JPS637090Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS637090Y2
JPS637090Y2 JP1982162465U JP16246582U JPS637090Y2 JP S637090 Y2 JPS637090 Y2 JP S637090Y2 JP 1982162465 U JP1982162465 U JP 1982162465U JP 16246582 U JP16246582 U JP 16246582U JP S637090 Y2 JPS637090 Y2 JP S637090Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
hole
receiving member
holes
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982162465U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5966456U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16246582U priority Critical patent/JPS5966456U/ja
Publication of JPS5966456U publication Critical patent/JPS5966456U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS637090Y2 publication Critical patent/JPS637090Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、図書館等において建造物壁に書架を
一体に取付けることができるようにしたいわゆる
壁面書架と称せられる支柱取付け構造に関するも
のである。
従来技術 従来のこの種の壁面書架では、壁にアンカーボ
ルトを埋設し、同アンカーボルトに支柱を直接固
着し、あるいは取付金具を介して支柱を壁に固定
していた。
そして壁面書架では、棚板を外すと、そこに体
裁の良いフラツトなパネルが現われて通常の部屋
の化粧壁面となり、支柱は露出しないため、一般
の単式棚を壁に固定するものと異なり、組立工事
中に支柱の取付け状態を充分に調整しなければな
らない。
考案が解決しようとする問題点 このため、壁面が鉛直面でなく、かつ波打つて
いる壁に支柱を固定する場合には、各アンカーボ
ルトに対する棚支柱の相対位置関係をそれぞれ微
妙に調整する必要があり、あるいは取付け金具の
取付け寸法調整を各取付け金具毎に行なわねばな
らず、棚の架設工事に多大の労力と注意力が必要
であり、工期およびコストの面で顧客の要求を充
分に満足させることができなかつた。
問題点を解決するための手段および作用 本考案は、このような難点を克服した壁面書架
の支柱取付け構造の改良に係り、建造物壁と交叉
する方向へ指向して、該建造物壁に上下方向に亘
り所定間隔を存して一体に少なくとも2本のボル
トが埋設され、該ボルトに嵌合する取付け孔が受
部材に設けられるとともに、上下方向へ離れた少
なくとも2個所に締結孔が設けられ、袖板または
棚受の如き棚板支持部材を係止する係止孔を上下
方向に亘り所定間隔毎に多数設けた棚支柱に、前
記受部材の締結孔にそれぞれ対応した貫通孔が設
けられるとともに、該棚支柱の下部に棚鉛直荷重
を負担して該棚支柱の高さを上下に調整する上下
調整手段が設けられ、前記取付け孔、締結孔およ
び貫通孔の3種類の孔のいずれか1種類の孔は上
下方向に指向した長孔に形成されるとともに、前
記残りの2種類の孔のいずれか1種類の孔は左右
水平方向へ指向した長孔に形成され、前記受部材
を前後から挟むように前記ボルトに螺合緊締され
た前後1対のナツトにて、該受部材は建造物壁に
対し所要の間隔を存し固定されるとともに、前記
受部材の締結孔および棚支柱の貫通孔に亘つて貫
通されたボルトの先端にナツトが螺合締定された
ことを特徴とするもので、その目的とする処は、
棚支柱を所要の方向に指向させるとともに、壁の
所要の位置に正確にしかも容易に取付けることが
できる壁面書架の支柱取付け構造を供する点にあ
る。
本考案においては、棚鉛直荷重を負担して棚支
柱の高さを上下に調整する上下調整手段を棚支柱
の下部に設け、受部材に設けられた取付け孔およ
び締結孔と、棚支柱に設けられた貫通孔のいずれ
か1種類の孔を上下方向に指向した長孔に形成し
たため、床面の凹凸に影響されずに、棚支柱の高
さを自由に調整することができ、建造物壁に付設
される多数の棚支柱の高さを床面とは全く無関係
に一定の高さに揃えることができる。
また本考案では、前記残りの2種類の孔のいず
れか1種類の孔を左右水平方向へ指向した長孔に
形成したため、棚支柱を建造物壁面に沿つて棚支
柱の位置を上下左右に適宜変更することができ、
建造物壁に埋設されているボルトの埋設位置誤差
とは関係なく棚支柱間の相対的位置関係を適切に
調整することができる。
さらに本考案においては、受部材を前後から挟
むように前記ボルトに螺合緊締された前後1対の
ナツトにて該受部材を建造物壁に対して所要の間
隔を存し固定できるため、建造物壁面の凹凸とは
全く無関係に棚支柱を鉛直面に沿つて建造物壁に
確固と取付けることができる。
実施例 以下第1図ないし第6図に図示された本考案の
一実施例について説明する。
1は建物のコンクリート床2の隅でこれと一体
に略鉛直に立設された建物のコンクリート壁で、
同コンクリート壁1の所要個所に固定部材たるア
ンカーボルト3が一体に埋設されている。
同アンカーボルト3は、前記コンクリート壁1
に一体に埋込まれた埋込金具4と、同埋込金具4
に嵌合されたボルト部5と、同ボルト部5に螺着
された緊締ナツト6と、同ボルト部5に螺合され
る一対の取付けナツト7とよりなり、前記緊締ナ
ツト6を前記ボルト部5に強く螺入させることに
より、ボルト部5の基部5aで埋込金具4を外方
へ拡開させて同ボルト部5をコンクリート壁1に
強固に固定するようになつている。
また8はチヤンネル材の両側部8bを外方へ直
角に折曲させて断面凸状に形成した受部材で、同
受部材8の中央部8aには前記アンカーボルト3
と嵌合する巾方向へ指向した取付け長孔9が上下
2個所設けられており、同取付け長孔9を前記ボ
ルト部5に嵌合させた状態において前記一対の取
付けナツト7で前記受部材中央部8aの両面を挟
圧させることにより、前記受部材8は前記アンカ
ーボルト3に一体に固着されるようになつてい
る。しかも前記ボルト部5に対する前記一対の取
付けナツト7の螺合位置を変えることにより、コ
ンクリート壁1に対する受部材8の方向および位
置が自由に調整されうるようになつている。
さらに前記受部材8の両側部8bに上下方向に
亘り所定間隔を存し3個所で上下方向に指向した
長孔10が設けられている。
また前記受部材8よりもチヤンネル巾の狭いチ
ヤンネル材の両側部11bを外方へ直角に折曲さ
せて断面凸状棚支柱11を形成し、同棚支柱11
の中央部11aには後記袖板21の爪22を係止
する係止孔12を上下方向に亘り所定間隔毎に多
数設け、前記棚支柱11の両側部11bには前記
受部材8の長孔10と合致する個所に孔13を設
け、前記両側部11bの内方にパネル取付け孔1
4を設ける。
さらに前記棚支柱11の下端に底板15が溶接
で一体に固着され、同底板15の下面にナツト1
6が一体に固着され、同底板15を貫通して同ナ
ツト16に上下調整ボルト17が螺合されてい
る。
なお前記ナツト16およびボルト17を隠すよ
うに上下2分割の巾木18,19が設けられてい
る。
さらにまた棚支柱11の上端に笠木20が図示
されない取付け手段で着脱自在に取付けられるよ
うになつている。
しかして袖板21の上部爪22が前記係止孔1
2に係脱自在に係止されるとともに、袖板21の
下部突片23が同係止孔12に嵌脱自在に嵌装さ
れるように、袖板21は形成されている。
また前記袖板21の下部に棚板24が係脱自在
に係合されるように同袖板21の下部に図示され
ない爪が設けられている。
さらに室内の化粧壁面となる上パネル25およ
び下パネル26の裏面には、第6図に図示される
ように、繊維板27が一体に貼着され、同パネル
25,26の両側部25a,26aは内方へ2回
折曲されてさらにその先端が逆方向へ1回折曲さ
れており、これら両側折曲部25a,26aが前
記棚支柱中央部11aの前面および両側部11b
の側面に密接しうるようになつている。
さらにまた前記上、下パネル25,26の両側
折曲部25a,26aに、上下方向へ亘り前記パ
ネル取付け孔14の間隔の整数倍の間隔を存し取
付け爪28がスポツト溶接等で一体に溶接されて
いる。
しかしてコンクリート壁1の隅部においては、
第6図に図示されるように隅パネル取付け用アン
グル29がアンカーボルト3で固着され、同アン
グル29に隅パネル30が螺子31で着脱自在に
取付けられ、同隅パネル30の他端は上下パネル
25,26と同様に形成されて取付け爪28が一
体に溶接されている。
またコンクリート壁1の角部では、第1図に図
示されるようにアングル状パネル32の両側部3
2aが、上下パネル25,26の両側折曲部25
a,26aと同様に形成され、同両側折曲部32
aに取付け爪28が一体に溶接されている。
第1図ないし第6図に図示の実施例は前記した
ように構成されているので、アンカーボルト3の
ボルト部5に内側取付けナツト7を適当に螺入
し、受部材8の取付け長孔9を同ボルト部5に嵌
合し、さらに外側取付けナツト7をボルト部5に
螺合緊締すれば、受部材8をコンクリート壁1に
対し所定の間隔を存し鉛直方向に指向してコンク
リート壁1に固着することができる。
また受部材8の長孔10と棚支柱11の孔13
とを合せ、上下調整ボルト17を適宜螺回した
後、両孔10,13に結合ボルト33を嵌挿し、
同ボルト33に結合ナツト34を螺合緊締すれば
棚支柱11をコンクリート床2に対し所要の高さ
に固定することができる。
さらに棚支柱11のパネル取付け孔14に上下
パネル25,26、隅パネル30およびアングル
状パネル32の取付け爪28を係合させれば、各
パネル25,26,30,32を棚支柱11に装
着することができる。
さらにまた袖板21の上部爪22および下部突
片23を棚支柱11の係止孔12に適宜係合させ
れば、所要の高さで棚支柱11に袖板21を装着
することができる。
しかも同袖板21の下部に棚板24の両端を係
合させることにより、袖板21を介して棚板24
を棚支柱11に取付けることができる。
また前記した順序と逆の順序の作業を行なうこ
とにより棚を取外すことができる。
さらに前記アンカーボルト3のボルト部5に対
する取付けナツト7の螺合位置と、同ボルト部5
に対する受部材8の取付け長孔9の固定位置とを
適宜調整することにより、コンクリート壁1の鉛
直度と無関係に棚支柱11を鉛直に指向させると
ともに多数の棚支柱11を一鉛直面上に配設させ
ることができるため、壁付け棚施工を頗る簡単に
能率良く行なうことができる。
さらにまたコンクリート壁1は、上下パネル2
5,26、隅パネル30およびアングル状パネル
32で被覆されて外部へ露出しないため、壁仕上
げ作業が不必要となり、コストが安くなる。
しかも棚支柱11にかかる鉛直荷重は上下調整
ボルト17を介してコンクリート床2に伝達され
るようになつているため、アンカーボルト3には
大きな剪断力が作用せず、アンカーボルト3がコ
ンクリート壁1より脱落する惧れがない。
またコンクリート壁1にも無理な力が作用しな
いため、特別な補強をコンクリート壁1に施す必
要がなく、壁付け棚の狂も生じにくい。
第1図ないし第6図に図示の実施例では、上下
パネル25,26の両側折曲部25a,26aに
取付け爪28を溶接し、同取付け爪28を係止孔
12に係合させることにより上下パネル25,2
6を棚支柱11に取付けるようにしたが、第7図
に図示するようにコンクリート壁1に木製下地材
35を取付け、棚支柱中央部11aを覆う目地材
36をボルトナツト37で棚支柱両側部11bの
側面に取付け、同目地材36に挟まれて木製下地
材35に壁パネル38を張設してもよい。
また第8図に図示するように目地材36を棚支
柱11に取付けず、係止孔12を除いて棚支柱前
面11aを壁パネル38で覆うように、同壁パネ
ル38を木製下地材35に張設してもよい。
さらに第1図ないし第6図に図示の実施例で
は、受部材8の中央部8aに巾方向へ指向した取
付け長孔9を設けたが、第9図に図示するように
同取付け長孔9に相当する孔(図示されず)を円
孔にし、棚支柱11の孔13を巾方向へ指向した
長孔39に形成してもよく、このような実施例で
も、第1図ないし第6図に図示の実施例と同様な
作用効果を奏しうる。
さらにまた第10図に図示するように受部材8
を上下に2分割以上に分割してもよい。
考案の効果 このように本考案においては、建造物床面の凹
凸や壁面の凹凸に全く影響されずに壁面書架の支
柱を鉛直面に沿つて相互に所要の間隔を存し真平
らな鉛直に沿い鉛直方向に指向して建造物壁に確
固にかつ頗る容易に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る壁面書架の支柱取付け構
造の一実施例を図示した平面図、第2図はその正
面図、第3図はその要部分解斜視図、第4図はそ
の要部欠截正面図、第5図はその要部縦断側面
図、第6図はその要部横断平面図、第7図ないし
第8図はそれぞれ本考案の他の実施例の要部横断
平面図、第9図はさらに他の実施例の要部分解斜
視図、第10図は本考案のさらに他の実施例の要
部分解斜視図である。 1……コンクリート壁、2……コンクリート
床、3……アンカーボルト、4……埋込金具、5
……ボルト部、6……緊締ナツト、7……取付け
ナツト、8……受部材、9……取付け長孔、10
……長孔、11……棚支柱、12……係止孔、1
3……孔、14……パネル取付け孔、15……底
板、16……ナツト、17……上下調整ボルト、
18,19……巾木、20……笠木、21……袖
板、22……上部爪、23……下部突片、24…
…棚板、25……上パネル、26……下パネル、
27……繊維板、28……取付け爪、29……隅
パネル取付け用アングル、30……隅パネル、3
1……螺子、32……アングル状パネル、33…
…結合ボルト、34……結合ナツト、35……木
製下地材、36……目地材、37……ボルトナツ
ト、38……壁パネル、39……長孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建造物壁と交叉する方向へ指向して、該建造物
    壁に上下方向に亘り所定間隔を存して一体に少な
    くとも2本のボルトが埋設され、該ボルトに嵌合
    する取付け孔が受部材に設けられるとともに、上
    下方向へ離れた少なくとも2個所に締結孔が設け
    られ、袖板または棚受の如き棚板支持部材を係止
    する係止孔を上下方向に亘り所定間隔毎に多数設
    けた棚支柱に、前記受部材の締結孔にそれぞれ対
    応した貫通孔が設けられるとともに、該棚支柱の
    下部に棚鉛直荷重を負担して該棚支柱の高さを上
    下に調整する上下調整手段が設けられ、前記取付
    け孔、締結孔および貫通孔の3種類の孔のいずれ
    か1種類の孔は上下方向に指向した長孔に形成さ
    れるとともに、前記残りの2種類の孔のいずれか
    1種類の孔は左右水平方向へ指向した長孔に形成
    され、前記受部材を前後から挟むように前記ボル
    トに螺合緊締された前後1対のナツトにて、該受
    部材は建造物壁に対し所要の間隔を存し固定され
    るとともに、前記受部材の締結孔および棚支柱の
    貫通孔に亘つて貫通されたボルトの先端にナツト
    が螺合締定されたことを特徴とする壁面書架の支
    柱取付け構造。
JP16246582U 1982-10-28 1982-10-28 壁面書架の支柱取付け構造 Granted JPS5966456U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16246582U JPS5966456U (ja) 1982-10-28 1982-10-28 壁面書架の支柱取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16246582U JPS5966456U (ja) 1982-10-28 1982-10-28 壁面書架の支柱取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5966456U JPS5966456U (ja) 1984-05-04
JPS637090Y2 true JPS637090Y2 (ja) 1988-02-29

Family

ID=30356756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16246582U Granted JPS5966456U (ja) 1982-10-28 1982-10-28 壁面書架の支柱取付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5966456U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS635575Y2 (ja) * 1981-02-20 1988-02-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5966456U (ja) 1984-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4907773A (en) Adjustable mounting surface
EP1042566A1 (en) Space divider system
US3827202A (en) Joint for enclosure, and mounting therefor
JPS637090Y2 (ja)
JPH0227049Y2 (ja)
JPH0319775Y2 (ja)
JPH0527053Y2 (ja)
JPH0435445Y2 (ja)
US4154035A (en) Ceiling runner attachment system and clip therefor
JPH061947Y2 (ja) 間仕切における棚受け装置
JP3196555B2 (ja) 柱巻き陳列パネル装置
JPH0332163Y2 (ja)
JP3649806B2 (ja) 鋼製天井フレームの連結金具
JPH067121Y2 (ja) 家屋突出部の下部構造
JPH0648040Y2 (ja) 外壁のコンクリート製出隅コーナパネル取付構造
JPH0449658Y2 (ja)
JPS5913874Y2 (ja) 組立棚の取付け金具
JPH1025847A (ja) ユニット式建物の壁パネル取付構造
JPH09158372A (ja) 間仕切り構造
JPH0544294A (ja) 天井骨組
JP2570475Y2 (ja) 壁パネルの支持機構
JPS6322245Y2 (ja)
JPS635575Y2 (ja)
JPH0535710Y2 (ja)
JPH061944Y2 (ja) 間仕切パネルの取付け装置