JPH0643318Y2 - 屋根パネルおよびそのパネルを用いた組立物置 - Google Patents

屋根パネルおよびそのパネルを用いた組立物置

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JPH0643318Y2
JPH0643318Y2 JP7543389U JP7543389U JPH0643318Y2 JP H0643318 Y2 JPH0643318 Y2 JP H0643318Y2 JP 7543389 U JP7543389 U JP 7543389U JP 7543389 U JP7543389 U JP 7543389U JP H0643318 Y2 JPH0643318 Y2 JP H0643318Y2
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宣明 須志田
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株式会社淀川製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屋根パネルおよびその屋根パネルを有する組
立物置に関する。
〔従来の技術〕
第7図に従来の組立物置の全体構成を断面図で示してあ
る。同図の組立物置は、屋根パネル1と、左右の壁パネ
ル2,2と、床パネル3とを備えている。そして、屋根パ
ネル1には、適宜リブを形成した上板部11と、この上板
部11の両端から下方に折曲された側板部12,12と、これ
らの側板部12,12から内方に折曲された下板部13,13とが
形成されており、上記下板部13,13に形成された段付凹
入状の係合部14,14が壁パネル2,2の上端に折曲形成され
ているフランジ部22,22に支持されている。さらに、補
強材6が、上板部11と段付凹入状の係合部14の水平部14
bとの間に挿通されて、上板部11にスポット溶接されて
いる。また、壁パネル2,2の面板部21,21の上端付近が上
記係合部14,14の立上り部14a,14aにねじなどの止具4を
用いて固着されている。なお、床パネル3はその両端に
形成されたコ字形の折返し部31,31が壁パネル2,2の下端
に折曲形成されているフランジ部23,23に重なり合う状
態で左右の壁パネル2,2の相互間に嵌め込まれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような組立物置において、屋根パネル1の上板部11
に、補強材6がスポット溶接されているので、屋根パネ
ル1の上板部11にスポット溶接による歪みやべこ付きが
生じ、波打ち状に変形して見苦しい。また、スポット溶
接跡が見苦しく、その上、そのスポット溶接跡が発錆し
やすいという難点があった。さらに重要なことは屋根強
度に影響を及ぼすことであった。
また、屋根パネル1の上板部11と段付凹入状の係合部の
水平部14bとの間に補強材を挿通してスポット溶接する
場合、補強材の位置決め手段がないため、補強材を指定
の位置に溶接できずに不良品となったり、あるいは溶接
作業に慎重を要し、作業性が悪かった。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、上記諸々
の欠点を解消することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1の考案による屋根パネルの支持構造は、上板部と、
この上板部の両端から下方に折曲された側板部と、これ
らの側板部の下端から内方に折曲された下板部と、これ
ら下板部の先端から上方に折曲されかつ一定幅の切欠を
有する立上り板部とが形成された屋根パネル本体の上記
それぞれの立上り板部の切欠に、補強材の長さ方向の下
面部の両端部が嵌合されていると共に、補強材の上面部
と上記上板部とが接着剤を介して接着されていることを
特徴とする。
第2の考案による組立物置は、面板部と、この面板部の
上端から側方に折曲されたフランジ部とが形成された壁
パネルの上記フランジ部に、第1請求項記載の屋根パネ
ルのそれぞれの下板部が支持されていることを特徴とす
る。
〔作用〕
第1の考案の屋根パネルによれば、屋根パネル本体の上
板部に加わる荷重が補強材により支持される。また、補
強材は屋根パネル本体の立上り板部に具備された切欠に
より位置決めされる。さらに、補強材は上板部に接着剤
を介して接着されているので作業性がよい。
第2の考案の組立物置によれば、上述した構造の屋根パ
ネルを用いて組み立てているので支障なく壁パネルによ
って支持される。
〔実施例〕
第1図は第2の考案の実施例による組立物置の一部を切
欠して示した斜視図である。この組立物置は、第1の考
案が採用された屋根パネル1と、左右の壁パネル2,2
と、床パネル3と、背面パネル5とを柱などの部材と共
に箱形に組み付けることにより構成されており、前面の
開口に扉が取り付けられる。上記屋根パネル1、壁パネ
ル2、床パネル3、背面パネル5、柱などは一般的には
その表裏両面をカラー塗装して着色と発錆防止とを計っ
たカラー鋼板で作られるが、メッキ鋼板で作っても、プ
ラスチックで作られたものであっても構わない。
第2図は上記組立物置の縦断正面図、第3図は第2図の
III-III線に沿う拡大断面図である。屋根パネル本体1a
には平坦な上板部11と、この上板部11の両端から下方に
折曲された所定幅の側板部12,12と、これらの側板部12,
12の下端から内方に折曲された下板部13,13と、この下
板部13,13に形成された段付凹入上の係合部14,14の先端
から上方に折曲されかつ一定幅の切欠16,16を有する立
上り板部15,15とが形成されている。そして、それぞれ
の上記立上り板部15,15の切欠16,16に補強材6の長さ方
向の両端部が嵌合されている。
第5図に示すように、補強材6は底板部61と、その底板
部61の幅方向両端に立ち上げられた側板部62,62と、側
板部62,62の上端から外向きに張り出した上面部66,66と
を備えており、上記底板部61の幅寸法が上記屋根パネル
1における立上り板部15,15の切欠16,16の幅寸法と略同
一になっている。したがって、上述したように切欠16に
補強材6の長さ方向の両端部を嵌合した状態では、補強
材6が切欠16によりその幅方向で精度よく位置決めされ
る。組立物置の正面から見た左右の立上り板部15,15の
それぞれの切欠16,16に補強材6の両端部を嵌合すると
きは、第4図に矢印Aで示すように切欠16にそれに対応
する補強材6の端部を差し込むのであるが、補強材6の
全長は左右の上記切欠16,16の相互間隔より長いため、
次のように所謂やりとり式に差し込むとよい。すなわ
ち、斜めにした補強材6の一端部64を第2図に仮想線で
示すように片側の切欠16に対する正規の嵌合位置よりも
やゝ奥まで差し込みながら補強材6を徐々に水平にして
いくことによって補強材6の他端部65を他側の切欠16に
対向させ、その後、補強材6を引っ張ってその一端部64
を正規の嵌合位置まで戻すと同時に、補強材6の他端部
65を他側の切欠16に正規位置まで差し込む。
そして、上記切欠16,16に嵌合された補強材6の上面部6
6,66と屋根パネル1の上板部11とが接着剤7を介して接
着されている。この接着剤7は切欠16,16に嵌合する前
に補強材6の上記上面部66,66に塗布しておくことが望
ましい。接着剤は補強材の上面部全長にわたって塗布し
てもよく、部分的に塗布してもよい。また、全長が接着
剤で接着固定されてもよく、部分的に接着固定されても
よい。そして、第5図のように補強材6の上面部66,66
をわずかに傾斜(傾斜角度θ)させて微小な上り勾配を
付与しておくと、補強材6を切欠16,16に嵌合させるこ
とによって上面部66,66が上記上板部11と押し合って両
者の隙間に接着剤7が拡がり、接着が良好になされる。
また、上面部66,66に凹溝67,67を形成しておくと、上面
部66,66が上記上板部11との押し合いによって両者の隙
間に拡がった接着剤7がその凹溝67,67に溜まって接着
剤7が両者の隙間の外側にはみ出さなくなる。接着剤7
としては二液混合タイプのものであっても、その他の種
類の接着剤であってもよく、あるいは両面粘着テープを
接着剤7として用いてもよい。
さらに、補強材6はその両端部が屋根パネル本体1aの左
右の係合部14,14と完全にラップする程度の長さを有し
ていることが望ましいが、必ずしもそうである必要はな
く、その両端部が上記係合部14,14に部分的にラップす
る程度の長さであっても、上記係合部14,14から突き出
る程度の長さであってもよい。また、補強材6を上記切
欠16に適切に嵌合したときにその底板部61と上記係合部
14との間に図例のように隙間が形成される構成として
も、あるいはそのような隙間が形成されずに下板部61と
係合部14とが重なり合う構成としてもよい。
補強材6としては第6a図のように接着剤のはみ出しを防
ぐ凹溝67,67を上面部66,66の中間部に形成しておき、接
着剤が凹溝67,67から溢れ出ても上面部66,66の外側には
み出さないようにしたものでもよい。また、第6b図のよ
うに凹溝のないものであっても、第6c図のように上面部
66,66が側板部62,62の内側に突き出たものでも、さらに
図示していないが断面形状が四角形のものであってもよ
い。
以上説明した構成によれば、屋根パネル本体1aの立上り
板部15の切欠に嵌合された補強材6により屋根パネル本
体1aの上板部11が補強され、補強材6の全長部分によっ
て屋根パネル本体1aの上板部11に加わる荷重が支持され
るため、屋根パネル本体1aが薄肉鋼板で作られていても
その上板部11がそれに加わる外圧によって容易に撓むこ
とはなく、しかも補強材6の上記上面部66と上板部11と
が接着剤7を介して接着されているために上板部11に加
わる荷重が補強材6の全長にわたって分散される。その
ため、上板部11が外圧によって波打ち状に変形したりぺ
こついたりして騒音を発生することがない。
なお、図例では補強材6が屋根パネル本体1aの左右方向
に延びているが、これに限定されず、たとえば補強材6
が屋根パネル本体1aの前後方向に延びていてもよい。ま
た、数本の補強材6で屋根パネル本体1aの上板部11を補
強してもよく、この場合にはそれぞれの補強材6に対応
する切欠16を立上り板部15に形成しておくとよい。
次に、上記屋根パネル1の下板部13,13に形成された段
付凹入状の係合部14,14は、第2図のように壁パネル2,2
の面板部21,21の上端から側方に折曲されたフランジ部2
2,22に嵌め込まれて支持されている。この支持状態で
は、上記係合部14,14の水平部17,17と上記フランジ部22
とが重なり合い、かつ上記係合部14,14の垂直部18,18と
上記面板部21,21とが重なり合っており、上記垂直部18,
18と上記面板部21,21とがねじなどの止具4により固着
されている。なお、床パネル3と壁パネル2,2との取付
構造は第7図で説明したところと同様である。
ところで、組立物置にあっては、その屋根パネル1や補
強材6などの各部材をカラフルに着色塗装した所謂カラ
ー鋼板を用いて製作することが、発錆を防ぎかつその見
栄えを良くして商品価値を高める上で有効である。この
ようにカラー鋼板を用いて組立物置を製作する場合に
は、上述したように補強材6の上面部66と屋根パネル本
体1aの上板部11とを接着剤7を介して接着することが特
に有益である。
〔考案の効果〕
第1の考案によれば、屋根パネルの上板部の耐荷重性が
向上し、上板部が薄肉鋼板よりなる板金製であっても外
圧により容易に撓まなくなる。また、屋根パネルの上板
部が波打ち状に変形して見苦しくなったり、上板部がぺ
こついてそのときの音が騒音になったりするという事態
が回避される。
また、補強材は屋根パネル本体の立上り板部に具備され
た切欠に嵌合した状態で屋根パネル本体に組み付けら
れ、かつ、屋根パネル本体に対しては接着により固定さ
れるため、容易に精度よく組み付けることができるとい
う製作上の利点もある。
第2の考案によれば、上板部が変形しにくく、しかもぺ
こついたりしにくい構造の屋根パネルを有する組立物置
を容易に製作することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の考案の実施例による屋根パネルと第2の
考案の実施例による組立物置の一部を切欠した概略斜視
図、第2図は上記組立物置の縦断正面図、第3図は第2
図のIII-III線に沿う拡大断面図、第4図は補強材の組
付要領を説明するための斜視図、第5図は補強材の側面
図、第6a図ないし第6c図は補強材の変形例を示す正面
図、第7図は従来の組立物置を示す縦断正面図である。 1……屋根パネル、1a……屋根パネル本体、2……壁パ
ネル、6……補強材、7……接着剤、11……上板部、12
……側板部、13……下板部、15……立上り板部、16……
切欠、21……面板部、22……フランジ部、61……底板
部、62……側板部、64……補強材の一端部、65……補強
材の他端部、66……補強材の上面部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上板部と、この上板部の両端から下方に折
    曲された側板部と、これらの側板部の下端から内方に折
    曲された下板部と、これら下板部の先端から上方に折曲
    されかつ一定幅の切欠を有する立上り板部とが形成され
    た屋根パネル本体の上記それぞれの立上り板部の切欠
    に、補強材の長さ方向の下面部の両端部が嵌合されてい
    ると共に、補強材の上面部と上記上板部とが接着剤を介
    して接着されていることを特徴とする屋根パネル。
  2. 【請求項2】面板部と、この面板部の上端から側方に折
    曲されたフランジ部とが形成された壁パネルの上記フラ
    ンジ部に、第1請求項記載の屋根パネルのそれぞれの下
    板部が支持されていることを特徴とする組立物置。
JP7543389U 1989-06-26 1989-06-26 屋根パネルおよびそのパネルを用いた組立物置 Expired - Fee Related JPH0643318Y2 (ja)

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