JP2582891B2 - 建築用床板材 - Google Patents

建築用床板材

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JP2582891B2
JP2582891B2 JP1030361A JP3036189A JP2582891B2 JP 2582891 B2 JP2582891 B2 JP 2582891B2 JP 1030361 A JP1030361 A JP 1030361A JP 3036189 A JP3036189 A JP 3036189A JP 2582891 B2 JP2582891 B2 JP 2582891B2
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groove
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connection groove
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清吾 相崎
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築用床板材に関し、特にその連結部構造
に関する。
(従来の技術) 従来、連結方向の両側面に連結部が設けられた板材と
しては、例えば、実公昭57−20751号公報に記載された
ようなものが知られている。
この従来の板材は、一側面に沿って底壁と立上壁とで
連結溝が形成され、他側面に沿って溝閉塞板と下向壁と
でL字状の連結片が形成されたものであった。
そして、この板材を建物の躯体に固定する際には、連
結溝内で釘打ち等により固定するものであった。また、
この板材を複数連結する場合は、一方の床板材の下向壁
が他方の床板材の連結溝内に入り込み、溝閉塞板で連結
溝の上面を覆うように、連結溝と連結片とを互いに係合
させるものであった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来の板材を床板材として使
用する場合、連結溝を形成する底壁に釘が貫通した穴が
形成されるので、連結された二枚の床板材の継ぎ目から
水が浸入することにより、その水が床板材の下側へ漏り
易いといった問題があった。
また、連結片の下向壁が本体板材の外壁面に沿ってい
るので、本体板材に熱変形等で反りが生じたり、カバー
部に足踏みによる荷重が加わったような場合、下向壁と
本体板材の外壁面とが摺れ、キシミ音が発生するという
問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題に着目し、釘打ち
に伴なう釘の貫通穴からの水漏れがない床板材を提供す
ることを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、平面上に複数連結状態で敷設される建築用
床板材であって、連結方向の一側面に沿って上方へ開口
する連結溝が形成され、該連結溝はその内面が円弧面を
描くように形成されており、連結方向の他側面に沿って
連結片が形成され、該連結片は基部と、該基部の先端か
ら下方にほぼL字状に延設されたL形部とで形成され、
該L形部の先端面は円弧面に形成されており、前記連結
溝と連結片のL形部とが互いに係合可能とされ、前記連
結溝の外側位置に立ち上り片が形成されると共に、該立
ち上り片の外側位置に針打ち部が形成され、該針打ち部
の上面が外側に向かって斜め下方に傾斜した傾斜面とさ
れているものである。
(作 用) 本発明の床板材を建物躯体に固定する場合には、釘打
ち部を貫通させて釘を建物躯体に打ち付けることにより
行う。そして、この床板材を複数連結する場合には、一
方の床板材の連結溝と他方の床板材の連結片のL形部と
を相互に係合させることにより行う。
また、釘打ち部が立ち上り片を介して連結溝の外側に
設けられているので、連結された床板材の継目から水が
浸入したとしても、連結溝が排水溝として機能し、釘打
ち部に形成される釘の貫通穴から床板材の下側へ水漏れ
が生じるのを防止することができる。
また、連結溝の内面形状と、該連結溝に挿入される連
結片のL形部の形状とが異なっており、しかもL形部の
先端面が円弧面に形成されているので、係合状態におけ
る両者の接触面積が小さくなり、両者が擦れ合う音が発
生し難くなり、建築用床板材の上を歩いた時のギシッギ
シッという床鳴りを防止することができる。
さらに、上記釘打ち部の上面が外側に向かって斜め下
方に傾斜した傾斜面とされているので、この傾斜面にほ
ぼ垂直に釘を打ち込むことにより、床板材は第2図にお
いて、L形部32の先端面が隣接する他の床板材の連結溝
2の内面を右側に押圧するようにして連結固定されるこ
とにより、連結状態において、床鳴りの原因となる隙間
の発生を防止できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図〜第3図に基づいて詳
述する。
第1図は本発明実施例の床板材Aを示す斜視図で、図
中1は基材を示している。
この床板材Aは、塩化ビニル樹脂発泡体の表面に硬質
塩化ビニル層が形成された長尺状の押出成形品であっ
て、基材1には長手方向に複数の肉盗み穴10が形成され
ている。尚、前記肉盗み穴10は、円形断面に形成されて
いる。
また、前記基材1には、連結方向の一側面に沿って連
結溝2が形成され、連結方向の他側面に沿って連結片3
が形成されている。
そして前記連結溝2と連結片3とは、互いに係合可能
な形状に形成されている。
即ち、前記連結溝2は、基材1の上方へ開口するよう
に形成され、かつ内面が円弧面を描くように形成されて
いる。また、前記連結溝2の外側位置には立ち上り部21
が基材1の上面よりも低い高さで形成されている。更
に、前記立ち上り部21の外側位置には、釘を打ち付ける
ための釘打ち部22が形成され、該釘打部22は底面が基材
1の底面と面一になるよう形成されていると共に、上面
が外側に向かって斜め下方に傾斜した傾斜面に形成され
ている。
また、前記連結片3は、基材1の側面上角部から外方
に延設された基部31と、該基部31の先端から下方へL字
状に延設されたL形部32とで形成されており、該L形部
32の先端面33は円弧面に形成されている。
尚、前記連結片3が形成されている基材1の側面の下
角部は、前記釘打ち部5との干渉を避けるために面取部
11が形成されている。
次に、実施例の作用を説明する。
第2図は床板材Aの連結状態を示している。
本実施例の床板材Aを根太等の建物躯体Bに固定する
場合には、釘打ち部22を貫通させて釘4を建物躯体Bに
打ち付けることにより行う。この時、床板材Aは、塩化
ビニル樹脂発泡体で主に形成されているので、釘打ち部
22に予め釘穴を開けておかなくても、釘4を打ち込みに
より容易に貫通させることができる。尚、釘4は、釘打
ち部22の上面と直角になるよう斜めに打ち込むのが望ま
しい。
次に、この床板材Aを複数連結する場合には、第3図
に示すように、一方の床板材Aの連結溝2と他方の床板
材Aの連結片3のL形部32とを相互に係合させることに
より行う。
この連結状態において、連結片3のL形部32は連結溝
2内に挿入され、連結片3の基部31は立ち上り片21によ
って支えられる。
そこで、連結溝2の内面形状と、該連結溝2に挿入さ
れる連結片3のL形部32の形状とが異なっており、しか
もL形部32の先端面33が円弧面に形成されているので、
係合状態における両者32,33の接触面積が小さくなり、
両者が擦れ合う音が発生し難くなっている。即ち、例え
ば床板材Aの上を歩いた時のギシッギシッという床鳴り
を防止することができる。
また、連結溝2と連結片3の係合状態において、両者
2,3間に隙間5が多く形成されるので、熱や疲労により
連結溝2あるいは連結片3が変形したとしても、前記隙
間5でその変形を吸収することができる。
また、連結片3の基部31が立ち上り片21に支えられて
いるので、床板材Aの連結部分に加わる上からの荷重が
立ち上り片21によって受け止められ、連結部分の支持強
度が向上する。
また、釘打ち部5が立ち上り片21を介して連結溝2の
外側に設けられているので、連結された床板材A,Aの継
目から水が浸入したとしても、連結溝2が排水溝として
機能し、釘打ち部22に形成される釘4の貫通穴41から床
板材Aの下側へ水漏れが生じるのを防止することができ
る。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本
発明に含まれる。
例えば、実施例では肉盗み穴を円形断面に形成した
が、形状は円形に限定されるものではなく、方形断面で
あってもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の床板材にあって
は、釘打ち部が立ち上り片を介して連結溝の外側に設け
られているので、連結された床板材の継目から水が浸入
したとしても、連結溝が排水溝として機能し、釘打ち部
に形成される釘の貫通穴から床板材の下側へ水漏れが生
じるのを防止することができ、また、連結溝の内面と連
結片のL形部とが擦れ合う床鳴りを防止することができ
るという効果が得られる。
さらに、本発明においては、釘打ち部の上面が外側に
向かって斜め下方に傾斜した傾斜面とされているので、
この傾斜面にほぼ垂直に釘を打ち込むことにより、床板
材はそのL形部の先端面が隣接する他の床板材の連結溝
の内面に当接・押圧した状態にて連結固定されることに
なり、床鳴りの原因となる隙間の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の建築用床板材を示す斜視図、第
2図は前記床板材の連結状態を示す断面図、第3図は該
床板材の連結時の状態を示す説明図である。 A……床板材 1……基材 2……連結溝 21……立ち上り片 22……釘打ち部 3……連結片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面上に複数連結状態で敷設される建築用
    床板材であって、連結方向の一側面に沿って上方へ開口
    する連結溝が形成され、該連結溝はその内面が円弧面を
    描くように形成されており、連結方向の他側面に沿って
    連結片が形成され、該連結片は基部と、該基部の先端か
    ら下方にほぼL字状に延設されたL形部とで形成され、
    該L形部の先端面は円弧面に形成されており、前記連結
    溝と連結片のL形部とが互いに係合可能とされ、前記連
    結溝の外側位置に立ち上り片が形成されると共に、該立
    ち上り片の外側位置に釘打ち部が形成され、該釘打ち部
    の上面が外側に向かって斜め下方に傾斜した傾斜面とさ
    れていることを特徴とする建築用床板材。
JP1030361A 1989-02-09 1989-02-09 建築用床板材 Expired - Lifetime JP2582891B2 (ja)

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JPS58172646U (ja) * 1982-05-13 1983-11-18 積水化学工業株式会社 デツキ材連結構造

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