JP2902210B2 - 電気機器のシールド板構造 - Google Patents

電気機器のシールド板構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電話機やファクシミ
リ等のように電話回線を使用して情報通信を行う電気機
器のシールド板構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来電話回線を使用して情報通信を行う
通信端末装置等の電気機器においては、図14に示すよ
うに筐体構造は板金等の導体からなり、複数のボスcを
有する上部ケースaとL字形の下部ケースgの内部に論
理パッケージeと電源パッケージfを収容固定し、上部
ケースaの開口部bには操作パネルdを収容固定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気機器では筐体構造が板金であるために、製造上
多くの工数を要し、また、外観形状に制約があるなど一
般的にはこれらを考慮して筐体構造を合成樹脂等で一体
成形しているが、非導体であるため静電気やノイズ等の
影響を受けやすくなるなどの問題点があった。
【0004】この発明は、上記の問題点に着目して成さ
れたものであって、その目的とするところは、上部ケー
スの内側に収容固定するシールド板と、電源パッケージ
のアースとを電気的に容易に導通させる電気機器のシー
ルド板構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、論理パッケージと電源パッケージと
を具備する電気機器のシールド板構造において、前記論
理パッケージはアースに接続されており、かつ取付孔を
備えた金具を備え、前記電源パッケージはアースに接続
されており、かつ取付孔を備えた金具を備え、絶縁体か
らなる上部ケースの内側に、導体からなり取付孔を備え
た曲げ部を有するシールド板をボスを介して収容固定す
ると共に、前記論理パッケージ及び前記電源パッケージ
を、前記シールド板の曲げ部に備えられた取付孔、前記
論理パッケージの金具に備えられた取付孔及び前記電源
パッケージの金具に備えられた取付孔が同一個所に配置
されるように前記上部ケース内に収容して、前記シール
ド板と、前記論理パッケージのアースと、後部パネルと
を前記電源パッケージのアースに対して同一箇所にねじ
固定するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】かかる構成により、上部ケースの内側に収容固
定したシールド板の先端曲げ部と、後面パネルと、電源
パッケージの後部パネルを論理パッケージのアースと接
続した固定金具にねじ固定することで、シールド板と電
源パッケージの電気的な導通が確実に行えるようにな
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1乃至図13
に基づいて説明する。図1は通信端末装置等の電気機器
を示す斜視図、図2は同平面図、図3は同右側面図、図
4は同背面図、図5は同分解斜視図、図6は電気機器の
シールド板装着状態を示す斜視図、図7は図6A−A線
に沿う断面図、図8は図6B−B線に沿う断面図、図9
は図6C−C線に沿う断面図、図10は導電性接触ばね
を装着した他の実施例を示す断面図、図11はシールド
板の斜視図、図12はスペーサの斜視図、図13は導電
性接触ばねの斜視図である。
【0008】これらの図において、1は上部ケース、2
は下部ケース、3は操作パネル、4は後部パネル、5は
乾電池カバーである。上部ケース1は図5に示すように
側面に開口された放熱孔1aと、前部に操作パネル3を
取り付ける開口部1bと、内部には論理パッケージ6、
13を固定するボス1cと、電源パッケージ18を固定
するボス1dと、下部ケース2のリブ2eが係合する間
隙1fおよび側板1h内面に突設されたリブ1gがそれ
ぞれ形成され、全体が合成樹脂で一体成形されている。
【0009】上記下部ケース2は底面にビス孔2aと、
通気孔2bと、スピーカ29を固定するためのボス23
およびボス23上端に形成されたねじ孔23aと、スピ
ーカ29のフランジ部29aを係止するほぼL字形状の
係止突起24と、スピーカ29の固定位置を位置決めす
る位置決めストッパー31、32と、スピーカ29より
発生された音を外部へ放出する放出音孔2cと、乾電池
27を固定するためにほぼコ字形状に配置された乾電池
取付用突出部25、25aがそれぞれ形成されていて、
上部ケース1と同様全体が合成樹脂等で一体成形されて
いる。なお、内面は導体膜2fで形成されている。
【0010】上記操作パネル3は上部ケース1に形成さ
れた開口部1bに係合する弾性を有する爪3aを有して
いると共に、前面には電鍵や液晶表示器(LCD)、発
光ダイオード(LED)などが取付けられている。
【0011】上記シールド板41は図11に示すように
導体から成り、複数の孔41a、41b、41cと、一
部に曲げ部41dと、孔41eが設けてある。
【0012】上記論理パッケージ13は、プリント基板
より構成されていて、上面の側部にアースと接続された
端子14aを一部に有するコネクタ14が設けられてお
り、後部にインタフェースを構成し、ねじ孔37aを有
するコネクタ止め金具37を固定し、且つ凸部15aを
有するコネクタ15が設けられており、複数箇所に取り
付け用のビス孔13aが穿設されている。上記絶縁ブッ
シュ42は図12に示すように貫通孔42aが設けられ
ている。
【0013】上記論理パッケージ6は、プリント基板よ
り構成され、上面の側部にアースに接続された端子8a
を有するコネクタ8が設けられており、この部分にはね
じ孔9a、10aを有するL字形状の金具9、10と切
欠6dが設けられていると共に、複数箇所に取付用のビ
ス孔6cが穿設されている。
【0014】上記電源パッケージ18は、後面板19に
電源スイッチ20と、電源コード21を固定するブッシ
ュ21a,ターミナル22、導電性接触ばね43が設け
られ、且つ複数の取付用ビス孔18aが穿設されてい
る。
【0015】また、導電性接触ばね43は、図13に示
すように孔43aを中心とするハの字形に形成され、こ
の状態から両端が鉛直方向に折り曲げられた曲げ部43
bとから成り、弾性および導電性を有している。
【0016】上記導電性接触ばね38は、曲げ部38b
を中心とするM字形に形成され、両端が直角方向と、こ
の状態から鉛直方向に折り曲げられた曲げ部38aとか
ら成り、弾性および導電性を有している。
【0017】上記後部パネル4は、上記論理パッケージ
13に設けられたコネクタ15や電源パッケージ18に
設けられた後面板19が表出する開口部4b、4cと取
付用のビス孔4aが設けられていると共に、乾電池カバ
ー5には取付用のビス孔5aが設けられている。
【0018】上記のように構成された電気機器を組み立
てるにあたっては、まず、上部ケース1の開口部1bに
操作パネル3を挿入し、弾性を有する爪3aを開口部1
bに係合して、上部ケース1に対して操作パネル3を固
定する。
【0019】シールド板41は、孔41a、41b,4
1cに、上部ケース1のボス1c、1d、1eを挿入す
ることで上部ケース1の内側に配し、且つボス1cの周
囲には孔42aを通して絶縁ブッシュ42を介在させ
る。
【0020】論理パッケージ6、13は実装された電子
部品が互いに干渉しないように間隔をあけるため、各論
理パッケージ6、13間にスペーサ16を介在させて、
スペーサ16の上下端に突設された突起16aを各論理
パッケージ6、13の孔6c、13aに挿入し、段部1
6bを各論理パッケージ6、13に当接させた状態で論
理パッケージ6の下方よりスペーサ16内に挿入したビ
ス7の先端を上部ケース1のボス1cに螺挿することに
より、上部ケース1に対して論理パッケージ6、13お
よびシールド板41を固定する。
【0021】なお、このとき、各論理パッケージ6、1
3のコネクタ8、14を互いに嵌合し、また各論理パッ
ケージ6、13間に介在させたスペーサ16の突起16
aを孔6c、13aに挿入することにより、上部ケース
1に対して各論理パッケージ6、13の位置決めが容易
になるため、組立性が向上する。
【0022】一方、乾電池27は、乾電池固定具26に
より論理パッケージ13の取付孔13bに下方より固定
する。
【0023】上記乾電池固定具26は環状部26aを備
え、この環状部26aの上端に論理パッケージ13の取
付孔13bに係止するための突起26bが形成されてい
て環状部26aで乾電池27が挟持できるようになって
いる。また乾電池27はケーブル27aに取り付けられ
たコネクタ27bを論理パッケージ11へ接続すること
により、論理パッケージ6へ電力を供給できるようにな
っている。
【0024】一方、スピーカ29は、フランジ部29a
が下部ケース2の底面取付位置に設けたL字形をなす係
止突部24の隙間に挿入され、且つフランジ部29aが
下部ケース2の底面に押し付けられるようになる。この
状態で、ほぼヘ字形状を成す取付金具30の一端をビス
34によりボス23の上端に取り付けてビス34を締め
付けることにより、取付金具30の他端が上方よりスピ
ーカ29のフランジ部29aを下部ケース2の底面へ取
り付けるために、この取付金具30と係止突部24の間
に下部ケース2に対してスピーカ29を固定することが
できる。
【0025】またスピーカ29は、ケーブル29bに取
り付けられたコネクタ29cを論理パッケージ6と電気
的に接続されている。上記電源パッケージ18は、取付
孔18aに論理パッケージ固定具17の下端に形成され
た突起17aを圧入して板ばね17bの作用により固定
する。そして、論理パッケージ固定具17の上端に形成
された突起17aを論理パッケージ6の取付孔6bへ下
方より圧入することにより、論理パッケージ6に対して
吊り下げられた状態で下方よりビス孔18bへ挿入した
ビス36を上部ケース1のボス1dへ螺挿することによ
り固定する。
【0026】次に上部ケース1と下部ケース2を互いに
嵌合して、下部ケース2の下方より取付孔2aに挿入し
たビス11を上部ケース1のボス1eに螺挿して締め付
けることにより上部ケース1と下部ケース2の間を固定
する。この際、図6に示すように電源パッケージ18に
固定してある導電性接触ばね43の先端43bが撓み、
下部ケース2の内側表面に形成された導体2fと接触す
ることで下部ケース2の内側表面に形成された導体2f
と電源パッケージ18が導電性接触ばね43を介して電
気的に導通させている。
【0027】さらに、導電性接触ばね8の曲げ部38a
および38bをコネクタ止め金具37のねじ部37aお
よびコネクタ15の突部15aに係合させることで導電
性接触ばね38をコネクタ15に固定する。
【0028】この状態で、図6および図7に示すように
上部ケース1と下部ケース2の後面に後部パネル4を嵌
着することで導電性接触ばね38の曲げ部38aがコネ
クタ15と後部パネル4の間に位置し、曲げ部38aの
弾性で導電性接触ばね38と後部パネル4が接触し、一
方曲げ部38bの弾性で導電性接触ばね38とコネクタ
止め金具37が接触することでコネクタ止め金具37と
後部パネル4が導電性接触ばね38を介して電気的に接
触し、ビス孔4aに挿入したビス36を後面板19のビ
ス孔19aおよびシールド板41の孔41bを介してL
字形金具10のねじ孔10aへ螺挿することにより、後
部パネル19およびシールド板41を取り付ける。
【0029】そして、最後に乾電池カバー5のビス孔5
aに挿入したビス35に溝28aを有する弾性ワッシャ
28を挿入した状態でL字形金具9のねじ孔9aへ螺挿
することにより全体の組立てが完了するもので、組立て
が完了した状態の電気機器を図1乃至図4に示す。
【0030】また、乾電池カバー5を固定するビス35
に取り付けた弾性ワッシャ8は、乾電池カバー5を外し
た場合、ビス35が乾電池カバー5より外れて紛失する
ものを防止するためのものである。
【0031】乾電池固定具26の環状部26aに取り付
けられた乾電池27は、組立状態では下部ケース2の乾
電池取付用突出部25、25aと乾電池カバー5の間に
収容されるようになると共に、乾電池27の交換は乾電
池カバー5を解放して行うものである。
【0032】さら図6乃至図9に示すように論理パッケ
ージ6に設けたL字型金具10と、シールド板41の曲
げ部41aと、電源パッケージ18の後面板19及び後
部パネル4間をビス36で互いに固定することにより、
これらが一か所でアース接続できるようになり、コネク
タ止め金具37とも接続されている。
【0033】なお、図10は接触ばね43を装着した例
の実施例を示すもので、導体18cが形成された電源パ
ッケージ18には後面板19がビス44で固定されてい
て、論理パッケージ6に対してパッケージ固定具17で
吊り下げるよう固定し、電源パッケージ18の導体18
c側のパッケージ固定具17の突部17aに挿入固定し
たもので、導体2fを有する下部ケース2を上部ケース
1に対して固定することで接触ばね43が撓み、電源パ
ッケージ18の後面パネル19と下部ケース2の導体2
fがビス44、電源パッケージ18の導体18c及び接
触ばね43を介して電気的に導通している。
【0034】上記の実施例によれば、導電性を有する板
体により複数の孔と一部に曲げ部と孔を有するシールド
板41を形成し、かつ複数のボスを有するケース1、2
の内側で前記複数の孔とボスが互いに係合するようにシ
ールド板41を配し、ボスの外側には貫通孔42aを有
するスペーサ42を配し、論理パッケージ6をボスにね
じ固定することでシールド板41をケース1、2内部に
収容固定し、シールド板41の曲げ部41aと後面パネ
ル4と電源パッケージ18の後部パネル4を論理パッケ
ージ6のアースに接続した固定金具にねじ固定すること
で、シールド板41と電源パッケージ18を導通させた
ので、シールド板41と電源パッケージ18の電気的な
導通が確実に行えるようになる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、論理パ
ッケージと電源パッケージとを具備する電気機器のシー
ルド板構造において、前記論理パッケージはアースに接
続されており、かつ取付孔を備えた金具を備え、前記電
源パッケージはアースに接続されており、かつ取付孔を
備えた金具を備え、絶縁体からなる上部ケースの内側
に、導体からなり取付孔を備えた曲げ部を有するシール
ド板をボスを介して収容固定すると共に、前記論理パッ
ケージ及び前記電源パッケージを、前記シールド板の曲
げ部に備えられた取付孔、前記論理パッケージの金具に
備えられた取付孔及び前記電源パッケージの金具に備え
られた取付孔が同一個所に配置されるように前記上部ケ
ース内に収容して、前記シールド板と、前記論理パッケ
ージのアースと、後部パネルとを前記電源パッケージの
アースに対して同一箇所にねじ固定するようにしたこと
から、シールド板と電源パッケージのアースが電気的に
導通するために、従来の合成樹脂等の一体成形からなる
筐体構造に比べて静電気やノイズ等の影響を受けにくく
なり、品質向上が達成できる。
【0036】また、シールド板と、論理パッケージのア
ースと、後部プレートが電源パッケージのアースに対し
て同一箇所でねじ固定されるため、電気的に確実に導通
させることができ、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる電気機器を示す斜
視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同右側面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】同分解斜視図である。
【図6】この発明の一実施例に係わる電気機器のシール
ド板装着状態を示す斜視図である。
【図7】図6A−A線に沿う断面図である。
【図8】図6B−B線方向からの矢視図である。
【図9】図6C−C線に沿う断面図である。
【図10】接触ばね構造の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図11】シールド板の斜視図である。
【図12】スペーサの斜視図である。
【図13】導電性接触ばねの斜視図である。
【図14】従来の電気機器の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 上部ケース 1c ボス 2 下部ケース 4 後部パネル 19 後面板 41 シールド板 41a シールド板の曲げ部 41b シールド板の曲げ部の孔 41c,41d、41e シールド板の孔 42 絶縁ブッシュ 42a 孔 43 接触ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理パッケージと電源パッケージとを具
    備する電気機器のシールド板構造において、 前記論理パッケージはアースに接続されており、かつ取
    付孔を備えた金具を備え、前記電源パッケージはアース
    に接続されており、かつ取付孔を備えた金具を備え、 絶縁体からなる上部ケースの内側に、導体からなり取付
    孔を備えた曲げ部を有するシールド板をボスを介して収
    容固定すると共に、前記論理パッケージ及び前記電源パ
    ッケージを、前記シールド板の曲げ部に備えられた取付
    孔、前記論理パッケージの金具に備えられた取付孔及び
    前記電源パッケージの金具に備えられた取付孔が同一個
    所に配置されるように前記上部ケース内に収容して、 前
    記シールド板と、前記論理パッケージのアースと、後部
    パネルとを前記電源パッケージのアースに対して同一箇
    所にねじ固定するようにしたことを特徴とする電気機器
    のシールド板構造。
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