JP2550497Y2 - バルコニー腰壁構造 - Google Patents

バルコニー腰壁構造

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JP2550497Y2
JP2550497Y2 JP1992047923U JP4792392U JP2550497Y2 JP 2550497 Y2 JP2550497 Y2 JP 2550497Y2 JP 1992047923 U JP1992047923 U JP 1992047923U JP 4792392 U JP4792392 U JP 4792392U JP 2550497 Y2 JP2550497 Y2 JP 2550497Y2
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隆 岩崎
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鉄骨造りの建築物に
おけるバルコニー腰壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、鉄骨造りの建
築物40においてキャンチバルコニー41を設ける場合
に、図6に示す腰壁構造が採られている。すなわち、腰
壁用柱44は、側面に溶接されたプレート45によって
溝形鋼からなるバルコニー前床梁43にボルト止めす
る。腰壁パネル46は、腰壁用柱44,44間に納めて
腰壁用柱44にボルト止めし、また腰壁パネル46と腰
壁用柱44は上下から溝形鋼47,48で止める。42
はキャンチ梁を示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、図6のバルコ
ニー腰壁構造では、腰壁用柱44をバルコニー前床梁4
3のウェブ43aに固定する構造であるため、図5に示
すようにバルコニー41の腰壁面41aが1階外壁面4
0aよりも張出すキャンチバルコニーの形式にしか適用
できない。すなわち、建築物40の2階の床面の一部を
屋外床とした形式のバルコニーでは、外観上の要望か
ら、腰壁面41aを1階の外壁面40aと同面で立ち上
がせることが要望されることがあるが、図6の構造では
少なくとも腰壁用柱44の分だけ腰壁面41aが1階外
壁面40よりも突出することになる。また、組立時にお
いても、腰壁パネル46は吊り下げながら腰壁用柱44
にボルト固定しなければならず、作業が行い難いという
問題点がある。
【0004】この考案の目的は、腰壁面を下の階の外壁
面に揃えることができ、組立ても容易なバルコニー腰壁
構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案のバルコニー腰
壁構造は、腰壁用柱の底面に柱脚プレートを溶接し、か
つ側面と柱脚プレートとの間にリブプレートを溶接し、
この腰壁用柱を軒桁の上フランジ上面における屋外側部
分に配置して、前記柱脚プレートを軒桁にボルト固定し
たものである。腰壁用柱はC形鋼ないし角パイプ状のも
のである。前記柱脚プレートは、前記腰壁用柱の底面を
この腰壁用柱から周囲に張り出さないように覆う底面部
分と、この底面部分よりも幅広で前記屋内側部分に張出
す張出部分とでなるT字状のものとし、その底面部分と
張出部分とを軒桁に各々ボルト固定する。腰壁パネル
は、腰壁用柱に並べて前記軒桁上に配置し、腰壁用柱に
ボルト固定する。
【0006】
【作用】この構成によると、腰壁用柱および腰壁パネル
が軒桁の上に配置されるため、腰壁面を下の階の外壁面
に揃えることができる。また、腰壁用柱や腰壁パネルは
軒桁上に載せた状態でボルト止め作業ができるため、吊
下げながらボルト止めする必要がなく、組立が容易であ
る。腰壁用柱は、軒桁の上に固定されるが、下端に溶接
された柱脚プレートおよびリブプレートを有し、前記柱
脚プレートが軒桁に固定されるため、堅固な固定が行え
る。柱脚プレートは腰壁用柱から屋内側へ張り出すもの
であるため、固定のための必要な面積が得られ、また腰
壁用柱が腰壁パネルの設置の障害とならない。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。このバルコニー腰壁構造は、図4に示す
建築物33における非突出形式のバルコニー32に適用
したものであり、図1のように腰壁用柱1および腰壁パ
ネル15を、軒桁8の上に配置する構成としてある。1
階の外壁パネル14は、軒桁8の下に配置される。床小
梁13は軒桁8から屋内側に延びている。
【0008】図2に示すように、腰壁用柱1はC形鋼か
らなり、その底面に柱脚プレート2を溶接すると共に、
リブプレート3を溶接してある。柱脚プレート2は、腰
壁用柱1の底面を覆う底面部分2aと、この底面部分2
aよりも幅広で張出す張出部分2bとからなり、概形が
T字状に形成されている。底面部分2aは軒桁8の上フ
ランジ8aの上面における屋外側部分に載せられ、張出
部分2bは屋内側部分に載せられる。リブプレート3
は、腰壁用柱1の側面のリップ部間に溶接された接合片
3aと、この接合片3aおよび柱脚プレート張出部分2
b間に溶接された補強片3bとからなる。
【0009】柱脚プレート2の底面部分2aには、軒桁
8の上フランジ8aに形成したボルト挿通孔9に挿通さ
せる高力ボルト4が、図示しないボルト挿通孔に上方か
ら挿通させてある。ボルト4の頭部4aは、底面部分2
aに溶接した回り止め用のコ字状ストッパ5で固定して
おく。このようにストッパ5を用いることにより、高力
ボルト4を溶接によらずに固定でき、そのため溶接熱で
高力ボルト4が劣化することを回避できる。柱脚プレー
ト2の張出部分2bには、軒桁8の上フランジ8aに形
成したボルト挿通孔10に挿通させるボルト6の挿通孔
7が形成してある。
【0010】腰壁用柱1は、このように工場で加工して
おき、現場では、軒桁8の上フランジ8aの上面に載せ
て前記の各ボルト4,6とナット11,12とで固定す
る。次に、軒桁8の上フランジ8a上に図1のように腰
壁パネル15を載せ、パネルフレーム16の下辺16b
を予め溶接されたボルト23で軒桁8に固定すると共
に、両側辺16aを隣合う各腰壁用柱1にボルト20で
固定する。また、腰壁パネル15と腰壁用柱1とは、両
者に渡って上面に溝形鋼からなる上辺材24を配置し、
上辺材24を介して相互にボルト27で固定する。各ボ
ルト27は、上辺材24のボルト挿通孔25から、腰壁
パネル15の上辺のボルト挿通孔26および腰壁用柱1
の上端板のボルト挿通孔29に固定される。上辺材24
には笠木31が被せられる。腰壁パネル15は、金属製
のパネルフレーム16に外装面材17を張ったものであ
り、パネルフレーム16に前記各ボルト20,23,2
7の挿通孔18,21,26を設ける。また、パネルフ
レーム16の前記孔21にはボルト23を予め挿通して
溶接し、孔18,26にはボルト20,27用のナット
を予め内側に溶接しておく。なお、腰壁用柱1の側面に
はボルト20の挿通孔19が、また軒桁8にはボルト2
3の挿通孔22が各々予め形成される。
【0011】このバルコニー腰壁構造は、このように腰
壁用柱1および腰壁パネル15が軒桁8の上に配置され
るため、1階外壁面14a(図4)から腰壁面32aが
そのまま立ち上がるバルコニー腰壁が可能になる。しか
も、組立に際して、腰壁用柱1や腰壁パネル15は軒桁
8上に載せた状態でボルト止め作業ができるため、吊下
げながらボルト止めする必要がなく、組立が容易であ
る。
【0012】腰壁用柱1は、軒桁8の上に固定される
が、下端に溶接された柱脚プレート2を介して軒桁8に
固定する構造としており、しかも柱脚プレート2は腰壁
用柱1から張り出させ、かつリブプレート3を設けてい
るため、堅固な固定が行える。柱脚プレート2の張出方
向は屋内側としてあるため、張出部分2bが腰壁パネル
15の設置の障害とならず、腰壁パネル15に柱脚プレ
ート2を避けるための切欠等を設けることが不要であ
る。また、柱脚プレート2は略T形として屋内側の張出
部分2bを幅広に形成してあるため、固定のために必要
な面積が充分に得られる。
【0013】なお、腰壁用柱1は角パイプであってもよ
く、その場合、リブプレート3は補強板3bのみで形成
する。また、腰壁パネル15等を接合する孔19,29
等はねじ孔とし、あるいはボルト20,27にタッピン
ねじ等を用いても良い。
【0014】
【考案の効果】この考案のバルコニー腰壁構造によれ
ば、柱脚プレートおよびリブプレートを溶接した腰壁用
柱を軒桁の上フランジ上面の屋外側部分に配置し、柱脚
プレートを介して腰壁用柱を軒桁にボルト固定し、この
腰壁用柱に並べて軒桁上に配置した腰壁パネルを腰壁用
柱にボルト固定したため、バルコニーの下の階の外壁面
にバルコニー腰壁面を揃えることができ、しかも組立作
業を容易に行うことができる。 腰壁用柱は、軒桁の上に
固定されるが、下端に溶接された柱脚プレートを介して
軒桁に固定する構造としており、しかも柱脚プレートは
腰壁用柱から張り出させ、かつリブプレートを設けてい
るため、堅固な固定が行える。柱脚プレートの張出方向
は屋内側としてあるため、張出部分が腰壁パネルの設置
の障害とならず、腰壁パネルに柱脚プレートを避けるた
めの切欠等を設けることが不要である。また、柱脚プレ
ートは略T形として屋内側の張出部分を幅広に形成して
あるため、固定のために必要な面積が充分に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】その腰壁用柱の設置構造を示す分解斜視図であ
る。
【図3】その腰壁用柱の設置構造を示す側面図である。
【図4】バルコニーの組立て状態を示す概略図である。
【図5】従来のキャンチバルコニーを組付けた建築物を
示す概略図である。
【図6】そのキャンチバルコニーの腰壁構造を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
1…腰壁用柱、2…柱脚プレート、2a…底面部分、2
b…張出部分、3…リブプレート、3a…接合片、3b
…補強片、4…高力ボルト、5…ストッパ、6,20,
23,27…ボルト、8…軒桁、8a…上フランジ、1
5…腰壁パネル、16…金属フレーム、17…外装面
板、24…溝形鋼

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒桁の上フランジの上面における屋外側
    部分にC形鋼ないし角パイプ状の腰壁用柱を配置し、こ
    の腰壁用柱は、底面に柱脚プレートが溶接されてこのプ
    レートが前記軒桁の上フランジ上面における屋内側部分
    に張出し、かつ前記柱脚プレートと腰壁用柱の側面との
    間に溶接されたリブプレートを有し、前記柱脚プレート
    は、前記腰壁用柱の底面をこの腰壁用柱から周囲に張り
    出さないように覆う底面部分と、この底面部分よりも幅
    広で前記屋内側部分に張出す張出部分とでなるT字状の
    ものとし、前記柱脚プレートの前記底面部分および張出
    部分を前記軒桁に各々ボルト固定し、前記腰壁用柱に並
    べて前記軒桁上に配置した腰壁パネルを前記腰壁用柱に
    ボルト固定したバルコニー腰壁構造。
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