JPH0631030Y2 - 二重床における間仕切の取付け装置 - Google Patents
二重床における間仕切の取付け装置Info
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- JPH0631030Y2 JPH0631030Y2 JP16061587U JP16061587U JPH0631030Y2 JP H0631030 Y2 JPH0631030 Y2 JP H0631030Y2 JP 16061587 U JP16061587 U JP 16061587U JP 16061587 U JP16061587 U JP 16061587U JP H0631030 Y2 JPH0631030 Y2 JP H0631030Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物におけるコンクリート製等の床基盤上
に、多数枚の床パネルを整列して敷設することにより、
床基盤の上方に配線用等の空間を形成するようにした二
重床において、この二重床上に、下端に巾木を備えた間
仕切を取付ける装置に関するものである。
に、多数枚の床パネルを整列して敷設することにより、
床基盤の上方に配線用等の空間を形成するようにした二
重床において、この二重床上に、下端に巾木を備えた間
仕切を取付ける装置に関するものである。
二重床に、下端に巾木を備えた間仕切を設置する手段と
して、先行技術としての特開昭61−207762号公
報には、相隣接した床パネルの突き合わせ部に、上下に
開口する切り欠き部を形成して、この切り欠き部から、
床基盤にて支持した筒状の脚体を上向きに突出し、この
脚体にて間仕切を支持し、更に、前記脚体に配線コード
を挿通して、この配線コードを、巾木と巾木との間の空
所に引き出すようにした構成が記載されている。
して、先行技術としての特開昭61−207762号公
報には、相隣接した床パネルの突き合わせ部に、上下に
開口する切り欠き部を形成して、この切り欠き部から、
床基盤にて支持した筒状の脚体を上向きに突出し、この
脚体にて間仕切を支持し、更に、前記脚体に配線コード
を挿通して、この配線コードを、巾木と巾木との間の空
所に引き出すようにした構成が記載されている。
しかし、この先行技術では、脚体は単に床基盤上に支持
されているに過ぎないため、間仕切の取付け強度が低い
と言う問題があった。
されているに過ぎないため、間仕切の取付け強度が低い
と言う問題があった。
また、オフィスにおいては、保温や滑り防止、或いは美
感の向上等のために、一般に床に、カーペット等の可撓
性を有する床表面材を敷設するようにしているが、前記
先行技術において、各床パネルの上面に床表面材を各々
貼設して、相隣接した床パネルにおける床表面材の側縁
を互いに接当し、その状態で、相隣接した床表面材の突
き合わせ部からから脚体を上向きに突出したり配線コー
ドを引き出したりすると、脚体又は配線コードの箇所
で、床表面材が上向きにめくり上がったり浮き上がった
りする現象が生じる。
感の向上等のために、一般に床に、カーペット等の可撓
性を有する床表面材を敷設するようにしているが、前記
先行技術において、各床パネルの上面に床表面材を各々
貼設して、相隣接した床パネルにおける床表面材の側縁
を互いに接当し、その状態で、相隣接した床表面材の突
き合わせ部からから脚体を上向きに突出したり配線コー
ドを引き出したりすると、脚体又は配線コードの箇所
で、床表面材が上向きにめくり上がったり浮き上がった
りする現象が生じる。
この点、間仕切における巾木の下端が床表面材に接当し
ている場合には、床表面材のめくり上がり部又は浮き上
がり部を巾木で押さえることができるが、必ずしも巾木
の下端が床表面材に接当しているとは限らず、特に、間
仕切を高さ調節自在に構成した場合には、巾木と床表面
材との間に隙間が生じることがあるため、床表面材のめ
くり上がり現象又は浮き上がりが巾木よりも外側の部位
まで及んだ場合、外観が悪化する不具合が生じる。
ている場合には、床表面材のめくり上がり部又は浮き上
がり部を巾木で押さえることができるが、必ずしも巾木
の下端が床表面材に接当しているとは限らず、特に、間
仕切を高さ調節自在に構成した場合には、巾木と床表面
材との間に隙間が生じることがあるため、床表面材のめ
くり上がり現象又は浮き上がりが巾木よりも外側の部位
まで及んだ場合、外観が悪化する不具合が生じる。
特に、脚体や配線コードが太くなる程、また、間仕切の
全体の厚さが薄くなる程、床表面材のめくれ上がり又は
浮き上がりは大きくなるため、前記外観の悪化の不具合
が顕著に現れる。
全体の厚さが薄くなる程、床表面材のめくれ上がり又は
浮き上がりは大きくなるため、前記外観の悪化の不具合
が顕著に現れる。
これに対しては、前記脚体や配線コードの引き出し箇所
における床表面材の縁部を切り欠けば良いと考えられる
が、かくすると、間仕切の設置箇所を変更した場合に前
記切り欠きが露出して、外観が著しく悪化したり人がつ
まずいたりすることになるため、得策でない。
における床表面材の縁部を切り欠けば良いと考えられる
が、かくすると、間仕切の設置箇所を変更した場合に前
記切り欠きが露出して、外観が著しく悪化したり人がつ
まずいたりすることになるため、得策でない。
本考案は、間仕切を強固に取付けることができ、しか
も、間仕切における巾木と床表面材との間に隙間が空い
ていても、床表面材の縁部を切り欠くことなく、床表面
材のめくれ上がりや浮き上がりによる外観の悪化を確実
に防止できるようにすることを目的とするものである。
も、間仕切における巾木と床表面材との間に隙間が空い
ていても、床表面材の縁部を切り欠くことなく、床表面
材のめくれ上がりや浮き上がりによる外観の悪化を確実
に防止できるようにすることを目的とするものである。
この目的を達成するため本考案は、 床基盤上に配線用空間を隔てて敷設した多数の床パネル
の上面に、各々カーペット等の可撓性を有する床表面材
を、相隣接した床表面材の端面が突き合わさるようにし
て貼設し、相隣接した床表面材の突き合わせ部から配線
コードを引き出し可能に構成し、更に、下端に表裏一対
の巾木を着脱自在に装着して成る間仕切を、相隣接した
床表面材の突き合わせ部に沿って延びるように設置する
ようにした二重床において、 床基盤上のうち前記間仕切の下方の部位に、相隣接した
床表面材の突き合わせ部から上向きに突出する取付けボ
ルトを備えた支持台を、当該支持台の上面が相隣接した
床パネルの下面に接当するようにして配設し、前記取付
けボルトに前記間仕切を高さ調節自在に取付け、前記間
仕切における表裏両巾木で挟まれた部位に、前記相隣接
した両床表面材の側縁に跨がるよう断面下向き開口の凹
状で且つ前記取付けボルトに被嵌した押さえ体を、前記
相隣接した両床表面材の突き合わせ部に沿って延びるよ
うに設け、該押さえ体を、前記取付けボルトに螺合した
押さえナットにて両床表面材5の側縁に押圧する構成に
した。
の上面に、各々カーペット等の可撓性を有する床表面材
を、相隣接した床表面材の端面が突き合わさるようにし
て貼設し、相隣接した床表面材の突き合わせ部から配線
コードを引き出し可能に構成し、更に、下端に表裏一対
の巾木を着脱自在に装着して成る間仕切を、相隣接した
床表面材の突き合わせ部に沿って延びるように設置する
ようにした二重床において、 床基盤上のうち前記間仕切の下方の部位に、相隣接した
床表面材の突き合わせ部から上向きに突出する取付けボ
ルトを備えた支持台を、当該支持台の上面が相隣接した
床パネルの下面に接当するようにして配設し、前記取付
けボルトに前記間仕切を高さ調節自在に取付け、前記間
仕切における表裏両巾木で挟まれた部位に、前記相隣接
した両床表面材の側縁に跨がるよう断面下向き開口の凹
状で且つ前記取付けボルトに被嵌した押さえ体を、前記
相隣接した両床表面材の突き合わせ部に沿って延びるよ
うに設け、該押さえ体を、前記取付けボルトに螺合した
押さえナットにて両床表面材5の側縁に押圧する構成に
した。
このように構成すると、支持台と押さえ体とで、相隣接
した床表面材及び相隣接した床パネルが上下から挟み付
けられて、取付けボルトが相隣接した2個の床パネルに
対して固定されるため、取付けボルトの安定性が著しく
向上して、間仕切の取付け強度を格段に向上できるばか
りか、相隣接した床パネルの相互間が連結されるため、
床パネルのガタ付き・ずれ動きも防止できる。
した床表面材及び相隣接した床パネルが上下から挟み付
けられて、取付けボルトが相隣接した2個の床パネルに
対して固定されるため、取付けボルトの安定性が著しく
向上して、間仕切の取付け強度を格段に向上できるばか
りか、相隣接した床パネルの相互間が連結されるため、
床パネルのガタ付き・ずれ動きも防止できる。
また、取付けボルトの箇所又は配線コードの引き出し箇
所で、床表面材の縁部が上向きにめくれ上がったり浮き
上がったりしても、そのめくれ上がり部又は浮き上がり
部が押さえ体にて押圧されるため、床表面材のめくり上
がり又は浮き上がりが巾木の外側の部位まで波及するこ
とはなく、従って、巾木と床表面材との間に隙間が空い
ていても外観が悪化することはない。
所で、床表面材の縁部が上向きにめくれ上がったり浮き
上がったりしても、そのめくれ上がり部又は浮き上がり
部が押さえ体にて押圧されるため、床表面材のめくり上
がり又は浮き上がりが巾木の外側の部位まで波及するこ
とはなく、従って、巾木と床表面材との間に隙間が空い
ていても外観が悪化することはない。
その場合、押さえ体が断面下向き開口凹状であって、相
隣接した床表面材の両側縁に跨がった状態であることに
より、押さえ部材における長手両側縁の下面が床表面材
に密着するため、押さえ体と支持台とによる床パネルの
挟み付けがより強固になって、取付けボルトの安定性が
一層向上することになり、その結果、間仕切の取付け強
度をより向上することができる。
隣接した床表面材の両側縁に跨がった状態であることに
より、押さえ部材における長手両側縁の下面が床表面材
に密着するため、押さえ体と支持台とによる床パネルの
挟み付けがより強固になって、取付けボルトの安定性が
一層向上することになり、その結果、間仕切の取付け強
度をより向上することができる。
また、押さえ体が、床表面材のめくり上がり又は浮き上
がりに起因した外観の悪化を防止する機能と、間仕切を
強固に取付ける機能とを兼備するものであるから、間仕
切を強固に取付けできると共に外観の悪化を防止できる
のものでありながら、構造が過度に複雑化することもな
いのである。
がりに起因した外観の悪化を防止する機能と、間仕切を
強固に取付ける機能とを兼備するものであるから、間仕
切を強固に取付けできると共に外観の悪化を防止できる
のものでありながら、構造が過度に複雑化することもな
いのである。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図において符号1は、平面矩形の床パネル2を床基盤9
上に縦横に多数整列して敷設して成る二重床を示す。
上に縦横に多数整列して敷設して成る二重床を示す。
前記床パネル2は、床基盤9上に配線用等の空間が形成
されるように、相対向した二側縁間にわたって延びる複
数枚の第1脚板3と、最も外側に位置した第1脚板3か
ら横向きに延びる複数枚の第2脚板4とで支持されてお
り、各床パネル2の上面には、カーペットやビニールタ
イル等の可撓性を有する床表面材5を貼設している。
されるように、相対向した二側縁間にわたって延びる複
数枚の第1脚板3と、最も外側に位置した第1脚板3か
ら横向きに延びる複数枚の第2脚板4とで支持されてお
り、各床パネル2の上面には、カーペットやビニールタ
イル等の可撓性を有する床表面材5を貼設している。
前記床パネル2はその全体を一体的に形成しても良い
し、脚板3,4を別体に形成して、接着剤等にて固着し
ても良い。また、他の断面形状であっても良い。更に、
前記床パネル2は、アルミダイキャストや鋼板等による
金属製としたり、パーライト等の無機質材料を含む積層
材と金属板の積層体としたり、或いは、ガラス繊維強化
プラスチック製とするなど、種々の素材で製造できる。
し、脚板3,4を別体に形成して、接着剤等にて固着し
ても良い。また、他の断面形状であっても良い。更に、
前記床パネル2は、アルミダイキャストや鋼板等による
金属製としたり、パーライト等の無機質材料を含む積層
材と金属板の積層体としたり、或いは、ガラス繊維強化
プラスチック製とするなど、種々の素材で製造できる。
床パネル2における各第1脚板3の両側縁3aと、各第
2脚板4の外側縁4aとを、床パネル2における外周面
2aよりも適宜寸法(h1)だけ外向きに突出して、相
隣接した床パネル2における脚板3,4の外側縁同士を
接当することにより、相隣接した床パネル2の外周面2
a間に隙間が生じるように構成する一方、床表面材5を
床パネル2の外周面2aからはみ出た状態にして、相隣
接した床表面材5の端面5aが互いに接当するようにし
ている。
2脚板4の外側縁4aとを、床パネル2における外周面
2aよりも適宜寸法(h1)だけ外向きに突出して、相
隣接した床パネル2における脚板3,4の外側縁同士を
接当することにより、相隣接した床パネル2の外周面2
a間に隙間が生じるように構成する一方、床表面材5を
床パネル2の外周面2aからはみ出た状態にして、相隣
接した床表面材5の端面5aが互いに接当するようにし
ている。
また、相隣接した床パネル2において互いに接当する脚
板3,4の対のうち任意のものに、互いに噛み合うよう
にした突起8を各々設けて、相隣接した床パネル2の離
反及びずれを阻止するようにしている。
板3,4の対のうち任意のものに、互いに噛み合うよう
にした突起8を各々設けて、相隣接した床パネル2の離
反及びずれを阻止するようにしている。
各脚板3,4の上端縁には円弧状の切り欠き部6を形成
しており、また、各第1脚板3には、下向きのコード挿
通溝7を切り欠き形成している。
しており、また、各第1脚板3には、下向きのコード挿
通溝7を切り欠き形成している。
第5図において符号10で示すのは、二重床1上に設置
した間仕切であり、この間仕切10は、第3図に示すよ
うに、下梁13と上梁15との間を複数本の支柱14で
連結すると共に、相隣接した支柱14の中途高さ部位の
相互間を補助梁16にて連結し、更に、支柱14に、表
裏一対の間仕切パネル17を着脱自在に装着した構成に
なっている。
した間仕切であり、この間仕切10は、第3図に示すよ
うに、下梁13と上梁15との間を複数本の支柱14で
連結すると共に、相隣接した支柱14の中途高さ部位の
相互間を補助梁16にて連結し、更に、支柱14に、表
裏一対の間仕切パネル17を着脱自在に装着した構成に
なっている。
そして、床基盤9上のうち間仕切10の下方に沿った複
数の箇所に、断面下向き開口コ字状の支持台11を設
け、この支持台11に固着した取付けボルト12を、相
隣接した床パネル2の外周面間の隙間24及び相隣接し
た床表面材5の突き合わせ部から上向きに突出して、こ
の取付けボルト12を間仕切10における下梁13に穿
設した孔13aに貫通し、取付けボルト12に螺合した
支持ナット19とロックナット20とで前記下梁13を
挟み付けることにより、間仕切10を高さ調節自在に支
持する。
数の箇所に、断面下向き開口コ字状の支持台11を設
け、この支持台11に固着した取付けボルト12を、相
隣接した床パネル2の外周面間の隙間24及び相隣接し
た床表面材5の突き合わせ部から上向きに突出して、こ
の取付けボルト12を間仕切10における下梁13に穿
設した孔13aに貫通し、取付けボルト12に螺合した
支持ナット19とロックナット20とで前記下梁13を
挟み付けることにより、間仕切10を高さ調節自在に支
持する。
前記取付けボルト12には、下梁13の凹所に嵌まり込
むようにしたスペーサ18を被嵌している。
むようにしたスペーサ18を被嵌している。
また、下梁13のうちその長手方向に沿った複数箇所の
下面に、当該下梁13の水平フランジ13bとの間に若
干の間隔の隙間が空くようにした挟持片22を、スポッ
ト熔接等の適宜手段で固着しており、該挟持片22と下
梁13の水平フランジ13bとの間の隙間に、巾木21
の上端に形成した内向き屈曲片を抜き差しすることによ
り、表裏両巾木21を着脱できるようにしている。挟持
片22には、巾木21を係止するための上向きダボ23
を膨出している。
下面に、当該下梁13の水平フランジ13bとの間に若
干の間隔の隙間が空くようにした挟持片22を、スポッ
ト熔接等の適宜手段で固着しており、該挟持片22と下
梁13の水平フランジ13bとの間の隙間に、巾木21
の上端に形成した内向き屈曲片を抜き差しすることによ
り、表裏両巾木21を着脱できるようにしている。挟持
片22には、巾木21を係止するための上向きダボ23
を膨出している。
前記支持台11は、相隣接した脚板3,4の間に嵌ま
り、且つ、床パネル2の下面に接当するようにしてい
る。なお、支持台11には、床基盤9の凹凸に関係なく
取付けボルト12を鉛直状に保持できるように、姿勢を
調整するためのアジャスターボルトを複数本設けても良
い。
り、且つ、床パネル2の下面に接当するようにしてい
る。なお、支持台11には、床基盤9の凹凸に関係なく
取付けボルト12を鉛直状に保持できるように、姿勢を
調整するためのアジャスターボルトを複数本設けても良
い。
符号25は、間仕切10における表裏両巾木21の間の
部位に、相隣接した床表面材5の突き合わせ部に沿って
延びるように配置した押さえ体であり、この押さえ体2
5は、相隣接した床表面材5の両側縁に跨がった状態に
なるように、換言すると、長手両側縁25bが両床表面
材5の側縁に接当するように、断面下向き開口凹状に形
成されている。
部位に、相隣接した床表面材5の突き合わせ部に沿って
延びるように配置した押さえ体であり、この押さえ体2
5は、相隣接した床表面材5の両側縁に跨がった状態に
なるように、換言すると、長手両側縁25bが両床表面
材5の側縁に接当するように、断面下向き開口凹状に形
成されている。
押さえ体25のうちその幅方向に沿った中央部25aに
は、前記取付けボルト12が貫通し得る小径部27と取
付けボルト12に螺合した押さえナット29が貫通し得
る大径部26とを連通して成る平面視ダルマ形の挿通孔
28が、長手方向に沿って適宜個数穿設されており、従
って、押さえナット29を螺合した状態の取付けボルト
12に押さえ体25を被嵌でき、しかも、押さえ体25
を、その小径部27に取付けボルト12が挿通するよう
にずらし移動した状態で押さえナット29をねじ込む
と、押さえ体25を床表面材5に押圧できる。
は、前記取付けボルト12が貫通し得る小径部27と取
付けボルト12に螺合した押さえナット29が貫通し得
る大径部26とを連通して成る平面視ダルマ形の挿通孔
28が、長手方向に沿って適宜個数穿設されており、従
って、押さえナット29を螺合した状態の取付けボルト
12に押さえ体25を被嵌でき、しかも、押さえ体25
を、その小径部27に取付けボルト12が挿通するよう
にずらし移動した状態で押さえナット29をねじ込む
と、押さえ体25を床表面材5に押圧できる。
また、押さえ体25の両長手側縁25bに、それぞれ上
向きの垂直片25cを一体的に連接し、この垂直片25
cの外面に前記巾木21の内面が接当し、且つ、巾木2
1の内面に固着した下向き挟持片31が垂直片25cの
内面に接当するようにしている。
向きの垂直片25cを一体的に連接し、この垂直片25
cの外面に前記巾木21の内面が接当し、且つ、巾木2
1の内面に固着した下向き挟持片31が垂直片25cの
内面に接当するようにしている。
以上の構成において、床基盤9上に這わせた配線コード
30は、相隣接した床パネル2の側縁間の隙間24及び
相隣接した床表面材5の突き合わせ部、並びに押さえ体
25における挿通孔28を介して、両巾木21の間の空
所に引き出すことができる(床表面材5上に引き出した
配線コード30は、押さえ体25の中央部25aと床表
面材5との間の空所に這わせても良い)。
30は、相隣接した床パネル2の側縁間の隙間24及び
相隣接した床表面材5の突き合わせ部、並びに押さえ体
25における挿通孔28を介して、両巾木21の間の空
所に引き出すことができる(床表面材5上に引き出した
配線コード30は、押さえ体25の中央部25aと床表
面材5との間の空所に這わせても良い)。
そして、間仕切パネル17及び両巾木21を取り外した
状態で、押さえナット29をねじ込んで、相隣接した床
パネル2及び床表面材5を押さえ体25と支持台11と
で挟み付ける一方、支持ナット19及びロックナット2
0を回転操作することにより、間仕切10の高さを調節
し、次いで、間仕切パネル17及び両巾木21を装着す
ることにより、間仕切10を二重床1上に設置できる。
状態で、押さえナット29をねじ込んで、相隣接した床
パネル2及び床表面材5を押さえ体25と支持台11と
で挟み付ける一方、支持ナット19及びロックナット2
0を回転操作することにより、間仕切10の高さを調節
し、次いで、間仕切パネル17及び両巾木21を装着す
ることにより、間仕切10を二重床1上に設置できる。
この状態で、取付けボルト12を介して、押さえ体5
と、相隣接した床表面材5及び床パネル2と、支持台1
1とが一体的に締結されるため、間仕切10が強固に取
付けられると共に、床パネル2のガタ付きやずれを防止
できる。
と、相隣接した床表面材5及び床パネル2と、支持台1
1とが一体的に締結されるため、間仕切10が強固に取
付けられると共に、床パネル2のガタ付きやずれを防止
できる。
そして、相隣接した床表面材5の端面5aが互いに接当
しているため、両床表面材5の周縁が、取付けボルト1
2及び配線コード30の箇所で上向きにめくれ上がる
が、この床表面材5のめくれ上がり部は押さえ体25の
長手側縁25bによって押圧されているため、巾木21
と床表面材5との間に隙間が空いていても、外観が悪化
することはないのである。
しているため、両床表面材5の周縁が、取付けボルト1
2及び配線コード30の箇所で上向きにめくれ上がる
が、この床表面材5のめくれ上がり部は押さえ体25の
長手側縁25bによって押圧されているため、巾木21
と床表面材5との間に隙間が空いていても、外観が悪化
することはないのである。
この場合、押さえ体25が単なる平板状であると、床表
面材5のめくり上がり部の頂点の箇所を押圧するに過ぎ
ないため、めくれ上がりが巾木21の外側に波及するこ
とを確実に防止できない虞があると共に、床パネル2及
び床表面材5の挟み付け強度が弱くなるが、本考案で
は、押さえ体25が断面下向き開口の凹状であって、床
表面材5のめくり上がり部を、その頂点よりも外側の部
位において押圧するものであるから、床表面材5のめく
れ上がりに起因した外観の悪化を確実に防止できるのみ
ならず、押さえ体25が全長にわたって床表面材5に密
着するため、床表面材5及び床パネル2の挟み付け強度
を向上することができ、延いては、間仕切10の取付け
強度をより向上できるのである。
面材5のめくり上がり部の頂点の箇所を押圧するに過ぎ
ないため、めくれ上がりが巾木21の外側に波及するこ
とを確実に防止できない虞があると共に、床パネル2及
び床表面材5の挟み付け強度が弱くなるが、本考案で
は、押さえ体25が断面下向き開口の凹状であって、床
表面材5のめくり上がり部を、その頂点よりも外側の部
位において押圧するものであるから、床表面材5のめく
れ上がりに起因した外観の悪化を確実に防止できるのみ
ならず、押さえ体25が全長にわたって床表面材5に密
着するため、床表面材5及び床パネル2の挟み付け強度
を向上することができ、延いては、間仕切10の取付け
強度をより向上できるのである。
なお、巾木21は、その裏面に貼着した両面テープを介
して、押さえ体25の垂直片25cに固着するようにし
ても良い。
して、押さえ体25の垂直片25cに固着するようにし
ても良い。
なお、相隣接した床パネルの外周面を互いに接当するよ
うにした場合には、床パネル2の外周縁に切り欠きを形
成して、この切り欠きから取付けボルトを上向きに突出
させたり、配線コードを引き出すようにしたら良い。
うにした場合には、床パネル2の外周縁に切り欠きを形
成して、この切り欠きから取付けボルトを上向きに突出
させたり、配線コードを引き出すようにしたら良い。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は床パネルの斜視
図、第2図は二重床の平面図、第3図は間仕切及び押さ
え体25の組立状態を示す斜視図、第4図は各部品の斜
視図、第5図は間仕切を設置した状態の断面図である。 1……二重床、2……床パネル、3,4……脚板、5…
…床表面材、9……床基盤、10……間仕切、11……
支持台、12……取付けボルト、21……巾木、25…
…押さえ体、26,27,28……挿通孔、29……押
さえナット、30……配線コード。
図、第2図は二重床の平面図、第3図は間仕切及び押さ
え体25の組立状態を示す斜視図、第4図は各部品の斜
視図、第5図は間仕切を設置した状態の断面図である。 1……二重床、2……床パネル、3,4……脚板、5…
…床表面材、9……床基盤、10……間仕切、11……
支持台、12……取付けボルト、21……巾木、25…
…押さえ体、26,27,28……挿通孔、29……押
さえナット、30……配線コード。
Claims (1)
- 【請求項1】床基盤9上に配線用空間を隔てて敷設した
多数の床パネル2の上面に、各々カーペット等の可撓性
を有する床表面材5を、相隣接した床表面材5の端面5
aが突き合わさるようにして貼設し、相隣接した床表面
材5の突き合わせ部から配線コード30を引き出し可能
に構成し、更に、下端に表裏一対の巾木21を着脱自在
に装着して成る間仕切10を、相隣接した床表面材5の
突き合わせ部に沿って延びるように設置するようにした
二重床1において、 床基盤9上のうち前記間仕切10の下方の部位に、相隣
接した床表面材5の突き合わせ部から上向きに突出する
取付けボルト12を備えた支持台11を、当該支持台1
1の上面が相隣接した床パネル2の下面に接当するよう
にして配設し、前記取付けボルト12に前記間仕切10
を高さ調節自在に取付け、前記間仕切10における表裏
両巾木21で挟まれた部位に、前記相隣接した両床表面
材5の側縁に跨がるよう断面下向き開口の凹状で且つ前
記取付けボルト12に被嵌した押さえ体25を、前記相
隣接した両床表面材5の突き合わせ部に沿って延びるよ
うに設け、該押さえ体25を、前記取付けボルト12に
螺合した押さえナット29にて両床表面材5の側縁に押
圧したことを特徴とする二重床における間仕切の取付け
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16061587U JPH0631030Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 二重床における間仕切の取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16061587U JPH0631030Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 二重床における間仕切の取付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0164529U JPH0164529U (ja) | 1989-04-25 |
JPH0631030Y2 true JPH0631030Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=31442834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16061587U Expired - Lifetime JPH0631030Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 二重床における間仕切の取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631030Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP16061587U patent/JPH0631030Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0164529U (ja) | 1989-04-25 |
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