JPH067121Y2 - 家屋突出部の下部構造 - Google Patents

家屋突出部の下部構造

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JPH067121Y2
JPH067121Y2 JP1984166081U JP16608184U JPH067121Y2 JP H067121 Y2 JPH067121 Y2 JP H067121Y2 JP 1984166081 U JP1984166081 U JP 1984166081U JP 16608184 U JP16608184 U JP 16608184U JP H067121 Y2 JPH067121 Y2 JP H067121Y2
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秀樹 平沢
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ナシヨナル住宅産業株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、バルコニー、階段の踊り場など、家屋の外壁
から突出する家屋突出部を施工性よく形成しうる家屋突
出部の下部構造に関する。
〔背景技術〕
家屋の外壁には、バルコニーの他、階段の踊り場などが
ときに突設される。
従来、例えばこの階段の踊り場などの家屋突出部は、第
7図に略示するごとく、家屋の外壁Wを形成する柱A、
Aの内面に水平にその中間部を固定した縦枠材B、Bの
先端を外の横枠材Cで連結するとともに、その内端に
は、階上、階下に通じる各階段部分が連なる内の横枠材
Dを架設することによって、下部構造である床枠Fを形
成する。又柱Aには、親柱Gにより前記床枠Fと連結さ
せた手すり枠Hを固定している。なお、縦枠材B、横枠
材C、D、手すり枠Hはともに形鋼材からなり、又家屋
突出部を覆う面材J1、J2は、床枠F、手すり枠Hの
上下に釘着等により固定される下地材K1と両者の間を
継ぐ下地材K2等とに、直接釘を用いて固定していた。
従って、下地材K1、K2の固定及び釘打ちなど施工性
に劣るとともに、木質の下地材K1、K2を用いかつ床
枠Fの下部などは直接外気に露出するため、ややもする
と腐蝕、錆等が発生しやすく防腐性能も不足しがちであ
った。又面材J1、J2端部が露出し見映えも阻害す
る。
〔考案の目的〕
本考案は、枠材を飾り材によって囲むことによって、防
錆、防腐性に優れかつ施工性、見映えをも改善しうる家
屋突出部の下部構造の提供を目的としている。
〔考案の開示〕
以下本考案の家屋突出部の下部構造が、階段の踊り場を
形成するのに利用された場合を例にとり、その一実施例
を図面に基づき説明する。
第1〜6図において、家屋突出部の下部構造は、家屋の
外壁Wに、この外壁Wから平行に突出する枠材2、2の
先端間に他の枠材3を架け渡したコ字状の下部枠体を突
設するとともに、該枠材2、3に連結金具4、5を固定
し、該連結金具4、5によって、枠材2、2を囲む飾り
材6、7を取付け、かつ例えば、第1〜2図に示す上縁
に沿い笠木9を有する手すり材10を支持することによ
り、外壁Wから突出する家屋突出部11を形成できる。
前記枠材2は、家屋突出部11の両側に配設する柱Aの
内側に、取付金具13を介して固定されることにより外
壁Wから直角にかつ前記のごとく平行しかも水平に突出
する。又枠材2は、第7図に略示した、階段の踊り場の
奥行き寸度とほぼ同長さを有する。
又枠材2は、溝形鋼からなり、ウエブ15に上下のフラ
ンジ16、17が夫々外向きにかつ水平に配設される。
前記取付金具13は、前記ウエブ15の外面及び柱Aの
内側面に固着する基片21、22に、夫々向き合う方向
かつ垂直にのび互いに重なりあう突片23、24を設け
た一対のT字片26、27からなる。又突片24には、
水平方向の長穴29を上下に設けるとともに、突片23
の透孔からのびるボルトをナット締めすることにより、
枠材2は、柱Aとの間の長さを調整自在にかつ水平に固
定できる。又枠材2には、その先端に前記他の枠材3が
架け渡される。
枠材3は、ウエブ33の上下に外向きのフランジ34、
35を突設する溝形鋼からなり、ウエブ33は前記ウエ
ブ15に比してその高さを大に設定され、又枠材3は、
そのウエブ33の内向き面を、前記枠材2の両端縁に当
接させるとともに、該枠材3の長手方向の長さは突出す
る2本の枠材2、2の外向きに突出するフランジ16、
17の外端間の距離に略等しく設定される。
又枠材3は、コーナ金具36により枠材2に固定され
る。
コーナ金具36は、ウエブ33の先端近傍かつ内面に溶
着する基片37の内縁に、直角かつ垂直な取付片39を
設けた断面L字をなし、前記取付片39を、ウエブ15
にボルト止めすることによって、各下のフランジ17、
35の高さを揃えて、該枠材3は水平に固定できる。
又枠材3のウエブ33内面には、取付により前記フラン
ジ16と同高さとなる載置片41を有する断面L字の支
持金具42を枠材2、2間で水平に溶着、固定してい
る。
なお枠材2、2は、その先端を枠材3により直角に連結
することによって、枠材2の柱Aからの突出部分におい
てコ字状に配した水平な下部枠体を形成できる。
前記下部枠体には、前記連結金具4、5を用いて飾り材
6、7を取付ける。
連結金具4は、枠材2の先端に固定され、又枠材3の両
端近傍には、連結金具5、5を固定するとともに、連結
金具4、5はともに略同じ形状をなす。
連結金具4、5は、前記ウエブ15、33の外面にボル
ト止めされる基片45と、この基片45と直角に外方に
突出する垂直な突片51と、この突片51先端の垂直か
つ突片51と直角な矩形の取付片56とを有し、かつ取
付片56は、下部枠体をなす前記枠材2、3のウエブ1
5、33に平行にかつ下部枠体から外方に離れさせて配
されるとともに、取付片56には取付金物12を溶着し
ている。
前記取付金物12は、ウエブ15、33と夫々平行かつ
垂直な立片47の上下に下部枠体に向かって内方にのび
る水平な上片49、下片50を設け、かつ上片49には
透孔を設けている。又取付金物12は、その立片47内
面を前記取付片56に溶着し、これにより、取付金物1
2は突片51と直角をなす。又突片51は、第3〜5図
に示すように、枠材2、3のフランジ16、17、3
4、35の巾よりも長いことによって、前記取付金物1
2は、前記フランジ16、17、34、35から外方に
離れて位置する。
前記飾り材6、7は、第5図に示すように、前記上片4
9、下片50を挟む上の張出し片59、下の張出し片6
0の外端に、枠材2、3の下のフランジ17、35の下
方に、その外縁を越えてしかも湾曲しつつのびかつ適宜
装飾用の凹凸を設ける覆片61を取付けている。なお下
の張出し片60にはボルトの頭を嵌入し廻り止めする溝
部を設けるとともに、上の張出し片59には、前記手す
り材10の下端を固定する薄板状の支持枠材65を固定
する凹部66を形設し又その内端に垂下片69を形成す
る。
なお飾り材6、7は、そのコーナ部を45度に切除され
互いに直角に接合される。又上の張出し片59と上片4
9とはビスを用いたボルト止めにより固定され、又下の
張出し片60と下片50とは、ボルト、ナットにより螺
結、固定されることにより飾り材6、7が取付けられ
る。これによって飾り材6、7は枠材2、3を、前記柱
Aから外に突出する部分において囲み、該枠材2、3を
目隠しする。
なお前記支持枠材65は、底板71によって前記上の張
出し片59の凹部66にビスを用いて固定される。従っ
て、支持枠材65は、上の張出し片59を介して前記取
付金物12に取付けられる。又前記下部枠体に沿って手
すり材10は立設され、この手すり材10は、第1〜2
図に示すように、親柱75…と、煉瓦模様をした面材7
6、77と、中央の格子状の通気枠79と、上端に前記
笠木9を設ける手すり枠91とからなる。
前記親柱75…は、第5図に略示するごとく、支持枠材
65の前記底板71、手すり枠91に底板95とに夫々
ビス96‥‥を用いて固定され、支持枠材65と手すり
枠91とを連結する。又前記面材76は、枠材2の柱A
に接する内端と、枠材2、枠材3とのコーナ部とに配す
る親柱75、75間に、又面材77は、コーナ部と、枠
材3の中央部で間隙を隔てて配する各親柱75、75間
に取付けられる。又中央部の親柱75、75間で前記通
気枠79を固定している。なお笠木9は、手すり子97
を介して手すり枠91を固定している。なお前記笠木
9、手すり枠91、親柱75、飾り材6、7はともにア
ルミニウム製の押出し材であり、適宜の防錆処理を施す
ことによって、耐蝕性を向上する。
又枠材2と前記支持金具42の載置片41上には、床体
を形成するコンクリートパネル等の床パネル100を載
置、固定する。
然して、柱Aに取付金具13を用いて水平に固定した枠
材2の外端に、コーナ金具36を介して、その先端を直
角にかつコ字に継ぐ枠材3を架設する。又、連結金具
4、5を用いて、該枠材2、3の壁体Wから突出する支
持枠体を囲む飾り材6、7を取付ける。さらに前記手す
り材10を、支持枠材65、飾り材6、7を介して前記
連結金具4、5に取付けかつ床パネル100を載置する
ことによって、飾り材6、7が枠材2、3の下方部を囲
みかつ手すり材10を有する前記家屋突出部11を形成
できる。
〔考案の効果〕
このように本考案の家屋突出部の下部構造は、家屋の外
壁から突出する水平かつコ字に配する枠材に、この枠材
から離れて位置する連結金具に固定される取付金物を用
いて、前記枠材を囲む飾り材を取付けており、しかも飾
り材は、取付金物の水平に配される上片、下片とそれを
挟む上下の張出し片とをそれぞれボルト止めすることに
より連結金具に接続でき、このように2ケ所での接続、
しかも水平に配される部材間での接続であるため、仮置
き作業、及びボルト止め作業が安定することによって、
飾り材の位置決め、及び取付けを容易になしうる。従っ
て第7図に略示した、床枠F、手すり枠Hに取付けた木
質の下地材K1、K2に面材J1、J2などを釘打ちに
より固定する従来構造のものに比べて、その施工性を向
上する。又飾り材としてアルミニウム材などの防錆材を
用いてたときには、この飾り材が鋼製の枠材を囲むた
め、家屋突出部の耐久性を向上する。又前記実施例のご
とく連結金具、取付金具等をも飾り材により遮蔽するこ
とによってさらに防錆性能を高める。
さらに手すり材の下端を固定する支持枠材を、飾り材の
上の張出し片を介して前記取付金物に取付けるため、該
上の張出し片を支持枠材と取付金物との間で強固に支持
でき、その取付強度を高めうるとともに、飾り材の水平
精度を向上しうる。
又手すり材は、飾り材の上の張出し片に例えばビス止め
される支持枠材により下端が固定されるため、手すり材
と飾り材とを明確に区分でき、家屋突出部の見映えを高
めうる。
又前記連結金具は、下部枠体と平行にかつ下部枠体から
外方に離れさせて配される矩形の取付片を具えており、
この取付片の水平な上辺、あるいは下辺と平行に取付金
物の上片、あるいは下片を位置合わせして該取付金物を
取付片に固定することが可能となり、取付金物の上片、
下片の水平精度を容易に高めることができ、取付片への
固定に際しての取付金物の傾きを防止しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構造による家屋突出部を例示する正面
図、第2図はその側面図、第3図は本考案の一実施例
を、柱の一端側で示す平面図、第4図はその分解斜視
図、第5図は手すり材を取付けた状態を示す第3図のX
−X線矢視断面図、第6図は飾り材と支持枠材との取付
け状態を示す断面図、第7図は従来構造を示す分解斜視
図である。 2、3……枠材、4、5……連結金具、 6、7……飾り材、9……笠木、 10……手すり材、11……家屋突出部、 12……取付金物、45……基片、 47……立片、49……上片、 50……下片、51……突片、56……取付片、 59……上の張出し片、60……下の張出し片、 61……覆片、65……支持枠体、A……柱、 W……外壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の外壁(W)に、この外壁(W)から
    平行に突出する枠材(2)の先端間に他の枠材(3)を
    架け渡したコ字状の下部枠体を設け、 かつ前記下部枠体に、基片(45)と、この基片(4
    5)に直角な突片(51)と、この突片(51)に直角
    な矩形の取付片(56)とを具える連結金具(4)、
    (5)を、前記基片(45)が下部枠体にボルト止めさ
    れることにより前記取付片(56)を下部枠体と平行に
    かつ下部枠体から外方に離れさせて取付けるとともに、 垂直な立片(47)の上下に下部枠体に向かって内方に
    のびる水平な上片(49)、下片(50)を有する取付
    金物(12)の前記立片(47)を前記取付片(56)
    に垂直に固定し、 しかも前記上片(49)、下片(50)を挟む上の張出
    し片(59)、下の張出し片(60)と該上下の張出し
    片(59)、(60)の外端を結ぶとともに前記枠材
    (2)、(3)の下方に向かって湾曲しつつのびる覆片
    (61)とを有し前記枠材(2)、(3)を隠す飾り材
    (6)、(7)を、前記上片(49)と上の張出し片
    (59)及び下片(50)と下の張出し片(60)をそ
    れぞれボルト止めすることにより取付け、 かつ前記下部枠体に沿う手すり材(10)の下端を固定
    する支持枠材(65)を、前記飾り材(6)、(7)の
    上の張出し片(59)を介して前記取付金物(12)に
    取付けてなる家屋突出部の下部構造。
JP1984166081U 1984-10-31 1984-10-31 家屋突出部の下部構造 Expired - Lifetime JPH067121Y2 (ja)

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JPS6180903U JPS6180903U (ja) 1986-05-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02300459A (ja) * 1989-05-13 1990-12-12 Natl House Ind Co Ltd 階段構造
JPH02300458A (ja) * 1989-05-13 1990-12-12 Natl House Ind Co Ltd 階段構造

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JPS58150001U (ja) * 1982-03-31 1983-10-07 ナショナル住宅産業株式会社 ベランダ構造
JPS58156927U (ja) * 1982-04-14 1983-10-20 積水ハウス株式会社 化粧カバ−の取付け構造
JPS58177403U (ja) * 1982-05-19 1983-11-28 ナショナル住宅産業株式会社 バルコニ−の前面化粧カバ−取付構造

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JPS6180903U (ja) 1986-05-29

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