JPH077473Y2 - 二重床における床パネルの高さ調節装置 - Google Patents

二重床における床パネルの高さ調節装置

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JPH077473Y2
JPH077473Y2 JP719089U JP719089U JPH077473Y2 JP H077473 Y2 JPH077473 Y2 JP H077473Y2 JP 719089 U JP719089 U JP 719089U JP 719089 U JP719089 U JP 719089U JP H077473 Y2 JPH077473 Y2 JP H077473Y2
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俊彦 我妻
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、床基盤の上に適宜の上下隙間を隔てて床パネ
ルを敷設するいわゆる二重床において、この上下隙間の
増減調節、つまり床基盤に対する床パネルの高さを調節
する装置の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
前記のいわゆる二重床において、その床パネルを高さ調
節自在に支持する場合の先行技術として、例えば、実開
昭57-181841号公報では、床パネル下面の隅部に下向き
に突出する支柱に調節用のボルトを螺合させ、該ボルト
の下端接地部を床基盤に設置するように構成し、前記支
柱に対するボルトの突出量を増減させることで、床基盤
に対する床パネルの高さ調節を実行している。
この先行技術のものでは、1つの床パネルに対して4隅
(4箇所)の調節ボルトで高さ調節しなければならず、
二重床の高さ調節に至極手間が掛かるのであった。
この不都合を解消する先行技術として、特開昭61-16266
2号公報では、床基盤に接当する基台に高さ調節用のボ
ルトを上向きに突出させ、該ボルトのねじ軸部に螺合す
る支柱に床パネル支持用の根太部材を支持する構成を開
示している。
また、特公昭61-60945号公報では、床基盤に設置する基
台に高さ調節用のボルトを回動自在に立設し、このボル
トの上部に螺合する雌ねじ部付きの1枚の支持板にて四
枚の床パネルの四隅が集まる箇所下面を支持する構成を
開示している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、これら先行技術の構成によれば、床パネ
ル又は根太部材を支柱に対してボルトが最も螺入した状
態が、床基盤に対する床パネルの高さを最も低い状態と
なるが、その最も低い状態であっても、前記支柱の上下
寸法とボルトの足部または基台の上下寸法との和以下に
することができないという制約があった。
また、ボルトの下端頭部または基部の狭い面積を床基盤
に当接させて、且つ事実上ボルトのねじ軸1本で床パネ
ル上の荷重を支持するので、床基盤に対する支持が不安
定であるという問題があった。
本考案は、これらの問題を解決することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、床基盤上に上下隙間
が有するように敷設する左右一対の床パネルを根太部材
にて支持する一方、該根太部材を、脚体を介して高さ調
節自在となるように構成して成る二重床における床パネ
ルの高さ調節装置において、根太部材を、左右一対の床
パネルの側縁間に位置させる下向きコ字型の基部と、該
基部の下部寄り位置から突出して前記左右一対の床パネ
ルの下面側部を支持する左右一対の支持片と、からなる
ように構成し、前記脚体を、前記基部に上から覆う上片
と、該上片から下向きに延びて床基盤に立設する左右一
対の足部とにて構成し、該左右一対の足部を、前記根太
部材に対して上下動するように挿通させ、脚体における
上片に回動のみ自在に取付く調節用のボルトの頭部を左
右一対の床パネルの上面より低い位置に設定し、且つ調
節用のボルトの下端が床基盤に近接するように下向きに
延び、この調節用のボルトを根太部材における基部に螺
合させた構成にしたものである。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、床基盤に左右一対の足部にて立
設する脚体の上片の下面側に、根太部材における下向き
コ字型の基部が位置され、その基部に対して低い位置か
ら左右に延びる左右一対の支持片にて床パネルを支持す
る。従って、脚体の左右一対の足部が床基盤に当接する
ので、根太部材ひいては複数の床パネルを安定して支持
させることができるという効果を奏するのである。
また、一方、前記脚体の上片に回動のみ自在に取付くボ
ルトが、当該脚体の上片より下方に位置する根太部材を
基部にて吊持する状態であって、且つこのボルトの下端
が床基盤に近接するように下向きに延びているから、床
パネルの高さ調節の上限(最大高さ)は、根太部材の基
部が脚本における上片の下面に接当する状態まであり、
また、高さ調節の下限(最低高さ)は、前記ボルトの下
端部分に根太部材における基部が螺合する状態までとな
るので、床基盤に対する床パネルの最低高さを、従来の
ものに比べて、極めて接近させることができるという効
果を奏するのである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図
において符号1は、床基盤Aの上方に縦横整列して多数
配設した平面視矩形の床パネルを、符号2は、前記各床
パネル1を支持するための長手の根太部材、符号3は、
前記根太部材2を高さ調節自在に支持する脚体を各々示
す。
前記床パネル1は、薄箱状の支持枠4と金属板製の上板
6との間に、不燃性材料から成るハニカム部材等の軽量
で且つ高剛性の補強体5をサンドイッチ状に挟着したも
のであって、各床パネル1における上板6の四周側縁を
下向きに折り曲げて側板7を形成し、該側板7の中途高
さ部位を外向き折曲してからコ字状に折り返すことによ
り、その四周側に水平段部8を形成する。
前記根太部材2には、左右に隣接した床パネル1の側部
下面を各々支持する左右一対の支持片2b,2bを水平状に
形成し、該一対の支持片2b,2bの中間部には、当該根太
部材2の長手方向に沿って延びる上向き膨出状(下向き
コ字型)の基部2aが一体的に形成されている。
また、根太部材2における基部2aには、根太部材2の長
手方向に沿って適宜間隔毎に配線コード9引出し用の孔
10を穿設している。
前記根太部材2に載置した左右の床パネル1,1における
相対向する両水平段部8,8間には、配線コード9が挿通
自在となるような適宜幅寸法の目地隙間11が形成される
ように、前記各床パネル1を配設する。
前記脚体3は、床基盤Aに下端を接当させて立設する左
右一対の足部12,12と、該一対の足部12,12の上端を連設
する水平状の上片13とからなり、図示実施例では、板部
材を断面下向きコ字型に折曲げして一体的に成形するも
のである。
脚体3における上片13は、前記根太部材2における基部
2aに上から覆うように配設され、また、左右一対の足部
12,12は、根太部材2の左右支持片2b,2bに穿設された貫
通孔14,14に上下動自在に嵌挿するように構成する。
符号15は、前記脚体3の上片13に対して回動自在に取付
く、高さ調節用のボルトであって、第2図の実施例で
は、ボルト15の上部寄り側面に鍔片16を突設してあり、
該ボルト15の上端にはドライバー等の操作工具が係合す
る溝孔17が設けられている。
そして、脚体3の上片13に穿設した装着孔18を介してボ
ルト15を下向きに突出させる。符号19は前記鍔片16を支
持するフランジ部である。
符号20は、前記根太部材2の上向き膨出状の基部2aの下
面等に固着したナット部で、該ナット部20に前記脚体3
におけるボルト15を螺合することにより、この脚体3に
対して前記根太部材2を上下動するように吊持し、上方
からのボルト15の回動にて、該根太部材2の左右一対の
支持片2b,2bにて支持された床パネル1,1の床基盤Aに対
する高さを調節できるように構成するものである。
なお、根太部材2の長手方向に沿う方向やこれと直角方
向に相隣接した床パネル1,1の相対向する両水平段部8,8
には、その間の目地隙間11を塞ぐための断面下向きコ字
状の目地カバー体21を嵌挿している。
また、前記床パネル1の上面にはカーペット等の表装体
(図示せず)を張設又は載置し、床パネル1の敷設後に
おいて、この相隣接した表装体の側縁が互いに隙間なく
密着するように配設している。
このように、第2図に示す実施例では、脚体3の上片13
から下向きに突設したボルト15の下端を床基盤Aにきわ
めて接近するように下向きに突設する一方、脚体3に対
して上下動に配設された根太部材2の左右一対の支持片
2b,2bも、前記ボルト15が螺合する基部2aの下よりの位
置から水平状に突出しているから、ボルト15の回動操作
によって、根太部材2は、第2図の一点鎖線で示すよう
に床基盤Aに極めて接近した低い状態から、脚体の上片
13の下面に根太部材2の基部2aが近接する高い状態まで
(第2図の実線で示す)の広い範囲にわたって高さ調節
することができるのである。
なお、床基盤Aに這うコード9は、根太部材2における
孔10を介して当該根太部材2の上面側と目地カバー体21
下面と及び左右両側の床パネル1,1の間の目地隙間11に
て形成される空間内に導くことができ、所望により床パ
ネル1の上がわに引き出すことが至極簡単に実行できる
のである。
第3図に示す他の実施例では、脚体3の上片13に調節用
のボルト22の大径の頭部22aが載置できるように、当該
上片13に装着孔23を穿設し、ボルト22を下向きに突出さ
せ、該ボルト22を根太部材2の基部2aにおけるナット部
20に螺合させるものである。
この構成によっても前記実施例と同様の作用・効果を奏
することは言うまでない。
なお、前記第2図及び第3図の各実施例において、脚体
の上片13の上面より突出するボルト上端の寸法を短くす
ることで、床パネル1の高さを低い状態にしたとき、目
地カバー体21の下面にボルト上端がつかえるまでの移動
距離(上下動距離)大きくでき、高さ調節の範囲を大き
くできるのである。
また、脚体3の足部12が根太部材2における支持片2bの
貫通孔14箇所にて上下に貫通するように構成すれば、脚
体と根太部材との配置位置関係がずれることがないと共
に、ボルトの回動時に脚体3が連れ回りすることも防止
することができるのである。
さらに、前記貫通孔14に脚体の足部12を貫通させること
に替えて、支持片2bの自由端縁を矩形状等に切欠いてそ
の切欠き部に前記足部12を沿わせるように構成しても良
い。
前記各板状の足部12に替えて棒状の足部に形成すること
も、本考案の他の実施例である。前記各実施例におい
て、脚体における足部が根太部材を上下方向に挿通する
箇所は、支持片部に限ることはなく、長手の上向き膨出
状の基部であっても良いのである。
本考案において、根太部材2における一方(例えば右
側)の支持片2bに下面側部が支持される前後の床パネル
1,1との間に隙間が存在するように配置し、同様に根太
部材2における他方(例えば左側)の支持片2bに下面側
部が支持される前後の床パネル1,1との間に隙間が存在
するように配置し。前後の床パネル間の隙間のラインと
前記根太部材2の長手方向に沿う目地隙間11との交叉部
に前記脚体3を配置するようにしても良いことは勿論で
あり、さらに、根太部材2が長手部材であっても、ナッ
ト部20が取付く基部2aを、脚体3の配置する箇所でのみ
上向き膨出状に形成しても良いのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は斜視図、第2図
は要部拡大断面図、第3図は他の実施例の要部拡大断面
図である。 1……床パネル、2……根太部材、2a……基部、2b,2b
……支持片、6……上板、7……床パネルの側板、8…
…水平段部、9……コード、11……目地隙間、21……目
地カバー体、3……脚体、12,12……足部、13……上
片、14……貫通孔、18,23……装着孔、20……ナット
部、15,22……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床基盤上に上下隙間が有するように敷設す
    る左右一対の床パネルを根太部材にて支持する一方、該
    根太部材を、脚体を介して高さ調節自在となるように構
    成して成る二重床における床パネルの高さ調節装置にお
    いて、根太部材を、左右一対の床パネルの側縁間に位置
    させる下向きコ字型の基部と、該基部の下部寄り位置か
    ら突出して前記左右一対の床パネルの下面側部を支持す
    る左右一対の支持片と、からなるように構成し、前記脚
    体を、前記基部に上から覆う上片と、該上片から下向き
    に延びて床基盤に立設する左右一対の足部とにて構成
    し、該左右一対の足部を、前記根太部材に対して上下動
    するように挿通させ、脚体における上片に回動のみ自在
    に取付く調節用のボルトの頭部を左右一対の床パネルの
    上面より低い位置に設定し、且つ調節用のボルトの下端
    が床基盤に近接するように下向きに延び、この調節用の
    ボルトを根太部材における基部に螺合させたことを特徴
    とする二重床における床パネルの高さ調節装置。
JP719089U 1989-01-24 1989-01-24 二重床における床パネルの高さ調節装置 Expired - Lifetime JPH077473Y2 (ja)

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