JPH0330024Y2 - - Google Patents

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JPH0330024Y2
JPH0330024Y2 JP16629385U JP16629385U JPH0330024Y2 JP H0330024 Y2 JPH0330024 Y2 JP H0330024Y2 JP 16629385 U JP16629385 U JP 16629385U JP 16629385 U JP16629385 U JP 16629385U JP H0330024 Y2 JPH0330024 Y2 JP H0330024Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、支柱に棚板が着脱自在に取付けられ
る組立式棚の改良に関するものである。
(従来技術) 従来、山形鋼等からなる支柱に薄板鋼板材等か
らなる棚板をボルト等によつて取付けるように構
成された組立式棚で、通常棚板によつて支柱同士
が連結されており、棚板の取付力が不足すると支
柱が傾斜したり、横揺れし易くなつたりするとい
う問題が生じるため、上記支柱と棚板とをコーナ
プレートを介して連結するとともに多数のボルト
を用いて強固に取付けることが行なわれていた。
また、上記取付ボルトの本数を減らすために、
例えば実公昭57−1795号公報に示されるように、
棚板側板を圧接する一対の側面片を備えた取付金
具を棚板のコーナ部内面に配設し、上記側面片に
設けた掛止突部を棚板側板の掛止孔に係合した状
態で支柱のコーナ部外面側から挿通した一本の取
付ボルトを上記取付金具の中央板片に螺着するこ
とにより、棚板のコーナ部を支柱に固定すること
が行なわれている。ところが、上記のように一本
の取付ボルトで棚板を支柱に固定したものでは、
棚板の取付力が不足して棚板がぐらつき易く、こ
れを防止するために支柱の側辺部に多数の支持突
片を所定間隔で突設し、この支持突片間に棚板を
嵌入して支持するように構成しており、このため
の構造が複雑になるとともに、棚板を上下にスラ
イドさせることができないので高さ調節が困難で
あるという欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記欠点を解消するためになされた
ものであり、取付ボルトの締付作業を減らして簡
単かつ強固に棚板を支柱に取付けることができる
とともに、構造を複雑化することなく棚板を安定
して支持することができる組立式棚を提供するも
のである。
(考案の構成) 本考案に係る組立式棚は、山形鋼等からなる一
対の壁面を備えた支柱と、鋼板材等からなる天板
およびその周縁部から下向きに突出する側板を備
えた棚板と、左右一対の側辺部が係合孔と係止部
材とによつてそれぞれ上記側板の内面に係止され
るとともにコーナ部が取付ボルトによつて支柱の
コーナ部内面側に引寄せられて支柱の内面との間
で棚板の側板を挟持するコーナプレートとを備
え、上記係合孔に、コーナプレートの引寄せ操作
に応じて上記係止部材に案内されることによりコ
ーナプレートを上昇させる傾斜溝部を形成したも
のである。
(実施例) 第1図において、1は山形鋼からなる支柱、2
は薄板鋼板からなる棚板、3は上記支柱1の内面
に配設されるコーナプレートである。上記支柱1
は互いに直交する一対の壁面4,4を有し、各壁
面にはそれぞれ長さ方向に伸びる多数の長孔5が
所定間隔置きに形成されている。また、上記支柱
1にはコーナ部を外面からプレス加工する等の手
段で内向きに膨出する取付座6が形成され、この
取付座6には上記コーナプレート3を取付けるた
めの取付ボルト7の挿通孔8が形成されている。
上記棚板2は、天板9とその周縁部に連成され
て下向きに突出する四周の側板10とからなり、
各側板10の側端部にはピン11aを介して上記
コーナプレート3を係合するための係合孔12
と、この棚板2を後述するように中間部の棚板と
して使用する場合に支柱1に直接係合するための
取付孔13が形成されている。上記係合孔12
は、上記ピン11aの先端部が嵌入される大径孔
部14と、この大径孔部14のコーナ部側の側辺
部から斜め上方に伸びる小径の傾斜溝部15とに
より形成されている。また、上記ピン11aは頭
部16と軸部17とその先端部に形成された鍔状
の膨出部18とからなり、この膨出部18の径が
上記大径孔部14の孔径よりも僅かに小さく形成
されるとともに、上記軸部17の径が上記傾斜溝
部15の溝幅よりも僅かり小さく形成されてい
る。
上記コーナプレート3は、上辺部が棚板2のコ
ーナ部内面に当接して支柱1の壁面4との間で側
板10を挟持し、下辺部が支柱1に上記取付ボル
ト7およびピン11bを介して取付けられる一対
の取付板19,19からなり、各取付板19の上
辺部にはピン11aの取付孔20が形成され、下
辺部にはピン11bの係合孔21が形成されてい
る。この係合孔21は、上記ピン11bの膨出部
18よりも僅かに大きな孔径を有する大径孔部2
2と、この大径孔部22の下辺部から外側辺部側
に伸びる小径の傾斜溝部23とからなつている。
また、上記コーナプレート3のコーナ部中央には
上記取付座6および挿通孔8に対応する取付座2
4および長孔5からなる挿通孔25が形成されて
いる。
上記側板10の係合孔12は、第2図および第
3図に示すように、側板10の内面とコーナプレ
ート3の外面との間に所定の間隙Aを設けるとと
もに、天板9の下面とコーナプレート3の上端面
との間に上記傾斜溝部15の傾斜量に対応する間
隙Bを設けて両者を対向させた状態で大径孔部1
4がコーナプレート3の取付孔20と対向するよ
うに設定されている。また、上記コーナプレート
3の係合孔21は、コーナプレート3の外面と支
柱1の内面との間に間隙Cを設けて両者を対向さ
せた状態で大径孔部22が支柱1の長孔5の下方
に対向するように設定されている。
上記各部材を用いて棚を組立てるには、棚板2
の側板10の係合孔12を貫通してピン11aの
先端部をコーナプレート3の取付孔20内に嵌入
して棚板2とコーナプレート3とを連結するとと
もに、支柱1の長孔5を貫通してピン11bの先
端部をコーナプレート3の係合孔21内に嵌入す
ることにより、このコーナプレート3を介して棚
板2を支柱1の上端部に仮止めする。次いで、取
付ボルト7の軸部を支柱1の挿通孔8およびコー
ナプレート3の挿通孔25内に嵌入した後、その
先端部にナツト26を螺着する。
上記のようにして棚板2の四隅をそれぞれ支柱
1に仮止めした後、上記取付ボルト7を締込むこ
とにより、棚板2を支柱1に固定する。すなわ
ち、上記取付ボルト7を締込むことにより、コー
ナプレート3が第4図Aの状態から第4図Bの状
態に移行し、コーナプレート3が支柱1のコーナ
部内面側に引寄せられることにより、コーナプレ
ート3の上辺部に位置するピン11aが係合孔1
2の大径孔部14から傾斜溝部15内に移行した
後、その下辺部に沿つて上昇してその端面に当接
するとともに、コーナプレート3の下辺部のピン
11bが係合孔21の大径孔部22から傾斜溝部
23に移行した後、その上辺部に沿つて下降して
その端面に当接する。そして、この各当接部にお
いてピン11a,11bに剪断力が作用し、その
力によつて棚板2の側板10とコーナプレート3
の上辺部およびコーナプレート3の下辺部と支柱
1との間の相対的な動きが阻止され、各係合部の
係合状態が保持される。このため、上記棚板2が
コーナプレート3を介して支柱1に強固に固定さ
れることとなる。
また、上記取付ボルト7を締込んでコーナプレ
ート3を支柱1側に引寄せる際に上方のピン11
aが係合孔12の傾斜溝部15の下辺部に沿つて
押上げられるため、これに伴つてコーナプレート
3の棚板2の天板9側に引寄せられ、コーナプレ
ート3の上端部が天板9の下面に当接する。この
結果、棚板2とコーナプレート3とをより強固に
連結させて棚板2のがた付きを効果的に防止する
ことができる。さらに、上記コーナプレート3の
引寄せに際して下方のピン11bが係合孔21の
傾斜溝部23の上辺部に沿つて押下げられるた
め、このピン11bを支柱1の長孔5の下端部に
確実に当接させることができる。この結果、コー
ナプレート3と支柱1とをより強固に連結させる
ことができるとともに、上記棚板2に作用する荷
重を上記コーナプレート3およびピン11bを介
して長孔5の下端部において支持することができ
る。したがつて、上記棚板2に作用する荷重を上
記取付ボルト7とピン11b,11bとに分散さ
せることにより、安定して支持することができ
る。
また、上記取付ボルト7を締付けることによ
り、棚板2の側板10をコーナプレート3と支柱
1とで挟持するように構成しているため、上記ピ
ン11a,11bを介する係合作用と相俟つて棚
板2を支柱1により強固に固定することができ、
この棚板2を介して四隅に立設された支柱1を安
定した立設状態に保持することができる。
なお、上記実施例では、支柱1の上端部に位置
する棚板2の取付例について説明したが、支柱1
の下端部および中間部についても上記各部材を用
いて棚板2を取付けるように構成できる。また、
上下両端部に設けた棚板2によつて支柱1の立設
状態を確保できる場合には中間部に位置する棚板
2の取付部をより簡略化することができる。例え
ば、第5図に示すように、棚板2の側板10の側
端部に設けた取付孔13を用いて支柱1に直接取
付けるようにしてもよい。すなわち、上記取付孔
13はピン11の膨出部18よりも大きい孔径を
有する大径孔部27と、この大径孔部27の上辺
部に連成されたテーパ溝部28とからなり、支柱
1の長孔5を貫通したピン11の先端部を上記大
径孔部27内に嵌入した後、棚板2を押下げるこ
とによつて上記ピン11の軸部17がテーパ溝部
28内に嵌入されて係合され、このピン11を介
して棚板2が支柱1に係止されるようにしてい
る。
なお、上記実施例では棚板2の側板10とコー
ナプレート3の上辺部とを係合し、かつコーナプ
レート3の下辺部と支柱1とを係合する係止部材
としてピン11a,11bを用いたが、このピン
11a,11bに代えてコーナプレート3の上辺
部および支柱1の壁面4等に上記係合孔12,2
1に対応する切起し片もしくは突起を設けた構造
としてもよい。また、第6図A,Bに示すよう
に、頭部29と軸部30とからなるピン31に軸
部30をコーナプレート3の内方から取付孔20
a内に挿通させた後、その先端をかしめ加工する
ことによつて抜け止め部32を形成したものを用
いてもよい。このピン31を使用した場合には、
ピン31がコーナプレート3に係止されて抜け落
ちを防止できるために組立作業を簡略化できると
ともに、取付孔20aの孔径をピン31の軸部3
0よりも僅かに大きい程度に形成できるため、ピ
ン31のがたつきを効果的に防止できるという利
点がある。
また、上記実施例では、コーナプレート3の上
端部を棚板2の天板9に直接当接させるように構
成しているが、コーナプレート3の取付板19の
下辺部を膨出させ、この膨出段部を上記棚板2の
側板10の下端部に当接させることにより、棚板
2とコーナプレート3とを係合させるように構成
してもよい。
また、上記取付ボルト7を締込んでコーナプレ
ート3を支柱1のコーナ部内面側に引寄せる際に
コーナプレート3を上昇させるための傾斜溝部を
コーナプレート3の上辺部に設けた構造としても
よい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案は、係止部材を係
合孔内に嵌入することによつて棚板の側板とコー
ナプレートとを係合した状態で、支柱のコーナ部
に設けた取付ボルトを締込むという簡単な操作
で、上記係合孔の傾斜溝部が係止部材に案内され
ることにより、コーナプレートが押上げられて棚
板の天板とコーナプレートとが当接して係合され
るように構成したため、上記棚板をコーナプレー
トに対して強固に連結することができ、このコー
ナプレートを介して棚板を支柱にぐらつくことな
く強固に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る組立式棚の実施例を示す
分解斜視図、第2図は上記棚の平面断面図、第3
図は第2図の−線矢視図、第4図A,Bは上
記棚の組立工程を示す説明図、第5図は中間棚の
取付例を示す分解斜視図、第6図A,Bは係止部
材の他の例を示す平面断面図である。 1……支柱、2……棚板、3……コーナプレー
ト、4……壁面、7……取付ボルト、9……天
板、10……側板、11,31……ピン(係止部
材)、12……係合孔、15……傾斜溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 山形鋼等からなる一対の壁面を備えた支柱と、
    鋼板材等からなる天板およびその周縁部から下向
    きに突出する側板を備えた棚板と、左右一対の側
    辺部が係合孔と係止部材とによつてそれぞれ上記
    側板の内面に係止されるとともにコーナ部が取付
    ボルトによつて支柱のコーナ部内面側に引寄せら
    れて支柱の内面との間で棚板の側板を挟持するコ
    ーナプレートとを備え、上記係合孔に、コーナプ
    レートの引寄せ操作に応じて上記係止部材に案内
    されることによりコーナプレートを上昇させる傾
    斜溝部を形成したことを特徴とする組立式棚。
JP16629385U 1985-10-29 1985-10-29 Expired JPH0330024Y2 (ja)

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JP16629385U JPH0330024Y2 (ja) 1985-10-29 1985-10-29

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JP16629385U JPH0330024Y2 (ja) 1985-10-29 1985-10-29

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JPS6273737U JPS6273737U (ja) 1987-05-12
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JP2006122191A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Asahi:Kk 金属製棚及び金属製ワゴン

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