JPH0455127Y2 - - Google Patents

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JPH0455127Y2
JPH0455127Y2 JP5627089U JP5627089U JPH0455127Y2 JP H0455127 Y2 JPH0455127 Y2 JP H0455127Y2 JP 5627089 U JP5627089 U JP 5627089U JP 5627089 U JP5627089 U JP 5627089U JP H0455127 Y2 JPH0455127 Y2 JP H0455127Y2
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plate
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upper chord
mounting
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JP5627089U
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は中空状外壁パネルの中途部を建物の軸
組に取付ける構造に関する。
(従来の技術) 従来、コンクリート製の外壁パネルを建物の躯
体(軸組)に取付ける構造を開示したものとして
実開昭52−13624号公報に記載の考案があつた。
この従来例は、中空押出成形板の中空部分に曲げ
耐力の大なる鋼材をほとんどの全長にわたつて装
着し、鋼材に溶接したナツトとそれに対応して設
けた中空押出成形板のボルト孔とによつて、ボル
トを用いて構造体へ取付けを行うものである。ボ
ルトは胴ぶちアングルに締着される。また、胴ぶ
ちはアングルピースまたはチヤンネルピースに溶
着され、このアングルピースまたはチヤンネルピ
ースが構造体へビス止めされている。
(考案が解決しようとする課題) 従来例は胴ぶちをアングルピースまたはチヤン
ネルピースに溶着し、このアングルピースまたは
チヤンネルピースを構造体へビス止めしたもので
あるから、わずらわしい溶着作業を必要とする上
に、アングルピースまたはチヤンネルピースを構
造体へ固定する手段が、その側面同士のビス止め
だけであるから、大きな荷重の外壁パネルを支持
することは困難であつた。また、胴ぶちパネルと
の取付けもボルト止めしなければならないもの
で、煩わしいものであつた。
(課題を解決するための手段) 本考案の中空状外壁パネルの中途部の取付構造
は、リツプ付溝形鋼で形成した上弦材、下弦材、
左右縦柱を短形状に組合せた軸組(場合によつ
て、上下弦材間に中柱、左右縦柱間に中棧を配設
する。)に、上下方向に貫設した中空部を内部に
有するコンクリート製のパネルの中途部が取付金
具を用いて固定される取付構造であり、取付金具
は、上弦材あるいは中桟の縁片にあてがわれて室
外側から室内側へ向けて直交状に横切つて載置さ
れる支持板と、外壁パネルを係止する取付板が断
面略L字形となるように一体的に形成され、支持
板の中央部に形成したボルト通孔の挿通したボル
トに上弦材あるいは中桟の溝部内に入れられてこ
の上弦材あるいは中桟の両縁片(リツプ)を支持
板とともに挟持する挟持板が挿入され、両縁片に
係合した挟持板をこのボルトに螺入したナツトに
より支持板寄りに締付けることによつて支持板を
軸組に固定するようになされ、先端に係合部材を
取付けたボルト軸が取付板に形成した通孔に挿通
され、支持板の方へ突出されたこのボルト軸にナ
ツトが螺入され、このナツトにより係合部材が取
付板の方へ引寄せられるようになされたものであ
り、このように形成された取付金具は、支持板が
軸組の上弦材あるいは中桟の縁片にあてがわれて
室外側から室内側へ向けて直交状に横切つて載置
され、上弦材あるいは中桟の溝部に入れた挟持板
を上弦材あるいは中桟の両縁片に係合させ、この
挟持板を支持板に係合しているボルトにナツトが
締め込まれることによつて取付金具が軸組の上弦
材あるいは中桟に固定され、軸組に沿つて装着さ
れる外壁パネルの中途部の背部に中空部と連通す
る縦長孔が形成され、この縦長孔に前記したボル
ト軸の先端に取付けた係合部材が挿入され、ボル
ト軸を回動させてこの係合部材が中空部の内部に
係合されるとともに、このボルト軸に螺入したナ
ツトが締め込まれることにより外壁パネルが取付
板に引寄せ固定されたものである。
(作用) 軸組の上弦材もしくは中桟の縁片にあてがつて
室外側から室内側へ向けて直交状に横切つて支持
板を載置し、支持板にボルトを介して係合してい
る挟持板を、開口部両側に縁片を有するリツプ付
溝形鋼で形成した軸組の上弦材あるいは中桟の溝
部の中に入れる。挟持板を上弦材あるいは中桟の
縁片に係止した後、支持板に係合している固定ナ
ツトでこの挟持板を締着することにより取付金具
を軸組に固定する。
このようにして軸組に固定した取付金具に外壁
パネルを取付ける。
外壁パネルの中途部の背部から中空部に達する
縦長孔を形成し、取付板に挿通したボルト軸の先
端に設けた係合部材を縦長孔から中空部の内部に
挿入する。ボルト軸を回動させて係合部材を中空
部の内側に係止させ、取付板から突出しているボ
ルト軸にナツトをねじ込み締め着けると、係合部
材によつて外壁パネルは取付板に引き寄せられ
る。こうして、外壁パネルは取付金具を介して軸
組に取付けられる。
(実施例) 以下本考案の構成を実施例につき、図面に基づ
いて説明する。
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示し、
1は開口部両側に縁片(リツプ)4,4を有する
リツプ付溝形鋼で形成した軸組で、1aは上弦
材、1bは下弦材、1c,1dは縦柱、1e,1
fは中柱、1g,1hは中桟である。軸組1は床
梁を介して、あるいはそのまま直接、コンクリー
ト基礎の上に立設固定されている。
軸組1に背部5bがあてがわれて固定される外
壁パネル5はコンクリート製である。外壁パネル
の寸法は、例えば、横が約50cm、縦が約300cm、
厚さが約5〜6cmである。第1図で示したよう
に、軸組1に対して4枚の外壁パネル5……を取
付けるようになすと作業性がよい。つまり、縦柱
1cから中柱1eまでに2枚の外壁パネル、中柱
1fから縦柱1dまでに2枚の外壁パネルを取付
けるようになすとよい。この軸組1と外壁パネル
5の取付けの関係は、建物の形体、寸法に対応し
て変化する。軸組1の横幅が第1図で示したもの
の半分、あるいは4分の1である場合がある。外
壁パネル5は内部に上下に貫通する中空部5aを
有する。
取付金具2は、取付板22と支持板21を略L
字形に一体形成したものである。取付板22には
通孔23が形成され、先端に係合部材24を取付
けたボルト軸25が支持板21と反対の方向に係
合部材24が位置するように、該通孔23に挿通
されている。通孔23から支持板21の方向に突
出したボルト軸25にナツト26がねじ込まれ、
係合部材24が取付板22の方向に引寄せられる
ようになされている。
支持板21には通孔27が形成され、通孔27
にボルト29が(取付板22に平行となる方向
に)挿通されている。支持板21から突出してい
るボルト29に挟持板30が挿入されるとともに
固定ナツト31がこのボルト29にねじ込まれ、
挟持板30は固定ナツト31で支持板21の方へ
引き寄せられるようになされている。
このように構成された取付金具2は、次のよう
にして軸組1に固定される。
軸組1の上弦材1aあるいは中桟1g,1hの
縁片4,4にあてがつて室外側から室内側へ向け
て直交状に横切つて支持板21を載置し、支持板
21にボルト29を介している挟持板30を、開
口部両側に縁片4,4を有するリツプ付溝形鋼で
形成した軸組1の上弦材1aあるいは中桟1g,
1hの溝部32の中に入れる。挟持板30を上弦
材1aあるいは中桟1g,1hの縁片4,4に係
止した後、この挟持板30を支持板21に係合し
ている固定ナツト31を締着することにより取付
金具2が軸組1に固定される。
このようにして軸組1に固定された取付金具2
に外壁パネル5を取付ける。
外壁パネル5の中途部の背部5bから中空部5
aに達する縦長孔28を形成し、取付板22に挿
通されたボルト軸25の先端に設けた係合部材2
4が縦長孔28から中空部5aの内部に挿入され
る。ボルト軸25を回動させて係合部材24を中
空部5aの内側に係止させ、取付板22から突出
しているボルト軸25にナツト26をねじ込み締
め着けると、係合部材24によつて外壁パネル5
は取付板22に引寄せられる。こうして、外壁パ
ネル5は取付金具2を介して軸組1に取付けられ
るのである。
なお、外壁パネル5はコンクリート製であり、
無機材料のみのほか、無機材料と有機材料とを混
合したもの、あるいは発泡させたコンクリート製
のパネルであつてもよい。
また、外壁パネル5の背部5bには適当間隔で
縦方向に長い溝を形成しておき、壁体内面で上下
方向の通気ができるようになしておくとよい。ま
た、中空部5aはパネルの強度を鑑みて形成して
いるが、できる限り外壁パネル5が軽量にできる
ように形成している。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によると、軸組への
中空状外壁パネルの中途部の取付けをきわめて簡
単にかつ能率よく行うことができる。
具体的には、コンクリート製外壁パネルが内部
に中空部を有するものであるから、その中途部の
背部から中空部にかけて形成した縦長孔に、取付
金具の取付板に設けた係合部材を挿入係止させて
いるから外壁パネルの外観を損ないことなく、ま
たボルト止めなどの固定手段を用いることなく簡
単に外壁パネルと取付金具との連結ができる。縦
長孔は外壁パネルの背部から中空部までに形成す
ればよい。
軸組と取付金具との固定は、取付金具の支持板
に係合した挟持板が軸組の上弦材あるいは中桟の
溝部内に入れられ、この挟持板と支持板とで上弦
材あるいは中桟の開口部両側の縁片を挟持するこ
とによつてなされるから、その固定作業が容易で
ある。しかも、支持板が上弦材あるいは中桟に対
して容易に直交状に固定せられる。支持板と挟持
板とで上弦材あるいは中桟の開口部両側の縁片を
挟持することにより取付金具が上弦材あるいは中
桟に固定されているから、コンクリート製の外壁
パネルのような大きな荷重が取付金具にかかつ
て、取付金具に室外方向へねじれるような応力が
かかつても確実に保持固定することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
軸組にコンクリート製の中空状外壁パネルの中途
部を取付けた状態の斜視図、第2図は取付部の拡
大斜視図、第3図は同縦断面図、第4図は第3図
における−線断面図である。 1……軸組、1a……上弦材、1g,1h……
中桟、4……縁片、5……外壁パネル、2……取
付金具、21……支持板、22……取付板、25
……ボルト軸、26……ナツト、27……通孔、
29……ボルト、30……挟持板、31……固定
ナツト、32……溝部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リツプ付溝形鋼で形成した上弦材、下弦材、左
    右縦柱を矩形状に組合せた軸組(場合によつて、
    上下弦材間に中柱、左右縦柱間に中棧を配設す
    る)。に、上下方向に貫設した中空部を内部に有
    するコンクリート製のパネルの中途部が取付金具
    を用いて固定される取付構造であり、 取付金具は、上弦材あるいは中桟の縁片にあて
    がわれて室外側から室内側へ向けて直交状に横切
    つて載置される支持板と、外壁パネルを係止する
    取付板が断面略L字形となるように一体的に形成
    され、支持板の中央部に形成したボルト通孔に挿
    通したボルトに上弦材あるいは中桟の溝部内に入
    れられてこの上弦材あるいは中桟の両縁片(リツ
    プ)を支持板とともに挟持する挟持板が挿入さ
    れ、両縁片に係合した挟持板をこのボルトに螺入
    したナツトにより支持板寄りに締付けることによ
    つて支持板を軸組に固定するようになされ、先端
    に係合部材を取付けたボルト軸が取付板に形成し
    た通孔に挿通され、支持板の方へ突出されたこの
    ボルト軸にナツトが螺入され、このナツトにより
    係合部材が取付板の方へ引寄せられるようになさ
    れたものであり、 このように形成された取付金具は、支持板が軸
    組の上弦材あるいは中桟の縁片にあてがわれて室
    外側から室内側へ向けて直交状に横切つて載置さ
    れ、上弦材あるいは中桟の溝部に入れた挟持板を
    上弦材あるいは中桟の両縁片に係合させ、この挟
    持板を支持板に係合しているボルトにナツトが締
    め込まれることによつて取付金具が軸組の上弦材
    あるいは中桟に固定され、 軸組に沿つて装着される外壁パネルの中途部の
    背部に中空部と連通する縦長孔が形成され、この
    縦長孔に前記したボルト軸の先端に取付けた係合
    部材が挿入され、ボルト軸を回動させてこの係合
    部材が中空部の内部に係合されるとともに、この
    ボルト軸に螺入したナツトが締め込まれることに
    より外壁パネルが取付板に引寄せ固定されたこと
    を特徴とする中空状外壁パネルの中途部の取付構
    造。
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JP2522574B2 (ja) * 1990-02-26 1996-08-07 ナショナル住宅産業株式会社 壁パネルの取り付け構造

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