JPH0745698Y2 - 二重床における床パネルの支持装置 - Google Patents

二重床における床パネルの支持装置

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JPH0745698Y2
JPH0745698Y2 JP7595489U JP7595489U JPH0745698Y2 JP H0745698 Y2 JPH0745698 Y2 JP H0745698Y2 JP 7595489 U JP7595489 U JP 7595489U JP 7595489 U JP7595489 U JP 7595489U JP H0745698 Y2 JPH0745698 Y2 JP H0745698Y2
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次美 町村
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株式会社イトーキクレビオ
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、床基盤の上に適宜の上下隙間を隔てて配設す
る根太部材を介して床パネルを敷設するいわゆる二重床
における該床パネルの支持装置の構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
前記のいわゆる二重床においてその床パネルを高さ調節
自在に支持する場合の先行技術として、例えば、特開昭
61-162662号公報では、床基盤に接当する基台に調節用
のボルトを上向きに突出させ、該ボルトに螺合する支柱
に床パネル支持用の根太部材を支持する構成を開示して
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、室の隅部近傍において、前記床パネルの幅ま
たは長さ寸法より短い隙間箇所(以下ボーダーという)
では、前記敷設して床パネルに隣接して、所定寸法に切
り揃えた木材等による床板を配設するという、いわゆる
ボーダー処理を行う。
一方、本出願人は先の出願(実願昭63-136324号(実公
平6-49068号公報))において、床パネルを支持するた
めの根太部材の幅方向の左右両側に床パネルに対する水
平状の支持部を形成し、該両支持部間に当該根太部材の
長手方向に沿う凹溝部を形成し、該凹溝部には根太部材
の長さと略同一長さの断面上向きコ字状の補強部材を配
設し、該補強部材の左右両側縦片を前記支持部上面より
上方に突出形成したことを開示した。
このような根太部材を、前記のボーダー箇所において、
壁面に沿って配設しているときには、当該根太部材幅方
向の一側支持部上面に床パネルを載置する一方、他側支
持部上面に木製の副根太部材を載置し、この副根太部材
に床板釘止めすれば、前記補強部材の縦片が邪魔になら
ず、都合が良いのであるが、前記根太部材をその長手方
向がボーダー箇所の壁面に近付くように交差配設したと
きには、この根太部材の長手方向前端部または後端部の
上面に、前記補強部材の左右両側縦片が上向きに突出し
ているので、この縦片が邪魔になるのであった。
さりとて、補強部材の無い根太部材にすると、床パネル
の支持強度が低下するから、その根太部材の板厚さを太
くする必要があり、反対にこのようなことを予想して、
根太部材に補強部材を取付けたものと、無いものとの2
種類を準備することはコストアップにつながるという問
題があった。
本考案は、この問題を解決することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、床基盤上にアジャス
タボルトを介して長手の根太部材を高さ調節自在となる
よう支持し、該根太部材の左右両側支持部にその長手方
向に沿って左右一対の床パネルを支持して成る二重床に
おける床パネルの支持装置において、前記根太部材の幅
方向の左右両側に床パネルに対する水平状の支持部を形
成し、該両支持部間に当該根太部材の長手方向に沿う凹
溝部を形成し、該凹溝部には根太部材の長さと略同一長
さの断面上向きコ字状の補強部材を配設し、該補強部材
の左右両側縦片を前記支持部上面より上方に突出形成す
る一方、該補強部材にはその長手方向前後端部を切り外
すための切目線を施すと共に前記前後端部を除く箇所に
適宜間隔ごとにスポット溶接固定した構成としたもので
ある。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、通常の床パネルは長手の根太部
材に幅方向の左右両側の支持部に載置して支持すること
ができ、このとき、該左右両支持部間の凹溝部に突設す
る長手の補強部材における左右両縦片に隔てられて、左
右の床パネルが近付き過ぎるのを防止できると共に、補
強部材が根太部材にスポット溶接にて固定されているの
で、全体として剛性ひいては支持強度を大きくすること
ができる。
他方、この根太部材をボーダーに向かって突出させると
きには、その突出した補強部材の前端部又は後端部にお
ける補強部材を切目線箇所から切り取ることにより、そ
の取り去った箇所での根太部材の左右両側の支持部より
上方に突出するものがないから、ボーダー部に対する副
根太部材を前記根太部材と平面視直角等に交差して載置
することができ、その副根太部材の上面にボーダー箇所
用の床板を敷設すれば良いのである。
このように、本考案に従えば、通常の床パネルを安定し
且つ強固に支持できる根太部材でありながら、ボーダー
箇所に対しては補強部材の端部を現場で取り外すことに
よりボーダー箇所用の副根太部材を至極簡単に設置する
ことができ、根太部材を2種類用意する必要もないとい
う効果を奏するのである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図
において符号1は床基盤Aの上方に縦横整列して多数配
設した平面視矩形の床パネルを、符号2は前記各床パネ
ル1を支持するための長手の根太部材、符号3,3は前記
根太部材2を高さ調節自在に支持するアジャスタボル
ト、符号4は前記アジャスタボルトの下端を立設するた
めのベース体を各々示す。
前記床パネル1は、薄箱状の支持枠5と金属板製の上板
7との間に、不燃性材料から成るハニカム部材等の軽量
で且つ高剛性の補強体6をサンドイッチ状に挟着したも
のであって、各床パネル1における上板7の四周側縁を
下向きに折り曲げて側板8を形成し、該側板8の中途高
さ部位を外向き折曲してからコ字状に折り返すことによ
り、その四周側に水平段部9を形成する。
前記根太部材2には、当該根太部材2の長手方向に沿っ
て延びる上向きコ字状の凹溝部2aの左右両側から左右一
対の支持部2b,2bを水平状に形成し、該一対の支持部2b,
2bの上面にて左右に隣接した床パネル1の側部下面を各
々支持するように構成する。
そして、前記根太部材2における断面上向きコ字状の凹
溝部2aには、同じく断面上向きコ字状の長手の補強部材
11を配設し、該補強部材11の左右両側縦片12,12を前記
左右支持部2b,2bより上方に突出させ、左右の床パネル
1,1側部間の目地隙間の距離が縮まないように規制する
ものである。
符号16は、補強部材11の前記左右両側の縦片12,12の上
縁を残して床板11aにわたって、当該補強部材11の長手
方向と直角に切欠き溝状に施して切目線で、実施例で
は、第3図及び第4図に示すように、補強部材11の前後
端面から(H1)の距離の箇所に切目線16を施す。
そして、補強部材11の底板11aと根太部材2の凹溝部2a
とを、補強部材11の長手方向中途部(前記切目線16より
前後端部方向への箇所を除く)箇所において適宜間隔の
スポット溶接17にて固着し、これにより根太部材2の強
度(剛性)補強の役割を果たす。
また、根太部材2における凹溝部2a及び補強部材11の底
板11aには、根太部材2の長手方向に沿って適宜間隔毎
に配線コード引出し用の孔10,10を穿設している。
なお、前記一対の支持部2b,2bの外縁をカーリング(湾
曲形成)して床パネル1下面と床基盤aとの間の上下隙
間を這わせる配線コードが前記目地隙間から立ち上がる
ときに傷付かないように配慮されている。
前記根太部材2の載置した左右の床パネル1,1における
相対向する両水平段部9,9間には、配線コードが挿通自
在となるような適宜幅寸法の目地隙間が形成されるよう
に、前記各床パネル1を配設する。
なお、根太部材2の長手方向に沿う方向やこれと直角方
向に相隣接した床パネル1,1の相対向する両水平段部9,9
には、その間の目地隙間を塞ぐための断面下向きコ字状
の合成樹脂材等から成る目地カバー体13を嵌挿してい
る。
符号14は、アジャスタボルト3の上部側を螺合する螺合
部で、該各螺合部14は根太部材2における左右一対の支
持片2b,2bにバーリングを施し、その内径部にめねじを
形成したり、ナットを溶接するものであり、螺合部14の
位置は通常隣接する床パネル1の縦方向または横方向の
コーナ部近傍になるようにするものである。
ベース体4は、中央部4a下面を床基盤Aに接着剤にて固
定するか、アンカーボルト(図示せず)にて固定するも
のであり、ベース体4の左右両側片4b,4bを立ち上げ
て、床基盤Aとの間に適宜寸法の隙間ができるように屈
曲形成し、この左右両側片4b,4bには、各アジャスタボ
ルト3が嵌る挿通孔を穿設する。
また、前記床パネル1の上面にはカーペット等の表装体
18を張設又は載置し、床パネル1の敷設後において、こ
の相隣接した表装体の側縁が互いに隙間なく密着するよ
うに配設している。符号19はゴム板等のクッション板材
である。
第6図に示す符号20は、ボーダー部21の壁面22等に沿っ
て床基盤A上に配設する補助ベース体で、該補助ベース
体20は断面横向きコ字状の溝型鋼等にて形成され、補助
ベース体20の上片23にはアジャスタボルト24を上下動自
在に螺合する螺合部25をバーリング部にめねじを形成し
たり、ナットを溶接して構成するものである。
補助ベース体20における長手の下片26はその幅方向の中
途部を上向きに屈曲させた山型に形成し、下片26と床基
盤Aとの間に接地部と隙間部とがあるように形成し、隙
間部が補助ベース体20の固着のための接着剤の溜り部と
なるように構成するものである。
この構成において、ボーダー部21箇所の床形成の実施例
を示すと、第1図及び第5図に示すように、床基盤Aの
所定位置に予めベース体4を各々固定し、次いでボーダ
ー部21に向かって延びる根太部材2における各螺合部14
にアジャスタボルト3を螺合し、その上端溝孔にドライ
バー等の操作工具を係合してアジャスタボルト3を進退
させ略高さ調節し、各アジャスタボルト3の下端をベー
ス体4における各挿通孔に嵌挿して立設し、各根太部材
2の左右両側の支持部2b,2bに床パネル1,1を載置する。
他方、ボーダー部21の壁面22近傍の床基盤A上には補助
ベース体20を固定する。次いで、第5図に示すように、
ボーダー部21に向かって延びた根太部材2の前端部にお
いて、補強部材11の切目線16箇所の縦片12,12の上端縁
を切り取ると、補強部材11における前端部材11′は根太
部材2に対してスポット溶接していないから、簡単に取
り外すことができる。
このように前端部材11′を取り外した箇所の根太部材2
にそれと平面視直角方向に木製の長手の副根太部材27を
載置し接着剤にて固定する一方、この副根太部材27と前
記補助ベース体20との上面にわたってボーダー床板28を
配設し、ねじ釘29等にて固定すれば良いのである。
このように施工すると、室の中央側での根太部材2に
は、補強部材11が固定されているので、根太部材2の剛
性が高く、支持強度も向上し、且つ補強部材11における
縦片12,12が床パネル1に対する支持部2bより上向きに
突出しているから床パネル1が横ずれして目地隙間の寸
法が狂うこともない一方、ボーダー部21側に突出した根
太部材2の端部では、前記前端部材11′がないから、根
太部材2における左右両側の支持部2b,2bにわたって副
根太部材27を至極簡単に支持させることができるのであ
る。
第7図及び第8図は、室の出入り口近傍の上り框を備え
た二重床の形態であり、この実施例においては、床基盤
Aのアンカーボルト36にて固定した上り框用ベース体30
を上下動調節自在に構成し、該上り框用ベース体30の外
側に縁レール31を固着してある。また、前記実施例と同
様に、上り框用ベース体30に向かって延びる根太部材2
の端部上面の前端部材11′を切目線16箇所から取り外し
た跡に副根太部材32を載置し、接着剤にて固定する一
方、補助ベース体20を根太部材2と上り框用ベース体30
との中途の床基盤Aに固定し、前記副根太部材32と補助
ベース体20と上り框用ベース体30とに跨ってボーダー床
板33を配設してねじ34,35止めすれば良いのである。
なお、床基盤Aに這うコードは、根太部材2及び補強部
材11における孔10を介して当該根太部材2の上面側と目
地カバー体13下面と及び左右両側の床パネル1,1の間の
目地隙間にて形成される空間内に導くことができ、所望
により床パネル1の上側に引き出すことが至極簡単に実
行できるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は装置各部品の斜
視図、第2図は床パネル敷設状態の平面図、第3図は根
太部材及び補強部材の斜視図、第4図は平面図、第5図
は第2図のV−V視断面図、第6図は補助ベース体の斜
視図、第7図は第2実施例の平面図、第8図は第7図の
VIII-VIII視断面図である。 A……床基盤、1……床パネル、2……根太部材、2a…
…凹溝部、2b,2b……支持部、3,24……アジャスタボル
ト、4……ベース体、7……上板、8……床パネルの側
板、9……水平段部、11……補強部材、12,12……縦
片、13……目地カバー体、14,25……螺合部、16……切
目線、17……スポット溶接、20……補助ベース体、21…
…ボーダー部、22……壁面、23……上片、26……下片、
27,32……副根太部材、28,33……ボーダー床板、30……
上り框用ベース体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床基盤上にアジャスタボルトを介して長手
    の根太部材を高さ調節自在となるよう支持し、該根太部
    材の左右両側支持部にその長手方向に沿って左右一対の
    床パネルを支持して成る二重床における床パネルの支持
    装置において、前記根太部材の幅方向の左右両側に床パ
    ネルに対する水平状の支持部を形成し、該両支持部間に
    当該根太部材の長手方向に沿う凹溝部を形成し、該凹溝
    部には根太部材の長さと略同一長さの断面上向きコ字状
    の補強部材を配設し、該補強部材の左右両側縦片を前記
    支持部上面より上方に突出形成する一方、該補強部材に
    はその長手方向前後端部を切り外すための切目線を施す
    と共に前記前後端部を除く箇所に適宜間隔ごとにスポッ
    ト溶接固定したことを特徴とする二重床における床パネ
    ルの支持装置。
JP7595489U 1989-06-28 1989-06-28 二重床における床パネルの支持装置 Expired - Lifetime JPH0745698Y2 (ja)

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