JPH083570Y2 - 二重床における床パネルの支持装置 - Google Patents

二重床における床パネルの支持装置

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JPH083570Y2
JPH083570Y2 JP1989075956U JP7595689U JPH083570Y2 JP H083570 Y2 JPH083570 Y2 JP H083570Y2 JP 1989075956 U JP1989075956 U JP 1989075956U JP 7595689 U JP7595689 U JP 7595689U JP H083570 Y2 JPH083570 Y2 JP H083570Y2
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次美 町村
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、床基盤の上に適宜の上下隙間を隔てて床パ
ネルを敷設するいわゆる二重床において、この床パネル
の床基盤に対する高さを調節可能にすると共にその支持
を強固にできる支持装置の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
前記のいわゆる二重床においてその床パネルを高さ調
節自在に支持する場合の先行技術として、例えば、特開
平1-12549号公報では、床基盤に接当する基台の左右両
側端部に調節用の(2本の)ボルトを上向きに突出さ
せ、該各ボルトにて、床パネルの平行状の左右両側部下
面を支持するための根太部材平面視で直交するように支
持する構成が開示されている。
また、特開昭63-138064号では、床パネルの側端部下
面を支持する長手の根太部材の下面に、この根太部材の
長手方向に対して平面視で直交する支持部材を適宜間隔
にて固定し、この各支持部材と根太部材との交叉部に
は、床基盤に当接して高さ調節するアジャスタボルトを
垂直状に設けた構成が開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記各先行技術においては、根太部材
と平面視で直交する支持部材が、1つの床パネルの下面
側において、跨ぐように配置されているだけであり、支
持部材同士が連結されていないから、床パネルを敷設す
る前段階で、複数本の根太部材を互いに所定間隔で且つ
平行状に配置する施行に手間が掛かり、困難であった。
本考案は、この問題を解決することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、床基盤上に上下隙
間が有するように敷設する多数の床パネルを互いに平行
状に配設した根太部材にて支持する一方、該各根太部材
をアジャスタボルトにて高さ調節自在となるように支持
して成る二重床における床パネルの支持装置において、
前記各根太部材にその幅方向に所定ピッチにて2本一対
のアジャスタボルトを装着する螺合部を設け、床基盤上
に配置する各ベース体が前記各根太部材と平面視にて直
交し、且つ複数のベース体をその長手方向に沿って互い
に前後端部同士にて重複するように、該各ベース体の長
手方向前端部及び後端部を、その前後に隣接するベース
体における後端部及び前端部と互いに上下段違い状に重
ね可能な段付き状に形成し、ベース体における前端部に
は、前記根太部材における2本のアジャスタボルトを立
設するための一対の取付け孔を穿設する一方、ベース体
の後端部には、前記2本のアジャスタボルトのうちベー
ス体の前端部の先端側に立設するアジャスタボルトが嵌
合して立設するための一つの取付け孔を穿設したもので
ある。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、根太部材と平面視で直角に床
基盤上に配設するベース体を前後方向に連結する場合
に、前位置のベース体における後端部の一つの取付け孔
と後位置のベース体における前端部の2つの取付け孔の
うちの先端側(前位置)の取付け孔とを平面視で上下に
重合させると、当該重合した位置の取付け孔に2本のア
ジャスタボルトが嵌挿されて立設することができる。
また、1つのベース体には3本一組のアジャスタボル
トが立設するのであるが、そのうち2本は平行配設され
て相隣接した2本の根太部材のうちの一方の根太部材に
おける幅方向に適宜ピッチで立設するアジャスタボルト
であり、他の1本のアジャスタボルトは他方の根太部材
における一方のアジャスタボルトである。
従って、3本のアジャスタボルトの立設位置を一つの
ベース体にて一挙に位置決めすることができるので、ア
ジャスタボルトの立設位置や隣接する根太部材の平行度
等の位置決め作業が至極簡単となり、しかも、複数のベ
ース体をその長手方向に沿って前後に一部重複させるこ
とにより、支持装置の枠組みを一層強固にすることがで
きるのである。
従って、本考案に従えば、床パネルの支持装置の組立
作業が至極容易になると共に、該支持装置の強度を大き
く向上させて床パネルの支持が安定するという顕著な効
果を奏するのである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
図において符号1は床基盤Aの上方に縦横整列して多数
配設した平面視矩形の床パネルを、符号2は前記各床パ
ネル1を支持するための長手の根太部材、符号3,3は前
記根太部材2を高さ調節自在に支持するアジャスタボル
ト、符号4は前記アジャスタボルトの下端を立設するた
めのベース体を各々示す。
前記床パネル1は、薄箱状の支持枠5と金属板製の上
板7との間に、不燃性材料から成るハニカム部材等の軽
量で且つ高剛性の補強体6をサンドイッチ状に挟着した
ものであって、各床パネル1における上板7の四周側縁
を下向きに折り曲げて側板8を形成し、該側板8の中途
高さ部位を外向き折曲してからコ字状に折り返すことに
より、その四周側に水平段部9を形成する。
前記根太部材2には、当該根太部材2の長手方向に沿
って延びる上向きコ字状の基部2aの左右両側から左右一
対の支持片2b,2bを水平状に形成し、該一対の支持片2b,
2bの上面にて左右に隣接した床パネル1の側部下面を各
々支持するように構成する。
また、根太部材2における基部2aには、根太部材2の
長手方向に沿って適宜間隔毎に配線コードC引出し用の
孔10を穿設している。
そして、前記根太部材2における断面上向きコ字状の
基部2aには、同じく断面上向きコ字状の長手の位置決め
部材11を適宜間隔のスポット溶接にて固着し、これによ
り根太部材2の強度(剛性)補強の役割を果たす。
また、該位置決め部材11の左右両側縦片12,12を前記
左右支持片2b,2bより上方に突出させ、左右の床パネル
1,1側部間の目地隙間の距離が縮まないように規制する
ものである。
前記根太部材2を床パネル1の中途部下面に配設する
ときには、前記位置決め部材11は取り外す。
なお、前記一対の支持片2b,2bの外縁をカーリング
(湾曲形成)して床パネル1下面と床基盤aとの間の上
下隙間を這わせる配線コードCが前記目地隙間から立ち
上がるときに傷付かないように配慮されている。
前記根太部材2に載置した左右の床パネル1,1におけ
る相対向する両水平段部9,9間には、配線コードCが挿
通自在となるような適宜幅寸法の目地隙間が形成される
ように、前記各床パネル1を配設する。
なお、根太部材2の長手方向に沿う方向やこれと直角
方向に相隣接した床パネル1,1の相対向する両水平段部
9,9には、その間の目地隙間を塞ぐための断面下向きコ
字状の合成樹脂材等から成る目地カバー体13を嵌挿して
いる。
符号14は、後述するアジャスタボルト3の上部側を螺
合する螺合部で、該各螺合部14は根太部材2における左
右一対の支持片2b,2bにバーリングを施し、その内径部
にめねじを形成するものであり、螺合部14の位置は通常
隣接する床パネル1の縦方向または横方向のコーナ部近
傍になるようにするものである。
ベース体4は、第2図から第5図までに示すように、
中央部4a下面を床基盤Aに接着材にて固定するか、アン
カーボルト(図示せず)にて固定するものであり、ベー
ス体4の長手方向前後端部4b,4cを段付状に立ち上げ
て、床基盤Aとの間に適宜寸法H1,H2(H1>H2)の隙間
ができるように屈曲形成する。
このとき、一方のベース体4における前端部4bの下方
に他方のベース体4における後端部4cが重合するように
形成するものである。
前記ベース体4における前端部4bには、前記根太部材
2における左右一対の螺合部14,14のピッチと同じピッ
チ(P)にて一対のアジャスタボルト3、3の下部が嵌
挿して立設できる取付け孔15,15を穿設し、後端部4cに
は、一つのアジャスタボルト3が嵌まる取付け孔15を穿
設する。
そして、各取付け孔15には、これに連通し、相対向す
る2本一対の切り溝16,16を形成し、該一対の切り溝16,
16間の長手舌片17の先端がアジャスタボルト3のねじ部
に係合し、取付け孔15に挿通して立設するアジャスタボ
ルト3が不用意に抜けず、且つ倒れないように構成す
る。
なお、符号18,19は前記ベース体4を床基盤Aの所定
位置に固定するとき、当該床基盤Aに記入された墨線と
の位置合わせに使用するための中心目印である。
また、前記床パネル1の上面にはカーペット等の表装
体20を張設又は設置し、床パネル1の敷設後において、
この相隣接した表装体の側縁が互いに隙間なく密着する
ように配設している。符号21はクッション板材である。
この構成において、床基盤Aに予め、多数敷設すべき
床パネル1の間隔ごとに縦横に墨出し線を付記し、この
墨出し線に沿って、第1図の横方向に多数のベース体4
を一列状に並べ、前位置のベース体4における後端部4c
の取付け孔15と後位置のベース体4における前端部4bの
2つの取付け孔15のうちの先端側の取付け孔15とが平面
視で重複するように配設する。このとき、床基盤Aに接
当する各ベース体4の中央部4aをアンカーボルト又は接
着材にて固定しても良い。
次いで、前記ベース体4の長手方向と平面視で直角方
向に配設すべき根太部材2における各螺合部14にアジャ
スタボルト3を螺合し、その上端溝孔にドライバー等の
操作工具を係合してアジャスタボルト3を進退させ略高
さ調節し、各アジャスタボルト3の下端をベース体4に
おける各取付け孔15に嵌挿して立設する。
なお、このとき、第5図に示すように根太部材2の螺
合部14に上下動自在に螺合するアジャスタボルト3と前
記ベース体4の取付け孔15に臨む舌片17との係合状態は
緩く、アジャスタボルト3下端面が床基盤Aに接当する
ときには、当該アジャスタボルト3はいわゆる空回りす
ることになり、根太部材2の高さ調節ができるものであ
る。
このように、本考案では、前後に長手に配置したベー
ス体4の前端部4bと後端部4cにて3本のアジャスタボル
トを一挙に位置決めして立設でき、また平行状に離れた
位置で相隣接する2本の根太部材の下方間をアジャスタ
ボルトを介して連結することができる。
しかも、各根太部材から下向きに立設するアジャスタ
ボルトをベース体を介して連結したから、これらの3種
類の部品にて側面視で立体的な矩形状の枠組みを構成す
るので、床パネルの支持装置として安定した構造にする
ことができるのである。
なお、床基盤Aに這うコードCは、根太部材2におけ
る孔10を介して当該根太部材2の上面側と目地カバー体
13下面と及び左右両側の床パネル1,1の間の目地隙間に
て形成される空間内に導くことができ、所望により床パ
ネル1の上側に引き出すことが至極簡単に実行できるの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は床パネル敷設状
態の平面図、第2図は第1図のII-II視要部拡大断面
図、第3図は第1図のIII-III視要部拡大断面図、第4
図はベース体の平面図、第5図は第4図のV−V視で示
す作用説明図である。 A……床基盤、1……床パネル、2……根太部材、2a…
…基部、2b,2b……支持片、3……アジャスタボルト、
4……ベース体、4a……中央部、4b……前端部、4c……
後端部、7……上板、8……床パネルの側板、9……水
平段部、C……コード、11……位置決め部材、13……目
地カバー体、14……螺合部、15……取付け孔、16……切
り溝、17……舌片、18,19……中心目印。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床基盤上に上下隙間が有するように敷設す
    る多数の床パネルを互いに平行状に配設した根太部材に
    て支持する一方、該各根太部材をアジャスタボルトにて
    高さ調節自在となるように支持して成る二重床における
    床パネルの支持装置において、前記各根太部材にその幅
    方向に所定ピッチにて2本一対のアジャスタボルトを装
    着する螺合部を設け、床基盤上に配置する各ベース体が
    前記各根太部材と平面視にて直交し、且つ複数のベース
    体をその長手方向に沿って互いに前後端部同士にて重複
    するように、該各ベース体の長手方向前端部及び後端部
    を、その前後に隣接するベース体における後端部及び前
    端部と互いに上下段違い状に重ね可能な段付き状に形成
    し、ベース体における前端部には、前記根太部材におけ
    る2本のアジャスタボルトを立設するための一対の取付
    け孔を穿設する一方、ベース体の後端部には、前記2本
    のアジャスタボルトのうちベース体の前端部の先端側に
    立設するアジャスタボルトが嵌合して立設するための一
    つの取付け孔を穿設したことを特徴とする二重床におけ
    る床パネルの支持装置。
JP1989075956U 1989-06-28 1989-06-28 二重床における床パネルの支持装置 Expired - Lifetime JPH083570Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63138064A (ja) * 1986-12-01 1988-06-10 株式会社 応用企画 配線床下地構造
JPH01125459A (ja) * 1987-11-09 1989-05-17 Oyo Kikaku:Kk 根太の構造

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