JP2513381Y2 - 二重床における床パネルの位置ずれ防止装置 - Google Patents

二重床における床パネルの位置ずれ防止装置

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JP2513381Y2
JP2513381Y2 JP1989094980U JP9498089U JP2513381Y2 JP 2513381 Y2 JP2513381 Y2 JP 2513381Y2 JP 1989094980 U JP1989094980 U JP 1989094980U JP 9498089 U JP9498089 U JP 9498089U JP 2513381 Y2 JP2513381 Y2 JP 2513381Y2
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次美 町村
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、床基盤上に適宜間隔を隔てて多数枚の床パ
ネルを敷設してなる二重床装置において、前記床パネル
の位置ずれを防止するための装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、オフィス等においては、その床を、コンクリー
ト床等の基盤上に適宜間隔を隔てて多数枚の床パネルを
敷設したいわゆる二重床に構成し、この二重床における
床パネル下方の空間内にコード類を這わせることによ
り、床パネルの上面にコード類が長く這う状態を一掃
し、オフィスの環境を改善することが行われている。
前記二重床においては、長尺のレールを、アジャスタ
ーにて高さ調節自在に床基盤上の適宜上方に配置し、前
記レールを挟むようにレールの長手方向左右に床パネル
同士を隣接配置し、この隣接する床パネルの側縁間に間
隙を形成してコード類を配設するための空間を形成する
ことにより、前記レールの上面からコード類をパネル上
方の室内空間に引き出すことを可能とするとともに、床
パネルの敷設作業、及び床パネル敷設後における配線作
業、更には床パネルの高さ調節作業等を容易化してな
る。
しかし、前記の如くレール上にコード類配設用空間を
形成して隣接配置された床パネルは、その側端部分のみ
がレール上に載置、支持されているだけであり、該床パ
ネルが横方向に位置ずれした場合には床パネルがレール
から簡単に脱落してしまう、という問題がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記の点に鑑み、床基盤上に適宜間隔を隔て
て多数枚の床パネルを敷設してなる二重床において、床
パネルを支持してなるレールの長手方向左右に隣接配置
された床パネルが位置ずれして前記レールから脱落する
ことを防止せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、上面に配線用溝
条を凹設し、該配線用溝条の両側から上方に位置決め辺
を突設してなるレールの両側を、床基盤上に固定したベ
ース部材の両側に立設したアジャスターボルトで支持し
て床基盤の適宜上方にレールを配置し、側板の中途高さ
を外向き折曲して段部を形成してなる床パネルを、前記
段部を形成する折曲辺とパネル側面との間に、前記レー
ル上面の位置決め辺が位置するようにしてレールを挟む
ように該レールの長手方向に沿ってその両側に床パネル
同士を隣接配置し、この隣接する両床パネル側面の段部
間に目地板を嵌装し、該目地板を前記レールに連結固定
してなる二重床における床パネルの位置ずれ防止装置を
内容とするものである。
〔作用〕
本考案に係る二重床における床パネルの位置ずれ防止
装置は上記の如く構成してなり、レール上面に凹設され
た配線用溝条の両側に床パネルが隣接配置され、両床パ
ネル側面の段部間に目地板が嵌装されることで、両床パ
ネル間にコード類等の配線空間が形成される。そして、
前記目地板は、レールと連結固定されてレールに対して
位置固定され、該目地板により両パネルの互いに近接す
る方向への移動が規制されるとともに、レール上面に突
設された位置決め辺が床パネル側面の段部を形成する折
曲辺とパネル側面との間に位置することで、隣接する床
パネルの互いに離間する方向への移動も規制され、床パ
ネルがレールに対して位置固定されるとともに、レール
から脱落することも防止される。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例に基づき本考案を更に詳細
に説明する。
第1図は二重床装置を採用してなる室空間の簡略斜視
図、第2図は前記二重床装置の要部拡大図であり、図中
1は、平面視略長矩形状の床パネル、2は、基板3の長
手方向に沿って両側にアジャスターボルト4を立設して
なるベース部材5を介して床基盤6上の適宜上方に支持
したレールである。
前記床パネル1は薄箱状のパネル枠体7内に、不燃性
材料からなるハニカム部材等の軽量高剛性の補強体8を
内装するとともに、該補強体8の上面に金属板製天板9
を張着して構成し、前記天板9の四周縁を下向きに折り
曲げて側板10を形成し、該側板10の中途高さ部位を外向
き折曲して該折曲辺をコ字形に折り返すことにより、そ
の四周側に段部11を形成している。
前記レール2は、断面略下向コ字形に形成するととも
に、その上面中央に、配線用溝条12を長手方向に沿って
凹設し、該溝条12を挟んだ左右両長手側縁に、該レール
2を挟むようにして配設した左右床パネル1、1の側縁
を載置するとともに、前記溝条12を挟んだ左右位置に
は、適宜間隔で螺孔13、13を形成し、該螺孔13にベース
部材5のアジャスターボルト4を螺合し、該アジャスタ
ーボルト4をレール2の長手方向に沿って隣接する床パ
ネル1,1の側縁間の間隙部分、又は床パネル1に設けた
操作孔16部分に位置させてレール2を床基盤6上に支持
することにより、床パネル1を前記アジャスターボルト
4を介して床基盤6上に支持するとともに、前記アジャ
スターボルト4をレール2の長手方向に沿って隣接する
床パネル1,1側縁間の間隙又は前記床パネル1に設けた
操作孔16から回転操作してレール2を上下動させること
により床パネル1の高さを調節可能としている。
そして、本実施例においては、前記レール2の溝条12
内に断面略上向きコ字形に形成してなる補強部材14を固
着又は嵌着し、該補強部材14の左右位置決め辺15,15が
溝条12から上方に上向き突出し、その上端は床パネル1
における枠体7側面と段部11の折返し端11a間に位置す
るように設定することにより、隣接する床パネル1側縁
の段部11下方に、床パネル1上方へ開口してなる、コー
ド類を配設し、これを床パネル1の上方へ引き出すため
の空間17が形成された状態に両床パネル1,1をレール2
の長手方向左右に隣接配置してなり、又、前記補強部材
14及びレール2の適所には床基盤6から前記空間17への
コード引出し用長孔30を設けている。尚、前記補強部材
14における位置決め辺15の代わりに、レール2の上面又
は溝条12の立ち上がり部の適所を切起して形成してもよ
い。
そして前記両床パネル1,1間の間隙部分には該間隙を
被覆し、且つ床パネル1と同一平面を形成する断面略下
向きコ字形の目地板18を嵌装し、該目地板18とレール2
とを連結固定してなるものであり、例えば第3図、第4
図に示した実施例においては、前記レール2に取付けた
補強部材14内の適所に断面略上向きコ字形の取付金具19
を溶接等にて固着し、該取付金具19の両側片20,20の外
側面に左右両床パネル1,1段部11側面を当接させるとと
もに前記両側片20の遊端を外側に折曲形成した係止片21
を前記段部11上面に係止してなる。そして、目地板18は
合成樹脂等にて作成し、断面略下向きコ字形に形成して
なり、その両側脚部22,22を隣接する床パネル1,1の段部
11上に載置した状態で両床パネル1,1間の間隙部分に嵌
装するとともに、該目地板18下面中央部の長手方向には
溝部23を挟んで左右に嵌合片24,24を下設してなり、該
嵌合24,24を前記取付金具19の両側片20,20間に弾力的に
嵌合し、該嵌合片24の外面に突設した係止突部25を取付
金具19の側片20内面に形成してなる係止突部26に係合さ
せることにより、目地板18を取付金具19を介してレール
2に取付けた補強部材14へ連結固定してなるものであ
る。
前記の如く構成してなる二重床装置においては、多数
の床パネル1が1本のレール2の左右に支持されてお
り、各レール2を順次高さ調節してゆくことにより、多
数の床パネル1を迅速且つ正確に高さ調節しうるととも
に、床基盤6上に這わせたコード類等は、長孔30から一
旦レール2の溝条12内に配設し、該溝条12からレール2
の左右に隣接配置した床パネル1,1間の空間17を通して
床パネル1上方の室内空間へ引き出すことにより、コー
ド類の処理を容易、且つ円滑に行うことができる。その
上、床パネル1を敷設する場合には、予めコード類等を
レール2の溝条12内に配設した状態で床パネル1を敷設
することができ、溝条12を隣接する床パネル1,1間のレ
ール2上面に形成してなるので、床パネル1を敷設した
後に一々これらの床パネル1を取り外すことなく簡単に
コード類を床パネル1上方の室空間に引き出すことがで
きる。又、前記溝条12は床パネル1の下方に位置するこ
とから、床パネル1を後から敷設する場合にも、該溝条
12内のコード類が床パネル1の縁部で傷付けられたりす
ることもない。又、レール2に前記溝条12を形成したこ
とにより、この溝条12がリブの役割を果たしてレール2
の曲げ強度が向上することから、床パネル1に対するレ
ール2の支持強度をレール2を肉厚化することなく向上
できる。
そして本考案においては、レール2の長手方向左右に
隣接する床パネル1は、レール2の左右に設置した位置
決め辺15の上端を床パネル1側縁の段部11の折返し端11
aと枠体7側面との間に位置させる一方、両床パネル1,1
の段部11間に嵌装した目地板18を、レール2の補強部材
14に固着して両床パネル1,1の段部11間に位置させてな
る取付金具19を介して補強部材14、即ちレール2に連結
固定することにより、該目地板18にて両床パネル1,1を
段部11部分にてレール2上面へ押圧固定して床パネル1
側端のハネ上がりを防止するとともに、該目地板18をレ
ール2に対して位置固定することにより該目地板18の両
側に位置する両床パネル1,1同士が互いに近接する方向
へ移動することを防止するとともに、床パネル1をレー
ル2に対して位置固定することにより、床パネル1がレ
ール2から脱落することを防止することができる。更に
上記実施例においては、前記の如く補強部材14両側の位
置決め辺15を段部11の折返し端11aより上方へ位置させ
てなるので、隣接する床パネル1が互いに離間する方向
へ移動しようとしても、前記床パネル1の折返し端11a
が位置決め辺15へ当接して床パネル1がレール2外方へ
位置ずれするのを規制することにより、床パネル1がレ
ール2から脱落することをより確実に防止している。
又、前記レール2と目地板18との連結固定の方法とし
ては、例えば第5図に示す如く、レール2の長さ方向の
適所で、該レール2の長さ方向にそって左右に隣接配置
された両床パネル1,1間に嵌装してなる目地板18とレー
ル2との間を図例の如く固定ボルト35にて直接連結固定
することにより、目地板18をレール2に対して位置固定
し、該目地板18にて両床パネル1の側端を下方へ押圧固
定するとともに目地板18にて両床パネル1が互いに近接
する方向へ移動することを規制して床パネル1のレール
2に対する位置ずれ、更には床パネル1がレール2から
の脱落することを防止することができる。前記の場合、
目地板18はレール2への連結部分のみの短尺のスチール
製のもの等を採用することもできる。
尚、前記床パネル1及び目地板18上面には適宜カーペ
ット等の表装体(図示せず)が張設又は載置される。
又、図中40は、レール2上面と床パネル1下面との間に
設けた緩衝部材であり、41はベース部材5を床基盤6へ
固定してなるアンカーボルトである。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案においては、レールの上面に配
線用溝条を凹設し、その両側に床パネルを隣接配置する
とともに、両床パネル側面の段部間に目地板を嵌装する
ことで、両床パネル間に配線用空間が形成されるととも
に、両床パネル側面の段部間に嵌装した目地板をレール
に連結固定することで、両床パネルが前記段部部分にて
目地板によりレール上面へ押圧固定されて床パネル側端
のハネ上がりが防止され、かつ、目地板により両床パネ
ルの近接する方向への移動が規制されるとともに床パネ
ルがレールに対して位置固定され、更に、レール上面に
突設した位置決め辺を床パネル側面の段部を形成してな
る折曲辺とパネル側面との間に位置させることで両床パ
ネルが互いに離間する方向への移動が規制され、床パネ
ルがレールから脱落することも防止されて、床基盤の上
方のレール上に床パネルを確実に敷設することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は二重床装置を採用してなる室空間の説明用斜視
図、第2図は前記二重床装置における要部分解斜視図、
第3図は本考案に係る床パネルの位置ずれ防止装置の斜
視図、第4図は前記位置ずれ防止装置の縦断面図、第5
図は他実施例の縦断面図である。 1:床パネル、2:レール、3:基板、4:アジャスターボル
ト、5:ベース部材、6:床基盤、7:パネル枠体、8:補強
体、9:天板、10:側板、11:段部、11:折返し端、12:溝
条、13:螺孔、14:補強部材、15:位置決め辺、16:操作
孔、17:空間、18:目地板、19:取付金具、20:側辺、21:
係止片、22:脚部、23:溝部、24:嵌合片、25、26:係止突
部、30:長孔、40:緩衝部材、41:アンカーボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に配線用溝条を凹設し、該配線用溝条
    の両側から上方に位置決め辺を突設してなるレールの両
    側を、床基盤上に固定したベース部材の両側に立設した
    アジャスターボルトで支持して床基盤の適宜上方にレー
    ルを配置し、側板の中途高さを外向き折曲して段部を形
    成してなる床パネルを、前記段部を形成する折曲辺とパ
    ネル側面との間に、前記レール上面の位置決め辺が位置
    するようにしてレールを挟むように該レールの長手方向
    に沿ってその両側に床パネル同士を隣接配置し、この隣
    接する両床パネル側面の段部間に目地板を嵌装し、該目
    地板を前記レールに連結固定してなることを特徴とする
    二重床における床パネルの位置ずれ防止装置。
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KR101322263B1 (ko) * 2013-04-04 2013-10-28 민영철 비닐하우스용 비닐 고정패드 및 그 제조방법

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JPS5334019U (ja) * 1976-08-31 1978-03-25
JPS60195261A (ja) * 1984-03-15 1985-10-03 大成建設株式会社 複数系統の配線ケ−ブルを内蔵する床構造

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