JP2507889Y2 - 屋根パネルの支持構造 - Google Patents

屋根パネルの支持構造

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JP2507889Y2
JP2507889Y2 JP1989043236U JP4323689U JP2507889Y2 JP 2507889 Y2 JP2507889 Y2 JP 2507889Y2 JP 1989043236 U JP1989043236 U JP 1989043236U JP 4323689 U JP4323689 U JP 4323689U JP 2507889 Y2 JP2507889 Y2 JP 2507889Y2
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roof panel
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bracket
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芳雄 岩谷
惠一 冨山
進 田中
道夫 細川
公男 松友
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Sekisui House Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、三角形状の屋根パネルを軸組上へ固定す
るための支持構造に関するものである。
従来の技術 山型の上弦材と水平方向の下弦材を備えた三角形状の
屋根パネルを予め工場で生産し、これを現場へ搬入して
壁軸組上へ設置して固定する工法が考えられている。こ
の場合、屋根パネルと軸組との固定は、ボルトで固定す
るようにしている。
考案が解決しようとする課題 上記のように、予め製作した屋根パネルを軸組上へ接
地してボルトで固定する場合に、屋根パネルのフレーム
に形成されたボルト穴と軸組側のボルト穴とを相互に一
致させることが必要である。そのためには、大型の屋根
パネルをクレーンで吊り下げた状態で、移動させながら
行なうことが必要であるが、かかる大型の屋根パネルを
軸組の上部で移動させながらボルト穴の位置調整を行な
うことは非常に困難であり、また、上弦材部分で固定す
る場合、この上弦材は斜め方向に傾斜していることから
軸組に対してスライドしてボルト穴の位置がずれるた
め、他の作業員がその屋根パネルを常に支えておく必要
があり、作業人員が多くなり、かつ、作業時間も長くな
るという欠点がある。
この考案は、かかる不都合を解消して、大掛りなボル
ト穴の位置決めを行なう必要がなく、即ち屋根パネルを
設置するとそのまま位置決めが行なえるようにして、ボ
ルト締め作業を容易にした支持構造を提供することを目
的としている。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するため、この考案では、山型の上
弦材と水平方向の下弦材を備えた三角形状の屋根パネル
を軸組上へ固定するための支持構造であって、上弦材の
長手方向中間部分の下面にその下面と略直角な方向にブ
ラケットを突設して、このブラケットへ下弦材端部が接
合され、前記軸組上端部へ固定される取付け台へ前記上
弦材の下面に沿う支持プレートが設けられ、この支持プ
レートには上弦材を固定するための複数個のボルト穴が
形成されるとともに、同じく支持プレートの屋根頂部側
の端部が、前記ブラケットをこの端部に当接させてその
上弦材の軒先方向への移動を防止する位置決め用のスト
ッパーとされていることを特徴とする。
作用 屋根パネルを支持金具へ設置すると、上弦材の下面に
突設されたブラケットが、前記支持金具の支持プレート
の先端部に当接して上弦材の移動が止められて、位置決
めすることができる。
実施例 第5図〜第7図は、このような屋根パネルの設置方法
の概略を示している。屋根パネル(1)は、屋根の頂部
を挟んで分割された一対のパネル体(2)(2)からな
り、これらのパネル体(2)(2)が頂部側において相
互に折り畳み自在に枢着されている。そして、工場では
予めこのようなものを製造して、折り畳んだ状態で現場
へ搬入し、次いで第6図のようにクレーンによって吊り
上げるとともに、各パネル体(2)(2)を外方に開か
せ、第6図のように壁軸組(3)上へ設置するものであ
る。
第8図が上記屋根パネル(1)の更に詳細な構造を示
している。各パネル体(2)(2)は、夫々屋根の傾斜
方向に沿う屋根長手方向一対の上弦材(4)(4)と、
それらの上弦材(4)(4)間を連結する連結材(5)
からなる骨組フレーム(6)の表面に野地板(7)を張
り付けたもので、これらが前記のように互いに頂部側で
折り畳み自在に枢着される。そのように枢着された頂部
の棟方向の端部より下向きに、一対の真束(8)(8)
が垂下させられている。各上弦材(4)(4)の軒先寄
りの位置には各々水平方向の下弦材(9)(9)の一端
が、上下回動自在にブラケット(10)を介して枢着され
て、各下弦材(9)(9)他端同士が前記真束(8)の
下端部へ、上下方向にスライドできるような状態で取付
けられている。また、棟方向に配置されたつなぎ梁(1
1)(11)によって、その頂部方向の下弦材(9)
(9)同士が接続されている。この第8図の状態は、パ
ネル体(2)(2)を相互に開かせた状態を示してお
り、この状態から、前記真束(8)に沿って各下弦材
(9)(9)同士の接続部分を上方に矢印方向にスライ
ドさせると、各パネル体(2)(2)が頂部側を支点と
して下向きに回動して、第6図の状態から第5図の状態
へと折り畳まれる。
次に、第4図において、軸組(3)は、Cチャンネル
の横枠(14)と同じくCチャンネルの縦枠(15)を方形
枠状に接合したものを、側方向に並設したものであり、
上部側の横枠(14)上に、この考案の支持金具(16)
(16)が、屋根パネル(1)の間隔に対応して配置さ
れ、これらの支持金具(16)(16)へ前記上弦材(4)
(4)を配置して固定するものである。なお、第4図で
は示していないが、支持金具(16)(16)は、屋根パネ
ル(1)の軒方向の両端を固定できるよう、互いに対向
するようにして一対ずつ配置される。(17)は壁パネル
であり、前記鉄骨軸組(3)の外側面に固定されてい
る。
第1図及び第2図で示すように、支持金具(16)は、
前記横枠(14)上面へ、ボルト(18)によって固定する
ため概略L型に形成された取付け台(19)と、この取付
け台(19)の上端を、屋根の傾斜に沿って屋根頂部側に
向けて斜め方向に折り曲げ形成した支持プレート(20)
とから構成されている。なお支持プレート(20)と取付
け台(19)の水平部との間の中間部には、補強プレート
(21)が溶接されている。この補強プレート(21)の両
側において、夫々屋根傾斜方向に間隔を隔てて2個のボ
ルト穴(27)(27)が形成されている。また第1図で示
すように、H型鋼からなる上弦材(4)の長手方向中間
部分のフランジ下面と略直角方向に、前記ブラケット
(10)が下向きに突出され、このブラケット(10)へ、
下弦材(9)端部に溶接した接合プレート(22)を、ボ
ルト(23)によって枢着している。そして、前記のよう
にして屋根パネル(1)を、上弦材(4)の下側のフラ
ンジ下面が支持プレート(20)の棟方向の半部部分へ乗
るようにして設置するとともに、ブラケット(10)を支
持金具(16)の内側に配置させると、そのブラケット
(10)が支持プレート(20)の屋根頂部側の端部(20
a)によって、そのブラケット(10)を移動しないよう
支持し、これによって、上弦材(4)のボルト穴(24)
と支持プレート(20)のボルト穴(27)とが、相互に一
致するよう位置決めされるとともに、屋根パネル(1)
が自立した状態に保持される。この状態で、第1図のよ
うにしの(25)等をボルト穴(27)(24)の一方へ差し
込んで、穴位置の微調整を行なった状態で、他方のボル
ト穴(27)(24)へボルト(26)を差し込んで固定し、
次いでしの(25)を抜いてこのボルト穴(27)(24)側
にもボルトを差し込んで固定する。次いで、支持プレー
ト(20)の他方の半分部分へ、隣接する屋根パネル
(1)の上弦材(6)を設置して同様に固定する。第3
図は、壁軸組(3)のコーナー部へ設置される支持金具
(16)を示している。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、上弦材の長手方向
中間部分の下面にその下面と略直角な方向に突設される
ブラケットが、支持金具に当接して止まるようにして、
水平方向のずれを防止するようにしているので、施工性
が向上される。また、支持プレートと上弦材とは、屋根
勾配に対する垂直方向の複数のボルト綴りによる剪断及
び支持金具そのものの圧縮応力で持たせているので、構
造上、より安全性を確保することができる。
さらに、軒先及び軒裏廻りの設計要素については、別
部材として対応し、あくまで上弦材の当接用として、コ
ンパクトに支持金具を設けているので、構成にまで及ぶ
設計変更は必要なく容易に実現できる。
さらにまた、上弦材下面と、支持金具の支持プレート
に複数個のボルト穴を設けたので、これら穴の一つを、
しの穴として利用出来るため、作業性が向上し、また安
全性も向上される。
またさらに、上弦材と下弦材との接合部が、支持プレ
ート端部に当接するストッパーとして構成されているの
で、接合部は、位置決めストッパーと、上弦材と下弦材
との接合との双方を兼ねることになり、構造が簡素にな
り、部品点数の削減をすることができ、コストの低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、屋根パネルを固定するためのボルト締め作業
の作業状況を示す要部の斜視図、第2図及び第3図は支
持金具の取付け状態を示す下側から見た場合の斜視図、
第4図は屋根パネルの設置方法を示す要部の斜視図、第
5図は屋根パネルの折り畳んだ状態の斜視図、第6図は
同じく屋根パネルを吊り上げる時の状態を示す正面図、
第7図は屋根パネルの設置方法を示す屋根全体の斜視
図、第8図は屋根パネルを斜め下方から見た斜視図であ
る。 (1)……屋根パネル、(3)……軸組、(4)……上
弦材、(9)……下弦材、(10)……ブラケット、(1
6)……支持金具、(19)……取付け台、(20)……支
持プレート、(20a)……支持プレートの端部、(24)
(27)……ボルト穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 細川 道夫 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (72)考案者 松友 公男 大阪府大阪市北区中之島6丁目2番27号 積水ハウス株式会社内 (56)参考文献 特公 昭51−18722(JP,B2) 特公 昭53−11780(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】山型の上弦材と水平方向の下弦材を備えた
    三角形状の屋根パネルを軸組上へ固定するための支持構
    造であって、上弦材の長手方向中間部分の下面にその下
    面と略直角な方向にブラケットを突設して、このブラケ
    ットへ下弦材端部が接合され、前記軸組上端部へ固定さ
    れる取付け台へ前記上弦材の下面に沿う支持プレートが
    設けられ、この支持プレートには上弦材を固定するため
    の複数個のボルト穴が形成されるとともに、同じく支持
    プレートの屋根頂部側の端部が、前記ブラケットをこの
    端部に当接させてその上弦材の軒先方向への移動を防止
    する位置決め用のストッパーとされていることを特徴と
    する屋根パネルの支持構造。
JP1989043236U 1989-04-12 1989-04-12 屋根パネルの支持構造 Expired - Lifetime JP2507889Y2 (ja)

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JPS5118722A (ja) * 1974-08-08 1976-02-14 Kenichi Yamashita Heiretsutasogatakonkuriitoseihinno junkanseizosochi
NL7606477A (nl) * 1976-06-15 1977-12-19 Stork Brabant Bv Werkwijze en inrichting voor het broeien van gevogelte.

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