電動パワーステアリング装置200は図1に示すトルクセンサ210、減速ギア220、および、電動装置300を有する。電動装置300はモータ305と駆動部350を有する。なお、図面においてはトルクセンサ210を「TS」と省略して示している。モータ305を「MR」と省略して示している。駆動部350を省略して「DP」と省略して示している。
電動パワーステアリング装置200はステアリングホイール110の回転を補助する機能を果たす。電動パワーステアリング装置200は図1に示すトルクセンサ210、減速ギア220、および、電動装置300を有する。電動装置300はモータ305と駆動部350を有する。なお、図面においてはトルクセンサ210を「TS」と省略して示している。モータ305を「MR」と省略して示している。駆動部350を省略して「DP」と省略して示している。
トルクセンサ210はステアリングシャフト120の操舵トルクを検出する機能を果たす。トルクセンサ210で検出された操舵トルクは駆動部350に入力される。
駆動部350はトルクセンサ210で検出された操舵トルクと車両に搭載された各種ECUから入力される信号などに基づいてモータ305の駆動を制御する。
モータ305は図示しないベルトを介して減速ギア220に連結されている。減速ギア220はモータ305の回転を減速してステアリングシャフト120に伝達する。これによりステアリングホイール110の回転(操舵)が補助される。
このように本実施形態の電動パワーステアリング装置200はステアリングシャフト120に操舵を補助するためのアシスト力を付与するコラムアシスト式の構成になっている。しかしながら電動パワーステアリング装置200の構成としては上記例に限定されない。電動パワーステアリング装置200の構成としてはラック軸140にアシスト力を付与するラックアシスト式や、ピニオンギア130にアシスト力を付与するピニオンアシスト式を採用することもできる。
<電動装置>
次に電動装置300を詳説する。それに当たって、以下においては互いに直交する3方向を、x方向、y方向、および、z方向と示す。x方向が第2並び方向に相当する。y方向が第3並び方向に相当する。z方向が第1並び方向に相当する。
次に電動装置300を詳説する。それに当たって、以下においては互いに直交する3方向を、x方向、y方向、および、z方向と示す。x方向が第2並び方向に相当する。y方向が第3並び方向に相当する。z方向が第1並び方向に相当する。
上記したように電動装置300はモータ305と駆動部350を有する。図2に示すようにモータ305と駆動部350はz方向に並ぶ態様で一体的に連結されている。電動装置300はいわゆる機電一体型の構成になっている。なお、駆動部350が駆動装置に相当する。
<モータ>
モータ305は、モータシャフト、ロータ、ステータ、および、ハウジング305aを有する。ハウジング305aはz方向を軸方向とする円筒形状を成している。このハウジング305aの中空にモータシャフト、ロータ、および、ステータそれぞれが収納されている。なお、モータ305は電動機に相当する。
モータ305は、モータシャフト、ロータ、ステータ、および、ハウジング305aを有する。ハウジング305aはz方向を軸方向とする円筒形状を成している。このハウジング305aの中空にモータシャフト、ロータ、および、ステータそれぞれが収納されている。なお、モータ305は電動機に相当する。
モータシャフトはz方向に延びている。モータシャフトにロータがはめ込まれている。そしてこのロータを囲む態様で、ステータがハウジング305aに収納されている。ロータとステータそれぞれから発する磁界によってモータシャフトに回転トルクが発生する。これによりモータシャフトが回転する。
ステータはU相、V相、および、W相の3相のステータコイルを含んでいる。これら3相のステータコイルに三相交流を供給するためのモータ線がハウジング305aから駆動部350に向かってz方向に延びている。モータ線の先端がz方向でハウジング305aの外に飛び出して、後述の制御回路基板360に電気的に接続されている。
<駆動部>
図2に示すように駆動部350は、接続部310、制御回路基板360、ベース370、カバー380、コネクタ390を有する。接続部310はベース370とカバー380を嵌合によって接続するものである。接続部310については後で詳説する。なお、制御回路基板360は電気部品に相当する。
図2に示すように駆動部350は、接続部310、制御回路基板360、ベース370、カバー380、コネクタ390を有する。接続部310はベース370とカバー380を嵌合によって接続するものである。接続部310については後で詳説する。なお、制御回路基板360は電気部品に相当する。
上記したように制御回路基板360はモータ305に電気的に接続されている。制御回路基板360はモータ305の駆動を制御する機能を有している。制御回路基板360はベース370にボルトなどの締結部材を介して固定されている。
また制御回路基板360にコネクタ390が接続されている。コネクタ390は制御回路基板360に搭載された後述の能動素子や受動素子や配線パターンなどにバッテリの電力を供給する機能を有している。
ベース370とカバー380は嵌合によって固定されている。ベース370とカバー380によって区画される収納空間に制御回路基板360とコネクタ390が収納されている。これによって制御回路基板360とコネクタ390が外部から保護されている。カバー380からコネクタ390の一部が露出されている。
<制御基板>
制御回路基板360はz方向の厚さの薄い平板形状の配線基板にMOSFETなどの能動素子やコンデンサなどの受動素子の搭載されたものである。制御回路基板360には配線基板の配線パターンと上記の能動素子や受動素子によって、モータ305の駆動を制御するためのマイコン、ゲートドライバ、および、インバータなどが構成されている。
制御回路基板360はz方向の厚さの薄い平板形状の配線基板にMOSFETなどの能動素子やコンデンサなどの受動素子の搭載されたものである。制御回路基板360には配線基板の配線パターンと上記の能動素子や受動素子によって、モータ305の駆動を制御するためのマイコン、ゲートドライバ、および、インバータなどが構成されている。
図2に示すように制御回路基板360はz方向に並ぶ基板上面360aと基板下面360bを有する。基板下面360bが後述の配置面371aに対向する態様で、制御回路基板360がベース370にボルトなどの締結部材を介して接続されている。
<ベース>
ベース370は制御回路基板360とコネクタ390を固定するとともに、モータシャフトの一部の収納されるものである。ベース370は例えば金属を含む部材によって形成されている。
ベース370は制御回路基板360とコネクタ390を固定するとともに、モータシャフトの一部の収納されるものである。ベース370は例えば金属を含む部材によって形成されている。
図3に後述の配置面371aから見たベース370の上面図を示している。図4に後述の第1係り部321および第2係り部322側から見たベース370の側面図を示している。図5に後述の第3係り部323および第4係り部324側から見たベース370の側面図を示している。図6に第1係り部321および第4係り部324側から見たベース370の側面図を示している。図7に第2係り部322および第3係り部323側から見たベース370の側面図を示している。
図3~図7に示すようにベース370は配置部371と配置部371の設けられる土台部373を有する。配置部371と土台部373はz方向で並ぶ態様で一体的に連結されている。
土台部373はz方向に離間して並ぶ土台上面373aおよび土台下面373bと、土台上面373aと土台下面373bの周りにz方向周りの周方向に延びる側面377を有する。
図4および図5に示すように土台上面373aに配置部371が一体的に連結されている。配置部371は土台上面373aからz方向で突出する態様で延びている。配置部371は土台上面373aからz方向で離間した端に配置面371aを有している。この配置面371aに制御回路基板360が配置されている。なお、配置面371aに基板下面360bが接触していなくてもよい。
また土台上面373aのx方向とy方向に沿う平面方向の中央に配置部371が設けられている。そして土台部373と配置部371それぞれの平面方向の中央にz方向に貫通するシャフト孔370aが形成されている。このシャフト孔370aにモータシャフトの一部が収納されている。
またベース370は配置部371と土台部373の他に制御回路基板360を固定するための締結部材を締結する締結部372を有している。締結部372は土台上面373aに一体的に連結されている。
締結部372は土台上面373aからz方向で突出する態様で延びている。締結部372の土台上面373aから離間した端から土台上面373aに向かって締結部372の締結される締結孔372gが形成される。締結孔372gに締結部372が通されることで締結部372に制御回路基板360が固定されている。
締結部372は第1締結部372a、第2締結部372b、第3締結部372c、第4締結部372d、第5締結部372e、および、第6締結部372fを有する。
配置部371に第1締結部372a~第4締結部372dそれぞれが一体的に連結されている。第1締結部372a~第4締結部372dは周方向に時計回りに順に並んでいる。
図3に示すように第1締結部372aと第2締結部372bがx方向に離間して並んでいる。第1締結部372aと第3締結部372cがx方向とy方向それぞれに離間して並んでいる。第1締結部372aと第4締結部372dがy方向に離間して並んでいる。
第1締結部372aと第2締結部372bが配置部371のy方向の一端側に一体的に連結されている。第3締結部372cと第4締結部372dが配置部371のy方向の他端側に一体的に連結されている。
第1締結部372aおよび第2締結部372bと第3締結部372cおよび第4締結部372dの間に上記した配置面371aが設けられている。なお、第1締結部372a~第4締結部372dの土台上面373aから離間した端と土台上面373aの間の離間距離が、配置面371aと土台上面373aの間に離間距離よりも長くなっていてもよい。
第1締結部372a~第4締結部372dの土台上面373aから離間した端と土台上面373aの間の離間距離が、配置面371aと土台上面373aの間に離間距離と等しくなっていてもよい。
また図4に示すように土台部373における第2締結部372bおよび第3締結部372c側の部位の第1締結部372aおよび第2締結部372b側の端に土台上面373aからz方向に隆起した第1隆起部374が形成されている。
同様に図5に示すように土台部373における第2締結部372bおよび第3締結部372c側の部位の第3締結部372cおよび第4締結部372d側の端に土台上面373aからz方向に隆起した第2隆起部375が形成されている。
さらに第1隆起部374には、土台上面373aから離間した側の端からz方向に突出する第5締結部372eが形成されている。
第2隆起部375には、土台上面373aから離間した側の端からz方向に突出する第6締結部372fが形成されている。
第5締結部372eと第6締結部372fにも、土台上面373aから離間した端から土台上面373aに向かって締結部372の締結される締結孔372gが形成されている。
そのために制御回路基板360が第1締結部372a~第6締結部372fにボルトなどの締結部材を介して固定されている。
また図3および図7に示すように土台部373の第1隆起部374と第2突出部の間の部位に土台上面373aから土台下面373bに向かって凹む凹部376が形成されている。
凹部376は配置部371側のx方向の端から配置部371からx方向で離間した端まで連続的に形成されている。そして配置部371からx方向で離間した端から凹部376を見たときに、後述の第2区画面376bが見えるようになっている。
図7に示すように凹部376は自身の一部を区画する、z方向に面する第1区画面376aと、x方向に面する第2区画面376bと、y方向に面するとともに互いに対向する第3区画面376cと第4区画面376dから構成されている。
第3区画面376cは第4区画面376dよりも第1締結部372aおよび第2締結部372b側に位置している。第4区画面376dは第3区画面376cよりも第3締結部372cおよび第4締結部372d側に位置している。
第1区画面376aと制御回路基板360の基板下面360bと第3区画面376cと第4区画面376dによって区画される空隙にコネクタ390が収納されている。コネクタ390が制御回路基板360とベース370それぞれに締結部材などを介して固定されている。
次に側面377について説明する。図2~図10に示すように側面377はz方向に並ぶ第1側面377aと第2側面377bと、第1側面377aと第2側面377bを連結する第3側面377cを有する。第1側面377aは第2側面377bよりもz方向で制御回路基板360側に設けられている。
第1側面377aは第3区画面376cの配置部371からx方向に離間した側の端から半時計周りに第4区画面376dの配置部371からx方向に離間した側の端まで、土台上面373aの周りに沿って延びている。
第2側面377bはz方向周りの周方向に第1側面377aを環状に囲む態様で土台上面373aの周りに沿って延びている。さらに言えば、第2側面377bはz方向周りの周方向に制御回路基板360を環状に囲む態様で延びている。
また図2~図10に示すように第2側面377bは第1側面377aよりも平面方向で制御回路基板360よりも離間した側に位置している。第1側面377aと第2側面377bの一部が第3側面377cによって連結されている。
さらに図3に示すように第3側面377cは第1区画面376aの一部とz方向周りの周方向で連結されている。
以下説明を簡便とするために第1区画面376aにおける第3側面377cとz方向周りの周方向で連結される部位を連結面379と示す。
なお、図3においては連結面379と、第1区画面376aにおける連結面379を除く部位との境界線に破線を付している。
第3側面377cおよび連結面379から成る面が周方向で制御回路基板360の周りを環状に延びている。
図2~図10に示すようにベース370はこれまでに説明した構成要素の他に、複数の係り部320と複数の突起部340を有する。なお、係り部320はベース側嵌合部に相当する。突起部340は凸部に相当する。
<係り部>
複数の係り部320は第1係り部321と第2係り部322と第3係り部323と第4係り部324を有する。なお、第1係り部321と第2係り部322は第1嵌合部に相当する。第3係り部323と第4係り部324は第2嵌合部に相当する。
複数の係り部320は第1係り部321と第2係り部322と第3係り部323と第4係り部324を有する。なお、第1係り部321と第2係り部322は第1嵌合部に相当する。第3係り部323と第4係り部324は第2嵌合部に相当する。
図3~図7に示すように第1係り部321~第4係り部324それぞれは第2側面377bに連結されている。第1係り部321~第4係り部324それぞれは第2側面377bから突出している。
第1係り部321~第4係り部324それぞれは係り上部325と、係り上部325の土台下面373b側に連結され、土台下面373bに向かって延びる係り下部326を有する。係り上部325は土台上面373a側から土台下面373b側に向かうにつれて、第2側面377bからの距離が長くなっている。
係り上部325に後述の留め部330の先端が摺動し、その後留め部330の固定孔336に係り下部326が挿入されることで、カバー380とベース370がスナップフィット固定される。これによってカバー380とベース370が固定される。
図3~図7に示すように第1係り部321~第4係り部324は第2側面377bに時計回りにこの順に設けられている。第1係り部321と第2係り部322は第2側面377bの第1締結部372aおよび第2締結部372b側の部位に設けられている。第3係り部323と第4係り部324は第2側面377bの第3締結部372cおよび第4締結部372d側の部位に設けられている。
第1係り部321と第2係り部322はx方向で離間している。第3係り部323と第4係り部324はx方向で離間している。
なお、第1係り部321~第4係り部324は第2側面377bに一体的に連結されていなくてもよい。第1係り部321~第4係り部324が第2側面377bとは別体になって、図示しない連結部材などを介して連結されていてもよい。
<突起部>
図2~図10に示すように複数の突起部340は第1突起部341と第2突起部342と第3突起部343を有する。第1突起部341~第3突起部343それぞれは第1側面377aに連結されている。第1突起部341は第1凸部に相当する。第2突起部342と第3突起部343は第2凸部に相当する。
図2~図10に示すように複数の突起部340は第1突起部341と第2突起部342と第3突起部343を有する。第1突起部341~第3突起部343それぞれは第1側面377aに連結されている。第1突起部341は第1凸部に相当する。第2突起部342と第3突起部343は第2凸部に相当する。
第1突起部341~第3突起部343それぞれは第1側面377aから離間する態様で突出している。第1突起部341~第3突起部343それぞれは突起上部344と、突起上部344の土台下面373b側に連結され、土台下面373b側に延びる突起下部345を有する。突起上部344は土台上面373a側から土台下面373b側に向かうにつれて、第1側面377aからの距離が長くなっている。
図17~図19に示すように突起上部344に後述の壁部382の先端が摺動し、突起下部345がカバー380の内部に軽圧入されることで、カバー380とベース370の位置が固定される。具体的に言えば、突起下部345が壁部382の内壁面382aに接触することで、カバー380とベース370の位置が固定される。
図3~図7に示すように第1突起部341~第3突起部343が第1側面377aに時計周りにこの順に設けられている。
第1突起部341は第1側面377aにおける第1締結部372aおよび第4締結部372d側のx方向の一端に設けられている。
第1突起部341の突起下部345が第3側面377cに連結されている。第1突起部341の突起上部344の突起下部345から離間した端が土台上面373aよりも第3側面377c側に位置している。第1突起部341の第3側面377cよりもz方向で離間した端が、土台上面373aよりも第3側面377c側に位置している。
図8に示すように第1突起部341のy方向の両端それぞれが湾曲している。そして第1突起部341の湾曲した部位それぞれが第1側面377aに連結されている。
第2突起部342は第1側面377aにおける第2締結部372bおよび第3締結部372c側のx方向の他端の第3区画面376c側に設けられている。さらに第2突起部342は第1側面377aにおける自身の設けられる面のうちの第3区画面376c側のy方向の端に設けられている。
また第2突起部342の突起下部345が第3側面377cおよび連結面379に連結されている。第2突起部342の突起上部344の突起下部345から離間した端が土台上面373aよりも第3側面377c側に位置している。第2突起部342の第3側面377cよりもz方向で離間した端が、土台上面373aよりも第3側面377c側に位置している。
図9に示すように第2突起部342はy方向の両端それぞれで湾曲している。第2突起部342の湾曲した部位の一方が第1側面377aに連結されている。第2突起部342の湾曲した部位の他方が第1側面377aから第2区画面376b側へ飛び出して連結面379に連結されている。なお、図9においては第3側面377cと連結面379との境界を一点鎖線で示している。
第3突起部343は第1側面377aにおける第2締結部372bおよび第3締結部372c側のx方向の端の第4区画面376d側に設けられている。さらに第3突起部343は第1側面377aにおける自身の設けられる面のうちの第1区画面376a側のy方向の端に設けられている。
また第3突起部343の突起下部345が第3側面377cおよび連結面379に連結されている。第3突起部343の突起上部344の突起下部345から離間した端が土台上面373aよりも第3側面377c側に位置している。第3突起部343の第3側面377cよりもz方向で離間した端が、土台上面373aよりも第3側面377c側に位置している。
図10に示すように第3突起部343はy方向の両端それぞれで湾曲している。第3突起部343の湾曲した部位の一方が第1側面377aに連結されている。第3突起部343の湾曲した部位の他方が第1側面377aから第2区画面376b側へ飛び出して連結面379に連結されている。なお、図10においては第3側面377cと連結面379との境界を一点鎖線で示している。
なお、第1突起部341~第3突起部343は第1側面377aに一体的に連結されていなくてもよい。第1突起部341~第3突起部343が第1側面377aとは別体になって、図示しない連結部材などを介して連結されていてもよい。
<カバー>
カバー380は制御回路基板360、モータシャフト、および、コネクタ390を保護するものである。カバー380は例えば樹脂などを含む材料によって形成されている。
カバー380は制御回路基板360、モータシャフト、および、コネクタ390を保護するものである。カバー380は例えば樹脂などを含む材料によって形成されている。
図11に後述の外天面381aから見たカバー380の上面図を示している。図12に後述の内天面381b側から見たカバー380の上面図を示している。図13に後述の第3留め部333および第4留め部334から見たカバー380の側面図を示している。図14に第1留め部331および第2留め部332から見たカバー380の側面図を示している。図15に第2留め部332および第3留め部333から見たカバー380の側面図を示している。
図11~図15に示すようにカバー380は天部381と壁部382と複数の留め部330を有する。天部381の周方向に環状に壁部382が連結されている。複数の留め部330が壁部382における後述の連結壁面382c側の端に設けられている。なお、留め部330はカバー側嵌合部に相当する。
天部381はz方向に並ぶ外天面381aと内天面381bを有する。内天面381bが上記した制御回路基板360の基板上面360aにz方向で対向している。内天面381bの周方向の縁に壁部382が環状に連結されている。壁部382は内天面381bからz方向に起立して壁部382の縁周りに環状に延びている。
壁部382は平面方向に並ぶ内壁面382aおよび外壁面382bと、内天面381bからz方向で離間した側で内壁面382aと外壁面382bを連結する連結壁面382cを有する。
図15に示すように壁部382の第2締結部372bおよび第3締結部372c側の部位に、内壁面382aと外壁面382bを貫く通孔383が形成されている。この通孔383にコネクタ390が通され、コネクタ390の一部がこの通孔383から露出されている。
図11~図15に示すように複数の留め部330は第1留め部331と第2留め部332と第3留め部333と第4留め部334を有する。第1留め部331と第2留め部332が第3嵌合部に相当する。第3留め部333と第4留め部334が第4嵌合部に相当する。
第1留め部331~第4留め部334それぞれは、壁部382の連結壁面382c側の端に設けられている。第1留め部331~第4留め部334は壁部382に時計回りにこの順に設けられている。
第1留め部331~第4留め部334それぞれは壁部382の連結壁面382c側の端から遠ざかるように延びる延長部335と延長部335の内壁面382a側の面と外壁面382b側の面を貫き、係り下部326の通される固定孔336を有する。
第1留め部331が壁部382の第1係り部321に対応する位置に設けられている。第2留め部332が壁部382の第2係り部322に対応する位置に設けられている。第3留め部333が壁部382の第3係り部323に対応する位置に設けられている。第4留め部334が壁部382の第4係り部324に対応する位置に設けられている。
図16に示すように第1留め部331の固定孔336に第1係り部321の係り下部326が通されている。第2留め部332の固定孔336に第2係り部322の係り下部326が通されている。第3留め部333の固定孔336に第3係り部323の係り下部326が通されている。第4留め部334の固定孔336に第4係り部324の係り下部326が通されている。
このようにしてカバー380とベース370がスナップフィット固定されている。なお、係り部320と留め部330を併せたものを接続部310と称している。接続部310は第1締結部372aおよび第2締結部372b側のy方向の一端と、第3締結部372cおよび第4締結部372d側のy方向の他端それぞれに設けられている。
以下説明を簡便にするために接続部310における第1締結部372aおよび第2締結部372b側のy方向の一端に設けられたものを第1接続部311と示す。接続部310における第3締結部372cおよび第4締結部372d側のy方向の他端に設けられたものを第2接続部312と示す。第1接続部311と第2接続部312がy方向に離間して並んでいる。
また、第1留め部331~第4留め部334は壁部382に一体的に連結されていなくてもよい。第1留め部331~第4留め部334が壁部382とは別体になって、図示しない連結部材などを介して連結されていてもよい。
さらに壁部382に内壁面382aと外壁面382bを貫くとともに、内壁面382aから内天面381bに向かって切り欠かれた複数の切り欠き部384が形成されている。
図13~図15に示すように壁部382における第1留め部331~第4留め部334それぞれに対応する位置に切り欠き部384が形成されている。壁部382における留め部330に対応する位置に形成された切り欠き部384の内天面381b側の端に、留め部330の延長部335の端が連結されている。
図21は、切り欠き部384が第4留め部334に対応する位置に形成された形態を示している。同様に切り欠き部384は第1留め部331に対応する位置に形成されている。
図22は、切り欠き部384が第3留め部333に対応する位置に形成された形態を示している。同様に切り欠き部384は第2留め部332に対応する位置に形成されている。
これらの切り欠き部384は、突起部340における第3側面377cよりもz方向で離間した端よりも内天面381b側まで深く切り欠かれている。
<カバーと突起部>
カバー380をベース370に固定する際、内壁面382aが第1側面377aに沿うようにしてz方向でカバー380をベース370側に移動させる。
カバー380をベース370に固定する際、内壁面382aが第1側面377aに沿うようにしてz方向でカバー380をベース370側に移動させる。
カバー380をベース370側にz方向に移動させると、壁部382の先端が突起部340に接触する。上記したようにカバー380は樹脂などを含む部材から形成されている。ベース370は金属などを含む部材から形成されている。さらに突起部340もベース370と同様に金属などを含む部材から形成されている。突起部340はカバー380よりも変形しにくくなっている。
そのためにさらにカバー380をベース370側に移動させると、図17~図19に示すように壁部382の一部が突起上部344を摺動した後、突起下部345を乗り越えるように変形する。
より詳しく言えば、突起部340がカバー380の内部に軽圧入されることで、壁部382が突起部340の突起する方向に引っ張られる。これによってカバー380の一部が変形する。
そして図17に示すように第1突起部341の突起下部345が内壁面382aに接触するようになる。図18に示すように第2突起部342の突起下部345が内壁面382aに接触するようになる。図19に示すように第3突起部343の突起下部345が内壁面382aに接触するようになる。
さらにカバー380をベース370側に移動させると、壁部382の内壁面382aとベース370の第3側面377cが接触するようになる。これによってベース370とカバー380とが密閉される。なお、連結壁面382cと第3側面377cの間に密閉性を高めるためのシール材などが介在されていてもよい。
図17~図20に示すように第1突起部341と第2突起部342は互いに逆向きに第1側面377aから離間するようにx方向に突起している。第1突起部341と第3突起部343は互いに逆向きに第1側面377aから離間するようにx方向に突起している。第2突起部342と第3突起部343の突起する向きが同一になっている。
以下、説明を簡便とするために第1突起部341のx方向に沿うとともに突起する方向を第1方向と示す。第2突起部342および第3突起部343のx方向に沿うとともに突起する方向を第2方向と示す。
上記したように第1突起部341~第3突起部343それぞれが内壁面382aに接触している。第1突起部341から第1方向の付勢力が壁部382に与えられている。第2突起部342から第2方向の付勢力が壁部382に与えられている。第3突起部343から第2方向の付勢力が壁部382に与えられている。
<作用効果>
これまでに説明したように、カバー380とベース370が嵌合によって固定されている。しかしながら振動によってカバー380とベース370の位置ずれが起こる虞がある。本実施形態ではカバー380とベース370の嵌合に加え、第1突起部341~第3突起部343それぞれが壁部382の内壁面382aに接触している。
これまでに説明したように、カバー380とベース370が嵌合によって固定されている。しかしながら振動によってカバー380とベース370の位置ずれが起こる虞がある。本実施形態ではカバー380とベース370の嵌合に加え、第1突起部341~第3突起部343それぞれが壁部382の内壁面382aに接触している。
そのために第1突起部341から第1方向の付勢力が壁部382に与えられる。第2突起部342から第2方向の付勢力が壁部382に与えられる。第3突起部343から第2方向の付勢力が壁部382に与えられる。
さらに第1突起部341と内壁面382aが接触していることで両者の間のx方向の摩擦力とz方向の摩擦力それぞれが高くなりやすくなっている。第2突起部342と内壁面382aが接触していることで両者の間のx方向の摩擦力とz方向の摩擦力それぞれが高くなりやすくなっている。第3突起部343と内壁面382aが接触していることで両者の間のx方向の摩擦力とz方向の摩擦力それぞれが高くなりやすくなっている。
これによれば、カバー380とベース370の位置ずれが抑制されやすくなっている。それに伴い、カバー380とベース370が互いに接触することで発生する異音が発生しにくくなっている。またカバー380とカバー380周辺の構成要素との間で発生する異音や、ベース370とベース370周辺の構成要素との間で発生する異音も発生しにくくなっている。
これまでに説明したように、第1突起部341は第1側面377aの第1締結部372aおよび第4締結部372d側のx方向の一端に設けられている。第2突起部342および第3突起部343は第1側面377aの第2締結部372bおよび第3締結部372c側のx方向の他端に設けられている。第1突起部341と、第2突起部342および第3突起部343がx方向に離間して並んでいる。
上記したように第1接続部311が第1締結部372aおよび第2締結部372b側のy方向の一端に設けられている。第2接続部312が第3締結部372cおよび第4締結部372d側のy方向の他端それぞれに設けられている。第1接続部311と第2接続部312がy方向に離間して並んでいる。
これによれば、壁部382が突起部340によってy方向に引っ張られにくくなっている。係り部320と留め部330とのy方向の位置ずれが抑制されやすくなっている。係り部320と留め部330を嵌合する際に、延長部335と壁部382の境界に応力がかかりにくくなっている。
これまでに説明したように、第1突起部341が第1側面377aおよび第3側面377cに連結されている。第2突起部342が第1側面377aおよび第3側面377cに連結されている。第3突起部343が第1側面377aおよび第3側面377cに連結されている。なお、第1突起部341~第3突起部343が第3側面377cに連結されていなくてもよい。第1突起部341~第3突起部343が第3側面377c側に連結されていてもよい。
これによれば、壁部382の内壁面382a側の端部が第3側面377c側で突起部340に接触するようになっている。そのために壁部382の内壁面382a側の端部が平面方向で移動しにくくなっている。内壁面382aと第1側面377aが接触しにくくなっている。それに伴って異音が発生しにくくなっている。
さらに言えば、第2突起部342が第1側面377aにおける自身の設けられる面のうちの第3区画面376c側のy方向の端に設けられている。第3突起部343が第1側面377aにおける自身の設けられる面のうちの第4区画面376d側のy方向の端に設けられている。
そのために壁部382における通孔383を区画する縁部のうちの第3区画面376c側に位置する部位が平面方向で移動しにくくなっている。壁部382における通孔383を区画する縁部のうちの第4区画面376d側に位置する部位が平面方向で移動しにくくなっている。
さらに言えば、第2突起部342の湾曲した部位の一部が連結面379に連結されている。第3突起部343の湾曲した部位の一部が連結面379に連結されている。
そのために第2突起部342が第1側面377aにおける自身の設けられる面のうちの第3区画面376c側のy方向の最も端に設けられるようになっている。第3突起部343が第1側面377aにおける自身の設けられる面のうちの第4区画面376d側のy方向の最も端に設けられるようになっている。
これまでに説明したように、第1突起部341~第3突起部343の第3側面377cよりもz方向で離間した端が、土台上面373aよりも第3側面377c側に位置している。
これによれば、内壁面382aにおける突起部340と接触する領域が狭くなりやすくなっている。平面方向で壁部382に応力がかかりにくくなっている。
これまでに説明したように、壁部382に内壁面382aと外壁面382bを貫き、内壁面382aから内天面381bに向かって切り欠かれた切り欠き部384が形成されている。切り欠き部384の内天面381b側の端に、留め部330の延長部335の端が連結されている。
これによれば、突起部340がカバー380の内部に軽圧入されることによってカバー380が引っ張られても、延長部335と壁部382の境界の端に応力がかかりにくくなっている。
これまでに説明したように、切り欠き部384は、突起部340の第3側面377cよりもz方向で離間した端よりも内天面381b側まで深く切り欠かれている。
これによれば、延長部335と壁部382の境界に応力がかかりにくくなっている。
これまでに説明したように、係り上部325における第2側面377bからの距離が土台上面373a側から土台下面373b側に向かうにつれて長くなっている。そのために、係り上部325に留め部330の先端が摺動しやすくなっている。延長部335と壁部382の境界に応力がかかりにくくなっている。
これまでに説明したように、突起上部344における第1側面377aからの距離が土台上面373a側から土台下面373b側に向かうにつれて長くなっている。そのために、突起上部344に壁部382の先端が摺動しやすくなっている。突起部340がカバー380の内部に軽圧入される際に、壁部382に応力がかかりにくくなっている。
(第1変形例)
突起部340は第1突起部341~第3突起部343を有していなくても良い。図23および図24に示すように突起部340は第1突起部341と第2突起部342のみを有していてもよい。
突起部340は第1突起部341~第3突起部343を有していなくても良い。図23および図24に示すように突起部340は第1突起部341と第2突起部342のみを有していてもよい。
第1突起部341が第1側面377aの第1締結部372aおよび第2締結部372b側に設けられていても良い。第2突起部342が第1側面377aの第3締結部372cおよび第4締結部372d側に設けられていても良い。第1突起部341と第2突起部342がy方向で離間して並んでいてもよい。
また図23および図24に示すように第1接続部311と第2接続部312がy方向に離間して並んでいる。
このように複数の突起部340の並び方向と複数の接続部310の並び方向が等しくなっていてもよい。その場合においてもカバー380とベース370の位置ずれが抑制されやすくなっている。
(第2変形例)
図25に示すように、切り欠き部384は突起部340の第3側面377cよりもz方向で離間した端よりも浅く切り欠かれていても良い。切り欠き部384が突起部340の第3側面377cよりもz方向で離間した端よりも浅く切り欠かれていたとしても、留め部330の延長部335と壁部382の境界の端に応力がかかりにくくなっている。なお、図25においてはベース370の備える一部の構成要素を省略して示している。
図25に示すように、切り欠き部384は突起部340の第3側面377cよりもz方向で離間した端よりも浅く切り欠かれていても良い。切り欠き部384が突起部340の第3側面377cよりもz方向で離間した端よりも浅く切り欠かれていたとしても、留め部330の延長部335と壁部382の境界の端に応力がかかりにくくなっている。なお、図25においてはベース370の備える一部の構成要素を省略して示している。
(第3変形例)
図26および図27に示すように、壁部382の突起部340と接触する部位と壁部382の留め部330の設けられる部位の間の部位に、切り欠き部384が形成されていてもよい。なお、図26および図27においてはベース370の備える一部の構成要素を省略して示している。
図26および図27に示すように、壁部382の突起部340と接触する部位と壁部382の留め部330の設けられる部位の間の部位に、切り欠き部384が形成されていてもよい。なお、図26および図27においてはベース370の備える一部の構成要素を省略して示している。
なお、切り欠き部384は、突起部340の第3側面377cよりもz方向で離間した端よりも内天面381b側まで深く切り欠かれていてもよく、浅く切り欠かれていても良い。深く切り欠かれていた場合、留め部330の延長部335と壁部382の境界に応力がかかりにくくなっている。浅く切り欠かれていた場合、留め部330の延長部335と壁部382の境界の端に応力がかかりにくくなっている。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態が本開示に示されているが、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範ちゅうや思想範囲に入るものである。
305…モータ、310…接続部、320…係り部、321…第1係り部、322…第2係り部、323…第3係り部、324…第4係り部、330…留め部、331…第1留め部、332…第2留め部、333…第3留め部、334…第4留め部、340…突起部、341…第1突起部、342…第2突起部、343…第3突起部、360…制御回路基板、370…ベース、371a…配置面、377…側面、377a…第1側面、377b…第2側面、377c…第3側面、380…カバー、381…天部、381b…内天面、382…壁部、382a…内壁面、382b…外壁面、382c…連結壁面、384…切り欠き部
Claims (8)
- 電動機(305)の駆動を制御する電気部品(360)と、
前記電気部品の配置される配置面(371a)、および、前記配置面と前記電気部品の並ぶ第1並び方向の周りの周方向に環状に延びる側面(377)を備えるベース(370)と、
前記第1並び方向で前記電気部品と対向する内天面(381b)を備える天部(381)、および、前記内天面から前記第1並び方向に起立して前記周方向に環状に延びる内壁面(382a)を備える壁部(382)を備えるカバー(380)と、
前記ベースと前記カバーを嵌合によって接続する接続部(310)と、
前記側面に設けられ、前記第1並び方向に直交する平面方向に沿う第2並び方向で互いに逆向きに並んで突出して前記内壁面に接触する第1凸部(341)および第2凸部(342、343)を備える前記壁部よりも変形しにくい凸部(340)と、を有する駆動装置。 - 前記壁部は前記平面方向で前記内壁面と並ぶ外壁面(382b)、および、前記内天面から前記第1並び方向で離間して前記内壁面と前記外壁面を連結する連結壁面(382c)を備え、
前記接続部は、前記側面に設けられるベース側嵌合部(320)、および、前記壁部の前記連結壁面側に端部が連結され、前記第1並び方向で前記内天面から離間する態様で延びるカバー側嵌合部(330)と、を備え、
前記ベース側嵌合部は、前記平面方向に沿う前記第2並び方向とは異なる第3並び方向に並ぶ第1嵌合部(321、322)および第2嵌合部(323、324)を備え、
前記カバー側嵌合部は、前記第1嵌合部と嵌合する第3嵌合部(331、332)、および、前記第2嵌合部と嵌合する第4嵌合部(333、334)を備える請求項1に記載の駆動装置。 - 前記側面は、
前記第1並び方向で前記配置面よりも前記内天面から離間するとともに前記凸部の設けられる第1側面(377a)と、
前記第1並び方向で前記第1側面よりも前記配置面から離間するとともに前記平面方向で前記第1側面よりも前記配置面から離間し、なおかつ、前記ベース側嵌合部の設けられる第2側面(377b)と、
前記第1側面と前記第2側面を連結するとともに前記第1並び方向で前記連結壁面と並ぶ第3側面(377c)と、を有し、
前記凸部が前記第1側面とともに前記第3側面に連結されている請求項2に記載の駆動装置。 - 前記凸部における前記第1並び方向で前記内天面側の端が、前記第1並び方向で前記配置面よりも前記第3側面側に位置している請求項3に記載の駆動装置。
- 前記壁部に前記連結壁面から前記内天面に向かって切り欠かれた切り欠き部(384)が形成されている請求項2~4のいずれか1項に記載の駆動装置。
- 前記第1並び方向における前記内天面側の前記切り欠き部の端に、前記カバー側嵌合部の端が連結されている請求項5に記載の駆動装置。
- 前記壁部における、前記凸部と接触する部位と前記カバー側嵌合部の設けられる部位の間の部位に、前記切り欠き部が形成されている請求項5に記載の駆動装置。
- 前記第1並び方向における前記内天面側の前記切り欠き部の端が、前記第1並び方向における前記凸部の前記内天面側の端よりも、前記第1並び方向で前記内天面側に位置している請求項5~7のいずれか1項に記載の駆動装置。
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