JPH061501U - バルコニー腰壁構造 - Google Patents

バルコニー腰壁構造

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JPH061501U
JPH061501U JP4792392U JP4792392U JPH061501U JP H061501 U JPH061501 U JP H061501U JP 4792392 U JP4792392 U JP 4792392U JP 4792392 U JP4792392 U JP 4792392U JP H061501 U JPH061501 U JP H061501U
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wall
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waist
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隆 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルコニーの腰壁面を下の階の外壁面に揃え
ることができ、組立ても容易なバルコニー腰壁構造とす
る。 【構成】 外壁線の軒桁8の上に腰壁用柱1および腰壁
パネル15を載せる。腰壁用柱1は、底面に柱脚プレー
ト2およびリブプレート3を溶接したものである。柱脚
プレート2は一部が屋内側へ張出すT字状のものであ
り、これに挿通したボルト4,6で腰壁用柱1を軒桁8
に固定する。腰壁パネル15は腰壁用柱1および軒桁8
にボルト20,23で固定する。また、腰壁パネル15
と腰壁用柱1とは、上面に配置した溝形鋼24を介して
相互にボルト固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鉄骨造りの建築物におけるバルコニー腰壁構造に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すように、鉄骨造りの建築物40においてキャンチバルコニー 41を設ける場合に、図6に示す腰壁構造が採られている。 すなわち、腰壁用柱44は、側面に溶接されたプレート45によって溝形鋼か らなるバルコニー前床梁43にボルト止めする。腰壁パネル46は、腰壁用柱4 4,44間に納めて腰壁用柱44にボルト止めし、また腰壁パネル46と腰壁用 柱44は上下から溝形鋼47,48で止める。42はキャンチ梁を示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図6のバルコニー腰壁構造では、腰壁用柱44をバルコニー前床梁4 3のウェブ43aに固定する構造であるため、図5に示すようにバルコニー41 の腰壁面41aが1階外壁面40aよりも張出すキャンチバルコニーの形式にし か適用できない。 すなわち、建築物40の2階の床面の一部を屋外床とした形式のバルコニーで は、外観上の要望から、腰壁面41aを1階の外壁面40aと同面で立ち上がせ ることが要望されることがあるが、図6の構造では少なくとも腰壁用柱44の分 だけ腰壁面41aが1階外壁面40よりも突出することになる。 また、組立時においても、腰壁パネル46は吊り下げながら腰壁用柱44にボ ルト固定しなければならず、作業が行い難いという問題点がある。
【0004】 この考案の目的は、腰壁面を下の階の外壁面に揃えることができ、組立ても容 易なバルコニー腰壁構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案のバルコニー腰壁構造は、腰壁用柱の底面に柱脚プレートを溶接し、 かつ側面と柱脚プレートとの間にリブプレートを溶接し、この腰壁用柱を軒桁の 上フランジ上面における屋外側部分に配置して、前記柱脚プレートを軒桁にボル ト固定したものである。柱脚プレートは、一部が軒桁の上フランジ上面における 屋内側部分に張出すものであり、その底面部分と張出部分とを軒桁に各々ボルト 固定する。腰壁パネルは、腰壁用柱に並べて前記軒桁上に配置し、腰壁用柱にボ ルト固定する。
【0006】
【作用】
この構成によると、腰壁用柱および腰壁パネルが軒桁の上に配置されるため、 腰壁面を下の階の外壁面に揃えることができる。また、腰壁用柱や腰壁パネルは 軒桁上に載せた状態でボルト止め作業ができるため、吊下げながらボルト止めす る必要がなく、組立が容易である。腰壁用柱は、軒桁の上に固定されるが、下端 に溶接された柱脚プレートおよびリブプレートを有し、前記柱脚プレートが軒桁 に固定されるため、堅固な固定が行える。柱脚プレートは腰壁用柱から屋内側へ 張り出すものであるため、固定のための必要な面積が得られ、また腰壁用柱が腰 壁パネルの設置の障害とならない。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。このバルコニー腰 壁構造は、図4に示す建築物33における非突出形式のバルコニー32に適用し たものであり、図1のように腰壁用柱1および腰壁パネル15を、軒桁8の上に 配置する構成としてある。1階の外壁パネル14は、軒桁8の下に配置される。 床小梁13は軒桁8から屋内側に延びている。
【0008】 図2に示すように、腰壁用柱1はC形鋼からなり、その底面に柱脚プレート2 を溶接すると共に、リブプレート3を溶接してある。柱脚プレート2は、腰壁用 柱1の底面を覆う底面部分2aと、この底面部分2aよりも幅広で張出す張出部 分2bとからなり、概形がT字状に形成されている。底面部分2aは軒桁8の上 フランジ8aの上面における屋外側部分に載せられ、張出部分2bは屋内側部分 に載せられる。リブプレート3は、腰壁用柱1の側面のリップ部間に溶接された 接合片3aと、この接合片3aおよび柱脚プレート張出部分2b間に溶接された 補強片3bとからなる。
【0009】 柱脚プレート2の底面部分2aには、軒桁8の上フランジ8aに形成したボル ト挿通孔9に挿通させる高力ボルト4が、図示しないボルト挿通孔に上方から挿 通させてある。ボルト4の頭部4aは、底面部分2aに溶接した回り止め用のコ 字状ストッパ5で固定しておく。このようにストッパ5を用いることにより、高 力ボルト4を溶接によらずに固定でき、そのため溶接熱で高力ボルト4が劣化す ることを回避できる。柱脚プレート2の張出部分2bには、軒桁8の上フランジ 8aに形成したボルト挿通孔10に挿通させるボルト6の挿通孔7が形成してあ る。
【0010】 腰壁用柱1は、このように工場で加工しておき、現場では、軒桁8の上フラン ジ8aの上面に載せて前記の各ボルト4,6とナット11,12とで固定する。 次に、軒桁8の上フランジ8a上に図1のように腰壁パネル15を載せ、パネル フレーム16の下辺16bを予め溶接されたボルト23で軒桁8に固定すると共 に、両側辺16aを隣合う各腰壁用柱1にボルト20で固定する。また、腰壁パ ネル15と腰壁用柱1とは、両者に渡って上面に溝形鋼からなる上辺材24を配 置し、上辺材24を介して相互にボルト27で固定する。各ボルト27は、上辺 材24のボルト挿通孔25から、腰壁パネル15の上辺のボルト挿通孔26およ び腰壁用柱1の上端板のボルト挿通孔29に固定される。上辺材24には笠木3 1が被せられる。腰壁パネル15は、金属製のパネルフレーム16に外装面材1 7を張ったものであり、パネルフレーム16に前記各ボルト20,23,27の 挿通孔18,21,26を設ける。また、パネルフレーム16の前記孔21には ボルト23を予め挿通して溶接し、孔18,26にはボルト20,27用のナッ トを予め内側に溶接しておく。なお、腰壁用柱1の側面にはボルト20の挿通孔 19が、また軒桁8にはボルト23の挿通孔22が各々予め形成される。
【0011】 このバルコニー腰壁構造は、このように腰壁用柱1および腰壁パネル15が軒 桁8の上に配置されるため、1階外壁面14a(図4)から腰壁面32aがその まま立ち上がるバルコニー腰壁が可能になる。しかも、組立に際して、腰壁用柱 1や腰壁パネル15は軒桁8上に載せた状態でボルト止め作業ができるため、吊 下げながらボルト止めする必要がなく、組立が容易である。
【0012】 腰壁用柱1は、軒桁8の上に固定されるが、下端に溶接された柱脚プレート2 を介して軒桁8に固定する構造としており、しかも柱脚プレート2は腰壁用柱1 から張り出させ、かつリブプレート3を設けているため、堅固な固定が行える。 柱脚プレート2の張出方向は屋内側としてあるため、張出部分2bが腰壁パネル 15の設置の障害とならず、腰壁パネル15に柱脚プレート2を避けるための切 欠等を設けることが不要である。また、柱脚プレート2は略T形として屋内側の 張出部分2bを幅広に形成してあるため、固定のために必要な面積が充分に得ら れる。
【0013】 なお、前記実施例では柱脚プレート2をT字形としたが、全体が同じ幅の矩形 板としても良い。また、腰壁用柱1は角パイプであってもよく、その場合、リブ プレート3は補強板3bのみで形成する。また、腰壁パネル15等を接合する孔 19,29等はねじ孔とし、あるいはボルト20,27にタッピンねじ等を用い ても良い。
【0014】
【考案の効果】
この考案のバルコニー腰壁構造によれば、柱脚プレートおよびリブプレートを 溶接した腰壁用柱を軒桁の上フランジ上面の屋外側部分に配置し、柱脚プレート を介して腰壁用柱を軒桁にボルト固定し、この腰壁用柱に並べて軒桁上に配置し た腰壁パネルを腰壁用柱にボルト固定したため、バルコニーの下の階の外壁面に バルコニー腰壁面を揃えることができ、しかも組立作業を容易に行うことができ るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の分解斜視図である。
【図2】その腰壁用柱の設置構造を示す分解斜視図であ
る。
【図3】その腰壁用柱の設置構造を示す側面図である。
【図4】バルコニーの組立て状態を示す概略図である。
【図5】従来のキャンチバルコニーを組付けた建築物を
示す概略図である。
【図6】そのキャンチバルコニーの腰壁構造を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
1…腰壁用柱、2…柱脚プレート、2a…底面部分、2
b…張出部分、3…リブプレート、3a…接合片、3b
…補強片、4…高力ボルト、5…ストッパ、6,20,
23,27…ボルト、8…軒桁、8a…上フランジ、1
5…腰壁パネル、16…金属フレーム、17…外装面
板、24…溝形鋼

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒桁の上フランジの上面における屋外側
    部分に腰壁用柱を配置し、この腰壁用柱は、底面に柱脚
    プレートが溶接されてこのプレートが前記軒桁の上フラ
    ンジ上面における屋内側部分に張出し、かつ前記柱脚プ
    レートと腰壁用柱の側面との間に溶接されたリブプレー
    トを有し、前記柱脚プレートの腰壁用柱の底面部分およ
    び張出部分を前記軒桁に各々ボルト固定し、前記腰壁用
    柱に並べて前記軒桁上に配置した腰壁パネルを前記腰壁
    用柱にボルト固定したバルコニー腰壁構造。
JP1992047923U 1992-06-15 1992-06-15 バルコニー腰壁構造 Expired - Lifetime JP2550497Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416780U (ja) * 1977-07-07 1979-02-02
JPS62115389U (ja) * 1986-01-14 1987-07-22

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234602U (ja) * 1988-08-29 1990-03-06

Patent Citations (1)

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