JP2651531B2 - フロアパネル - Google Patents

フロアパネル

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JP2651531B2 JP63245778A JP24577888A JP2651531B2 JP 2651531 B2 JP2651531 B2 JP 2651531B2 JP 63245778 A JP63245778 A JP 63245778A JP 24577888 A JP24577888 A JP 24577888A JP 2651531 B2 JP2651531 B2 JP 2651531B2
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Naka Technical Laboratory Co Ltd
Naka Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、基準床面上に敷設されて二重床を構成する
フロアパネルに関するものである。
(従来の技術) コンクリート床等の基準床面上に支持脚を介してフロ
アパネルを敷設し、フロアパネルと基準床面との間にケ
ーブルや換気ダクト等を配設できる自由空間を確保した
二重床構造、すなわちフリーアクセスフロアが知られて
いる。
上記フリーアクセスフロアに用いられるフロアパネル
として、例えば、アルミダイキャストで格子状の補強リ
ブを一体成形したもの、GRCで形成したもの、パーティ
クルボードで構成したもの、プレス鋼板製裏板にプレス
成形を施して格子状のリブを形成し、これをプレス鋼板
製表板にスポット溶接したもの、パーティクルボードや
強化セメント板を鋼板でサンドイッチした構成を有する
ものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の技術で述べたもののうち、アルミダイキャスト
製のフロアパネルは、製造コス4トが高く、また、補強
用のリブを形成するとパネル厚さが大きくなるため二重
床の仕上げ高さを十分に低くすることが困難であるばか
りでなく、走行音が大きいという欠点を有する。
また、GRC製のフロアパネルはその周縁部側にガラス
繊維が十分に行き渡らないためそのコーナー部分が破壊
され易いという欠点を有する。
パーティクルボード製のフロアパネルにあっては、十
分な強度を得るにはパネル厚さが大きくならざるを得な
いという欠点がある。
また、プレス鋼板製のフロアパネルは、たわみ易く、
強度が十分でないと共に、溶接による歪みや変形が生じ
ることがあり、さらに、走行音が生じるという欠点を有
する。
そして、パーティクルボードや強化セメント板を鋼板
でサンドイッチした構造のフロアパネルは、重量が大き
くなり易く、フロア施工性が良好でなく、また、製造コ
ストも高いという欠点を有する。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、軽
量で十分な強度を有し、かつ、製造が容易でコストの低
減を図ることができるフロアパネルを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明によれば、上面板と
下面板とからなる鋼板製フロアパネルにおいて、前記上
面板の周縁部で前記下面板の周縁部を挟着すると共に、
互いに間隔をおかれた所定箇所において前記上面板およ
び前記下面板の双方の重なり合う周縁部にかしめを行う
ことにより該双方の周縁部にずれ止めの点状の相互係止
部を形成し、かつ、前記下面板に形成された凸部の頂部
と前記上面板の結合部とを結合したことを特徴とするフ
ロアパネルが提供される。
(作用) 本発明のフロアパネルの構成は、上面板と下面板とを
プレス加工により双方の周縁部にて圧着して一体化した
後、重なり合った双方の周縁部にかしめを行うことによ
り双方の周縁部にずれ止めの相互係止部を形成する、と
いう作業手順によって得ることが可能である。このよう
に、上面板と下面板とが一体に組み付けられた後に両板
の重なり合う周縁部に相互係止部を形成可能な構成とし
たことにより、組み立て時に両板の寸法精度や組み立て
精度がそれほど問題にならない。これに対し、予め相互
係止部を形成しておいた上面板および下面板を相互に組
み付けるという作業手順を取らざるを得ないような構成
であったとしたら、両板およびこれら相互係止部の位置
および大きさに関して十分な寸法精度および組み立て精
度がとられていなければ、組み付け不良が多く発生する
こととなろう。本発明の場合はさらに、フロアパネルに
荷重がかかった場合でも、周縁部で結合を補剛する構造
のため、上面板と下面板にずれが生じたり、たわんで結
合が外れたりすることが防止されている。
また、フロアパネルの中空部に充填された無機質系充
填材は、フロアパネルの辺部に沿って梁の作用を有する
と共に、コーナー部においてはその充填層が厚く形成さ
れ、フロアパネルの強度を高めている。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照しつつ説明す
る。
フロアパネル1は、鋼板製の上面板2と下面板3とを
一体的に接合し、両板2、3によって形成された中空部
に無機質系充填材4を密封して構成される。
上面板2は全体としてはぼ正方形状をなし、所定箇所
に下面板3の凸部5と結合される結合部6が複数個設け
られている。
下面板3には、周縁部7の内側に傾斜壁8で囲まれた
底部9が形成され、その底部9の所定位置に複数の凸部
5が設けられている。この凸部5はほぼ半球状に形成さ
れ、頂部10が上面板2の結合部6に当接するように突出
形成される。
ここで、フロアパネル1の構成について詳細に説明す
ると、上記のように成型された上面板2と下面板3が合
わされ、上面板2の周縁部11が下面板3の周縁部7を囲
むように屈曲されると共に圧着により結合され、この結
合された周縁部7、11に対し、互いに間隔をおかれた複
数の所定箇所においてかしめがなされ、それにより双方
の周縁部7、11にずれ止めの点(スポット)状の相互係
止部12が形成されている。すなわち、下面板3の上下方
向の動きLを基部30で押さえているので、下面板3によ
る下方への荷重で圧着部分が開かれたりすることはな
く、また、上面板2及び下面板3の水平方向の動きMを
相互係止部12で押さえ、上面板2と下面板3とが抜け外
れること等を防止している(第3図参照)。
また、下面板3の凸部5は、その頂部10が結合部6と
かしめられることにより、上面板2と結合される。そし
て、上面板2と下面板3とによって形成された中空部に
はモルタルからなる無機質系充填材4が圧入されてい
る。この無機質系充填材4は、フロアパネル1の周縁部
に沿う位置において梁状に形成されると共に、コーナー
部15付近ではその充填材層が厚く形成されている。
なお、上面板2と下面板3とが整合するように形成さ
れたコーナー部15には四分円形の段部13と切欠部14とが
形成され、裏側には係止溝16が形成されている。
そして、各コーナー部15のやや内方には支持脚17が設
けられ、フロアパネル1に圧入固定されたネジ孔部18と
螺合して、上下方向にに調整可能に下方に垂設されてい
る。なお、図中19は、フロアパネル1に設けられた配線
用開口部に係脱自在に取り付けられる塞ぎ板を示す。
フリーアクセスフロア20は、フロアパネル1を複数枚
基準床面21上に敷設し、そして、四個のコーナー部15が
集合した位置において連結部材22によりフロアパネル1
を相互に連結して形成される。なお、壁面側における半
端部分には、適宜カットパネル23を敷設して対応する。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明のフロアパネルによれ
ば、上面板の周縁部で下面板の周縁部を挟着すると共
に、互いに間隔をおかれた所定箇所において上面板およ
び下面板の双方の重なり合う周縁部にかしめを行うこと
により該双方の周縁部にずれ止めの点状の相互係止部を
形成するようにしているので、パネル平面内のいずれの
方向に関しても、上面板と下面板とのずれが生じたり、
たわんで相互の結合が外れたりすることが防止される。
また、双方の周縁部における相互係止部の形成は、上面
板と下面板とを一体化して組み付けた後にかしめにより
行うことが可能なので、組み付け時に両板の寸法精度や
組み立て精度はあまり問題とならない。したがって製造
組み立てが容易で、製造コストおよび組み立てコストの
低減を図ることもできる。
また、フロアパネルの外周を傾斜壁で形成することに
よりプレス加工時の材料の破損や精度低下の発生を防止
することができる。この場合、傾斜壁は垂直壁に比べ若
干強度的に弱くなるが、フロアパネルの中空部に充填さ
れた無機質系充填材が周縁部に沿って梁を形成すると共
にコーナー部においてはその充填層が厚く形成されるこ
とによって、フロアパネルは軽量で十分な強度を持つこ
とができる。さらに、この無機質系充填材は吸音効果を
有し、走行音の発生等を低減している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のフロアパネルの一実施例の断面図、
第2図は、周縁部の拡大断面図、第3図は、周縁部の作
用図、第4図は、凸部の拡大断面図、第5図は、フロア
パネルの裏面図、第6図は、本発明のフロアパネルを使
用したフリーアクセスフロアの斜視図である。 2……上面板、 3……下面板、 4……無機質系充填材、 5……凸部、 6……結合部、 7……下面板の周縁部、 11……上面板の周縁部、 12……相互係止部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥島 武彦 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ 技術研究所東京研究所内 (72)発明者 奥村 隆夫 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ 技術研究所東京研究所内 (72)発明者 庄司 辰夫 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ 技術研究所東京研究所内 (72)発明者 飛川 哲生 埼玉県八潮市新町39番地 株式会社ナカ 技術研究所東京研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−221442(JP,A) 特開 昭63−55256(JP,A) 特開 昭64−71969(JP,A) 実開 昭63−116644(JP,U) 実開 昭62−165331(JP,U) 実開 昭57−181842(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面板と下面板とからなる鋼板製フロアパ
    ネルにおいて、前記上面板の周縁部で前記下面板の周縁
    部を挟着すると共に、互いに間隔をおかれた所定箇所に
    おいて前記上面板および前記下面板の双方の重なり合う
    周縁部にかしめを行うことにより該双方の周縁部にずれ
    止めの点状の相互係止部を形成し、かつ、前記下面板に
    形成された凸部の頂部と前記上面板の結合部とを結合し
    たことを特徴とするフロアパネル。
  2. 【請求項2】前記上面板と前記下面板とで形成される中
    空部に無機質充填材を充填したことを特徴とする請求項
    1記載のフロアパネル。
  3. 【請求項3】前記周縁部のコーナー部に四分円形の段部
    と切欠とを形成したことを特徴とする請求項1記載のフ
    ロアパネル。
  4. 【請求項4】前記周縁部の少なくとも一辺部には配線用
    開口部を設けて係脱可能な塞ぎ板を取り付けてなる請求
    項1記載のフロアパネル。
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